この素晴らしい世界にポケモンを   作:ハリケーン改

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次回で3章の前半が終了します


この素晴らしい? ロリショタ祭りに祝福を

 

<女神エリス&女神アクア感謝祭、最終日の早朝>

 

 

「バニルさん!

 

言われた通り商店街の役員さんに聞いて来ましたよ、私達のお店

 

なんと売り上げ1位なんですって!!」

 

「そんな事言われんでも知っている、貴様は我輩の能力を忘れたのか」

 

「分かっていても喜んで下さいよ、1位ですよ!!1位!!!」

 

「我輩は稼げるならば何位でも構わん、それよりも肝心の2位の店は何処だ?」

 

「先月アクセルに出来たドーナツ……じゃなくてマラサダって名前でしたっけ?

 

そこのお店が2位なんですって」

 

「ドーナツか………うむ、合わん事はないな」

 

「何がですか?」

 

「詳しい事情は後で話そう、おい雪女」

 

『………………メノメノメ?』

 

「そう身構えるな激務を頼むのではない、我輩が出掛ける間その店主が良からぬ事をせんよう見張っておけ」

 

『メェノ……メノメッ』

 

分かったとユキメノコが頷き、それを確認したバニルが店の外に出る

 

 

「もうバニルさんったら、良からぬ事なんかしませんよ私

 

 

ねぇユキメノコさん、今日は最終日ですし変わったトッピングを入れてみませんか?

 

例えばこの納豆やクサヤとか」

 

『メノメノッ!?ふぅぅ』

 

「あぁ!?」

 

ウィズの持つ納豆やクサヤを急いで凍らせ粉々にする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<カズマの屋敷>

 

(一昨日は金に目が眩み、昨日はマフォクシーのせい……と言っても俺がセレナに過激な水着を着せたせいだが……取りあえず病院送りにされちまった

 

だが今日こそは………やるぞ!!デート!!!)

 

 

『………………ナマァ』

 

最初から金儲け等の余計な事をせずデートしろよと思うが、浴衣を着て鏡を見ながら髪型を整えるカズマを首に巻き付きながら黙って見守るナマケロであった

 

 

(お好み焼きは昨日酔って来れなかったアクシズ興のお姉さん達に任せる、売り上げチェックも最終日にはしなくて良いだろ

 

非常に名残惜しいがミス女神コンテストの決勝は通常衣装でする事になったからマフォクシーの奴がキレる事はねぇ、しかしセレナの奴がグループAの代表になるたぁアクセルはロリコンが多いなぁ………何て言ったらまた燃やされるか爆発に巻き込まれるし黙ってよ………最早俺の邪魔をするイベントはねぇ……やってやるぜ)

 

ビシッと髪型を纏め終えると

 

「お早うカズマ」

 

「おうお早う」

 

同じく浴衣姿のサトシが現れる

 

 

「昨日はありがとう」

 

「おぉ」

 

『ピカピ、ピィカァ?』

 

肩に乗るピカチュウが何の事だとサトシに問う

 

 

「……きょ……今日の花火は何時からって聞いたんだよ!!

 

だよねカズマ!」

 

「そうそう、度忘れしてたんで教えてやっただけだ」

 

 

『………………ピカァ』

 

怪しむピカチュウだがコレ以上追求しても、はぐらかされるだろうと諦める

 

 

<時間は昨夜に戻る>

 

病院内でカズマが目を覚ました事を皆に伝えに行く為に病室からピカチュウが出て行くと、側に居たサトシに彼が聞きたがっていた件を話し始める

 

 

 

 

「水着姿のセレナを見てお前のアソコがモゾモゾしたのは生理現象だ」

 

「セイリ……ゲンショウ?」

 

「あー……細かくて詳しい事の説明は結構難しいが、ようはお前が大人の男に近付いてる証だ

 

言っとくが人間の男なら必ずなる現象だから病気じゃねえぞ、現に俺も11歳ぐらいになった覚えがある」

 

 

「良かった病気じゃなくて、でも……大人に近付くとあんな事が起きるんだ?」

 

「まぁお前のはまだ完璧な生理現象じゃねえけどな」

 

「…………どういう事?」

 

「生理現象ってのはな……まぁ例外は極希にあるが、大体は異性に対し興味を抱いたり興奮したりする事で起きんだ

 

お前アイツが出る前にも美人のお姉さん方の水着姿見ただろ、なのにアソコはモゾモゾしなかったよな?」

 

「うん」

 

「普通なら、あんな美人のお姉さん方の水着姿見たらガチガチになっちまうよ

 

現に俺だって…………今のめぐみんに言うなよ」

 

「ん?

 

わかった……じゃあ俺は普通じゃないの?」

 

「まぁまだ10歳だからな、異性全員じゃなく特定の異性にだけ反応しちまったんじゃねえか」

 

「特定の異性って………セレナの事?」

 

「あぁ、アイツの水着姿に反応したんだからな

 

現にお前、王都に居た時に貴族の奴らやカンナギの奴がセレナと親しそうに話してるの見てムカついただろ?」

 

「ムカついたのかは分かんないけど………何か胸の辺りがモワモワしたよ………それに」

 

「何だ?」

 

 

「俺がこの世界で初めてロケット団と戦った時に、セレナが俺の事を応援してくれたでしょ」

 

「…………………あぁ!合ったな」

 

「あの時も胸がモワモワ………いや……ドキドキしたんだ、久しぶりのポケモンバトルってのもあるんだけど………凄くヤル気が道溢れて来てさ……変な感覚だったよ」

 

「…………本当にラブコールになってたのか」

 

 

「えっ?」

 

 

「なんでもねぇ……なら間違いないな、お前はアイツの事を異性として見てやがる」

 

「……元々セレナは女の子だよ?」

 

「そういう意味じゃねえ、気になる存在として見てんだよ」

 

「気になる……………気になる………」

 

「明日の祭りの時に一緒に居るセレナの顔を良く見てみな……あぁガン見じゃねえぞチラ見だからな、今までと違うように見え」

 

ガラン

 

「目が覚めたかカズマ、身から出た錆とはいえ大丈夫だった………どうした?」

 

「お前……もうちょっと遅く来いよ」

 

「……はい?」

 

『リオ?』

『ピィ?』

 

 

「つう訳だ、まあ明日やってみな」

 

「…………うん」

 

『…………ピィカァ?』

 

 

 

<そして感謝祭最終日>

 

「おぉぉ!!

 

ほうほう……ほぉ~」

 

「そ……そんな品定めする様な目で……ハァ……ハァ……な……何ならもっと見てくれても」

 

「安心しろ夢にまで見た金髪女の浴衣姿を見てるだけだ、別にお前だから見てる訳じゃないから興奮しなくて良いぞ

 

寧ろさっき履き慣れない下駄のせいで派手にブッ転んだの見たからか……ププ……わ……笑いを…ププww堪えるのが大変だよww

 

おっと暴力は辞めろよ!!!

 

祭りの主催者が暴行なんか働いたら町の評判だけでなく、お前の家の面子にも響くぞ!!!」

 

「くぅぅぅ!?」

 

「御安心をダクネス、代わりに私が」

 

「待てロリっ子!?ギャァァァ!!!」

 

橙色でルカリオが描かれた浴衣と長い金髪を簪で止めるダクネスを、鼻の下を伸ばしながら眺めるカズマにめぐみんが勢い良く飛び掛かる

 

それを見て呆れるダクネスの元に

 

 

「ありがとうダクネス決勝戦の衣装を変えてくれて、もし昨日の水着を決勝も着れって言われたら辞退する所だったわ私」

 

「流石にアレだけ参加者やアクセルの女性陣から苦情が相次げば変えなければならん……………ちょっと着てみたかったな」

 

「何か言った?」

 

「……何でもない!!」

 

「ねぇねぇセレナ、どんな水着だったの?

 

あたし達見に行こうとしたらダクネスに止められて見れなかったよ」

 

 

「小さな子が見る物じゃない!!!!」

 

「ユリーカ達は見ちゃダメ!!!!」

 

「ぶぅ~!!ケチィ~!!」

 

 

「そ……それよりアクアはどうした?

 

今日もセシリーとかいうアクシズ教徒と出掛けたのか?」

 

ユリーカの興味を変えようと、今日も屋敷に居ないアクアの話題を出す

 

「えぇ、深夜にセシリーさんが迎えに来られ出掛けましたよ」

 

「ほぉ………まぁ出店の殆どを入れ換えるようだし、ソレぐらいから用意せんと間に合わんか」

 

「アクシズ教団の出店、変えられるんですか?」

 

「カズマの教えたお好み焼きとクリスの当たりクジ屋以外は全て変更、アレだけあったかき氷屋も1つにし代わりに唐揚げ屋にチョコバナナ屋、わなげ屋に水風船すくい屋に的当などの店に変えると今朝連絡が合ったんだ」

 

「体を触られまくるお化け屋敷や商品を偽装して販売したりしていましたが……かなりマトモなラインナップになりましたね」

 

「流石のアクシズ教団も最終日だからか、初日の様に妙な商売はせずマトモな出店を用意したんだろ……まぁ時既に遅しだが」

 

 

等とシトロンやダクネスが話す側で

 

 

「ふぅ……今日はコレくらいで勘弁してやるよ」

 

「ドレインタッチを使うなんて卑怯ですよ!!!」

 

「いきなり飛び掛かったのはお前だろうがぁ!!!

 

それにコレはお前の妹からのリクエストだ、どうだこめっこ~コレがドレインタッチだぞ」

 

「凄い凄い~姉ちゃんブッ倒れた!!」

 

「な……何故ですかこめっこ…………この鬼畜男に何か弱味でも握られたのですか……」

 

「こんな小さな子を脅す真似しねぇよ!!」

 

 

「茶髪のお兄ちゃん」

 

「どうした?」

 

小さな子供には優しいのか、ゲドウ・アクマは「その名前で呼ぶな!!!」自分を呼ぶこめっこの背丈に合わせしゃがみ込む

 

 

「姉ちゃん動けないから今日のデートの間は抱っこしてあげてね」

 

「っ!?」

 

「…………………何言ってるのかなこめっこ、君のお姉ちゃんはね暫く立てないだけで数時間もすれば」

 

「あぁ~立てません~何か魔力も体力も全く回復する傾向が見られません~」

 

「下手な猿芝居止めろ!!!」

 

 

 

 

 

 

「ユリーカ、今ので良かった?」

 

「完璧よ♪」

 

こめっこがカズマにドレインタッチを姉に使う様に頼んだのはユリーカの入れ知恵であった

 

 

その影響で

 

 

 

 

 

 

 

 

「さあカズマ、今日は何が合っても1日中付き合って貰いますからね」

 

「…………お前絶対もう立てるだろ」

 

「あぁ~魔力が回復出来ないです~誰かのせいで~」

 

「…………はぁ……同じ妹枠でも、俺はあの2人よりアイリスやティアラの方が良い……」

 

例え何か用事が出来ても体が動けない(自称)めぐみんを置き去りには出来ない為、彼女を背中に乗せながら祭り会場巡りを行う羽目に

 

「おい、デートの時に他の異性の名を出すんじゃない」

 

「アイリスとティアラは妹だ、家族の名前ぐらい良いじゃねえか」

 

「まだ生きてたんですかその設定……」

 

「永続設定だ、つうか1日中一緒にとか絶対無理だからな」

 

「………また仕事に行くんですか、一体何時から異性よりも仕事を選ぶ働き者になったんですか貴方は」

 

「ちげぇ………………トイレどうすんだよ」

 

「………………………トイレの時だけ魔力と体力が一時期に回復するかも」

 

「どんだけご都合な設定だ!?」

 

 

「フランクフルトくれ!!」

 

「もう1回やるぅ!!」

 

 

 

「おっ? アクシズ教団の店、結構流行ってんな」

 

暫く歩いているとアクシズ教団のエリアに付いており、そのエリアにある殆どの店に中々の行列が出来ていた

 

 

 

「まぁ流行ってると言っても子供ばかりの様ですし最終的な売り上げはエリス教には勝てないでしょうね、あのお姉さん達も最初から真面目にやれば良かったのに」

 

「本当だよ……連中が真面目に営業してくれていたら、もっと謝礼金が貰えたのによ………あん?」

 

「どうしました?

 

 

なぁ!?」

 

 

水風船すくいをやる子供達を見ていたカズマとめぐみんが目を丸くしてしまう

 

 

 

 

「もう1回やる!!」

 

「私も!!」

 

水風船を落としてしまいリベンジしようとする子供達が、お札でパンパンに膨らんだ財布を手に持ち

 

更にはその手や首に如何にも高級そうな指輪やネックレスをしていたからである

 

 

 

「何処かの貴族の子供ですかね……実に生意気です、あんなチビッ子の分際で金持ちアピールを咬ますとは」

 

「全くだ!!チビッ子にあんだけ金やるなら俺ら庶民におこぼれ渡しやがれってんだ!!!」

 

等と小金持ちがボヤき始める間も

 

 

 

「もう1つ頂戴」

 

「もっとやらせてぇ!!」

 

「今度は絶対ゲットしてやる!!」

 

アクシズ教団の出店を沢山の子供達が満喫していた

 

 

「それにしても……全体的にこの辺りチビッ子が多いですね?」

 

「子連れで観光に来たんじゃねえか」

 

「その割りには親が居ませんよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう何やってるの2人共!!

 

他のお客さん何か見てないで1つのフランクフルトを食べ合ってたらキスしちゃった……とか、ジュースを飲みあって間接キスしちゃった……とか、そういうのやらないと!!」

 

『デネーデ、デンネデネ?』

 

「前にドラマで見たの」

 

『デネェ………』

 

「ねぇユリーカ、こんな監視みたいな事しないでお祭りを楽しんだらどう?」

 

「この2日間で全部見て回ったもん、だから今はダブルデートを見守りたいの」

 

「はぁ……小さな親切…大きなお世話だよ」

 

「パクパクモグモグ……ふぁ!いどうしふぁ!!(あっ!移動した!!)」

 

「よーし!追跡するわよこめっこ」

 

「うん!!」

 

『レェン!!』

『ホルッ!!』

 

「わっ!?」

「むぐっ!?」

 

ユリーカとタコ焼を頬張りながらカズマ達の後を追おうとするこめっこを、レントラーとホルードが止める

 

 

「観察ごっこは終わりだよ、せっかくのデートなら邪魔しちゃダメなんだから

 

さあ行くよ」

 

「ぶぅぅ~」

 

「姉ちゃん……ガンバ」

 

 

 

その頃

 

 

 

「チラッ

 

 

(確かにカズマの言う通り…………ちょっと胸がドキドキしてる)」

 

「(何でかしら……何時ものサトシなら元気良く私の手を握ってくれるのに、今日は全然握って来ない

 

それに先からチラチラ私が事を見てくるし……もしかしてヘアースタイル変だったかな?)

 

ね……ねぇサトシ」

 

「ん!? 何だ!?」

 

「私のヘアースタイル……変かな?」

 

リボンで後ろにお団子を作った髪型を見せる

 

 

「うーん……俺はオシャレとか良く分かんないけど、暑いから髪を纏めるの良いと思うよ

 

凄くセレナに合ってると思うし」

 

 

「本当! ありがとう♪」

 

頬を赤くしありがとうと伝える

 

 

「うっ!?」

 

「どうしたの!?」

 

 

「うんうん……何でもない

 

 

(今………凄くドキドキした……)」

 

「何処行ったんだ……たく

 

おっ! おーいサトシ!!セレナ!!」

 

「あれ? ダストさん」

 

「なあお前ら、リーンの奴何処に居るか知らねえか?」

 

「リーン? いいえ今日は会ってないですけど」

 

「俺も」

 

「そうか……何処行ったんだアイツ、せっかく今日のミス女神コンテストの決勝で確実に勝てる方法思い付いたから教え……あぁ何でもねぇ!!」

 

慌てて自分の口を塞ぐ

 

「そういえばセレナの相手リーンだったな」

 

「うん

 

 

ダストさんが何を思い付いたかは分からないけど、リーンは卑怯な事なんかしたくないって断るから教えても無駄だと思いますよ

 

(借金返済の為に優勝賞金が狙いなのね……)」

 

「さ……さぁ……何の事かな………リーン!!何処だ!!!」

 

急いでその場を立ち去る

 

 

「後でダクネスに会ったらコンテストが終わるまで、ダストさんを見張って貰わないと」

 

 

「……………ふふ」

 

「サトシ?」

 

「いや、最初この世界に来た頃ってお前ダストさんと話すの苦手そうだったのに

 

今は堂々と話せてるなって思ってさ、やっぱセレナは頼りになるな♪」

 

「はぅ!?

 

あ……ありがとう!」

 

ゴン!!

 

「キャッ!?」

 

「わっ!? ゴメン大丈夫?」

 

真っ赤になった顔をサトシに隠す為にセレナが慌てて振り返ると、前から走って来た縞模様の尻尾を生やしたポニーテールの少女とぶつかってしまう

 

「平気だよ! お姉ちゃんボーとしないでね危ないんだから!」

 

「ゴメンね、気を付け…………あれ?」

 

 

「どうした?」

 

「ねぇ……今ぶつかった子、リーンに似てなかった?」

 

「リーンに?

 

 

そう言われれば……あの模様の尻尾リーンも着けてるな」

 

 

「でしょ、妹が居たのかしら?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『何だか昨日迄のサトシと様子が違うロト』

 

『間違いないわ!!セレナの可愛さに気付いてくれたのよ!!!

 

やっと私達の努力が報われたわよピカチュウ!!』

 

『う……うん……(確かにサトシの様子は違うけど……僕とマフォクシーのやって来た事って2人を見守ったり、デートをする様に促したりだけ何だけど……あの超鈍感なサトシがアソコまで変化するかな?)』

 

建物の上からトレーナー達のデートを見守る3匹

 

 

 

 

<アクセルの町の外れ、花火会場>

 

 

『爆裂ぅ~♪爆裂ぅ~♪楽しみぃ~♪』

 

『…………花火は夜からだろ?

 

今からそんなテンションじゃ持たねえぞ』

 

トレーナーのデートの邪魔にならぬよう花火会場に移動したナマケロだったが、同じくデートの邪魔にならぬよう&自分のアイデアで産み出された直径80cmの超特大スペシャル花火の玉を見に来たバルスリンのハイテンションっぷりに引いていた

 

 

『この滾りを抑えろだなんて無理!!!

 

想像してナマケロさん星が見える夏の夜空に18色の閃光が美しい爆音と共に浮かびあがる芸術だわコレを芸術と言わずして何と言います正にアバンギャルドきっとコレを見たら人やポケモンもあまりの美しさに見とれてしまい何もかも忘れて無我夢中になりめぐみんやセレナさん達のデートも大成功し最近元気の無いイブさんもこの超特大スペシャル花火を見れば元気になるわ絶対♪』

 

『お……おう……(めんどくせぇ女……)』

 

『それは楽しみだよバルスリンちゃん、なら今夜は君の作った花火を見ながら俺達もデートしよ♪』

 

(コイツ………あんだけバルスリンに相手にされてないのに、まだデート申し込むのか……どんだけメンタル強ぇんだよ)

 

バルスリンのストーカー『ミサイルバリ!!』痛っ!?

 

バルスリンと一緒に居る為に共に付いて来たハリマロンが最早何度目かも分からぬデートのお誘いを申し込む

 

 

『無理

 

 

 

 

って言いたいけど、20回も誘われたら……もう断る気力が無くなっちゃった

 

 

良いわ、デートしてあげる』

 

『……………しゃぁぁぁぁぁ!!!!』

 

『ウッセェ……』

 

『但し花火か終わってからよ、私の花火を見た皆の反応をこの目で確認したいから』

 

『OK分かった!!

 

 

 

イヤッホォォォウ!!!!!!!!』

 

『…………どうでも良いから寝かしてくれ………お前らうるせぇ……』

 

 

 

 

 

 

<感謝祭会場>

 

 

「さあルカリオ、最終日だ思う存分羽根を伸ばして楽しむぞ!!」

 

『リオリィ!!

 

リオリオ、ルッカリィ!』

 

 

「やはりお前もアソコに行きたいか、なら行くじょぉ!!!」

 

『ルカァァァ!!!』

 

 

 

 

<数分後>

 

 

「デイヤァァァ!!!

 

痛ぇぇぇ!!!!

 

固すぎて全然ストレス発散にならねえじゃねえか!!!!金返せ!!!」

 

「スミマセン!!

 

 

 

あのダクネスさん……俺の代わりをやってくれるの嬉しいッスけど、そっちの子もダクネスさんも殴られ屋としてお客さんの需要は満たせないみたいなんで…………その」

 

 

「………………すまない」

 

『…………リオリィ』

 

殴られ屋のバイト(楽しむ為)に来たダクネスとルカリオだったが、その無駄に鍛えられたボディを殴った客側に負傷者が続出してしまい追い出されてしまう

 

 

 

 

 

 

「……………普通に楽しもうか」

 

『リィオリ……』

 

 

「ウルセェェぞガキ共ぉぉ!!!」

 

 

 

「何だ?」

 

『リオリオ! ルッカァ!!』

 

アクシズ教団側のエリアを指差すルカリオ、そんな彼女が指差す方を見てみると

 

 

「ギャアギャア騒ぎやがって……ヒィィクゥ!!」

 

「何だよオッサン! 順番抜かしすんなよ!!」

 

「お前らがギャアギャア騒いで耳障りなんだよ……ヒクッ!!さっさと買わせろ!」

 

「うわぁ!?」

「キャッ!?」

 

酔っぱらいの男が、アクシズ教団の出店に並ぶ子供達を突き飛ばし順番を抜かす

 

 

 

 

 

「どうやら酔っていて正常な思考は働けんようだな、止めに行くぞルカリオ

 

あのままではあの男、営業の邪魔だとアクシズ教団に何をされるか分かったものじゃない!!

 

 

 

 

 

 

 

代わりに……はぁ…はぁ……私達が罰を受けよう!!」

 

『ルカリィ!!』

 

酔っぱらい男の身の安全の為と自分達の欲望を叶える為に彼を止めに向かう

 

 

<感謝祭会場のどこか>

 

 

「今頃めぐみん、どんなデートしてるかな?」

 

「あいつ強がってるけどヘタレな所あるし、彼氏と一緒にお店見て回るだけだったり」

 

「……………あり得るかも」

 

 

「めぐみんもだけど、私はセレナとサトシ君も気になっちゃうな」

 

「うーん……あの子達も見て回るだけで終わりそうかな、男の子の方かなり鈍感そうだし」

 

「…………確かに

 

 

あっ! 此処ですよ、ふにふらさん!!どどんこさん!!」

 

「普通の喫茶店ね」

 

「そんなに美味しいのあるの?」

 

「えぇ♪

 

(ふにふらさんとどどんこさんとも必ず食べてみせるわ、あの友情確認パフェを!!)」

 

『……………キルアリィ』

 

コレから、かつて自分も食べさせられた全長1メートルのジャンボパフェを食べて永遠の友情を手に入れようとゆんゆんからお願いされる2人に御愁傷様とキルちゃんが考えると

 

 

 

『キルッ?』

 

「キルちゃん?」

 

突然辺りをキョロキョロと見渡すキルちゃんをゆんゆんが不思議がると

 

 

『キルキル!! キルアリッ!キルゥキリ!!!』

 

「えっ!? ルカリオからSOS?

 

ちょっとキルちゃん!!」

 

 

ゆんゆんが呼び止めるも、キルちゃんはテレポートで移動する

 

 

 

「何々?」

 

「どうしたのキルちゃん?」

 

 

「此処から東にあるアクシズ教団のエリアに行って頂戴って………私行って来ます!!

 

ふにふらさんとどどんこさんは待ってて、直ぐに戻って来るから!!」

 

「あぁちょっとゆんゆん!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうしたのサトシ!?」

 

「ルカリオから波動でメッセージが来たんだ!!

 

今すぐ東側のアクシズ教団のエリアに助けに来てって」

 

 

「助け!? ルカリオとダクネスに何か合ったの!?」

 

「分からない、助けに来てってだけしか波動が来なかったから!!!

 

とにかく行こう!!」

 

「うん!!」

 

 

 

「おや? 何を走ってるんですかサトシ?」

 

 

「あぁシトロン!!」

 

「何々!! 手繋いで何処に行こうとしたの?」

『デデンネッ! デネデネッ?』

 

「実はね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『えっ!?ルカリオからSOS?』

 

『本当ロトかマフォクシー!?』

 

『間違いないわ、うっすらだけど確かにルカリオの声で助けてって』

 

 

 

 

シトロン達と合流したサトシ達が訳を話し、同じくルカリオからのSOSを受信したマフォクシーがピカチュウとロトムに伝えるなか

 

 

テレポートしたキルちゃんは

 

 

 

『あの声は間違いなくルカリオでした、彼女やダクネスが助けを求める様な事が起きているなら……不服ですがユキメノコにも来て貰わないと!』

 

ルカリオの放つ波動のエネルギーを僅かだが感知したキルちゃんが、助けを求めようとライバルであるユキメノコの元に

 

 

 

『わぁ!? 何ですかこの大行列は!?』

 

 

ユキメノコの居るウィズ魔道具店が出しているかき氷屋に、凄まじい大行列が出来ており目を丸くしてしまう

 

 

『確かに一昨日も昨日も凄い人気で行列が出来ていましたが……それよりも増えてませんか!?』

 

 

 

 

 

<ウィズ魔道具店のかき氷屋の店内>

 

 

「ではお客様、食べられたいかき氷の味やトッピングを思い浮かべながらオデコのボタンを押してください

 

その次は、お好きな氷の種類の角を押して下さい」

 

『ふぅ~

 

メェメノメ、メノォメノ』

 

「ありがとうユキメノコさん、スミマセン新しい氷を入れさせて貰いますね」

 

 

『メェメノメ!』

 

 

 

「フッハハハハ!!

 

本当にあのメガネの小僧には感謝してもしきれんな、あのかき氷器のおかげで」

 

「次のお客様どうぞ」

 

「はぁ~い♪」

 

「商品作りを客に任せる事で

 

品揃えのセンスと手際が頗る悪いが、見栄えは良いあの店主を客寄せパンダとして配置出来る

 

 

それに」

 

 

「こんなにお客さんが来てくれるなら、変わった味を求める人も居るはず

 

やはり、このクサヤと納豆も投入『メッ!?ふぅ』あぁぁまた!?」

 

 

「余計な事をしでかす店主を、我輩か雪女が直ぐに止める事が出来る

 

 

そして」

 

 

「あの店主さん……流石にクサヤと納豆はかき氷に会わないんじゃないですかね」

 

『ソォォナンス!!!』

 

『メノメノ!!!』

 

「そうですか?

 

合いそうだと思ったのにな、どうですムサシさん?」

 

「ジャリジャリ

 

うんうん……結構イケるわよコレ」

 

「ほらイケるみたいですよ」

 

『シロップ抜きのかき氷や雪の寿司を食べて来たムサシの舌を信じちゃダメニャ』

 

『マンネェマンネェ!!』

 

何故ウィズのかき氷屋にロケット団が居るかと言うと

 

 

<感謝祭の最終日の早朝、ロケット団のマラサダ屋>

 

 

「「『手を組む?』」」」

 

「そうだ、我輩達の店は売上が1位、そして貴様らの店は2位

 

そんな2つの店が手を組めば、更なる売上アップに繋がるであろう」

 

 

「ま……まぁ単純な計算ではそうですが………ちょっと待ってくださいね全員で相談して来ます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうするよ?」

 

『ニャアは賛成ニャ

 

向こうは売上1位ニャ、しかも沢山ライバル店のあるかき氷で1位になってるのニャ

 

おこぼれに預かるのは良いと思うニャ』

 

「止めときなさいって、あんな変な仮面着けてる如何にも胡散臭そうな奴の言う事なんか聞いたらロクな事にならないわよ」

 

『どんニャ見た目でも売上1位ニャのは事実ニャのニャ』

 

 

「うーん………どうしようか」

 

『マーネ………マネェマネ』

 

 

「勿論貴様達にもメリットはあるぞ」

 

 

「わぁぁ!?」

 

「ちょっとアンタね!!作戦会議に割り込まないでよ!!」

 

 

「これは失礼、だが此方も協力をするならばプレゼンをさせて欲しい」

 

「何をくれんのよ?」

 

「プレゼントじゃなくてプレゼンな………俺らのメリットって何ですか?」

 

「それを話す前に

 

信じるか信じないかは貴様ら次第だが、実は我輩未来や過去を見る事が出来るのだ」

 

 

 

『ニャンか一気に自信がニャくニャって来たニャ……』

 

「ほら止めときましょ……」

 

 

「まあ聞くが良い、電気ネズミの小僧を追い掛け別世界から来た敵<カタキ>役達よ」

 

「なぁぁ!?何でそれを!?」

 

「言ったであろう過去や未来を見る事が出来ると、貴様ら中々に苦労しているようだな

 

 

晩飯にカンパン2枚を、そこの物真似小娘以外のメンバーとやたらデカイ蛇と常に毒ガスを吐き出す生き物や食虫植物の様な生き物……計7人で割るか…………腹の足しになるのかそれで?」

 

「噛みまくればお腹は満足するのよ!!

 

 

つうかそれアーボック達よね……その頃のアタシらの事を知ってるって事は、マジで過去や未来見れんの!?」

 

「だから言ったであろう………さてそんな我輩が見た未来にて、感謝祭の主役の1人である公害……失礼……迷惑極まりない団体が奉る女神と信者が良からぬ事をしでかす

 

生憎その女神のせいで全ての未来を見れなかったが、その良からぬ事に便乗し金を稼ぐ為に貴様らと手を組みたいのだ」

 

 

『…………うーん』

 

 

 

「勿論メリットもあるぞ、冒険者登録をしモンスターマスターになったが中々スキルポイントを稼げず困っているだろ?」

 

「えぇ……後ちょっとでポケモンを召喚出来る所まで来たんですが」

 

 

「ではコレをやろう」

 

「何よそれ?」

 

 

「スキルポーション、古びているが最上位物だ

 

コレを飲めば大量のスキルポイントを手に入れる事が可能となる、因みに売値は中古価格で1000万エリス」

 

 

「「『1000万!?』」」

 

「我輩が店に来る前に当店の店主が仕入れた品物らしい………こんな始まりの町で1000万エリスもの大金を持っている冒険者など数知れないというのに……何故仕入れた!?

 

しかも話を聞けば業者から1億エリスで買ったそうだが、当時商品棚が埋まって居たので倉庫にしまい

 

そのまま入れっぱなしにし、購入したのを思い出したのは中古価格で販売しなければならんほどポーションの効力が落ちてから………はぁ」

 

 

「何か…………アンタも大変みたいね」

 

「そ……そんでそのポーション、俺にくれるんですか?」

 

「あぁ、手を組んでくれるならな

 

だが中古価格とはいえ1000万エリスの品物だ、そこで条件を出したい

 

今日の売上金を此方7割、そちら3割の分担というのはどうだろうか?」

 

「はぁ!?アタシらの取り分3割なわけ!!」

 

 

「その代わりがそのポーションだ、何なら今飲んでくれても構わんぞ

 

もしスキルポイントを得る事が出来なければソチラが7割で構わん」

 

 

「よ………よし

 

 

ゴクゴク」

 

「どうよ……コジロウ?」

 

『マンネェ?』

 

 

「…………た……確かに力が高まってる感覚はあるな……どれどれ」

 

自らの冒険者カードを取り出すと

 

 

「なぁ!? 凄い量のポイントが入ってる!!!」

 

 

『本当かニャ!!』

 

「あぁ!!コレなら1……2……おぉ!!3体までポケモン達を呼べる様になった!!!」

 

「3体も!?」

 

『ソォォナンス!?』

 

 

 

 

「フッハハハハ!!だから言ったであろう

 

 

さて猫よ、我輩の見立てではこの店のオーナー的ポジションは貴様だ

 

 

改めて問おう、是非我輩の店と協力体制を結んで欲しい」

 

 

『ニャハハハ!! 勿論OKニャ!!』

 

こうして売上1位と2位の店が手を組み

 

<そして現在>

 

『お待たせしましたニャ、今日だけの期間限定マラサダ入りフラッペでございますニャ』

 

真ん中部分をくり貫いたマラサダをカラッと油で揚げ、オニゴーリ型のかき氷器で作られたかき氷の入った器の上から被せ

 

そこに特性ハニーシロップを生地や氷に掛けた商品を客に提供する

 

 

「ジャリ パクッ

 

美味しい♪」

 

「………私もアレにしようかな」

 

コレが大バズりし客が来るわ来るわの大行列に

 

 

 

『ニャハハハ!!やはり人間は期間限定って言葉に弱いのニャ!』

 

『ソォォナンス!!!』

 

 

 

(かき氷に合うドーナツの商品を直ぐに思い付くわ大々的に期間限定を強調し客の購買意欲を高めるとは、あの猫中々に商売人としてのセンスがあるではないか

 

だが、繁盛の理由はそれだけではない)

 

 

 

 

 

 

 

「ドーナツとかき氷両方食べれるとか最高!!」

 

「あたしも早く食べたいな」

 

 

因みに大行列のおよそ6割は小さな子供が占めていた

 

 

 

 

(どういうカラクリかは見れなかったが

 

あの公害女神と信者のおかげで、子供の客が多く手頃の値段であるスイーツがバンバン売れる

 

フッハハハハ!!!ライターを売り始めた時以上の売上は間違いない!!!)

 

 

 

 

「次のお客様どう……あぁルナさん」

 

 

「ど……どうも」

 

 

「今日も来てくれたんですか、ありがとうございます」

 

 

「は……はい………今日は……ウィズさんのお店と一緒にやってるんですね」

 

 

「えぇ、共同で営業してましてね」

 

 

「そうですか

 

 

 

 

 

(まさかコジロウさんウィズさんに気があるの!?

 

だから一緒にお店を………とんだ伏兵だわ………まぁ確かに)」

 

 

「お買い上げありがとうございました♪」

 

 

 

 

(ウィズさんって美人だし誰に対しても物腰柔らかいし、アークウィザードとしても優秀だものね

 

何より変な人が多いアクセルで間違いなくマトモの部類に入る人だわ………でもだからって!!

 

せっかく見つけたチャンス、みすみす明け渡しなんかしないわ!!!!!)

 

 

「今日は何にします?」

 

 

「あっ?

 

 

期間限定のマラサダフラッペで」

 

 

「分かりました、ニャース!!マラサダフラッペ1つ

 

 

それじゃあルナさん、ウィズさんの所にあるかき氷器で氷の種類を選んで来てください」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『この方々見覚えがあると思いましたが、前にピカチュウさん達と戦われていたロケット団ですわね

 

確か強くて珍しいポケモンを奪うとかマフォクシーさんが言ってました………マズイですわ!!きっと隙を見てお強く世界一美しいワタクシを拐おうとしているに違いありません』

 

 

「あぁルナさん、いらっしゃいませ」

 

 

『ウィズさんは気にしていない、それとも気付いていないのか………恐らく後者ですわね

 

あのクソダサ仮面悪魔は売上にしか目が行かないでしょうし

 

 

仕方ありません……自分の身は自分で守らなければ』

 

ピタッ

 

『いやぁぁぁぁぁ!!!』

 

『うわぁぁ!?

 

肩に手を置いただけで驚き過ぎでしょ!?』

 

 

『な………何だキルちゃんさんでしたか、驚かさないで下さい』

 

『…………前から気になってましたが………アナタ随分ビビりなんですね』

 

『凍らされたいのかしら………まぁ良いですわ、申し訳ありませんがかき氷が食べたいなら列にお並びなさいませ

 

知り合いだからと言って特別待遇などは致しません事よ』

 

 

『かき氷食べに来たんじゃありません、ルカリオからSOSを貰ったので貴女にも手伝って欲しいんです!!』

 

『SOS!?』

 

 

 

 

<アクセルの北側>

 

 

(どうしよう……デートって何やれば良いんだ………ちくしょう!!!選択肢を選べるゲームと違ってリアルデート難し過ぎるだろ!!!)

 

 

当たり前である

 

 

「ほら、止まって無いで早く進んで下さい」

 

 

「お前……おんぶされてる身で良くスピードを催促出来るな」

 

 

「あっ!! めぐみん!!カズマさん!!」

 

「おぉゆんゆん……何急いでんだ?」

 

「まさか……その歳で迷子ですか」

 

「違うわよ、キルちゃんにアクシズ教団のエリアに行って欲しいって頼まれたの

 

どうやらルカリオからSOSを受信したみたいで」

 

 

「SOS!?」

 

「アクシズ教団のエリアに行って欲しいって事は、あいつ……だけじゃなくてダクネスもアクシズ教団の奴らに何かされてんのか?

 

だったら大丈夫だぞ、あいつら寧ろアクシズ教団に何かされるのウェルカムだろうし」

 

「何が原因かは言ってなかったみたいですけど、キルちゃんが言うにはルカリオはかなり焦ってたって」

 

 

「マジか……」

 

 

「あっ!? カズマ達!!」

 

そこにサトシ達も合流する

 

「何だ、まさかお前らもキルちゃんに誘われて来たのか?」

 

「キルちゃん?

 

俺はルカリオから波動でSOSを貰ったから来たんだよ」

 

「サトシ君はルカリオから直接なんだね、実はキルちゃんもそのSOSを受信したみたいなの」

 

「キルちゃんはエスパータイプですからね、ルカリオの波動を感知出来たのかもしれません」

 

 

 

『マフォク!!』

 

『ピカピ!!』

 

「マフォクシー?」

 

「ピカチュウ!!ロトム!!」

 

『マフォクシーもルカリオのSOSを受信したみたいロト』

 

 

パシュン

 

『キルッキ』

 

「あっ! キルちゃん!!」

 

<テレポート>でキルちゃん、そして

 

「何処に行ったのかと思ったらユキメノコを連れに行ってたのね」

 

『メノメッノ』

 

ユキメノコが合流する

 

 

 

(はぁ……結局最終日もトラブル起きちまうのかよ……)

 

「バルスリンとナマケロは居ませんが、どうやら全員揃ったようですね

 

先日のダクネスの結婚式で活躍出来なかった分、此処で取り返してやろうではないですか!!」

 

 

「姉ちゃんカッコいい!!」

 

 

「ふっふん!!」

 

 

「…………お前動けないんじゃなかったのか?」

 

 

「仲間のピンチに細かい事をネチネチ気にしないでください、さあ行きますよカズマ」

 

 

「………………はぁ

 

 

しょうがねぇな!!

 

そんで、そのSOSを出したルカリオは何処に居るんだ」

 

 

「アクシズ教団のエリアに居るって言ってたよ、行こう!」

 

「おう!!」

 

こうして全員で東側のアクシズ教団エリアの入り口付近に向かう

 

 

 

 

 

<アクシズ教団のエリア>

 

 

「ダクネス!! ルカリオ!!

 

何処に居るの!!!」

 

『フォクシィ!! フォクフォ!!』

 

 

 

アレから2手に別れ東側だけでなく南側のアクシズ教団のエリアを見て回ったが

 

 

「何処行ったのかなダクネスもルカリオも」

『デンネデネェ』

 

 

「シトロン君、アクシズ教団の店員さんには聞いた?」

 

 

「聞きましたが皆さん知らないって、あぁサトシ!カズマ!そちらは?」

 

 

「空振りだよ」

 

「そうですか

 

 

所でどうしたんですかその品物?」

 

「どこかのお人好しが情報教えるから商品買ってくれって詐欺に引っ掛かりまくってよ………なぁ!!!」

 

「………ゴメンなさい」

 

『ピカピ………』

 

そのどこかのお人好しと、彼を止められなかったポケモンがペコペコと頭を下げる

 

 

「こうなったら仕方ありませんね」

 

「どうするのめぐみん?」

 

 

「この件にアクシズ教団が関わっているなら、アクアかあのお姉さんを問い質すしかありません

 

2人共アクシズ教団のエリアに居なかったですし、教会に行って見ましょう」

 

 

<アクセルのアクシズ教団の教会前>

 

 

「随分騒がしいですね……」

 

教会に到着した一同が目にしたのは

 

数えきれない程の小さな少年少女達が、出店で購入した食べ物を食らいながらオモチャで遊ぶ光景だった

 

 

「アクシズ教団って……こんなに子供の教徒が多いんですか?」

 

「さぁ……私はアクシズ教徒ではないので他の教徒の年齢層までは知りませんからね、ただあのお姉さんの事です……アレぐらいの年頃の子供が教徒になる事を希望するなら2つ返事で許可するのは間違いはないかと」

 

「…………確かに」

 

 

 

「行くよ

 

 

 

てぇぇい!!」

 

ドォン!!

 

『キルッ!?』

 

すると遊んでいた金髪の女の子が勢い良く投げたボールが誤ってキルちゃんの顔面に命中してしまう

 

「ゴメンなさい」

 

『キルッ………キィィィ』

 

「ストップ!!わざとじゃないんだから怒らないでキルちゃん!!!」

 

 

 

自身にボールをぶつけて来た、金髪で可愛いドレス姿の女の子に<マジカルフレイム>を放とうとするキルちゃんを慌ててゆんゆんが止める

 

 

「はいコレ、今度は誰かにぶつけない様に気を付けてね」

 

「はーい♪」

 

(お人形みたいに可愛い子だな♪

 

でも………何か見覚えがある様な)

 

 

 

「ララティーナちゃん!!一緒に遊びましょ!!」

 

 

「うん♪ ばいばいお姉ちゃん」

 

「えぇ、ばいばいララティーナちゃん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ララティーナ?」

 

他の少女が口に出した、見覚えのある金髪の少女の名を再度セレナが口に出す

 

 

 

「それってダクネスの本名だよな」

 

『ピッカァチュ』

 

 

「そう言われれば……あの子ダクネスに似てる様な」

 

「た…たまたま同姓同名の子じゃないですか」

 

 

 

 

「お待たせ」

 

「今度は鬼ごっこやりましょ」

 

「誰が鬼さんやる?」

 

 

『リオリッ!』

 

「リオルがやりたいって」

 

「分かった、じゃあリオルちゃんが鬼さんね」

 

『リオッ♪』

 

 

 

『フォクシ!?』

 

『リオルが居るロト!!!』

 

金髪の少女の側で元気良く手を上げるリオルが現れ驚愕する一同

 

 

 

「ララティーナって女の子にリオルって………おい………まさかアイツら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アポ○キ○ン飲まされたのか!?」

 

「…………何ですかそれ?」

 

バタン

 

「やっぱり、聞き覚えのある声がするなと思ったらアナタ達だったのね」

 

「アク……ア?」

 

教会からアクアが現れるが、何故か彼女の姿を見たカズマの目が点になってしまう

 

 

 

「ふっふん~♪ どうかしら、急ピッチで用意したとは思えないぐらい神々しく美しい衣装でしょ」

 

金に輝くティアラを額に当て、お気に入りの羽衣を纏いながらウェーブがかかった水色のドレス姿と

 

腰に両手を当ててドヤ顔をしていなければ立派な女神にしか見えない程、今のアクアからは確かなるオーラが出ていた

 

 

「アクア様だぁ~♪」

 

「アクア様♪」

 

そんなアクアの登場に、先程のダクネスにソックリな少女やリオルに周りの子供達が一斉に彼女の元に集まる

 

 

「あらら元気ね皆、ちゃんと良い子にしていたかしら?」

 

「「「はーい♪」」」

 

「なら良い子にしていた皆にオヤツを持って来たわよ、セシリー!!」

パンパン

 

「はぁい~皆お待たせ、セシリーお姉ちゃんが作った

 

ところてんスライムパフェよ」

 

「…………おい」

 

 

 

「美味しそう~♪」

 

「あたし食べる♪」

 

「ボクが先!!」

 

 

「ケンカしちゃダメよ、ちゃんと皆の分あるからね」

 

「そうよ、良い子にしてないと……悪い女神が皆を誘拐しに来ちゃうかもよ!!!」

 

 

 

「……おい」

 

 

 

 

「やぁ!! エリスって悪い女神やぁ!!」

 

「でしょ、だからケンカしないで皆仲良くオヤツを食べましょうね」

 

 

「「「はーい!」」」

 

 

 

「聞けよ!! 俺の話!!!」

 

 

「あっ? カズマまだ居たの」

 

「居たのじゃねえよ!!!

 

 

お前ら………何やってんだ?」

 

 

「何って……ねぇ」

 

「えぇ、可愛いロリショタの教徒達のお相手をしているだけですよ」

 

 

「そこの金髪の女の子ダクネスですよね、さっきララティーナって呼ばれたの皆で聞きましたよ」

 

 

「…………似てる子です」

 

『リオルが側に居るロト』

 

 

 

「…………きっと野生のリオルをゲットしたダクネスと同姓同名の女の子よ」

 

「………………………苦しすぎだろ」

 

「…………だよね」

 

 

 

 

 

 

 

「あぁ!? ボクのところてんスライム!?」

 

 

「パクパク」

 

 

「ちょ!? 何食べてるんですかこめっこ!!!」

 

「ゴクン

 

 

姉ちゃん!!ユリーカ!! これ美味しいよ!!」

 

「今は食べてる場合じゃないでしょ!!!」

 

 

「大丈夫よ、ユリーカちゃんもこめっこちゃんと一緒に食べにいらっしゃい!!」

 

「話を誤魔化すな!!!

 

 

お前らダクネスに怪しげな取り引き現場を目撃されたんでアポ○キ○ン飲ませて幼児化させやがったんだな、アイツの唯一の誇れる部分を萎ませてやんなよ!!!」

 

「アタシがあんなの作れる訳ないでしょ!!!」

 

 

「あの子がダクネスとルカリオなら、どうやって小さくしたんですか……私達の事を知らないみたいですから体だけでなく記憶も子供になってるみたいですし

 

そんな魔法聞き覚えがありませんよ」

 

 

「モグモグ」

 

「アタシの取らないで!!」 

 

 

 

「こらこめっこ!!他の子の取っちゃダメでしょ!!」

 

『デンネデネェ!!!』

 

 

「うぅ……アタシの」

 

『レビレビッ』

 

 

「えっ!?アレって!!」

 

『ピィカァ!?』

 

 

こめっこに食べられてしまい空っぽになったお皿を持ちながら女の子が泣いていると、黄緑の肌で2本の触覚を生やした生き物が現れ

 

それを見たサトシとピカチュウが目を見開く

 

 

『レビィ!!』

 

生き物が皿に触れると、空っぽだった皿の上にところてんスライムが出現する

 

 

「わぁぁ♪ ありがとう♪」

 

『レビィレビ♪』

 

 

 

「何だアイツ?」

 

「あれはセレビィだよ」

 

「………お前が知ってるって事はポケモンなんだな、へいロトム」

 

 

『お任せロト

 

 

セレビィ ときわたりポケモン エスパー くさタイプ

 

時を越える事が出来る幻のポケモン、綺麗な森に住み森の安全や平和を守る為に戦う』

 

「幻!? あんな小さい子がですか!?」

 

「アレがセレビィですか、名前は聞いた事はありますが見るのは初めてです

 

なるほど………どうやらダクネスやルカリオが小さくなったのは、あの子が関係している様ですね」

 

「どうして?」

 

「セレビィは時間を操る事が出来るポケモンでして、さっきの様にこめっこに食べられる前の皿に乗っていたところてんスライムを復元させたように

 

物や生き物の時間を戻す事も進める事も出来るんです」

 

 

「……………チートじゃねえかよ」

 

 

「だから幻のポケモンと呼ばているんです」

 

 

「はぁ………バレちゃったんなら仕方ないわね、そうよセレビィにお願いしてダクネスとルカリオを小さくして貰ったの」

 

 

「なな!? 何でそんな事を!?」

 

「…………可愛い教徒であるセシリーの願いを叶える為よ」

 

 

「うぅ……」

 

突然セシリーが泣き始め倒れる

 

 

 

「昨夜セレビィさんと出会い、人を子供にする事が出来る力を持っているのを見た時にふと頭に過ったの

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロリショタ祭りを開催したい……って」

 

 

 

 

 

「……………………はい?」

 

 

全員の目が点になる

 

 

<背景BGM 映画の収入が100億を越え、尚も絶賛公開中の探偵アニメで犯人が動機を語る奴>

 

 

「ずっと夢だったわ……右を見ればロリ……左を見ればショタ……可愛い可愛いロリショタ達が楽しそうに遊んでいる光景が見たかったの!!!」

 

「その気持ちを今日私に打ち明けてくれたの、だから彼女の願いを叶える為に

 

セレビィにアクセルの住人の半分を子供にして貰ったわ」

 

 

「何やってんだお前ら……」

 

 

「じゃあやっぱりあの時の女の子ってリーンだったのね!!!」

 

 

「ダクネスとルカリオは、順番待ちする子供達を追い払って順番抜かしする酔っぱらいをセレビィに子供にして貰うのを見られて騒がれちゃったから、つい反射的に子供にして貰っちゃったの」

 

 

「……………」

 

頭痛がしたのか、無言で自らの頭を押さえるカズマ

 

 

「御安心を!!ロリショタになった方々はセレビィさんが直ぐに戻せるので、だから………せめて1日だけでも………お願いします私の夢を叶えさせてください!!!」

 

「アタシからもお願いよ、私の可愛い可愛い教徒のお願いを聞き入れてあげて

 

何より………アタシも純粋な子供達から女神と慕われたいの!!!」

 

 

 

「………本当に1日だけですか?」

 

 

「勿論!!」

 

 

 

 

 

「………俺は良いと思うけど……カズマや皆はどう?」

 

 

「まぁ……1日ぐらいなら………良いんじゃね」

 

 

「流石にアソコまで熱を見せられると、否定するのが可哀想になりますしね」

 

「あのお姉さんは決して悪い人ではありませんし、子供になった人達には申し訳ないですが1日だけなら構わないんじゃないでしょうか」

 

 

「うぅ…………ありがとう……流石はめぐみんさん!!流石は私の妹!!」

 

「だから妹にはなってません!!!」

 

 

「良かったわねセシリー」

 

「はい!!アクア様!!」

 

「それじゃあ後で乾杯でも」 

「良いですね♪

 

 

あっ! そういえばアクア様、頼まれていた人物夕方前には来ますよ」

 

「助かるわ、夕方からならまだ間に合うから」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ」

 

 

「どうしたのセレナ?」

 

 

「ダクネスとルカリオを探す為にアクシズ教団のエリアのお店見てた時に………凄い高級なお財布を持った女の子が水風船すくいを10回以上やってるの見たんだけど

 

 

まさかと思うけどアクア

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供にした人達に、自分のお金を使わせてないわよね」

 

 

 

「ギクッ!?」

 

 

 

 

 

「そういえば俺らも見たな、高級そうなネックレスをした男の子が立派な財布から金を出してアクシズ教団の店で使いまくってるのを」

 

 

「「……………………」」

 

 

アクアとセシリーから大量の汗が流れ落ちる

 

 

「そういえば今朝アクシズ教団のお店の種類を変更したってダクネスが言ってましたね…………子供受けしやすいお店に」

 

 

 

「「………………」」

 

2人は皆から顔を反らす

 

すると

 

 

「おぉいアクア!!良い金づるになりそうな貴族見つけたぞ、さっさと子供にし………ゲェ!?」

 

「ダスト………お前も共犯だったのか」

 

今アクアに言い掛けた内容、そして普段の彼の素行からして、今貴族の写真を持っているダストもこの件に咬んでいるなと察してしまう

 

 

「違うわカズマさん!!

 

彼にはこの可愛いロリショタ達のご飯代を稼いでもらってるの、そうよねダストさん」

 

「お……おうそうだ!!俺いま貴族の奴に安い商品を高く買わせて金稼いでんだよ、こんなに沢山のチビッ子達の為に汗水流して頑張ってるんだぜ俺

 

安心してくれ、ちゃんと悪徳貴族を選んでるぞ!!!」

 

 

 

「………ねぇ君、このお兄さんやシスターのお姉さんと女神のお姉さんからお祭りのお店の事で何か言われなかったかな?」

 

 

「あのねあのね、10000エリス以上アクシズ教団のお店で使ったら食べられる石鹸をタダでくれるって約束してくれたんだ

 

だからボクは20000エリス使ったから2つ貰えたの」

 

 

 

「そっか、ありがとな♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うぉぉいこらぁテメェら!!!!」

 

 

「何よ文句あるわけ!!!」

 

「そうよ!!!残り1日でエリス教に勝つにはコレしか方法がないのよ!!!」

 

「手伝ったらコイツらが俺の借金肩代わりしてくれるし、上手くいきゃ収入貰えんだぞ!!

 

こんな美味い話に乗らねえでどうする!!!!」

 

 

 

「逆ギレすんな!!!」

 

 

「ダメだよ3人とも!!

 

勝手にお金を使わせるなんて!!!」

 

『ピィカピッカアチュ!!!』

 

 

「だって………うぅ……アタシ、エリスに勝ちたいんだもん!!!」

 

「やっとアクア様のお祭りを初開催出来たのに……このままじゃ初開催で私達は大敗に終わっちゃう……それだけは何としてでも阻止しないと!!」

 

 

「なら最初から真面目にお店をやれば良かったんじゃ」

 

 

「「グサッ!!!!」」

 

 

セレナのど正論攻撃、効果は抜群だ!!

 

 

「いいい……言っとくが、俺はたまたま手伝ってくれってアクアに頼まれただけだから」

 

「それでリーンまで子供にしてお金使わせたんですか」

 

「なにぃ!? おいアクア、何でリーンまでガキにしてんだよ!!」

 

「あっ………そういえば広場に居る人達を子供にした時に……リーンが居た様な」

 

「何やってんだ!? アイツじゃなくてセレナをガキにしないとコンテストで優勝……むぐっ」

 

「………そういう事だったのね」

 

最早ダストに対してセレナは敬語でなくなる

 

 

 

「と……とにかく………もう逆転勝利を祝う為に、この樽いっぱいの高級しゅわしゅわも用意したし目玉が書かれてないダルマも用意したの

 

 

だから……見逃してちょうだい、お願い♪」

 

 

「見逃せるか!!!」

 

「セレビィに皆を元に戻して貰わないと」

 

 

 

「お願いそれだは勘弁してぇぇ!!」

 

「お願いします!!お姉ちゃんのハグでご勘弁を!!」

 

「それは別件で貰うとして」

 

「おい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『はぁ………わざわざお店を抜けて来たのに下らない案件に巻き込まれるとは、またあのクソダさ仮面悪魔に嫌味を言われてしまいますわ』

 

『…………ユキメノコ』

 

『どうかしました?』

 

『あのセレビィ……何だか見覚えありませんか』

 

『はい?

 

 

あぁ………確かに言われて見れば………記憶の片隅に……居ますわね』

 

 

『モグモグ パクパク』

 

 

『『…………………あっ!?』』

 

 

 

 

<カズマの屋敷>

 

 

『ピィ~ピィ~♪』

 

『昨日と違って今日は機嫌が良いですねこの子』

 

『そりゃそうでしょ、アンタに歌って貰ったんだから』

 

『フフ♪私の歌を気に入ってくれるなんて嬉しい♪

 

イブさん、この子がグズっても私の歌で落ち着かせるので

 

貴女はお祭りにでも』

 

 

『御断りよ、コイツの世話はアタシがアクア様に頼まれんだから』

 

『本当に良いんですか、もう半日もありませんよ……最後に女神アクアや他の皆さんと一緒に過ごされては』

 

『…………しつこいわね、もう決心が付いたんだから鈍らせないでよ

 

コイツのお世話をしてってお願い聞かないと……アクア様に感謝を返せないじゃない』

 

 

『感謝……………あの………その』

 

 

『なに?』

 

 

『えっと…………ラァ~♪ララァ~♪』

 

突然歌い始めると、メロエッタは<いにしえのうた>によりボイスフォルムからステップフォルムにフォルムチェンジする

 

 

『ボイスフォルムのオレじゃ言いにくいみたいだから、フォルムチェンジさせて貰ったぜ』

 

『なにを聞きたいの?』

 

 

『女神アクアは、お世辞にも感謝されるような女神には見えなくてよ』

 

『なに? 喧嘩売ってんの?』

 

『この国の殆どの人間が懐く考えだとおもうぞ、そんな女神アクアにお前は何を感謝してるのか気になってよ』

 

『ふん!!! 失礼な奴には話してやんないわ!!!

 

というか話を聞きたいなら、先ずは自分から語るのが常識じゃないかしら

 

別世界で女神や泥棒の手伝いさせられてんのに、アンタってアルセウスに全く不満持ってないみたいだし』

 

『ははは! そりゃあそうだ

 

 

じゃあオレから話すよ、オレを捕まえようとするトレーナー達のポケモンの攻撃や仕掛けられた罠のせいで恥ずかしながらオレは死にかけちまってな

 

もうダメだって思った時、そんをアルセウスに助けられたんだ

 

ちょうどオレが逃げ仰せた場所がアルセウスが祭られてる祭壇で助かったよ、おかげで直ぐに見つけて拾って貰えたんだからな

 

ラッキーラッキー』

 

 

『結構重い話なのに軽いわねアンタ!?』

 

『ありふれた理由だったろ神様に感謝する理由としては、だから適当に話したんだよ

 

 

で、お前は?』

 

『…………やっぱり話さないでおくわ』

 

 

『はぁ!? 約束が違うじゃねえか』

 

『言うとは言ってないわよ

 

(悪かったわねありふれた理由で感謝して!!!)』

 

『なあ教えてくれよ、隠されたら気になるじゃねえか』

 

『ノーコメント

 

そんなに知りたいんなら例の皆からアタシの記憶を消すポケモン……セレビィだったわよね、ソイツがアルセウスの言う事聞いてる理由言ってみなさいよ

 

もしアンタと被ってなかったらアタシの訳を話してあげる

 

(セレビィもコイツと同じで幻のポケモンだし、また被ってるでしょうけど)』

 

 

『セレビィか………アイツはかなり珍しい理由だよ』

 

右頬を掻きながら苦笑いを見せる

 

 

『どんなの?』

 

 

『アイツ、この世界でもやってるみたいに森の平和を守る活動をしていてな

 

そしたら森の側に暮らす人間達からお供え物を貰ったんだけど、その中にあったアルコールを飲んで酔って暴れて守ってた森をブッ壊したから

 

その反省の為にアルセウスの手伝いをしてんだ』

 

 

『ぷぷぶww

 

アンタね幾ら被ってなかったらって条件出したけど、幾ら何でもお話作りすぎよ

 

まぁゾロアークの考える話より笑わせて貰ったわ』

 

『これ本当だぞ』

 

『…………マジで!?』

 

『アイツ普段は真面目で、困ってる人を見過ごせないお人好しなんだけど

 

アルコールが入ったら性格が180度変わるんだよ、変わった奴だろ?』

 

『………それアンタが言う?』

 

 

 

 

 

 

<同時刻、教会前>

 

『ちょっとアナタ』

 

『モグモ……ん?

 

わたしの事呼びました?』

 

 

『えぇお食事中スミマセンが、ワタクシ達に見覚えはありません事?』

 

『見覚え?

 

 

あぁ!! もしかしてアナタ達、前に森で喧嘩していたキルリアとユキメノコ』

 

『えぇそうです!! アナタに不意打ちで攻撃され、本当なら勝っていた勝負を有耶無耶にされたキルリアです!!!』

 

 

『ちょっとキルちゃんさん!!あの時の勝負なら、ワタクシが勝っていたの間違いでわ?』

 

『はぁ? 私の勝ちに決まって……って!!

 

今はそれよりも』

 

『おっとそうでした!!

 

良くもあの時はワタクシの賢いオツムに不意打ちをしてくれましたね!!!』

 

『だってアナタたち森の中で炎技使ったり、草木を凍らせていたでしょ?

 

なので自然を守る為に』

 

『だからって大木で殴るわ蔓で拘束しなくても良いでしょ!!森で暴れないでって言ってくれれば聞き入れますよ!!』

 

 

『言いましたよ』

 

 

 

 

 

{今日こそ決着を付けて、貴女にヒィヒィ言わせてやりますわ!!!}

 

{此方も貴女の情けない泣き声が聞けるのが楽しみです!!!}

 

 

{こらソコのキルリアにユキメノコ!

 

ケンカはダメでしょ、森で暮らしてる子達に迷惑{ふぶき!!}{マジカルフレイム!!}

 

 

はぁ……仕方ない}

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ちゃんと私は忠告したのに、アナタ達が話を聞かないから仕方なく実力行使に』

 

 

『『…………………』』

 

『100%2人が悪いね………ねえセレビィ、子供にした人達やルカリオを元に戻してくれる?』

 

顔を反らす2匹を放置し、ピカチュウがセレビィに話し掛ける

 

『何で? 子供にしたのは皆悪い人達の筈ですよ?

 

そんな悪い人の反省の為に子供にして欲しいってセシリーに頼まれたのに』

 

『違うわよ、アナタは騙されてるわ』

 

『はい?』

 

 

 

「早くチビッ子にした奴らを元に戻せよ、そんでお前らが使わせた金は全部持ち主に返せ」

 

 

「しょんなぁぁカズマさん!!お願い今回だけは見逃して!!この衣装の生地にティアラ用意してかなりお金使っちゃったの!!!」

 

「知るか!!!」

 

 

「めぐみんさん、アナタからもカズマさんを説得してちょうだい!!」

 

「無理です、お姉さんも堪忍してお金をキチンと持ち主に返すのですよ

 

 

でないと

 

コレからはお姉さん呼びや名前呼びを廃止して、アナタ呼びにしますよ」

 

 

「がぁぁぁん!!!

 

アクア様…………申し訳ございません…………私達の負けです」

 

「諦めないでぇセシリー!!!やっとエリスに勝てる日が目前なのにぃぃぃ!!!

 

 

こうなったら」

 

『レビィ!?』

 

『ピッ!?』

『フォク!?』

 

突然アクアがセレビィを抱っこする

 

「今日1日ぐらい逃げきってみせるわ

 

 

逃走中開始!!!」

 

 

セレビィを抱え逃げるアクア

 

 

 

だが

 

 

 

「窃盗」

 

ハンターが………迫る

 

 

『レビィィィ!?』

 

「くぅぅぅぅ!!!うおぉぉぉ!!!」

 

窃盗でカズマに引き寄せられるセレビィをアクアは再度キャッチし、必死に逃げようと歯を食いしばる

 

 

「おらぁアクア!!さっさとソイツ放しやがれ!!」

 

 

「嫌よぉぉ!!! 先輩として……これ以上、後輩に負けるのは嫌ぁぁぁ!!!!」

 

片手でシュワシュワの入った樽を掴み、窃盗の引き寄せから必死に耐えるが

 

 

「いやぁぁぁぁ!!」

 

バシャァァン!!!!

 

樽ごとカズマに引き寄せられアクア確保

 

その際に樽が引っくり返り、中身がカズマとアクア、そしてカズマに抱かれるセレビィに掛かり水浸しになってしまう

 

「あぁ……アクア様………」

 

 

「…………それじゃあ俺はコレで」

 

「えぇどうぞ

 

リーンを元に戻したら、貴方のやってた事を彼女に全部教えておくわね」

 

 

「待ってくれ!? それだけは勘弁してくれ!!!」

 

 

 

 

「ほら、さっさとダクネスとルカリオにリーン

 

それから他の奴らも元に」

 

ピタッ

 

 

「ん? ななな……なん」

 

 

「カズマ!?」

 

セレビィがカズマの体にタッチすると彼の体が段々と小さくなっていき

 

 

 

「あれ? ここドコ?

 

お母さん! お父さん! 何処?」

 

ダボダボの浴衣を動かしながら、辺りをキョロキョロと見渡し高い声を出しながら両親を探し始める

 

 

「カズマも子供になっちゃった!?」

『デンネデネ!?』

 

「か……か……」

 

「めぐみん………大丈夫?」

 

ワラワラと体を震わせるめぐみん、カズマが小さくなってしまい彼女がショックを受けているのだなとゆんゆんが心配し彼女の名を呼ぶ

 

 

 

 

 

 

「可愛いですぅ!!!」

 

「ちょっ!?」

 

小さくなったカズマを抱っこする

 

 

「お姉ちゃん誰?」

 

 

「あぁごめんなさい!!

 

つい可愛いくて………」

 

 

「流石私の妹ねめぐみんさん、同じ趣味に目覚めるとは」

 

 

「わわわ私はショタコンじゃないですから!?」

 

「セレビィ!!何でカズマを子供にしたんだ!!

 

早く皆と一緒に元に戻すんだ」

 

 

『………………レビビー』

 

セレビィはサトシを無視しセシリーの元に

 

 

『レビッィ!! レビレビッレビッィレビィィィィ!!!!!!』

 

 

「…………ええとセレビィさん………何を言ってるの?

 

何だか怒ってるのは分かるけど」

 

 

『ア……アチシが教えてあげるロト

 

 

オホン

 

 

 

 

 

 

セシリーところてんスライムは何処にあんねや、さっさとお代わり出せやオラァァァ!!!!

 

って』

 

ロトムはコガネ弁と必死に巻き舌を使ってセレビィの言ってる事を翻訳する

 

 

「口悪っ!?」

 

「ま……まさか……酔っているんじゃないですか!?」

 

 

 

 

 

「えっと………ロリショタ達にある分を全部上げちゃったから、今から用意するわね待ってて」

 

『レビィィィ!?レビレビッ!!レビレビッレビッィレビィッレビィッレビィ!!!!』

 

 

 

 

 

「何って言ってるの?」

 

『…………………』

 

「ロトム?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『セレビィのイメージが崩れるから言いたく無いロト………』

 

『キッ………キルアキィ』

 

『………ガクガクブルブル』

 

ロトムだけでなく、先まで不意打ちされた件でセレビィに対して怒っていたキルちゃんも顔が青ざめており

 

ユキメノコに至っては体が縮こまり震えていた

 

 

 

 

『レビビビビビwwww』

 

「せ……セレビィさん……大丈夫」

 

 

怒っていたと思ったら今度は突然大笑いを始めると

 

『レビィィィィィ!!!!!!!!!』

 

自らの体を光らせる

 

 

 

「な………何だったの今の光…………って……えぇぇ!?」

 

 

眩しき光が収まり目を開けたユリーカだったが

 

 

 

 

「あれぇ? ママ~?何処?」

 

『ピチュ? ピチュチュ?』

 

 

「な……なんでわたし……教会の側に居るの……」

 

『フォコ?』

 

「キャッ!? なんだフォッコか……驚いた」

 

「サトシも……セレナも……ピカチュウとマフォクシーまで子供になってる!!

 

 

お兄ちゃん大変だよ!!」

 

「お兄ちゃんって誰の事ですか?」

 

『コリッ? コリコリ?』

 

 

『ホビ……ホルビィ?』

 

 

「そ……そんな……お兄ちゃんやレントラーにホルードまて」

 

『デネェ……』

 

 

「ユリーカ、今の光なんだったの?」

 

「大変よこめっこ!! 皆……皆小さくなってる!!」

 

「ソコの紅魔族」

 

 

「ん?」

 

 

ところてんスライムを食べるこめっこに対し、彼女と同じぐらいの背丈をした赤目の少女が指を差す

 

 

「ワレは今非常に腹を空かせている、なのでその手に持つ食べ物を寄越すのです」

 

「やぁ!! コレはあたしの手にいれた物」

 

 

「ほう……なら良いでしょう

 

 

 

 

 

 

我が名はめぐみん!! 紅魔族随一の魔法の使い手、そんなワレに逆らう愚か者に裁きを下してやりましょ」

 

「凄い…………あたしの姉ちゃんと同じ名前の紅魔族が居たんだ」

 

「本人よ!!!」

『デンネッ!!』

 

 

 

 

「うぅ……知らない子ばっかり………恥ずかしい……お父さん…お母さん何処?」

 

『ラルッ!?』

 

『ユキッ!?』

 

小さな紅魔族の少女が木陰に隠れ、周りに知り合いが居ないので自分の両親を探そうと歩こうとした時

 

足元に居た白い体と赤い角をした小さな生き物と、黒い肌で体を被うぐらい大きな笠を纏う小さな生き物の体を踏んでしまう

 

「わぁ!? ご!ごめんなさい!!」

 

『ラルッラル!!! ラァルッ!!!』

 

「わぁぁぁ!? 殴らないで……うわぁぁぁぁん!!!」

 

『ふぅ』

 

「わぁぁ!?」

 

泣いていた紅魔族の少女はカチコチにされてしまう

 

 

 

『ユリーカ大丈夫ロトか!!』

 

 

「うん……ロトムは無事だったのね」

 

 

『アチシは進化してないから変わらなかったみたいロトそれよりも大変ロト!!

 

アチシの中の生体反応レーダーによると、サトシ達だけでなくアクセルに居る人達

 

全員子供になってるロト!!!』

 

「嘘ぉぉ!?」

 

 

 

「良くやったわよセレビィ!!

 

コレでアタシの勝利は間違いないわ、セシリー!!早速祝杯を」

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっと!ワタシのところてんスライム取らないでよ」

 

 

「いやよ!! このところてんスライム……いいえ、世界中のところてんスライムは全部アタシの物なんだから!!」

 

 

「ちっ! 何だよお金になるかと思ったら只のところてんスライムかよ、いらねぇ!」

 

 

「ギロリ!! ガブゥゥ!!」

 

「痛ぇ!?」

 

「ところてんスライムを捨てるなんて罰当たりな事、女神アクア様に変わってアタシがお仕置きしてあげるわぁ!!!」

 

 

 

 

「セシリーまで子供になってる!?」

 

ついでに言うとダストもである

 

 

『レビビビビwwww』

 

その光景にセレビィは腹を抱えて大笑い

 

 

 

「ちょっとセレビィ、流石にセシリーだけは今すぐ元に戻しなさうわぁぁぁぁ!?」

 

「アクア!?」

 

 

 

 

『ロトォォ!?』

 

 

『デネネ!?』

 

 

地面から突然生えた巨大な木の根っこにアクア、そしてロトムが捕まってしまう

 

 

『レビビビビビ、レビィィィィィ!!!』

 

セレビィが叫ぶとアクアとロトムを捕らえた根っこが大量に地面から沸き上がり、更には周りの木や草に葉っぱとありとあらゆる草木がセレビィの体に纏わり付いていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『セレビィの事を話したんだ、次はお前の番だぜ』

 

『……………忘れたわ』

 

 

『丸分かりの嘘付くなよ……』

 

 

『巨大な植物の生き物になって森を更地にしたなんてデカイ話の後よ、言いたくないに決まってんでしょ!!!』

 

『お前がセレビィの事を話せって言ったんじゃねえか!!

 

 

ん?』

 

『あれ? 何で急に夜に?』

 

 

突然屋敷内が暗くなる

 

 

ガシィィィン!!!ガシィィィン!!!!

 

 

『な……何の音?』

 

外から凄まじい音が聞こえ、イブは窓の方に向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

『ね……ねぇメロエッタ……』

 

『どうした?』

 

 

『さっき話してくれた巨大な植物の生き物って…………アレの事?』

 

 

『はぁ?

 

おぉそうそうアレだよ、懐かしいな

 

確かあの時はアルセウスがセレビィと同じく時を司るディアルガを派遣して、何とかセレビィの酔いを覚まさせて事を治め………………んんん!?』

 

 

 

窓に映るのは、様々な植物を惑う全長約300メートルはある巨大な生き物であった。




セレビィがなった巨大な植物の生き物は、映画の時を越えた遭遇に出たゴーレムみたいなのを想像してください
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