ゾハンはCV斉賀みつきさんで再生してください
いやーリコロイにまさかブルベリ学園が出てくるとは、ZAがあるんでカロスがプッシュされるからブルベリは出ないと思ってましたよ
ただキービジュアルに我が最押しキャラ居ないのが不安なんですよね……スグリくん出ますよね、ブルベリ学園に行ってスグリくん出ないとおかしいですもんね
それにスグリくんはSVの人気No.1キャラですから出ない訳がないですもん過去作で言うならNやリーリエにマリィを出さないレベルの逆張りですからね出るに決まってます絶対出る
取りあえずスグリくんが出る事を祈りながらブルベリ学園編の情報を待たないと
因みにスグリくんのCVはポケマスが女性だったんでアニポケは村瀬歩さんにやって欲しいな
『クリス……コレは』
カズマ達一向がアクセルに戻った日の深夜、ウォロからウォーブランの王宮に神器があるという情報を貰ったエリスとメロエッタがウォーブラン王国にやって来たが
彼女達が目にしたのは
「王宮が…………無くなってる」
王都よりは小さいが、それでもかなりの大きさを誇っていたウォーブラン王国の王宮が跡形もなく消え去っている光景だった
『クリス見ろ、巨大な足跡があるぞ!』
「本当だ、この大きさは……巨人かな?」
『もしかして昨日グランドラゴンを捻り潰した巨人が暴れたんじゃないか』
「昨日の真っ暗な巨人か、確かにあの巨体なら」
『あぁでも、アレは冒険者が呼び出した使い魔だったか
なら別の奴が』
「……はっ!思い出した!!」
『何をだ?』
「あの黒い巨人、何処かで見た事があると思ったけどシャドウエルフが生み出す影のゴーレムだよ」
『シャドウエルフ?
この世界のモンスターの名前は殆ど覚えたつもりだったが、聞いた覚えがない』
「無理もないよ今から数100年ぐらい前に殆ど封印されて、今は1人しか居ない種族だから
確かその最後の1人は元魔王軍の幹部だったかな」
『なら間違いねえな、あの時の冒険者達の中に紛れ込んでいたのか……この街は魔王軍と戦う為の兵力を集めていたし、それを潰す為に元幹部が刺客として来てもおかしくはない』
「だね……厄介な奴が行動してるのか」
「しかし一族が封印されるだなんて、シャドウエルフってのはソレだけ邪悪なモンスターなのか?』
「邪悪というより能力が厄介だから封印されたかな、何しろ種族全員が不死身だから」
『不死身!?』
次の日
<カズマの屋敷>
ドンドン!! ドンドン!!
『シートン!! アークンがオヤツ出来たって!!』
「分かりました、今行きますね」
「お待ち下さいシトロン様、お昼ご飯はワタクシがお部屋にお持ち致しますので
シトロン様とホルード様はスマホ製作に尽力を努めて下さいませ」
「は……はい」
『ホ……ホルッ』
『カーズン駄目、セーレンが皆で食べようって言ってる』
『ナマッ!』
『ドーナツ♪』
「さあフーパ、アクアの作ったドーナツを早く食べたいならママ達の所に戻ろうか」
『うん♪』
「あのカズマ「はいカズマでございます」配膳も入浴介助も寝る前のマッサージも凄く嬉しいのですが、こうも何から何までやって貰うと……逆に気を使ってしまいます……」
「それは大変失礼を!!
分かりました、では我々はシトロン様達のお部屋に侵入者が来ないかの見張り作業に勤めさせて頂きます
ナマケロ、お前は窓の外を頼むぞ!!」
『ナンマァッ!!!』
『ホルッド……』
「ははは……頑張って作りますね」
<リビング>
「それで2人共、オヤツも食べないでシトロンの部屋の警備をしてるのね」
「はい、こんなに期待されると緊張しちゃいますね」
『ドーナツ美味しい♪』
『ホゥルッ♪』
「ふふぅ~ん♪アタシの作ったドーナツだもの当然よ♪
イブ、ゼル帝のミルクよろしくね」
『オシャマリマ!
アゥアゥ、オシャマァ』
『ピィ♪ピィ♪』
「それ、お店で買って来た奴を少し揚げた奴じゃなかったでしたっけ?」
「この少し揚げた事によって美味しさが跳ね上がったの!!!
さあ次はサトシとダクネスの分を」
ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!!!!!
『わわわっ!?』
『ピィィィ!?』
『オシャマァ!?』
『ホォルゥゥ!?』
「わぁ!?」
バシャン
「熱ぅぅぅぅ!!!!!!」
突然の爆音に驚き、ドーナツを揚げる為に使っている油いっぱいの熱々の鍋に手が入り悶える水の女神
『アシマリマ!?
オシャァァァ!!!』
「ぐはぁ!? あ…ありがとねイブ」
「今の爆音はバルスリンね、やっぱり進化してパワーアップしたのね凄い爆発だわ」
『フォクシッ!』
「爆音だけで分かるんですか?」
「何100発も聞いてる内に分かるようになったの」
「す…………凄いですね」
ドガァァァン!!
「めぐみん……今日も元気ないわね」
「爆音で体調まで分かるんですか!?」
『リマリマリマリィ、マリィマリ♪』
『パケパケチャン……♪』
<だいばくはつ>を使い動けなくなったバルスリンをハリマロンがおんぶする、デート……否
爆裂デートを2日連続行えてハリマロンは大変幸せそうに笑い、バルスリンも満足感に浸りその身を彼に託していた
『レェント!!』
「ありがとうございますレントラー………」
一方同じくレッツ爆裂に来ていためぐみんは、バルスリンにお熱のハリマロンが妙な事をしない様に監視に来たレントラーの背中に乗せて貰っていた
『パケパケ、パケチャパンプパケパンケパケパケンパパパンパケパンパケケパパンパケチャパンパケパパン』
「…………そうですね、全く集中して爆裂魔法が撃てませんでした」
『パケチャパンプパケパケンパケチャパケパケパケンパンプパケパケチャ』
HEYロトム
『爆発をする時に集中出来ないなんてプロ失格よノーグッドアバンギャルドやっぱり爆発の技術は私が1番ね』
Thank Youロトム
「………返す言葉もありません」
『パケッ!? パケチャン!?』
『リマリマリィマ!?』
普段のめぐみんならば此処まで言われればムキになり切れるのに、素直に受け入れる彼女にバルスリンが驚きハリマロンから落ちてしまう
<屋敷の庭>
「コレがルカリオナイトなのか?」
「うん」
『ルカッ』
『リオ……リオリィオ、ルカリィ』
「あぁ、確かに此処からルカリオのエネルギーを感じる」
一方サトシとダクネスは、ヒスイ村にてメガグローブやメガリングとキーストーンをウォロから譲って貰い
彼の話してくれた山に時間が出来てからルカリオがメガシンカする為に必要なルカリオナイトを探しに行く為、手持ちであるルカリオを呼び出し彼が持っているルカリオナイトを見せて貰う事に
「メガシンカはキーストーンやポケモンに持たせるこのメガストーンが必要だけど、一番必要なのはポケモンとトレーナーの絆だよ」
「そう言えば絆が最も重要だとシトロンも言っていたな、私は勿論ルカリオを信頼しているが……果たしてメガシンカが使えるのだろうか」
『大丈夫ロト、リオルがルカリオになってる時点でルカリオもダクネスの事を信頼してるロトよ』
「どういう事だ?」
『リオルが進化するにはトレーナーの事を凄く信頼していないとダメなんだロト、だから2人はお互いに信頼してるロト
現にこのシトロンが新しく付けてくれた信頼度アプリで見ても、ダクネスとルカリオの互いへの信頼感はMAXと出てるロト』
『リオリオ、リィオリ♪』
「そうだったのか……な…何だか、そうハッキリと言われると照れ臭いな……」
『リオリィオ……』
「それにダクネスもルカリオも、攻撃を食らった時やカズマやセレナとイブに叱られてる時に時々同じ顔やヨダレ垂らしたりするぐらい凄く息ピッタリだから絶対メガシンカが使えるよ、頑張って探そうぜ♪」
「……………つぅぅぅ……♪
はぁ…はぁ……お前の純粋さにカズマがダメージを受ける理由が分かった気がする、この背徳感……癖になる♥️」
『リィオ…リィオ……リィオリ♪』
『ロトォォ!?シンクロ率100%ロト!?』
「そうそう、この表情とリアクション
息ピッタリだろルカリオ♪」
『ルカ………ルッカリィ……』
「ただいま!」
『デンネデネ!』
『ピカァ!』
「あっ! お帰りユリーカ、デデンネもピカチュウも買い物ご苦労様」
「うん♪
そうだ! お客さんが来てるよ」
「お客さん?」
「ど……どうかしたのか……はぁ…はぁ」
「わぁ!? ララティーナちゃんどうしたの汗だくだよ!?」
「ララティーナって呼ぶニャァァ!!!
って、リーンじゃないか」
「お客さんってリーンだったんだ、セレナに用事?」
「うんうん、皆の様子を見に来たの」
「私達の様子を?」
「皆ヒスイ村に行ってたでしょ、だから大丈夫なのかなってギルドに聞きに行ったら、職員さんが皆もう帰って来てるって教えてくれたから念の為に確認に来たの」
『何でヒスイ村に行ったアチシ達が心配になるロト?』
「コレだよ」
「「「『新聞?』」」」
リーンが取り出したのは今朝の新聞であった
「何々……えっ?………何だと!?」
<数分後 屋敷のリビング>
「ウォーブランが壊滅しただぁ!?」
リーンが持ってきた新聞にはウォーブランの王宮が跡形もなくなり、国民や兵や集まっていた冒険者達は全員命は助かったが
ウォーブラン王国の国王が死亡し、大臣の行方が分からないと書かれていた
「この新聞見て肝を冷やしたよ、セレナ達がウォーブランの近くのヒスイ村に行ったから巻き込まれたんじゃないかって」
「心配してくれてありがとうリーン、ドーナツ食べていって」
「わぁ美味しそう♪」
「それアタシが揚げて作ったのよ」
『アシマリマオシャマァ、オシャマリマァ!』
『アクア様が丹精を込めたんだから、味わって食べなさいだってロト』
「だからソレ市販のを……良いわ止めとく」
「生き残った兵達の話によれば、襲撃犯は1人でウォーブランの兵や集められていた冒険者達1万人以上を倒したそうだ」
「1人で1万人も!?」
『ピカァ!?』
「無茶苦茶ヤバい奴じゃねえか……」
「生き残った冒険者によると
襲撃犯に攻撃し確かに手応えが合ったが何故か隣の奴が倒れイツのまにか自分も倒れていた、何を言ってるのか分からねえと思うが俺も何をされたのか分からなかった頭がどうにかなりそうだった
との事だ……相当混乱していたんだろうな」
(そいつ絶対日本の転生者だな、ポ◯ナレフじゃねえかよ……)
「ヒスイ村の人達は大丈夫なの!?
その悪い人、次は近いヒスイ村に行ったんじゃ」
「いや、今王室近くに居た兵のインタビューを読んでいるが
どうやら襲撃犯はアークウィザードの大臣にテレポートを使わせ移動したらしい、ヒスイ村ならばテレポートを使う必要はないから恐らくは別の場所だろうな」
「良かった」
『デンネッ』
「…………ほぉ」
「何だ?」
「襲撃犯は元魔王軍幹部シャドウエルフのゾハンと名乗ったらしい」
「シャドウエルフ?」
「あれ……何か前に聞いた事あるような」
「それ初めてアルカンレティアに行った時に、めぐみんが教えてくれたモンスターの名前だわ
確か……擬態能力があるって言ってた様な」
「モグモグ ゴクン
私も昔絵本で見た事あるよ、確かエルフ族の変異種で不死身の一族………だったかな?
まさか本物が居たなんて、しかも元とはいえ魔王軍の幹部なんだ」
「ふ……不死身」
「あぁ居たわね大昔にそんな連中、確か一族全員アークウィザード達に封印された筈よ」
「生き残りが居たんじゃないでしょうか」
「エルフ族の変異種ね……
(俺からしたら、この世界の耳が尖ってないわ敵対してるドワーフと仲良く店やってるエルフが変異種なんだけどな……)
ズゥゥ」
「…………………なぁぁぁ!!!!!」
「ブゥゥゥ!!!ケホッ!ケホッ!!
急に叫ぶな!!!コーヒー吹いちまったじゃねえか!!!!」
「それ所ではない!!!
そのシャドウエルフがウォーブランに来た理由を自分で話していたそうだが
魔王軍幹部達を次々に撃退している……とある冒険者を見つけ、そいつの首を………切る為と言っていたらしい」
「魔王軍幹部達を撃退している……」
「とある冒険者………」
ガクガクブルブル
皆の目線を貰った件の冒険者は滝のような汗を流し、顔が真っ青になり体が震え手を置いている机が揺れまくり乗せていた皿やカップが次々に落下し割れる
「…………ふぅ」
そして息を吐き立ち上がる
「お前ら
避難する準備だぁぁぁぁぁぁ!!!」
こうして一同は急いで時刻は昼だが夜逃げの準備を行い、リーンは自分のパーティーメンバー達に元魔王軍幹部がアクセルに居るかもしれない事を伝える為に走り去る
<数分後 アクセルの町>
『カーズン! フーパ、メーグン達を連れて来る!!』
「急いでくれよ!!!!」
「ねえカズマ考えなおしてよ、皆で協力して戦おう」
「バカかお前は!!
大国1人で滅ぼしたヤバい奴だぞ、しかも不死身だ敵うわけねえだろ!!!
めぐみん来たら直ぐに避難すんぞ!!!」
「でもそれじゃアクセルの皆が危ない目に合っちゃうよ、カズマを探しに来た奴のせいで!!!!なのに逃げるなんてダメだ!!!」
「グハァァァ!!!!!!」
『ピカァ………』
『ナマナマケナ』
『ナマケロの言う通り、今のは効果抜群ロト』
自分を探しに来た奴のせいで、無関係の自分の知り合い達が
生きているとはいえボロボロにされたウォーブランの人間達と同じ目に合うかもしれない、なのに原因を作った自分は逃げるのかと凄まじい正論をサトシに吐かれ
佐藤和真は生きてきた16年の人生で一番のダメージを受ける
「良いサトシさん……世の中にはね必要な犠牲というのがあるの、アクセルの皆には本当に!本当に!!本当にぃ!!!悪いと思うけど
此処は犠牲になって貰いましょ」
「女神なら犠牲者を出さない様にしないとダメだよ!!!!
この前のお祭りでアクアに感謝したアクシズ教の人達が可哀想じゃないか!!!!」
「グサァァァァ!!!!」
『アシマリマ!?』
『ピィ!?』
「流石は電気タイプのピカチュウのパートナーだな、水の女神を自称するアクアにも効果抜群の攻撃を」
「自称じゃない!!!!
ママぁぁぁサトシを説得して!!!!感謝祭の時のヤラカシ好きなだけ弄って良いから逃げましょうよ!!!ママだって嫌でしょ!!!!」
「私は………危ない人とサトシを戦わせたく何かない」
「でしょ!!」
「でもアクセルの人達を犠牲に何かしたくない、そのシャドウエルフがカズマを狙ってアクセルに来たのならパーティーメンバーの私達にも責任があるし
戦いましょサトシ」
『フォクシィ!!』
「おう!」
『ピカッ!!!』
「戦いましょって………王都の時もダクネスの結婚式も感謝祭もヒスイの村に行く道中も、一番役に立ってないママがヤル気出してどうすんのよぉぉぉ!!!!」
「ぐふぁぁぁぁぁ!!!!」
『マフォクゥゥゥ!?』
「セレナァァァ!?」
そう
王都での戦いや、ダクネスの結婚式でのギルガルドとの戦い、感謝祭でのセレビィの暴走、ヒスイ村に行く道中でのロケット団との戦いにおいて
セレビィの件は引き金を引いたが、それでも危険な神器であるネックレスを結果的にだが封印しお手柄を上げたアクアよりも
セレナは全くといって良いほど活躍していなかった
「…………………」
死んだコイキングの目になり体育座りをし始める
「あ……あのセレナ……感謝祭以前の事は僕達は知りませんが、セレナは頑張っていますよ間違いありません」
「うんうん! あんな凄い爆裂魔法を使えるんだもん!!!」
『デネデネ!!』
「……………………あったの」
「はい?」
「何があったの?」
「マフォクシーは活躍してるのに私は空回りや失敗ばっかりだなって………自覚はあったの
ははは……私って料理担当なのかしら……それともママらしく皆の活躍を影ながら見守ったらいいのかしら……」
「「…………………」」
淡々と話す彼女に兄妹は何も言えなかった
「アレは……かなり参ってるな」
「お前………流石に今のは言い過ぎじゃねえか」
『ナマナマ』
「だってぇぇぇ!!!あのままじゃ危険な奴と戦う事になってたのよ!!!」
『…………アシマリマ』
「ホレ見ろ、お前のイエスウーマンのイブですら若干引いてるぞ」
「イブゥゥゥ!!!違うの!!!アタシはアナタとゼル帝を早く危険な場所から遠ざけたかったのぉぉぉ!!!!」
「セレナ……」
『フォクシ!』
「マフォクシー?」
『フォクシ、マフォクシ!!フォクシマフォ!!』
「……………分かった
セレナ!」
マフォクシーから何かを言われ、彼女に頷き返すとサトシはセレナの元に行く
すると
「すみません!!!!!」
「ん? あれ?」
そんな彼を、白髪をポニーテールに纏めた非常にグラマーな美女が呼び止める
「実は人を探して居まして、名前は分かるので知っていたら居場所を教えて頂きたいんですが」
「えっと………一昨日ウォーブランの近くで会ったお姉さんですよね?」
「ふぇ? 何で私が一昨日ウォーブランの近くに居たのをご存知なので?」
「何でって………(そう言えばこのお姉さん記憶力が悪いんだったな、俺に会った事忘れてるのか)
一昨日会いましたよ、俺とお姉さん」
「??????
ん?」
『ピカ?』
「ネズミ……………あぁ思い出した!!」
「思い出してくれました」
「一昨日私の財布が落ちてるのを教えてくれたお嬢ちゃんね」
「ズコォォ!!!!」
『ピカァァ!!!!』
「まさかお坊ちゃんだったなんて、にしても一昨日会った時は私の膝くらいだったのにやっぱり若い子は成長が早いのね」
「それはアタシだよ!!!それにユリーカそんなに小さくない!!!」
「あれ? じゃあアナタはどなた?」
「……………ユリーカとお姉さんと一緒の馬車に乗っていた居た奴の1人です」
「…………あぁ!!御者の方」
「違います!!!」
「???????」
『ルカリルカ?
リオリルカルカリ、ルッカリ?』
『確かに!!
お姉さん確かウォーブランに向かったはずロト、何で此処に居るロト?』
「知り合いのアークウィザードにテレポートして貰ったの、知ってるか分からないけどウォーブランが大変な事になったから」
「新聞で読んだから我々は知っている、元魔王軍幹部のシャドウエルフが壊滅させたとな」
「そうそう、なのでアクセルに避難したんですけど
どうやら私の待ち人もアクセルに来たみたいでして、なので昨日からずっと探してる途中なんですよ」
「そうなんだ……でも今は人探ししてる場合じゃないよ、その悪い人この町「ユリーカァァァァ!!!!」うぅぅぅ!!!」
「うん?」
突然カズマがユリーカの口を塞ぎ女性から遠ざかる
「ぅぅぅぅ!? うぅぅ!?」
「あぁ悪い悪い」
「ぷはぁ!! もう何なの!?」
「お……おいまさか……カズマ、お前遂に目覚めたのか!?」
「俺はロリコンじゃねぇぇ!!!
お前らこっち来い!!!!」
今も体育座りをし何かブツブツ言っているセレナ以外のメンバーはユリーカを抱えるカズマの元に
「小声で話せよ」
「どうしたの?」
「……………シャドウエルフが見つかった」
「えっ!?」
「ど……何処ですか」
「…………あのお姉さんだ」
「なんで?」
「一昨日ウォーブランの近くであのお姉さんを下ろした時、目に入っちまったんだ………あのお姉さんの下を見ろ」
「ちょっとカズマさん、罪を分断する為に私達を覗き見の共犯にするなんて卑怯よ」
「ちげぇよ!!
地面だ地面を見ろ」
「地面
ん?
えっ?」
此方を不思議そうに見ている女性の下の地面を見ると
そこには、あるべき筈の物がなかった
「か………影がありません」
今日は太陽がギラギラと輝く猛暑日、当然そんな太陽の下に居れば体の下に影が出来る
だが、その女性には影がなかったのであった
「影が無いなんて、あのお姉さんは間違いなく普通の人間じゃねえ」
「た……確かに」
『オシャ、マリィアゥアゥ?』
『でも何でソレでシャドウエルフなの、だってロト』
「シャドウは影だろ………そいつの能力は知らないが、名前に影が付いてるって事は」
「か……影に関係する能力を持っている」
『ピィカァピ、ピカピカ』
「そうだ、しかも先ウォーブランからアークウィザードにテレポート使って貰ったって言ってただろ
影が無い、ウォーブランからアークウィザードにテレポート使って貰った、しかも誰かを探している
賭けてやるよ
コレでシャドウエルフじゃなかったら、俺はアクシズ教に入信してやるぜ」
『ピカァァ!?』
『マフォォ!?』
「ねぇカズマさん………アタシを崇める団体に入信するのを賭け事に使うってどういう事よ!!!!
ていうか今のピカチュウとマフォクシーのリアクションは何!?まるでアクシズ教に入信するのが罰ゲームみたいな反応じゃないの!!!!」
『アゥアゥ!!!オシャマリ!!!』
『ピィピィ』
「バカ!!騒ぐな!!!」
「あのぉ……」
「は!? はは…はい何でしょ!?」
「何やら忙しそうですし、人探しは他の方に聞いて来ますね」
「あぁ! どうぞどうぞ!!」
「うーん………」
『ピカピ?』
『どうしたロト』
「あのお姉さんがカズマを探してる悪い人だったら、昨日からアクセルの人達にカズマの事を聞いてるよな」
『うん』
「じゃあ何でカズマに何もしないんだ、アクセルじゃカズマは超有名人だから顔も住んでる場所も分かるんじゃ」
『………ピッ』
『確かにロト』
「では失礼します」
「どうぞどうぞ」
「おぉ久しいではないか
一昨日の夜に着物という衣服を着た美女達を脱がし、良いではないか良いではないかをやりたいと考えたが
そんな行動を起こす度胸もなく、布団の中で妄想を働かせ下半身の運動に励んだ冒険者の小僧よ!!」
「あっ……バニルさん」
「考えてないから!!つうかやってねえし!!!」
「フッハハハハ!!!!我輩に嘘は通じんのを忘れたか」
「くぅぅ………つうかお前暫くは副業に行ってたんじゃねえのか!!」
「昨日貧乏店主が人探しに遠出する事となり、急ピッチで終わらせ帰って来たのだ」
「お兄ちゃん、下半身の運動って何?」
「………ユリーカにはまだ早いかな」
「ソコのクソダサい仮面のせいで空気が見えない読めないKY悪魔さん、今取り込み中なの!!さっさと消えなさい!!!!」
『オシャマァァ!!!オシャァァァ!!!』
「フッハハハハ!!!
今時KYなどと死語を使う古臭い女神と、すっかり新しい自分を受け入れた母の神か
良かったではないか貴様達、新古神コンビという新たな芸名が誕生したな
何なら使っても構わんぞ」
「アタシ達は芸人じゃないわよ!!!
つうか芸人だとしても誰がアンタみたいな害虫に付けて貰った芸名なんか「おぉぉ!!!」わぁ!?」
『オシャ!?』
突然女性はアクアを突き飛ばしバニルの側に駆け寄る
「バニル殿ではごさらんか!!!!!」
(殿?)
「んん? もしや貴様、能力が無ければ幹部最弱のレッテルを貼られているアノ哀れなダークプリーストの元相方か」
「バニル殿!!!その呼び方は止めておくでござる、もしセレスティナ殿に知られればどんな罵声を浴びせられるか
そして終いには拙者にも飛び火が掛かるでござる」
(ござる? 拙者?)
「しかし流石はバニル殿でござるな、1発で拙者だと見抜くとは」
「我輩の知り合いで名前の後ろに殿を付け、妙な語尾を使うのは貴様だけであろう、能力を使わんでも分かるに決まっている」
「おぉぉ!!!やはりバニル殿は頭が良いでござるな!!!
元同士として実に鼻が高いでござる!!!!」
「フッハハハハ!!!貴様のその太鼓持ちする癖も変わらんな!!!!」
「太鼓持ちとは心外でござるな、お嬢は……まぁまだ反抗期の年齢故に除くとして
拙者は本心からセレスティナ殿やウォルバク殿にバニル殿、そして今は亡き同士達の事を心から………あれ?
何でバニル殿が此処に、確か死んだ筈では……まさか拙者も死んだのでござるか!?
という事は此処はあの世!?
なぜ影移しの術が不発に!?」
「フッハハハハ!!!
御高齢だというのに年甲斐もなく騒がしいのは変わらんな、落ち着くが良い此処は現世だ
メモを取るが良い
我輩は今死んだ事になっている、魔王や他の者達にも言えぬ秘密任務の真っ最中なのでな」
カキカキ
「なるほど、確かに拙者が軍から抜け隠密活動や諜報任務をする者がセレスティナ殿しか居ないのならば実力者のバニル殿がするのは当然の流れでござるな」
「そうだ
故に口外はダメだ、軍の未来に関わる案件なのでな」
「魔王様の!?
お任せあれ!!」
(危ない危ない、我輩の生存を魔王や他の者に知られる所だった
こ奴は記憶力が劣化しているが、魔王や軍に対する重要情報だけは絶対に忘れん)
「そうだバニル殿、拙者もただ今大事な任務中なので今日からの天気を教えて欲しいでござる」
「我輩の能力を天気予報に使うつもりか」
「お願いでござる、コレは魔王様の為の最重要任務!!!!!
そして拙者が魔王軍の幹部に戻る為、是非バニル殿の的中率100%の天気予報を!!!」
「はぁ………分かった分かった
ふむふむ………ほぉ………なるほどな」
「どうでござるか?」
「今日から5日間は快晴だ、6日目からは3日に渡り中々に強い雨が降る」
カキカキ
「ご協力感謝するでござる、ではこの5日の間に必ずや見つけねば」
「あぁ頑張ると良い、所で相方の今の名前を忘れているご高齢者よ
やはり貴様は相方のダークプリーストが居ないと隠密活動が出来ないようだな」
「心外でござるな、セレスティナ殿が居らずとも
この元魔王軍幹部にしてシャドウエルフのゾハン!!!!!
隠密活動は得意分野ゆえ、簡単にこなせるでござる!!!!!!」
「フッハハハハ!!!
己の正体をペラペラとデカイ声で話しておきながら隠密を語るとはな!!!」
「??????」
「お前らぁぁぁぁ!!!!
魔王軍の元幹部が居るぞぉぉぉ!!!」
「しかもウォーブランを滅ぼした奴だぁぁぁ!!!!」
「いやぁぁぁぁ!!!」
「逃げろぉぉぉ!!!」
「誰か、冒険者ギルドに居る冒険者達を呼んで来い!!!」
「えっ? えっ?」
小声で話していたバニルと違い、デカイ声で自分の正体を話す女性……シャドウエルフのゾハンの会話が聞こえたアクセルの人間達がパニックを起こしており
その光景をゾハンは目を丸くして見ていた
「な…何故……拙者の正体が知られている」
「だから言ったではないか、貴様が何時も通りの喋り方をしてデカイ声で自身の情報を話したからだと」
「…………なるほど………そういう訳か」
「むっ?」
「拙者の正体に早々と気付くとは、流石は我が同士達を打ち倒した冒険者が暮らす町の住人だ!!!
一般人の人間などと侮っていた自分が情けない!!!実に見事なり!!!!」
「フッハハハハ!!!
口の悪さだけならば世界一を誇るダークプリーストが、こ奴との共同任務の後はグッタリしていたのはコレが理由か」
「あぁ……えっと……そちらさん、やっぱり魔王軍の方ですかね」
「もはや隠しても無駄でござるな、如何にも拙者は数年前まで主君魔王様の元で幹部として活動していた
シャドウエルフのゾハンと申す」
「ナ……ナンダッテェ~」
「カズマさん棒読み過ぎよ、もうちょっと気を使ってあげなさいよ折角本人は衝撃の真実みたいに話してるんだから」
「もう色々衝撃的過ぎてリアクション出来ねえよ……高齢者って事は…………お前BBAかよ!!!!」
「ババアではないでござる!!!」
「エルフとは妖精ですからね、見た目は若くても中身は長生きしているお婆さんって事ですか!!」
「だから拙者はババアではない!!!」
「つまり、あの物忘れの激しさは若年性アルツハイマーではなく只の老化という事か」
「ですね」
「………オホン!
アクセルの住人達よ、拙者は無駄な殺生は致さん」
既に住人達は町の外に避難したりギルドに行って冒険者を呼びに行っており、この場にはバニルとカズマ達一行しかいないがゾハンは全く気にせず話を続ける
「現に魔王軍の最大の障壁となっていたウォーブランの名君は始末したが、拙者をアクセルに連れて来てくれた大臣は」
突然ゾハンが腕を上げる
すると
「何だ……檻か?」
「見てください! 中に誰か縛られて入っています!!」
「あれは……ウォーブランの大臣だ!!」
地面から真っ暗な檻が出現すると
その中に真っ暗のロープで体を巻かれ、真っ暗のタオルで口を塞がれているウォーブラン王国の大臣の姿が
「アクセルに拙者が居る事を誰かに喋られては困るので、任務終了まで閉じ込めておくつもりだったが
もうその必要はなくなった」
「ゲホッ! ゲホッ!
おぉぉ!?」
指を動かすだけでタオルとロープが外れ、更には檻も消えた為、大臣は完全に解放された
「連れて来てくれてご苦労でござった、どうぞご自由に」
「ひ…………ひぃぃぃぃ!!!」
情けない悲鳴を上げテレポートで逃げる
「さて、コレで拙者が無駄な殺生をしないのは分かって貰えたかと存ずる
なので聞きたい、拙者がこの手で首を切り落とし魔王様や同じオ釜の飯を食べた「オはいらない」亡き同士達の墓に捧げる為
魔王軍の幹部達を打ち倒した冒険者
イトウマコトの居所を教えて欲しいでござる!!!」
「?」
「??」
「???」
バニルと、体育座りで歌い始めたセレナ以外
全員目が点になり互いの顔を見渡す
「すんません、相談タイム良いですか」
「認める」
「ありがとうございます
俺以外に居たのか、魔王軍の幹部倒してるイトウマコトさんって奴」
円陣を組みながらの相談タイムが始まる
「いや……居ない筈だが」
『名前を間違えて覚えてるんじゃないロトか』
「えぇ……俺の名前と、そんな悲しみの向こうへと辿り着ける名前と間違えられんの嫌なんだけど」
「しかしサトウカズマとイトウマコト、文字数は同じですしアクセントも何だか似てますよ」
「アイツBBAなんだし間違えてるのに気付いてないんだわ」
「BBAがBBA言うな」
「ゴット……」
「すんません!!」
「正解だ、あ奴は高齢者故に記憶力が劣化し思い込みが強いのだ」
『ピカァ!!!』
「わぁぁぁぁ!?
バ……バニルさん……」
「いきなり入って来ないでよ、ビックリしたよ」
「それはスマンな、商店街の皆様に沢山のオヤツを貰った事を友人のネズミや兄や皆に隠し1人で食べていた小娘よ」
「ちょ!?」
「ユリーカ、貰い物をしたら御礼しないと行けないんだから知らせるように言ったよね」
「うっ……ごめんなさい」
「天気を見た時に奴の過去を覗いたが、どこかの冒険者のグループが親の仇が如くイトウマコト死ねと連呼しているのを見て記憶に残り、敵の名を全員イトウマコトだと思い込んでいるようだな」
「(その冒険者のグループも絶対日本の転生者だな……)
まぁアイツが俺の名を間違えて覚えてんならありがてぇ……おいサトシ、あいつは攻撃さえしなきゃ無関係の奴には手は出さねえみたいだ
ここは穏便に済ませるぞ、良いな」
「……………分かった」
「すんません相談タイム終了です!!」
「して、イトウマコトの居所はご存知でござるか?」
「はい知ってます、どうやら昨日南の方に当ても無い旅に出たみたいです」
「南…………」
ペラペラ
「今セレスティナ殿が活動されて居られる場所ではござらんか!!!
おのれぇぇ!!!次はセレスティナ殿を狙っておるのか、許せん許せん許せん許せん許せん許せん
許せんぞぉぉぉイトウマコトォォォォ!!!!!!!!」
(何か適当に南って言ったら他の幹部の活動エリアを言っちゃったみたい……ラッキー♪)
「直ぐにセレスティナ殿の元に向かわねば!!
今セレスティナ殿が居られる街の名は」
ペラペラ ペラペラ ペラペラ
「ムッ!?」
するとメモ帳を捲るゾハンの手が止まる
「コレは失礼した、件の冒険者の名を拙者メモしていたでござるがイトウマコトではなくサトウカズマであった」
「つぅぅぅ!?」
「危うく無実であるイトウマコトなる方の首を切る所だった、間違わんよう腕に書いておかねば」
カキカキ
「改めて問うが、サトウカズマなる冒険者の居所を知らぬか?」
「…………そ……そいつも南に行きました」
「やはりセレスティナ殿を狙って居るか、情報提供誠に感謝致す
では」
(た……助かった………取りあえず直ぐに役所に行って違う名前にして貰って、整形手術もしないと!!!
さようなら16年間付き合ってきた俺の名前!!!顔よ!!!)
ギュィィン
「ん?」
『メーグン達、呼んで来たよ』
「フーパから聞きましたよカズマ!!!
元魔王軍幹部……しかもあのシャドウエルフが来たんですって!!」
名前バレし、いつかは顔バレもするので16年間付き合ってきた自分の名と顔を捨てようと決心したカズマの名を
レントラーに乗せられためぐみんが、フーパのリングから現れ大声で呼ぶ
「夜空の流れ星……願いをさがすけど……迷ってるうちに……どこかへ消えてくの」
「何故セレナが死んだ魚の目をしながら歌ってるのか、シャドウエルフが何故来たのか色々聞きたい事がありますが、先ずは私に魔力を下さい
既に爆裂魔法を撃ってますので、またウィズやアクアにカズマお得意のドレインタッチを使って私に魔力を「ドレインタッチィィ!!!」ギャァァァ!!!私じゃありませんウィズとアクアにです!!」
「このバカァァ!!!
チラッ
ひぃ!?」
チラリとゾハンを見ると
「お主…………今カズマと呼ばれなかったでござるか」
彼女は先までと雰囲気が変わり、凄まじい殺気を放っていた
「……………です」
「ん?」
「自分はゲドウアクマです、この子は今アクマって言ったんです
だよな、めぐみん」
「はぁ? 何言ってるんですかカズ『ナマッ!』ガフゥ!!ふぁにふるんでふかファマケホ!!!」
『ナンマァ!!!』
「わぁぁぁ!?」
『バケバケ!? バケチャバケ!!』
『リィマァ!!』
めぐみんは自分の口の中に突然ナマケロの腕を突っ込まれ、更にはサトシ達の方に投げ飛ばされ
それを追うようにバルスリンがハリマロンに指示を出す
「何ですかいったい!!!」
『めぐみん!アチシを見るロト!!』
「はぁ!?
えっ?」
シトロンの作った図鑑の新機能メモ帳に早速ロトムが
《あの女性がシャドウエルフで、カズマの首を切り落としに来たから誤魔化して》
と書き
(カズマの首を!?
わ……分かりました)
状況が分かっためぐみんが頷く
「すみませんアクマ!!
私いつも名前間違えちゃうんですよね!!」
「ま…全くだよ……ゲドウアクマなんて覚えやすい名前間違えないでくれよ」
『あれ? カーズンそんな名前だった?』
「「つぅぅぅ!?」」
『オシャァ!!!』
『わぁドーナツ♪』
全く状況が分からないフーパに喋らせるのは危険と判断したイブが、バルスリン達の分のドーナツをフーパに投げつける
チラッ
「…………………」
ガシッ
「ひぃぃぃ!!!!」
『ナママ』
(カズマ!?
ピカチュウ行くぞ!!)
無言でゾハンがカズマの両肩に手を起き、彼を助けようとナマケロやサトシ達が戦闘体勢を取る
「何とお可哀想な……」
「「ふぇ?」」
「その様な家名で子の名をアクマにするなど、近頃の若い親は何を考えているのか……親から貰った名を捨てるのは心苦しいと思うがその様な名など捨て
新しい名を自身で考えるか、お仲間に付けて貰うでござるよ」
「あ……ど……どうも」
「では拙者はイトウマコト………いやサトウカズマを追うのでコレで、気を落とさず頑張って前を向き新しい人生を手に入れるでござるよアクマ殿」
「………はい♪お仕事頑張ってください♪
(しゃぁぁぁぁ!!!! 単純な奴で助かったぁぁぁ!!!!
よしめぐみん達も来た事だし、直ぐに役所に行って名前と顔を………どうやって変えたら良いかはダクネスに聞こう)」
コレで安心と肩の荷を下ろすカズマ
「カズマぁぁぁ!!!」
の名を誰かが叫ぶ
「リーンから聞いたぞ元魔王軍の幹部が来たんだってな、丁度良いぜ感謝祭でまた借金が増えちまったから金が欲しかったんだ」
アクセルの支配者(自称)の悪友(勝手に思ってる)がナイフを持った手を上げる
「アクセルの冒険者全員連れて来たぞ、お前らぁぁぁ!!!前のクーロンヒュドラの時みたいに全員でヤッチまおうぜ!!!」
「おぉぉ!!!」
「やってやるぜ!!!」
「ウォーブラン壊滅させたシャドウエルフが何だ、此方には魔王軍の幹部を倒し続けたサトウカズマが居るんだ!!!!!」
「皆!!カズマ達に続くぞ!!!!」
「お……お前ら……」
「おいおい嬉し泣きか、因みにな俺が皆を呼んだんだ
だからよ、手助け両としてシャドウエルフの討伐金の半分は俺に譲ってくれよな」
「バカ野郎!!!!!!!」
「グハァァァァ!!!!!」
ダストの首にそれはそれは綺麗なアッパーが入る
「み……皆酔っぱらってんのかぁ~俺がサトウカズマな訳ないのにぃ~
チラッ
あれ?」
恐る恐るゾハンが居た方を見ると、既に其所に彼女の姿はなかった
(ホッ……コイツらが騒ぐ前に南に行ったのか……た……助かった)
『ナマッ!?』
カキィィン!!!!
「ふぇ?」
自分の耳元で金属がぶつかる音が聞こえ、間の抜けた声を出しながらカズマが音のする方を見ると
「随分悪趣味なネクタイだと思ったが、モンスターでござったか……しかも拙者の不意打ちに反応するとは
敵ながら見事なり」
『ナンマァ!!』
カズマの首元近くでナマケロの<じこくづき>と、ゾハンが持つナイフの様な形をした武器がぶつかり合っていた
「ギャァァァァァ!!!」
「あいつ……いつの間にカズマの側に」
『ナマッ?』
「き………消えた?」
「こっちでござる」
「わぁ!?」
「キャッ!?」
先までカズマの側に居たが、いつの間にかゾハンはカズマとは反対側の場所に集まっていた冒険者達の間から現れる
「コレだけの冒険者を呼び寄せるとは、中々のカリスマ性………流石は拙者と同じオ釜の飯を食べた「オはいらない」幹部達を倒した冒険者でござるなイトウマコト」
「腕に書いたのに間違えんな!!俺はサトウカズマだ!!!
あっ!?」
「そうか、やはり貴様がサトウカズマでござったか」
(や……やるぞ)
(あぁ……)
(元魔王軍の幹部だからって……こんなに油断してんなら俺らにも)
今ゾハンはカズマの方をみており周りの冒険者には目をくれていない、そのため彼女の後ろに居る冒険者達は互いに合図を送り
「「「はぁぁぁぁ!!!!」」」
剣や槍やハンマーで攻撃する
グサッ グサッ ドン
「よしっ!!」
「手応えありだぜ!!
なっ!? また消えた?」
「がぁ………がぁ………」
バタン
「えっ……?」
「おい……どうした?」
ゾハンに剣や槍が刺さり、ハンマーが頭に振り下ろされると彼女の姿はまたも消え
更に槍を刺した冒険者が突然苦しみだし頭を抱えながら倒れる
「な……なんだ?」
『ナマァ……?』
「うむうむ、気配を殺し後ろから3人による不意打ちとは実にお見事」
「なぁ!?」
「こいつ……いつの間に此方に」
「つぅ!! ライトニング!!!」
「はぁぁ!!!」
女のウィザードと剣士が側に居るゾハンに攻撃するも、また彼女の姿が消え
「ぐあぁぁぁぁぁ!!!!」
バタン
ウィザード達の側に居た冒険者が突然苦しみだし倒れる
「拙者を元魔王軍幹部シャドウエルフのゾハンと知っても挑んでくるとは
駆け出しの町の冒険者とは思もえぬその勇気!!!敵ながら実に見事なり!!!!!」
「なんだアイツ……攻撃くらってんのにピンピンしてやがるし、何で周りの奴らが倒れてんだ」
『ナママ、ナンマナ ナンマナマナケ』
「あっ! そういや新聞に攻撃したら隣に居た奴が倒れたとか書いてあったな
シャドウエルフ……エルフって事はスゲー魔法が使えるはず、それのせいで攻撃が効かねえから不死身って訳か……だったら」
『ナママ、ナンマナ!』
「あぁ……後は頼むぜ相棒」
カズマは右手をゾハンに向ける
「遂に本命が登場でござるか、さあ見せて貰おうか同じオ釜の飯を食べた「だからオはいらない」拙者の同士達を沈めた実力を」
「ふっ!
ゾハン!!!!」
バタン
ウィズから買った向けた相手の名前を呼ぶと、その者の魔力を10分間0にする変わりに使用者は4日間は全く動けなくなる指輪を使いカズマは倒れるが
「ふぅん」
その顔は物凄く達成感があり、やりきった感を醸し出す綺麗なDOYA顔
「コレで俺は4日間動けなくなったが、お前の魔力は10分間使えなくなった
(コレでウィズに手取り足取りお世話して貰えるぜ~♪)
さぁナマケロ!!お前らぁ!!!
シャドウエルフだが、下等エロフだがしんねえがな
今のソイツは何も出来ないサンドバッグだ!!!タコ殴りにしちまいなぁぁぁ!!!!!」
「?????
お主、いったい何をやったんでござるか?」
「…………………あれ?」
魔力が無くなった筈だというのに、ゾハンは全く動揺せず
寧ろ、いきなり自分の名前を叫び急に倒れ綺麗なDOYA顔をしながらゲラゲラと笑いながら仲間や冒険者達に指示を出すカズマの様子に驚いていた
「何やってんですかカズマ!!」
「何がだよ?」
「何でシャドウエルフにその指輪を使ってるんですか!!!
シャドウエルフは通常のエルフ族と違って魔力を使わずニンジュツという摩訶不思議な技を使うモンスターなのに!!!」
「………………ニンジュツ………忍術……?」
「流石は優秀な頭脳を持つ…………」
ペラペラ
「紅魔族でござるな、現在では空想生物扱いされる我がシャドウエルフ一族の事を知っているとは
見た目通り優秀な魔法使いだ、敵ながら見事なり!!!!」
「…………えへへ♪どうもです♪」
「さて先程話してくれた事が本当ならば、4日間の間はお主は動けなくなるか……まこと僥倖なり
これでお主は袋のネズミだなイトウマコト」
「サトウカズマだよ!!!!」
「主君魔王様の覇業達成の為、亡き同士達の弔いの為、そして」
ビリッ!! バサッ!!!
着ている衣服を破り捨て
非常にグラマーな胸元部分がはみ出て太ももが丸見えのミニスカート型の真っ暗な着物姿となり、口元を真っ暗な布で覆い隠し手にはナイフの様な武器……クナイを構える
「かつては影の忍びとして暗躍して来た我がシャドウエルフ族を下等呼ばわりした報いとして、貴様の首を貰い受ける!!!!!」
「アイエエエ!?ニンジャ!?ニンジャナンデ!?」
猛スピードでカズマに迫る
『ルッカァ!!!』
「むっ!?なんだ……体が言うことを!!」
ガシッ!
『ルカァァァァ!!!!!』
「ガハッ!!!」
<このゆびとまれ>でルカリオは攻撃のターゲットをカズマから自分に移し、ゾハンの腕を掴み地面に投げ付ける
「良くやったぞルカリオ!!」
『リオリッ!!』
「…………ふっ
まさかモンスターがデコイを使い、素早く投げ技による追い討ちを掛けるとは……素晴らしき拳闘士とみた!!!敵ながら実に見事なり!!!」
『…………リオリィ♪』
「そのネクタイといい、良き仲間を持ったなイトウマコト」
「サトウカズマ!!!!」
『ナンマナマナケ!!!』
俺はネクタイじゃねえとカズマと共に怒鳴る
「だが残念だな、いくら強き仲間が居てもお主もネクタイのモンスターも最早風前の灯火」
「そんな事させるかよ、カズマの首を切らせなんかしない」
『ピッカァ!!』
「良しサトシ!ピカチュウ!
やっちまえ!!」
「…………カズマさん、自分で言ってて情けなくない」
「……………うるせぇ」
先ほどまで戦うより逃げる選択肢を選んだが、自分の身が危険となれば迷いなく年下のサトシに戦わせる道を選ぶ事をアクアに弄られ泣いてしまうカズマであった
「お坊ちゃん、意気込んでいる所すまぬがお主の仲間のイトウマコトとネクタイは既に死が決定している」
「だからサトウカ………はぁ?」
「どういう事ですか、カズマとナマケロの死が決定しているとは」
「拙者のクナイには同じオ釜の飯を食べた同士、デットリーポイズンスライムのハンス殿から譲って貰った彼の猛毒が塗られている」
「ハンスのだと!?」
「ハンス殿と戦ったのなら分かるであろう、少量でも体内に摂取すれば死に至る事を」
「……………なっ!?」
彼女のクナイに少し切られた首元に手をやると、確かに紫色のドロドロした液体が付着していた
『ナマッ……』
ナマケロの手にも同じ液体が
「アクア!!!早く浄化してください!!!」
「…………何を浄化するの?」
「おまっ話聞いてなかったのか!?それとも聞こえなかったか!?やっぱお前もBBAじゃねえかぁ!!!!
俺は後で良いから早くこの毒を浄化してくれぇぇ!!!!!!」
「だから何を浄化するのよ?
というかアタシはBBAじゃない!!!」
『パケパケェ~~パンプッ♪』
パクン
『ナマッ!?』
チュパチュパ
突然バルスリンが紫色の液体が付着したナマケロの手を咥え、更には吸い始める
『リ…………リマァァァァ!?』
「何やってるんですか!?
ペッしなさい!!ペッ!!!」
当然その行動にハリマロンやめぐみんの顔が青くなるが
『パンプゥゥ♪』
バルスリンは満面の笑みを見せていた
「はい?
お………美味しい……?」
『ピッ………ピカァ!
クンクン』
サトシの肩から降りたピカチュウがカズマの首元に付着した紫色の液体の匂いを嗅ぐ
『ピカピ! ピカーピカーピッカ!!』
「えっ……これブルーベリージャムなのか」
「ジャム!?」
「ほら!!ジャムを何で浄化しないといけないのよ」
「ま………まさか………ペロリ
こ……コレは拙者が魔王様への御中元に作り送ったブルーベリージャム!?
何故クナイにブルーベリージャムが!?
はっ!! そうか……そういう事か
拙者の動きを数週間前から予想し、拙者の家に忍び込み魔王様への御中元のブルーベリージャムと猛毒の入れ物をすり替えたか
だからイトウマコト「サトウカズマ!!!」が助けを求めても余裕であったのか
忍びの家に忍び込む大胆さ!!!そして何という用意周到さ!!!
何故か神々しさを感じるお嬢ちゃんよ、敵ながら実に見事なり!!!!」
「……………ふっふん♪」
『アゥアゥアシマリマ♪』
『ピぃピぃ♪』
流石アクア様とイエスウーマンイブが更に太鼓判を押し、ゼル帝も後に続く
「絶対アイツが毒とブルーベリージャム間違えただけだよな」
『ナマァ』
「バニル殿!!
こ奴ら予想を越える強き者達ゆえ、拙者今より全力で戦う
この場は危険なので避難なされよ!!」
「ふ~む……そうだな、貴様のトンチキな術に巻き込まれるのは色々と面倒になる
お言葉に甘え離れさせて貰おう、ではな冒険者の小僧達!!頑張るが良い!!」
ビシュン
(お前もう魔王軍じゃねえんだし、シルビアの時みたいにちょっと手伝ってくれよ!!!)
「さて後は……シャドウ忍法……影檻の術!!影縛りの術!!」
「えっ? キャッ!?」
『デンネェ!?』
『ワァァァ!?』
「ユリーカ!?デデンネ!?」
「フーパ!!!」
先程ウォーブランの大臣を閉じ込めていた真っ暗な檻が突然出現し、ユリーカとデデンネを閉じ込めアクセルで一番高い建物の上に飛んでいき
フーパは真っ暗なロープでグルングルン巻きにされ、ユリーカ達とは別の檻に入れられる
「先ほどこの小さなモンスターは………」
ペラペラ ペラペラ
「紅魔族のお嬢ちゃんを連れて来た、故にテレポートが使えるのでござろう
イトウマコトを「サトウカズマだぁぁ!!!」逃がすわけにはイカン、戦が終わるまで捕らえさせて貰おう
ここは危ないから、お嬢ちゃんはお友達と其所でおとなしくしてるでござるよ♪
では行くとしよう
シャドウ忍法! 影分身の術!!」
「なんだと!?」
「増えやがった!!!」
突如としてゾハンが大量に増殖する
「さあ行け分身達!!」
増殖したゾハン達は1人を除きカズマの元に向かう
「おまっふざけんな!!!動けない相手に大勢で攻撃とか卑怯だろぉぉ」
「さっきカズマさんアイツに同じ事やろうとしてたわよ」
「お前はどっちの味方だ!!!」
「やるぞルカリオ!!
デコイ!!」
『ルッカァ!!』
攻撃を引き寄せる<このゆびとまれ>とデコイにより、カズマに向かう大量のゾハンは半々に別れダクネスとルカリオの元に向かい彼女達に纏わり付く
『ルゥ……ルゥ……ルカリィ……♪』
「あぁ……この押し潰される感覚……はぁ……はぁ……まるで踏まれているみたいだぁ…♪」
「………………こんな時ぐらい真面目にやってくれ」
『ナマナマ……』
「さあ頼むぞサトシ!!シトロン!!」
「うん!!」
「は……はい!!」
「ピカチュウ!! 10まんボルト!!!」
「レントラー! ほうでん!!」
『ピッカァァァァ!!!!!』
『レェェエン!!!!!』
「ガアァァァァァァァ!!!!!!!」
『リオォォォ♪』
「ウオォォォ♪」
ピカチュウとレントラーの電撃が、ダクネスとルカリオ共々ゾハン達に炸裂
その電撃の威力にゾハンと同じく2人は悲鳴…………ではなく違って歓喜を上げ、増殖したゾハン達が全て消える
「やった! 増えたお姉さん達全員消えたよ」
『デンネデネ』
「ガアァァァァァ!!」
「あぁぁぁぁ!!!」
「えっ?」
『デッ?』
すると冒険者達だけでなく
「な……何ですか……今の………」
『パケチャ……パケパ……』
『リマァ……リマリマ……』
「アバ……アババ……」
『オシャ……オシャマ……』
『ピィ……』
「…………ケホッ」
『ナママ!! ナマァ……』
カズマ達も苦しみ倒れる
「今のって………くっ……ピカチュウの電撃か……」
「こ……こっちは………レントラーの電撃でした……」
『ピカ……ピカ……』
『レン……レントォ……』
攻撃を仕掛けたピカチュウとレントラーも苦しそうにだが何とか立っている
『ホル? ホルド?』
今周りに居る者達は全員が苦しんでいるなか、何故かホルードだけは全くの無傷で皆の様子に驚いていた
「実に見事な電撃でござった、それに耐えるクルセイダーの頑丈さを見越し仲間共々攻撃する信頼感
お嬢ちゃんやネズミと虎のモンスターと油断は出来ぬ、敵ながら実に見事なり!!!!」
「…………アイツが……な……何かやりやがったな」
『ナマッ………』
「はぁ……はぁ……2……2倍……電撃を感じれて……しゃいこうだぁ……♪」
『リオリオ……♪』
「お前……いったい何やったんだ」
「忍びがそう簡単に手の内を明かすわけがないでござろう御者殿」
「俺は御者さんじゃない!!!」
「シャドウ忍法影分身の術は他者の影を使って分身を産み出す故、攻撃を受けた分身の影の持ち主に痛みを与える同士討ちが可能となる忍術
その性質を喋っては警戒されるのでな、すまぬが話す事は出来ぬ」
「だ……だから1万人も戦う人達が居たウォーブラン王国を1人で滅ぼせた訳ですね……人数が多ければ多いほど……身代わりとなる影が増えて勝手に同士討ちしてくれるんですから」
「なっ!? 何故お主、影分身の術の性質を知っている!?
はっ!! そうか……今の攻撃を受けただけで見切ったのだな!!
何という賢きオツムだ、やはりメガネを掛けているだけの事はある
敵ながら実に見事なり!!!!!!」
「……………あぁどうも」
「そういやアイツの中じゃ、科学の力ってスゲー以外の褒め言葉は微妙だったな………」
『フォクフォク…』
『ナマッ……ナマナマケ、ナマーナ』
『だから……じめんタイプのホルードは…無事だったんロト』
「しかし術の性質が分かれば此方のもの、冒険者達!!!今すぐこの場を離れるのです!!!!!!」
「分かった!!!」
「悔しいが、俺達が居るせいでアイツの攻撃の手数が増えるからな!!!」
「ほらダスト行くわよ!!」
「はらひれ……はらほれ……」
「もぉぉ!!」
「シャドウ忍法! 影檻の術!!!」
「なっ!? 道が塞がれた!!」
「こっちもだ!!!」
ユリーカ達を閉じ込めた物よりも巨大な檻が空から出現し、冒険者達の退路を奪う
「イカンでござるよ、戦中に背を向けては」
「こんな檻なんかぶっ壊せば」
「待て! この檻も俺達の影で出来てるんだ、壊せばマズイ事になる!!」
「くっ……」
冒険者の1人の言う通り、良く見れば冒険者の団体の中に影が無い者達が居り
その影で檻を作ったのならば、ソレを破壊すれば影の持ち主の身が危険になってしまう
「此処から脱出する方法は極簡単な事、拙者を倒せば良い
だが
シャドウ忍法! 影分身の術!!」
今度は全員、いや建物の影も消え
その全てがゾハンと全く同じ肌の色や髪型に衣装、腕に書かれたサトウカズマというペンの後まで再現された姿となる
「拙者の本体を見付けられるでござるかな
行くぞ!!」
今度は全員がカズマの元に向かう
「あれだけの数からゾハンの本体を見つけるなんて………待てよ……そうだ!!」
『ピカピ?』
「きたぁぁぁ!!!!
ダクネス!!! ルカリオ!!!お願いします何とかして!!!」
「ま……任せろ!! デコイ!!」
『ルカリィ!!!』
「シャドウ忍法! 影縛りの術!!!」
再び攻撃を寄せ集めようとするダクネスとルカリオに向かって行ったゾハンの分身の一部が、フーパを捕らえた真っ暗なロープとなり
「はぅ!?」
『ルカァ!?』
彼女達の体をグルングルン巻きにする
「おぉ……こ……これは……中々の締め付け…♪…ではなく!!
こんなロープなど引きちぎってくれる!!!」
「ダメですダクネス!!そのロープは誰かの影、引きちぎれば大変な事になります!!!」
「そ……そうだった……はぅぅ…♪」
『ルカァァ…♪』
「コレで厄介な人柱は封じた、覚悟しろイトウマコトォォ!!!」
「ギャァァァ!!!誰かぁぁ!!!」
『ルカァァァァ!!!!』
「ガハッ!!!」
迫るゾハンをルカリオが殴り付ける
「た……助かった……あんがとなルカリオ……あれ?」
『リオォ♪リオォ♪』
ルカリオに礼を言うカズマだったが、自分の知っている彼女は今もダクネスと一緒に影のロープに締め付けられ喘いでいた
「もしかしてコイツ……」
「俺のルカリオだよ」
「そうだったか……あんがとなサトシ、でも大丈夫か思いっきりアイツ殴ったけど」
「大丈夫だよ、ルカリオにはアイツの本体が見えてるから」
『ルカリィ!』
「…………マジか」
「………お見事な不意打ちでござるな………先ほどの拳闘士と同じ見た目だが、また別の強さを持ったモンスター
敵ながら実に見事なり!!!!」
『ルカリ!!』
「あぁ!! 」
ゾハンの太鼓判をスルーし、サトシは左手を付きだすと装着されたグローブが輝く
「行くぜルカリオ!! メガシンカ!!!」
「なんだ?」
「ララティーナのルカリオと同じ見た目の奴まで輝いてるぜ!」
「何やる気だサトシの奴」
他の冒険者達も、突然サトシの手に装着されたグローブやルカリオが輝き始め視線を集中させる
そして数秒が経過すると、輝きが収まりルカリオが姿を表す
『ルカァァ!!!』
手足が真っ赤になり耳の部分が尖り体型がより筋肉質となった姿で
「まさかあれが……」
『リオリォ♪』
「おぉ……コレがメガシンカか」
「うん、メガルカリオだよ」
メガシンカしたルカリオを、ダクネスのルカリオは締め付けられながらも目を輝かせ見ていた
「おぉぉ!!!変身とは珍妙な事をするモンスターでござる!!!
コレは倒しがいがある、行くぞ分身達!!」
「ルカリオ!! はどうだん!!」
『カァァァ!』
(お……おいコレって………
かめ○め波の構え!!)
迫る大量のゾハンに向かい、メガルカリオは両手を構える
「サトシ待ってくれ!! あの中には俺らの影が!!」
「攻撃は待って!!」
冒険者達が止めるが
「いけぇぇ!!!」
『ルカァァァァ!!!!』
メガルカリオは止まらず、両手から放たれる強力な波動のエネルギー<はどうだん>を打つ
「ガアァァァァァァァ!!!!!!」
「あれ?」
「誰も痛がってない?」
数多く居るゾハンの中から1人だけに<はどうだん>が命中し、自分達やカズマ達の誰も攻撃を食らい痛がっている素振りを見せず驚く冒険者達
「御者の坊っちゃん」
「俺は御者さんじゃない!!!」
「何故拙者が本物だと」
「なるほど………波動ですね、ダクネスのルカリオが使える不思議な力の」
「えぇ、恐らくソレでゾハンの波動を関知して攻撃したのかと」
「百人だろうが千人でも増えてみろ、メガルカリオには通用しない……お前を必ず倒してやる!!!」
「うぉぉぉ!!やっちまえサトシ!!!」
「サトシ君カッコいいわ♪」
「えへへ♪ ありがとう♪」
『ピカピ………』
『顔が緩みまくってるロト』
「何と少年とは思えぬ威風堂々とした立ち振舞い……コレはまさしく歴戦の強者の風格、敵ながら実に見事なり!!!!」
「カズマの首を切ろうとする、お前みたいな悪い奴に褒められても全然嬉しくないよ」
(やだ……俺の弟ったら格好いい)
(コレはセレナが益々ホの字になりますね
おや?
そういえば、あの子は何処に?)
「……………………そうでござるか、では仲間を守れるか見せて貰おうか冒険者」
「ピカチュウ、シトロン、めぐみん
アイツの分身体を押さえてくれ!!」
『ピカッ!』
「分かりました!!
レントラー!ホルード!ハリマロン!」
「は……はい!
バルスリン! 私の分もお願いします!!」
『パンプッ!!』
「お前も行って良いんだぞ」
『ナンマナ、ナマケナ』
「……………へっ……あんがとよ」
カズマを持ち上げながら俺は留守番だとナマケロはニヒルに笑う
「ルカリオ! バレットパンチ!!!」
『ルカァァァァ!!!!』
数多く居るゾハンを無視し、メガルカリオはとある1人の方に一直線に向かい拳を振る
「どうやら本当に拙者の本体を見ぬいてるようだ!!!!」
『ルカッ!?
リオォッ!!!!』
鋼の硬度を誇る拳を高速で繰り出す<バレットパンチ>をゾハンは全て交わし、逆にメガルカリオの腹に蹴りを入れる
「速い……ルカリオ!もっとスピードを上げるぞ」
『ルカッァァ!!!』
再び拳を振ろうとするメガルカリオに分身達が迫る
『ピッカァァ!!!』
『おぉ!! 電力を抑えたエレキネットロト!!』
しかしそんな分身達をピカチュウは電力を抑える事で、痺れはしないが捕獲は可能な<エレキネット>で捕まえ
「ハリマロン!やどりぎのたね!!
ホルード!あなをほる!! レントラーは穴に誘導!!」
『リマリマリマッ!!』
『ホォルッ!!』
『レェェェ!!!』
<やどりぎのたね>で動きを封じるがハリマロンは体力を吸わない様にし、ホルードが掘った深い穴にレントラーがゾハンの分身達を次々に落としていく
「さあバルスリン!!思いっきり跳ねてあげなさい!!!!」
『パン!パン!パン!パン!パン!パン!』
進化した事で跳躍力も上がり、建物や地面に跳ねまくるバルスリンの高速移動に目を回した分身達はホルードの掘った穴に落ちていく
「スゲーな……サトシが呼んだモンスターや集めてる奴らも、全員が元魔王軍とやり合えてやがる」
「あぁ……」
「素晴らしいでござる!!!
拙者今まで数えきれぬ程の戦を経験したが、コレ程の数の分身達を傷付けずに抑えられたのは始めて
敵ながら真に見事な「バレットパンチ!!!」『ルカァァァァ!!!!』りぃぃぃ!!!!!」
「おぉ!マトモに入った!!」
『お見事ロト、メガルカリオ!!』
『リオリォリ♪』
「グハッ!?」
『ルカリ!?』
『ピカピ!?』
『ナマッ?』
「はぁ!? 何でサトシが苦しんでんだ!?」
ブチッ!!!
『リマッ!?』
すると<やどりぎのたね>で抑えられていた分身の1人が蔓を引きちぎる
「危ない危ない、咄嗟に分身と入れ替わって良かったでござる」
「ぐふっ……入れ替わった……だと」
「その強き犬の鋼の拳が当たる直前に他の分身と拙者を入れ替えたんでござる、これぞシャドウ忍法 影身代わりの術」
(く……くそ……そんな一瞬の内に入れ替わったら……いくらメガルカリオでも、戦いながらじゃアイツの本体かどうか見分けがつかない……)
『ルカァァ!!!』
『ピカァァ!!』
「シャドウ忍法!! 影縛りの術!!!」
『ルカァァァァ!?』
『ピッカァァ!?』
『リマァ!?』
『ホルゥゥ!?』
『レェント!?』
『パケェ!?』
「皆!!わぁ!?」
「バルスリン!?のわぁ!?」
メガルカリオだけでなくサトシを除いた全員がダクネスとルカリオやフーパと同じく、影で作られたロープで縛られてしまう
「さて次は」
「ひぃ!?」
カズマの方を向きクナイを構える
「お前ら行くぞ!!」
「年下の奴らが戦ってんだ痛いぐらい我慢してやる!!!」
「当然よ!!」
分身達に攻撃し、自分達がダメージを受けるのを覚悟した冒険者達がカズマ達を助けようと突撃する
「拙者の影分身の術を見て挑んでくるとは、何と強き冒険者達だ!!!全員敵ながら実に見事なり!!!!!
シャドウ忍法!影手裏剣の術!!!」
大量の手裏剣を投げるが、全てピカチュウ達が捕まえた分身やホルードの穴の方向に飛んでいく
「へっ! 何処狙ってんだ!!
うっ………なんだ……」
「う……動けない」
冒険者達全員が、まるで金縛りにあったかの様に動きが止まる
「拙者の分身に当てれば、お主達の動きは封じられる」
『ナマ……ナマァ……』
『う……動けないロト……』
「ナマケロ……ロトム………くそ……」
当然ナマケロとロトムの動きも封じられ、持っていたカズマを落としてしまう
「カズマ!!!
俺のポケモンで……アイツの素早い動きに付いて行けるのは…………忙しかったらゴメンな」
サトシは右手を構え、あるポケモンの名を呼ぶ
「最早コレまでだな、覚悟は出来たかイトウマコト!!!」
「わざとか!? この緊迫した状況で名前間違えんな!!!」
「お命ちょうだい!!!!!!」
手裏剣に関係なく動けないカズマの首目掛けてクナイを振り下ろすが
カキィィィン!!!!
「むっ?
ガハァァァ!!!!」
そのクナイを弾き返され、更には蹴りを食らいゾハンは建物まで吹き飛ばされる
「ふぇ………何だ……?」
『コウガァ』
「ん?」
カズマの側で、青色の肌をしピンク色の長い舌をマフラーの様に首に巻いた二足歩行のカエルが仁王立ちで立っていた
next story この素晴らしいキズナ現象で勝利を
ゾハンを忍者キャラにしたのはコレがやりたかったからです
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