この素晴らしい世界にポケモンを   作:ハリケーン改

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メロエッタのCVはドチラのフォルムも井上麻里奈さんで再生してください


この素晴らしいシスターとの出会いに祝福を

 

『ロトム調査員、ターゲットの所在地は?』

 

『現在1階の脱衣場にてセレナと着替え中、この様子だと後2分で着替え終えるロト』

 

『よし、総員!ターゲットが着替え中の今の内に食べ物を持って2階に避難しよう』

 

『了解!』

 

『ンニャァ!』

 

 

『大変だよ隊長!』

 

『どうしたデデンネ隊員』

 

『ハリマロン二等兵がキッチンでバルスリン隊員をナンパして移動がモタ付いてる!!』

 

『……ナンパされてるバルスリン隊員は僕が助けに行く、だが速やかに行動せよと言ったのに余計な事をやってるハリマロン二等兵は任務達成の犠牲になって貰おう』

 

『そうね』

 

『身から出た錆だもの仕方ないわ『ピィ!!』しぃぃ!声出さないで』

 

 

『では総員……移動だぁ!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『何やってんだアイツら……』

 

テーブルに座るカズマの首に巻き付きながら、ピカチュウの号令で朝ごはんを持って2階の階段を急いで登る皆をナマケロが冷めた目で見ていた

 

 

 

 

 

 

バタン!!

 

 

「ご飯!! ご飯!!」

 

「走っちゃ危ないわよ!」

 

 

紅魔の里からめぐみんとゆんゆんの同級生ぶらんこ「ふにふら!!!!!」どとんこが女神エリス感謝祭の見学&ゆんゆんが手紙で話しまくっていた彼女の大親友を見にアクセルに訪れ、しかも彼女達に連れられめぐみんの妹こめっこもやって来た

 

その際にて<テレポート>で何処かに行った大親友のキルちゃんをゆんゆんが探しに向かい、彼女が<テレポート>を使う切っ掛けとなったゆんゆんの手紙を見せた ふにふら達も探しに向かう事となり

 

「私達はゆんゆんと一緒に宿に泊まるから、こめっこちゃんはお姉ちゃんと一緒に居てあげて」

 

祭りが終わる迄は姉のめぐみんの暮らす屋敷で預かる事となり、彼女が加わった次の日

 

パジャマ姿で朝ごはんを食べようとするこめっこを着替えさせ、脱衣場から大急ぎでテーブルに向かおうとし、そんな彼女の着替えを手伝い更には転ばないようにセレナが手を繋ぐ

 

 

『リィマァァ!!!』

 

『ピカ………ピッピカチュ!!』

『バケバケチャ!』

 

彼女が椅子に座るのを確認し、急いでバルスリンと

ついでに彼女をナンパしていたハリマロンの口を塞ぎながらピカチュウが2階に連れて行く

 

 

「ピカチュウ達ちゃんと避難出来たみたいだね」

 

「あぁ、おいナマケロお前は行かなくて良いのか?」

 

『………ナマッ…ナンマッナマ』

 

「そっか、お前にはあくびがあったな」

 

『ナマァ、ナンマ、ナマナマナンマッ』

 

「……………アイリスになら喰われて良いのかよ

 

いやダメに決まってんだろ!!!お前は王女に何ヤらせようとしてんだ!?」

 

「そうだよナマケロ、食べられたら死んじゃうんだぞ!!」

 

「あぁいや、コイツの言ってる食べるは食事のじゃなくて性て「朝っぱらからそんな話をしないでください!!!」ムゴッ!?」

『ムゴッ!?』

 

「せいて……何言おうとしたの?」

 

「アナタも気にせず朝食を食べなさい!!」

 

「ムゴッ!?」

 

めぐみんが朝飯の目玉焼きを乗せたトーストをカズマとナマケロ、そしてサトシの口にぶち込む

 

 

 

「さぁこめっこ、今日は久しぶりにお姉ちゃんの手料理を食べさせてあげますよ」

 

「パン!!!! 目玉焼き!!!! スープ!!!」

 

「こらこら、せっかく着替えたのにそんなにガッツクと汚れてしまうぞ」

 

『リオリオ、ルッカァ!』

 

「あぁすまないルカリオ、さぁこめっこ首にこのタオルを撒こう」

 

 

 

 

「ぶぅ~………あの子のせいでデデンネ達と一緒にご飯食べられなくなっちゃった」

 

「まぁまぁユリーカ、お腹がいっぱいになったら皆を食べようとはしなくなるんだから

 

にしても妹だけあって本当にめぐみんにソックリだね、あたし昨日その子を見た時テッキリめぐみんが縮んだのかと思っちゃったよ」

 

「見た目だけでなく秘めた魔力も私に似て凄まじいですよ」

 

 

「パクパクモグモグ」

 

 

(食べっぷりもソックリですね……)

 

 

「そんなに急いで食べると消化に悪いですよ」

 

 

「歯が折れるぐらい固いパン以外を食べるの久しぶり、このスープ暖かいし具が入ってて凄い♪」

 

「うん…うん……めぐみんのお家は超貧乏だったものね、さあこめっこ

 

アタシの分のパンを半分恵んであげるわね」

 

「…………僕のスープも分けてあげますね♪」

 

 

「お兄ちゃん!?」

 

 

「俺のパンも分けてやるよ」

 

 

「サトシまで!!」

 

 

「モグモグ

 

 

ぷはぁ~お腹いっぱい~」

 

「どうですか、久しぶりのお姉ちゃんの手料理は」

 

「昨日食べた茶髪の姉ちゃんの料理のが美味しかった」

 

「………………………」

 

「ねぇねぇお姉ちゃん、昨日くれたお菓子また今日も頂戴!!」

 

「ポフレの事ね

 

良いわよ、また作ってあげる♪」

 

「やったぁぁ♪」

 

 

「セレナまで………もう!!」

 

こめっこはお腹が空くとヒヨコに猫にポケモンですら本気で食べようとする為、彼女がご飯を食べるまでは<あくび>で眠らせる事が出来るナマケロと

 

 

 

『リオッリオッリ……はぁ…はぁ……リオリィ……』

 

「こめっこ、ルカリオが昨夜みたいにまた噛んで欲しいと言っているが

 

な……なんなら私でも構わないぞ」

 

「人は食べ物じゃないもん

 

それに、その子と同じで金髪のお姉ちゃんも硬そうだからヤダ」

 

『「…………………」』

 

「いやソコは噛られずに済むんだから喜べよ」

 

「ならこめっこ、人間と同じでポケモンやちょむすけも食べ物じゃないんだよ

 

 

ゼル帝は………うん」

 

「ドラゴンも食べちゃダメに決まってるでしょ!!!」

 

「ごめんごめん!!」

 

 

「とにかくポケモンは食べ物じゃないの、分かった!!」

 

「ゴクゴク

 

ん? 何か言った?」

 

「ジュース飲まないで話を聞いてよ!!!」

 

 

鋼タイプ&筋肉で体が文字通り固いルカリオ以外は全員2階に避難しており

 

相手が小さい子供なので、こめっこに対してはポケモン命のサトシすらも軽い言い方でしか注意しておらず

 

その事にユリーカが不貞腐れ、食事を終えて満腹になっているこめっこに怒鳴り付ける

 

 

すると朝食を食べ終えたダクネスが立ち上がり、ルカリオも続く

 

「そろそろ行くか、私とルカリオは暫く実家に居るから何かあったら知らせてくれ」

 

 

「あいよ!」

 

「じゃあ1週間後ね!」

 

「ちょっと待って!?

 

実家に帰るって……まさか、またオジサンと結婚させられるんじゃないわよね!?」

 

 

「何を言ってるんだアクア?

 

一昨日の晩に話したじゃないか」

 

「………何を?」

 

 

「今年開かれる女神エリス感謝祭のアクセルの代表が私の家なので、今日から準備期間だから家に戻ると話しただろ?」

 

「…………そうなの?」

 

「聞いてなかったのか!?」

 

「そういえば、一昨日はゼル帝のお世話に夢中になっていましたね……」

 

「まさか……感謝祭にサトシ達を出し、フーパなるポケモンを誘き出すってのも聞いてないんですか?」

 

 

「ウパーが居るの!?」

 

「ウパーじゃなくてフーパ!!」

 

「な~んだぁ~水タイプじゃないならアタシ興味なぁい~

 

まぁでも良かった、またダクネスったら厄介後を抱えてるのかと思っちゃったわ」

 

「先日は本当に心配掛けてすまない、今回はただ祭りの準備をするだけだから安心してくれ」

 

「別に心配してないわよ、またあんなメンドクサイ事に巻き込まれるの嫌なだけよ

 

ゼル帝が産まれてコレからアタシ暫くは育児休暇を取りたいから」

 

「そ………そうか……」

 

 

「あぁでも、育児休暇を取る前に大仕事を片付けないとね」

 

「大仕事?」

 

「もしかしてお祭りに何か芸をやるの?

 

最近新ネタを考えてたし」

 

 

「えぇそうよ、大事な大事なお祭りだもの派手にやらないと」

 

 

 

 

 

(アクア先輩………うぅ……後輩の私のお祭りなのに、そんなに気合いを入れて盛り上げるのを手伝ってくれるなんて嬉しいです!!!)

 

 

「女神アクア感謝祭の為に飛びっきりの新ネタを編み出したのよ」

 

 

「………………ん?」

 

「………おいお前ら、女神アクアの感謝祭もあるのか?」

 

「いや……私は知らん」

 

「私も知りません」

 

 

「当然よまだ1度も開催されてないんだもの

 

丁度良かったわダクネスの家が主催者で、今日辺りに祭りの責任者に直談判しに行こうとしてたのよ

 

早速エリスの祭りを中止してアタシの感謝祭を開いて頂戴♪」

 

(先輩!?)

 

「ななな何を言うんだ!?出来る訳無いだろ!!!」

 

「だってあの子ばっかり祝われて先輩のアタシが祝われないなんて不公平じゃない!!!

 

いっとくけどエリスって大人しそうで人畜無害みたいな顔してるけど、アタシ以上に悪魔やアンデッドに対して殺意剥き出しにするわ頭硬い頑固者なんだから」

 

チラッ チラッ

 

「……………オホン」

 

正体を知っている2人の視線から逃げ咳払いする

 

「アクア……女神を語るだけでも罰当たりだというのに、エリス様を悪く言うのは止めておけ本当に裁かれるぞ……」

 

「平気よ、あの子よりアタシの方が神としては上だもの

 

思い出すわ、まだ新人で右も左も分からないあの子をアタシがサポートしてあげたのを

 

きっとエリスも、その時の恩義に免じてアタシの感謝祭に変更するのを喜んでオッケーすると思うわ」

 

 

 

 

 

「アクアあんな事言ってますけど、どうするのエリス様?」

 

「ダメに決まってますよ、感謝祭の用意をしてくれた私の教徒が可哀想ですもの」

 

「つうか本当に新人時代世話してくれたんですか、アイツが?」

 

「た………確かに新人時代はお世話になりましたし、慣れてからも1度だけ助けて貰いましたが

 

それは先輩自身が引き起こしたトラブルで、それを私に押し付けて暫くの間私がそのトラブルの後始末をしている時に

 

 

仕方ないわねアタシが手伝ってあげるわよ、全くエリスってばアタシが居ないとダメなんだから

 

 

 

ってドヤ顔で言われた時は唖然としちゃいましたね……」

 

 

「…………変わらねぇなアイツ」

 

 

 

 

「とにかく!!アクセルでは女神アクア感謝祭なる祭りはやらん!!

 

中止しようものなら温厚なエリス教徒達といえど暴動が起きる!!!

 

やりたいなら別の町で領主や貴族の代表者に頼むんだ!

 

行くぞルカリオ!!」

 

『リオリ、リオッリオ』

 

「謝らなくて良い!!」

 

アクアにゴメンと謝るルカリオを引っ張りダクネスが出ていく

 

 

「何よダクネスってば!!!もうシュワシュワ分けてあげないんだから!!!」

 

 

「祭りの1週間前に急遽別のお祭りに変更です何て言ったら皆怒るわよ、しかもアクアの感謝祭って事はアクシズ教の人達が町に来るんだし、断られて当然だわ」

 

「ガァァァァン!?

 

何よ何よ!!まるでアタシの教徒達がアクセルに来たら迷惑を掛けるみたいな言い方じゃない!!!」

 

「そうよ」

 

「うわぁぁぁぁん!!!!! サトシ!!!ママが意地悪する!!!!」

 

「セレナ……流石にちょっと言い過ぎなんじゃ」

 

「うっ!? そ……そんな責めたつもりじゃないの」

 

(アイツ知能のステータス低いが、誰に助けを求めればセレナの奴が折れるかの判断力はあるんだよな………)

 

 

「流石はアクシズ教の教徒ね、さぁこの調子で体だけでなく頭も固いダクネスを説得しに行きましょう!!」

 

「サトシ!?いつアクシズ教に入ったの!?」

 

「いやなった覚えないんだけど……俺いつの間に教徒になったの?」

 

「アタシとイブの芸を応援してくれてるでしょ、だからアナタとピカチュウとロトムはゴールド教徒よ」

 

「入信書無しで入れんのかよ……つうか会員制なのかよアクシズ教!?」

 

「あっ、カズマさんはノーマル教徒よ」

 

「いらねぇよ!!あの連中と同じ釜の飯なんか食いたくねえ!!!」

 

「アクシズ教………何か最近聞いた覚えが……」

 

 

「ねぇねぇシトロンも入らない、もし祭り開催の手助けをしてくれたらプラチナ教徒にしてあげるわ♪」

 

「えぇ……」

 

「ダメよシトロン、あの人達と関わったら体力や気力が幾つあっても足りないぐらいの苦労を味わうわよ」

 

「ちょっと!? 勧誘の妨害は辞めないさいよ!!!!」

 

「無理な勧誘はダメってギルドの人に言われてるでしょ!!」

 

「………………なら」

 

 

 

 

 

 

 

 

「良い分かった、デデンネや皆は食べ物じゃないの友達!!

 

だから食べないで」

 

「うん分かった!」

 

「………昨日もそう言ってお腹空いたらロトムを噛ろうしたじゃないの」

『デンネェ……』

 

『ンニャァ……』

 

『まさか機械のアチシすら食べようとするとは、お腹が減ったこめっこの食欲はカビゴンすら越える

 

データ更新ロト』

 

 

 

 

 

「ダメぇぇ!!」

「ダメです!!」

 

アクアが次のターゲットにするべく、ソファーに座り2階から降りて来たデデンネ達は食べ物じゃないと、注意されるこめっこと注意するユリーカを見るが

 

それをセレナとめぐみんが止める

 

「大丈夫、ウチにはあの2人と同い年ぐらいの女の子の教徒も居るから寂しくなんかないわよ」

 

 

「知ってます、アルカンレティアで良心に訴えるやり方で勧誘して来ましたので

 

妹にあんな事させませんよ!!」

 

「ユリーカもよ!!」

 

 

「じゃあ貴女達が入ってよ!!」

 

「嫌に決まってるでしょ!!あんなシツコク付きまとう人達はロケット団だけで十分よ!!!」

 

「私もアクシズ教に入信はしません、勿論エリス教にも

 

私の道を決めるのは私自身なのですから!!

 

ただアクシズ教には昔お世話になった縁もありますので、もし女神アクア感謝祭なる物が開催されるなら手伝いますよ」

 

「本当に!?

 

だったら早速アクセルのアクシズ教徒達を集めてデモ活動よ!!!」

 

「ちょっと待って、デモなんてやったら肝心のエリス様の感謝祭が出来なくなっちゃうわ!!」

 

「そうなったらアタシの感謝祭が出来るでしょ、大丈夫アタシの感謝祭の方がエリスのよりも注目度は上だからウパーみたいな名前のポケモンもきっと反応するわ」

 

『アシマリマ!! アゥアゥ!!』

 

ならば自分もデモ活動をとアクアの肩に乗るイブ

 

「何言ってるのイブ、貴女はお留守番よ」

 

『リィマァ!?』

 

「何でって貴女はゼル帝のママ何だから、お家でゼル帝と待っててちょうだい」

 

 

『……………アシィ』

『ピィ♪ピピィ♪』

 

渋々だが納得したイブの頭の上でゼル帝が嬉しそうに鳴く

 

 

「さあ先ずはアクセルのアクシズ協会に行くわよ、サトシ!シトロン!カズマ!クリス行くわよ!!」

 

「おい待て、何で俺らまで行くんだ?」

 

「アクシズ教徒なんだから手伝いなさい」

 

 

「だから入らねえよ俺は!!!」

 

「あの……僕は手伝ったら入るって話だったんじゃ?」

 

「特別に体験入信させてあげるわ」

 

「は……はぁ……」

 

 

「あのアクアさん……男子達は百歩譲って分かるけど、何であたしまで?

 

あたしエリス教徒なんだけど(というか本人です!!)」

 

「あら先のアタシの話を聞いても、まだあの上げ底エリスにを称えるとは素晴らしい信者だわ

 

でもこの話を聞いてもまだ教えを信じる事が出来るかしら?

 

エリスってば自分の部屋に大きな鏡があるんだけど、その鏡にマジックで大きな丸を2つ書いて

その丸の部分を自分の胸付近に写して巨乳になった気分を「分かったぁぁぁぁ!!!めぐみんと同じで祭りが開催されれば手伝うよ!!!!

 

(ていうか何でソレ知ってるんですか先輩!?)」うーん……まぁ良いか、オッケー!!じゃあデモ活動のメンバー集めに行くわよ貴方達!!」

 

 

「じゃあ俺も祭りが開催されれば手伝うで」

 

「あらカズマさん

 

暫くお金を稼ぐ必要がなくなったからって、また引きニートになるつもりなの」

 

「他にも色々やる事があんだよ!!!」

 

「俺は良いよ手伝っても」

 

「おいおい……お前本当にお人好しが過ぎるぞ、フーパってポケモンの件もだが……例のアレもまだ残ってんのに他の用件にまで手出すなよ」

 

アレとは勿論イブの件である

 

 

「そのフーパの件に関わる事だよ」

 

 

「まさかサトシ……本気でアクアのお祭りの方が注目度が高いと思って、デモ活動するの……?」

 

「やらないよデモなんて、手伝うのはお祭りの事

 

どっちが注目されてるかは分かんないけど、どっちかがやらないじゃなくて、どっちも開催すれば注目度が高いんじゃないかなって」

 

「…………えっ

 

(あのサトシさん……それってつまり)」

 

「…………………ナイスアイデアよサトシさん!!!!流石はアタシのゴールド教徒!!!

 

そうよ感謝祭を同時開催すれば良いんだわ、そうしたらデモ活動なんて体力の無駄遣いみたいな事やらずにすむ!!」

 

「えぇぇぇ!?

 

(アクシズ教との同時開催!?)」

 

 

「確かに同時開催の方が当然ですが規模的にも大きくはなりますが………果たしてアクシズ教もエリス教も首を縦に振るでしょうか」

 

「そんなにその2グループは仲が悪いんですか?」

 

 

「正確に言えばアクシズ教がエリス教を忌み嫌ってる……かな、エリス教側は度重なる嫌がらせをしてくるアクシズ教とはなるべく関わり会いたくないの」

 

「な……なるほど……ならその2つのグループが称える女神の感謝祭を、果たして同時開催出来るかどうか危ういですね」

 

「平気よ、アクシズ教の子達には感謝祭が終わるまではエリス教への敵意を鎮めましょうってアタシが言えば良いんだから」

 

「…………前にアルカンレティアで女神アクアって言っても信じて貰えなかったのに、効くのかお前の御言葉?」

 

「それにエリス教の人達はどうするんですか?

 

いくら説得したと言っても絶対アクシズ教の人達を怖がると思いますよ」

 

「そこはなるようになれよ」

 

「いい加減ね……」

 

 

「とにかく先ずは感謝祭の同時開催をアクセルのアクシズ教の代表に知らせに行かないと、私の教徒達!早速行くわよ」

 

「だから俺は教徒じゃねえ!!!行かねえぞアクシズ教の連中とは2度と関わりたくない!!!」

 

「お願いよぉぉ!!!自分の教徒に自分を祝う祭りを開催するしょうなんて気恥ずかしいの!!!

 

お願いだから手伝ってぇぇ!!!!」

 

「えぇぇい鼻水を付けるな!?分かった分かった!!手伝ってやるよ!!!

 

だから離れろ!!これ以上やんならドレインタッチすんぞ!!!!」

 

(カズマさんも大変ですね………しかしどうしましょうか、もし感謝祭が同時開催されば私はアクシズ教の手伝いを……私エリス教の方々に祝われる立場なのに)

 

【エリス様………聞こえますか?】

 

(ん?

 

どうしたのメロエッタ、何かありましたか?)

 

【いえ此方は大丈夫です、話はエリス様越しに聞いていました、イブと名付けられた例のアシマリとエリス様の先輩女神が離れる様なので今の内に連れて行かれてはどうかと】

 

(待って、無理やり返すのは可哀想だわ

 

カズマさんやサトシさんに相談しましたが、イブさんにはちゃんと訳を話し帰る事に納得して貰う形になったの)

 

【………納得してくれるのでしょうか?】

 

(それは話してみないと、ただ私が見た限りだとイブさんがこの世界に残りたいと思う理由はアクア先輩にあるわ

 

でもその先輩は今玉子から孵ったヒヨコに夢中になってて、その事に不貞腐れているから私の話を聞いて迷いが生じる可能性は十分にある)

 

【分かりました、ではエリス様にお任せします】

 

(ありがとう♪)

 

 

 

 

 

「アクセルのアクシズ教の代表に会いに行くなら、私もご同行させて貰いましょうかね」

 

「あれ? 祭りが開催されれば手伝うんじゃ無かったの?」

 

「同時開催の件はアクア達に任せますよ、さっき話した前に私が世話になったアクシズ教の人が2週間ほど前にこの町の代表になったみたいでしてね、なので久しぶりに会おうかと

 

ダクネスの件や今回の一件でごちゃごちゃしていたんで、行くに行けなかったですから」

 

「そうなんだ………じゃあ行ってらっしゃい」

 

「おや?サトシ達は行くみたいですが貴女は行かないんですか?」

 

「………私はアクシズ教の人達とジャイアントトードには2度と会いたくないから……」

 

「…………相当トラウマになってますね」

 

「じゃあ……あたしもお留守番しようかな、小さい子が2人居てセレナだけじゃ大変だろうから」

 

「私は大丈夫よ、ユリーカはしっかりしてるから」

 

「お願いセレナ居させて、エリス教徒の私がアクシズ教の教会に行ったら何をされるか……」

 

「……………そうね」

 

「クリスも大変ですね………ではこめっことユリーカとお留守番よろしくお願いしますね」

 

「姉ちゃんお出掛けするの?」

 

「えぇ、知り合いに会いに行って来ますのでセレナとクリスにユリーカとお留守番お願いします、イブとゼル帝を食べてはいけませんよ」

 

「はぁ~い」

 

「えぇ! 皆お出掛けするならアタシも行きたい、もっと町の中を探検したい

 

ねぇ~お兄ちゃん!」

 

「……仕方ありませんね」

 

「わーい♪」

 

(羨ましい……あんな可愛い妹にお兄ちゃん呼びとか………なんかアイリスとティアラに会いたくなって来た……)

 

 

「おっと、ユリーカは行かない方が良いですよ」

 

「何で?」

 

「この町のアクシズ教の代表が貴女やこめっこを見たら………食べそうですから」

 

 

「えっ!?」

 

「その代表の人、人間を食べるの!?」

 

「あぁいえ、食べるとはそっちの意味ではなくて………その……」

 

 

「…………まさか……ロリコンかソイツ?」

 

「………えぇ」

 

「ロコン?」

 

「幼い女の子が大好きな人の事をそう呼ぶんですよ……なるほど、ユリーカお留守番する様に」

 

「う……うん」

 

「他の所に行く時は連れて行ってあげますからね」

 

「ありがとうめぐみん♪」

 

 

「へぇ~子供好きの人なら優しい人だな絶対♪」

 

「……………まぁ優しいちゃ……優しい………ですかね?」

 

 

「会った事ねえ俺に聞くなよ」

 

 

こうしてセレナとクリスとユリーカとこめっこを屋敷に残し、一同はアクセルにあるアクシズ教の教会に向かう

 

 

 

 

 

<アクセルの町の外れ>

 

辺りに他の建物が1つもない殺風景な場所にそれは合った

 

今にも風で飛ばされそうなボロボロの見た目、教会と聞かされていなければ只の空き家にしか見えない小ささ

 

「エリス様の教会とは全然違うな……」

『ピィカァ……』

 

「何だか廃墟みたいですね、僕達の国なら野生のゴーストタイプのポケモンが住んでそうです……」

『リィ………リィマァ……』

 

『どうりでアチシとバルスリンの好みな訳ロト』

『バケバケェ♪』

 

 

「失礼ね!!!アタシの教徒達は皆謙虚なの、大体デカかったりキラキラした教会建てれば偉いなんて考え古いわよ」

 

アクセルの町のアクシズ教徒達の総本山である教会に赴いた一同だが、その教会のあまりのボロボロっぷりにアクアとめぐみん以外は引いていた

 

「ロリコンの代表者とか絶対ろくな奴じゃねえよな……俺やっぱ会いたくねえ」

 

「そこの男子達!!!先からアタシの可愛い教徒達の誹謗中傷ばっかりして裁くわよ!!

 

 

さぁどんな子かしら、アタシ初めて会うのよね」

 

とアクアが入口のドアに手を掛けた時

 

 

「それで例の物は?」

 

「ほら、危険物だからキチンと確かめてくれ」

 

教会の中から男女の声が聞こえ手が止まる

 

「確かに素晴らしい品ね、貴方に頼んで正解だったわ」

 

(あれ……何か聞き覚えのある声ですね)

 

 

「2度と俺には頼まないでくれよ、こいつを持ってるなんて知られたら俺は警察に御用になっちまう」

 

「「「「!?」」」」

 

「どうしたの皆?」

 

教会から聞こえる男女のやり取りを聞いて、自分以外が明らかに動揺しており困惑するサトシ

 

 

「大丈夫よ他人には与えないわ、コレは私が個人的に欲しい物なんだから」

 

「なら良いが、あまり楽しみ過ぎるなよ

 

ソイツを過剰に摂取すると体や精神がヤバい事になるぜ」

 

「分かってるわ、でも私はコレがないと体が震えて夜も眠れないの」

 

 

顔を見なくとも女性が興奮しているのは声だけで分かる、それだけ女性にとって男性が持って来た品を欲していたのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいお前ら警察行くぞ……」

 

「何で?」

 

「どう聞いたってヤバいブツの取引してんだろ」

 

「…………そうなの?」

 

「サトシに分かりやすい様に言うなら、今この中でやり取りしている品物は使えばポケモンの体力が全回復する代わりに治るのが難しい毒状態や麻痺状態や混乱状態になる違法に作られた回復薬の人間バージョンです」

 

「…………怖っ!?」

 

「でしょ」

 

「ちょっと待って!!きっと何かの間違いよ、アタシの可愛い教徒が違法行為なんて」

 

「エリス教の建物の窓を破壊しまくってなかったか」

 

「それは必要行為よ」

 

「必要じゃねえよ!!ただの器物破損だ!!!」

 

「今の女性の声、間違いなく私の知り合いの責任者です

 

ロリコンで変わったお姉さんですが、違法薬物に手を出す人ではありません」

 

「しかし……どう聞いても違法薬物の取引をしてる様にしか」

 

「なら私が確かめに行きます、もし本当に違法行為をしているなら説得してみせますよ、あのお姉さんは私の言う事なら聞いてくれますから

 

行きましょうバルスリン」

 

『バケェ……』

 

バルスリンを帽子に隠しながら教会へと入っていく

 

 

<数分後>

 

 

「めぐみん達……遅くない?」

 

 

「まさか説得に心配し捕まったんじゃ?」

 

「いや襲われたんなら叫び声の1つぐらいあげる筈だ、まだ説得してんじゃねえか……違法薬物は中々辞められねえみたいだしよ」

 

「ねぇちょっと、何で違法薬物をやってるのが確定の流れになってんのよ

 

先も言ったけどアタシの可愛い教徒達はそんな事する訳」

 

 

「嬉しいわめぐみんさん、お姉ちゃんに会いに来てくれただけでなく同じ趣味に目覚めてくれるなんて」

 

 

アクアが自分の教徒達は潔白だと訴えた時、遂に教会から先程の女性の声が聞こえる

 

 

 

「気に入ったのはバルスリンで私が目覚めた訳ではありませんよ、全く……こんな白い粉の何処が良いんですかね?」

 

 

 

 

「めぐみんの声だ」

 

「ちょっと待ってください………白い粉ってやっぱり」

 

「つうかバルスリンがハマったって………おいおいミイラ取りがミイラになっちまったのか」

 

『リマァ!? ハリマリマリィマァ……』

 

 

 

 

「どうめぐみんさん、あのモンスターの子だけでなく貴女も試してみない?」

 

「うーん………た……確かにバルスリンのハマりっぷりを見ると……ちょっと興味が」

 

 

 

 

 

「ま……まさか……アタシの可愛い教徒が少女やポケモンに違法薬物の強要するなんて……」

 

 

 

「よーしそんじゃお嬢ちゃん待ってな、今用意するぜ

 

コイツは只の白い粉に見えるが、こうやって水分と混ぜると」

 

 

 

 

「どうします……このままじゃ」

 

「カズマ、中に行こう」

『ピカチュ!』

 

 

「待て待て……状況が意味不明過ぎて頭がいっぱいなんだ」

 

『ナママ、ナンマケ』

 

「いや行けってお前……そもそも中に何人居るか分からないってのに」

 

信じて送り出しためぐみんが違法薬物に興味を持つわ、バルスリンは既にハマり、売人らしき男がめぐみん用のブツを用意したりと意味不明な事が立て続けに起こりパニックになってしまうカズマだったが

 

 

「さあコレをグビッと行っちゃいましょう、大丈夫最初は皆怖じ気づくわ

 

でも先のモンスターの子みたいに直ぐにハマっちゃって病み付きになるの、そしてコレ無しでは生きていけなく」

 

バタン!!!

 

 

「この邪教徒ども!!!! 俺の大事な仲間に何やってんだブッ殺すぞ!!!!」

 

めぐみんに迫るピンチに吹っ切れ、教会の入口のドアを蹴破り侵入する

 

 

「なんだ?」

 

「なに?」

 

「カ……カズマ?」

 

めぐみんの側に居る男女、そしてめぐみんもキョトンとしながら突然の乱入者に目を丸くする

 

「テメェら覚悟しろよ、こちとら魔王軍の幹部やデストロイヤーに勝ってきた冒険者だ

 

やると決めたら徹底的にやるから覚悟しやがれこの犯罪者共!!!」

 

「犯罪者!?

 

ちょっと待って!確かにコレは禁制の品だけど、少し持ってるだけなら犯罪者扱いされないわよ」

 

聖職者の格好をした金髪の女性は白い粉が付いた手を見せながら必死に潔白を訴えるが

 

「少しでもアウトに決まってんだろ!!!

 

その白い粉ごと教会を燃やしてやろうか!!!」

 

頭に血が上ったカズマは全く聞き耳を持たなかった

 

 

「どうやら相手は2人だけみたいだな、ピカチュウ行くぞ」

『ピカッ!』

 

 

「ん…………あぁ!!!貴女は!?」

 

「あらま!」

 

シトロンと聖職者の格好をした女性が互いの顔を見ながら唖然とする

 

 

「知ってるのかシトロン?」

 

「えぇ、一昨日皆と会う前に知り合った女性です

 

パン1つですが食い逃げをしたり小銭をネコババしたようですが………まさか違法薬物に手を出していたなんて」

 

 

「違法薬物!?」

 

 

 

『リマァァァ!!!』

 

 

「グハァァ!?」

 

 

何が何だか分からず目を丸くしていた男性にハリマロンが電気を宿した拳<かみなりぱんち>を食らわ気絶させる

 

 

『ハリマリマリィマァァァ!!!』

 

 

『バルスリンちゃんを良くも汚したな………ハリマロン凄く怒ってるロト……』

 

 

「バルスリンを汚した?

 

 

あっ! 待ってください皆、コレは誤解なのです!!」

 

 

 

 

「そうよきっと誤解なのよ、今ハリマロンが気絶させた男はともかく

 

彼女からはアタシに対する敬虔なる聖職者のオーラが出てるわ、だからきっと誤解よ!!」

 

 

「アナタ様は……まさか!?

 

ふ……ふふ……どうやら悪い事は出来ないみたいね、分かったわコレを燃やして私を警察に売りなさい

 

でも教会にだけは手を出さないでちょうだい」

 

「お姉さん!?」

 

 

あっさりと敗けを認め両手を差し出す女性を見て、カズマは冷静さを取り戻していく

 

「抵抗しないんなら要件を受け入れてやるよ、俺も無駄な争いは避けたいんでな」

 

「分かったわ

 

 

ふふ……めぐみんさんったら、こんな私の事をまだお姉さんって呼んでくれるなんて

 

出来れば舌足らずで甘えた声でお姉ちゃんって呼んで欲しかったけど贅沢は言わないわ……大丈夫よ、ちゃんとお姉さんが罪を償ったら直ぐに会いに行くわね

 

 

そして今晩は一緒にご飯を食べましょ♪」

 

 

「…………何言ってんだアンタ、違法薬物所持して半日で出てこれる訳ねえだろ」

 

「だから違法薬物って何の事?

 

ところてんスライムの不法所持なんて警察で数時間のお説教で済むわよ」

 

「………………はい?」

 

「ところてんスライムって言うのか、ずっと毒状態や麻痺状態に混乱状態になる違法の薬の名前!!」

 

「違法の薬? ところてんスライムはデザートよ」

 

 

「デザート!?」

『ピカッ?』

 

 

「あぁ、確かお年寄りから小さな子にまで大人気のゼリーみたいな食べ物だったかしら?」

 

「はいその通りです」

 

 

「待て待て!?じゃあその手の白い粉は何だよ!?」

 

「ところてんスライムの元よ、コレを水分で交ぜると

 

のどごし良くプルプルとした食感が癖になる私の大好物になるの♪」

 

金髪の女性はコップの水に白い粉を入れ交ぜると、あっという間にコップの中身がピンク1色となり

 

それをスプーンでツツクとプルプルと揺れ始める

 

「じゃ……じゃあ何故あんなコソコソと話していたんですが、それにソコの気絶した男性がソレを持ってるのがバレると警察に御用になるって」

 

 

「以前アルカンレティアで、とある人物が町中の温泉をところてんスライムに変えるテロを起こしたの

 

それを仕掛けたのが魔王軍の仕業じゃないかって町のお偉いさんが噂してしまって、そのせいで世界中でところてんスライムは何か危ない物が入った危険物扱いされる様になっちゃって……こうやってコソコソやり取りしないと手に入らなくなっちゃったの」

 

 

 

「「「………………」」」

 

女性の説明に男子メンバーは全員目を丸くしてしまう

 

 

 

 

<背景BGM 現在映画が絶賛公開中の探偵アニメで犯人が動機を語る奴>

 

 

 

「私は……私はただ大好物のところてんスライムをお腹いっぱい食べたいだけなの………だから怒られると分かっても、ついこんな事を……」

 

ガクリと項垂れながら、誰も聞いてもいない理由を語り始める女性

 

そんな彼女の手にアクアが優しく手を置く

 

 

「汝、敬愛なるアクシズ教徒よ

 

アクシズ教の教義、第7項を復唱なさい」

 

「第7項…………あっ!?

 

汝、我慢する事なかれ、飲みたい時は浴びるほど飲め、食べたい時は腹八分目を越えよ、明日もそれらを飲み食い出来るとは限らないのだから」

 

「そう、例えそれが隣に座ってる人の物であろうとも飲み食いしたいなら食すが良い

 

ところてんスライムが食べたいなら我慢する事なかれ、我慢こそ最も体に悪い毒なのだから」

 

「あっ……あぁ………アクア様…………ありがたきお言葉……深く感謝致します」

 

泣きながらアクアに土下座する女性

 

 

そんな2人から距離を取っている他のメンバーはといえば

 

 

 

 

 

「おい何が起きてるんだ……俺は意味不明過ぎて考えたく無くなってきた」

 

『取りあえずあのお姉さんは違法薬物ではなく、流出を国に押さえられている食品を先の男性から注文していたようロト』

 

「それって悪い事なの?」

 

「確かにイケない事ですが、あのお姉さんが言っていた通り警察に数時間のお説教を食らうだけの軽い案件ですね」

 

「「…………………」」

 

「ハリマロン………あの気絶した男の人に一緒に謝りましょう」

 

『リマ……』

 

 

 

 

『バケェ~バケバケッ♪』

 

奥から口元にピンク色の液体が付着し満足感に浸っていたバルスリンが現れるが、全員全く気付いていなかったのであった

 

 

<一方その頃、カズマの屋敷>

 

 

 

『ピィ~ピィ~』

 

『あぁうるさいわね!!! ピィピィ頭の上で鳴かないで!!!』

 

 

『ピィ♪』

 

『もう………アクア様のお手伝いをしたいのに、何でアタシが子守りなんてしなくちゃ行けないの!!!』

 

アクアと自分の部屋で休もうとするも、頭の上に乗るゼル帝が鳴き始め不満タラタラのイブが不貞腐れていると

 

コンコン

 

ドアをノックされる

 

 

「イブ、ちょっと入って良いかな?」

 

『アシマ? アッシマァ!』

 

ドアをノックした相手がクリスと分かり、どうぞど訴えるイブだが

 

 

『………えっと……ゴメンね、あたし何て言ってるか分かんないや』

 

 

『アシッ!!

 

アシィィ!!!!』

 

軽くズッコケるも直ぐに<みずでっぽう>でドアノブを動かす

 

 

 

「入って良いって事だね、それじゃあお邪魔します」

 

 

彼女がドアを開けてくれた事を入って良いと受け取り、部屋の中に入る

 

 

 

「大変そうだね赤ちゃんヒヨコの御世話を任されて」

 

『アゥアゥ………』

 

『ピィ♪ピィピィ♪』

 

「でも可愛いんだよねヒヨコ♪」

 

『………アシマァ?』

 

何処が可愛いんだとクリスを睨み付ける

 

するとゼル帝を見て笑っていたクリスの表情が真剣な物に変化して行く

 

 

「ねぇイブ………もしもだけど、今すぐ元の世界に帰れってアルセウス様に言われたら貴女は帰る?」

 

『…………アシッ?』

 

「実はね………あたし夢を見たの、貴女が本当に神様になる夢を」

 

『アシマッ!?』

 

言葉が通じなくとも彼女が本当にと驚いているのは表情で分かるので、クリスは続きを話す

 

 

「でもそのせいで行きたい場所に行く事や友達に会う事すら許されず、やりたい事をさせて貰えない生活を貴女が送っていた………そんな生活をイブはしたい?」

 

 

『……………………………アシマッ!!!』

 

強く首を横に振る

 

 

「そうだよね……嫌に決まってるよね……………じゃあ先の質問に戻るよ

 

そんな生活をしなくて済む方法をアルセウス様が教えてくれました、それは今すぐ自分の居る世界に帰って来い

 

だったら貴女はどうする?」

 

 

『リィ………リィマァ………アシッ……』

 

『ピィ? ピピィ!!』

 

頭の上でゼル帝が暴れるがイブは全く気にしない、それだけ真剣に考えているのであった

 

 

 

「あぁゴメンね、変わった夢だったからつい話したくなっちゃったの

 

そんな真剣に考えなくても良いのに♪」

 

『アシマッ………アゥアゥ!!!アシィマッ!!!』

 

「ゴメンゴメン!!怒らないで!!!

 

ほら御詫びに最高級ミネラルウォーター奢ってあげるから」

 

『………アゥアゥ♪』

 

最高級ミネラルウォーターと聞き、直ぐにご機嫌になる

 

 

「じゃあ持って来るから待っててね」

 

バタン

 

 

 

 

「………………はぁ」

 

【何故話を中断したのですか?

 

あのまま答えを待ち、もし彼女が帰ると答えれば訳を全て話せば良かったのでは?】

 

 

(そうするつもりだったわ………でも)

 

 

 

 

 

 

{アクア先輩、今日はお手伝いしてくれてありがとうございました}

 

{良いの良いのお礼なんて、それよりもシュワシュワを頂戴♪}

 

{は……はい

 

(先輩のミスのせいでこんなに時間掛かったんですけどね……)}

 

{それにしてもエリス、アンタ最近仕事し過ぎよ

 

アタシみたいにタマには息抜きも必要よ}

 

{は……はぁ……(先輩の場合殆ど息抜きに時間を使ってるんじゃ……)}

 

{どうせまた、あの頭の固いじいさん神達に何か言われて埋め合わせの仕事させられてたんでしょ}

 

 

{まぁ……そんな所です}

 

{ならガツンと言い返してやんなさい、悪魔やアンデッドと戦ってる時のアンタみたいに強気で口悪く捲し立てたら、あのじいさん神達もビビってキツく言わなくなるわよ}

 

{そんな事出来ませんよ、あの人達は私よりも遥かな先輩なんですから}

 

{本当アンタは真面目ね……なら

 

アタシは自分の教徒達に何時もこう言ってるわ

 

自分の気に入らない事を決して受け止めるだけで終わってはなりません、騒ぎ踊って飲みまくり吐き出し忘れて切り替えなさい

 

何故なら明日は明日の風が吹くから

 

 

てな訳で今日は一緒に飲むわよ♪}

 

 

{えぇ!? 先輩昨日も1人でオールして飲んでませんでした}

 

{言ったでしょ明日は明日の風が吹くって!!!

 

ほら辛気くさい顔してないで一緒に飲んで吐き出しまくるわよ、少しはアタシに先輩らしい事させなさいよね!!}

 

{…………ふふ………分かりました♪}

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【エリス様?】

 

(あっ………ゴメンなさい

 

 

えっと……話を中断したのは、あのまま話しても私はイブさんの言葉が分からないので会話にならないかなって………貴女に通訳して貰ってもイブさんからすれば何で会話が出来てるのか不振がられるし)

 

【なるほど、ではやはり私が行かせていただきます

 

勿論話し合いを

 

 

今エリス様の代わりを務める天使と交渉して来ます、今夜辺りに屋敷に付くので彼女の側に誰も居させない様にして貰えないでしょうか?】

 

(分かったわ)

 

【それでは】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………………イブさんが帰ったら…………先輩は…………悲しむでしょうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<アクセルの町のアクシズ教の教会>

 

未だに小芝居じみたやり取りをしているアクア達を無視し、目を覚ました商人の男性に謝罪し彼を見送り

 

 

 

「いやー焦った焦った、あんだけ説得してみせますって意気込んでたのにアッサリ違法薬物の虜になるとか、どんだけチョロインだよと思っちまったぜ」

 

「そ……そうですね」

 

「なんだ?どうしたんだよ……何時もなら、誰がチョロインですか!!我をチョロインと抜かすその口を黙らせてあげましょうか!!!

 

って飛びかかって来んのによ」

 

 

「この邪教徒ども俺の大事な仲間に何やってんだブッ殺すぞ………こんな啖呵を切りながら私を助けに来てくれた事に……よ……喜びを感じているので………私は立派なチョロインです」

 

「ババババカ止めろ!!!忘れろ!!!あれは何か口が勝手に動いて言っただけだ!!!」

 

 

『ナンマァ、ナマナマナンマァ』

 

『愛した女を守る為に啖呵切る男はカッコいいぜだってロト』

 

 

「ふざけんじゃねえ誰が愛した女だ!!!!

 

おいめぐみん何モジモジしてんだ!?今すぐその緩んだ頬を元に戻せ!!

 

じゃねえと、その頬っぺたを引っ張るぞ!!!」

 

顔を真っ赤にしたカズマが怒鳴ると

 

「なぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

いつの間にか小芝居が終了しており、彼の声を欠き消す声量で聖職者の女性が叫びカズマを指差す

 

「なんですか!なんですかこの子は!?

めぐみんさんに笑い掛けられ、思いっきり甘酸っぱい空気とツンデレオーラを放出しちゃって!!!

 

しかもめぐみんさんまで何ですか!!その子の放つ空気とオーラを満更でもなさそうに受け止めている顔は!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天使だわ………あぁめぐみんさんったら相変わらず可愛い!!!ギュッとさせてぇぇ!!!!」

 

「ななな!?何を言いますか!?

 

そうだ!!皆さんにお姉さんの紹介がまだでしたね!!!!」

 

慌ててめぐみんは抱き付こうとする女性から距離を取り、話を誤魔化す為に聖職者の女性に手を向ける

 

 

「この人はセシリーさん、アクシズ教のプリーストでこの町のアクシズ教の責任者です

 

因みに私との関係は」

 

「どうも始めまして、妹が何時もお世話になってます」

 

「捏造しないでください!!!」

 

 

「えぇぇ!?めぐみんのお姉さん!?」

 

「ほら純粋無垢な少年が居るんですから捏造しないでください!!

 

この人とは、まだ私がカズマ達と会う前に色々お世話になった知り合いです」

 

「えぇ、一緒にお風呂に入って裸で将来を語り合った関係ね」

 

「だから余計な情報を入れないでください!!!!

 

ほらまたサトシが本気で受け止めちゃうじゃないですか、違いますよ!!普通にお風呂に入っただけですからね!!!!」

 

 

「分かってるよ、女の人同士でお風呂に入って裸になるなんて普通じゃんか

 

俺も旅してる時にシトロンや他の男の仲間と風呂に入りながら夢を話した事あるし」

 

 

「………………ですね、貴方がそういう発想する訳ありませんでした」

 

「ん?」

 

 

「ねぇめぐみんさん……先から気になってましたが、彼方のヤンチャ系の少年はもしや貴女のお仲間ですか!?」

 

「えぇ……サトシだけでなく此処に居るメンバーは全員私のパーティーメンバーです」

 

「キャァァァァ!!!!!シトロンさんが居るという事はユリーカちゃんとも知り合いなのね!!!

 

やっぱり類は類を呼ぶ、可愛い子の側には可愛い子が集まるんだわぁぁぁぁ!!!!」

 

「あ……あの大丈夫ですかお姉さん?

 

顔凄く真っ赤ですよ?」

 

「大丈夫よ……はぁ…はぁ……シトロンさんと同じく貴方も優しいショタ……少年だわ♪」

 

「………はい?」

 

「あとお姉ちゃんって呼んで欲しいなぁ……出来ればハニカミながら」

 

『ピッ!?』

 

その時ピカチュウことSSP(サトシ・セキュリティー・ポケモン)の危険センサーがコレでもかと警戒信号を鳴らしていた、彼女をサトシに近付けるのはマズイと

 

 

 

「……………おいめぐみん、このお姉さんロリコンだけじゃなくショタコンの気もあるのか」

 

「私も今初めて知りました………」

 

カズマとめぐみんに引かれている事に気付かず、アクシズ教のプリーストであるセシリーは興奮を何とか抑えアクアの方に視線を移し地に膝を付く

 

「お初にお目に掛かりますアクア様、改めましてセシリーと言います

 

アクシズ教団の最高責任者ゼスタ様から貴女様の事は伺っております、この私でよろしければ何なりとお申し付けくださいませ」

 

「何なりと……今何なりとって言ったわね?

 

 

だったらお気に入りの靴下が穴空いたから、同じ靴下探して来て頼んでも良いわけ?」

 

 

「勿論です、何なら履かせるのも私が致します

 

何故なら貴女様は我々の女神さ…ちょっと何!?

 

幾らお姉さんが魅力的だからって誘拐はイケないと思うわ」

 

「違げえよ!!」

 

セシリーの手を引っ張り教会の端に連れていく

 

 

「頼むからアイツを調子に乗らせないでくれ絶対良からぬ事をやらかすから、つうかアンタあいつが女神アクアだって気付いてんのかよ?」

 

 

「当然よ、溢れ出る神秘的なオーラ!全てを受け入れる器の大きさ!正しき道に導く女神の偉大さ!

 

これら全てを放出しているじゃないの」

 

 

「オーラは見えたとして器と偉大さは見えねえって突っ込みは野暮だからスルーするが、アイツがそんな神秘的な女神な訳ねえだろ!!」

 

「おっといけない!! ゼスタ様やアクシズ教の各支部の代表以外にはアクア様が正体を隠されているのは内緒だったわね………そうね君がそう思うなら、そう思いなさい」

 

(あっ……このお姉さん俺がアクアの正体を知らないと思ってんだな

 

 

つうか内密にしてるんならベラベラ喋ってんじゃねえよ、こんなのが責任者の1人で大丈夫なのかよアクシズ教は!!!)

 

 

「ねぇカズマ………あの……その」

 

するといつの間にか近付いてきたアクアがカズマの肩を揺らし、何かを言いたげな期待に満ちた顔でカズマを見る

 

 

「あぁ………アレね

 

 

あのめぐみんの知り合いで、アクセルのアクシズ教の代表者であるセシリーさん」

 

「そんなかしこまらないで、もっと砕けた感じで良いわ

 

何ならセシリーお姉ちゃんって呼んでちょうだい♪」

 

「俺16なんッスけど」

 

「若いじゃないの♪」

 

「…………お姉さん歳いくつで「世の中には知らなくて良い事があるのよ」…………スンマセンした!!!」

 

急にセシリーが真顔になり低い声で威圧され、直ぐに謝罪するカズマであった

 

 

「ええっと……実はもうすぐ女神エリス感謝祭が執り行われるのは知ってますか?」

 

「当然よ!!!えぇ知ってるわ!!!忌々しいエリス教徒が私達のアクア様を差し置き邪神を崇める祭りを画策している事は!!!」

 

「そ……そうッスか……」

 

「今の季節は?」

 

 

「はい? 夏……なんじゃ」

 

「そう夏よ!! 夏と言えばブールに海、つまり水の女神アクア様!!!

 

夏と言えば祭り、つまり宴会や祭り事が好きな我らアクシズ教団!!!

 

その夏にアクア様や私達を差し置いてエリス感謝祭なんてふざけた祭り開催するなんて、私達に喧嘩を売ってるわよね!?

 

しかも肝心の教会壊れてんのに祭りを開こうだなんて神への侮辱……つまりアクア様への侮辱!!!!!

 

えぇそうよコレは戦争だわ!!戦争大好きなウォーブランすら引くぐらいの大戦争を開催するしかないわ!!!!」

 

 

(だからアクシズ教の奴とは関わりたくないんだぁぁあ!!!!)

 

 

「今から作戦を始めるわよ、私は今からエリス教徒達が集まる店の窓ガラスをかち割って来るわ

 

怒りに我を忘れ私を捕らえようとするエリス教徒達、そこに颯爽と現れためぐみんさんとシトロンさんが奴らを蹴散らし

 

それを見ていた野次馬の中に君が紛れ込み

 

邪悪なるエリス教徒に天罰が下った……と意味深に呟いてちょうだい、そして最後はサトシさんが

 

やっぱりアクシズ教はカッコいいなぁ♪

 

と目を輝かせながら言えば入信者が増える!!!

 

アクア様は此方でシュワシュワをお飲みになられてユックリお過ごしくださいませ

 

 

さあ行くわよ皆!!!!戦争じゃぁぁい!!!!!」

 

「待て待て待てぇぇ!!!色々突っ込みどころがあり過ぎるだろ!!!!」

 

「大丈夫よ、貴方が巻いてる変なマフラーの方が突っ込まれ力は上だから誰も私の作戦を気にしないわ」

 

 

「何だよ突っ込まれ力って!?これはマフラーじゃなくてナマケロって生き物だ!!どんな頭してたらそんなアホみたいな作戦やろうとしてんだぁぁ!!!!」

 

『見事なトリプル突っ込みロト、カズマの将来の夢はお笑い芸人

 

データ更新ロト』

 

「んな訳ねえだろ!!!

 

おいそこの活躍を妄想しているめぐみんと、もうシュワシュワ飲もうとしてるアクアは置いといて

 

サトシ!!シトロン!!訳を話すの手伝え!!!」

 

「は……はい!!」

 

「えっとお姉さん」

 

「お姉ちゃん」

 

「お……お姉ちゃん……俺達がお姉ちゃんに会いに来たのは、実は女神アクア感謝祭を開催して女神エリス感謝祭と同時開催にしたらどうかなって」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<その日の夕方、カズマの屋敷>

 

 

「という事でして、無事祭りの同時開催が決まりました」

 

「なんでぇぇぇぇぇ!?」

 

祭りが同時開催になった事をシトロンから告げられ、目が飛び出る程の衝撃を受けるクリス

 

「ちょ……本当に……えっ………えっ………えぇ?」

 

「良く話が通ったわね……アクシズ教の人達はアクアが言ったとして、エリス教の人達もアクセルの人達も嫌がりそうなのに」

 

困惑しマトモな思考が働けないクリスの代わりにセレナが話を聞く

 

「そこは………カズマの交渉術で」

 

「……………どんな脅しを使ったの」

 

「うぉぉい!?失礼だぞ俺がいつ交渉に脅しを使った!?」

 

「……………昨日ロケット団に下着を返して欲しかったら」

 

「スンマセンした………いやでも今回はちゃんとマトモに話し合ったんだ、祭りを開催する街やエリス教団にアクシズ教と組むメリットを提案してな」

 

 

「メリットなんてある?」

 

「魔王軍のせいで、ここ最近の感謝祭は盛り上がりに欠けてるみたいでな

 

エリス教団に敵意剥き出しで祭り事が好きなアクシズ教の事だ

 

エリス教団に対抗して大いに盛り上げようとする、それをエリス教団だって黙って見てられねえだろ」

 

「…………確かに」

 

「でででも……アクセル……いや祭りを開催する街の人達や貴族達はどうやって納得させたの!?」

 

「そっちは簡単だ、祭りを開催する費用は毎年エリス教団と各街の商店街や貴族達が出してるんだ

 

だが同時開催ならアクシズ教も費用を払うだろ、そうしたら街側や貴族達は金を払わずに済む……って訳だ」

 

(という事は何ですか………私は私を祝ってくれる教徒達を放置して、敵視している先輩の祭りの手伝いをしないといけないんですか!?)

 

ガクリと項垂れるクリス

 

 

 

「ほうれ見ろ!! ちゃんと双方にメリットがある交渉をキチンとした手順でやったじゃねえか!!!」

 

「ご………ごめんなさい」

 

 

「まあ良いさ許してやるよ、綺麗に交渉が上手く行って俺はいま気分が良いからな」

 

セレナを綺麗に論破でき気分爽快にソファーに座るカズマ

 

 

 

「同時開催に乗り気じゃなかったのに、フーパに注目して貰う為に頑張ってくれたのね……何だかカズマの事、見直しちゃったかも」

 

「そ……そうですか

 

 

(その浮いたお金と感謝祭の売上の4割が貰えるから乗り気になった事は黙っておきましょう………)」

 

 

「所で……………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「キャァァァァ!!!!何ですか何ですか何ですかぁ!?もしやめぐみんさんの妹ですかこの子!?可愛すぎます!!!!!!」

 

「えぇそうですよ妹のこめっこです!!!でもだからって抱き付くのは禁止です!!!」

 

「姉ちゃん、これ誰?」

 

「姉ちゃん呼び!? お姉ちゃんよりも距離感が近い!!!」

 

「姉ちゃんとは私の事です!!!」

 

「お姉さん……何で此処に居るの?」

 

 

「あぁぁぁぁユリーカちゃんまで居るなんて!!!この屋敷は天国に繋がってるんだわ………こんなにも天使がいるんだもの!!!」

 

「えっと……天使って俺もなんですかお姉さん「お姉ちゃん」……お姉ちゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「先からサトシとユリーカとこめっこの側を離れたがらない、あの人誰?」

 

「この街のアクシズ教というグループの代表者のセシリーさんでして、祭りが同時開催されるのが決まったお祝いとどういう出し物にするかの相談をアクアとする為に来たようで」

 

「そうなんだ………」

 

 

 

 

「セシリー!!子供達の相手をするのも大事だけど、先ずは乾杯が先よ!!!!」

 

「はいアクア様ぁ♪」

 

嬉しそうにアクアと向かい合う形で席に座る

 

「セレナ!!シュワシュワ頂戴♪」

 

「ご飯前から飲むつもりなの?」

 

「固い事言わない言わない、アタシの感謝祭が開かれるお祝いなんだから!!」

 

 

「………………はぁ、分かったわ」

 

「まぁ……こんな可愛いコックさんが居るなんて、本当に此処は天国だわ♪」

 

「……………ありがとうございます♪」

 

可愛いと言われて喜ばない女子はおらず、素直に喜び笑みを見せるセレナ

 

 

「コックじゃないわよ、セレナはママなんだから」

 

 

「えっ!? もしかしてロリババ」

 

「違います!!!!!」

 

 

怒鳴りながらもセレナはシュワシュワを置いていき

 

 

「「乾杯♪」」

 

グラスを鳴らしあう

 

 

そんな2人を

 

 

 

 

『何あの女!!!生意気にもアクア様と乾杯なんかしてぇぇぇ!!!!!てか何アクア様に注がせてんのよ!!!!!アンタが注ぐもんでしょ!!!!!!』

 

 

夕飯前でお腹を空かしているであろうこめっこから逃れ、2階から眺めていたイブがまたしても焼きもちを焼いていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<その日の晩、アクアとイブの部屋>

 

 

『何よ何よあのセシリーって人間!!!アクア様と飲みあうわ一緒に感謝祭の出し物のアイデアを出しあうなんて、まるで右腕じゃないの!!!!

 

アクア様の右腕ポジションは………アタシなのに』

『ピィィ……ピィィ……』

 

『良いわねアンタは呑気に寝れて、今日初めてあった人間と大事な話をして……アタシにはこんなチビのお世話を任せるなんて

 

 

 

 

 

 

 

それ以前に最近はコイツばっかり可愛がってるし………アクア様はもう……アタシの事なんて』

 

『どうでも良いのかしら

 

って言いたいのかい?』

 

 

『そうね、どうでも良いって……………ん!?』

 

室内に自分以外の声が聞こえる、しかも聞いた事の無い声なので慌ててイブが声のする方を見るとそこには

 

 

 

『アンタ確か………王宮に侵入したメロエッタ?』

 

 

『ご名答』

 

 

窓を開けて侵入したメロエッタ(ステップフォルム)が立っていた

 

 

 

『なに、もしかして自首しに来たのかしら?

 

アンタと一緒に居た連中お尋ね者になってるみたいだし、自分だけでも元の世界に帰りたいとか』

 

 

『ちげぇよ、オレはアンタらと違ってこの世界に連れて来られたんじゃねえ、アルセウスの奴に頼まれた用件の為に派遣されたんだ』

 

 

『ビクッ…………そうなんだ………で、そのアルセウスに派遣されたポケモンがアタシに何の用よ

 

今寝るとこだから、また別の機会に』

 

『その反応………それに今日の昼過ぎに女神エリスの教徒に質問された時の反応といい間違いない

 

 

 

 

 

 

 

 

アンタ気付いてるな自分の身に何が起きているか、そしてそのせいでアルセウスから何か言わるんじゃないかと』

 

『………………何の事』

 

『アンタ今アタシに用がって言ったな

 

他の奴に用が会って、たまたまアンタの部屋に入っただけかもしんないオレにハッキリと自分に用があるって言い切りやがった……惚けるのは無しで頼むぜ』

 

『………………数日前から自分の出してる水に違和感を感じたの………まるでアクア様の出してる聖水みたいだって

 

 

その時に思い出したの………昔アタシの友達のゾロアークが人間の書いた本を読んだ時に、太古の昔にアルセウスが地上のポケモンに力を与えてキングやクイーンになった逸話があるって話してくれたのを

 

 

 

だから………アタシもアクア様から力を授かったんじゃないかって、そのせいでアルセウスから何か言われるんじゃないか………言っとくけどアクア様は無自覚でやったんだからね!!だから………叱らないで』

 

 

『あぁそう思ってたのか、別に女神アクアを叱りに来たんじゃねえ』

 

 

『えっ? アタシに力を与えたから叱られに来いってアクア様に言いに来たんじゃないの?』

 

 

『違げぇよ、まどろっこしいのは苦手なんでハッキリ言うが

 

女神アクアの影響でお前は神に近付いてる』

 

『……………マジ?』

 

『マジだ』

 

『………………やったぁぁぁぁ!!!!アタシ本物の神になれるのね!!!!

 

てっきり聖水だせて体力が上がっただけかと思ったけど、何よ何よ最高じゃないの♪』

 

 

『だがもし神になるなら、さっき話したゾロアークやアンタの仲間になったポケモンや人間……いや神以外の連中とは2度と会えなくなり決められた事しか出来ない窮屈な生活を送る事になるがな』

 

 

『はぁぁ!?何でよ!!!』

 

『神がそんなポンポンと地上に来れると思うか?』

 

『ま………まぁ………確かに』

 

『それでどうなんだ、そんな生活送りたいか?』

 

『嫌に決まってるじゃない、ゾロアークもだけど………今一緒に居る奴ら……特に女子の4人とは結構話すし……一生会えなくなるなんて……嫌』

 

『なら今日の昼過ぎに、今アルセウスが協力しているエリスって女神の教徒が言ってた事は覚えてるか』

 

 

『神になったアタシが友達に会う事も、自分のやりたい事をさせて貰えない生活………神の生活を送らない方法が1つある……って』

 

 

『元の世界に帰る……そうすりゃアルセウスがお前の中に入ってる神の力を取り除いてくれる、だからゾロアークだけでなく全てを終えて戻ってきた先のメンバーとも再開出来て一緒に居られるぜ』

 

 

『……………………』

 

 

『流石に今日いきなり決めろなんて言わねえ、また明日来る

 

他の奴にはオレから聞いた内容の事は内緒にしろよ、勿論女神アクアにもだ………これはアンタの未来を決める事……だから自分で考えて自分で決めるんだね』

 

メロエッタが窓から出るのを、イブはただ見つめる事しか出来なかった

 




お祭り編は今のところ後3話か4話で終わる予定です、そして後半からは例の村に行きます
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