この素晴らしい世界にポケモンを   作:ハリケーン改

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ポケモンZAのDLCだけでなくイナイレにエアライダー……今月や来月は忙しい


この素晴らしい紅魔の少女達のパートナーに元気を

 

もうすぐ9月が終わり10月を迎える為か、少し肌寒くなったアクセルの早朝にて

 

 

「「エッホ! エッホ!」」

 

『ピッカ! ピッカ!』

 

『ルッカ! ルッカ!』

 

「エッホ………エッホ………」

 

『サッナ……サッナ……』

 

屋敷の周りをジョギングする者

 

 

「元気を出すには、やはり肉を食らうのが一番です」

 

「朝からお肉はキツくないかしら……」

『フォクシ、マフォマフォク』

「そうねキルちゃんって甘い物が好きみたいだし、プリンはありだわ」

 

「むぅ……まあ好物なら仕方ありませんね」

 

「ではカラメルソースは私が」

 

「いえカラメルではなく、このイチゴを液体状にしてチョコレートを交ぜてください」

 

「イチゴとチョコをですか?

 

分かりました、お手伝い良いですかユキメノコさん」

 

『メッノ』

 

朝食の準備をする者

 

 

「………………寝てんな」

 

『グゥ……グゥ……』

 

 

「よし」

 

ピポパピ

 

 

【も……もしもし】

 

 

「やぁアイリス、お早う」

 

【お……お早うございますお兄様……うぅ……や……やはり緊張します、王都から遠く離れたアクセルに居るお兄様とお話出来るなんて】

 

「(スマホで会話するだけで緊張なんて可愛いな♪)

 

そう固くならなくても良いさ、俺の国じゃスマホ越しで話すなんて老若男女問わずやってる事なんだからさ」

 

 

【す……凄いですねお兄様やサトシの国は、でも確かに楽しいですね

 

特にオーティスやレインにバレないようお話するのが……何だかスパイになったみたいでドキドキします♪】

 

(ちっ……アイツら毎日のモーニングコールすら妨害しようってのか)

 

【ティアラ、カズマお兄様よ】

 

【ティア!ティアラティ♪】

 

妹ポジションの王女と幻のポケモンにモーニングコールを貰う者

 

 

「お早うティアラ、今日もお姉ちゃんと一緒にお勉強がんばっ……グゥ……グゥ……」

 

【ティアラ?】

 

【お兄様?】

 

 

『ナンマナナママン、ナンマナァナマケナン、ナンマァナナンマ

 

ナンマ!!』

 

『分かったロト……オホン

 

 

お早うアイリス、今日も良い天気だな

 

まるでお前の笑顔みたいに太陽が輝いてやがる

 

だってロト』

 

【お早うナマケロ、それにロトムも

 

フフ♪そうね凄く良い天気だわ

 

でもナマケロ、お兄様を眠らせてスマホを独占するのはダメよ】

 

王女にクサイ台詞を言う者と多種多様な朝の過ごし方を送っていた

 

 

<リビング>

 

「アレだけ寝て更に二度寝だなんて、王都に行って生活リズムが狂ったんじゃないの」

 

「二度寝じゃねえし眠らされたんだよ!!

 

アイリスのモーニングコールを独占する為にナマケロにな!!」

 

『ナマンマ、ナマナンマァ』

 

「お早うだけがモーニングコールじゃねえんだよ、昨日何が合ったかや何か悩みはないか、そういう日常会話を楽しむのもモーニングコールの醍醐味だ」

 

「王族のアイリス様の悩みをお前が解決出来るわけないだろ……」

 

「おいおい忘れたのか、王都の事件を解決させた事「カズマ!!!」『ピカッ!!』ムグッ!?」

 

「事件を解決させたって、カズマって王宮が襲撃された時は宿屋でふて寝してたんじゃ?」

 

 

「そうそう俺と一緒に、ねっ!!」

 

「そうだそうだ、スッカリ忘れてたぜ!!」

 

 

「気を付けてよカズマ」

 

「おぉスマネェ……(まさかコイツにウッカリを注意されるとは)」

 

「バレたらダスティネス家の沽券に関わるんだ、頼むからサトシもお前も気を抜かないでくれ」

 

「う……うん」

 

「へーい」

 

 

 

「………………」

 

『………………』

 

 

「そこの2人、いつまでも寝てないで我が用意した地獄のプリンを食したらどうですか」

 

 

「『……………』」

 

 

「返事が無い、只の屍のようだ」

 

「私達とジョギングして疲れてるだけだろ、というか不謹慎だぞ」

 

「えっ?返事が無い奴にはこう言うのが正しいってカズマが教えてくれたんだけど」

 

『ピィカァ………ピカァ』

 

 

「ユーモア教えるぐらいは良いだ……スミマセン自重します……だからピカチュウさん……朝っぱらから俺の胸にくっ付いて電気流すの止めてくれませんか、健康な人間に心臓マッサージするのは……き……危険ですので」

 

 

 

「はは♪抱っこ求めるなんて、本当ピカチュウはカズマに懐いてるな♪」

 

「違ぇよ!!『ピィカァ♪ビリビリ』……あぁそうだな懐いてるんですよねピカ様

 

(ネズミのくせに猫かぶりやがってよ!!!!)」

 

 

「所でめぐみんさん、このチョコレートが交ざったイチゴソースが大量に掛かったプリンが何故地獄のプリンなのでしょうか?」

 

「フッ

 

チョコレートが交ざりイチゴソースに黒みを加わえる事で、地獄に落ちた罪悪人共が流す汚らわしい血の池を再現したからですよ」

 

「なるほど!」

 

「……ピカ様、朝から食欲失くす発言したあのロリッ子にも俺みたいに天誅を下してくだせぇよ」

 

 

「へぇ~地獄ってこんな美味しそうな見た目なんだな♪」

 

『ピカァ♪』

 

 

(俺の教えた事もサトシは喜んでただろ!!差別だ!!男女差別だぁ!!!!)

 

 

『……………サナッ』

 

「あっ!お早うキルちゃん」

 

『サアナァイ………サナサナ?』

 

「ゆんゆんならアナタの後ろで寝てますよ」

 

「……………」

 

「ちょっとやり過ぎちゃったかな?」

 

「朝だから軽めにしたんだが」

 

「朝の7時から3時間ずっと走りぱっなしは軽めじゃないわよ!!!」

 

 

 

 

 

『メッ~ノッノッノッ~♪

 

メノメンノッ』

 

 

『……………サナァイ』

 

 

『メノ!?』

 

 

「キルちゃんさん本当に元気がありませんね、何時もならユキメノコさんが煽れば言い合いになるというのに」

 

 

ガタン

 

『オシャ!? アゥアゥ!』

 

『ピィ~ピィ~』

 

玄関が開く音と共に、ゼル帝を頭に乗せたイブが玄関に向かう

 

 

 

「ただいま……」

『アシマリマァァ!!!!』

 

「イブ…ゼル帝…お出迎えありがとう」

 

 

 

「お勤めご苦労様でした」

 

「大丈夫だったアクア?」

 

「大丈夫じゃないわ……アタシは女神だから早く出さないと天罰が下るわよって当然の事を言っただけなのに、セシリーと離されて特別室に入れられて…………うぅ……」

 

 

「特別室!?

 

ど……どんな事をされたんだ……はぁ……女に飢えた男共に揉みくちゃにされたのか……それとも拷問か!!是非詳しく!!!!内容によっては私達も入りた……いや後学の為に参考にしたい!!!」

『ルッカ~♪』

 

 

「おいSSP、流石にあの犯罪者予備軍コンビは止めるよな?」

 

『………パクパク』

 

「プリン食って見てみぬフリするな、男女平等にしやがれ!!」

 

 

 

「アクア様、これに懲りて不法侵入は止められた方が良いですよ……出来れば私達のお店への嫌がらせも」

 

「それは無理ね、アナタだけでもヤバいのにあの店にはこの世で最も害悪な生き物や異性を誑かす悪の女王が居るんだもの

 

そんな汚物を消毒しに行くのがアタシの役目よ」

 

 

『メッノォ!?』

 

「ガーン!?私たち汚物なんですか!?」

 

「というか何でウィズと氷の女王様(笑)が此処に居るの?

 

まさかアタシの出所祝いに来てくれたのかしら」

 

「違うわよ、実はね」

 

 

 

ウィズとユキメノコがカズマの屋敷に居るのは、モンスターボールを手渡したアクセルの冒険者達に全てのポケモンの見た目を教え終えて0時を過ぎ帰宅しようとした頃

 

 

「ゆんゆん、今日止まって行く?」

 

「良いの!?」

 

「勿論、もう夜だから明日になるけど私達で今日のお疲れ様会をやりましょ♪」

 

「ありがとう!!

 

お友達からお泊まりのお誘いだなんて…………嬉しい……このご恩一生忘れない!!!!!」

 

「お……オーバーよ、前にユキメノコの事件を解決した時もお泊まりしたじゃない

 

 

それに……キルちゃんを励ましてあげたいから」

 

「あっ………そうだね」

 

ピカァアン

 

「わぁ!?」

『ピカッ!?』

 

「何ですか今の閃光!?」

 

『ウィズのお店からロト!!』

 

「行ってみましょ!!」

 

 

深夜に凄まじい輝きがウィズの店から起き始め、一同が魔道具店に向かうと

 

 

「『………………』」

 

 

「「ウィズさん!?」」

 

「店主さん!?」

 

 

「ユ……ユキメノコまで……」

 

『黒焦げロト!!』

 

黒焦げの状態でウィズとユキメノコが店の入り口前に横たわり、更に彼女達の側にて

 

 

「はぁ………」

 

バニルが両手で自身の頭を抱えながら地面に蹲っていた

 

 

『ピカピカァ!』

 

「あぁバニルさん!!何があったんですか!?」

 

 

「何があった……………そこの店主とアルバイトの雪女の状況の事を指すならば、我輩の殺人光線を食らわせたから

 

もしくは我輩が地面に蹲り頭を抱え悩んでいる事を指すならば、先月の感謝祭の売上と先日入った臨時収入を全額そこのコンビに使われたからだ」

 

「ウィズは何時もの事ですが、ユキメノコまで!?」

 

『妙ロト、ユキメノコはウィズの無駄遣いに反対で何時も止める側だったロト』

 

 

「あぁ……我輩と共に貧乏店主に無駄遣いさせぬよう協力してくれていた、故に我輩は売上金が入った金庫の合鍵を雪女に預け来月開かれるハロウィンに売り出す商品を作る為、職人に会いに行っていたのだが………どうやらこの雪女

 

ハロウィンが大大大大~大好きらしく、タガが外れたようで」

 

「一緒に無駄遣いしたのね………」

 

 

「ハロウィンに相応しいオバケの小物や飾り付けを購入したのは理解出来る……近所のお子様達に手渡すクッキーの材料も分かる………だがしかし」

 

ピカァアン!

 

バニル式殺人光線を魔道具店の入り口に大量に積まれた箱に放つ

 

 

ゴロゴロ

 

そこから数えきれないカボチャが

 

「ひぃぃ!?カボチャァァァ!!!!」

 

「確かこの国のカボチャって、この時期は凄く凶暴になって人を食べる最強のモンスターになるんじゃ!!!」

 

 

「な……何でこんなに!?」

 

 

「ハロウィン用に確保したそうだ……いくら店主や雪女の腕が立つとはいえこんな大量のカボチャを2人で仕留めるのは不可能、こやつらは冒険者達を雇いカボチャ達を確保したのだ

 

カボチャを使用した菓子を売るつもりだったらしいが、今用意すれば本番には腐ってしまうであろうが!!」

 

「ハロウィンは10月の末にやるイベントなので、確かにまだ1ヶ月は先ですね」

 

「こんなに沢山なら冷蔵庫にも入らないわ……」

 

「だが飾り付けやグッズに回せば冒険者達に支払った依頼金や製作費を含め赤字だが、まだ取り返しは付く範囲内だ………しかし」

 

ピカァアン!

 

 

残りの箱にも光線を浴びせると

 

 

 

キラキラキラァン

 

 

「眩し!?」

『フォク!?』

 

 

「ユキメノコの像!?」

 

「しかもこんなにいっぱい!?」

 

1つ1つに様々な宝石がコレでもかと練り込まれたキラキラと輝くユキメノコの像が大量に出現する

 

 

 

「当店人気No.1の売上を誇る我輩のバニル人形に対抗してオーダーメイドで作らせたらしい……宝石をデコレーションした為か我輩の人形よりも数万倍のコストが掛かり、金額は1つ1億エリスで販売する予定との事だ……」

 

 

「「「「1億!?」」」」

 

 

 

「因みにターゲットの購入者層は

 

 

 

本体には当然劣りますが、この美しいワタクシを忠実に再現したのですからセレブリティな王族や貴族の購入欲が刺激されるに決まってますわ~オッホッホッホ~♪

 

 

 

 

 

はぁ……

 

 

 

誰が駆け出し冒険者の町の祭りで1億エリスを払い、悪趣味な迄に輝きを放ち成人男性が両手ですら持てぬ重量の像を買う!?

 

明かり代わりに使用するならばライターを買うわ!!!」

 

 

「…………クーリングオフは?」

 

「オーダーメイドした品物は……クーリングオフの対象外だ………」

 

 

「八つ当たりしたくもなるわね………」

 

『フォク………』

 

「だが今回に限っては雪女の好みを把握せず鍵を渡した我輩にも責任はある

 

(それにハロウィン用の資金としてあの高齢者エルフの討伐金を獲得する為、見通しの力を使ったデメリットであろうからな)

 

なのでバニル式殺人光線1発で手打ちとしたのだ」

 

 

「まぁ……ウィズとユキメノコが全面的に悪いですもんね」

 

 

「冒険者の小僧に早く王宮から帰って来て欲しいと願う紅魔の娘よ「べべ!別にそんな事考えてなんかない!!!」同情するなら金をくれ………と言いたいが流石にそこの浪費者共が使用した大金を貴様達は持ってはおらんな、なら金の代わりに我輩の頼みを聞いてはくれんか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでクーリングオフが出来る品物を購入した店に行くから暫く魔道具店を休む事になって、その間ウィズさんとユキメノコの面倒を見ていてくれって頼まれたの」

 

 

「プ~クスクスwwwざまぁないわねあの外道悪魔www

 

ナイスよウィズ!ユキメノコ!

 

そのままお店を閉店に導きなさい!」

 

「あのお店私の物なんですよ!?閉店なんて嫌です!!!」

 

 

 

「まぁそういう訳だ、ウィズと氷の女王様(笑)の面倒を見るのと訳ありなキルちゃんのメンタルケアって事で

 

今日は屋敷でノンビリしよう」

 

 

「今日はじゃなくて今日もでしょ」

 

「良いじゃねえか、アクセルの冒険者達にあのミツルギまでトレーナーになったんだろ?

 

なら俺らは暫く活動をオフにしても良いだろうが」

 

「1週間、王宮で食っちゃ寝するかナマケロと遊んでいてまだナマケるとは………はぁ…はぁ……立派なダメ男に進化したものだ♪」

 

 

「だから英気を養ってるんだよ!!!

 

つうかナマけてねえし、アクセルの奴ら用のモンスターボールを新たに制作中なんだよ

 

なぁ相棒」

 

『グゥ~グゥ~』

 

 

「あはは♪プリン2つも食って寝ちゃったか~コイツ~♪

 

 

 

って

 

 

 

なにちゃっかり俺の分食ってんだぁぁぁ!!!!!!」

 

『ナマァァァァ!?

 

 

ナママ!!ナンマケナンマァ!!!』

 

 

『アイリスへのモーニングコールを独り占めしようとしたから、その罰らしいロト』

 

 

 

 

「お前の通話は長ぇんだよ!!!

 

3日前なんか30分も話しやがって、おかげで俺はモーニングコール貰えなかったんだぞ!!!」

 

「王宮内で会った時にお早うございますと言われただろ」

 

「スマホ越しと直接の2つが欲しいんだよ!!」

 

「意味が分からん……」

 

「大丈夫よダクネス、それに納得出来るのはナマケロだけだと思うから」

 

 

「明日は俺が30分話すからな!!」

 

 

『ナンマッ!!!』

 

チィン

「はぅぅ!?」

 

 

「あぁ!?カズマがカズマちゃんになっちゃう!!!」

 

 

『………………ピカァ!!!!』

 

チィン!!!

「ヒデブ!!!」

 

 

「カズマァァァ!?

 

ピカチュウ!!なんでアイアンテールをカズマのカズマに!?」

 

 

 

 

「やっぱりカズマさんの所は賑やかで楽しいですね♪」

 

 

「賑やかなのは間違いないですけど、楽しいかは……ノーコメントで」

 

 

「ねぇイブ、アクセルの冒険者達がトレーナーにってどういう事?」

 

『オシャマ、オシャマリマ!アゥアゥ』

 

「まあその話は我が作った地獄のプリンを食べてからにしてはどうですか、中々の自信作なので是非食して欲しいのです」

 

「………久しぶりに食べられるシャバの食べ物の名前が地獄なの嫌なんですけど、それにどうせならアタシパンが食べたい気分だわ」

 

 

「ブチッ

 

バルスリン、お代わりどうぞ」

 

 

「ゴメンなさいめぐみん!!!アタシお腹空いたから早く食べたい!!!」

 

 

「最初からそうやって素直になれば良いんですよ、おや?

 

バルスリン、まだ食べてなかったんですか?」

 

『バケ!?

 

バクバクムシャムシャ!!バケバケ、バケチャァ♪』

 

 

「美味しかったですか、なら良かったです」

 

 

 

 

『サナァ……』

 

 

「あっ! キルちゃん何処行くの?」

 

『サナァイ、サンナサナ

 

サナナサ、サンナァイ』

 

 

『走り疲れたから部屋で休むだってロト、後めぐみんにプリンごちそうさまって言ってるロト』

 

「分かった、ゆんゆんが起きたら部屋に戻ってるって伝えておくわね」

 

 

『サナァイ……』

 

 

『バケッチャバ?』

 

 

『…………メノメンノメェ』

 

『パン?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<ゆんゆんの部屋>

 

『……………はぁ』

 

部屋に戻ったキルちゃんは、ベッドの上に座ると深い溜め息をつく

 

『アレだけ進化を望んでパワーアップしたかったのに……何で………こんな間が悪い時に、あと6日しかないのに』

 

 

トントン

 

 

 

『誰ですか?』

 

 

『私よ』

『ボクも居るよ』

『未来の神も来てあげたわよ、さっさと開けなさい』

 

 

『わ……私も』

 

 

『女性陣全員で……何か用ですか?』

 

 

『バルスリンがキルちゃんとお話したいって、私達はその付き添い』

 

 

『私とお話?

 

今開けますね』

 

 

ガチャ

 

 

『では失礼致しますわ』

 

『ちょっとユキメノコさん……』

 

『……はぁ……また喧嘩売りにでも来たんですか、わざわざ部屋を開けさせる為にマフォクシーとバルスリンを連れて来るとは悪質というか何というか』

 

『いいえ、バルスリンさんがアナタとお話したがっていたのは本当ですわ

 

なのでマフォクシーさんと同じく、ワタクシもご一緒しようかと付いてきただけですの』

 

 

『…………ジィ~』

 

本当なのかとマフォクシー達をジト目で睨む

 

『本当の事だよ』

 

『で、話って何を話すのよバルスリン』

 

『メンタルが弱っておられるキルちゃんさんに、生半可なエールじゃ聞かないと思いますわよ』

 

『ケンカ売らないって約束したでしょ!!!』

 

『お互いに……悩み相談でもしようかなって』

 

『『『『悩み相談?』』』』

 

 

『もしや、昨日のめぐみんのお師匠さんに言われた事……まだ悩んでるんですか?』

 

『……うん』

 

 

『何の事ですの?』

 

『めぐみんの師匠のウバって人に、1つの事を極めるよりも他の術や技を覚えた方が良いって言われたの』

 

『ほぉ~まぁ確かにだいばくはつ1本より、そちらの方が良いですわね』

 

 

『この私に悩み相談を持ち掛けるとは……本来なら美味しいスイーツを請求したい所ですが今日は無料にしてあげます

 

アレだけイラついていたのを見れば、アナタが相当だいばくはつに拘っているのは分かりますよ

 

ですが悩んでるという事は、他の技を覚えたいって気持ちがあるんじゃないですか?』

 

『確かに!』

 

『ちょ……ルカリオ……』

 

『なら他の技を覚えれば良いじゃないですか、気に入らないならその技を使わなかったら良いだけですし』

 

『……………実は………他の技……もう覚えてるの』

 

 

『えっ?そうだったの?』

 

『まぁ、アレだけ凄いだいばくはつを使えるのですから他の技を覚えているのは寧ろ必然ですわ』

 

『どんな技使えんのよ?』

 

 

『………………マジカルフレイム』

 

 

『私やキルちゃんも使える技じゃない、見せて見せて』

 

『………………………』

 

 

『バルスリン?』

 

 

『……………………笑わないでね

 

 

 

 

マジカルフレイム!!!!』

 

 

シュボ

 

 

『『『『『えっ!?』』』』』

 

 

お腹の模様から放たれた<マジカルフレイム>は、まるでライターの様な火力しかなかった

 

 

『……………ほ……他は?』

 

 

『…………………やどりぎのたね!!!』

 

シュパ

 

パチンコ玉サイズの種が1つ、床に転げ落ちる

 

『…………………無理言ってごめんなさい』

 

 

『謝らないで!!!』

 

 

『もしかしてアンタ………だいばくはつに栄養全部注ぎ込んだの?』

 

 

『………うんうん………だいばくはつを覚える前からこうだったの、どんな技を使っても今みたいなのしか出せないから私をゲットしてくれたトレーナーは皆私を捨てたの』

 

 

『…………ご……ごめんバルスリン……別の話をしようよ』

 

『悪いですけど、凄く当然の事ですわね』

 

『ちょ!?』

 

『何言うのよアンタ!?』

 

『事実を述べた迄ですわ、負けた事を自分ではなくポケモンのせいにしイラナイと吐き捨てる

 

そうやってトレーナーに捨てられたポケモンを、ワタクシ何度も見て来ましたので』

 

 

『……うん、実際弱いから捨てられて当然だわ……それに私恥ずかしがりやだからバトルの時も緊張して満足に戦えなかったし

 

でも最後に捨てられたトレーナーと別れた後、運命の出会いがあったの』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

{また捨てられちゃった………もうこんな想いするぐらいなら、人間の居ない場所で暮らそうかな

 

 

ん?何あの人だかり……テレビに有名人でも出てるのかな?}

 

 

{では今年のグランプリを制したのは、前回と同じくパルデア地方のジムリーダーにして芸術家コルサさんの作品です!!}

 

 

{おぉ~この人か、嘆きのキワマリの作者は}

 

{アタクシ見惚れてしまいましたわ、今回の彫刻も何と美しいこと♪}

 

 

 

 

 

(芸術家の人なんだ………まぁ私には関係ないか、早く人の居ない場所に行こ)

 

 

{コルサさんの新作、終焉のダーテングとナットレイの彫刻は審査員や観客全てから満点の評価を得た作品となりました

 

コルサさん、連続で優勝した今のお気持ちは如何でしょうか?}

 

 

{…………………}

 

 

{コルサさん?}

 

{…………………………}

 

{え…………えっとコルサさん、今回の作品は一体どういった経緯で思い付いたのでしょうか?}

 

 

(な………何コレ!?

 

ダーテングとナットレイが爆発してる………だいばくはつかな?

 

爆発の色使いの綺麗さ……ダーテングとナットレイの必死な表情や構図………き……綺麗……)

 

 

 

{………………中々にアイデアが浮かばず、2週間の時を飲まず食わず寝る事なく過ごしていた時ふとワタシの脳裏にある言葉が過った

 

かの芸術家は芸術を爆発と表した事を

 

それは今ある固定概念や常識を打ち砕いた先にある物が、真なる芸術である事を言語化した物………ならばその言葉の意味のままを表してはどうかとインスピレーションが舞い降りた!!!!}

 

(芸術は………爆発……)

 

 

{な……なるほど、それで今回の作品を完成させたのですね}

 

{完成などしていない!!!!!!!}

 

{で……ですが実際此方に完成品が}

 

{ナットレイとダーテング、己の身を犠牲にしてでも終焉を迎えゆく世界の為に負けられぬ必死なる感情!!!!

 

 

それらを完璧に再現するなど如何なる芸術家でも不可能!!!!!

 

だがワタシはその不可能の壁を打ち砕きたい、まだまだコレには改良が必要……ゆえにコレはまだ未完成品なのだ!!!!}

 

 

(こ……コレが未完成!?

 

こんなに綺麗なのに!?)

 

 

 

{だがワタシの友人であり恩人でもある人物が、これ以上の製作はワタシの身が持たないと中断を訴え未完成品のコレを提出した………なのでワタシは今回の優勝を破棄させて貰う}

 

{えぇぇ!?}

 

 

 

 

 

{何だって!?}

 

{名誉あるグランプリの優勝を破棄!?}

 

 

 

 

{こんな未完成品で得た勝利に価値は無い、前回受賞した嘆きのキワマリにも……ワタシよりも実にアヴァンギャルドなる作品を作って来た先輩方や有精卵共に申し訳ならん!!!!!!}

 

{コ…コルサさん!?

 

あぁマイクが!?}

 

 

{この放送を見ている思春期共よ!!!

 

ポケモンバトルも芸術と同じである、中途半端にアレやコレへと手を出さず妥協せず何か1つを極めそれを押し出すのだ!!!

 

それでこそ初めて作品は輝く、人もポケモンも磨きが掛かる事を忘れるな!!!!!!

 

 

 

ではノットアヴァンギャルドなるワタシは失礼する、次のグランプリ迄に必ずや終焉のダーテングとナットレイを完成せねば}

 

 

 

{ま……待ってくださいコルサさん!?

 

コルサさん!!!}

 

 

(何か1つを極めれば……磨きが掛かる…………そうか!!あの人の言う通り、私って攻撃するか補助するか逃げるのか何時も中途半端にアレやコレってやってたからいけないんだわ!!!

 

 

ありがとうございます素晴らしい芸術家さん……いえアヴァンギャルドな芸術家さん!!!!

 

 

でも何を極めたら良いかな……やっぱりマジカルフレイムによる攻撃………いいえ!!!

 

普通に攻撃するだけじゃ今から鍛える分他の子達に勝てるわけがない、というか全然アヴァンギャルドじゃない!!

 

もっとアヴァンギャルドな事を極めないと………そうだ!!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『も………もしかして、そのアヴァンギャルドな事がだいばくはつな訳』

 

『えぇ!!だいばくはつを極めたポケモンなんて誰も居ないし、何とか覚えてから使ってみたけど………あの身を焦がす感覚を味わい……周りの物が焼け野原になっている絶景を見て………コレこそがアヴァンギャルド!!!!と私の脳裏に過ったの!!!!』

 

 

『『『『…………………………』』』』

 

唖然とする一同

 

『凄いバルスリン!!!本物の芸術家みたい!!!!』

 

なおルカリオだけは純粋に凄いと手拍子で称えていた

 

 

『でも昨日………そのだいばくはつが使えない状況になって、めぐみんやイブさんや皆に迷惑を掛けた時に………他の技が合ったら……って』

 

 

『昨日の相手は、たまたましめりけを持ってたニョロトノだっただけでしょ、別に他の技覚えなくても良いじゃない

 

 

未来の神であるアタシが保証するわ、アンタはだいばくはつを極めた方が良いわ』

 

 

『あら、ワタクシみたいにゴーストタイプのポケモンが相手の場合でも何も出来ませんわよ』

 

『それに1回しか使えないですし、相手が複数居る場合は大分不利になりますし』

 

『うっさいわね!!!アンタたち外野は黙ってなさい!!!コレはアタシ達パーティーの問題なんだから!!!!』

 

 

『その外野のワタクシ達に悩み相談を持ち掛けたの、アナタのお仲間だったのでは』

 

『……………………まぁ1つの貴重な意見として受け取って置くわね

 

 

って!!

 

アンタは勝手に付いて来ただけでしょ!!!!』

 

 

『確かにキルちゃんやユキメノコの言う事にも一理あるわ、でも普通のポケモンバトルならそうかも知れないけど

 

昨日みたいな状況なら私達がカバーすれば良いのよ、しめりけを覚えているポケモンやゴーストタイプのポケモンを先に倒したり数を減らしたりね』

 

『ボクもカバーするよ♪』

 

『ルカリオ、アナタも団体戦の方は不利……いや危険ね………主に私達が』

 

『確かに……ノーコンのコメットパンチなんか味方が受けたら大惨事だわ』

 

『ガーン!!!!』

 

『オホン………だからバルスリン、私達の事で戦い方を悩んでるなら大丈夫よ

 

コレからの戦い方を決めるならアナタ自信と、トレーナーのめぐみんと決めないとね♪』

 

『………………分かった、一度めぐみんに言ってみる!!』

 

 

 

 

『パチパチ

 

流石は爆殺筋肉ダルママのパートナーですわ、実にママミを感じる慰め方ですわギャァァァァ!!!溶けるぅぅ!?』

 

『次セレナの事を、その呼び方で呼んだら原型失くすぐらい燃やし尽くす』

 

 

『バカ!!屋敷の中で火使ってんじゃないわよ!!

 

アクアマグナム!!!!』

 

 

 

 

『…………キルちゃん』

 

 

『何ですか?』

 

 

『私もトレーナーのめぐみんに聞くから、キルちゃんもゆんゆんに聞いてみたらどう?

 

今までの戦い方を取り戻すか、新しい戦い方を生み出すかを』

 

 

『もう話しましたよ、ゆんゆんは新しい戦い方でも構わないって言ってましたけど

 

今まで……ゆんゆんに会う前からずっとテレポートを使っていたのに、今更他の戦い方を…………あと6日しか時間がないのに完璧にマスターするなんて』

 

『大丈夫よ、アンタが失敗してもゆんゆんがサポートしてくれるでしょ』

 

 

『コレ以上ゆんゆんに余計な迷惑を掛けろって言うんですか!!!!』

 

『キルちゃん!?』

 

 

『ご……ごめん………』

 

 

『ただでさえ私のテレポートが使い物にならなくなって、どうなるか不安になってるんですよ……コレ以上ゆんゆんに…………』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

{おーい!!俺とバトルやろうぜ!!}

 

{やろうぜって、お前ポケモン持ってないだろ?}

 

{へへ、実はさっきキルリアをゲットしたんだ!!}

 

 

{マジかよ、じゃあ早速俺のカイロスとバトルしようぜ}

 

{おう!!}

 

 

 

(何がゲットしたですか、私が寝ている所にボールをぶつけただけでしょうが

 

 

まあ優秀なトレーナーなら今の発言を水に流してあげましょう、さあ見せて貰いましょうか)

 

 

 

 

 

 

 

 

{カァイ………}

 

{カイロス!?}

 

 

{やったぁ!!俺の勝ち!!!}

 

{くっそ!! }

 

(ワイドフォース一発でKOとは、鍛えが足りませんね)

 

 

{やるなぁ、これなら大人相手にも……いやジムリーダーにも勝てるんじゃねえか}

 

{たり前だろ、何しろ俺は最強のトレーナーになんだからよ}

 

 

(ふん……何が最強のトレーナーですか、行けにヤれしか言わず私が勝手に戦ったというのに偉そうに

 

そんなんじゃリップさん達ジムリーダーは勿論、同年代のトレーナーにも勝てませんよ)

 

{良かったなキルリア、俺にゲットされてよ}

 

 

{…………………}

ピシュン

 

 

{えっ!?キルリア?キルリア!?

 

何処行ったんだ!?}

 

 

{お……おいボールが!!}

 

 

{んげっ!?壊れてる!?}

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

{戦ったポケモンに感謝するでなく自身の勝利だと酔いしれる…………はぁ………コレで5人連続、私の運が悪いのか人間はこんな奴らしか居ないのか

 

 

こんな事ならベイクタウンから出なきゃ良かった…………いや!!

 

 

あのシスコンの姉に甘やかされ続けていては、ポケモンとして堕落してしまいます!!!!

 

私は必ず最強のエスパータイプになり、姉さんに甘やかされなくとも生きれる事を証明せねば!!!!!

 

 

 

ん…………な………なんですか………急に……ね……眠気が……}

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

{う………う~ん……私……寝ていたんでしょうか

 

 

あれ? テレポートした先って………こんな殺風景な所でしたっけ?

 

というかパルデアに……こんな場所……ありましたっけ?}

 

{見て見て!あの子可愛いくない?}

 

{わぁ本当だ!!ペットにしよっか!!}

 

{賛成! じゃあ早速捕まえましょう}

 

(はぁ……様子を見るまでもなく優秀なトレーナーじゃないのが丸分かりですね、さっさと逃げま)

 

 

{ライトニング!!!}

 

 

{なっ!?}

ピシュン

 

{くぅ~避けられたか!!}

 

{どうやら瞬間移動が使えるモンスターみたいね、だったらグラビティ!!!}

 

(くっ!?電気タイプの攻撃の次はじゅうりょく!?

 

な……何ですかあの人間達、なぜ私達ポケモンの技を!?)

 

 

 

{サンキュー!!そんじゃあもう1度ライトニング!!!}

 

ピシュン

 

 

{ワイドフォース!!!!!}

 

 

{ふぇ? キャァァァ!?}

 

{わぁぁぁぁぁ!!!!}

 

 

 

(人間なのにポケモンみたいな技を使えるようですが、あれしきのじゅうりょくでテレポートを封じる事なんて出来ませんよ

 

油断大敵です)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(アレから2日、私の可愛いさに釣られ捕獲しようと向かって来るポケモンの技を使う人間達と戦うのは中々に楽しいですが

 

全員たいした事ないですね)

 

グゥ~

 

(…………お腹空きました、流石に木の実や果物ばかりで飽きましたし

 

不本意ですが何処かの店のソフトクリームやパフェでも戴いちゃいますか、よしアソコのお店に)

 

 

{ぐはっはははは!!!嘘下手過ぎだろお前!!!}

 

 

{本当だって!噂の魔王軍の幹部を4人倒したパーティーを見てきたが、全員変人でどう見たって大した事ない奴らだったんだよ!!!}

 

{そんな訳ねえだろwww目立ちたいからって嘘はダメだぜ兄ちゃんwww}

 

{嘘じゃねえ!!!}

 

{まぁまぁ、シュワシュワ奢ってあげるから機嫌直しなさい♥️}

ボィン!!

 

{ふわぁ~い♪}

 

 

 

 

 

(やかましい店ですが随分と楽しそうですね、この感情だけでお腹が膨らんで来ま………ん?)

 

 

 

{8は…………コレだわ!}

 

 

 

(あの女の子だけ楽しい感情を持ってないですね、他の人間達はバカ騒ぎしているのに)

 

 

{やったわ揃った♪}

 

 

 

(トランプ占いでもしてるんでしょうか?)

 

 

{さあ次はコレね、えっと……1は………コレよ!

 

 

あぁ違った!!

 

なら次は私の番ね}

 

(うん?)

 

 

(やった1だわ!!残念だけど貰ってくわよ!!}

 

(もしや1人で真剣衰弱やってます!?

 

 

しかも1人2役で………このやり慣れてる感じ、表情は楽しそうなのを装っても感情には全く幸せを抱いていない

 

 

 

 

ははぁん、この人間ボッチですね………なら)

 

 

 

 

{さぁハートの7は何処かしら……}

 

{そこです!}

 

 

{其所ね!

 

やった!!揃ったわ……ん?}

 

 

{良かったですね揃って}

 

{モンスター? どうしたのアナタこんな所で?}

 

 

{さぁて次は、コレです!}

 

{スペードの5……}

 

 

{うーむ………ここです!}

 

 

{えっ!? 一発で引き当てた!!}

 

 

{アナタが引いていたのを見てましたからね、さて次は}

 

 

{今度はクラブのキング}

 

 

{13は……コレです!}

 

{凄いまた当てた……もしかしてアナタ、私と遊んでくれるの?}

 

{えぇ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

(ボッチと遊んであげる代わりに、スイーツを奢って貰いましょうかね)}

 

 

 

 

 

 

 

 

{ライトオブセイバー!!!}

 

 

{ジャァァア!!!!!!!}

 

 

{キルちゃんお待たせ!!

 

コレでさくらんぼパフェ食べさせてあげれるわ♪}

 

(ま……まさか…さくらんぼを手にいれるのに、あんな凶暴な生き物と戦わないといけないなんて……この辺りの食文化はどうなってるんですか

 

 

 

しかし今まで見てきたポケモンの技を使う人間よりも、ゆんゆんはかなり強いですね………ふふ

 

コレは良いパシリを手にいれましたよ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

{ゆんゆん、さっき説明した通りキルリアと一緒に過ごすなら、このボールでその子をゲットしてあげるといい}

 

 

{分かりました、キルちゃん!!}

 

 

 

{なんですか?}

 

{私にアナタをゲットさせてください!!}

 

{嫌です}

 

{えっ!?}

 

{キルリアは何て言ったの?}

 

 

{えっと……嫌って}

 

 

{…………嫌って言ってる}

 

 

 

{ガーン!!!!!!}

 

 

 

{遂にポケモンにまで見放されましたか、哀れな}

 

 

 

{勘違いしないでください、私は誰かにゲットされるのが嫌なんです

 

なので自分からゲットされるなら特別に手持ちになってあげます

 

 

ゆんゆんと居るの……嫌いじゃありませんし}

 

パシュン

 

{えっ?}

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

{私と大親友の関係性は共に死を分かち合える物です、血と血で結ばれた決して切れる事のない間柄なんですよ

 

私が大人になったら、いつまでも一緒に居られる様に家族の墓の隣に私と大親友の2人専用の墓も建てる予定なんです

 

 

 

こんな超重い感情を抱いてるから、大親友ってのは建前で実は恋人が出来たんじゃないかって思った訳}

 

 

{そうしたら、その超重い感情を向けている相手が其所の小さくて可愛いモンスターだったから………私達…何かゆんゆんを追い詰める様な事しちゃって……精神に何かあるんじゃないかなって}

 

 

{何もなってませんよ、だって私とキルちゃんはあの世に行く時も行った後も一緒に居る相思相愛の大親友なのは間違ってないんですから♪

 

ねっ!キルちゃん♪}

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

{キルちゃんはエスパータイプのポケモンの中で一番強くなりたいんだよね?}

 

{えぇ}

 

 

{ロトムに見せて貰ったけど、エスパータイプのポケモン沢山居るけど……ソレでもなるの?}

 

 

{勿論です、姉さんや他のエスパータイプのポケモンよりも必ず強くなり全員倒してみせます}

 

 

 

{…………よし、だったら私も必ず紅魔族の長になる!!}

 

 

{知ってますよアナタの夢ですもんね、何を今更宣言してるんですか}

 

 

{だって最強のエスパータイプのキルちゃんの大親友なら、同じくらい凄い者を目指さないといけないでしょ

 

 

断然やる気出てきたわ!!!}

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『コレ以上、大親友に迷惑を掛ける訳にはいかないんですよ………ましてや新しい戦い方を生み出せても本番で通用するか分からないのに

 

そんな危険なギャンブルしたくありません』

 

 

『キルちゃん…………』

 

 

『…………オッホッホホ!!面白いですわ♪』

 

 

『……何が面白いんですか』

 

『これ以上トレーナーに迷惑を掛けたくないと言われてるのに、こうやってウジウジ悩んで現在進行形で迷惑掛けてるくせに何を言っていられるのかしらwww』

 

『ちょっ!?』

『ユキメノコさん!?』

 

 

『………………うるさぁぁい!!!!!』

 

『はぁい残念ですわね、今アナタが蹴られたのは身代わりですわwww

 

ウジウジの次はムカムカされるなんて忙しいですわねメスガキさんwww』

 

『イラッ

 

 

マフォクシーの代わりに、私がアナタを消しつくしてやる!!!!』

 

『待って待って!!!』

『落ち着いてキルちゃん!!』

 

 

 

どん!

 

すると部屋のドアが開かれる

 

 

 

 

「キルちゃん!!今からポケモンバトルやりましょう!!!」

 

 

『サナァイ?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は少し戻り

 

<リビング>

 

目が覚めたゆんゆんを加え、昨日あった出来事をアクアに伝え終えると

 

「わぁぁぁん!!!ガマゲロゲもニョロトノもゲットしたかったぁぁぁ!!!!!」

 

「ダメだよ、2人とも故郷に子供が居るんだから帰らせてあげないと」

 

「なら子供を連れて来てよぉぉ!!!皆アタシが可愛がってあげるのに!!!!うわぁぁぁん!!!!

 

パクパク」

 

 

「無理を言うなアクア、そのポケモン達の故郷は遠い場所にあるのだから子供が来れるわけ……あぁ!?わ……私のプリン……」

 

泣きながら隣の席のダクネスのプリンを完食する

 

「そういえばユキメノコさん達が暮らしていた場所は此処から凄く遠いんでしたね」

 

 

「え……えぇ、凄く凄く遠い場所です」

 

「………………」

 

「めぐみん?」

 

「いえ……何でも……それよりゆんゆん、早くプリンを食べなさい、アクアに食べられますよ」

 

 

「ビクッ!?

 

パクパク

 

美味しい♪」

 

 

「水タイプゲットしたらお前の所に連れて来いって、イブがアクセルの皆に伝えたんだから気軽に待ってろよ」

 

「いいえ待てないわ、水タイプの子はね皆可愛いの

 

絶対みんな手放したくないって気持ちになってアタシの所に連れて来ないわ!!!!

 

 

こうなったらボールを渡した冒険者達の動向を24時間チェックして、水タイプの子をゲットしたら確保に向かわないと……セシリーやアクシズ教の子達に動いて貰うよう頼もうかしら」

 

「おい止めろ、不法侵入の次はストーカーで御用になりたいのかお前は」

 

「アクア、コレ以上罪を重ねるならイブを私達誰かの手持ちにするけど構わないわね」

 

「………………うぅ………分かったわよ!!!

 

 

どうか……どうか……冒険者の皆が心変わりしませんように」

 

 

((女神が神頼みしてる………))

 

コンコン

 

女神が神頼みをするというシュールな出来事が起きると、屋敷の入口からノック音が

 

『ピッカ?』

 

『お客さんロト?』

 

 

 

「きたぁぁぁぁ!!!早速水タイプの子を連れて来てくれたのよ!!!」

 

「まさか!?」

 

「いやいや、流石に早すぎだろ」

 

ガチャン

 

「冒険者よ、欲に負けず此処に来た褒美として、この女神アクアのありがたいお話をプレゼントしてあげましょう」

 

 

「それはありがたい事ですが、自分はアクシズ教の者ではないのでアクア様の貴重なお時間を使わせる訳にはいきませんので遠慮させて頂きます」

 

 

「ん………アナタ確か」

 

「ウォ……テルさん!!」

 

「まぁ! お久しぶりです」

 

「おや!お久しぶりですね店主さん」

 

「そっか、確かウィズさんがテルさんからサトシのポケモン図鑑を買ったんでしたね」

 

「えぇ、その節はヒスイ村からアクセルに呼び出してしまい申し訳ありませんでした」

 

「いえいえ、此方こそクーリングオフ出来ないと言ってしまい店員の男性を落ち込ませてしまいスミマセンでしたね」

 

 

 

「皆の知ってる人?」

 

「ヒスイ村にあるイチョウ商店の店長ですよ」

 

「何故アナタが此処に……ハッ!?まさかアクアに余罪が見つかったのか!?」

 

「はぁ!?アタシもセシリーも不法侵入しただけよ!!!」

 

 

「スミマセンでした!!!ウチのアクアが一体何をやったんでしょうか!!!」

 

「アタシはもう何もやってないわよ、どうせ不法侵入した事に漬け込んで金をせがみに来たんでしょ!

 

ならアタシ以外にしなさい、アタシは賠償金を払って無一文なんだから!!!」

 

「威張るな!!!」

「威張らないで!!!」

 

コレでもかと胸を張りドヤ顔を見せるアクアにカズマとセレナが突っ込みをいれる

 

「お……落ち着いてください皆さん、自分は何かを訴えに来たのでも金をせがみに来たのでもなく

 

昨夜近くで商売をしている際に巨大化したモンスターをアクセルのモンスターマスターや多数の冒険者達が退治したと聞き、もしやポケモンがらみの事件かと話を伺おうと来ただけですから」

 

「はい、実は

 

 

カクカクシキジカ

 

カクカクメブキジカ

 

でして」

 

「遠きガラルでのみ起きていたダイマックスが、まさかこの地でも起きたとは」

 

「えぇ……あのテルさん、俺のダイマックスバンドは拾ってない………ですよね

 

もしダイマックスを引き起こしたのがパスチャーなら対抗する為にもダイマックスバンドが必要なんです」

 

「残念ながら拾ってません、ですが願い星が備え付けられている物体という事は知っていますので

 

何処かで見つけた場合は必ず手元に納め、サトシさんの元にお届けに参りますね」

 

 

「ありがとうございます♪」

 

 

 

「しかしアクセルの冒険者の方々にボールを渡したのは自分も賛成です、ポケモン使いとしてポケモンを競わせる方々が増えるのは大変喜ばしい

 

ですねフカマル」

 

『カブッ!』

 

テルが背負う鞄から、ヒョコリとフカマルが顔を出す

 

「わぁ可愛い♪」

 

「もしかしてその子、店長さんのポケモンですか?」

 

「えぇフカマルと言いまして、さぁご挨拶なさい」

 

『………ガブッ』

 

 

「あぁプリン!?」

 

挨拶代わりに、ゆんゆんの残ったプリンを容器ごと丸飲みする

 

「コラ!!何やってるんですかフカマル!!!」

 

『…………ゲップ♪』

 

 

「全く………スミマセンお嬢さん、弁償させていただきます」

 

「いえいえ後2口ぐらいでしたし、弁償なんて」

 

「寧ろ容器を食われた我々の方が弁償代を請求したいですね」

 

「勿論そちらも払わせて貰います」

 

 

 

「そうだ!

 

ねえカズマ「はいカズマです」今日の予定だけどさ、テルさんも居るし、皆でキルちゃんにサーナイトの体に慣れさせる特訓をしてあげたいから手伝ってくれない」

 

 

「手伝うって………俺が?」

 

「うん、走り込みだけじゃなくて色んな特訓をした方が良いかなって

 

あと6日以内に、前までの戦い方か新しい戦い方をするかを決めないと」

 

「そうだな、何なら実戦で鍛えた方が良いかもしれない」

 

 

「……………俺らはパス、今日はアクセルの連中にボール作る日って決めたんだ、俺とナマケロは外させて貰うぞ」

 

「別に作業は明日からでも良いだろ、今日はゆんゆんやキルちゃんの為に時間を使っても」

 

「やだね、どこかの能筋お嬢様にダメ男扱いされたくないんで

 

今日1日は汗水流して働くって心に決めたんだ」

 

「ぐっ……よーし分かった、さっきは失礼な事を言ってしまい申し訳なかった

 

 

さぁお前も手伝え」

 

 

「はぁ?もしかして今の謝罪か?

 

おい相棒見たか、軽く頭下げて上から目線の発言が謝罪だってよ!!」

 

『ナママ、ナンマケナンマ!!!!』

 

「だよな、土下座ぐらいするのが礼儀だよな

 

俺はちゃんと働く意欲があるってのに、怠け者とかダメ男扱いとかさ

 

コレだから世間知らずのお嬢様は困ったもんだぜ」

 

「………きぃぃぃぃ!!!!!」

 

 

「ダクネスさん落ち着いて!!!」

 

「暴力で訴えても逆効果よ!!!」

 

 

 

『ピカピカ、ピィカァ!』

『フワァァ~ZZZ』

 

『ピカッ!?』

 

カズマの首に巻き付き眠り始める

 

「ねぇカズマ、お願いだよ」

 

 

「………ぷい」

 

「無理よサトシさん、カズマさんってばアナタより子供なんだから1度ヘソが曲がったら意地張って言う事聞かないわよwww

 

痛い!!痛い!!!頬っぺたつねらないで!!!!」

 

「そっか……じゃあ仕方ないや、残りのメンバーでやろうか」

 

「おーやれやれ」

 

 

「えっと……何やら自分以外は状況を理解出来ているようですが、ゆんゆんとキルちゃんというのは何方の事でしょうか?」

 

「あっ…私です、キルちゃんは私の大親友のサーナイトの事で」

 

「ほぉアナタもトレーナーでしたか、しかもサーナイトとは中々にお強い子を

 

 

それでアナタとお友達の特訓を手伝えば宜しいので?」

 

 

「はい、6日以内にキルちゃんの戦い方を決めないといけないんで」

 

 

「別に構いませんが、サトシさんもゆんゆんさんも先ほどから6日に拘って居ますね

 

何かあるんですか?」

 

 

「実は6日後に、紅魔の里で次の族長を決める試練があるんです」

 

 

「あぁ聞いた事があります、確か2人組でパーティーを組み多才な試練に挑み、全ての試練を突破した者が次の族長の最有力候補になるんでしたね」

 

「その試験にゆんゆんさんとキルちゃんさんが受けるんですが、どうやら進化した影響で使いこなしていたテレポートが使えなくなってしまったようなんです」

 

「テレポートを使って戦うコンビネーションで挑むつもりだったから、そのせいでキルちゃん……落ち込んでしまって」

 

「それで使いこなす様に感覚を取り戻すか、別の戦い方を生み出すかを決める為に特訓ですか

 

なるほど………コレは自分の考えですが、6日以内に何とかするには

 

戦い方は今すぐ決めた方が宜しいかと、どちらかを極めるにしても6日では時間が足りませんから」

 

 

「私は新しい戦い方を生み出すでも構わないんですけど、キルちゃんは今もどっちが良いか悩んでいて

 

 

 

 

私と会う前からテレポートを使って背後に回り込み攻撃したり、距離を取って様子見したり

 

ずっとテレポートを使って戦っていたから、今更他の技や戦い方をしたくないのかなって………」

 

 

「うーむ………かなり難しい問題ですね、コレばかりはサーナイトの気持ちの問題ですから

 

 

うん!やはりココはアレしかありませんね」

 

「アレって?」

 

「ポケモンもトレーナーも、やはり競ってこそ己の今を知る事が出来ます

 

サーナイトに、今自分が最も相応しいのは過去か未来かを決めて貰う為にもココはポケモンバトルが一番の解決法だと思います

 

因みにそのサーナイト、バトルはお好きで?」

 

 

「は……はい、大好きです」

 

 

「なら決まりですね、大好きな事をやるのも気分転換にピッタリですので」

 

「ではゆんゆんさん、ユキメノコさんとバトルしますか?

 

御二人共、凄く仲が良いですし」

 

「ピカチュウともバトルやろうぜ、キルちゃんピカチュウにもリベンジしたがってたし」

 

 

「いいえ待ってください、ここは私とバルスリンが相手をしてあげましょう」

 

「めぐみん………わ……私達の為に手伝ってくれるの!!!」

 

 

「はぁ?そんな訳ないでしょ

 

 

未来の我ら紅魔族の族長に、ボッチだったアナタが相応しいかこの我が見定めてやるだけです」

 

「そんな事言って、本当は手伝いたいんでしょ♪」

 

「うるしゃい!!!!

 

まぁそれに今までゆんゆんとは色んな戦いをして来ましたが、ポケモンバトルはまだでしたからね

 

敗北の味を食らわせてあげたいんですよ」

 

「はいはい、そう言う事にしておくわね

 

 

私もマフォクシーも手伝うわよ」

 

 

「皆ぁ………」

 

 

「待て待てお前ら、いくらキルちゃんでも連続でお前らとバトルすんのはキツいだろ

 

戦う相手を絞れ」

 

 

「…………じゃんけんにしましょうか?」

 

「えぇ……俺もピカチュウもバトルしたいんですけど」

 

 

「この流れは私達に譲るものでしょ!!!」

 

 

 

 

「ではトーナメントにしてはどうでしょうか」

 

 

「トーナメント?」

 

 

 

「どうやら店主さんもユキメノコをお連れのようですね、となればここには自分を除けば8人のトレーナーが居ます

 

その8人でトーナメント形式のバトルをするのはどうでしょうか?」

 

「おい待て、何で俺を入れてアンタを除外すんだ!!

 

俺は今日ボール作りをするって言っただろ」

 

 

「いえカズマさん、アナタも戦った方が良いですよ

 

此処に来る途中にてクリスさんに会い聞いたのですが、皆さんの目的にポケモン集めやパスチャーなる人物の捕獲だけでなく魔王軍の討伐が加わったと

 

なのでカズマさんや皆さんの実力向上の為に、全員での実戦訓練は必要かと」

 

「いや、魔王軍と戦うのはサトシ達で俺はサポート係だから実力は必要ありませんので」

 

「それにアクセルの冒険者の方々がトレーナーになられるならば、先輩トレーナーの皆さんに何かアドバイスを求めに来るやもしれません

 

そんな時もしその方とバトルする事になり、負ければ先輩としての威厳が失くなりますよ」

 

 

「そいつは残念だったな、俺の相棒はムチャンコ強いんで負ける訳ねえよ

 

 

なぁ」

 

『グゥ~グゥ~』

 

「まぁそもそも今日はお眠りのようだし、俺の代わりにアンタとフカマルが……………(待てよ)」

 

「おやおや……仕方ありませんね、では自分達が」

 

 

「待った!!アンタも出るな!!」

 

 

「えっ?

 

しかしそうなれば7人になりますよ」

 

 

「おいサトシお前はシード枠だ、決勝に残った奴とバトルしな」

 

 

「えぇ!?

 

俺シードなの……どうせなら最初からバトルしたいのに」

 

「チャンピオンなんだからシード枠は当然だろ、よーしお前ら聞け今から詳しいルールを発表する」

 

 

 

 

「急にヤル気満々になってるな……」

 

「怪しいわね……」

 

 

「サトシをシード枠にするので残りは6人、先ずはこの6人が1対1で戦って貰う」

 

 

『…………ロト?

 

カズマ「はいカズマです」それだと準決勝で1人余るロト』

 

 

「話は最後まで聞け、勝った3人とサトシを加えた4人でバトルロイヤルをして貰う」

 

「バトルロイヤル?」

 

 

「ようは4人での団体戦だ、最後の1人になるまで戦って貰う

 

コレなら人数的に丁度良いだろ」

 

 

「まぁ……確かに」

 

 

「よーし決まりだ、ゆんゆん!キルちゃん達を呼んで来てくれ」

 

 

「うぅ……」

 

 

「…………どした?」

 

 

 

「皆が……皆が私達の為に………嬉しいぃぃ!!!

 

直ぐ呼んで来ます!!!」

 

 

「お……おぅ……泣くぐらい喜んでくれて嬉しいよ」

 

 

「ねぇカズマさん「はーいカズマさんで~す」何でアタシも参加する事になってんの、やっとシャバに出れたから今日はイブとゼル帝と一緒にお昼寝タイムを満喫したいんだけど」

 

 

「女神なら困ってる人やポケモンを見捨てるな!!!

 

だからお前は疫病神なんて他所様に言われんだよ」

 

「ちょっとそれ言ったの誰!?聖なるグーを食らわせたいんですけど!!!!」

 

 

「もしトーナメントに優勝したら教えてやるよ」

 

 

「分かった参加するわ!!!」

 

「そうだ!!

 

皆さんのヤル気を上げる為に優勝した方には自分から贈り物を授けましょう」

 

「何をくれるんですか?」

 

 

「それは優勝してからのお楽しみという事で、楽しみは後の方が良いですからね」

 

 

「ニヤリ(ナイスフリだぜ!!)

 

 

そうだなヤル気を上げるには何かしらの見返りが必要だ、そして見返りの逆も必要」

 

「逆?」

 

 

「負けた人には

 

 

 

 

 

 

罰ゲームとして今日1日このメイド服を着て、優勝した人のお世話をして貰いま~す」

 

 

「「「「「「えぇぇぇ!?」」」」」」

 

 

カズマの手にはいつぞやのメイド服が

 

 

「ちょうど6着ある!!!」

 

 

「…………なるほど、それで自分に参加するなと」

 

「そもそもアンタのサイズには合わないしな」

 

「わわわ私もサイズに合わないですよ!!」

 

「大丈夫だ、ウィズなら似合う」

 

「えぇぇ!?」

 

「ウィズさん降りましょ、ゆんゆんの為にやろうとしてる事を悪用しようとする奴の言う事なんか聞かなくて良いですから」

 

「あ……アタシも……貧乏神呼ばわりした奴は自分の手で見つけるわ」

 

「おっ! 良いのかお前ら、ゆんゆんは泣くぐらい喜んでたんだぜ皆が手伝ってくれるってよ

 

なのに今更、私達降ります何て聞いたら……ショックだろうな……あぁ可哀想……先輩アークウィザードもママも女神も1人の女の子を悲しませても平気なんだな!!」

 

 

「「「うっ!?」」」

 

 

 

「流石だぞゲドウ・アクマ!!!久しぶりの鬼畜っぷりだぁ♪」

 

「その名前で呼ぶな!!!」

 

「じゃあカズマも参加しなさいよね!!!!」

 

 

「やだね!!

 

そもそもナマケロがヤル気じゃないんだ、ポケモンが嫌がってるのに無理やり従わせるなんてダメだよなサトシ」

 

 

「…………………」

 

「お前までどした?

 

体震わせてグハッ!!!」

 

『ピカピ!?』

 

 

カズマを抱えながら皆から離れる

 

 

「何考えてるの!?

 

俺やだよメイドさんの服着るの恥ずかしい」

 

 

「お前、前に着た事あるって」

 

「それはお店のお手伝い!

 

大体女装なんてして、もし銀髪盗賊団の事がバレたらどうするの」

 

 

「まぁ待て待て、罰ゲーム何だから負けた奴が着るんだ

 

ようは勝てば良いんだ、お前が負ける訳ないだろ」

 

「わ……分からないよ、もしかしたら負ける事だって」

 

「バカ野郎、チャンピオンなら誇りを持って絶対負けないつもりで挑め」

 

「わ……分かった」

 

 

「(そうコイツが負ける訳ねえ、そしてコイツはお世話して貰うとしてもママを選ぶ

 

まぁアクアも渡すとして、残りのメンバーは俺のお世話をして貰うように言えって頼めば………グヒヒヒ!!!)

 

 

よーし、そんじゃあ組み合わせを今から決めるぞ」

 

 

【お兄様!】

 

【ティアティ♪】

 

「アイリス!?ティアラ!?」

 

何故かロトムが持つめぐみんのスマホからアイリスとティアラが浮かびあがる

 

 

「ホロ通話機能で王女様に連絡したんですよ、妹達に兄としての格好いい姿を見せてあげたいでしょ」

 

ニヤリと怪しげな笑みを見せるめぐみん

 

「ホロ通話……そんな機能有るのこのスマホ!?」

 

「えぇ」

 

『どうやらカズマの知るスマホには無いみたいロト』

 

「そりゃカメラ通話は合ったけどよ……(まさかホログラムが出るなんて)」

 

【めぐみんさんに聞きました、今から皆さんとポケモンバトルをやられるのですね!!

 

ワタクシもティアラも、丁度今なら時間が空いているので見させていただきます♪】

 

 

「あぁいやアイリス俺達は………あっ!?」

 

戦わないと言おうとしたカズマだったが、自分の首周りが軽くなっている事に気付き顔が青くなる

 

 

 

『ナマァケ!!!ナンマナマァ!!!!』

 

 

【ふふ♪

 

ナマケロ凄く気合いが入ってる、頑張ってね♪】

 

 

『ナンマケェ♪』

 

 

(AIBOOOOOOOOO!!!!!!!!!)

 

 

 

 

「確かポケモンが嫌がってるのに無理やり従わせるのはダメでしたっけ?

 

あんなにヤル気満々のナマケロにバトルするなって言うの…………ダメですよね♪」

 

 

(こんのメスガキィィィ!!!!!)

 

 

 

「どうやら最初に自分が言った通り8人でのトーナメントになりそうだ、しかしバトルロイヤルのルールはアリですね

 

では1回戦はタイマン勝負、そして勝ち上がった4人はトレーナーのスキルや魔法ありのバトルロイヤルで戦って貰いましょう」

 

「はぁ!?何でだよ!?」

 

「紅魔の試練に向けての特訓ですし、ゆんゆんさんとサーナイトのコンビネーション向上に繋がるじゃないですか

 

 

あぁ勿論、使用ポケモンは1体ですからね」

 

 

「ちょっと待てください!!!

 

俺のスキルってポケモン達を呼んだりパワーアップさせる事だから、俺だけ不利じゃないですか!?」

 

「そこはハンデですよ、サトシさんはお強いのですから」

 

 

「そ……そんなぁ…………よし……こうなったら!!」

 

 

「いやはやカズマさんの言う通り、見返りの逆もヤル気を上げるのに必須ですね

 

 

では試合の組み合わせは公平にくじ引きで」

 

 

 

こうしてカズマを加えた8人によるトーナメントが始まる事に

 

そして肝心な試合の組み合わせは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズマVSダクネス

 

サトシVSアクア

 

セレナVSめぐみん

 

ウィズVSゆんゆん

 





next story この素晴らしいトーナメントの決着は如何に


さあ一体誰が優勝する!?
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