先週投稿した(文字数の埋め合わせNGだったのでハーメルンの公式さんから注意を受けて消した)奴に書きましたが、最近忙しさや外の暑さで小説を書く体力がなく遅くなってしまいました
改めて遅くなってしまい申し訳ありませんでした
<セレビィが巨大化する少し前>
「次アタシの番!!」
「ボクがまだやる!!」
「オレだぁぁ!!」
「こらこらケンカはダメだよ!!
君たちは沢山やったんだから、次はその女の子にやらせてあげようね」
「ぶぅぅ!!分かったよ」
「ありがとうね
(はぁ…はぁ……つ……疲れる………何故今日はこんなに子供が多いんでしょうか)
「今日は一段と繁盛してますね」
「あぁテルさん………嬉しい悲鳴だけど、流石に朝から元気いっぱいの子供達の相手して……もうクタクタだよ」
「閑古鳥に好かれる自分にとっては羨ましい悩みですよ、良ければ召し上がりますか?」
「ありがとう
シャリ
う~ん♪甘くてみずみずしい♪
やっぱヒスイの里の木の実は美味しいね♪」
「でしょ、なのに今回のお祭りでは全く見向きもされないんですよ」
「確かに美味しいけど、お祭りで800エリス払って木の実を買うなら他のスイーツを買うんじゃないかな?」
「……………半額にしますか」
「400エリスでも300エリスのかき氷を選ぶかなあたしなら」
「………オボンの実を育てる費用を考えればコレ以上の値下げは赤字に」
「そもそも新鮮さが売りの木の実を遠い場所で売るのは衛生的に良くないんじゃ」
「……………来年からは別のを売ります」
「頑張ってね……」
「おい止めとけって!!」
「いいや今日こそ……今日こそは勝てるんだ」
「どっから出てくんだよその自信……」
クリスとテルがそんなやり取りをしていると、店に3人組の大人達が訪れる
「あっ……また来たんだねアナタ」
「あぁ!! 今日は女神アクア様に祈りを捧げてきた、だから絶対勝てる!!!」
(うぅ……私の教徒だったのに……今ではすっかり先輩の教徒になってる)
一昨日まで自分の教徒だった男がアクアの教徒に変わっている事にショックを受けてしまう
「ちょっと待てよオジサン、次はオレ達の番なんだから」
「何だよ先客居たのか……分かったよ、さっさとやれよチビ
てかオジさん言うな、お兄さんだ!!!」
ピカァァァアン!!!
「ぐわっ!?なんだぁ!?」
「眩しっ!?」
凄まじい光が襲い掛かり、その場に居た者達は全員目を閉じてしまう
「つっ……大丈夫ですかクリスさん?」
「う……うん!
何だったんだろうね今の」
「チラッと見えましたが、アチラから発せられたかと」
「あれはアクシズ教団の教会………先輩が何かのイベントをやってるのかな?」
「オレがやる!!」
「ちょっと!!順番抜かしすんなよ!!!」
すると喧嘩をする子供の声が聞こえ、クリスがそちらを振り向くと
「あれ?」
この2日間店に通ってくれた顔馴染みの大人3人の客が居た場所に服のサイズが合わない子供が3人おり、その内の1人が先程からクリスの店に並んでいた子供と喧嘩をしていた
「ねえテルさん、さっきの男性グループって何時のまに居なくなった?」
「目を瞑っていたので彼らの移動した姿は見ていませんが、少なくとも3人分の足音は聞こえませんでしたね………所で
先程より子供が増えて居ませんか……というより、我々2人以外小さな子供しか見当たりませんね」
テルが周りを見渡すので、クリスも共に周りを見渡すと
周りには5歳か6歳の子供しか居なかった
「ほ……本当だ………」
「それに突然現れた子供達の衣服、先程クリスさんの店に並ばれていた方々が着ていた服と同じに見えます
しかもダボダボな所を見るに、まるで大人から子供の姿になったように見えますね」
「………………まさか!?」
「何か心当たりが?」
「あっ……えっと……その……」
「うぅ……うわぁぁん!!!ママぁぁ!!!」
「…………どうやら子供になった方々は肉体だけでなく精神も幼くなっているようですね、我々の事を全く見向きもしていない
なら此処は包み隠さず話されては如何でしょうか
エリス様」
「………………………そうですね
実は今アルセウス様からとある命を受けたポケモンが此方の世界に来ていまして、その子が時を操る能力を持っているんです………もしかしたらコレはその子が」
「時を操る………どうやら自分が話した説が当たりのようですね
所でもしやそのポケモンはコンゴウ団の方々がシンオウサマと奉っていた時の神でしょうか?」
「ディアルガさんではありません、セレビィなんです」
「セレビィ………遠き西の地にて森を守る存在だとコギトさんから聞いた覚えがあります、しかしアルセウスの命を受けたポケモンが何故アクセルの住人を子供に?」
「それは………分かりません………とにかく今は早くセレビィに皆さんを元に戻して貰わないと、知り合いの冒険者達にも探すのを手伝って貰うのでウォ………ん?……待ってください………アクセルの人達が子供になっているなら………まさか!?」
「どうか致しましたか?」
「………私の知り合いの冒険者達も………子供になっているんじゃないかと」
「もしやピカチュウとナマケロを連れている方々ですか?」
「えぇ、ご存知でしたか?」
「近頃良く会ってましてね、確かに彼らはアクセルに住んでいますし他の方々と同様に小さくなられている可能性が高い
戦力の確保が出来ないならば、自分がエリス様のお手伝いを致しましょう」
「ありがとうございます!
ではアクシズ教団の教会に行ってみましょう、アソコから発せられた光が原因ならセレビィはそこに」
ガシィィィン!!!ガシィィィン!!!!
「あれ? 何で急に夜に……えっ!?」
テルとエリスが教会に向かおうとした時、凄まじい地響きと共に辺りが真っ暗となり
何事かと彼女が上を見上げると、そこには様々な植物を纏った巨大な生き物が
「なにアレ!?」
「か……怪物だぁぁ!?」
「うわぁぁぁん!!ママぁぁ!!パパぁぁ!!!」
巨大生物の出現に、子供や子供になった住人達はパニックを起こす
「間が悪いですね、こんな時にゴーレムの出現とは」
「な………なんで……」
「エリス様?」
「あ……あれ………ゴーレムではなくセレビィなんです」
「あれがセレビィなのですか?
確か人間の赤ん坊なみのサイズと聞いた覚えが」
「私もメロエッタから聞いただけで直接あの姿を見るのは初めてですが、どうやら変身した姿なんです」
「その様な力まであるとは……なら困りましたね、流石にコレだけ巨大なる相手を静めるのは自分と今の貴女だけでは出来ないのでは」
「足止めなら何とか……その間に何故セレビィがこんな事をしているか本人に会って聞いてみます、セレビィは心優しい子ですから」
「そうですか……なら」
「逃げろぉぉ!!」
「くそっ!!走りにくい!!
わぁ!?なんだよお前!?」
「そんな巨体な剣を持ちながら走るのは大変ですよ、手放しては如何ですか?」
「やだね!!いつの間にゲットしたか分かんないけど、こんな高そうでカッコいい武器手放せるかよ」
「おやおや小さくなられたのにがめつい御方だ、では自分が運んであげましょう
どうやら皆さん肉体や知能が子供になっただけでなくステータスも低くスキルも無い体になっているようですし、このまま放っておくわけには行きません
自分は子供達の避難を致します!!!」
「気を付けてくださいねウォ【エリス様!!!】メロエッタ!
丁度良かった、今何処に?」
巨大な剣を持つ少年を抱え怯え泣き動揺する子供達の手を取り避難させようと走り出すテル、そんな彼に声を掛けようとした時メロエッタからテレパシーが
<アクシズ教団の教会>
「何という巨大な生き物なのでしょ!!!ポケモン?はたまた未知なる別生物?
是非ボクに調べさせてください!!!」
「お兄ちゃんダメ!!危ない!!!」
「わぁ!?
だからお兄ちゃんとは誰ですか?
お姉さんの方が明らかにボクより年上じゃないですか」
「本当にアタシのこと覚えてないの……って!?」
「うわぁ~大きな生き物♪
お前もポケモンなのか?」
「巨大怪獣だスゲェェ!!!ウルト◯マン何処に居るんだ!?」
「フッフフフ!
紅魔族随一のアークウィザードの前にノコノコ現れるとは実に哀れなり、この我がせめて楽に滅してあげましょう!!!」
『ラルッ! ラルラル、ラァァルッ!!!』
「あぁ!! ダメです、あの巨大生物はボクが調べるんです!!」
「あぁもう………こうなったら
デデンネ! ほっぺすりすり」
『デネデ!! デンネッ~デンネッ~』
「「「「ギャァァァァァ!!!!」」」」
『ラルゥゥゥ!!!!』
巨大化したセレビィに近付こうとする4人やラルトスになったキルちゃんに対し、デデンネは自身の頬っぺを彼らの体に擦りつける技<ほっぺすりすり>でマヒらせる
「ありがとデデンネ
でもどうしよう……早くセレビィを止めないといけないのに、お兄ちゃんも皆も記憶まで子供になってるみたいだし
あたし達だけじゃ」
「モグモグ
どうしたのユリーカ?」
「イラッ
こんな一大事にところてんスライム何か食べてる場合じゃないでしょ!!!」
「あっ? あの巨大怪獣こっち来るよ」
「えっ!?うわぁぁぁ!?」
『デデェェン!?』
『ユキィィィ!?』
植物で作成されたセレビィの両手がこめっこ達に迫り、近くに居たユキワラシとなったユキメノコが騒ぎ立てる
『ナマァァァ!!!』
『リィィマッ!!!』
「ハリマロン!?ナマケロ!?」
だがその手をナマケロの<じごくづき>とハリマロンの<ミサイルばり>が粉々にする
「ありがとう2人とも!!」
『リィマァリッ!
リィリィマァ~リマリッ♪』
『バケチャバ、バケバケッチャ?』
『デンデネ、デネデンデネ』
『………………リィマ』
ハリマロンはユリーカではなく、ピョンピョンと跳ねながら此方にやって来たバルスリンに対し自分の強さをアピールするも肝心のバルスリンはハリマロンを無視しデデンネに何が会ったかと話を聞いていた
「おーい!!」
「あっ、お兄ちゃんみたいなお姉ちゃん」
すると其所にクリスが猛スピードで駆け寄る
「普通にお姉ちゃんって呼んで欲しいな………こめっことユリーカが此処に居るって事は」
周りの子供達を見渡した時、ブルブルと体を震わせながら崩壊した教会に隠れている金髪の少女に目が止まる
「あの子……昔のダクネスにソックリだけど、もしかして」
「うん……あの子はダクネスだよ、それにお兄ちゃんも皆もセレビィってポケモンに子供にされちゃったの」
『ナマッ!?』
『リィマッ!?』
『バケチャ!?』
各々のトレーナーや仲間のポケモン達が子供になったと聞いて衝撃を受ける3匹
「……………やっぱり」
想像通りの事が起きており肩を落とす
『ニャァ!? 本当にコジャリガールとサラシガールが居るニャ!!』
『マンネッマネ!!!』
『ユキィ?』
「ニャース!?」
「だからサラシは巻いてない!!!!」
『そんニャ細かい事は今置いとくのニャ!!!
一体ニャ二が起きてるニャア、いきなり客もムサシとコジロウも子供にニャるしソーナンスもソーナノにニャっちゃったうえにニャア達の事を知らニャいって!!
それにあの巨大な生き物、前にジョウト地方で見た事あるニャ……ニャんでセレビィが暴れ……ギャァァァ!?後ろ!!』
『マンネェ!!!』
「えっ? わぁ!?」
「ほへっ?」
「クリス!! こめっこ!!」
「うわぁぁあ!?」
「キャァァァ!?」
「セレナにゆんゆんまで!!」
ナマケロとハリマロンによって破壊された部分から別の植物が生え始め再生が完了したセレビィの両手が、こめっこを抱くクリス、そして教会の入口付近に隠れていたセレナやゆんゆんに複数の子供達を捕まえる
『ユキッ……ユキユキ!!ユキッユキ!!』
『テェルゥ?』
『キル……キル……』
ユキメノコがテールナとなったマフォクシーやキルちゃんにトレーナーのピンチを知らせるも、小さくなりセレナの記憶が無いテールナは首を傾げキルちゃんはマヒ状態の為それ所ではなかった
『ナマナママ!! ナンマァァ!!!』
『リィマ! リィィマッ!!!』
再び<じごくづき>と<ミサイルばり>で破壊しようとするも先と違い全く微動だにせず、そのまま彼女達を体内に組み込もうとするが
『ニャ? 止まったニャ』
突如セレビィの両手が、まるで金縛りにあったかの如く止まる
「ふぅ………取りあえず一安心かな、こめっこ!しっかり捕まっててね」
自分達を捕まえる手が段々と弱まり、それによって出来た隙間から何とか脱出する
「大丈夫2人共!?」
「大丈夫だよ、さあ皆も降りておいで!!
お姉ちゃんが受け止めてあげるから」
「うぅ………こ……怖い……」
「や………やだ……」
だが小さな子供になったセレナやゆんゆん達に高い場所から飛び降りる勇気はなく、泣きべそをかいてしまう
「大丈夫だよ!!
皆も手伝ってくれる!」
『えぇ!?
あんニャ高さから落ちてくる子供ニャンかニャアは受け止められニャいのニャ!!!』
「やっぱり………絶対やだ!!!」
『ナンマナマァ!!』
『事実を述べたまでニャ!!!』
ポヨン ポヨン
『ニャ?ニャンニャこれ?』
『リィマリッ?』
「水風船?」
今この場に居るのはクリスと小柄のポケモンだけなので、子供達は自分達をちゃんと受け止めて貰えるのか不安となり拒んでいると
突然何処からか巨大な水風船と
『アシマァ!!』
「イブ?」
イブが現れる
「そっか、コレってイブのバルーンなのね」
『アシマリッ』
「ありがとう!
皆!! この水風船ならちゃんと皆を受け止められるから降りてきて!!!」
「行くよデデンネ」
『デネッ!』
ボヨン!ボヨン!
「ほぉら!!こんなに柔らかいし丈夫だから!!ケガなんかしないよ!!」
『デネッ!!デネデネッ♪』
イブの生み出したバルーンの強度を伝える為、ユリーカとデデンネはバルーンに登り跳ねまくる
「わ………分かった………えい」
「てい」
ボヨン!!ボヨン!!ボヨン!!
次々にバルーンに向かい子供達は飛び降りて行き
「よし、コレで全員だね」
「コレ楽しい♪」
「わぁ!ははは♪」
「何か気に入っちゃたみたいだね…………さて」
バルーンに跳ねまくって遊ぶセレナとめぐみんから、ユリーカの方を見るクリス
「ねぇユリーカ
此処に貴女や皆が居るって事は、もしかしてあのセレビィってポケモンが皆を子供にしたり巨大化した理由を知ってる?」
「うん!」
「じゃあ教えてくれる」
クリスがユリーカに状況を聞いている頃
「ちょっと放しなさいよ!!!ぐへぇぇ!?」
『アクア、あんまり暴れると蔦がキツく絞まるロトよ』
巨大化したセレビィの体内にて蔦で雁字搦めにされるアクアが必死にほどこうとするも、同じく雁字搦めにされているロトムの言う通り暴れる度に彼女の体に蔦が絞めつく
「くぅぅ……ねぇロトム何とかして!!」
『ダメロト
あやしいかぜ!!
先からやってるけどアチシの覚えてる技じゃ全くビクともしないロト』
「そんなぁ………」
『レビィッ!!!』
「『セレビィ!?』」
顔が真っ赤になっているセレビィが目の前に現れる
「ちょっとアナタ、何でアタシをこんな目に………ま……まさか!?
アタシに変な事するつもり!?エ◯同人みたいに触手で!!!」
『レビレビッレビィィ!!レビィッ!!レィビッ!!!!』
『違うみたいロトよ』
「じゃあ何よ!!」
『レビッレビィレ、レビィレビビビッ!!!!』
『えっと……オホン
お前は水を出し放題できるやろ、やからあのクソ美味いところてんスライム作り放題やから手元に置いたるわ、たっぷり作ってもらうで!!!
だってロト
コガネ弁は翻訳しづらいロト………というかアチシは調理係りで捕まったロト!?』
「女神をところてんスライムの材料扱いしないで!!!!
大体ところてんスライムの元がないんだから水があっても無駄よ!!!」
『レィビッレビィレビ、レビッレビィレ!!!』
『元は直ぐに持って来るから待ってろや、その前にお邪魔虫を倒す?
お邪魔虫?』
『レィビッ!!!!』
ロトムの問いを無視しセレビィは両目を光らせる
<地上>
『あのセレビィ酔っ払ってるのニャア!?』
「うん、カズマとアクアがセレビィを引っ張りあって、あの樽にぶつかっちゃったの」
「本当だシュワシュワが入ってる
(アルセウスさんがセレビィは酒癖が悪いから決して飲ませるなと言ってましたが、まさかこんなに悪いとは…………というかアクセルの人達を子供にって、何やってるんですかアクア先輩!?)
ま……まぁでも酔っ払ってるだけなら、酔いが覚めるまで何とかセレビィを押さえておけば…………あれ?」
『どうしたのニャ?』
「このシュワシュワ、アルコールの度数が1番低い物なんだ
変だな、いくら酒癖が悪いからって少し飲んだだけで酔っ払う事なんて無い筈だけど
ねぇ、セレビィは他に何か飲み食いしてたかな?」
「えっと………」
「コレ食べてたよモグモグ」
「えっ!?
……ま……まさかソレって……ところてんスライム!?」
「モグモグ……うん……美味しいよ」
「こらっこめっこ!!落ちた物食べちゃダメでしょ!!!」
『モグモグ』
『アシィ……』
『ナンマァ……』
「ま………まじか……」
こめっこと同じく逃げた子供達が落としたところてんスライムを食べるバルスリンに呆れるイブとナマケロを他所に、クリスの顔色がどんどん悪くなっていく
『どうしたのニャ? このブヨブヨの食べ物がニャンかあるのかニャ?』
「このシュワシュワはね、さっきも言ったけどアルコールの度数が1番低い物なんだけど
ある液体が交ざるとアルコール度数が全てのシュワシュワよりも高くなってアドレナリン………興奮状態になる物質を噴出しまくる性質があるんだ」
『…………もしかして、そのある液体って』
「…………ところてんスライム、多分あと3日はセレビィは酔いが覚める事も寝る事もない」
『ニャンだたったの3日ニャ、ニャらその間どこかに避難でもしてセレビィの酔いが覚めるのを待てば良いニャ』
「何言ってるのよ、止めなかったらセレビィがこの町を壊しちゃうじゃない!!」
『デネデネッ!!』
『あんニャでかい奴に勝てる訳ニャァス!!
それに人命とポケ命が優先ニャのニャ』
「………その人命やポケ命も危ないよ」
『ニャンでニャ、サラシガール?』
サラシ扱いを否定する事なくクリスは重い口を開く
「もし3日間の間ずっとセレビィが時間を戻し続ければ、既に小さくなった皆だけでなく今は無事な君達もどんどん若返って幼児から乳児に新生児そして胎児になる
でも胎児はお母さんのお腹に居る状態の事……………もしその状態で外に居れば
間違いなく死んでしまう」
『ニャァァァ!?』
全員の顔色が青くなる
「しかも今はアクセルだけで騒ぎが納まってるけど、下手をしたら他の場所……もしかしたらこの世界の生き物全てが」
「そ……そんな……」
「…………お姉ちゃんにお母さんとお父さんも………死んじゃうの?」
ところてんスライムを食べる手を止め、震える声でこめっこがクリスに問う
「……………大丈夫だよこめっこ、絶対そんな事はさせない
何とかしてセレビィを止めてみせる!!」
「……………ありがとうお兄ちゃんみたいなお姉ちゃん
もしそうなったら、アタシもうご飯食べれなくなっちゃうもん」
「………………………」
「こんな時までご飯の心配なの!!!!!」
「アタシには死活問題……」
『で……でもどうするニャ!?ニャア達だけであんニャ巨大ニャセレビィと戦うのかニャ!!!』
「他所の町からの応援を待ってる時間は無い、あたし達だけでセレビィの目を覚まさせるしかないよ
(私の世界の人達を死なせる訳にはいきません
それに……もし最悪な事が起きてしまったら、セレビィは勿論、セレビィに指示を出していたアクア先輩や私の世界に派遣させたアルセウスさんもタダでは済まない…………
そんな事はさせません!!!
もう……あの人の様な堕天した姿は見たくない!!!)」
『ピ……ピカチュウ!!オミャーニャンとかしてくれニャ!!!』
『ピッ? ピチュピッ』
『いや確かに今のオミャーはピチューニャが、実際はピカチュウで今は見た目がピチューにニャッただけで実際の中身はピカチュウニャのニャ』
『ピチュチュ? フワァァ~ピチュ』
『寝るニャァァァ!!!!
こんニャヤバい時に寝るニャンてマイペース過ぎるのニャア!!!!
ウゥ………ピカチュウが戦力にニャらニャいニャら、えぇぇい!!!ムサシとコジロウの為ニャ、こうなったら腹くくってやるニャ!!!
サラシガール!!!どうやったらセレビィの目を覚まさせる事が出来るのニャ!!』
「セレビィの体内からシュワシュワ、もしくはところてんスライムのどちらかの成分を0にするんだ
そうすれば酔いが覚める」
「どうやるの?」
「シュワシュワもところてんスライムも水分だから、水を操るアクアさんにやって貰おう
(先輩が自分の手で解決すれば、少しは天界の方々の先輩への印象が柔らかくなる筈ですしね)
アクアさんは何処に居るの?
あの人は女神だから子供になってない筈でしょ……どうしたのユリーカ?」
「それが………アクアとロトム……セレビィの体の中に連れて行かれたの」
「………………………マジ?」
「マジ……」
「………………………」
無言でクリスは頭を抱える
『ユッキキ、ユキィユキ?』
『ニャ? ウィズさんとあのバイト仮面に頼む?』
必死に思考を働かせるクリスを無視し、ユキメノコはリッチーのウィズと悪魔のバニルなら無事であろうから手を貸して貰おうと案を出す
勿論あまり口外しないで欲しいと言われているのでリッチーや悪魔の事は伏せて
『ダメニャ、あの2人は来れニャいのニャ』
『マンネマネ』
『ユッ?ユキユキィ』
『それが……』
<数分前、かき氷&マラサダ共同店>
「あれぇ~あたし何でこんな所にいるの?」
「わぁぁぁ!?」
「なによアンタ、人の顔みて指差さないでよ」
「ご!ごめんルミカちゃん!!ボクが悪かった許して!!!」
「アタシはムサシよ!!」
『ニャニがどうニャてるニャ……』
『マンネ……マネマネ』
『ソォォナノ?』
『ソーナンスまでソーナノにニャてるニャ……』
「うーむ、どうやら先ほどの光とアレが原因と見た」
『アレ?
ニャァァァ!? あれはセレビィ!?』
「白き光が邪魔をして詳しくは見通せぬが、店員やアクセルの住人達が子供になってから現れた
十中八九アレが原因で間違いあるまい
全くバイト雪女め、助っ人に行ったにも関わらず何も出来んかったか」
「うっ……一体何が」
「店主よ貴様も無事であったか、このままでは商売にならん
あのバイト雪女の手助けに向かうぞ」
「………なっ!?」
「どうした?我輩の顔に何かついて」
「ライトオブセイバー!!!!」
『ニャァァァ!?ニャニしてるのニャア店主さん!?』
『マンネェェェ!?』
「アナタ達、奴の手下かしら?」
『………はい?』
「フッハハハハハ!!!なるほどそういう事か」
『ニャァァァ!?仮面から体が!?』
『マネェェェ!?』
「流石は地獄の公爵バニル、やはり今みたいな不意打ちじゃ倒せないか」
「おい猫の小僧にモノマネ娘よ、我輩と奴は出掛ける事が出来なくなった
貴様達であの巨大生物を止めろ」
『ニャに無茶ぶりしてるニャ!?
アレはセレビィって幻のポケモンでムチャンコ強いのニャ、ニャアとマネネだけで勝てる訳ニャース!!』
「少しだけ見えたが、あの巨大生物の足元に貴様達の知り合いが居る
そやつらと手を組めば良き方に事が進むと見えた、それに此処に居る方が危険かもしれ「カースド・クリスタルプリズン!!!」おぉ?」
『寒ぅぅぅ!!!』
『マネェェ!!!』
「今日こそアナタを退治させてもらう!!!」
「ほれ言ったであろう、今の店主……いやあの魔導士は魔王軍の幹部すら泣いて喚き退職を選ぶ程までにトラウマを抱かせる程の力を持った獣だ
我輩や人外の貴様らの言葉など聞きもせん」
「悪魔の分際で人を獣扱いしないで!!!」
「ほれさっさと行け」
『ではお言葉に甘えて!!』
『マネェェ!!!』
『って訳で、2人共こんな状況にも関わらず戦ってるのニャ』
『ユ…ユキィ……』
何故こんな一大事に争っているんだと肩を落とすユキメノコ
『というかユキワラシ……いやユキメノコ、オミャーはピカチュウ達と違ってニャんで記憶があるのニャ?』
『ユキッ?
ユキ………ユキィ?』
『いやニャぜかしらってニャアに聞かれても分かるわけニャース、あのサラシガールも小さくニャってニャいし分からない事だらけで頭痛くニャって来たニャ……』
『マンネマネ……』
『アシア!!』
「イブ? どうしたの?」
『アシマリマアゥアゥ!! アシマリッ!!』
『ナマッ!? ナンマナマ、ナマナマッ!!』
「どうしたのイブもナマケロも?」
『アシマリがアクア様の代わりにアタシの水でやるって言ったら、ナマケロがその手が合ったかって驚いてるのニャア』
(そうか!! イブさんの出す水はアクア先輩の影響で浄化の力が宿っていました!!!)
「イブの水ってそんな事出来るの?」
「…………分からないけど、アクアさんが居ない以上はその可能性に掛けるしかないね
(恐らくアクア先輩ほどの効力はないですが、セレビィの意識が少量は回復するぐらいの力はある
そうすれば説得して止めさせる事が)」
『バケチャ!?』
『リマリィマ!?』
「どうしたのバルスリン?ハリマロうわぁぁぁ!?動き始めた!!!」
止まっていたセレビィが動き始める
『アシマッリ………』
「ウソ……(メロエッタどうしたの!?)」
【も……申し訳ありませんエリス様……何とかサイコキネシスで動きを抑えていましたが、セレビィに弾き返されてうわぁぁぁ!!!】
(メロエッタ!?
アソコね!!!)
上を見るとセレビィの体内から出現した大量の蔓の先が丸まり、勢い良く体内に引き戻すのが目に入り慌ててクリスは右手を前に出す
「バインド!!!」
伸びきった蔓の部分にバインドにより産み出された縄を掛け、その縄の先をクリスは手に持つ
「ゴメン皆、この縄を引っ張るの手伝って!!!」
『アシマッ!!!』
真っ先にイブが縄を掴む
「わかった!!」
「あたしもやる!」
『ニャんか分かんないけど………やるニャ!!』
こうして全員で縄を掴み
「せぇぇの!!」
クリスの掛け声で皆は縄を引っ張り
『アァァァシィ!!!!!!!』
更にイブが勢い良く<みずでっぽう>を噴出し、その反動を利用し縄を引っ張っていき
『ニャア?ニャンか落ちて来たニャ?』
縄が掛かった部分が折れると、丸まっていた蔓の中から何かが地上に落ちてくる
「はぁぁぁ!!!」
その落ちて来た物体をクリスがキャッチする
【あ……ありがとうございます…エリス様】
(大丈夫メロエッタ!?)
【えぇ、少し締め付けられただけですので】
「クリス、誰なのその子?」
『ニャァァ!? メロエッタニャ!?』
「メロエッタ?
もしかしてポケモンなの?」
『そうニャ、セレビィと同じ珍しい幻のポケモンニャのニャ』
「幻のポケモンなのこの子も!?」
「うん、実はこの子ね女神エリス様のお手伝いをしていて、だから感謝祭のお手伝いに来たんだよね
(話を合わせて)」
『【分かりました】
メロッ』
ガァン!!ガァン!!ガァン!!ガァン!!
『ナママ!! ナンマケッ!!!』
セレビィから飛び出された大量の触手がアクシズ教団の教会に刺さり
「あっ………教会が」
そのまま教会を引きちぎり体内に取り込む
<セレビィゴーレムの体内>
『レビッ!! レビッ!! レビィィィ!!!』
「ねぇロトム、あの子さっきから叫びながら何で瓦礫を漁ってるの……怖いんだけど」
『ところてんスライムの元を探してるみたいロト、多分シスターセシリーが教会の中に隠してるんじゃないかと思ってるんだロト』
「あぁ、確かにセシリーってところてんスライム大好きだものね、へそくりみたいに隠して………教会?
ま………まさかこのバラバラの瓦礫ってアタシの教会!?」
『分析開始………あのシャンデリアの欠片……以前アクシズ教団の教会に訪れた時に見た物と100%一致してるロト』
『レビィィィィィ!!!!!!!
レビレビ、レビィィィィ!!!!!』
『ロト!? まずいロトよアクア!!!』
「怒鳴りたいのはアタシの方よ!!!アタシの教会がぁぁぁ!!!!」
『それどこじゃないロト!!』
「アタシの教会ブッ壊される以上の衝撃なんかないでしょ!!!」
『やっぱり外に居るところてんスライムを食ろうた子供の体解体して、ところてんスライムの元を搾り取るしかないわなって言ってるロト!!!!!』
「……………あのセレビィさん……流石にそんな事やったらアナタ様も大変な事になると思いますので止められた方が………」
『レビィィィ!!!!!』
アクアを無視しセレビィは目を光らせる
しかし
『レビッ!? レッビィッ!!!!』
『どうやら、また外から妨害されてるみたいロト』
「良いわよ!何処の誰か分かんないけど邪魔しまくちゃって!!!
そしてアタシ達を助けてぇぇぇ!!!!」
<地上>
『エッタァァァ………』
再度大量に出現した蔓や触手、そして本体のセレビィを<サイコキネシス>で止める
『アシマッアゥアゥ!?』
【大丈夫です!!!】
「わっ? 頭から声する」
「コレって……もしかしてディアンシーが使ってたテレパシー?」
『ひゃぁ~ディアンシーとか懐かしいぜ』
「わっ!?ハリマロンいつの間に人間の言葉話せるようになったの!?」
『えっ?』
『オミャーもニャアとおニャじく喋れる様になったのかニャ!?』
『んな訳ねぇだろ!』
「わぁぁ!? ニャースも喋ってる!?」
『ニャアは元からニャ!!!!!』
「多分メロエッタが、あたし達とポケモン達が会話出来る様にしてくれてるんだよ」
【皆さんの話は聞こえていました……私がセレビィを押さえているので、どうか皆さんの手でセレビィの目を覚ましてください】
「分かった!!
イブ、頼むよ」
『任せなさい!!』
『だがよ、どうやってセレビィにイブの水ぶっかけんだ?
あのバカデケェ植物の体は、どう見たってあいつの本体じゃねえだろうし』
「ほ……本体をアソコから出して、ぶっかけるしかないね
(ナマケロさんって、こんなハキハキとした喋り方してたんですね……)」
『でもどうやってセレビィを出すの?』
「それなら『任せな』わっ!?ハリマロン?」
クリスを押し退けハリマロンはセレビィの元に向かう
『何をしようとしているのかしら、あのハリマロンは?』
『まさか実力行使で!?』
『セレビィ!!此処に君と同じ草タイプで超カッコ良いポケモンが居るぞ!!!
今直ぐ出て来たら俺とデートさせてあげる!!だから早く出ておいで!!!!』
『でサラシガール、さっきニャにを言い掛けたのニャ』
「えっとね」
『…………………』
セレビィからも味方からも無視され地面に倒れるハリマロンであった
「バルスリンのだいばくはつであの体を破壊して出そうかなって」
『フッフフフ………任して!!!私のだいばくはつなら、あんな植物の固まり跡形もなく粉々に出来るわ』
『ちょっ!?何言ってんのよバルスリン、あの中にはアクア様が居るのよ!!!』
「ロトムもだよ!!それにセレビィだって危ないし、本気は出さないでね」
『いや……バルスリンが本気で爆発してもアレはビクともしないぜ』
『……………ナマケロさん……死にたいの?』
『真顔で言うな怖ぇよ………俺はさっきアイツを2回ブン殴った、だからアイツのボディの強度は分かる
お前1人の爆発じゃ絶対ビクともしなだぁぁ!?バカ!!!此処で爆発すんなぁぁ!?』
『身をもって教えてあげる………私のだいばくはつの威力と美しさを!!!』
『美しさは関係ねえだろうがぁぁ!!!!!』
「じゃあセレナとめぐみんの爆裂魔法も一緒にやったらどうかな、何とか2人を説得して手伝って貰おうよ」
「ダメだね……2人とも子供になってスキルが使えなくなってる」
「そんな……」
『じゃあどうするの……』
『マネネも手伝う!』
「マネネ?」
『手伝うって、アナタが何を手伝うのでございますか?』
『マネネがモノマネでバケッチャのだいばくはつを真似するの、そうしたら威力2倍でしょ』
『そっか!!その手があった!!』
『でもマネネだいばくはつニャンかしたらメチャクチャ痛いのニャ、大丈夫ニャのかニャ?』
『コジロウの為ならマネネ我慢する』
「マネネ………」
『大丈夫よマネネさん
爆発は痛くなんかないわむしろ解放されて気分が晴れやかになるの例えるなら汗だくになって冷房の効いた部屋で冷たいアイスを食べた時の解放感を感じる事ができるのきっとマネネさんもハマると思うわさあ行きましょうレッツ爆裂』
『う………うん』
『いや2人でもダメだな、せめて後1人ぐらいは必要だと思う』
『と言っても………他にだいばくはつ出来る方は………』
「ねぇねぇ、さっきから言ってるだいばくはつって何?」
『この世のどんな物よりも美しく楽しく感動しわぁ!?』
『お前は黙ってろ!!!』
「ポケモンの技で、言葉の通り凄~い爆発を起こす技よ」
「姉ちゃんの爆裂魔法みたいな?」
「うん、まあ似てるかな……」
「じゃあアレ使ったら」
『アレ?』
「3日前に見せてくれたデッカイ花火」
「…………………………そっか!!!バルスリンが考えた超特大花火!!」
「花火って姉ちゃんの爆裂魔法みたい爆発するから、あのデッカいモンスターに効くかなって」
「お手柄だよこめっこ!!
あの大きさならかなりの威力があるはず、バルスリンとマネネのだいばくはつに負けない威力があるよ!!」
『よし、そんじゃあ砲台であの野郎にぶつけてやろうぜ』
『ままま待って!!!』
するとバルスリンが慌てながら皆を止める
『待って!待って!!待って!!!
ああああ……あの花火を………セレビィにぶつける…………ダメぇぇ!!!』
『何で?』
『あの花火はお祭りの締めを飾るの!!!星空の下で美しく爆発して沢山の人の記憶に永遠に刻んで貰いたいの!!!!
今爆発しても、皆子供になってるから覚えて貰えない……そんなのヤダぁぁ!!!!』
『そんニャ下らニャい事言ってる場合じゃニャース!!』
『下らニャい事!?
今すぐその口黙らせてあげようか!!!』
『……………ごめんニャさい』
「さっきはレッツ爆裂って笑ってたのに、泣いて今度は急に怒りだして………感情のスピード感凄いね
(バルスリンさん、こんなに爆発が好きだったのですね………)」
『バルスリン………お願い!!』
『イ……イブさん!?』
未来の神と名乗るプライドが高いイブがバルスリンに向かい土下座する
『アクア様を助けたいの………お願い!!!』
『うっ…………』
『マネネもお願い!!コジロウを助けたいの!!!』
イブと全く同じ形の土下座をするマネネ
『うぅぅ………………あ……あのクリスさん』
「な……なに?」
『子供になった皆が元に戻ったら……子供の時に見た事は……忘れるの?』
「………う………うん」
『うぅぅぅ……………………………わかり……ました
でも………皆にお願いがあるの』
「お願い?」
『ワタシの………ワタシの最高傑作……を……せめて此処に居る皆だけでも目に焼き付けてぇぇぇ!!!!』
『お……おう分かった、覚えておくよ』
『一生ね!!!』
『あぁ分かった分かった!!!
あの花火作ったのカズマなんだけどな』
『しぃ……余計な事言わないのよ、せっかくアイツ納得したんだから』
『おっとそうだった……つうかお前もスゲーな、トレーナーの為に土下座すんなんて
お前の事だからバルスリンに攻撃ブッ掛けて、言うこと聞かせるかと思ったのによ』
『当たりまえでしょ、確かに作ったのはカズマだけど花火のアイデアはアイツが考えた奴だもの
それに………ここ最近悩んでたアタシに元気になって欲しいから見てねって言ってくれたんだから、無粋な真似なんて出来ないわよ』
『………………へっ、そうかい』
【み……皆さん………出来れば早くして欲しいです………サイコキネシスで押さえるのも……か……かなりキツイですから】
「ご……ごめんねメロエッタ」
メロエッタに急かされ、猛スピードで用意を初める
『照準………良しニャ』
シトロンの作った巨大砲台をセレビィの方に向ける
『良いマネネさん、絶対!絶対!絶対に私の最高傑作の超特大スペシャル花火を目に焼き付けてね!!』
『分かったから暴れないで狭いぃぃ』
発射口の中に花火玉と共に入るバルスリンが、同じく入っているマネネに何度目になるか分からない催促を行う
『では行くニャ………フォッコ、ひのこを出して欲しいのニャ』
『フォコ』
ニャースが何とか説得し、砲台を点火する為にフォッコに<ひのこ>を吐いて貰い
バァァン!!!
凄まじい音と共に花火玉とバルスリンにマネネが発射される
『レビィィィィ!!!!!レビッィィ!!!!レビレビッレビィレビッレビィィレビィレビッッッ!!!!!!!』
「ねぇ大丈夫なのあの子……目の焦点が会ってないわよ」
『…………もはや何を言ってるか翻訳不能ロト』
ドガァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!!
ドガァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!!
ドガァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!!
『わわわ!?揺れてるロト!!!!』
「何この爆発音!?
って!?穴空いてる!?」
『レビッ?レビッ?』
プシュゥゥゥ!!!!
『レビィィ!?』
戸惑うセレビィに水を纏った青色の物体が凄まじい勢いで激突し、引き剥がそうともがくセレビィと共に穴から地上に落ちていく
『セレビィが吹っ飛んだロト!?』
「今の………もしかして」
「イブであってるよアクアさん」
『ナンマッ!』
『ナマケロ!!』
「クリス!?」
マネネとバルスリンに彼女の産み出した花火により巨大な植物の体の外側は壊れ、その場所からワイヤーを使ってクリスとナマケロが侵入する
「おおぉ~綺麗~金平糖みたい」
「花火を金平糖って表現するの初めて聞いたわ………」
時刻は昼だが、ハッキリと空に10色以上の鮮やかな光が浮かび上がる
「いいこめっこ、花火の時はこう言うのよ、た~まや~」
「ふーん………た~まや~」
『コジロウ……マネネやったよ』
『うぅ……うぅぅ』
『どうしたの?やっぱり痛かった『何て美しいのやっぱりワタシの考えは間違ってなかった火薬の量に質に配置場所にどれを取っても完璧すぎる正にアレこそ芸術アヴァンギャルド!!!!イッツアヴァンギャルド!!!!!!パーフェクトアヴァンギャルド!!!!!!!うわぁぁぁん!!!!!!』………この子の真似だけはマネネ絶対出来ないかも』
『マネネ!!!』
『バルスリンちゃん今行くよ!!!』
落下してくる2人を受け止める為、ニャースとハリマロンが落下地点に急いで向かう
その一方
『なんやこのアマ!!!離さんかいコラァァイテマウぞワレ!!!』
『離せって言われて捕まえてる奴を離す奴なんか居ないわよ、てかアマって名前じゃないわよアタシにはイブって素晴らしい名前があんだから!!!』
地上に降りたイブはセレビィを地面に押さえつけながら口を向ける
『コレで頭冷やしなさい、みずで『グラススライダー!!!』なっ!?こらぁ逃げるな!!!』
草木を生やした地面を滑る<グラススライダー>で押さえつけるイブから脱出し、距離を取る
『なんやよー見たらアシマリやないか、ただのポケモンがよー自分に喧嘩売って来れたな』
『ただのポケモンですって?
残念ね!!アタシは『やどりぎのたね!!!!』しまっ…うぁぁぁぁぁ!!!!!』
『ふん!!油断大敵や!!!』
大量の種がイブの体に植え付けられ、その種があっという間に蔓を咲かせ彼女を拘束しエネルギーを吸収していく
(くそ……くそ…………………何が未来の神よ……他の皆は頑張ったのに………アタシ……何も出来てないじゃない)
『誰か分からへんがエスパータイプのポケモンに散々邪魔されてコッチは向っ腹がたっとたんや、お前でイライラ晴らさせてもらうで』
『ピィィ!!』
『痛ぁぁぁ!?』
拘束しエネルギーを吸収するイブに止めをさそうとするセレビィの目を、小さな生き物がその小さなクチバシで必死につつく
『あ……アンタ………何で』
それはメロエッタと一緒に屋敷を飛び出す時に、屋敷の中で大人しくするようにと言って残したゼル帝であった
『ピィィ!!!!ピィィ!!!!』
悶えるセレビィを後にし、ゼル帝はイブに近付き彼女の体に植え付けられらた種をクチバシで剥がしていく
『まさか………アタシを助けに来たの?』
『ピィ♪』
『サイコカッター!!!』
『ピィィィィ!?』
『あっ…………』
ゼル帝に念で作られた刃<サイコカッター>が炸裂する
『良くも目ん玉つついてくれたな小動物!!!!』
『ピィ……ピィ………』
『バラしてウズマキ島に沈めたるぅぅぅ!!!!!』
『アンタ………』
『あぁ!?』
『なにゼル帝に攻撃してんのよ!!!!!』
『あっ! アソコに居るロト!!』
「イブ!!アタシも手伝って………えっ」
「眩しい………まさかまたセレビィの」
「違う……これイブが出してるわ」
拘束をクリスとナマケロに解いてもらい、事情を聞いたアクアがイブの手助けに向かう為に彼女の元に向かうと
イブの体が光輝く光景が目に入る
そして数秒後、光が収まると
青色だった体は水色に変わり、頭に2つ三つ編み状の団子の様な物が生えフリルの様な物を装着したイブが現れる
「イ……イブの姿が変わってる?」
『進化したんだロト!!』
「アレが進化なの!?」
「イブが………オシャマリに」
『進化したから何やねん
ただのポケモンが自分に勝てると思っとんか』
『アクアジェット!!』
『ぐはぁぁぁ!?』
アシマリの進化した姿<アイドルポケモン>オシャマリは<アクアジェット>でセレビィをぶっ飛ばしていく
『良くもゼル帝に……アタシの子を酷い目に合わせてくれたわね、この酔っぱらい!!!!
アクアジェット!!!アクアジェット!!!アクアジェット!!!』
『ぐへぇぇ!!!ぐはぁぁぁ!!!がぁぁ!!!』
追撃の連続アクアジェットがセレビィの腹に命中する
『イ……イブめちゃくちゃキレてるロト……』
『ありゃ完全に母親の顔だな……怖い怖い』
「良いわよイブやっちゃいなさい!!!!ゼル帝イジめる奴やアタシをところてんスライムの材料扱いした奴なんか叩きのめしちゃって!!!!」
ゼル帝にヒールを掛けながらイブを応援する
「いやいやダメだよアクアさん叩きのめしちゃ!!!
イブ!!!早く浄化して!!!!」
『おっとそうだった、みずで『グラススライダー』あぁまた!?』
「ちょっと!!鬼でもないのに森の中に隠れるつもり逃げるなぁぁぁ卑怯もの!!!!」
ガシッ!!
『なっ?』
『セレビィ、これ以上の醜態は晒さないでくれ』
「メロエッタ!!」
森に避難しようとするセレビィをメロエッタ(ステップフォルム)が捕まえ羽交い締めにする
『離せやぁぁ!!!』
『来いイブ!!!やっちまいな!!!!』
『オッケー!!!みずでっぽう!!!!』
『ゴボボボボ!!!!!!』
セレビィの口に大量の水が流し込まれて行く
『ゲホッ!!ゲホッ!!
あれ? 私は何を?』
(おぉ~完全に酔いが覚めてやがる、進化してパワーアップしやがったか)
『あれメロエッタさん? 何で私を羽交い締めに?
うっぷっ……き……気持ち悪い………あ……頭も痛い……うっぇぇ』
『ゲェ!?止めろ!!!此処で吐くな!!!』
『その前にさっさと子供にした連中を元に戻しなさいよね!!!』
『あ………あのどちら様で』
『『早くしろ!!!』』
『は……はい』
パン
青くなった顔色でセレビィは自身の両手を叩く
<アクシズ教団の教会が合った場所>
『リオリオ!リオリオ!』
「う………うぅん………ルカリオ………あれ?
此処は………何処だ?
確かアクシズ教団のシスターがセレビィというポケモンに大人を子供にさせているのを見て止めに入ったんじゃ………ん?
な……なんだ……異様に体が苦し……って!?
何故こんな子供用の服を着てるんだ!?」
『リィオリッ!!!』
ルカリオに起こされたダクネスが自分の体を見ると、小さな子供用の衣服や下着が体に食い込むわ色々と丸出し状態である事に気付く
そしてルカリオは彼女の為に、近くに落ちていたビニールシートをダクネスに掛ける
「す……すまないルカリオ
まさか……わ……私も子供にされてしまい……幼児プレイをさせられ……はぁ…はぁ……」
「おぉ……ダクネス元に戻ったか」
「あぁカズマか……………何をしてるんだお前達」
大の字やら様々な形で地面に這いつくばる皆を見下ろす
「分からない………俺達気付いたら体が痺れてて………動けないの」
「コレは……ま…間違いなく…マヒ状態です………恐らく僕達も子供にされて……その時にマヒ状態になったのかと」
「私は痺れてないけど……はぁ…はぁ………何だか凄く疲れてるの」
「セレナと同じく………何だか凄く……足が痛い………」
「ダクネス……は……早く………きゅ……救助をお願いします」
「ま……待ってくれ!!
先ずは着替えさせてくれ!!!」
「良いんじゃねえかそのままで、その格好の方がお前が大好きなケダモノの目で皆から見て貰えるぞ
何なら俺が見てやろうか、ほれビニールシート外しな」
「こんな痴女みたいな格好で見られるのは私の好みじゃにゃい!!!!
着替えて来るぅぅ!!!!」
『リオリオ!? ルカリィ!!』
「………チッ」
「カズマ………後で話がありますので覚悟していてくださいね」
「そ……そんな目で見なくても良いじゃねえか!!!
ていうか早く治療してくれ!!」
『ピカピ! ピィカァチュ?』
「あぁピカチュウ丁度良かった……誰か助けを呼んで来てくれ」
「マフォクシーお願い……肩を貸してちょうだい」
『キルちゃん……』
『ピッカァ!!』
『フォクシィッ!!』
『……………はぁ
キルッキ!』
「キャァァァァァ!!!!!!」
「あ……あの声はセシリーお姉さん?」
「凄い悲鳴……だったわね」
「何か……あったのでしょうか?」
「アレじゃね原因」
「アレって?」
「アクシズ教団の教会が失くなってやがる」
「……………本当だ」
「私達が小さくなってる間……何があったのかな?」
『生体反応レーダー確認完了、全員元に戻ったロト』
「本当? 良かった……」
『デネデネ……』
『リィマリィ…』
『バケチャバ……』
「コレでご飯食べられる……ホッ」
「皆、手伝ってくれてありがとう」
『メッ~ノッノッノ♪メッノメノ』
『ナマナンマ、ナマナンマナ』
『しぃ………確かにアイツだけニャンもやってニャかったけど、ああいう御高く止まってるタイプは不機嫌にニャったらめんどくさいから黙っておくニャ』
『マンネマッネ』
「イブぅぅ!!ありがとう!!!!」
『オシャマリマ♪』
『ラァ~♪ララァ~♪
【ではセレビィは後で私が教会に連れて行きますね】』
「頼んだよ
(セレビィをアルセウスさんが寄越したポケモンだと知れば、先輩の事です……アルセウスさんを絶対煽る筈………セレビィは普通の野生ポケモンとして扱いましょう)」
『【ですね】
ではイブさん、せっかく騒ぎも解決しましたしお祭りを楽しんで来てはどうですか』
『さっき言ったでしょ、アタシはゼル帝のお世話を任されてるって』
『ピィ♪ピィ♪』
『しかし………』
「ああぁぁ!? も……もしや……貴女様はアクア様ですか!!!」
アクシズ教団のマークが入った服を着る女性が、アクアの側に近付く
「えぇそうよアタシは水の女神アクア、貴女アタシの教徒ねどうしたの?
もしかしてアタシのありがたいお話を聞きたいのかしら?
良いわよ良いわよ聞かせてあげる、本当ならお金を取りたいけど今イブが進化してアタシむちゃくちゃ気分が良いから特別にタダにしてあげるわ」
「本当ですか!!!ではアクア様からのお仕事を終えた後、是非お願い致します!!!!」
「アタシからのお仕事?
アタシ貴女と会うの初めてだと思うけど」
「あぁ説明不足でしたね、アクア様がセシリーさんに頼まれたお仕事を、セシリーさんが代わりに私にやって欲しいと頼まれたんですよ」
「…………あぁ!!もしかしてセシリーが言ってたベビーシッターね貴女!」
「はい、アクセルに向かう道中にテレポートが出来るアクシズ教徒の方とお会いして連れて来て貰ったので夕方よりも早く来る事が出来ました」
「ありがたいわ助かる♪
イブ」
『アゥアゥ?』
「ごめんね、ずっとゼル帝のお世話をさせちゃって」
『オシャマリマ、アゥアゥオシャマ』
気にしないでくださいと答える
「でね、せめてお祭りの間だけでも誰かに変わって貰おうって腕利きのベビーシッターをセシリーと探してやっと見つけたの」
『アゥ?』
「だってアナタもアタシの感謝祭に出て欲しいもの、なんたってアクシズ教団ポケモン支部の代表なんだから♪」
『オシャマッ!?』
「じゃ今日1日宜しくね」
「はい、それでお世話をする赤ちゃんは何処に?」
「この子よ」
『ピィ♪ピィ♪』
「……………ええっとアクア様………この子というのは、今アクア様の手に乗られている」
「そうよ、アタシの可愛い可愛いドラゴンの赤ちゃんのゼル帝
ちゃんとお世話してちょうだいね♪」
「は……………はい」
「(あのアクシズ教徒の方………完全に呆気に取られてますね)
ねえアクアさん……ポケモン支部って何の事」
「水タイプのポケモンで構成するアタシの教団の新しい部署よ、天界に居た頃からずっと作ろうと思ってて前に水タイプのポケモン達を入信させて良いかアルセウスや他の神達に頼んだら
黙れ小娘!!!
って怒鳴って却下された事があったの、本当アイツらケチなんだから」
(先輩そんな事やってたんですか!?)
「でも今なら設立出来るわ、何しろ未来の神になるイブが居るんですもの
良いイブ、アナタのカリスマ性で集めた水タイプのポケモン達で構成されるのが、アクシズ教団ポケモン支部よ!!!」
『オシャ……オシャマリ……』
【待ってください女神アクア様、その様な事アルセウス様やエリス様……いえ他の神々が許しなど致しませんよ
(何よりイブさんは神になり掛けている件が無くとも、何時かは私達の世界に帰らなければならないんですから)】
「あら、アナタどっかで見たことあると思ったらアルセウスのパシリじゃない」
【違います!!私はパシリじゃありません!!!】
「だって何時もアルセウスからの指示で地上の厄介事の処理させられてたじゃない、此方の世界に居るって事は今はエリスの手伝いでもさせられてるのね」
【えぇそうです……というか私がアルセウス様からの指示を受けているのを知ってるという事は、また我々の世界を覗き見していましたね
やるなと散々アルセウス様に注意されたというのに】
「それで何、アタシのポケモン支部の建設にケチ付けるつもりなの」
【うぅぅ……無視しないでくださぃぃ】
「まぁまぁ………でもアクアさん、メロエッタの言う通りエリス様やアルセウス様が許可しないと思うよ」
「そんなの知った事じゃないわ」
「いや許可はちゃんと取らないとダメだって!!!」
「何でよ!!アタシはイブと一緒にこの世界だけじゃなく天界に帰ってもずっと居たいの!!!」
『……………オシャマリマ』
「ねぇそうよねイブ、アナタもアタシと同じ考えよね!!」
『…………アゥ………オシャマリマ、オシャマリ……アゥアゥ!!!』
「でしょ!!!」
(メロエッタ、イブさんは何と)
【当然です、アタシは神となりアクア様と天界で暮らすと言っています】
(えぇぇ!? で……でも……そうなったら)
【えぇ……イブさん】
(………何よ)
テレパシーでイブ個人……否、個ポケに話し掛ける
【前に言いましたよね、もし本当に神になったら貴女は地上のご友人達に一生会えなくなると………それが嫌だから帰ると言われたじゃないですか】
(……………ふっふふ)
【何がおかしいんですか?】
(そんな天界のルール……しがらみ?
えぇいどっちでも良い!!
無視してゾロアーク達に会いに行くわ)
【なな……何言ってるんですか!?そんな事出来るわけないじゃないですか!!!】
(じゃあ聞きたいけど、そのルールを破った神って居なかったの)
【えっ…………………いや…………】
チラリとクリスの方を見るが直ぐにイブの方に視線を移す
【………私が知らないだけで居たかもしれません】
【ほぉら、神にだって地上の知り合いに会いに行きたいに決まってるもの】
【ですが、破った場合は必ずそれ相応の罰が与えられますよ】
(その罰って誰が与えるの)
【はい? 他の神々ですが】
(なら決めたわ、アタシとアクア様で他の神達を屈服させてあげる)
【…………………………えっ?】
(そして神は自由に地上に行き来が出来るよう、天界に法律を作る)
【あ………あの】
(その地を治める神のやり方に他所の連中が口出し出来ないも追加ね)
【イブさん………】
(アクア様を最高神に添え、アタシは腹心のNo.2)
【イブさん!!!!】
(何? 今未来のビジョンを考えてる所なんだけど)
【…………本当に神になるんですか…………そしてそんな不可能な事を本気で叶えようと】
(そうよ、アタシは偉大なる水の女神アクア様から絶大な信頼を得ている未来の神イブ
アクア様のご期待に答える為、アタシはアルセウスを越え
そしてアクア様と共に全ての神達を従わせてやる
初めて出来たアタシ自信で見つけた夢、必ず叶えてやるわ)
【………………本気ですか】
イブの様子から冗談や強がりでない事を察し、メロエッタは呆気に取られていた表情を真剣な物に変える
(本気よ、それにアタシはゼル帝のママだもの
だから帰らない)
【……………話しましたよね
私はアルセウス様に命を救われました、なので恩を返す為あの方のご命令を拒否などしたくない
だから……アナタを力ずくで連れて行きます
と言ったらどうします?】
(…………………戦うわ、アタシもアンタと同じだから)
【同じ?】
(そうよ、アタシとゾロアークはアクア様に命を救われたの
人間達に捕まって変な機械に入れられ、見た事ない場所に来たと思ったらそこでも人間に捕まって更に毒まみれにされ、ゾロアークはアタシを助ける為にソイツらの言いなり
自分の世界で捕まってからずっと何度もアルセウス……神様に救いを求めたけど叶う事はなかった
もう終わったと覚悟したわ
でもそんな時)
{友を助けるが為に神を名乗り、写し身を神の身に変えし者よ
案ずるなかれ
この女神アクアに怒りの感情などありませぬ、アナタは利用されたに過ぎないのだから
さあ頭をお挙げなさい}
(……………アンタにとってアルセウスが絶対神なら、アタシにとっての絶対神はアクア様なの
さあバトルやるならさっさとやりましょう、早く片を付けてアクア様の感謝祭に行きたいんだから)
【……………………………いいえ、止めておきます
アルセウス様はポケモンに対し無理強いはしません、アナタが本心でどんな困難すらも受け入れ女神アクア様と一緒に居て神を目指されるのなら………止めはしません
アルセウス様には私から伝えておきます】
(そう……じゃあアルセウスにコレも伝えといて、引退後の就職先考えときなさいって)
【えぇ!?……わ…分かりました伝えておきます(少々オブラートに包んで)】
(それと最後に、アンタにも言っておきたい事があるわ)
【なんですか?】
<数時間後 女神アクア&女神エリス感謝祭会場内>
「って訳で、イブは帰らなくてすんだよ」
『何を話してるのかと思ったら、そんな事を話してたんだロト』
「良かったアクアとイブ一緒に居られて、それにしても凄い夢を見つけたんだなイブ♪」
『…………ピィカァピ』
「俺は絶対拒否するからな、アクアが神の頂点に付いたら全世界が破滅しちまう」
『ナマナマ』
「ま……まぁ夢を持つのは個人の自由なんだし、否定しないであげなよ
それにアクアさんもちゃんと反省して、稼いだお金を子供にした人達全員に返したんだからさ」
「めちゃくちゃ返すの渋ってたけどな………まあ教会ブッ壊れたから修理費も掛かるし、渋る気持ちは分からなくはないけど」
「それにしばらくはワガママ言いませんって俺達に約束してくれたんだし、許してあげようよ」
「…………どうせ明日には約束忘れてるよアイツなら」
「…………それは否定できないね……と……とにかく、皆ありがとう
イブの件もだけど、感謝祭もアクシズ教団の教会が壊れた以外は怪我人も0で何とか無事に終わりそうで良かったよ」
『ナママ、ナンマナナ!ナンマケナママ』
『確かに……アチシとアクア以外は、バルスリンからの宿題があるからまだ円満に終わってないロト』
「あっ!? 忘れてた!?」
「宿題って何の?」
『ピッカピカ?』
「超巨大スペシャル花火を見たメンバーに、花火の感想を書いて今日までに提出して欲しいんだって…………ノート2ページ分」
「確かに宿題だな……夏休みの
まあお前らは頑張って宿題やっとけ、よし行くぞサトシ」
「行くって何処に?」
「お前はセレナ、俺はめぐみんとのお祭りデートにだよ」
「あぁそうだった
(デートってのが何か分かんないけど、セレナと一緒にお祭りか……何かドキドキすんだよな)」
「そっか、じゃあアレは明日にでも話そうかな」
「何だよアレって?」
「明日の朝話すよ、どっちみち今から話しても行動するのは明日からになるしさ
それより今はお祭りの主役の1人として、手伝ってくれた2人には楽しんで欲しいからね
さあ行くが良い若人達よ」
「……………エリス様本当そういうノリ好きですね」
「だから今はクリス、さぁ行った行った」
「へいへい」
「じゃあねクリス」
「うん」
【お仕事お疲れ様でしたエリス様】
(私よりアナタの方が大変だったわ……お疲れ様メロエッタ、セレビィはどうしてる?)
【元気になったので今反省文を書いて貰っています、騙され酔っていたとはいえ流石にやり過ぎたので
それが終わったら私達の世界に帰らせます、もうイブさんのお仲間の方々の記憶操作はする必要ありませんから】
(そうね………イブさんはアクア先輩と一緒に居て、そして神になって
ねぇメロエッタ、アナタはイブさんの言ってた夢叶うと思う?)
【…………不可能に近い…と思います、エリス様は?】
(………………神々は皆さん様々な考えを持っている
でも地上への干渉はしないという掟の大事さや、神としての威厳を示す事に固執している事は皆さん共通の認識として抱いています
その認識を壊し、ましてや従わせるなんて不可能です)
【そうですね
でも】
(えぇ、例え叶う確率が限りなく低くとも
私は………私達は応援したい、そして諦めてしまった私の代わりに変えて欲しいわ天界を)
【はい
ただ】
{それと最後に、アンタにも言っておきたい事があるわ}
{なんですか?}
{アンタ今、女神エリスの手伝いしてんでしょ
つまり手持ちポケモンよね}
{え……えぇそうですね}
{じゃあ何時かバトルしましょう、アンタを倒せばアクア様は悲願にされている女神エリスに勝った事になるし
幻のポケモンメロエッタを完膚なきまでに叩きのめす未来の神イブ、ってアタシに箔がつくしね}
{………………………}
{どうしたの、もしかしてアンタさっきアタシを力ずくで連れて行くとか言ったわりにビビってんの
プークスクスwwwwまあ当然ねアタシはアルセウスを越える神だものwwwどうせバトルしたってアンタが無様な負けガーディになるだけだものね、良いわバトルしないであげる}
{……………ラァ~♪ラァ~ララ♪
上等だぁぁオラァァ!!!!今すぐその減らず口2度と叩けなくしてしてやる!!!!!!
インファイトォォォォ!!!!}
{えぇぇ!? メメメ!メロエッタ!!!}
【結果は一撃でイブさんの戦闘不能………あの大口に釣り合う実力を付けないと絶対夢は叶いませんね、今度隠れて特訓でもしてあげましょうか?】
(……………加減してね)
【勿論、そういえばエリス様あの事は皆さんに話されたのですか?】
(明日の朝に話そうかなって、今日は感謝祭の最後の日だものユックリして貰いたいから
だからメロエッタ、セレビィが反省文を書き終えたら帰る前にあの子を連れて来てあげて
そしてアナタも楽しんでちょうだい♪)
【了解しました、では私も急いでバルスリンさんへの感想文を書き上げ直ぐに向かいます】
(アナタも書くのね…………わ……分かった……待ってるわね)
<今から数時間前>
「いやはやお見事ですね、綺麗に解決されるとは流石は女神エリス様」
「ゴメンねテルさん、もう皆元に戻ってるから」
「おっと失礼、流石はクリスさんですね」
「あたしだけじゃ無理だったよ、メロエッタや皆のおかげなんだから」
「ははは、随分なご謙遜だ
さて」
「帰るの?」
「木の実じゃ売れないのが分かりましたので、店員の皆さんに叱られに帰ります」
「店長なのに叱られるんだ……」
「例え相手が上司であろうともミスした時はハッキリ物申し意見を言う、例え部下であろうとも的を得た発言なら決して否定するな素直に受け入れろ
ウチは何百年も前からその方針で、何とか小さな店を生き残らせてますからね」
「その方針を作った本人が言うと説得力あるね、もし神器がヒスイの村の近くに会ったら今度はお店の方に行くよ」
「是非お越しください、そして沢山お買い上げくださいませ♪」
(やはり厳しいんですね、無茶苦茶必死だ……)
「今なら女性受けの良い可愛いマスコットも店をお手伝いしていますし、是非是非是非是非お越しくださいませ」
「う………うん………でもあの辺りにそんな女性受けしそうな可愛いくて、お店を手伝うような大人しいモンスターなんか居たっけ?」
「それが居るんですよ、先週ウチの若い女性店員がその子が倒れているのを発見し自分が治療してあげたら我々に懐いて仕事を手伝ってくれましてね
特に店の品出しを手伝ってくれるのが非常にありがたい、手に持っているリングから必要な品物を取り出してくれるのですから「テルさん!!!」おお?何でしょうか?」
「もしかして、その子って人語を話せる?」
「えぇ、ただまだ子供なのか妙な言葉遣いですけどね
あと何度教えても名前をちゃんと呼んでくれなく、自分などテールン呼びで」
「テルさん!!アタシや知り合い達で直ぐにヒスイの村に行くから、帰ったらアタシ達が来るまで絶対その子を何処にもやらないでお願い!!!」
「は………はい」
今回書いていてバルスリンからやっと声が聞こえてきました、彼女の台詞はCV小林ゆうさんで脳内再生してください
そして前書きにも書きましたが先週のアンケートの件で投稿した奴を消したので改めて説明しますね
題はこの小説に出てきたレギュラーや準レギュラーのポケモンで誰が好きかです
(注意!! 1位になったからと言って、そのポケモンを特別に優遇する訳ではありません、あくまで遊びの人気投票です)
投票対象のポケモン達は
こいつらだぁぁぁ!!!
ポケモン界のミッ◯ーマ◯ス我らのリーダーSSP(サトシ・セキュリティー・ポケモン)
早く娘や孫の顔が見たいマフォクシー
何やら複雑な過去持ち、そして女の涙に弱いナマケロ
ボクっ娘ドMの波動の拳士ルカリオ
爆発のプロフェッショナル、爆弾娘バルスリン
アクシズ教団ポケモン支部の最高責任者、未来の神イブ
恐らく一番台詞量と業務が多いロトム
ツンツンツンデレ、目指せ最強のエスパータイプのキルちゃん
氷の女王様(笑)
ドラコンタイプ……否、ポケモン界1可愛いくお利口で目に入れても全く痛くない宇宙1可愛い妹ティアラ
妹に票を入れない奴……ブッ56と考えているお兄ちゃん
ある時は気の弱いレディ、またある時はオレっ娘姉さん、二重人格……いな二重ポケ格メロエッタ
以上12体です
この小説のレギュラーや準レギュラーで好きなポケモンは
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ピカチュウ
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マフォクシー
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ナマケロ
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ルカリオ
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バルスリン
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イブ
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ロトム
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キルちゃん
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氷の女王様
-
ティアラ
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オーティス
-
メロエッタ