この素晴らしい世界にポケモンを   作:ハリケーン改

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今月のポケモンダイレクトで新作発表されそうで楽しみですね


この恐ろしい邪神と暗黒ポケモンのタッグに勝利を 後編

『お……おのれぇ………おのれぇぇぇい!!』

 

 

『終わりだダークライ、貴様の悪行をコレ以上は見逃す訳には行かん』

 

『ぐぎぎぃ………か…神とはいえ貴様もポケモンであろう………戦い奪いあう弱肉強食の世界を何故否定する、今の世が……正しい等と本当に思っているのか』

 

『確かに昔はそうであった、だが時代は変わったのだ

 

ポケモンと人間は争うのではなく、互いに共存する未来を選んだ……まだ全ての者達が納得してはいないが

 

必ずや和解する未来となる、私はソレを未来から来た人間の少年とピカチュウから教えられた』

 

『……下らん、武器や我々ポケモンの手を使わねば……戦う事すらならん……貧弱な生物など消しされば良い

 

我々ポケモンこそ、力ある者こそ……世を支配するべき存在だ………私は認めん………人間も……人間に媚を売るポケモンも………絶対に認めん!!!!

 

ゴホッ!ゴホッ!!』

 

『もう喋るな傷が開く………虚無の世界で見ているが良い、この世がより良くなる流れを

 

 

ムッ!?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ゴホッ!!!そんな世など見たくもないわぁぁ!!!!』

 

 

「わぁ!? 急に怒鳴っちゃダメじゃよ……あぁビックリした」

 

 

『だ………誰だ貴様……?』

 

 

「ワシは神様じゃ……ヒック」

 

 

『神だと……貴様……私をおっちょくっているのか』←ポケモン以外の神が居る事を知らない

 

「無理もないな、いきなり神様を信じろなんて……ヒック」←神様みたいな非現実な存在と聞いて怒ってると思ってる

 

 

「よーしそんじゃ本気だしちゃうぞ……ドォォォン!!!」

 

ドガァァァァァァァァァァン!!!!

 

 

『なっ………ただ拳を振っただけで周りが焼け野原に……』

 

「どうじゃどうじゃ凄いじゃろ~ピースピース♪

 

ヒック!!」

 

『(どうやら神というのはあながち嘘ではないようだ)

 

ソレで何故私は神である貴様の前に居る……まさかココが虚無の世界なのか!?』

 

 

『ちょいちょい……ヒック…神様に貴様とか偉そうじゃな君、真面目な木こりの男じゃなかったのか』

 

 

「木こり………(まさかこの老いぼれ……私を人間だと思っているのか

 

 

いやまさかなぁ……エビワラーやダゲキのような人型のポケモンならばぁ分かるが、この私の見た目で人間に見える訳がなぁい)」

 

 

「しかし奥さん可哀想にのう、子供が5人もおって旦那のお前さんが死ぬとは……何ならワシが旦那になろうかのう……ガハハハハハハ!!!冗談じゃよ冗談wwww

 

ヒック!!」

 

『(酒臭い………本当に私が人間に見える様だ………腹立たしい!!

 

八つ裂きにしてくれるぅ)』

 

 

「さぁ可哀想なお前さんに偉い神様からのプレゼントじゃ、こん中から好きなのを選べ」

 

『ゴフッ!?

 

な…何だコレは……本?』

 

「お前さんは働き者じゃからのう、他の者が収める別世界で丁度働き手が欲しい所があってな

 

お前さんはソコで新しい人生をおくってもらう…ヒック…じゃから新生活記念にソコに書かれたアイテムか能力のどれ1つを恵んでやる……ヒック」

 

 

『この私が神から施しをだと……ふざけ……(いや待て………この本に書かれるアイテムや能力を使えば……アルセウスに勝てるのでは)』

 

ペラッ ペラッ ペラッ

 

 

「ふぁぁ……早く選んでくれ…ヒック

 

後1人待たせてるんじゃから…ヒック」

 

ペラッ ペラッ

 

 

『ムッ!!』

 

 

【無防備な生物から生命力を吸収する】

 

 

『老いぼれ』

 

 

「ぷぅ~ww神様に老いぼれとは口悪すぎじゃろwwww

 

アハハハハハwwwww」

 

 

『この生命力を奪う能力だが、生命力を吸収すれば私に何が起きる?』

 

 

「おぉそれか、それは畑や作物を食い荒らす凶悪な生き物を駆除する為に使える能力でな

 

熊……ガゥゥゥや狼……ワァァオン何かから奪えば良いんじゃ」

 

 

『質問と答えが合っていないぞ……生命力を吸収した私はどうなるかと聞いている』

 

 

「えっ……えっと……………あぁそうじゃ、生命力や力が上がるんじゃった……ヒック

 

後なんかあったのう………そうそう、奪う相手の生命力が強い程……ヒック……特殊な力を得られるんじゃ」

 

 

『特殊な力とは?』

 

 

「………あぁ…………分からんwwww

 

だってソレ選ぶの誰も居んから忘れちゃったわい、奪えると言ってもコップ一杯の水……いや酒……いや先のワインが美味かったからワインにしよう

 

コップ一杯のワインを生き物の持つ生命力と例えるなら……ヒック!!

 

1匹6時間程で水滴10滴分しか奪えんわ、獣は眠りが浅いんでマトモに吸収出来るかどうか危うい

 

しかも危険じゃからか、一番数が多い人間のを奪えんように能力者と同じ種族には奪えんデメリット付き…………とんだ糞能力じゃハハハハハハハwwwww」

 

 

『………………この力を私に寄越せ』

 

「えぇ……良いのか?

 

新生活記念に糞能力を選ぶんか?」

 

 

『構わん早く寄越せ』

 

 

「はいはい分かった……お前さんも変わり者じゃな、ほれ!!!

 

 

そんじゃ新生活頑張るんじゃよ」

 

 

『あぁ………素晴らしい生活をおくらせて貰ぁう』

 

 

「さて後1人じゃな、早よう終わらせて新人女神のエリスちゃんにマッサージして貰おうかのうwww

 

そうれぇい召還!!」

 

 

『モモッ? モモワーイィィィ!?』

 

 

「だぁぁまた叫びおって……頭に響くから止めておくれ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

<とある異世界>

 

 

『ムッ………此処は……もしやあの老いぼれが言っていた別の世界か』

 

ムギュ!!

 

『ぐぅ!?』

 

「わっ!?

 

ごめんなさい!!

 

大丈夫……あれ?

 

人………じゃないよね、もしかて聖獣様?」

 

『聖獣……ほぉ、この世界にはそんな生物が居るのか?』

 

「う………うん、アナタは聖獣様じゃないんですか?」

 

『違う、私の名はダークライ……ポケモンという種族だ』

 

「ポケモン……?

 

初めて聞いた、そんな生き物がいるんですね……やはりウォルバク様の仰られた通り世界は広いんですね……まだまだ未知なる生物が居るとは」

 

 

(この反応、どうやら本当に別世界の様だな)

 

 

「それより踏んでしまってゴメンなさい、私早くウォルバク様……師匠に新しく覚えた魔法を見て欲しくて慌てちゃっいまして...…また落ち着きがないって叱られちゃうな」

 

 

『魔法………

 

(そんな物が使えるならば、この様な小娘でも相当な生命力を持っていそうだな)』

 

「おっとそれより…えっと……ダークライさんでしたね、こんな草むらで倒れていましたが

 

もしかして体調が悪いのでしょうか?

 

もしそうなら私の魔法で」

 

『ダァァクホォォル!!!!!』

 

「回復させ……て……」

 

バタン

 

 

『…………ほぉ……僅かだがパワーの上昇を感じる、小娘1人でコレならば……ふっ

 

 

よし、手始めにあの村に向かうとするか

 

 

 

むっ!? な……なんだ……あの村の中から凄まじいパワーを感じる……こ……此方に向かって来ているだと!?

 

違う場所に向かうとするか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何かしら……今の邪悪な気は………この世界の生き物ではないわね

 

あれ?

 

 

メグちゃん?」

 

「すぅ……すぅ……」

 

 

「どうしたのこんな所で寝ちゃって、私に凄い魔法を見せてくれるんじゃなかったかしら

 

ほら早く起きなさい、風邪引いちゃうわよ」

 

「……ウォルバク……様……」

 

「お早う、きっと修行の疲れが出たのね

 

魔法は明日見せて貰うわ、今日はもうゆっくり」

 

 

「助けてぇぇ!!!ウォルバク様ぁぁ!!」

 

「えっ……どうしたの!?メグちゃん!!

 

 

メグちゃん!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それにしても、何故私はパワーの感度が分かったのだ………そうか!!

 

あの老いぼれが言っていた特殊な力とはコレの事か、探知能力とは中々に便利な力を手に入れた

 

もっと沢山の生き物達の生命力を食らえば他にも手に入るやもしれん………待っているがいいアルセウス、貴様を滅ぼし必ずや私の望む素晴らしき世界を作り上げて見せる!!!!』

 

 

 

 

 

 

『(そうだ...…私はアルセウスや他の神々すらも滅ぼし、全ての世界を戦い争い力だけが支配する暗黒なる世界に変える力を持つ…………最強のポケモンだ

 

 

あんな奴らに負ける訳がない……負けて良い訳があるまい)

 

 

行けお前達!!!』

 

顔だけとなった自らの体や体力が戻るまで、突如として現れたポケモン達に戦う様に号令を掛ける

 

 

 

「くっ! ピカチュウ!!10まんボルト!!!」

 

 

『ピィカァァァァチュゥゥゥゥ!!!』

 

 

『ドサァ!!』

 

ダークライに向けられた<10まんボルト>がドサイドンのドリルに引き寄せられてしまう

 

 

「あのドサイドン……ひらいしんか!?」

 

 

「だったらマフォクシー!!

 

ドサイドンにだいもんじ!!」

 

「ティアラ! ミストボール!!」

 

『フォォ』

 

『ティィ』

 

『シャァボォ!!!』

 

『『グゥゥ!?』』

 

「マフォクシー!?」

 

「ティアラ!?」

 

マフォクシーの杖を持つ手や口、人間形態のティアラの体はアーボックの体に巻き付かれてしまい身動きを封じられる

 

 

『「ブチッ

 

 

可愛い妹に……何してくれてんだぁぁぁぁぁ!!!!』」

 

『シャァァァボッ!?』

 

ティアラを救うべく、2人のお兄ちゃんがアーボックに体当たりし妹とマフォクシーを解放させる

 

 

 

『大丈夫かぁぁぁ!?』

 

『ティアティ! ティアラティ?』

 

「ありがとうオーティス、カズマ」

 

「か……肩がぁぁ!!脱臼したぁぁぁ!!!」

 

「えぇ!?」

『ティアティ!?』

『フォクシィ!?』

「大丈夫ですかお兄様!?」

 

『カズマの身体能力は柔らかいアーボックの体にぶつかるだけで致命傷を負う、データ更新ロト』

 

「こんな時に不必要なデータ更新すんなぁ!!!」

 

『シャボッ!!!』

 

「ひぃぃぃ!?」

 

『ペッ!!』

 

『シャボッ!?』

 

ドロドロ

 

 

猛毒が宿るアーボックの尻尾が突き刺さる寸背にナマケロがアーボックの目に<マッドショット>を命中させ、肩が脱臼し倒れるカズマではなく側にある屋敷の塀に刺さる

 

『ナンマァ!!』

 

『シャァァァボッ!!!』

 

カウンターと言わんばかりに<じごくづき>でアーボックを遠くに飛ばす

 

 

「あ...…ありがとう…相棒……アクアァァァ!!!此方来てくれ!!」

 

チョコレートの様に溶ける塀に冷や汗を大量に流し、脱臼した肩を治すようアクアを呼ぶ

 

 

「ちょと待って!! 今ルカリオを回復させるんだから」

 

 

「はぁ!?

 

何言ってんだお前、そいつはダークライだろうが!!」

 

 

「何言ってるのはソッチよ、女神のアタシがルカリオとダークライを間違う訳ないでしょ」

 

「いえアクア様!! それは本当にダークライです!!」

 

「そうだぞ!!ルカリオなら私の隣に居る!!!」

『ルカリィ!!』

 

 

「はいはい冗談は後後、さぁルカリオ回復させてあげるわね」

 

『ん!?

 

 

アイツのせいだ!!!』

 

『ムウマァ~♪ムマムマァ~♪』

 

メロエッタの指差す先には、上空から不気味な歌を口ずさむムウマージの姿が

 

 

『ムウマージは歌声で他者に幻覚を見せる事が出来る、そのせいで女神アクアの目にはダークライがルカリオに見えてるんだ!!!』

 

「マズいぞ……このままではダークライが回復してしまう!!!」

 

 

『オシャァァ!!!』

 

 

アクアの目を覚ます為、歌うムウマージにイブがアクアマグナムを打ち込むが

 

 

シュボォォ

 

 

『オシャ!?』

 

 

「蒸発した!?」

 

『サンナ……サナッ!?

 

 

サンナァイナァ!!』

 

 

『カルゴォ』

 

『ブバァァン!!』

 

 

「キルちゃん、あの子達のせいなの?」

 

『サンナッ!!』

 

『えっと……反応が無いから手動でデータを探さないと……あったロト!

 

 

ブーバーン ばくえんポケモン ほのおタイプ

 

普段は溶岩に暮らし、その巨大な手から2000度の炎を吐き出す

 

 

マグカルゴ ようがんポケモン ほのお いわタイプ

 

体温が1万度ある為、マグカルゴの暮らす場所には水が1滴も存在しない

 

 

この炎タイプコンビが居るせいでイブの水が蒸発しちゃったんだロト!!!』

 

「だから先からこんなに暑いのね……それに」

 

『………………』

 

「ユキメノコが溶け掛けてるのね!!!!

 

戻って!!!」

 

ゆんゆんはウィズから預かっているボールに、溶け掛けているユキメノコを戻す

 

「はぁ……はぁ……」

 

『ルカァ……ルカァ……』

 

 

「こんな時に身を焦がす様な熱さを体験したいとか考えてんじゃねえ!!!」

 

「かかか…考えてにゃい!!」

 

 

 

「リザードン!!ムウマージにかえんほうしゃ!!」

 

『グォォォォ!!!!』

 

『ムマァ!?』

 

「良し!!

 

 

なっ!?」

『ピッ!?』

『グオッ!?』

 

『ムマママッ~♪』

 

 

『……ルイテッラワ』

 

「黒焦げの体が元に戻ってる!?」

 

『まさかあのムウマージ、いや……他のポケモン達もダークライと同じく回復能力があるのか!?』

 

 

 

(その通り、奴らは眠っている者共が見ている悪夢を私が具現化させた生命体ぃ

 

いくら攻撃しようとも消える事はなぁい

 

あのニャァースか他のポケモンかトレーナーの誰が見ているかは知らんが、この世界の生き物共はどいつもコイツも下らぬ悪夢ばかり見ていたので助かったぞぉ)

 

「さぁルカリオ、頑張ってアタシとイブの盾になってね」

 

(さっさと回復させんかぁ)

 

「ヒール」

 

『(両手さえ復元すればぁ、ボスゴドラのあの技でエレキフィールドを破壊させ、奴らをダークホールで)ぶるぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?』

 

 

 

「く……苦しんでないダークライ?」

 

 

(そうだ!!

 

イブの聖水が効くなら、その元となっている女神アクアの聖なる力も効くに決まっていた!!

 

 

 

 

 

女神アクアがアルセウスやエリスと同じ神だって事、今の今まで完全に忘れてたぜ……

 

 

だがコレならバルスリンの大爆発やキルちゃんと呼ばれるサーナイトのミストバーストや爆裂魔法の広範囲の爆破技で消し去らなくても、ダークライは終わりだ)

 

 

 

「流石はアクア様だ...…やはり貴女は素晴らしき女神です!!!!」

 

『アシマリマァァァ!!!!!アゥアゥ!!!!』

 

「………結果オーライだ!!やれぇぇ!!」

「アクア頑張って!!!」

 

段々とダークライの顔が薄くなっていき、皆が一斉にアクアを応援する

 

『ぶるぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』

 

「どうしたのルカリオ!?

 

まさかそんなに傷が深かったの、待ってて出力最大でやってあげるわね!!!」

 

 

『やぁぁぁめろぉぉぉ!!!!!

 

ムウマージぃぃ歌を止めろぉぉ!!!!』

 

 

『ムマッ?』

 

 

「あれ?

 

 

ぎゃぁぁぁぁ!?何でダークライが目の前に!?ルカリオは!?」

 

 

「だから幻覚だって……あぁいや、もうソレはどうでも良い!!」

 

『ナンマケナァァ!!!』

 

『そのままダークライを消し去るんだ!!!!』

 

「えっ……えっ……?」

 

『アシマリマ!!オシャァマァ!!!』

 

『やれ!!女神アクア!!!』

 

「わ…分かったわ!!!

 

 

セイクリッド・ハイネスヒール!!」

 

『ぶるぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!おおおお前達ぃぃ!!!』

 

 

『バァァァン!!!』

 

『マァァグッ!!!』

 

『マジィィ!!!』

 

アクアに向けられた2体の<かえんほうしゃ>とムウマージの<パワージェム>を

 

「デコイ!!!

 

 

ウォォォォォ♪」

 

 

『ドサァァァ!!!!』

 

『シャァァァボッ!!!』

 

『ボォォォ!!!!』

 

<メガホーン>や<アイアンテール>に<ドラゴンクロー>は

 

 

『ルゥカァ!!

 

 

リィィィィオ♪』

 

 

カズマパーティーの盾コンビが引き受け、歓喜の雄叫びを上げる

 

 

 

「凄いわララティーナ!!ルカリオ!!

 

コレだけの技を受けて笑っていられるなんて!!!」

 

 

「流石だよダクネス!!ルカリオ!!」

 

 

「うひょぉぉぉ♪」

 

『ルオォォォ♪』

 

 

 

「…………………良かったな、褒められただけでなく快感味わえて」

 

「快感どぅはぬわぁぁぁぁいぃぃ♪

 

つぅぅぅ♪」

 

 

 

「……………アクア止めを!!!」

 

『フォクシィィィ!!!』

 

 

「良く分かんないけど………コレでアタシがMVPって事よね!!!!」

 

 

『ぶるぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

 

(し……死ぬだと………この……私が………ありえなぁぁぁぁい!!!!

 

 

 

 

 

 

むぅ!?)』

 

 

「さっさと昇天なさい!!!!」

 

 

『………………………ち…………ちきしょぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!』

 

 

「ぐ……ぐぅぅぅぅ!!!」

 

『ナマナマ!?』

『アイリス!?』

『ティアラティ!?』

 

 

「み……耳が……」

 

『サンナァ………』

 

 

『声量数値………150デシベル………鼓膜が張り裂けるレベルの声量ロトォォォ!!!』

 

 

ダークライの凄まじい雄叫びに全員が耳を閉じ一瞬だが目を詰むってしまう

 

 

『?ニコズイイラクーダ、?ッム……タッマサオ』

 

「本当だ...…まさか………昇天したのか?」

 

「ドサイドン達も……居なくなってるわ」

 

『ダークライの反応無いロト!!』

 

「……って事は」

 

『俺も奴の気を感じられない、間違いない………消滅したんだ』

 

「さっきのは断末魔って訳か…………最後までメンドクセーイキリ老害だったな」

 

 

直ぐに目を開けると、ダークライや産み出されたポケモン達は跡形もなく消え去っていた

 

「………………そっか」

 

『ピカピ……』

 

『コガァ』

『グォォ!!!』

『ルカリ……』

『ガォ……』

 

「サトシ……」

『フォクシ……』

 

 

「仕方ないよ………アイツはソレだけ悪い事をやって来たんだ、俺達は仲間や知ってる人達を助ける為にダークライをヤッツケた……それだけさ」

 

 

『コケィ、コケコケ』

 

「ごめんなカプコケコ、せっかく来てくれたのにエレキメイカーを使って貰うだけで終わらせちゃって」

 

『コケィコケ、カプコカプカプコ』

 

手持ちでない自分の事を呼んでくれた事、久しぶり会えただけでも呼ばれた価値があるとダークライを消滅させた事に気落ちするサトシを励ます

 

 

「ありがとう♪」

 

『コケコ』

 

「なに?」

 

 

『カプッ、コケコケカプ…カプッコ』

 

 

 

 

「おい相棒………アソコでブッ倒れてる今回のMVPの女神お越して来てくれ………肩痛い……」

 

『………ナンマァ』

 

 

カプコケコはカズマに言われた通り、ダークライの断末魔を間近で聞いて気を失うアクアをお越しに行くナマケロを指差す

 

 

「うん、ナマケロは俺達の仲間だよ」

 

『コケコ………カプカプッ、コケカプ』

 

「ん?」

 

何故か嬉しそうに微笑むカプコケコであった

 

 

 

 

 

 

 

時間は少し戻り

 

<王宮内>

 

 

 

「此処ね」

 

ビリッ!!!

 

 

「おっと……流石に無人って事はないわね

 

ブレイク!!」

 

 

パリィィィィン!!!!!

 

何重に渡り敷かれていた結界を破壊して行く

 

 

「………見付けた」

 

飾られているキーストーン付きの杖と、赤と黄緑の線が螺旋を描いているメガストーンを手に取る

 

「後はコレを彼女達に渡せば」

 

 

「それを返しなさい!!!」

 

「あら?

 

エリスを置いて来たのかしら」

 

 

「置いて来たのではありません、女神エリスから託されたのです人類の希望と明日を

 

この最強のアークウィザードの座を貴女から奪い、最強のポケモントレーナーの称号をサトシから奪う我に!!!」

 

 

「……私、最強のアークウィザード何て肩書きないわよ」

 

「邪神のくせに謙遜しないでください……てぇりゃぁぁ!!!」

 

ガシッ

 

ウォルバクの顔面にモンスターボールを勢い良く投げるも受け止められてしまう

 

 

「めぐみんちゃん、コレはポケモンに投げる道具だから私に投げちゃダメよ

 

それ以前にこんな剛速球ならポケモンに投げてもダゴホッ!?」

 

「そらぁ!そらぁ!そらぁ!そらぁ!そらぁ!そらぁ!そらぁ!そらぁ!そらぁ!そらぁ!そらぁ!そらぁ!そらぁ!」

 

注意を無視し持っているボールをひたすら投げまくり、ウォルバクの体や頭に顔に命中する

 

「……………………人に物を投げちゃダメでしょ!!!!!」

 

「フッハハハハ!!!!邪神が何を言いますか!!!!」

 

「あっ!? いつの間に!」

 

ウォルバクがボールに当たった痛みで悶えている間にメガストーンと杖を強奪する事に成功する

 

 

「さぁて」

 

ピキピキ

 

 

「えっ!?なな…何やってるのめぐみんちゃん!?」

 

「決まってるでしょ、コレがあればダークライをメガシンカしパワーアップさせられるんですから

 

 

破壊するんですよ!!」

 

ピキピキ

 

 

「待ちなさい!!それは………あっ………

 

 

そ…それ国宝よ、壊したらいくら請求されるか分からないわよ」

 

 

「この世界の危機を救う為だと言えば目を詰むってくれますよ、アイリス王女は私の………私の大事な人の妹ですから!!」

 

 

「えっ……めぐみんちゃん、ジャスティス王子の事が好きだったの?」

 

 

「違います!!!」

 

ピキピキ

 

 

「それより杖とメガストーンを放しなさい!!!!

 

それを壊したら」

 

「嫌です!!!

 

いつまで師匠面してるんですか…誰が………貴女の言う事なんて聞くものですか!!!」

 

ポタ ポタ

 

 

「めぐみんちゃん……?」

 

 

「気安く呼ぶな!!!

 

貴女は…もう私に爆裂魔法を教えてくれたウバさんでも………私が………憧れた魔法使いのお姉さんでもない

 

 

 

私の家族や仲間を危険に晒した邪神ウォルバク……敵です!!!」

 

 

「………………………」

 

目柱が熱くなるめぐみんに、ウォルバクの表情は段々と雲っていき

 

展示室は一気に静まり返る

 

 

『フニャァァ?』

 

「「えっ?」」

 

そんな沈黙を、めぐみんの帽子からヒョッコリ出てきた黒猫が破る

 

「ちょむすけ!? アナタずっと帽子の中に居たんですか!?」

 

『ニャァァゴ~』

 

「…………………久しぶりね、もう1人の私」

 

『ニャァン~』

 

「もう1人の私……や…やはりそうでしたか!!

 

ちょむすけ!!!

 

私の思った通り、貴女は私の使い魔に相応しい肩書きを持って居たんですね」

 

『ニャァ?』

 

「使い魔……?

 

そうか……アナタの側に居た………ちょっと待って、その子なんて名前?」

 

「ちょむすけです」

 

「その子もう1人の私だからメスよ!?」

 

「我が付けたネーミングを愚弄するつもりか!!!」

 

「愚弄はしてない!!!」

 

 

 

 

 

『…………ちきしょぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!』

 

 

パリィィィン!!!

 

 

「わぁぁぁ!!!何ですかこの叫び声は!!!!」

『フニャァァァァ!!!!!!』

 

 

「今のはダークライ……?

 

もしかして……ウィンドブレス!!」

 

 

「のわぁ!?

 

あぁ!!返しなさい!!!」

 

産み出した風でめぐみんを吹き飛ばし、もう1つの産み出した風で杖とメガストーンを手元に引き寄せ

 

 

「はぁ!!」

 

先程のダークライの断末魔で割れた窓から外に飛び出す

 

 

「待ちなさい!!」

 

「めぐみんさん!!」

 

「あぁクリス……ではなく……エリス様!」

 

「ウォルバクは!!」

 

「キーストーンとメガストーンを持って外に!!」

 

「なっ……マズい、ダークライをメガシンカさせるつもりでは!!」

 

 

「早く追い掛けましょう!!」

 

 

「えぇ!!」

 

 

2人もウォルバクと同じく窓から外に飛び出す

 

 

 

 

 

 

 

「おいアクア……早くしろ」

 

「えっ? なんて?」

 

 

「イラッ………早く肩治してくれ」

 

 

「えっ? なんて言ってるの?」

 

 

「イラッイラッ………肩を治せぇぇぇ!!!!!」

 

 

「…………えっ?」

 

「仕方ないだろ和真、アクア様は鼓膜が破れているんだ」

 

「分かってるよ、でもあの野○村元議員みたいな聞こえないポーズがイラッと来る」

 

「…………懐かしい」

 

「つうかお前、今和真って言わなかったか……いつもはフルネームなのに」

 

「あぁ、一緒にこうやって巨悪と戦ったんだ

 

だから名前で呼ぼうかなって、僕の事も響夜って呼んで良いよ♪」

 

「…………………おぉそうかい、分かったよカミツルギ」

 

「カミツルギは此方!!」

 

「そいつはキョウヤだろ」

 

「逆だ逆!!!」

 

 

『?!カノタッアデヤウョキ、ハャシッセ』

 

「違う違う!!きっと照れて誤魔化しているんだよ彼!!」

 

「んな訳あるか!!!!気色悪い事言うな!!!」

 

 

 

『カズマの肩の前に、アクアの鼓膜の修理が先ロト』

 

と書かれた画面をロトムがアクアに見せる

 

 

「えぇぇぇ!?

 

アタシ鼓膜破れてるの!!!!嫌よ難聴だなんてまだまだ若いのに!!!

 

早く治さないと!!」

 

 

「………お前ババアじゃねえか」

 

「………ゴッド」

 

「聞こえてんじゃねえか!!!」

 

 

『ティアティ!!ティアラティア!?』

 

「えぇ、きっとクレアや皆さも目を覚まされている筈よ」

 

『ティアラティ♪』

 

『待てティアラ』

 

『ティアティア?』

 

念の為に王宮で寝かせていたクレア達はレインの故郷に移しており、今すぐ目を覚ましたクレアに会いに行こうとレインの元に向かおうとするティアラを兄が止める

 

『まだ終わっていない』

 

 

『ラティオスの言う通りだ、まだ………あの人が居る

 

っ!?』

 

 

 

 

 

「……………ほっ」

 

「どうしたの?」

 

「今回も私だけ何も役に立たなかったけど、今回は良かったかなって……やっぱりこの手でポケモンの命を奪うのは……ちょっとね」

 

「セレナ……………そんな事ないわ、私の方が全然」

 

 

「はぁ……はぁ……」

 

 

「えっ……ウォルバク!?」

 

『サンナァッ!!!』

 

『バケチャバッ!!!』

 

 

王宮から走って来たウォルバクの登場に

 

 

 

「さぁ皆!!やっちゃいなさい!!!」

 

 

「アクア様は戦われないので?」

 

 

「……………ほら、アタシあいつと同じ女神だし戦うの何か躊躇しちゃうのよね」

 

「だからって俺を盾にすんな!!!」

 

 

 

 

「まだやるのか!!」

 

『ピカァ!!』

 

 

「皆ぁぁぁ!!!!」

 

 

「クリス!!」

 

『バケバケ!!』

「おっと!! 黙って居なくなってスミマセンねバルスリン」

 

そこにクリスとめぐみんが合流し、バルスリンは彼女の腕に飛び込む

 

 

「ウォルバク!!

 

そのキーストーンが付いた杖を返すんだ!!」

 

 

「キーストーン!?」

 

「本当だわ!!

 

じゃあもしかして……あの石はメガストーン!?」

 

 

「それを使ってダークライをメガシンカさせるつもりなんです!!」

 

 

『ロト!?

 

ダークライはメガシンカ出来るロトか!?』

 

 

『オシャオシャ、オシャマリィアリマリマァ♪』

 

「ふふふ……えぇそうね、大丈夫よ2人共

 

ダークライなら昇天したわ………このアタシの手でね!!!!」

 

『アシマリマ!!アゥアゥ!!』

 

『ピィ~♪ピィ~♪』

 

 

「「………………えぇぇ!?」」

 

『ラァ~♪ラァ~♪ラァ~♪

 

 

 

 

(本当ですよエリス様、奴の気配は完全に消えました)』

 

 

(そうなの………ホッ……良かった)

 

 

 

 

 

「そう…………ダークライ死んだの…………はぁ………」

 

心の底からガッカリしたと言わんばかりに、しかめっ面となりウォルバクは深いため息を吐く

 

 

「ウォルバクもう降参なさい、今ならMVPになれて嬉しいから自首って事にして罪を軽くしてあげるわよ」

 

 

「……アナタね………人の気も知らないで」

 

「な…何よ……そんな怒んなくても良いじゃない!!!!

 

言っとくけど向こうが先に攻撃して来たんだから正当防衛なのよアタシ!!!」

 

 

「もう良いわよ、コレいらなくなったわね……返すわ王女様」

 

「おっと!」

 

杖や石をアイリスに投げ渡す

 

「ウォルバク、このオコリザルとアブリボンをボールに入れて」

 

『アブゥ……』

 

『オコォ……』

 

「バインドでポケモンを捕まえるなんて、アナタまるでポケモンハンターみたいよ…………分かったわ」

 

 

 

 

『コレがオーラストーン、いやメガストーンだったな……ん?

 

 

このメガストーンは………』

 

「どうしたの?」

 

アイリスの持つ赤と黄緑の線が螺旋を描いているメガストーンを見たオーティスは、とあるポケモンの方を見る

 

 

すると

 

 

 

「さぁ皆、MVPのこのアタシを称える為に今日は宴会よ」

 

『アゥアゥ♪』

 

グサッ グサッ

「………えっ?」

『……オシャ?』

 

バタッ!! バタッ

 

黒い触手がアクアとイブの腹を突き刺す

 

 

「ア………アクア!!!」

『パケバケェパ!!!』

 

 

『イブさん!大丈夫ですか!?』

『ピィィ!!』

 

 

「アクア様ぁぁ!?」

 

「アクアさん!!!!!」

 

「イブ!!!」

 

「痛ぁぁぁぁ!!!!お腹痛い!!!痛ぁぁぁい!!!」

『オシャァァァァ!!!!!オシャマァァァァ!!!!』

 

倒れた状態で、駄々っ子の様に地面を転がり回り喚きまくる

 

「おぉ良かった生きてる」

『ナマナンマァ……』

 

「よ……良かったです、2人共ご無事で!!」

 

「無事じゃないわよ!!!お腹痛いぃぃ!!!」

 

 

 

「今の触手………まさか」

 

 

 

 

 

 

『くっ……悪運の強い奴らだぁ、急所が外れたか』

 

「ダークライ!?」

 

消えかけていた顔も、消滅していた手足が完全に復活した姿でダークライは一同の前に現れる

 

『そんな……確かに気配が無かったのに……』

 

『フフフ………先程は私も死を覚悟したぁ、だが死に掛ける寸前に新たな力ぁを得る事が出来た』

 

 

「新たな力……」

 

 

『コレだぁ』

 

「消えた!?」

 

『気配が完全に消えている……何処に行ったダークライ、出て来るが良い!!

 

ガッ!?』

 

 

「オーティス!!!」

 

『ティアティア!?』

 

 

『望み通り出て来てやったぞ』

 

突然オーティスが吹き飛ばされ、彼が居た場所にダークライが立っていた

 

 

「す……凄まじいスピードを手に入れたのか?」

 

『ルイテエキニンゼンカガタガス……ウガチ』

 

 

『もしかしてゴーストダイブロトか!!』

 

『ち……違う……ゴホッ!!

 

ゴーストダイブであろうとも...…わ…私は気配を感じとる事が出来る………』

 

『じゃあいったい何ロト!?』

 

 

(メロエッタ……もしかして今のって)

 

(えぇ………間違いありません)

 

 

『いけお前達!!!』

 

 

 

『ドサァァァ!!!』

 

『シャァァァボック!!』

 

『ブバァァァ!!!!』

 

『カルゴォォ!!!!』

 

『ボゴォォォ!!!』

 

『マァァジィ!!!』

 

 

 

「コイツら…また出て来やがった!!」

 

 

「ダクネス!!ルカリオ!!

 

防御をお願い!!」

 

 

「あぁ!!」

 

『ルカァ!!』

 

 

「カプコケコ!」

 

『コケェェ!!』

 

『ふぅん!!!!』

 

 

 

『コケェェ!?』

 

『ガォォ!?』

 

『コウガァ!?』

『ルカァ!?』

 

『ソォォ!?』

 

 

『ピィ……ピカァピィ!?』

 

「み……皆……何処に!?」

 

ダークライが両手を振ると、ピカチュウ以外のサトシのポケモン達の姿が消える

 

 

『貴様はポケモンを我々の世界から召還しているのだろう、なのでぇ空間を切り裂く事で此処と我々の世界の繋がりを一時的にだぁが切ぃったのだ』

 

 

「な……なんだと……」

 

『ピカ……』

 

 

『やはり………先程ラティオスに使った技はシャドーダイブ、ソレを使って気配を殺し肉体の回復を待っていたんですね!!!』

 

 

『その通りぃ』

 

 

『ティアティ!!ティアティ!!』

 

「大丈夫オーティス!!」

 

『あ...……あぁ...……くっ……さ……先程のがシャドーダイブなら………今のは……あくうせつだんか』

 

「あくうせつだん……?」

 

 

『死の間際にて私は反転世界の王ギラティナ、空間の神パルキア

 

 

そして』

 

 

『ボォォォゴォォ!!!!』

 

突如ボスゴドラが高速に縦に回転し始め、誰も居ない場所に向かう

 

 

「何だあのポケモン……何故誰も居ない場所に」

 

 

『ロト!?

 

ダクネス!!ルカリオ止めるロト!!

 

アレはフィールドを破壊するアイアンローラ、このままじゃエレキフィールドが壊されるロト!!!』

 

 

「なっ!?

 

2人係りで行くぞルカリオ!!!」

 

『ルッカァ!!』

 

 

 

『スゥゥ……………ぶるぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

 

 

「ぐぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

『ルカァァァァァァ!?』

 

 

「くぅぅ………またさっきの雄叫びかよ!?」

 

『ナッ………ナマァァ……』

 

「違う……と……ときのほうこう……だ」

 

 

反転世界の王ギラティナのみが使える<シャドーダイブ>空間の神パルキアのみが使える<あくうせつだん>に続き、時の神ディアルガのみが使える<ときのほうこう>でダクネスとルカリオだけでなくサトシやカズマ達全員の動きを封じ

 

 

 

『ボォォォゴォォ!!!!!』

 

 

パリィィィン!!!!!

 

 

「エレキフィールドが!?」

 

「しまった!?」

 

 

 

『ふぅん!!

 

 

 

ダァァァァクゥ』

 

邪悪に笑いながら両手を構える

 

 

『サナサナ!!!!』

 

「キルちゃん!?」

 

このままでは全員が助からない為、せめてゆんゆんだけでもと彼女の手を握り<テレポート>を使うが

 

 

 

「えっ?

 

ゆんゆん様……何故此処に?

 

もしや戦いは終わったのですか!?」

 

 

『サナァ………サナァァ』

 

テレポートのコントロールに失敗し王都に居るレインの元に付いてしまい、もう一度<テレポート>しようとする前に

 

『ホォォォルゥ!!!!!!!!』

 

 

 

王都を闇が覆った

 

 

 

 

 

<とある場所>

 

 

「おや……映像が途絶えましたね」

 

 

「カメラを内臓させているロトムが眠った影響だろう」

 

「おやおや残念ですね、なら映画はコレまでという事ですか」

 

「…………………」

 

 

「どうかしましたアカギさん?」

 

 

「…………………何でもない

 

 

(先程から一際大きく聞こえる声がカメラを装着されたロトムだろうが…………あの声………何処かで)」

 

 

パリン!!!

 

ガシャン!!!

 

 

「パスチャーさん良い加減機嫌直してくださいよ、あぁせっかく用意したサラダや飲み物が台無しに」

 

 

「この私を利用しただと……ふざけるな!!!!」

 

ドォォン!!!

 

「椅子投げないでくださいよ!!」

 

「ダークライに利用されたのは事実なのだろう、それを認めず物に当たるとは……低能だな」

 

「……何だと」

 

 

「ストップ!ストップ!!

 

お二人共、喧嘩はいけませんよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ…?

 

ここって俺の家!?」

 

先程まで王都……いや別世界に居た筈だというのに、何故か今サトシは故郷であるマサラタウンの自室内のベッドに居た

 

 

「もしかして別の世界に行っって、カズマ達に会ったのって全部夢………何て……そんな事ないよな

 

多分コレがダークライの見せる悪夢の世界なんだ、早く目を覚まさないと」

 

「サトシ!! 何時まで寝てるの

 

 

って起きてるじゃない、朝ごはん出来てるわよ」

 

 

「ママ……………」

 

ガシッ

 

「ど……どうしたの?急に抱き付いて来て?」

 

「うんうん………何でもないよ」

 

「…………そう、朝ごはんもう出来てるから早く食べなさい」

 

「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ママのごはんやっぱり美味しい♪」

 

「ふふ♪褒めてくれてありがとう、さぁてお洗濯しないと」

 

「洗濯ならバリヤードに手伝って貰ったらどう」

 

「バリヤード?

 

何それ?」

 

「何って………何時もママのお手伝いしてるじゃんか」

 

 

「何言ってるの、ウチはお手伝いさん何か雇ってないわよ」

 

「お手伝いさんじゃなくてポケモンだよ」

 

ピタッ

 

洗い物をする母の手が止まる

 

「…………サトシ、もうソレは言わないってママや先生達と約束したでしょ」

 

「えっ……な…何で?」

 

「良いから、絶対学校で言っちゃダメよ」

 

「学校……?

 

学校って?」

 

「アナタの通う学校に決まってるでしょ……お願いだからしっかりして、ポケモンなんて生き物はこの世に居ないのソレはアナタが見てきた夢なんだから」

 

「そんな事ないよ…………ほらピカチュウだって居るじゃない………か」

 

隣に座る相棒に目をやると、其所には黄色のネズミの姿をしたぬいぐるみが置かれていた

 

 

「その子はオーキドさんのお爺さんがくれたぬいぐるみでしょ」

 

「ぬいぐるみ……?」

 

「そんな事より早く食べないと学校に遅刻するわよ、はいカバン!」

 

「わっ!」

 

「じゃあママ洗濯してくるわね、お皿置いたら早く行くのよ」

 

 

「う………うん...……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マサラタウンなのに……ポケモンが………全く居ない」

 

 

チュンチュン ニャァ~

 

「ゼル帝や、ちょむすけみたいな普通の鳥や猫ばかりでポケモンが居ない

 

 

お……落ち着け俺、コレはダークライが見せる悪夢なんだ、俺の暮らす世界にポケモンが居ない訳がない」

 

 

「お早うございます校長先生」

 

「お早うございます♪」

 

 

「あぁお早う」

 

 

「あっ……オーキド博士!!」

 

「おぉサトシ君、お早う」

 

 

「お早うございます、ぷぷ…オーキド博士が白衣以外着てるの初めて見ました♪」

 

「博士?

 

何を言っとるんじゃワシは博士何かじゃなく校長じゃよ」

 

「えっ………あぁそうか、そういう夢だった」

 

 

「夢?

 

訳の分からん事を言うとらんで、早く教室に向かいなさい」

 

 

「はい!!

 

 

 

 

何か違和感が凄いや、早くこの夢から脱出しないとなぁピカチュウ………あっ……居ないんだった」

 

 

 

 

 

ガラガラ

 

「お……お早う」

 

 

「やぁやぁ、サァ~トシ君じゃないか」

 

「シゲル!!

 

 

(懐かし……旅立つ時のムカつく時のアイツだ)」

 

 

「相変わらず君は遅刻ギリギリに来るとは、やれやれクラスメートとして同級生に遅刻魔や妄想癖の子が居るなんて恥ずかしいや」

 

 

「ごめん………ん?

 

妄想癖?」

 

「お前何時も変な生き物が居るとか言ってんじゃんか」

 

「この世には電気を出すネズミとか歩く植物とか気色悪い生き物が居るんだって学校中に言いまくってさ、マジ恥ずかしいよな」

 

「気持ち悪くなんかない!!

 

ピカチュウ達はとっても可愛いだろ!!」

 

「出たwww」

 

「サトシのソレは違うんだって否定攻撃www」

 

「居ない生き物の事で毎回毎回あんなムキになるなんて、本当気持悪ぅ」

 

「何言ってるんだよ!!ポケモンは」

 

 

「君たち止めたまえ」

 

 

「シゲル……(そうだ、嫌味な事言うけど何だかんだでシゲルは何時も俺の味方をしてくれる大事な友達)」

 

 

「コレ以上バカの相手をするのは時間の無駄だ、先生にまた彼が妄想した事を僕達に無理矢理押し付けて来たと報告しようじゃないか」

 

「………えっ」

 

 

「そうだな」

 

「分かったよシゲル」

 

「シゲル君って本当大人だよね♪」

 

「良いぞ良いぞシゲル~!頑張れ頑張れ頑張れシゲル~!」

 

「サンキュー!

 

分かったかいサァ~トシ君、君が妙な事を言いまくれば同じクラスだからって理由で僕らまで白い目で見られるんだ

 

コレからは妙な事は言わずマトモに暮らしたまえ……と、君のお母様はこんな簡単な事すら何故教えないのか理解に苦しむよ」

 

「…………違う」

 

「何がだい?」

 

 

「お前はシゲルじゃない!!

 

シゲルは人のママの事を悪く言うような奴じゃないんだ!!!」

 

「おやおや空想生物の次は僕の人格を妄想してるのかい、悪いけどコレが本当の僕なのさ分かったかいオバカ君」

 

「黙れぇぇ!!!」

 

「わぁ!?」

 

 

頭に血が上りシゲルを強く突飛き飛ばしてしまい

 

 

ガタン!!!

 

体が激突した衝撃で壁から外れた黒板が倒れるシゲルの顔目掛けて落下し

 

 

 

コロ……コロコロ

 

生温かい赤い水滴を流しながら、体から外れた物体がゆっくりと転がって行く

 

 

 

「シ…………シゲル……?」

 

 

「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

「わ……わぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

「先生ぃぃぃ!!!!!!」

 

 

ガラッ!

 

「どうしたんじゃね、一体何の騒ぎ…………シ……シゲル………シゲル…………シゲル!!!!!!」

 

 

「校長先生!!!サトシ君が……シゲル君を突き飛ばしたんです!!!」

 

「アイツがシゲルを………この悪人!!!!」

 

「犯罪者!!!!」

 

 

「違う……だってアイツはシゲルじゃ」

 

 

「まだそんな事言って!!!良い加減認めなさいよ!!!!!」

 

「お前は人の命を奪った極悪人なんだよ!!!!!!」

 

 

「ち……違う…違う………コレは夢なんだ」

 

「シゲル………うぅぅぅ……シゲルぅぅ………この悪魔め!!!」

 

 

「は………博士………」

 

 

「ごめんなさい!!ごめんなさい!!」

 

「ママ……」

 

 

「ごめんなさい!!ごめんなさい!!!

 

 

 

 

 

 

アナタなんて………生まれて来なければ良かったのよ……この悪魔!!!!」

 

 

 

 

 

「違う……こ……コレは……夢………夢……夢……なのか………コレって………本当に……夢……現実………ピカチュウ……どっちなんだよ………俺………俺………うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ……あぁぁ………うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

『流石に私に食らい付いて来た奴らだ、僅か数十分で素晴らしい生命力を食らわせてぇくれぇるぅ』

 

 

ガラガラ

 

 

「むっ?

 

何だ……貴様はやはり眠らんのか」

 

 

「えぇ、睡眠対策をバッチリして来たの

 

 

全員………眠らせたのね」

 

瓦礫を押し退けウォルバクはローブの汚れを祓いながら、先程までダークライや自分達と合間見えていた者達が全員倒れている光景を眺める

 

『あぁ、全員悪夢を見ているぅ

 

実に美しく憐れな光景だ

 

だが下らん夢ばかりぃだ、大切な者が死にゆく物や思い出したくもないトラウマを思い出す物や自分の生きてきた人生を否定される夢など下らん

 

身の毛もよだつ化け物に八つ裂きにされたり、巨人に握り潰される夢を見てくれれば

 

ドサイドン達の様に具現化し、私のシモベとして使えるというのに』

 

「……もうこの子達は目が覚めない……だったわね」

 

 

『私のダークホールを浴びれば永遠に目覚めず悪夢を見ながら私の食事となり朽ち果てていく、そんな事は説明せんでも、貴様はぁ散々見て来たであろう』

 

 

「………自分の立場を理解する事ね、私を挑発すればあの鎖で封じられる事を忘れたのかしら

 

つぅ!?」

 

ゴトッ

 

『貴様の方こそ立場を理解するがぁ良い、数日前よりも私はパワーアップゥを果たしたぁのだ

 

例の鎖を出される前に貴様の両腕を切り落とすぐらい訳はなぁい』

 

ポォォ

 

 

『チッ……貴様も再生能力を持っていたか』

 

「はぁ……はぁ……」

 

 

『だが体力は回復せんようだ、命が欲しくば私のボールを今すぐ破壊しろ

 

この私がボールに入れられたなど虫酸が走る事実を今すぐぅ消し去れ』

 

 

「……………本当小さい奴ねアナタ」

 

『なに?』

 

 

「あの茶髪の子が言ってたでしょ、アナタは神から授かった力に溺れたタダの老害だって

 

本当そうだわ」

 

『…………自分の立場を理解しているかと、私が忠告したのを忘れたか』

 

「ついでに言うけど、アナタは命を掛ける戦いが好きだから争い混沌とした世界に変えたいなんて抜かしてたけど

 

昔アルセウスやアクアにエリス達に追い詰められ時には慌てふためいていたじゃない、戦いが好きな奴は敗北の時も堂々とし素直に自らの敗北を認めるものだってのに

 

 

だからアナタは命掛けの戦いが好きなんじゃない

 

 

 

戦った者達が追い詰められ絶望して行く様を眺め、眠らされ悪夢で苦しむ負けた者達を貶し嘲笑う事が好きなだけの

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タダの小物よ」

 

『………………ソレで良いのだな、貴様の遺言は!!!!

 

 

あくのぉはど『このぉぉ!!』ぶるぁぁ!?』

 

ガジガジ

 

両手をウォルバクに向けるダークライの体にバルスリンが飛び付き、頭を噛る

 

 

 

『こ……こいつ……何故眠っていない!?』

 

「その子はふみんよ、だから眠らないのよ」

 

 

『良くも……良くも!!』

 

『えぇい離れろ!!!離れんかぁ!!!』

 

ガジガジ ガジガジ ガジガジ

 

引き剥がそうとするダークライから必死に耐え、頭を噛りまくるも

 

『良い加減にしろぉぉ!!!』

 

『キャァ!?』

 

 

『マジカルフレイムゥゥ!!!!!』

 

 

『なに!?』

 

バルスリンを引き剥がした隙を付きキルちゃんが<マジカルフレイム>を放ちダークライに命中する

 

 

『何故貴様まで眠っていないのだ!?』

 

<マジカルフレイム>はダークライには効いていないが、何故か眠っていないキルちゃんに驚きの反応を見せる

 

 

『ありがとうございますバルスリン、またアナタのとくせいをお借りして』

 

『別に貸した訳じゃないからお礼何て良いわ』

 

 

『そうかトレースか………ちょこざいな真似を』

 

「………………フフ」

 

 

 

 

『行きますよバルスリン』

 

『うん』

 

『なに!?

 

まさかとは思うが、貴様らまだ戦うつもりか?』

 

 

『当たり前よ』

 

『私達の親友や、親友の家族や仲間の命が掛かってるんですよ……何を当然な事を』

 

『あの厄介な女神や、どういう理由かは知らんが私に致命傷を与えるぅ水を吐き出すオシャマリ

 

人間の中では一番強いとされる小僧とピカチュウ、そしてラティオス達が戦線離脱したというのにか』

 

『くどい!!』

 

『美しい花火にしてあげる!!!』

 

 

『………フッハハハハ!!!コイツは傑作だぁ

 

良いだろう、では先程の私と同じく少数で多人数と戦って貰おうか

 

 

お前達!!!』

 

『ドサァァァァァ!!!!』

 

『シャァァァボック!!』

 

『ブバァァァ!!!!』

 

『カルゴォォ!!!!』

 

『ボゴォォォ!!!』

 

『マァァジィ!!!』

 

 

再度悪夢を具現化して産み出されたポケモン達が現れる

 

 

更に

 

 

 

『ギィ~ルギル~ギル~ギルガァ!!』

 

色違いのギルガルドまで現れる

 

 

 

『色違いのギルガルド!?

 

 

もしかして前に私達が戦ったギルガルド!?』

 

『えぇ間違いありません、このムカつく笑い方は忘れませんよ

 

 

ですが、あのギルガルドは帰った筈』

 

『嫌だ………来ないで………止めてギルガルド!!』

 

『ルカリオさん?』

 

『悪夢の中にギルガルドが出ているんでしょうか………まさか!

 

もしかしてあのギルガルドやドサイドン達、眠らされた人やポケモンの見ている夢から出て来た奴らなのでは!!』

 

 

『ご名答、悪夢を具現化し産み出されたポケモン達には如何なる攻撃を与えても意味はなぁい

 

行け!』

 

 

『バルスリン手を!』

 

『うん!』

 

キルちゃんの手に葉を巻き付かせる

 

 

『テレポート!!』

 

迫り来るポケモン達から<テレポート>で距離を取る

 

『3手に別れるが良い』

 

『ドサァァァァァ!!!!』

『ギィルギルゥ!!』

 

 

 

『シャボッ!!』

 

『バァァ!!!!』

 

『カルゴォ!!!!』

 

 

 

 

 

『ボゴォォォ!!!』

 

『マァァジィ!!!』

 

 

 

『テレポート!!

 

 

テレポート!!

 

グハッ!!

テレポート!!!

 

 

わぁぁ!?』

 

『ぶるぁ!?』

 

『テレポート!!』

 

<テレポート>でドサイドン達の追撃を避けまくり、時々お店の看板に顔をぶつけたりダークライの目と鼻の先に移動したりするが何とか攻撃を交わし続ける

 

 

『戦う気があるのか貴様ら……先程から逃げてばかりではないかぁ』

 

『あるに決まってるでしょう、そんな事も分からない何てコレだからジジイは困りますね』

 

『仕方ないわ、きっと脳ミソ少ないのよ

 

べぇ~』

 

 

『逃げるしか出来んクセに随分と態度が悪い小娘共だなぁ!!!!』

 

『ふぅ~』

 

 

『なにっ!?』

 

カチコチ

 

 

ゆんゆんの持つボールに居たので難を逃れたユキメノコの<ふぶき>がダークライに炸裂しカチコチの氷の人形に

 

『今ですわよ!!!』

 

『ナイスタイミングですよユキメノコ!!!

 

行きなさいバルスリン!!!!』

 

『オッケェェ!!!』

 

バルスリンを氷漬けとなったダークライ目掛けて投げつける

 

 

『だいばくは』

 

パリィィン!!!

 

グサッ!!!

 

 

『クハァ!?』

 

氷が砕き触手となった手をバルスリンの体に突き刺す

 

 

 

『バルスリン!?』

 

『バルスリンさん!?』

 

 

『なめるな小娘共ぉぉ!!!!!』

 

『キャァァァ!!!!』

『くっ!? キャァァァ!!!』

 

逆にキルちゃん目掛けてバルスリンを投げつけ、受け止めたキルちゃんごと近くの屋敷に叩き付ける

 

 

『お二人とも!!!』

 

『ダァァクホォォルゥ!!!!!』

 

『しま………』

 

バタン

 

 

『私の注意を引かせ、ユキメノコに氷らされた私を粉々にしようとする算段の様だぁが……無駄だ

 

例え粉々になろうともぉ、私には通用せん』

 

 

 

『ユキメノコさん………』

 

『ま……まだです!!』

 

 

『さっさと止めを差してやれ』

 

 

『ボゴォォ!!』

 

『テレポート!!!

 

 

ガァァ!!!』

 

『キャァ!!!』

 

数センチしか移動が出来ずボスゴドラの<アイアンローラ>により2体は引かれてしまう

 

 

『先程から妙な所にテレポートしているがぁ、どうやら使い来なせん様だな』

 

『ぐ……ぐぐ…………テレポート!!

 

 

テレポート!!』

 

『凄いよキルちゃん』

 

『な……何がですか』

 

『数日前迄はトンでもない場所へのテレポートばっかりだったのに...…今はちゃんと出来てる方が多いもん』

 

『そ…そういえば………そうですね

 

テレポート!!!

 

テレポート!!!

 

 

必ず隙を見つけて……必ずアイツを』

 

『うん!!絶対に倒す!!』

 

 

『戦いの最中に逃げてばかりぃとは、やはり今のポケモン達は軟弱だぁ

 

ふぅん!!!』

 

両手を触手状態にし地面に突き刺す

 

「何をするつもり?」

 

『貴様には関係ない

 

 

捕えた……ふぅぅん!!!』

 

「なっ!?」

 

 

ダークライの両手を見てウォルバクは驚愕してしまう

 

 

 

『見ろ小娘共ぉぉ!!!』

 

 

『なっ!?』

 

『めぐみん………ゆんゆんさん……』

 

 

 

「こめっこ……しっかりしてください……お願いだから……目を開けて!!」

 

「お父さん……ごめんなさい...…………紅魔族として失格な娘で…ごめん……なさい……ごめんなさい...…」

 

 

ダークライの両手に、悪夢に魘されるめぐみんとゆんゆんが

 

 

『これは貴様ぁらのトレーナーだったな、コレ以上……私に下らん無粋な戦い方を見せれば』

 

 

 

「「ぐぅぅ…………あぁ………あぁぁ」」

 

2人の首を力一杯締め上げる

 

 

『この人間共は中々の栄養を提供してくれる餌だが、コレ以上下らん戦いを見せられるのならば……勿体無いが廃棄するとしよう』

 

「「あぁ………あ...……あぁぁ」」

 

 

『や』

 

『止め』

 

 

 

「止めなさい!!!」

 

 

キルちゃんやバルスリンよりも先に、何故かウォルバクが待ったを掛ける

 

 

 

「アナタの方がその子達よりも力は上、わざわざ人質なんてまねする必要はないはずよ」

 

 

『命令するな、私は貴様のポケモンではなぁい』

 

「………そう……なら」

 

 

 

 

 

 

『な……何をやってるんですかあの人……敵なのでは』

 

『わ……分からない……というか、何でちょむすけさんを抱っこしてるの』

 

 

『グゥ~グゥ~』

 

「起きて……ねえ起きて!!」

 

『グゥ~グゥ~』

 

「起きなさい!!!」

 

 

『その小動物で何をするかぁは知らんが、あくうせつだん!!』

 

 

「ぐぅぅ!!!ぐぁぁあ!?」

 

 

『この小娘共の次は貴様だ、ソレまで引っ込んでいるがぁいい

 

 

さあどうする小娘共』

 

 

「「あぁ……」」

 

 

 

『わ……分かりました!!』

 

『に………逃げないわ』

 

 

 

『ふぅん……ソレで良い、戦いから逃げず敵に向かうこそポケモンの正しき姿ぁ

 

行け!』

 

再び具現化したポケモン達に指示を出す

 

 

更に

 

 

 

『ワンダフル!!』

 

『キーチッチチ!!』

 

『マキシャァァ!!!』

 

 

ドサイドンやギルガルド達の中に、首や胸や頭に紫の鎖が巻かれた犬と雉と猿が現れる

 

その3匹の真上には真ん丸い球体が浮かぶ

 

 

 

『ほぉ………コレは中々に珍しいポケモン達だぁ、あのユキメノコが見ているのか』

 

 

 

『こ………来ないで………コレは……大切な物なの………嫌……嫌ぁぁぁぁ!!!』

 

 

 

『ユキメノコ…?』

 

『ユキメノコさん……何だが何時もと口調が違』

 

 

『モモワァァイ!!!』

 

 

『『ぐぅぅ!?』』

 

 

すると2体の首目掛け、犬達の上にあった球体から発射された鎖が巻き付き締め上げる

 

 

 

『トレーナーと全く同じ状況とはぁ、正にトレースだなぁ』

 

『が……は……早く……め……めぐみんとゆんゆん…さんを……放して』

 

 

『そいつは無理だなぁ』

 

 

『『ぁぁ………』』

 

 

『な……なぜ……』

 

 

『忘れたか、敗北者や弱者は死あるのみ……それが自然の摂理ぃだと

 

この人間共も実に哀れな敗北者ではないかぁ』

 

 

 

『この…がぁぁぁ……』

 

『が……がぁ………ゆ……ゆんゆん……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

{お疲れ様サーナイト、今日もゴイスーだったわ♪}

 

{サナサァナ♪}

 

 

{………キッ!!}

 

私のお姉さんは……とてもとても優秀なサーナイト、野生のポケモンに負けた事がなく他の手持ちのポケモン達全員と仲良しになる程に優しいポケモン

 

 

トレーナーはジムリーダーのリップさんだから、勿論ジム戦でも負けなし

 

 

私はそんなお姉さんに憧れを抱くと同時に妬ましかった、只でさえ実力に差があるというのに

 

 

 

 

{大丈夫よ!!お姉ちゃんが戦うから貴女は戦わなくても大丈夫、お姉ちゃんが守ってあげるから任せて♪}

 

 

過保護なのか私にバトルをさせようとはしなかった、トレーナーのリップさんにまで絶対私には戦わせない様に釘を刺す程

 

 

だから私は故郷を飛び出しました、修行をしてお姉さんに思い知らせてやるのです誰が最強のエスパータイプなのかを

 

だから私はお姉さんと全く違うポケ生を歩みます、友達なんか作らずトレーナーに頼らないで強くなろうと

 

 

 

そう決心したのに

 

 

 

 

 

{キルちゃん♪}

 

気付けば大親友のトレーナーのポケモンになり

 

 

 

{行くよキルちゃん!!}

 

一緒に居る事が楽しいと思う様になりました

 

 

そんな……大好きな……大親友が危険だというのに………私は……何が最強のエスパーですか………大親友1人助けられないで…………何が……何が……ごめんなさい...…ゆんゆん

 

 

 

 

 

『めぐみん………くぅ……うぅぅ!!!うぅぅぅ!!!!!

 

あぁあん!!!』

 

ガジガジ

 

 

『モモワァァ!?』

 

鎖を噛み千切り脱出に成功する

 

 

『まだ立ち向かぁうか』

 

 

『はぁ………はぁ…………(今アイツの側でだいばくはつしたら……めぐみんとゆんゆんさんが...…だったら)

 

 

 

やどりぎのたねぇ!!!』

 

 

ポスッ

 

カランコロン

 

小さな豆粒程の種1つが地面に転がる

 

 

 

『何だソレは……まさか、やどりぎのたぁねか?』

 

 

『う……うぅ……』

 

 

『はぁ………そこのサーナイトと良い貴様と良い、どうやらぁトレーナーに飼われる関係なく元々弱者であったようだなぁ』

 

 

『う………うるさい!!!』

 

 

『ふん!』

 

 

『キャァァァ!?』

 

突撃するもダークライに軽く射なされ、ウォルバクの元に飛んでいく

 

 

 

『やっぱり………私は…だいばくはつ以外の才能がない………落ちこぼれ………ごめん……めぐみん……皆……』

 

 

「…………バルスリンちゃん、私の言った事覚えてるかしら」

 

 

『言った………事………』

 

 

 

 

{もし危険が迫ったら、その時はプライドじゃなく命を優先する行動を取りなさい}

 

 

 

 

 

 

 

(命を……優先する…………そうよ………私が諦めたら……めぐみんや……皆も………こめっこちゃん達も

 

 

爆発好きのプライドなんか捨てる……捨てるから………私に………私に皆を……助けさせて!!!!!)

 

 

『ドサァァァァ!!!!』

 

 

『キャァァァ!!!』

 

『うぅ……アクア様……アタシを右腕にブゥゥ!!!』

 

ドサイドンに突き飛ばされバルスリンは眠るイブに命中してしまう

 

 

 

『もはや、あの小娘に戦意はなぁい………さっさと肩を付けて地に堕ちた元女神を始末するとしよぉう』

 

「……………………」

 

「「あ………………」」

 

『ぐ…………』

 

 

『くたばれ』

 

『アクアマグナム!!!!』

 

 

『ぶるぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?

 

 

こ………この…肌を焦がす水は……ま……まさか!!!』

 

 

 

『アタシよ!!!!』

 

 

『な……何故貴様が起きている、確かに眠っていた筈だ!!!』

 

 

「……………ふふ」

 

 

驚くダークライと違いウォルバクはニヤリと笑みを浮かべる

 

 

 

 

『何をしたか知らんが……ブーバーン!!マグカルゴ!!!』

 

 

『ブバァァ!!』

 

『カルゴッ!!』

 

自分の前に水を蒸発させられる高熱コンビを呼び出す

 

 

 

『ふん!!

 

神に成り代わろうとしてるクセに、手下盾にしてお山の大将気取るなんてダサいわね』

 

 

『先程まで仲間のポケモン達に戦わせていた貴様に言われたくはなぁい!』

 

 

『アタシは良いの、何故なら神になるのが約束されてるんだから

 

神希望の一般ポケモンのアンタと扱いが違って良いの!!』

 

 

『随分と態度のでかいオシャマリが、もう一度悪夢を見せてやろう

 

 

ダァァクホォォルゥ!!!』

 

 

『バリア!!』

 

 

『なぁにぃ!? な……何故眠らない!?』

 

『だからバリアよ!!未来の神なんだからバリア使えて当然でしょ!!!』

 

 

『バカな……この私のダークホールを受け付けぬバァリアを、オシャマリ如きが使えるだとぉ…あ……ありえなぁい!?』

 

 

「はぁぁ!!!」

 

『なっ!?』

『モモワァ?』

 

余所見するダークライの両手と鎖をアイリスが聖剣で切り落とし

 

「オーティス!!ティアラ!!」

 

 

『任せろ!!』

 

『ティァァ!!』

 

解放されためぐみんとゆんゆんをオーティス、キルちゃんをティアラのポケモンの姿となった兄妹が各々受け止める

 

 

 

「ラティオスとラティアスまで……」

 

 

「残念ですが、アナタの悪行もコレまでです」

 

 

『人間の小娘が図に乗ってくれるぅ、やれ!モモワ…なにっ!?』

 

すると先程まで居た球体と犬と雉と猿が消えている

 

 

『良くもワタクシを、この様な場所でごろ寝させてくれましたわね』

 

 

 

『ユキメノコ……(何だ……一体何が起きているぅ……私のダークホールから自然に目覚める訳がぁ…………むっ?)』

 

 

 

 

 

『めぐみん……ゆんゆんさん……今助けるね

 

 

ソレ!』

 

ポォン ポォン

 

ラティオスによって運ばれた2人の紅魔族に向かい、バルスリンは小さな種を吐き出し

 

スポン スポン

 

その種が頭にくっ付くと同時に

 

 

「う……うーん………あれ?」

 

『サナサナ!!!』

 

「わぁ!?キルちゃん……って!!どうしたのボロボロじゃない!?」

『サナサナ………』

 

「キルちゃん?」

 

 

 

 

「私は………ダークライに悪夢を見せられていた筈では」

 

 

『なやみのタネという技のおかげだ、この技のおかげで我々は眠り状態にならない………お前のパートナーに感謝しなければな』

 

 

「……バルスリンが?」

 

『バケバケ!!!!』

 

「バルスリン……………最高のモーニングコール、ありがとうございます♪」

 

『バケチャバ♪』

 

 

 

 

 

 

 

 

(そういう事か………弱者の分際で余計な事を、だが)

 

 

「うぅ………借金………もうそんなに背負えないわぁぁぁぁ!!!!」

 

 

 

(一番厄介なあの女神はまだ眠っている、奴を起こされる前にパンプジンを始末せねば……シャドー)

 

「ほうれぇい!ダークライのダークホールもっと見たい!!」

 

『ナンマァイ!!ナンマーナ!!ナンマーナ!!』

 

『ではご期待に応えダァァクホォォルゥ!!!!!!

 

 

 

むぅぅ!?』

 

 

「へい~へい~情けないぞ~ダークライ、もうへばったか」

 

『ナマナマナマナマwww』

 

 

 

『き……貴様らぁぁ……』

 

 

「コレでもう、アナタは無意味なダークホールしか使えなくなったわ!!」

 

『フォクシフォ!!!』

 

 

 

『ピカピ!!』

 

「あぁ………嫌な夢を見せてくれたお礼返してやろうぜ!!」

 

『ピィカァァチュ!!!』

 

 

『形勢逆転ロト!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうやら無事映画の続きが見れそうですね♪」

 

「………………(やはり……聞き覚えが……何処でだ)」

 

 

「ダークライには消え失せて貰いたいですが、どうせならチャンピオン達も共倒れになって貰いたい...……始めますか?」

 

 

「えぇお願いします、アカギさん始まりますよ映画の第2部が

 

ご用意お願いします」

 

 

「むっ………分かった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『パァン!!』

 

ポォン

 

 

「う……うーん……うん?」

 

『アシマリマ!!!』

『ピィピィ!!』

 

「アクア様!!!良くぞご無事で!!!!」

 

「ちょっ!?

 

急に抱きつかないでぇぇよ!!!」

 

『?カヌレクハテシガノミハイカンコラガダ、タミメユヌシガシヌオヤウョキ』

 

『どうやら魔剣の勇者ミツルギはアクアが死んでしまう夢を見てしまったみたいロト、だからアクアが生きている事を実感させたいから許してあげてだってロト』

 

 

「縁起でもない夢見ないでぇぇ!!!!!」

 

 

 

 

『バルスリンお願いします!!

 

ゆんゆん!』

 

「うん」

 

『任せて!』

 

 

 

 

『私を封じて勝った気で居るのは早いぞぉ……貴様達!!』

 

 

球体や犬や雉に猿だけでなくギルガルドも消えたが、それでもまだ6体も居るポケモン達に指示を出すが

 

 

 

「良くもお父様を悪夢に登場させてくれたな………どうせ見せるなら肉体的にキツイのを見しぇろぉぉ!!!

 

デコイ!!!!!」

 

『ルカァァァ!!!!』

 

「ソレだと……悪夢にならないんじゃないかしら」

 

「あぁ……」

 

『フォクフォク』

 

『ナマ……』

 

 

 

 

「ヒョォォォ!!!!」

 

『リィォォ~♪』

 

 

『いくら丈夫とはいえ不死身ではないんだ、徹底的に攻撃を続け

 

 

なっ!?』

 

 

『ドサァ?』

ピシュン

 

『シャァボ?』

ピシュン

 

『ボゴォ?』

ピシュン

 

『ブバァ?』

ピシュン

 

『カルッ?』

ピシュン

 

『ムマァ?』

ピシュン

 

 

次々に悪夢により産み出されたポケモン達が消えていく

 

 

 

『今度は何だ……またあのパンプジンか!!

 

むっ……何処に行った!?』

 

 

 

「アルカンレティアだよ、あのポケモン達が悪夢から呼んだって事をバルスリンやキルちゃん達に話したのはマズかったね

 

おかげで対策が打てたから」

 

『えぇ、油断大敵ですよダークライ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<アルカンレティア>

 

 

「うーん……あれ? 私……」

 

「大丈夫ですかルナさん」

 

『バケチャパ?』

 

 

「ゆんゆんさん?

 

それにめぐみんさんのバルスリンちゃん迄……何でホテルに?」

 

 

「ごめんなさい詳しい話は猫君達から聞いて下さい!!

 

行きましょバルスリン!!」

 

『バケチャンパ!!』

 

 

「あ………何だったのかしら………というか嫌な夢だったわ……」

 

「あら何、アンタも悪夢見てたわけ?」

 

「ムサシさんも?」

 

「そうそう、いくら頑張ってオーディション受けても女優の仕事貰えないとか……マジ憂鬱になったわ」

 

「そ……ソレは嫌ですね……

 

私は拘束されて、コ……コジロウさんが永遠に違う女に苛められるのを、黙って見ている事しか出来ない自分が嫌になる夢でしたよ………あぁ最悪どうか正夢にならないように」

 

 

「ソレ正夢になるかもしんないわね……」

 

 

「えっ!?」

 

 

「ルミカァァ!!止めてくれ!!!!

 

あれ? ルミカは?」

 

「あぁお早うコジロウ」

 

「あああ…あの……誰ですかルミカって!?」

 

 

『ニャァ………ドサイドンに踏まれ、アーボックに巻き付かれ、ブーバーンとマグカルゴに焼かれ、ボスゴドラに引かれ、ムウマージにずっと幻覚を見せられるニャンて………ニャンでニャアだけこんニャにバリエーション豊かニャ夢見たのニャ』

 

『ソナソナァン!』

 

『マンネッ、マネマンネッ!!』

 

その分きっと良い事あるよとニャースを励ます2体であった

 

 

 

 

 

 

 

 

『眠らされた方々が起きれば、もうアナタに能力は宿らない……散々甘い汁を吸った分の代償を払う時が来ましたね』

 

 

『そ………そんな………ば……バカな………バカな話があるかぁ、あくう』

 

 

『HEY!もう一回!!』

 

『ダァァクホォォルゥ!!!!

 

 

チキショォォォ!!!!!!』

 

 

「バインド!!!」

 

 

『ぶるぁ!?』

 

 

「イブの水で濡らしたロープだから外せないよ、アクアさんお願い!!」

 

 

「任せない、今宵の主役のアタシに全て任せるのよ!!!」

 

 

『サンナァ!!サンナァイサナサナ!!』

 

「あら……何かしらキルちゃん?」

 

『止めは私に任せて下さいと言ってるロト』

 

 

「はぁ!?ダメよ今回はアタシが主役なんだから!!」

 

『オシャマァ、アゥアゥ!アシマリマ!!』

 

『サンナ………サナサァイ………サンナァイナァ!!!!』

 

『ゆんゆんを殺そうとしたあの…………クソジジイを絶対に許したくないだってロト』

 

 

「あはは……久しぶりだなキルちゃんの口が悪いの」

 

『ピィカァピ』

 

「そういや最近はテレポート使えないで悄気てたもんな」

 

 

『サンナァイサナサナ!!!』

 

 

「ではこうしましょう、キルちゃんにアクア

 

そしてセレナの爆裂魔法で止めを刺すのです」

 

 

「……………良いわね、嫌な事を思い出させてくれたお礼をしたい所だったから

 

でもめぐみんは良いの、それにバルスリンも」

 

「流石に眠っている人達に種を植え付けるのを待つ訳には行きませんよ………それに私は、彼女と決着を付けたいですから」

 

 

 

 

 

 

「…………………………」

 

 

 

 

 

 

 

(ウォルバク様……何も仕掛けて来ませんね)

 

(えぇ………もしダークライのメガストーンがあるなら、王女の持つキーストーンを奪い奴をメガシンカさせる筈なのに

 

 

ウォルバク様………アナタは何を考えていられるのですか)

 

 

「仕方ないわね、良いでしょう

 

下々の者にも施しを分け与えなければならないのは女神の性だもの」

 

『サンナァサナサァイ!!!!』

 

 

『私は最強のエスパータイプのポケモンなるんだから下々の者じゃないだってロト』

 

 

 

「というか待てお前ら、こんな所で爆裂魔法やらミストバーストなんか使ってみろ王都はアクセルと違って壊れたらどえらい額の修理代払わされんだぞ!!!」

 

 

「申し訳ありません……流石に街中で爆裂魔法や爆発技は」

 

 

「は……はい分かりました王女様!!」

 

「ではクリス、場所をチェンジしよう」

 

「えっ……お…オッケー!!

 

さぁ行くよ」

 

 

 

「まるでリードを付けた犬だね」

 

「プッww

 

お前ww爽やかキャラなのに結構言うんだなww」

 

「僕は別に爽やかキャラでは」

 

 

 

 

 

(コレでダークライも終わりね………さて……もう悔いはないわ、後は)

 

 

『マニュゥ!!!』

 

 

「えっ……マニューラ?

 

 

ん? ん?

 

 

あっ!?」

 

突如として<かぎづめポケモン>マニューラが背後から現れると、ウォルバクは自信の胸ポケットと袖に隠れた左手を何度も触る

 

 

「何だ?」

 

「マニューラ?」

『ピカァーチュ?』

 

 

 

「まぁ可愛い猫♪」

 

『この子もポケモンロトよ

 

 

マニューラ かぎづめポケモン あく こおりタイプ

 

その鋭い爪は敵を攻撃する為だけでなく、味方への伝言を石や木に描くにも利用する非常に悪知恵が働くポケモン』

 

 

「あの子………何か持ってるね」

 

「あぁ……アレは」

 

 

「返しなさい!!」

 

 

『マンニュ!!』

 

 

ウォルバクの静止を無視しマニューラは右手に持つ球体をダークライに向ける

 

 

『ルカリィ!?』

「モンスターボールだ!!!」

 

 

それはウォルバクが持つダークライが入っていたボールであり、ボールから出される赤い光が

 

『何だぁ?むぅぅ!?』

 

ダークライに当たりボールの中に

 

 

「ダークライがボールに入った!!!」

 

「まずい……ボールに戻ったらアンコール状態が解除されちゃう!!!」

 

 

「なにぃ!?

 

 

てめぇこの泥棒猫!!!そのボール寄越せ!!!」

 

 

『クワァ~!クワァ~!』

 

『マンニュ!!』

 

 

「ぐぺっ!?」

 

『ナママ………』

『ピィカァ……』

 

「カズマ大丈夫!?」

 

 

派手にズッコケるカズマを他所にマニューラは<おおボスポケモン>ドンカラスの足に捕まり、まるで怪盗の如く空に飛びながら盗んだボールを持つ

 

 

「まさかアレもポケモンですか?」

 

『そうロト

 

ドンカラス おおボスポケモン あく ひこうタイプ

 

敵と戦うのを子分に任せ、敵が弱った所を確実に自分で仕留めるずる賢いポケモン』

 

 

 

『あのマニューラの仲間か?』

 

「ちょっと!!そのボール放しなさい!!!その中に居るの危ない奴なのよ!!!!」

 

 

『マンニュ』

 

 

 

「ま………まさか」

 

 

「ん?」

 

 

ボールを持つ右手を裏にしボールを構えるマニューラを見て、ウォルバクの表情が険しい物に変わり

 

何事かとクリスもマニューラの方を見る

 

 

 

すると

 

 

「あのポケモン、左手に何か付け始めているね」

 

 

『?!ハレア……ア…ッム』

 

 

「どうしたのカミツルギ?」

 

 

 

「サトシ………アレって………」

 

 

「あぁ………」

 

 

「どうした2人とも、そんなに顔を青ざめて」

 

 

「ん?

 

 

な……なんかあのボール……でかくなってねえか」

 

 

 

カズマの言う通り、マニューラの持つボールが段々と大きくなっていき更にミツルギが見た左手に付けられた物がボールが大きくなるにつれて輝いていく

 

 

 

「や……やっぱり!!」

 

「マズい………ダイマックスだぁ!!!!」

 

 

「「「「ダイマックス?」」」」

 

 

 

「あっ………ま……まさか前のニョロトノとガマゲロゲの」

 

 

 

 

『マニュマッニュウ!!!!』

 

 

顔よりも大きくなったボールを掛け声と共に地上に落とし、そして割れると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ぶるぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!』

 

凄まじい雄叫びと共に、王宮よりも……雲すら突き破る程の巨体となったダークライが降臨する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ第2部の上映を生放送で楽しみましょうか♪」




next story この素晴らしい星々の輝きと限界を超えた進化に爆裂を


今回サトシが見た悪夢は君に決めたに出て来た、首籐さんが無印時代に描こうとしていたポケモンの居ない世界Ifのサトシをモチーフにしました


あと今回ダークライが作り出したポケモンの中に居た例の奴ら(泣き声で気付いた人も居ると思いますが一応ボカします)

あの4匹は次の章に出てきますので暫しお待ちを
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