長かった3章も遂に終了、今やってるアンケートの人気投票は今回の話で終わらせて貰います
今の内に宣言します、次の話はZAをプレイするので遅くなります
ゲームやるから執筆作業出来ないのもありますが、次の章のタイトル見れば分かりますが主役になる彼女のポケモンがメガシンカするかしないかでストーリーの内容が変わるので情報収集せねばならなくて、あと次の章のメインの敵ですが設定をかなり盛らせていただきます
<天界>
「セレナさんにとってかなり最悪な3日間でしたが、彼女が無事に生き返る事が出来て良かった……………さて」
女神としての衣装を脱ぎエリスは上空を見上げる
「(シャドウエルフに体を乗っ取られていても肉体の正当なる持ち主はセレナさんの物、病死の彼女を生き返す事は天界の規律違反
謹慎解除の直後にコレじゃ……先輩と同じく堕天確定ですね
でも……私は後悔なんてしません、1人の罪無き本来なら死ぬ事が無かった少女を生き返す事が出来たのだから)
さあ神々よ、私に罰を与えたければ与えなさい!!!!」
しかし
「………………与えなさい!!!
与えてください!!!
与えるが良い!!!
あれ?」
数分経っても他の神々はエリスの前に現れない
『他の神達は来ねえよ』
「メロエッタ!?」
『来ないというより、あのシャドウエルフが死ぬ直後からセレナが生き返る迄の間の事を知らねえと言った方が良いか』
「どういう………まさか!?」
『先日の感謝祭の件を無かった事にする条件付きでセレビィ、そしてディアルガに頼み他の神々の時間や念の為にソイツらが納める世界の時間を止めさせた
だからお前が規律違反したなんて他の連中は知らないってこった』
「な………何やってるの!?そんな事バレたらアナタやセレビィにディアルガさんが!!」
『大丈夫、全ての時を戻してから数十分経つが神々がここにもアルセウスの所にも何も文句を言いに来ないって事はバレてない
バレなきゃ大丈夫だ♪』
「…………………はぁ」
まるで何処かの先輩女神のような事を言い始めガクリと肩を落としながら椅子に座る
「メロエッタ……どうしてこんな事を、聞いた限りではアルセウスさんにも言ってないのよね、それにシャドウエルフの止めを刺そうとしたし
言った筈よ、セレナさんを魔王軍と関わらせ命を失う危機にさらしてしまった……だから私が責任を取らないといけないの」
『…………やっぱりそうか』
「えっ?」
『お前ヒスイ村でウォロの野郎に言ってたよな、俺達ポケモンやサトシとセレナを魔王軍との戦いに関わらせないって
なら何で魔王軍の連中と関わりまくってるカズマのパーティーにアイツらを入れさせた』
「つぅ!?」
『お前、本当はアイツらにカズマ達と組ませて魔王軍と戦って欲しかったんだろ
だから今回の件に責任を感じてセレナの身代わりになろうとした、謹慎解除直後に規律違反を何の躊躇いもなく出来たんだ』
「………………………アクア先輩やウォロさんが話してくれるポケモン達の能力や強さを聞いて、この子達が居たら……魔王軍を倒してくれるんじゃないかって思ってた
そしてコチラに来る人間がポケモントレーナー、しかも最強のポケモントレーナーの少年と聞いて…………それで……」
『だがアルセウスにサトシ達を魔王軍と関わらせないでくれって言われたから、二つ返事でオッケーしたが
それでも諦めきれず、魔王軍と関わりの多いカズマの所に入れさせたって事か』
「…………………最低な女神ね私、別世界のカズマさんやサトシさんやセレナさん………いいえ……ダクネス達地上の人達を利用して自分は高みの見物だなんて」
『いや』
「えっ?」
『神の力は強大、故に我々神が行動すれば地上の厄介事も闘争も直ぐに解決出来る』
「……メロエッタ?」
『だが関与し過ぎれば地上の者達は我らに縋る事しかせず傍観者となり、災厄が舞い降りても立ち向かう事も互いに協力する事もしない……例え我々が災厄を祓ったとしてその様な世界は破滅の未来しかない……………彼女の世界の様にな』
最後の言葉の時のみメロエッタの表情が曇る
「…………感謝祭の件があるセレビィはまだしも、ディアルガさんがアルセウスさんに内緒でアナタに手を貸してくれて不思議に思っていたけど
やはりアルセウスさんはご存知でしたか」
『あぁ、今アルセウスは別件で忙しくて来れないから言伝てを頼まれた
だが我らもただ傍観していてはならん、何かしら地上の者達を支えなければ小さな綻びから崩壊の未来に向かって行く
しかし他の神々は地上の様子を見て、ああしたら良くない……こうしたら良くなると言った机上の空論を述べるだけで地上に行く事なく
地上で争いが起きた際も地上の生き物は何故争うのだ愚かな生き物だなと、地上の者達だけに責任を擦り付けてるだけのお山の大将だ
私もかつてはそうだったが、サトシとの出会いで地上の者達の様子や土地を見る様になった
だがお主は違うぞエリス、女神になってから直ぐに地上の人間と直接関わりその場所の現状を知り、そこで暮らす者達の生活を直接見に行っている』
「あ……あれは、趣味の盗賊稼業のついでなんです」
『ふっ、ついでにで友達の親父の呪いを祓いに行ったり孤児達に飯渡す為に義賊活動するのかよ』
「うぅ………」
アルセウスではなくメロエッタの言葉に思わず顔が赤くなる
『地上の人間に正体を隠しながら親しくし、寄り添ってるお主は立派な女神だ
俺もそう思うよ………ってどうした?両手で顔なんか押さえて』
「………………そんな堂々と言われると……恥ずかしい!!!」
『…………………オホン
とにかくアルセウスはお前の考えに気付いていたらしい、俺もさっき聞いてビックリしたよ……全く気付いてた事を俺にまで黙ってるなんて……最後に
もしサトシとセレナ達が、私からではなくエリスの頼みとして魔王軍と戦う道を選ぶなら私は何も言わない…………だとよ』
それを聞くとエリスは赤面した顔から真剣な表情となり、メロエッタの方を向き頭を深く下げる
「明日彼らに頼んで見ます、今回のシャドウエルフの件があるので断られる可能性が高いですが………例え断られても賛同してくれても、役目を終えた彼らが無事に帰れるよう私がサポート致します
私のワガママを聞いていただき、ありがとうございますアルセウスさん」
『明日のアイツらの返答を聞いてからお前の頼みをアルセウスに伝えて来る、まあ安心しな
もしアイツらが断っても俺が手伝ってやるからよ』
「メロエッタ………ねぇメロエッタ、どうしてアナタはそんなに私に協力してくれるの
いくらアルセウスさんの命令だからって、今回みたいに自分の身を犠牲にしてまで助けようとするなんて」
『………………俺を捕まえようとするトレーナーの仕掛けた罠や、手持ちのポケモン達のせいでボロボロになった俺をアルセウスが助けてくれたって話したの覚えてるか?』
「えぇ」
『実はトレーナー達を追い払ったのはアルセウスだけど、傷を癒してくれたのは……………平和の女神なんだ』
「えっ………な……何で先輩が…………はっ!?
もしかしてアナタがアルセウスさんに助けて貰った時って」
『あぁ……例の事件が合った時だ、その事で話し合いをしていた際にボロボロの俺を捕まえようとするトレーナー達を見つけ2人が助けてくれた
だから俺は2人に感謝し同時に尊敬もしているんだ、アルセウスはポケモンの神だから俺を助けてくれたのは分かる
でも平和の女神にとって俺は別世界の生き物、なのにあんなに親身になって傷付いた俺の体や心を癒してくれた優しく立派な女神………なのに……なのに…納める世界の生き物が絶滅させられ、そんな大事件の発端となった神の責任を背負わされ……そして堕天させられ
今じゃ
魔王軍の幹部、怠惰と暴虐を司る邪神なんて呼ばれてやがる』
「先輩の事…アナタも慕ってたのね……もしかして私を助けてくれた訳って」
『………彼女を堕天するかの会議で、アルセウスと同じく反対意見を……当時女神になったばかりのお前が言ってくれた事
そして魔王軍の幹部として活動する彼女を封印してくれた、コレ以上罪を重ねるのを阻止してくれた事に感謝しているからだ』
「そうだったんだ……」
『ってのがアルセウスにお前の協力をしろって頼まれた時の理由だが、今は違う
この3ヶ月の間、お前と行動している内にお前が自分の世界を心から平和にしたいと願っている立派な女神だって事
そして友達思いの奴だって事を知った………だから俺は今純粋に女神エリスやクリスの事を慕っているんだ、そんなお前の助けになりたいんだよ』
「メロエッタ………………ありがとう……♪」
『良いってこった、そんじゃさっさと地上に行くぜ
お前医者呼ぶって言って出て行ったんだから、他の奴らが待ってるかもしんねえし』
「そうね、あと言い訳も考えないと」
『言い訳?』
「フォルムチェンジしたアナタをめぐみんさん達に見られたから、銀髪盗賊団柄みの事を誤魔化さないと……カズマさんやサトシさん達に迷惑が掛かっちゃう」
『あっ…………………セレビィ呼んでくるか!!』
「誤魔化しきれなかったらお願いしましょ!!」
あの後、直ぐにクリスの姿となり医者を連れて屋敷に向かったが
その道中でダクネスに呼び止められ、セレナや皆が病院に居ると聞き、連れて居た医者に謝罪しダクネスと共に病院に向かうと
幸いにもセレナに異常はなかったらしく、彼女含め全員が病室内や外で眠っており
安心しきったダクネスも眠りに付いた為、クリスは再度エリスに戻り天界へと戻った
こうしてゾハンとの戦いが始まった深夜から早朝まで続いたドタバタ劇は幕を閉じ
<次の日>
「お世話になりました」
『フォクシマフォ』
入院する事なくセレナの容態は完治し、屋敷に戻る一同を
「お帰り皆」
『エッタメロ、エタエタ』
クリスとボイスフォルムのメロエッタが出迎え
ガシッ
『エタ?』
「………イブ」
『オシャァァ!!!』
アクアがメロエッタを羽交い締めし、イブが<ムーンフォース>を放つ
<カズマの屋敷内リビング>
「グスッ……ママ……ごはん……」
「夜まで抜きよ」
「ママぁぁ!!」
「いきなりクリスとメロエッタに不意打ちを仕掛けるわ、屋敷の壁を壊した罰としてアナタとイブは夜までごはん抜きよ!!」
「感謝祭最終日にボコボコにされたリベンジしたかったの!!!」
「カズマ、絶対2人にごはん渡さないでね」
「は………はい」
「うわぁぁぁぁん!!!」
『………………………』
<ムーンフォース>に対し思わず反撃で放たれた<ハイパーボイス>で<ムーンフォース>を弾き返され壁に激突し戦闘不能となったイブを抱きながら泣きじゃくるアクアをスルーしセレナはテーブルの向かいに座るクリスを見る
「昨日はありがとうクリス、私の為に命を掛けてくれて……本当にありがとう♪」
「う……うん……
(本当に先輩の事が嫌いじゃないんですよね……セレナさん)」
アクアと自分に対する態度の違いに呆気に取られるも、エリスは先ず隣に居るメロエッタの説明を皆にする
「つまり、その子は最初はあの素敵な仮面の盗賊団の元で義賊活動をしていましたが」
「いくら義賊活動とはいえ盗みを働く事に罪の意識を感じて銀髪盗賊団を抜けたけど、帰るあてもなくさ迷っていた所を偶然エリス様と出会って、エリス様のお手伝いをする様になったから今はエリス様の信者のクリスと一緒に行動してるって事なの?」
「そうそう!!」
『エタエタ』
(…………中々良く出来た言い訳だな)
(誤魔化されろ!!)
(お願い!!!!!)
クリスの言い訳の上手さに関心するダクネスの側で、銀髪盗賊団の件がバレたくないカズマとサトシが心の中で必死に願う
「なんだぁ……つまり今はあの素敵な仮面の盗賊の居場所を知らないんですか、会いに行きたかったのにガッカリです……」
「良いじゃない、王宮に盗みに入るような危ない事しなくて済んだんだから
良かったわねメロエッタ」
『エタ………エッタメロ♪』
本当は今も時々エリスと義賊活動をしているが、誤魔化すため素直にありがとうと笑みを浮かべる
(しゃぁ!!)
(やったぁぁぁ!!!!!)
「カズマもサトシも何でガッツポーズやってるの?」
『デンネェ?』
「げっ!?」
「と…盗賊団からエリス様の元に来られて良かったなって考えたら、つい感情移入して手が動いちまったんだよ
だろサトシ!!」
「うんうん!!!!」
「んん?」
「それでね、実はメロエッタがエリス様からの言伝てを預かってるんだ
セレナとサトシ達宛の」
ここからが本題と言わんばかりにクリスとメロエッタは真剣な表情で、カズマ達と共に魔王軍と戦って欲しい事を告げる
「断っても良いんだよ、2人やピカチュウもマフォクシーもこの国に来た目的はポケモンとパスチャーを探す事だけなんだから……昨日のシャドウエルフみたいに命の危機に巻き込まれる可能性だってあるんだ
返事は何時でも構わないよ、ゆっくり考え「私やるわ」て………セレナ?」
「魔王軍と戦かわせて頂戴」
「………い……良いの……またシャドウエルフの時みたいに体を乗っ取られたり……死んじゃうかもしれないんだよ」
「それでもやるわ、ゾハンみたいに誰かを苦しませて辛い思いをさせる様な奴らを私は……許したくないの」
「セレナ………」
「あと、魔王ってあの変態クソジジイ忍者の元上司なのよね?」
「えっ? そうだけど」
「だったら人のお金で衣装やクナイや大量の煙玉を買ったにも関わらず地獄に夜逃げしたアイツの代わりに上司にアイツが使用したお金を請求したいの、それと部下にどういう教育してるのよって説教もしたいしね」
「………………そ……そっか」
「あと!!病院の帰りに聞こえてきた、お漏らし騒音母ちゃんなんて不名誉な呼び名を付けられた借りを返したいしね」
「騒音は私やバルスリンですらやった事がない、深夜に爆裂魔法を放った自己責任じゃないですかね」
「だよな」
「めぐみん……カズマ……何か言った♪」
「「何でもありません!!!」」
「………………ふふ♪」
『ピカピ?』
「エリスさ……クリス!!!!」
「わぁ!?なに!?
(危ない……今エリス様って言い掛けてましたねサトシさん)」
「俺も魔王って悪い奴と戦うよ」
「本当に良いの?」
「うん!
もしセレナが嫌だって言ったら俺も断ろうと思ったけど、セレナがこんなにヤル気満々なら俺達も戦うよ
それに………」
「どうしたの?」
「セレナをあんな目に合わせたゾハンも、アイツのボスの魔王も許せないから」
「サトシ……♪」
『ピカー!!!!!!』
『マフォー!!!!!』
『………ナマケェ』
夜と同じくキターと騒ぎ立てるピカチュウとマフォクシーにうるせぇと吐き捨て、ナマケロはボールの中に入っていく
「いくらアクアが生き返させてくれるからって、もう絶対……セレナを危ない目になんか合わせはしないし」
「キュン♪」
「お……おいサトシ、セレナの血圧がまた上がりそうだから止めてやムググ」
「もっと言ってあげてサトシ!!!
わぁ!?」
「小さな親切!大きなお世話だよ!!!
本当に戦うんですか2人とも、ピカチュウもマフォクシーも良いんですか?」
ダクネスの口を塞ぐユリーカをエイパムアームで押さえつけ、改めてシトロンは仲間に問う
「えぇ!」
『フォクシィ!』
「あぁ!」
『ピカッ!!』
「…………………皆が決めたのなら僕に止める権利はありませんね、その代わり無事に帰って来てくださいね」
「勿論よ」
「うん、必ず皆で帰るよ」
(何かスゲー盛り上がってる雰囲気になってるけど、俺は魔王軍と戦うつもり何かないんだけどな……たまたま向こうから来たり立ち寄った場所に偶然居て一悶着あったり俺の首を切りに来たりって俺から挑む事なんか1度もないしコレからもやりたくないんだけどなぁ~)
「任せてくれ!! 皆への攻撃は私とルカリオが必ず受けきって守って見せる、毒だろうが……はぁ……刃だろうが……はぁはぁ」
『ルカリ、ルゥカァリィ……はぁ…はぁ……ルカルカァァ♪』
「頼りにしてるよダクネス♪ルカリオ♪」
(強い奴の攻撃受けたいコイツらはノリノリになるよなソリャ………そして美しい爆発で敵を蹂躙したい危険思考を持ち魔王軍を壊滅させ自分が魔王になるとか抜かしていた、この中二病ロリッ子と爆発オタクのコンビも)
『パケパケ?』
「…………………………」
(あれ?何かめぐみんがおとなしいな)
「良いじゃない、世界最強のトレーナーのサトシさんとママなら魔王軍の奴らも倒せるわよ
それじゃさっさと倒してね、そうしたらアタシ天界に帰ってイブを超一流の神にしてあげるんだから」
「………ねえお兄ちゃん」
「小さな親切、大きなお世話」
「その事じゃない、フレア団みたいな悪い人達と戦うならお兄ちゃんも居てあげようよ……アタシも……サトシとセレナ達の事心配だから……一緒に居たい」
「ダメだよユリーカ、エリス様って女神様はサトシとセレナ達に頼んで居るんだ
僕達はコレ以上、邪魔する訳にはいかないんだよ」
「邪魔じゃないよ、だってレントラー達は強いしお兄ちゃんの発明品があれば絶対役に立つんだから
アタシも皆のお手伝いするから邪魔にならないようにする」
「ユリーカ………」
「良いじゃない、皆が魔王軍と戦ってる間にユリーカはアタシと一緒にお留守番しておきましょ
セシリーがアナタと遊びたがってるみたいだし」
「なら益々帰らないとですね」
「ねぇ……シトロンさん、それどういう事か説明して
あの子はアタシの教徒の中でも特に優秀で良い子なのよ……」
『エタメロ、エッタメロメッ』
「ユリーカ、メロエッタにジガルデってポケモンの片割れが毎日メッセージが来るみたいだよ」
「プニちゃんの?」
『エッターメエタエタ、メロエメロエッメタァ!!!』
「ユリーカはまだ帰って来ないのか、余は心配で夜も眠れん!!!
だってさ」
「…………プニちゃん」
「それにユリーカ、急にこの国に来る事になったサトシは仕方ないとして
私はちゃんとここに来る事をママに伝える事が出来たけど、ユリーカもシトロンもリモーネさんに何も言えずに来ちゃたでしょ
プニちゃんが伝えてるにしても、それでも2人の帰りを待ってるはずよ」
「パパが………」
『フォク、マフォクシ』
『ピィカァピカ、ピッピカァ』
『……………デンネェ』
「……………分かった」
「ではスマホが完成したら、僕達はフーパと一緒に帰りますね」
「うん………ごめんね……追い返す様な事しちゃって」
「仕方ありませんよ、それにフーパは早く帰した方が良いですしね」
『皆おはよーふわぁぁ~』
「よっ!お早うフーパ、つか一番早く寝たお前が一番起きるの遅いのかよ」
『フーパ雨の日は眠たくなるの、それよりカーズンお外洗濯物あるよ』
「えっ?」
「あぁ!?引き上げるの忘れてた!?」
「早く中に入れましょ!!」
『じゃあフーパ乾かすの手伝う、おいでましグラード『エッタァ!!!』わぁ!?体が動かない!!!』
『グラードンを呼んだら、アクセルや周りの町の水が全部干からびて水不足になっちゃうロト!!!』
「なにぃ!?
ダメだ!!絶対呼ぶな!!!」
「伝説や幻のポケモンをいつ呼び出して騒ぎになるか分かりませんからね」
「……………そうだね」
フーパを止めた一同は、シトロンとロトムはスマホ作りに向かいクリスとメロエッタは帰り
残りのメンバーは昨日と違い平凡な1日を過ごす事に
ただ1人を除いて
『パケパケ……パンケェパ?』
「大丈夫ですよ、ちょっと考え事をしていただけですから」
<その日の晩、めぐみんの部屋>
「明日にはスマホが出来るってお兄ちゃんが」
「なら私の部屋で寝るのが最後ですか」
「………うん」
幼いユリーカは1人ではなく、1日事に各女性陣の部屋に行き床に就いており今夜……最後の夜はめぐみんのベッドで寝る事に
『ぐぅ~ぐぅ~』
「バルスリン寝るの早いね」
「また爆発して来ましたから疲れてるんですよ」
「………凄く楽しかったよ、めぐみんやセレナが爆裂魔法を見せてくれたのもお祭りも楽しかったし皆で旅行に行ったり悪いお姉さ………お爺ちゃんをやっつけたり
特にこめっこと遊べたのが一番楽しかった」
「姉として嬉しい限りです、こめっこもユリーカとお友達になれて喜んでましたよ」
「えへへ♪良かった♪」
「ユリーカは………」
「うん?」
「ここに残りたいですか?」
「…………うん、でも……パパやプニちゃんが…心配してるから帰らないと」
「プニちゃんというのはポケモンの事でしょうか?」
「うん………アタシの…………大事な友達の1人」
「なら父親や友達を心配させるぐらい誰だってやる事ですし、もうちょっと居たらどうでしょうか?
ユリーカ?」
「すぅ……すぅ……すぅ」
「バルスリンの事言えないぐらい、アナタも寝るのが早いですね
こめっこだけじゃありませんよ
アナタやシトロンが側に居た方がセレナとサトシ達は喜びますし、居てあげて欲しいんです………じゃないと」
<1週間前 ヒスイ村>
{おいめぐみん、あいつら止めて来い}
{ガクガクブルブル……}
{バケバケ……}
{どうやらまだ先のフーパの件がトラウマになってますね……心此処に在らずです}
(ししし……仕方ないじゃないですか……あんな恐ろしい怪物に追い回されたら誰だってこうなりますよ!!!)
{…………まぁ丁度良い}
(ムカッ!
何が丁度良いんですか!!
私がこんなにも怖がっているというのに、大丈夫かぐらい声を掛けても良いんじゃありませんかね)
{あんなんでも女神のアイツなら歳を取らないのは分かるが、アンタはサトシ達と同じ世界の人間なんだろ……何でそんなに若いんだよ?}
(はい………世界?)
「あの店員と皆の話を聞いた時は驚きましたよ……おかしいと思ってました、ユリーカとシトロンがサトシ達と再会した時
いくら久しぶりに別の国に向かった友人に会ったからって、あんな泣くぐらい喜ぶなんてオーバーだなって………でも
死んでしまい別世界に行った友人との再会なら………納得出来ます
もしポケモンを集めて、王女様に暴行を働きアルセウスという神のポケモンを捕まえようとするあの男を捕まえ……魔王軍を退治したら
もう一緒に爆裂魔法を撃てない……最強のトレーナーの称号を奪えない……………バ………バルスリンと………別れないといけないなんて…………嫌です………
何とかしてそれらが全て解決出来るのを遅らせなければ、ユリーカやシトロンが居れば他の事に意識が向きますし
何とか2人をコチラに止める方法を考えねば」
「パパ…………」
「ん?」
「パパ…………プニちゃん…………パパ……グスッ……プニちゃん…グスッ」
「…………………………」
<次の日>
バンバンバンバン
「完成しましたぁぁぁぁぁ!!!!!!完成しましたよカズマ!!!!」
ガチャン
「スマホが出来たら真っ先に知らせに来てくれって……確かに言ったな……俺」
「はい、なので真っ先に」
「だからって朝の5時に来るなぁぁぁ!!!!!
てかお前オールしてたのか!?」
「えっ………あぁ本当だ……てっきり夕方の5時かと……」
「………取りあえず寝ろ」
こうして5日に渡るスマホ作りを終えたシトロンはゆっくりと床に就き
<その日の夕方>
「おぉぉ!!!間違いねえ、コレは確かにスマホだ」
「この細長い四角い物体で通信が出来るのか?」
「えぇ、今そのスマホに掛けてみますね」
ブルンブルン
「わぁ!?急に震え出した!!」
「プ~クスクスwwww
スマホのバイブで腰抜かすなんて今時ありえないわよwwww」
(先輩、ここはスマホが無い世界ですよ……)
ピッ
「はーい、しもしも」
「なっ!?カズマの声が耳元から………本当に通信出来るのか
ちょっと待て!!顔まで映ってるじゃないか!!!」
「スゲーなシトロン、やっぱり科学の力ってスゲー♪」
「ふっふふ、驚くのはまだ早いですよ
通話以外に」
パシャリ
「写真や動画を撮れます」
「へぇ、まるでロトムみたいだね
(本当にスマホを無から作ってしまうとは)」
「ロトム、お仕事1つ減っちゃったわね」
『確かにアチシの仕事は減ったロトが、スマホで撮った写真や動画は全てアチシに送られる様に改造して貰ってるからデータ集めに支障はないロト』
「はぁ!? おい待て、その機能削除しろ!!」
「何でですか?」
『何故ロト?』
「何ででもだ………そう、プライバシーってもんがあんだろ」
「…………ねぇカズマ「はいカズマです」まさかと思うけど、盗撮なんて考えてないわよね」
「まぁロトムの趣味を奪うわけにはいかないな、仕方ない我慢するぜ」
「……シトロンがせっかく作ってくれたスマホで犯罪なんかしたら、分かってるわよね♪」
「…………はい」
「他には何かないのか?」
「流石に急ピッチで作ったので大した機能はないですよ
グループLINEに、トランプやレースゲームに脳トレやパズル等の簡単なゲームを他のスマホを持つ人達と離れていても出来たり、タッチしてイラストを書く機能ぐらいしかありませんから」
「十分過ぎるぐらいオーバースペックじゃねえか!?」
「やっぱり科学の力ってスゲー♪」
「いやぁ♪
あぁ後は」
「まだあるのか!?」
「いえコレはスマホの性能ではなく、カバーケースも沢山作ったので選んでください」
「あぁカバーケースか
(前はそんなのに拘ってなかったから無色のだったけど、せっかく作ってくれたんだし選んでみるか)
何処にあんだ?」
「ホルード!レントラー!」
『ホォルゥ!』
『レェン!』
「2人が持つ箱から選んでください」
「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!イブのがあるじゃない!!」
『オシャァ♪』
「ちょっと待って……このマナフィのも可愛い❤️」
『オシャ?』
「ワニノコのも可愛い❤️マリルも可愛い❤️タマザラシもドククラゲもガメノデスも……可愛い❤️」
『…………………オシャァ!!!』
「あぁぁぁぁ!?」
嫉妬したイブの<みずでっぽう>で、アクアの持っている自分が描かれたカバーケース以外を全て吹き飛ばす
「こんなにあると悩んじゃうけど……でも」
「あぁ………おいシトロン、俺とアイリスとアクアとクリスの分だけにしては多すぎじゃねえか」
スマホが欲しいと言ったのはカズマとアクアにクリス、そしてカズマとナマケロが持たせたいアイリスの4人だけだが
明らかにシトロンが用意したカバーケースは多すぎたのである
「作ったのは4つだけじゃありませんよ、サトシ!」
「俺のも作ってくれたのか?」
「セレナも」
「ありがとう♪」
「ダクネスにも」
「わ……私にもか!?」
「めぐみんもどうぞ」
「…………ありがとうございます」
「まさか他の連中のも作ってたのかよ……」
「皆持っていた方が連絡が取りやすいですしね、あぁそれとコレはウィズさんとバニルさんに」
「アイツらのも作ったのか!?」
「お二人ともカズマ達と親しいそうですし、何やら商品の取引をしていると聞いたので
お店や屋敷に行かなくても直ぐに商談が出来るかなと思って作りました」
(5日で無からスマホ10個作ったのか……)
「あぁそれと」
「お……おいまさか」
「コレはこめっこやゆんゆん達に」
「やっぱりな!!
確かに作ってくれって頼んだけど、こんなに作られたら申し訳なくなっちまう!!」
「大丈夫ですよ、スマホの1つ目を作り上げるのは大変でしたが出来てからは同じのを量産すれば良いだけの簡単な作業でしたから♪」
(俺は同じ奴を2個作るだけで苦痛だってのに……化け物だコイツ)
「あと」
「まだ何かあんのか!?」
「いえもうありませんよ、スマホを作った謝礼を戴きたくて」
「あぁそうだな……(最初はタダって言ってたけど、流石にこんなに作ってもらって無償って訳にはいかねぇな)
でもお前帰るから、こっちのお金貰っても意味ないよな
何か欲しい物あるか?」
「物はいりません」
「ピカチュウのケース可愛いな♪」
『ピッカァ♪』
「マフォクシー見つかった?」
『………フォクシ!』
「ありがとう♪」
するとシトロンは、貰ったスマホのカバーケースを探しあて喜ぶサトシとセレナ達を見る
「ヒスイ村に行く道中に今までの出来事を御者をやっていた村長さんに話しているのを聞いていましたが、サトシは凄くアナタを信頼していますね」
「はぁ?
そ……そうだな、まぁこの屋敷に住ませて貰ってるからじゃねえか」
「それだけじゃないと思いますよ、気難しそうなナマケロに信頼されている事や仲間や困っている人を助けるアナタの事を心から信頼してるんだと思います
セレナは少し嫌がってますが、でもアナタや皆さんと一緒に居るのを楽しいと思っていますよ絶対」
「な……何だよ急にそんな臭いセリフ言い出しやがって、謝礼の話じゃなかったか」
「勿論交渉ですよ、スマホの謝礼として
僕やユリーカ、今も帰りを待っているサトシやセレナ達のポケモンや仲間や知り合い達の分まで
どうか2人やポケモン達の事をよろしくお願いします」
「……………………………お前発明のセンスだけじゃなく交渉も上手いんだな、そんな頼み断れねえじゃねえか
ふっ
分かったよ」
こうして各自スマホのカバーケースを決めると
『おいでまし!!』
遂にシトロンとユリーカ達の帰る時が
『リィ………リマ………リマァァリマァ!!!』
『パケッ!? パンプゥゥゥ!!!!!』
「ハリマロン………別れるのが嫌な気持ちは分かるけど、鼻水をそんなに付けるのはバルスリンが可哀想だよ
さあちゃんと謝ってバイバイしようね」
『リィ……リマリィマァ……』
「ふふん♪エリスが此方に来たら自慢してやりましょ♪」
(残念ですが先輩、私もスマホデビューしましたよ
コレがスマホ………キャァァ♪)
『………………』
「ありがとなシトロン、スマホ大事にするぜ」
『ピッカァピカ』
「ちゃんと他の連中にも渡しとくからな」
「えぇ!
そうだ!! 最後にコレも」
「コレって……テラスタルオーブ!!!
良いのか!?」
「はい、コレからは悪人達とも戦うならメガシンカ以外にも戦力が必要でしょ
だから使ってください」
「でもコレはお前の」
「またパルデアに行けば貰えますから気にしないでください、それより必ず無事に帰って来てくださいね」
「…………分かった……大切に使わせてもらうよ、ありがとなシトロン♪」
「ふふ♪
ロトム、例のテラスタルに関わる機能を後で使ってみてください」
『了解ロト』
「…………………」
「ユリーカ?」
『マフォーク』
『デンーデ……』
「………………セレナ」
「どうしたの?」
「サトシ達と一緒に………必ず無事に帰って来てね」
「………勿論よ♪」
『フォクシィ♪』
「心配しなくて良い、私とルカリオが必ずセレナやサトシ達を守ってみせる……だから安心して帰ってくれ♪」
『ルカリッ!』
「………………うん」
「大丈夫です!!」
「「めぐみん?」」
「セレナには最強の爆裂魔法がありますし、私の爆裂魔法やバルスリンのだいばくはつもある
ましてやサトシは世界最強のトレーナーなのでしょ」
「う……うん」
「なら信じて帰りを待つのです!!!!
それともアナタは仲間を信用出来ないんですか!!」
「そんな事ない!!!」
「なら信じて待つのです、そして帰って来た皆を出迎えてあげなさい♪」
「分かった……うん!!アタシ待ってるよ、セレナとサトシ達が………ちゃんと帰って来てくれるの……信じて待つから!!!」
「ユリーカ………えぇ!待っててね!!」
『マフォク、フォクシ!!』
「めぐみん!!ダクネス!!
皆の事……頼んだよ!!!」
「………ふふ、ええお任せを」
「任された!」
『じゃあ行くよ、そうれ!!』
フーパのリングにシトロンとユリーカが入っていき
『サートン、またね♪』
「あぁ、また会おうなフーパ」
『マーボンにドーナツありがとうって言っといて』
「あいよ、言っといてやる!!」
フーパも手を振りながら自らのリングを潜り
その場にはカズマパーティーとエリスとメロエッタだけが残された
「……………何か……寂しくなるわね」
『オシャマ』
「良く言うぜお前ら、スマホに夢中でアイツらと別れの挨拶して……あん?」
「寂しいから何も言えなかったのよ!!!!」
『オッシャァァァ!!!』
「分かった分かった!!!水を出すなスマホは水分に弱いんだぁぁぁ!!!!」
「めぐみんありがとう、ユリーカを励ましてくれて」
「………別に、ただ真実を言っただけですから
明日から色々大変ですよ、ポケモン集めにヒステリック男の捜索だけでもアレなのに、魔王軍の壊滅なんてやるんですから」
「それでもやり遂げるわ、サトシ達と一緒に帰る為にもね」
「………………ですね」
「ポケモン集めならば、ロトムのレーダとやらを使えば多少は楽になるんじゃないか」
『そうロト、暫くはスマホ作りの手伝いをしていたけど
明日からはアチシのレーダでポケモンを見つけるロト』
「よーしそんじゃお前ら明日から頼んだぞ」
「頼んだぞって……カズマは探さないの?」
「俺とナマケロはこのスマホをアイリスに届け、使い方を手取り足取り教えるという最重要任務があるんだ」
『ナンマァケッ!!!!』
「…………なら私も行く」
「はぁ!? 何でお前も行くんだよ!?」
「お前達だけでアイリス様の所に行ったら、どうせまた難癖を付けて長期滞在を要求する気だろうが!!!」
「そ……そんな訳ないだろ、ちゃんと渡して使い方を手取り足取り教えてアイリスが覚えたら帰って来る」
「………ピカン!
ならアイリス様と一緒に私にも手取り足取り教えてくれ」
「お前はママかサトシに教えて貰え、何ならアクアも知ってる」
「私はお前に教えて貰いたいんだ!!
ルカリオ!!直ぐに王都行きの馬車の手配をするぞ」
『ルッカァ!!』
「おぉぉい待て!!!
相棒、こうなったら今から行くか」
『ナンマァ』
「よし、そんじゃあなお前ら!!!」
「………………シトロンとの約束もう破るつもりかしらあの男」
『フォクシ!?』
「でも早くアイリスにスマホを渡して欲しいから俺は嬉しいかな」
「えっ!? 何で………ま……まさかサトシ……」
「だって電話が出来たら、バトルのアドバイスをアイリスに直ぐに教えてあげる事が出来るだろ」
「……………ホッ」
「なら明日は我々3人とクリスを加えた4人だけで探さないとですね」
「あ………ごめん、あたし暇の時間が終わったから明日からは忙しくなるの」
「なら仕方ないわね、明日から暫くは私達3人と……ん?
ねぇめぐみん、クリスを入れて4人ってアクアは?」
「アクアならセシリーお姉さんにスマホを自慢しに行きましたよ、この時間ですし恐らくオールで飲み明かすかと」
「…………………はぁ」
『フォクシ……』
『ピィカァピ……』
『エッタメェ』
「はは……あっ!そう言えばロトム、シトロンの言ってたテラスタルに関係する機能ってどんな奴なんだ?」
「ポケモンのテラスタイプをチェック出来るロト」
「テラスタイプって、そのポケモンが持ってるタイプの力の事だっけ?」
「そうロト、早速チェックするロト
アチシは………ゴースト
ピカチュウは………でんき
マフォクシーは………ほのほ
メロエッタは……エスパー
バルスリンは…………ロト?凄いロト!!」
『パケチャ?』
「どうしたんですか?」
「バルスリンのテラスタイプはくさでもゴーストでもなく
ノーマルタイプロト!!!」
<南のとある町>
「ゴクゴク
プハァ~」
「良い飲みっぷりね」
「仕事が終わったんだ、もう清楚なセレナさんをやらなくて素で飲めるからな
お代わり」
「はいセレナ様」
「お前も飲むか?」
「私は良いわ、ここ強いのしかないみたいだし
あまり強いしゅわしゅわ好きじゃないから」
「そうかい、なら飯でも食えよ」
「………………私も傀儡にするつもりかしら」
「おいおい日常会話ぐらいさせろよ、何も飲み食いしない奴の前であたしだけが飲むのはつまんねぇと思っただけだよったく」
「じゃあジャイアントトードの唐揚げ」
「あいよ、ジャイアントトードの唐揚げ2人前」
「はいセレナ様」
「あたしの分も頼ませて貰ったぞ」
「言わなくても分かるわ、アナタ良くゾハンと一緒に飲んでる時ジャイアントトードの唐揚げ食べているの見た事あるから
ゾハンが辞めてから何年も経つけど、まだ交流があったのね」
「あの新聞の事か?」
「えぇ、情報に疎いゾハンが魔王軍の幹部達を冒険者が倒してるなんて知ってる訳ない……ならアナタが教えたんじゃないかって思ったの
彼に戻って来て欲しいでしょうし」
「別に戻って欲しい何て思ってねえし、アイツの能力は優秀だから再就職させ…………おい」
「どうしたの?」
「今……彼って言ったかゾハンの事」
「えぇ」
「アイツ………男なのか?」
「そうよ、シャドウエルフは男しか居ない種族だもの………知らなかったの?」
「………………」
ガシャン!!!
「キャ!?」
「ふざけんなぁぁぁ!!!!!」
パリーン
「ちょっ!?
いくらこの町の住人全員アナタの傀儡にしたからって、座椅子蹴ったり皿投げたりするのはマナー違反よ」
「……………はぁ」
「どういう事なの?」
「アイツに………下着買うの手伝わせた……着せ替えも……何なら一緒に風呂に入った事も」
「………割れない程度なら蹴って良いわ」
ガシャァァァァン!!!
「割ってるじゃない……」
「つぅぅぅぅ………」
「アナタ人間なんだから、ガラスのテーブル蹴ったら痛いに決まってるでしょ」
「ゾハンの野郎ぉぉ………戻ってきたら脳みそ床にぶちまけて叩き割ってやる!!!」
「そうしたら体取られるわよ」
「死なない程度に痛め付けてやる!!!」
「程々にね、さてゾハンの件の確認も終わったし
私は例の魔王軍のせいにされている集団催眠の件を調べに戻………ん?」
『モペッ!』
「おぉ悪い……チッ!ゾハンのせいで酔いが冷めちまったぜ」
「………………」
「あん?なに固まってんだ?」
「セレスディナ………今アナタの帽子拾った子……」
「あぁコイツか、この町を攻略している最中に懐かれちまってよ
可愛いだろ、しかも今は体が3色カラーだけど腹減らしたら真っ暗になって目付きも鋭くなって真っ赤になるなんて不思議体質なモンスターだから手元に置いてんだ」
「…………どういう事」
「ん?」
「まさか………まさか例の集団催眠って」
「どうした?」
「ごめん急用が出来たわ、ジャイアントトードの唐揚げは、そのモルペコと食べておいて」
「お……おい!!待てよウォルバク!!
何なんだアイツ………あん?
お前モルペコって名前なのか?」
『モンペッ♪』
「…………何で名前知ってんだアイツ」
「ジャイアントトードの唐揚げお持ち致しましたセレナ様」
「おう、そこ置け」
「かしこまりました」
ピシュン
『モンベェェ!!
パクパクムシャムシャ』
「って全部食うつもりか!?」
next story 第4章 紅の悪夢<ナイトメア>
この優しいお姉さんとの出会いに祝福を
ゾハンとダークプリーストの彼女がツーマンセルを組んでた訳ですが
仮にA国とB国という大国があるとしますね
A国にゾハン、B国にダークプリーストが潜入
ゾハンはA国の王族にわざと殺され王族の体を手にいれ、ダークプリーストはB国の王族や兵達に沢山感謝されお人形を沢山手にいれ共に国を乗っとり
AとBの国に互いに戦争を仕掛けさせれば、どちらの国も崩壊
他国や高レベルの冒険者達も一見すれば人間同士の争いなので戦争に加入する事がないため邪魔される心配も無し
最後は部下達と傀儡達が争っている間に国の資産を全て奪い去り逃走すれば厄介な2つの国を壊しながら魔王軍の活動資金をゲット、優秀な兵が居たらシルビアのモンスター開発の実験材料に持ち帰るという厄介な国取りコンビだからです
この小説のレギュラーや準レギュラーで好きなポケモンは
-
ピカチュウ
-
マフォクシー
-
ナマケロ
-
ルカリオ
-
バルスリン
-
イブ
-
ロトム
-
キルちゃん
-
氷の女王様
-
ティアラ
-
オーティス
-
メロエッタ