この素晴らしい世界にポケモンを   作:ハリケーン改

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ポケモン30周年おめでとう!!

今日のポケモンデイで10世代発表がありそうで楽しみ

因みに今Xのポケモンの公式アカウントで、ツイートしたら全ポケモンからランダムに1枚アイコンが貰えるキャンペーンをやっていて

早速やったらアシマリが出ました……アクシズ興に入信しないと(笑)


第5章 ポケモン昔話、雪姫様と翠の仮面の鬼の始まりぃ~始まりぃ~
この素晴らしい草炎水の始まりの3匹との出会いに祝福と、チンピラ冒険者にポケモンを


 

 

「や……やはりお帰りになられては如何でしょうかアイリ………アリス様、子供達は沢山居ますのでお疲れになられますよ」

 

 

「沢山居らっしゃるなら尚の事人員が必要のはず、ソレと様は禁止よ」

 

「うっ!?

 

 

………ア………アリス………殿」

 

「うーん………殿も何だがお堅いわね、やっぱり呼び捨てで」

 

「それはご勘弁を!!

 

いくら偽名とはいえアイリ……アリス殿を呼び捨てなど私には出来ません!!」

 

 

「アナタとセレナさん以外は本名も呼び捨てよ?

 

ねぇナマケロ」

 

『ナンマケェ♪』

 

「本来ならあの連中の呼び捨ても辞めさせるべきなのですよ!!!!」

 

 

「ワタクシは構いません」

 

『アイリス、もう少しで孤児院に着くロト』

 

「ありがとう、さぁ子供達が待っているわ

 

行きましょう、ティアラ♪」

 

『ティア♪』

 

 

 

 

 

「あぁちょっと!!

 

 

はぁ………何故こんな事に」

 

『リオリオ、ルッカ!ルカッリィ』

 

「早く行け見失うぞとオーティスから苦情が来ているだと………分かってると伝えろ!!!」

 

『ルカリィ!?』

 

 

 

 

 

 

 

邪神ウォルバクとダークライとの戦いから一週間が経過、秋風吹くアクセルにて

 

ダクネスとルカリオは、ティアラの手を取り走り去る帽子を被った少女を追い掛ける

 

 

 

何故彼女達がこんな事になっているかというと、時間は数日前に戻る

 

 

<早朝、王都のとあるホテル>

 

 

「今度は何処のどいつだ!?

 

アイリス様が此処に居る事を外部に漏らしたのは!!!!!

 

警備員か!?それとも客か!?」

 

「クレア様落ち着いて下さい!!!」

 

「コレが落ち着けるか!!!

 

そのせいで」

 

ガチャ

 

 

 

 

「アイリス様は何処だ!?」

 

 

「ジャイアント新聞です、アイリス様に是非直接インタビューを」

 

「アレだけの軍勢や、此処に居られるベルセ王や他のベルゼルグ王国の王達が居たにも関わらず大展示会を襲撃され挙げ句の果てには王都が破壊される等

 

一体皆様は何をされていたのですか?」

 

 

「黙れ庶民が!!!

 

言っておくがワシは部下を含め最後まで戦場に居たんだ、さっさと逃げ出した王都の奴等とは違う!!!!!

 

 

王女よ!!!!

 

ワシらにまで庶民がこの様な誹謗中傷の攻撃をして来るぞ、この責任をどう取るおつもりだ!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バタン

 

 

「このホテルにも、うるさい連中が蟻の様に押し寄せて来たではないか!!!

 

というか何が最後まで戦場に残っていただ、あんなデカイ奴と戦えるかと部下よりも真っ先に逃げていたではないかあのジジイが!!!!」

 

 

「聞こえたらマズいですよ!!!」

 

 

『このドアには防音効果があるので、外に漏れる心配はないが』

 

「そうですけど!!」

 

「えぇい放せレイン!!

 

アイリス様はアレから寝る間も惜しんで住む家を無くした者達が居る避難先のホテルや宿に、1人1人残らず全員に謝罪しに周り終えて疲労困憊だというのに

 

 

尻尾を巻いて逃げた連中があんなバカ騒ぎなど絶対許さん!!!」

 

 

 

 

 

 

 

「………はぁ……はぁ……はぁ」

『…………』

『ルカリィオ……』

 

 

「ご安心くださいませアイリス様

 

 

ベルゼルグ王家の懐刀として、アイリス様が言われる必要の無い非難や苦情を口ずさむ奴等に天誅を下して来ます!!!!!!」

 

「ダスティネス卿お止めを!!!!!!」

 

「ダスティネス卿!!私も加勢させて頂く!!!!!」

 

「だからクレア様も止めてください!!!!!!!

 

 

オーティスさん止めるの手伝ってください!!!!」

 

『了解した』

 

 

 

 

 

『???』

 

「ワタクシは大丈夫よ……でも、外でアレだけの方々が騒がれると」

 

 

 

コンコン

 

 

「ホテルの者です、少しお話があるのですが入ってもよろしいでしょうか?」

 

 

『………………フロントに居た者で間違いない、開けても大丈夫だ』

 

「ありがとうございます……お二人共どうか冷静にお願い致しますね、今開けますね」

 

 

ホテルの人間を偽り中に入ろうとする者が昨日居たので、オーティスにドアの外を透視して貰いホテルの人間かを確認し終え、更には今にも外に居る連中に噛み付きそうなぐらい興奮している自分よりも貴族の地位が高い剣士とクルセイダーを落ち着かせながらレインはドアを開ける

 

 

 

「失礼致します」

 

 

「話とは………何でしょうか」

 

何を言われるかは、おおよその検討が付くが念のため話の内容を問う

 

「ア……アイリス様や貴族の皆様に、こ……この様な事を……言うのは非常に申し訳ないのですが……そ………その」

 

 

「他のお客様達にご迷惑………ですね」

 

冷や汗を滝の様に流し明らかに言いにくそうにしているスタッフに代わり、アイリスが申し訳なさそうに口を開く

 

 

 

「あぁいえ!!!!

 

 

そ……そんな迷惑だなんて……あああ……ありませんよ……ただ………ウチの様な……三流ホテル如きでは、アイリス様が……泊まられる場所としては……身の丈に合わないのではと」

 

「正直に言っても構いませんわ、ご迷惑をお掛けしているのは自覚して居ます」

 

 

「あ…………あ……………はい……そうです、他のお客さんからもウルサイや迷惑だ出ていけと苦情が……ヒィィ!?」

 

 

「クレア!!剣をしまいなさい」

 

「………………分かりました」

 

 

「す……すみません……」

 

 

「謝るのはワタクシの方です、アナタ様やホテルの皆様は何も悪くはありませんわ

 

かしこまりました、直ぐに此処から出ます」

 

「あ……ありがとうございます!!!」

 

 

「レイン、外に居る皆様にワタクシは今から違う場所に行く事を伝えて」

 

「わ………分かりました」

 

 

 

 

 

「アイリス様………」

 

「今度は何処に行こうかしら、そうだ!

 

サトシが旅をしていた時みたいにテントという物を使って野宿」

 

「それは絶対にダメです!!!

 

 

(アイリス様とティアラのプニプニお肌が虫刺されによって汚れていくなど………耐えられないぃぃぃ!!!!!!!!!!)」

 

 

「………………そうだ!!」

 

『リオリオ、ルッカ?』

 

「良い方法を思い付いたんだ、アイリス様

 

王都が復興する迄の間、遠くに雲隠れなど如何でしょうか?」

 

 

「雲隠れ?」

 

『???』

 

「何を言うダスティネス卿!?

 

雲隠れなど卑怯者がする行為、それをアイリス様になされと言うのか!?」

 

 

「このままでは周りの者達に迷惑が掛かります、ソチラの方が寧ろアイリス様を傷付けてしまう

 

なので、ほとぼりが冷める迄は遠くに隠れた方が得策のはず」

 

「ですが」

 

『私は賛成だ、この近くにあるホテルや宿は全て埋まって居る

 

このままでは本当に野宿だ...……私もクレア殿と同じく、妹やトレーナーのアイリス王女を野に晒したくはない』

 

「うっ…うぅ………分かりました、しかしダスティネス卿

 

雲隠れするにしても一体何処に?

 

今回の事件はベルゼルグ王国全体に伝わっていますので、何処に行こうにも騒ぎが起きるはず………まさか国外に!?」

 

 

「いえ私の実家です、我が家の者達は口が固いので文屋に漏れる恐れはありません

 

アイリス様の為ならば父も喜んで承諾するはず、どうでしょうかアイリス様」

 

「………………分かったわ、ではお言葉に甘えさせて貰うわねララティーナ」

 

 

「はい、ではレイン殿に早速」

 

「でも泊まるのはアナタのお家じゃないわ、別の場所が良いの」

 

 

 

「………はい?」

 

「ダスティネス家がワタクシ達の懐刀なのは有名、だからきっとアナタのお家にも人が集まると思うわ

 

だから別の場所に行きましょう」

 

 

「では何処に……………あっ!?

 

ま……ま…まさかと思いますがアイリス様………奴の屋敷………などとは言わないですよね!?」

 

 

「今から確認して見るわね

 

 

 

ティアラ、もし承諾してくれたらカズマお兄様達のお屋敷にお泊まりが出来るわよ♪」

 

『♪♪♪♪』

 

 

 

「やっぱりぃぃぃ!!!!!!」

 

 

「待ってくださいアイリス様!!!!!

 

やっぱり野宿に致しましょう!!!!」

 

 

 

『……………………前途多難だな』 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勿論直ぐに

 

 

オッケー

 

 

 

という返事が来て、レインのテレポートによりアクセルに来たアイリスご一行は暫くの間カズマの屋敷で暮らす事に

 

 

 

 

それから数日が経った現在

 

 

 

 

<アクセルの空中>

 

 

「どんな状況だ?」

 

『孤児院に到着した様だな』

 

「お怪我は?」

 

『全員していない』

 

「周りに怪しい者は?」

 

『今の所は大丈夫だ』

 

 

「我々の事は?」

 

『バレていない』

 

 

「よし、何か合ったら直ぐにダスティネス卿達に知らせてくれ」

 

『了解した

 

 

 

 

 

 

 

所でクレア殿、そんなに強くしがみ付かなくとも落ちる心配はない楽にしても構わんぞ』

 

「わ……私は高い所が苦手なんだ………それと私はエクレだ、空とはいえ念の為だ間違うな」

 

『おっとそうだったな……すまない、ではエクレ殿

 

高い所が苦手ならば見張りは私に任せ、命令通り屋敷で待機してはどうだ?』

 

「断る

 

いくら側にダスティネス卿達やナマケロが居るとはいえ、主君が出掛けられているのに留守番する騎士が何処に居るか」

 

 

『……………その主君に外出禁止を命じられているのにか?』

 

「…………それはお前もだろう、現場は見ていないが昨日ティアラにぶつかった男をタコ殴りにしてしまい暫く外出禁止と言われていたではないか」

 

 

『………タダぶつかっただけなら1発で許すが

 

奴はぶつかって倒れる妹の汚れ無き手を、土や泥まみれの汚れし手で触ろうとしたんだマダマダ殴り足らん!!!』

 

「それは許せんな!!!

 

 

アリス様とティアラに可愛いねと近付き、ポケットから出した謎の物を食べさせようとしていた者達と同レベルの犯罪だ!!!!」

 

『なっ!?

 

私が留守の間にそんな事が!?』

 

 

 

 

 

<アクセルのとある孤児院>

 

ダスティネス家はベルゼルグ王国の数ある貴族の中で懐刀と呼ばれる程、王家に信頼されているのは実力の高さだけでなく

 

「あっ! ララティーナお姉さんだ!!」

 

「お姉ちゃん♪」

 

「久しぶりだな皆、良い子にしていたか?」

 

 

親を亡くし孤児となった子供達の為の施設を設立し、援助を行う慈善活動を積極的に行っているのもあった

 

アクセルの元領主に借金が合った時期も、孤児院への工面だけは何とか行う程の熱心さは他の貴族には真似出来るものではない

 

 

 

「ルカリオ、ドッジボールやろうぜ!」

「今度は負けねぇぞ!」

 

『リィオ♪』

 

「ダメ! ルカリオちゃんはアタシ達とおままごとするの!!」

 

「そうよ!」

 

「ドッジボール!!」

 

「おままごと!!」

 

『リィオリ!!ルッカリィオ!!』

 

 

『ストップ!!

 

ケンカしちゃダメロト、時間はタップリあるから両方ヤれるロト

 

どっちが先かはジャンケンで決めるロト』

 

「うん!」

 

「ちぇっ……分かったよ」

 

 

娘のダクネスもルカリオとロトムを連れ2週間に1度のペースでアクセルにある孤児院に顔を出し、子供達に勉強を教えたり遊んであげるといった孤児院のスタッフ達の手伝いを行っていた

 

「中々来れず申し訳ありませんでした園長先生」

 

「いえいえ、本来なら私達職員がやる事ですのでお気になさらず

 

ただ、皆ダスティネス様とルカリオちゃんとロトムちゃんが来なく寂しがっていたましたので

 

今日は沢山遊んであげてくださいませ」

 

 

何時もの格好ではなく、黒いタイトスーツとYシャツ姿の如何にも教師といった格好をしたダクネスは

 

白髪の優しそうな老婆に向かい、此処最近は色々と忙しく中々手伝いに来れなかった件で頭を下げる

 

 

「勿論

 

 

それと今回私の知り合いが………どうしても手伝いたいとの事でして」

 

チラリと後ろに居る本来の姿のティアラと、鍔が白で中央に黒字でCと大きく書かれた赤い帽子を被った白のカーディガンとチェック柄のスカート姿の少女を見る

 

 

「アリスと申します、此方はティアラ

 

我々はララティーナとは友人でして、是非お手伝いをしたく参りました」

 

 

「おやまぁ可愛いお嬢さんですね、お隣の子はルカリオちゃんとロトムちゃんと一緒でダスティネス様のお仲間のモンスターですか?」

 

 

「えぇ……そうです

 

 

(園長先生、出来るならば此処で断ってくれないだろうか)」

 

 

「では安心ですね、よろしくお願いしますアリスちゃん ティアラちゃん♪」

 

 

「はい♪」

 

『ティア♪』

 

 

 

「(ダメか………元気が有り余ってる子供達の相手をすれば必ず服が汚れる、いや下手をすれば怪我だって有り得る

 

 

もしそうなったら上空の観察者達が何をするか………)

 

何とかして我々でカバーせねば、ナマケロ……もしアリス殿に何か合っても頼むからお前は観察者達と同じ事はしないでくれよ」

 

 

『ナマケナ、ナンマケナン、ナマナケマ』

 

『任せな、ガキ達の相手すりゃ怪我ぐらいすんのは仕方ねぇだってロト』

 

 

「おぉ……そうか……以外だな

 

アイリス様の事ならお前もクレア殿と同じくムキになると思ったが、以外と冷静とは」

 

 

『……………ナマケナン、ナマナマケ』

 

『ヤりたい事を自由にさせてヤるのが愛だってロト』

 

 

「………………………頭でも撃ったか」

 

 

『ナァンマ!!!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お姉ちゃんララティーナお姉ちゃんのお友だち?」

 

「えぇ」

 

「じゃあお姉ちゃんもアタシ達のお友だち♪」

 

「ありがとう♪

 

 

(カズマお兄様のお気持ちが分かります、ティアラやこめっこちゃんにも言われていますが………お姉ちゃん呼び………やはり素晴らしい響きです♪)」

 

「なぁ、お姉ちゃんもドッジボールやろうぜ」

 

「ドッジボール?」

 

『ルカ、ルカァ!』

 

『この線より手前のエリアから、今のルカリオみたいにボールを投げて向こうのエリアに居る人に当てるロト

 

そして当たった人は外に行き、最後までエリア内に人が居るチームが勝つってルールのボール遊びロト』

 

「へぇ面白そうね、私達もやりましょうティアラ」

 

『ティアラ♪』

 

「この子ティアラって名前なの?

 

可愛い♪」

 

『ラティアティ♪』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ムッ!?

 

 

マズいぞクレア殿、ティアラ達がドッジボールをするつもりだ!!!』

 

「何だソレは?」

 

 

『互いに攻撃を行い、攻撃を食らった者だけでなく少々カスった者にすら敗北者という烙印を押し付け陣地から追い出し、最終的に敵地を廃墟にするという恐ろしい遊びだ』

 

「本当に何だソレは!?

 

あの孤児院では戦いを遊びで教えるのか!?

 

いやソレよりも、そんな危険な遊びをアイリス様…アリス様とティアラがやるだと!?

 

ダスティネス卿は何故止めに入らないのだ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの子達だけでなくティアラちゃんやホゲホゲ君とカナール君と、可愛いくて人に慣れてるモンスターの子達に会えるなど長い時間を過ごして来ましたが初めての経験ですよ」

 

 

「あの子達は普通のモンスターではありませんからね、所で園長先生

 

そのホゲホゲ君とカナール君は何処に?

 

我々が来れなかった間、代わりに子供達のお世話や職員の手伝いをしてくれるモンスター達だと手紙に書いていたので、是非お礼が言いたいのですが」

 

「確か2人共オヤツを探しに外に」

 

 

 

 

 

 

『どうやら孤児院の園長と話をして気が付いていない様だ」

 

 

「ならば早く止めるようルカリオ殿にテレパシーを送れ!!!」

 

 

 

「今日こそ絶対避けて返り討ちにしてやるからな」

 

『リィオ、ルカァリオ』

 

 

 

 

『彼女は今ドッジボールにヤル気満々になっていて、聞く耳持たずだ』

 

「その様な危険な遊びをヤルというのに、ヤル気満々なのか!?」

 

『このままでは2人が危ない..…』

 

「………えぇい降りろオーティス!!止めに向かうぞ!!!」

 

『だがそうなれば我々にアリス殿の雷が』

 

「責任は私が取る!!

 

ソレよりもアリス様とティアラの身を守るが何よりだ急げ!!」

 

『分かった

 

 

 

 

(すまないクレア殿、ドッジボールはソコまで危険な遊びではない

 

 

 

 

だが遠慮を知らぬ人間の子供の投げるボールが、もしも愛らしく宝石よりも輝かやかしいティアラの顔に命中したら…………嫌だぁぁぁ!!!!!

 

 

 

もしティアラやアイリスから外出禁止の件をツツカレても、クレア殿に乗せろや止める様に命令されたと言えば私の罪は少々だが軽くなるだろう)

 

もう地上だ、降りる用意を』

 

ムギュゥ

 

『熱ちぃぃぃ!?』

 

「わわわ!?どど!どうした!?」

 

スチャ

 

 

『ふぅーふぅー……な...…何か熱い物を……ふぅー腹で踏んづけてしまった様だ』

 

「あぁコレか……黒焦げのリンゴ?」

 

何とか地上に降りたクレアがオーティスが息を吹き掛ける腹を見ると、黒焦げとなったリンゴがクッ付いており払い除ける

 

 

「子供が焼きリンゴを作ろうとして失敗したのか?」

 

 

『ホ………ホゲェ……』

 

 

「ん?」

 

下を見ると、丸っこい赤色の肌をし頭から左右で長さが違う光る毛を生やした小さな生き物が

 

ぺしゃんことなった黒焦げのリンゴを見て涙を流す

 

 

「な...…なんだ…?」

 

 

「なに今の声?」

 

「入口から聞こえたよ」

 

「…………今の声は」

 

『ティアラティア!!!!』

 

『はっ!? 退却するぞクレア殿、ティアラとアリス殿が此方に来ている、このままでは外出禁止がバレてしまうぞ!!!』

 

「何を言う、ドッジボールという危険な遊びを止めるが先だ」

 

『良いから乗れ!!』

 

「あぁ待て!!!アリス様ぁぁぁぁ!!!!」

 

『叫ばないでくれ!!!』

 

 

猛ダッシュで空の彼方へと飛んでいく

 

 

 

 

「オーティス!! エクレ!!

 

アナタ達お屋敷から……………逃げたわね」

 

『ティアラティ、ティアティ?』

 

「追い掛けなくて良いわ、もぉ~アレだけ心配しないでって言ったのに」

 

「アリス殿、どうか穏便に済ましてあげてください」

 

 

「ララティーナ……アナタ知ってたのね、2人が監視していたのを」

 

「はぅ!?」

 

慌てて自らの口を塞ぐが時既に遅しであった

 

『ホゲェ………ホゲェ………』

 

 

「「ん?」」

 

『ナマ?』

『リオッ?』

 

 

先程の生き物はオーティスが飛んで行った方を見ながら涙をポタポタと落としていく

 

 

 

「もしかしてポケモンかしら?

 

HEYロトム」

 

『……………レーダーに反応無しロト』

 

「ではモンスターでしたか」

 

 

「もしやこの子が」

 

 

 

 

「どうしたのホゲ君!?」

 

「何で泣いてんだ!?」

 

 

騒ぎを聞き付けた子供達が、泣いている生き物の側に集まっていく

 

 

すると其所に

 

 

『ワッス!!』

 

「「カナール君!!」」

 

 

 

「鳥………かしら?」

『ティア?』

 

 

泣いている生き物や子供達の前に、何処からともなく前髪が持っているバナナの房と同じ形をし頭と足が水色で白色の体をした鳥が現れる

 

 

 

『ワスワ、クゥワァ!』

 

『ホンゲェ~♪

 

ホゲ!!!』

 

鳥がバナナを半分に割り地面に置くと、泣いていた生き物は直ぐに泣き止み口から炎を吐き出しバナナを黒焦げにする

 

 

「何だお腹減ってたのね」

 

「良くやったぞカナール」

 

 

『クワァ♪』

 

 

 

 

 

「園長先生、あの子達ですか?」

 

「はい」

 

 

 

 

『クゥワァク、クワクワァク?』

 

『モグモグ

 

ホゲ、ホゲホーゲホゲ』

 

 

『クワァ!? クゥワァクゥワクワク!!!』

 

 

『ありゃりゃ……』

 

「どうした?」

 

『あの子が食べようとした焼きリンゴを、空からやって来たラティオスが踏んでしまって台無しになったみたいロト』

 

 

「えぇ!!」

 

「可哀想……ホゲ君、焼きリンゴが大好きなのに」

 

「そのラティオスって奴ゆるせねぇ!!」

 

 

「…………………ごめんなさい、新しいリンゴは直ぐに用意するわね

 

ソレと、後で必ず焼きリンゴを台無しにした子に謝りに来させるから」

 

『ティア……ティアラティ』

 

『ホンゲェ? ホゲホゲ♪』

 

 

 

 

 

 

『オーティス後で叱られちゃうね』

 

『クレアさんもロト』

 

『まぁ外出禁止だってのに約束破ったアイツらが悪いんだ同情すんなよ

 

所でロトム、ルカリオ

 

俺ら何でアイツらの言ってる事が分かったんだ』

 

『………そういえば』

 

『かなり前にマフォクシーがキツネ型のモンスター、ピカチュウがネズミ型のモンスターと話せたロトが』

 

『あの子達……鳥と…………何か分からないけど、僕らと似てる生き物じゃないし何でだろ?』

 

 

『…………なら答えは1つだな、おいルカリオ

 

ダクネスにアイツらをボールに入れろって頼んでくれ』

 

 

『ボールにって………ポケモンなのあの子達?』

 

『でもアチシのレーダーに反応が無かったし、図鑑のデータにもないロトよ』

 

『ピカチュウの奴が言ってただろ、アイツらパルデアって地方には行ってねえって

 

アイツらがパルデアって場所のポケモンなら、お前の中にアイツらが居ないのも頷ける』

 

 

『なるほど……可能性は高いロト、このレーダーは図鑑に乗ってるポケモンにしか反応しないロト』

 

 

『あぁでも……今日は先生の衣装に着替えたから、ボール持って来てないよ』

 

 

『しゃあねぇ、訳を話して屋敷に戻るか

 

アイツらゲットして教会に』

 

 

 

 

 

 

「美味しい♪」

「このイチゴ凄い甘い♪」

 

「アタシ達の分もありがとうカナール君♪」

 

『クワァ♪』

 

 

「ホゲ、今日ムチャクチャドッジボール上手い奴が来てんだ

 

一緒に戦おうぜ」

 

『ホゲホゲ♪』

 

 

 

 

『………………………』

 

『『ナマケロ?』』

 

 

『…………どっちでも良いからよ、あの婆さんにアイツらと各々1番仲の良い奴が誰か聞いてくれ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃

 

<カズマの屋敷のリビング>

 

「498!! 499!! 500!!!!

 

はぁ……はぁ……ありがとうバルスリン……降りて良いよ」

 

『バケチャ』

 

 

 

『ピッ! ピッ!! ピッ!!!!!

 

ピィ……ピィ……ピカァピカ』

 

『ンニャァ』

 

 

 

 

「毎日毎日、アナタ達やダクネス達は良くもまぁ飽きずに腹筋やスクワットにランニングが出来ますね」

 

 

「基礎トレーニングは……はぁ…はぁ…大事だからね」

 

「4時間連続は基礎の範囲をとうに越えてますよ!!!」

 

「でもコレぐらいやらなくちゃ………ダークライには勝てたけど、アレはめぐみんや皆の力を合わせてだったし

 

それにパスチャーの奴が……あかいくさりを持ってるなら……もっと鍛えないと」

『ピィカァピ』

 

 

「ポケモンの力を封じ込める鎖でしたね、全く厄介なアイテムを作ってくれましたよ

 

良いでしょう良いでしょう、基礎トレーニングが終わったのなら次はダークライを沈めた我らがバトルの特訓をしてあげようではないですか」

 

「オッケー! じゃあバルスリンが戦うなら、また壊れても大丈夫な場所を探さないとな」

 

『ピィカァ!? ピカピカチュ?』

 

「当たり前だろ、バトルするならこだまりハチマキを巻いてテラスタルする本気のバルスリンと戦わないと」

 

『……………チャァ』

 

あんな兵器レベルの爆発をどう防げば良いんだと、本気で頭を悩ませるピカチュウ

 

 

 

「今日も重石役お疲れ様ですバルスリン、ちょむすけ

 

早速バトルに行きますよ」

 

 

『ニャァ~』

 

『うん』

 

【バルスリンちゃん、両足がサトシ君の汗で濡れてるわ

 

先ずはシャワーを浴びに行ったらどうかしら?】

 

 

『分かってるわよ、一々アナタに言われなくても自分の体なんだから』

 

【あぁダメよ、そのまま歩いちゃ汗が絨毯に染み付くからタオルで吹くか飛んで行きましょう】

 

『アナタは私のお母さんなの!?』

 

 

「わっ!? どうしました急に叫んで!?」

 

 

『あっ...……な...…何でもない、シャワー浴びて来るね!!』

 

「あぁ……はい………さいきん大きい独り言が増えましたが、大丈夫でしょうか……」

 

『ニャア~』

 

邪神ウォルバクの魂を食らい体内に閉じ込めたバルスリンだったが、ウォルバクと会話が出来るのは彼女が他の者にテレパシーを使わない限りは自分だけなので

 

最近、独り言を呟く……いやまるで見えない誰かと会話をしているのをめぐみんに心配されてしまう

 

すると、そんなバルスリンと入れ替わる様に

 

「うーん…………どうしよう」

 

手に持つノートを睨むセレナがリビングにやって来る

 

「どうしたんだセレナ?」

 

「あ………えっとね」

 

「おや、ソレはカズマが毎日つけている家計簿じゃないですか?」

 

 

「そうよ………嫌な予感がして、マフォクシーにカズマの部屋から取って来て貰ったの」

 

『フォクフォク』

 

「「嫌な予感?」」

 

『ピィカァ?』

 

 

「アリスさん達が住む様になってからの出費額を見てくれる」

 

 

「……………げっ!? 何ですかコレ!?」

 

「俺達しか居ない時の5倍もお金を使ってたのか!?」

 

 

「まぁ当然だわ

 

 

 

ダクネスは見栄を張りたいからか最高級の食材に調理器具を買い込んだり、アクアはお偉いさん達が居るからって高いシュワシュワやミネラルウォーターを沢山買って毎晩イブと一緒に飲み漁ってるんだもの」

 

 

「グガァァ~♪グガァァ~♪グガァァ~♪」

 

『オシャァ~♪オシャァ~♪オシャァ~♪』

 

名前を出されてるのも知らず自室で爆睡中の女神と未来の神であった

 

 

 

「家計簿をつけているなら、一番金銭管理をしなくちゃいけない人は日曜大工に夢中だし

 

どうしようかしら」

 

 

「出来たぞ!!!」

 

「あぁカズマ」

 

「何が出来たんですか?」

 

 

「アリス専用の座椅子だ、アイツが来てからチマチマ作り続けていたのが遂に完成した!!!」

 

ゴトッ

 

「それ座椅子なの!?」

「どう見たって玉座にしか見えませんよ……」

 

めぐみんの言う通り、カズマがリビングの中央にセッティングしたのは

 

鍛冶スキルをふんだんに使い作り上げた、キラキラと輝く黄金の玉座で両手を置く部分が銀色で腰掛け部分はエメラルドグリーンとまるで宝石の様であった

 

『メッノォ♪

 

 

メノォォ!?』

 

「お前のじゃねよ!!!コレはアリスのだ!!!

 

アイデアくれた事には感謝するが座る権利はやらねぇよ!!!!」

 

『メンノメ………ふぅ~「ティンダァァ!!」メノォォ!!!!!!』

 

「フハハハハ!!!氷の女王様(笑)はワンパターンだな!!!」

 

 

「因みにカズマ、それの制作費はいくらかしら……凄く高そうに見えるんだけど」

 

「………………………安心しろ、ちゃんと家計簿を見て使える範囲内の金で制作……って!?

 

お前それ俺の家計簿!?

 

我が家の機密事項を勝手に覗くなよ!!!!」

 

 

「私はママだから家計簿を見る権利はあるわ……それでいくらなの」

 

「…………………コレぐらい」

 

右手で5、左手で0を作る

 

 

「50万エリスなの!?

 

凄いカズマ、こんなにキラキラでピカピカの玉座を50万エリスで作るなんて♪」

 

「いやいや絶対あり得ません!!!

 

どう見たって50万エリスで作れる品物ではありませんよアレは!!!!」

『ピィカァピ!!』

 

「そうなの?」

 

「いくらなの」

 

 

「……………………SSP来てくれ」

 

『ピカァ? ピッ……』

 

嫌々ながらもカズマの側に行く

 

「0を2つ作ってくれ」

 

 

『………………………』

 

ドン引きしながら彼の隣に立ち両手で0を2つ作る事で

 

5000が完成する

 

 

「「5000万!?」」

 

 

「日曜大工にドレだけ使ってるのよぉぉ!!!!!!!!!!!!」

 

「違うんだ!!!

 

本当は俺だって安く済ましたかったんだ、でも……………座椅子を渡した時のアリスやティアラの嬉しそうな顔を想像して行くうちに………手が勝手に工具を握り盛っちまって

 

足が勝手に材料調達に向かい

 

口が勝手に氷の女王様(笑)にアイデアを聞いちまったんだ!!!」

 

「…………………はぁ………もう作っちゃったんなら仕方ないわ、残りの残金から5000万が消えるのは痛いけど

 

まだ何とか切り盛りすれば」

 

 

「悪い…………ママ」

 

「良いわよ……その代わりお金を稼ぎに行くのを手伝って、ポケモンを探しに遠出するかもしれな」ゴトッ

 

「ん?」

 

 

「ティアラの分も作ったから、マイナス1億って書いといて」

 

「ブチッ!!!

 

 

あぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

『マフォクゥゥ!?』

 

 

「ひぃぃぃぃ!!!!」

『ピィィィィ!!!!!!』

『メノォォ!!!!!!』

 

 

「セレナ落ち着いて!!!!」

 

「はっ!?

 

う………うん」

 

ブチ切れ今にもカズマに殴り掛かりそうな所を、サトシに正面から抱き付く様に受け止められ冷静さを取り戻す

 

 

「い……良いぞ……ナイスだサトシ

 

 

ふぅ……愛の力は偉大だぜ」

 

「何をクサイ事言ってるんですか、どうするんですかコレ?」

 

「作っちまったもんは仕方ないだろ、アリスとティアラに使って貰うのさ」

 

 

「……………………ふん」

 

 

「な...…何だよ………言っとくけどな、出費に関してはお前は俺に文句言えねからな

 

こめっこ含めて3人だけで食費かなり使ってんだからよ」

 

 

「分かってます、だから座椅子に1億エリス使った事に私は文句は言いません

 

 

 

 

 

 

 

 

妹達には1億使ったのに…………私は0なんですか」

 

 

「…………………お………お金何とかしたら、な…な……何か使ってやるよ」

 

「約束ですからね」

 

 

バタン

 

そんな甘酸っぱい雰囲気を壊す様に屋敷の入口が開かれる

 

 

「おじゃまします………って!?」

 

「じゃますんぞ………おいおい!!」

 

 

「あぁリーン、ダストさん」

 

 

「さささ………サトシ何やってるの!?」

 

「えっと……ちょっとね」

 

セレナの正面からサトシが抱き付いており、リーンのかおが真っ赤になる

 

「ちょっとじゃないでしょ!!!

 

そうか……遂にそんな関係になったのね!!」

 

「????

 

何の事?」

 

「ダスト帰るよ!!!私達が居たらお邪魔になる!!!」

 

 

「昼間っから見せつけてくれんじゃねえかゴラァ!!!」

 

「何をですか?」

 

「なに年下に嫉妬してんの!!!」

 

「こんなガキ共がイチャ付くのは早いってのを人生の先輩として教えてやんだよ悪いか!?」

 

「悪い!!!」

 

「即答だな!?」

 

「「うるさぁぁぁい!!!!!」」

 

 

「おぉカズマ……居たのか」

 

 

「用がねえならさっさと帰れ!!!」

 

「せっかくの空気をブチ壊してくれやがりましたね、良いでしょう良いでしょう

 

お返しに爆裂魔法でブッ壊してあげましょうか!!!!」

 

 

「何の話だよ!?

 

アレか!!

 

サトシと爆裂怪力ママ達に俺がイチャモンつけた「うるさぁぁぁい!!!」ひでぶぅ!?」

 

『マフォクゥ!?』

 

「セレナ!?」

 

ダストの顔面に鮮やかな右ストレートが炸裂する

 

 

「ねぇ本当にどうしたの!?

 

確かに今の呼び方されるのセレナ凄く嫌がってたけど、殴るなんて初めてだよ!!」

 

「はぁ……はぁ……」

 

 

「ちょっと家庭の問題がありまして………サトシ、暫くの間セレナを抱いていてあげてください

 

そうすれば落ち着きますから」

 

「分かった!!」

 

 

「…………あぁソレで抱いてたんだ、何だそういう関係になった訳じゃないのか」

 

「まだ早いですよこの子達は、私と違っムグッ!?「そうだな!!早いよな」ムグググ!!!」

 

「……今めぐみん何を言い掛けたの?」

 

「それより何だよダストだけ連れて来るなんて!!

 

キースとテイラーはどうした?」

 

「2人はまだポケモンを捜索中、此処に来たのは遂に私ポケモンをゲットしたの」

 

「へぇ、良かったじゃねえか」

 

「誰をゲットしたの?」

 

「それが可愛い猫なんだけど、前にロトムに見せて貰ったポケモンの中には居なかった子なんだよね」

 

「「居なかった?」」

 

「だからどう呼ぼうか迷っちゃって、ソレでサトシやロトムなら名前を知ってるかなって聞きに来たの」

 

「猫とは興味がありますね、見せてください」

 

「うん、出て来て」

 

パン!

 

『ニャァハ♪』

 

リーンの持つボールから四足歩行の黄緑の肌をした愛らしい猫が現れる

 

 

「か……可愛い♪」

 

「でしょでしょ♪

 

クエストの帰り道で出会って、可愛いなぁ……でも見た覚えがないからポケモンじゃないのかな……でもワンチャンゲット出来ないかなってボールを投げたら入ってくれたの」

 

 

「うーん……確かに見覚えないな……」

 

『ピィカピィカ』

 

「お前らが知らないポケモンって事か?」

 

「そうかも……もしかして前にシトロンが仕事で行ったっていうパルデア地方のポケモンなのかな」

 

 

バタン

 

「只今戻りました」

 

「オヤツある?」

 

 

「おぉサニーさん、こめっこもお帰り

 

オヤツはママに聞いてくれと言いたいが…………うん……ちょっとだけ待っててくれ」

 

 

「ほーい」

 

 

「おや? お客さんですか?」

 

「えぇ、俺達の知り合いの冒険者です」

 

「…………ねぇねぇめぐみん、誰あのお姉さん?

 

凄い魔力だから魔法使いだろうけど……まさか新メンバー!?」

 

「いいえ、ダクネスの友達のアリスという少女のお世話係をしているサニーさんです

 

その子がダクネスに用事があるからか今我が屋敷に住んでましてね、ソレでお世話係の彼女ともう1人も泊まってるんですよ」

 

「そうなんだ……まぁだよね、魔法使いがもう2人……いやマフォクシーも入れたら3人も居るのにまだ増やすのかと思ったよ」

 

「姉ちゃんただいま」

 

「お帰りなさい、カズマが言ってましたがオヤツはママが冷静になるまで待っていてくださいね」

 

「ほーい、そうだ!

 

待機する前に今日の報告があります」

 

「よし聞こうではないか」

 

「はっ!」

 

(私と一緒にお出掛けした内容や話した事をお姉さんに報告するのかしら?

 

ふふ♪

 

やっぱり小さな子は可愛いわね軍人の真似しちゃうなんて♪)

 

 

「あの魔法使いの姉ちゃんのお家あんまり裕福じゃないって、それに貴族の地位?

 

それも下から数えた方が早いって、だからあの姉ちゃんが頑張って出世しようとしてるのに同僚の剣士の姉ちゃんバッカリ目立って全然うだつが上がらないんだって」

 

(ちょっ!?

 

何だか変な事まで聞いてくるなと思ったけど、お姉さんに報告する為だったの!?)

 

 

「ほうほう…………なるほどなるほど、うむ!

 

ご報告ご苦労であったぞ」

 

「はっ!」

 

 

 

(しかし私の愚痴なんかメモして……何の意味があるんでしょうか?)

 

 

 

 

「あっ、尻尾の姉ちゃん久しぶり」

 

「うん久しぶり、覚えててくれてありがとう♪

 

あれ? どうしたの?」

 

リーンに挨拶したと思ったら、直ぐにこめっこはサトシとセレナの元に

 

「ねぇねぇ茶髪の姉ちゃんと帽子の兄ちゃん達、遂にヤったの?」

 

「「『ぶぅぅ!?』」」

 

「ヤったって?」

 

『フォクシ、マフォク! マフォクシフォク『ピカピ!! ピィカァチュ!!』マフォマフォ!!!マフォクシ!!!』

 

「どうしたんだよ!? 何で急に喧嘩に!?」

 

 

 

「コラコラ……本人達に聞く事じゃありませんよ、因みにヤってませんからね」

 

「なんだぁつまんない、もしユリーカに会えたら教えてあげようと思ったのに

 

わたしの姉ちゃんが茶髪の兄ちゃんとヤったから、その流れに便乗して2人もヤったって」

 

「私達もまだヤってません!!!!!」

 

「まだとか言うな!!!!!!」

 

 

バタン!!!!

 

 

「わっ!?」

 

「なんだ!?」

 

勢い良くドアが開くと、クレアとオーティスが勢い良く中に入り座椅子に座る

 

 

 

「エクレ様………オーティスさん………まさかアリス様達の後を付けに行ったので」

 

 

「『行ってない』」

 

 

「はぁ………もう私庇え切れませんよ、昨日の時点でかなり怒っていたんですから」

 

「そうだそうだ、主人の言う事聞けないんならクビになっちまうぞ

 

ごめんなさい調子こきました……剣をしまってくだせぇ!!」

 

 

『お前達に頼みがある、もう少しすれば理由は知らんがティアラ達が帰って来る

 

なのでもしアリス殿に我々が外出したかと聴かれたら、出て行っていないと言ってくれ頼む』

 

 

「りゅうせいぐんを撃つ体勢では頼みではなく脅迫じゃないですか!!!」

 

『ギロッ』

 

「はい分かりました!!」

 

 

バタン

 

「皆すまない、モンスターボールを2つくれないか」

 

 

「ああん?

 

何だよ帰って来て早々、というか早すぎじゃね?」

 

「もしかしてポケモンを見付けたの?」

 

「あぁ、孤児院に居たんだ」

 

『しかもパルデア地方のポケモンロト』

 

『ピカッ!?』

「えぇ!? そっちも?」

 

「そっちも?」

 

「ララティーナ、ボールの前にちょっと待ってちょうだいね」

 

『ティアラティア!!』

 

そう言いながら、アイリスとティアラは座椅子に座り空のティーカップの取っ手を持ち飲んだフリをする2人の元に向かう

 

 

「エクレ……オーティス……ワタシとの約束を破ったわね」

 

 

 

「め………滅相も……ありません」

 

『私達は言い付けをキチンと守っていた、証人なら屋敷の者に聞いてくれ』

 

 

「…………カズマ様」

 

「…………………………居た」

 

知らない顔のリーンが居るので、アイリスからお兄様ではなくカズマ様と呼ばれるのは仕方ないと分かっているがソレでも距離が遠くなった呼び方にショックを受ける

 

「………サトシ」

 

「い…居たよ」

 

「……………セレナさんはお疲れの様ですし、めぐみんさん」

 

「い……居ましたよ」

 

「………サニー」

 

「わ……私は先程帰って来たばかりですが、確かにお二人とも居られました」

 

アイリスの後ろから全員にオーティスは圧力を掛ける

 

 

 

『コレで分かってくれたか、我々は屋敷から一歩も出ていない』

 

(良くもまぁアイリス様に対して堂々と嘘が付けるなコイツ………だが助かった、私だけなら威圧感で直ぐにゲロる所だった)

 

 

 

「その短髪の姉ちゃんもティアラの兄ちゃんも今帰って来たよ」

 

 

「『ぶぅぅぅ!!!!!!!』」

 

 

「本当こめっこちゃん?」

『ティアラティ?』

 

「うん」

 

「ありがとう♪

 

 

2人共」

 

『…………分かった認めよう、実はエクレ殿にどうしてもと泣き付かれ』

 

「貴様ぁぁ私を売るつもりか!!!

 

大体持ち掛けたのは貴様からではないか!!!」

 

『大丈夫だろうか、襲われないだろうか、拐われないだろうか等と

 

私を不安にさせる事を泣きながらずっとブツブツ言っていたではないか!!!』

 

「静かに」

 

「『……………』」

 

 

(一緒に暮らす様になったからか、アイリスの奴なんかセレナやめぐみんっぽくなってるな…………まぁおしとやか過ぎると変な虫が寄り付いた時に対処出来ないから良いけどよ

 

 

コレはコレでアリだし♪)

 

 

「色々と言いたい事はあるけど、先ずはオーティス

 

アナタには謝って欲しい子が居ます」

 

『謝って欲しい子?』

 

 

『ナママ、ナンマケナ』

 

「おぉお帰り相棒………何だその子ら?」

 

「「お……おじゃまします」」

 

『ホゲェ?』

 

『クワクワッ』

 

ルカリオの後ろに隠れる、小さな男の子と女の子が先程のポケモン達を各々抱っこしながら軽く会釈する

 

『孤児院の子供たちロト、ソレとさっき話したパルデア地方のポケモン達ロト』

 

 

「わぁこの子達も可愛い♪」

 

「ほぉ、この子達ですか

 

中々に可愛いじゃないですか♪」

 

「だよねだよね♪」

 

『あぁリーンロト、久しぶりロト』

 

「うん、久しぶりロトム」

 

『ロト?

 

何で冒険者ダストがこんな所で寝てるんだロト?』

 

「良いの良いの、起きててもウルサイから放っといて」

 

 

『ホゲェ!?

 

 

ホゲホゲ!!』

 

 

『ん?』

 

 

すると赤い肌のポケモンがオーティスに近付き

 

 

 

『ホゲェェェ!!!!!』

 

 

『のわぁ!?』

 

顔面に<ひのこ>を放たれ

 

 

『くぅぅわぁ!!』

 

『グハッ!!』

 

鳥のポケモンに頭を<つばさでうつ>で叩かれる

 

 

『な……何だ急に!?』

 

 

「もしかしてコイツか、ホゲの焼きリンゴ台無しにした奴って」

 

『ホンゲッホゲ!』

 

「謝ってあげてよね、あれホゲ君のオヤツだったんだから」

 

『クゥワァ!!』

 

 

『焼きリンゴ?』

 

「………あぁ! アレじゃないか、地上に降りた時にお前が腹で潰してしまった」

 

 

『あぁ……アレか』

 

 

「やはり外出していたのね」

 

「『………あっ!?』」

 

 

『ティアァァ!!!!ティアラティア!!!!!ティアティアティィア!!!!!』

 

 

『なぁぁ!?わわわ分かった!!!!

 

 

申し訳なかった!!!』

 

 

2体の小さなポケモンに、伝説のポケモンラティオスが土下座する珍しい光景が広がる

 

 

パシャリ

 

『コレはお宝写真ロト、永久保存しなくちゃロト』

 

「HEYロトム、後で俺のスマホに送っといてくれ」

 

『了解ロト』

 

脅しのタネが増え喜ぶカズマであった

 

 

【何だかリビングの方が騒がしいわね】

 

『騒がしいのは何時もの事、いい加減慣れたらどう』

 

【そう簡単には慣れないわよ、アナタ達の騒がしさは………あら?】

 

『あっ、ルカリオさん達もう帰って来たの』

 

『うん、あのポケモン達をボールに入れにね』

 

『わぁ!? し……知らないポケモンに……子が居る………かか……隠れなくちゃ!!』

 

 

『そういやバルスリン、初めての人が居ると恥ずかしがって隠れちゃうんだったね』

 

『最近は知り合いにしか会ってなかったし忘れてたぜ

 

 

しかしピカチュウやサトシもアイツらの名前知らないとなると、あのチビ達に何て呼ばせるか』

 

『もうホゲやカナールって名前を皆で付けてるし、ソレで良いんじゃないかな』

 

 

『あぁ……そうだったな』

 

 

【ナマケロくん】

 

 

『あん?』

 

 

『どうしたの?』

 

 

『いや何でもねぇ

 

 

 

 

なんだ?』

 

食器棚の後ろに隠れるバルスリンに近付き、彼女の中から自分を呼んだウォルバクに声を掛ける

 

【あの2体の名前、皆知らないのかしら?】

 

『あぁ、どうやら旅した事ない場所のポケモンらしい』

 

【そうなの

 

 

なら赤い子はホゲータ、鳥の子はクワッスよ】

 

 

『アンタ知ってたのか?』

 

【女神時代、アルセウスの手伝いに良くアナタ達の世界に行っていたから大体は知っているわ】

 

『よしバルスリン、お前から聞いたテイで話すから合わしてくれよ』

 

 

『う...…うん』

 

 

バルスリンが知っていたという事で赤い肌のポケモンがホゲータ、鳥のポケモンがクワッスという事を伝えるも

 

ルカリオの言った通り子供2人はホゲとカナールと呼ぶのは変えないという事になり

 

 

「はい、コレをホゲとカナールに投げてくれるかな」

 

 

「「うん!」」

 

サトシに渡されたボールを2体に投げ

 

 

パシュン パシュン

 

コクコクコク パン

 

無事ゲットに成功する

 

 

「コレでホゲもカナールも2人のポケモン、友達になったよ♪」

 

『ピィカピ♪』

 

 

「友達に?」

 

「うん」

 

 

「ちげぇし! 俺らはもう友達だ」

 

パァン!

 

 

『ホゲホゲェ♪』

 

「だよなホゲ」

 

パァン

 

 

『クゥワァ!』

 

「ありがとうカナールくん♪」

 

 

「そっか、じゃあもっともっと仲良くなれるよ♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「セレナを抱いてなかったら良いシーンなんですけどね」

 

「アイツ空気読んで早く正気に戻れよな」

 

「ウチのバカのせいで本当ゴメンねセレナ」

 

 

「では私とルカリオとロトムはあの子達を送って来る、アイリ…アリス殿はどうしましょうか?」

 

 

「……………付いて行ったら、また付いて来られそうなので

 

ティアラと一緒にお留守番するわ」

 

 

「『よし』」

 

 

「ん?」

 

 

「いい…いえ! 何でも」

 

『何もない』

 

小さな子供達と遊ぶという危険なクエストを主が辞退してくれ、小さくガッツポーズする

 

 

こうしてダクネス達が子供達やホゲータとクワッスを連れ、子供達に勉強や遊びを教えに向かうと

 

 

 

 

「挨拶が送れましたね、ワタシはアリス

 

ララティーナの友人で、訳あってカズマお兄様のお屋敷に住まわせて戴いております

 

宜しくお願い致します」

 

「こ……コレは御丁寧に、私はウィザードのリーンでセレナの友達です!!

 

 

(やっぱりララティーナちゃんってお嬢様なんだ、こんな小さいのに礼儀正しい友達が居るなんて)」

 

「まぁセレナさんの、ではゆんゆんさんとも?」

 

「うーん……友達ってほど私は喋った事はないですね、ゆんゆんはセレナとめぐみんと仲が良いですから」

 

 

「仲良くありませんよ!!!!!

 

誰があんな元ボッチと友達ですか」

 

【あら?

 

ゆんゆんはちゃんと上手くやっていますかね、頑張って欲しいって良く言ってたからお友達かなって思ったけど違ったの?】

 

『只の照れ隠しに決まってるでしょ』

 

 

「照れ隠しじゃない!!!!」

 

『しまった!つい口に!!』

 

 

 

「スミマセン、せっかくセレナさんに会いに来られたのにお邪魔する形となってしまい」

 

「いえいえそんなお気になさらず、ただこの子の名前を知りたくて来ただけですし」

 

 

「この子?」

 

 

「えぇこの子

 

 

 

あれ? あれぇ? 居ない!!!!!」

 

「おいおいまさか、ダクネス達が帰って来た時や出て行った時に外に出たんじゃ!!」

 

「えぇ!?」

 

「まぁ安心なさい、ポケモンとはいえ猫ですし

 

自由奔放に外をウロウロしたら家に帰って来ますよ」

 

 

「あの子ゲットしてから、まだ家に帰ってないから家の場所知らないよ!!!」

 

「じゃあ今すぐ探しに行こ!!

 

ルナさんから聞いたけど今の次期はジャイアントトードが冬眠前の餌を集めに活性化するって、もし町の外に出ていたらジャイアントトードに食べられるかもしれない!!」

 

「そんな!?」

 

「ジャイアントトード!?」

 

「わぁ!?」

 

「何処!? 何処!? 嫌ぁぁぁ!!!!」

 

「あ...…ご……ゴメンなセレナ、ジャイアントトードは居ないよ…名前を出しただけなんだ」

 

 

「本当!?」

 

 

「本当!本当!」

 

「本当ですから落ち着きなさい!!!」

 

 

「……………あぁ……良かった」

 

 

 

 

 

「アイツ、ジャイアントトードに何回も食われたんでトラウマなってんッスよ」

 

 

「ソレで………」

 

ポカーンとしてるレインにカズマが説明する

 

 

 

「ダスト起きて!!!あの子探すの手伝って!!!」

 

 

 

 

 

 

 

{シェイカーお願い!!! 早く何とかして!!!}

 

 

「うっ………うぅ」

 

 

「ダスト!!!」

 

 

「何ですか姫…………って!リーンかよ」

 

「かよって何よ!!

 

ソレよりも、あの猫ちゃん探すの手伝って!!!!」

 

 

「はぁ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<アクセル付近の草原>

 

 

『全くあのお屋敷に居ると、美しいワタクシのお耳にタコが出来ますわ』

 

屋敷から出て居たのは猫だけでなく、セレナがカズマに対しブチ切れた表情が恐ろしく逃げ出した『ふぅ』………

 

『逃げ出したのではなく避難と言いなさい、ソレとワタクシが脅える事などあり得ませんわソレも訂正なさい』

 

屋敷の者達がウルサイので避難した

 

 

コレで良いですか?

 

 

『よろしいですわ』

 

 

屋敷の者達がウルサイので避難したユキメノコ『ふぅ』今度は何ですか!?

 

『氷の女王様とお呼びなさい』

 

 

………屋敷の者達がウルサイので避難した氷の女王様もであった

 

 

『オッホホホ♪ 最近誰1人としてマトモにそう呼んでくれないので気分が良いですわ♪

 

しかしお屋敷にずっと居ては退屈でしたし、こうやって1人で散歩するのも悪くはありませんわね

 

 

あら? 確かこの土』

 

 

 

 

 

 

 

{ユキメノコさん見ててくださいね!!

 

この土を聖水で溶かし、形を整えて高熱の中に入れて数時間経てば

 

何とビックリ!!こんな立派な食器が出来上がるんですよ♪

 

世紀の大発見です!!コレは間違いなく売れますよ!!!}

 

 

{メッノメノ、メノメッメノ}

 

 

{えぇぇ!? ユキメノコさん知ってたんですか!?}

 

{メノメンノ、メッノメェ}

 

{ご近所さん達や常連さん達も!?

 

 

そ……そんな……商品作りに失敗した粘土をダメモトで焼いてみたら、食器になっていて大発見だと思ったのに………}

 

 

 

 

 

 

 

『まさか土ものを自分が最初に見つけたと勘違いするなんて

 

 

しかも他の方々に真似されないウチに沢山作ろうと、材料の土やら聖水を大量に買ったり立派な釜まで黙って用意したから

 

あのクソ悪魔に怒鳴られて殺人光線を食らわされてましたね………フフフ♪

 

 

あら? この葉っぱは確か

 

 

 

あっ! あの木の枝は

 

 

アレは

 

 

ソレは』

 

 

 

 

 

 

 

 

{それじゃあお疲れ様会始めるわよ!!

 

乾杯!!}

 

{アゥアゥ♪}

 

 

{ピカチュウ、お疲れ様}

 

{ピッピカチュ♪}

 

 

{手伝ってくれてありがとうマフォクシー♪}

 

{フォク♪}

 

 

 

{フッフフフ、バルスリン

 

今回の戦いは間違いなくアナタがMVPでした、なので今日は好きなだけ食らうのを許可しましょう!!}

 

{バケチャバ♪

 

ガツガツムシャムシャ ガツガツムシャムシャ

 

 

バケチャ!!! バケチャバン!!!!}

{どうしたんですか!?}

 

 

 

 

 

{あのダークライの攻撃………思い返すだけでも胸に来るモノがあった…実にしゃいこうだ……オホン!!

 

良く耐え抜いたなルカリオ}

 

{はぁ……はぁ……ルカァリィ♪}

 

 

{はいティアラ、皆を乗せてくれてありがとう

 

あーん}

 

{あーん

 

ティアラティア♪}

 

 

{フフ♪

 

はいオーティスも}

 

{私は良い、自分で食べられる}

 

{おっとそうでした、アナタは私じゃなくてティアラがやってあげるのよね}

 

{ティアティア}

 

{あーん♪}

 

 

 

 

{まぁ俺らも注意引いて頑張ったもんな}

 

{ナマナマ、ナンマケナマナマナン}

 

{だよな~お前は分かってくれるよな相棒}

 

 

 

 

 

 

 

 

ピッ

 

プルプル プルプル プルプル プルプル

 

{へぇ~お疲れ様会をやっているんですか、良いじゃないですか楽しそうで

 

私?

 

私とゆんゆんは会など開かなくとも心が通じ合っていますのでやってませんよ、やはり愛の力は偉}

 

ぷぅ~ぷぅ~ぷぅ

 

 

ピッ

 

プルプル プルプル プルプル プルプル プルプル プルプル プルプル

 

 

 

 

 

 

 

 

『……………ウィズさん…………まだ用事は終わらないのかしら』

 

『ンニャァ~ンニャァ~』

 

 

『おや?

 

確か……リーンさんって魔法使いの方が連れて来たポケモンだったわね、アナタこんな所で眠ったら風邪を引きますわよ』

 

『ンニャァ~ンニャァ~』

 

『起きませんわね、しかしワタクシに比べると落ちますが中々に愛らしき顔をされてますわね』

 

 

 

 

 

 

{ニャァ~♪}

 

{フフ♪ ユキメノコさんも、ちょむすけさんをお膝に乗せてみます?可愛いですよ、特に顎を撫でると}

 

{ニャニャ~ァン~}

 

{凄く癒されますよ♪

 

どうです?}

 

{メッ!? メノメノメッ!!}

 

{やらないんですか?}

 

 

 

 

 

 

 

 

『あの時はウィズさんにゲットされたばかりで、まだ彼女を怖がっていたから避けてましたが……ちょっと興味があるのですよね

 

よし』

 

チョコン

 

 

『ンニャァ~♪ンニャァ~♪』

 

『………………確かに癒されますわぁ♪』

 

 

 

{次はワタシの番よ!!!}

 

{嫌です!!まだニャルマーを抱っこしたいのです!!}

 

 

 

 

 

 

『っ!?

 

何です…………今の?』

 

『ゲェェ~ロ』

 

『あら? 確かジャイアントトードってモンスターでしたわね、ワタクシに何か御用で『ゲェェロ~』ふぅ』

 

『ゲロォ!?』

 

カチコチ

 

捕食しようと不意打ちに舌を伸ばしたジャイアントトードだったが、氷の女王様には通用せず氷人形にされてしまう

 

 

『オッ~ホッホホ♪

 

この次期のアナタ方は捕食行為に活性化していて危険だとウィズさんから聞いておりましたの、美しいワタクシを食そうだなんて罰当たりですわ』

 

『ゲゴォォ』

 

 

『あらお仲間が居たのかしら、逃げるなら見逃してあげても…………ガクガクブルブル』

 

振り返った氷の女王様の顔色が一気に青くなる

 

『ゲゴオォ~ゲゴオォ~』

 

 

氷らせたジャイアントトードの倍のサイズはある、この辺りの主と目が合う

 

 

 

『イヤァァァ!!!! 来ないで!!!!』

 

何故か巨大な生き物を異様な迄に怖がる為、氷の女王様は情けない声を出しながら逃走する

 

その時

 

 

『ンニャァ~♪ンニャァ~♪』

 

 

『はっ!? しまった!?』

 

 

自分が膝の上に乗せていた猫ポケモンを落としてしまい、急いで救出しに行こうとするが

 

 

『ゲェェゴオ』

 

 

『ひぃ!?』

 

主に脅え、どんどん後退して行く

 

『ゲェェ~』

 

主は氷の女王様を無視し、寝ている猫ポケモンに巨大な舌を伸ばす

 

 

 

 

『ふん!』

 

 

『ゲェェゴオ!?』

 

猫ポケモンを庇う様に、全身を鎧で覆い巨大なモヒカンの様な飾りが付いた兜を被った生き物が現れ

 

手に持つ立派な槍で、ブヨブヨの体をしたジャイアントトードの体を突き刺す

 

 

『あ...…あれは確かシュバルゴ』

 

『コチラの女性は無事だ、アナタもお怪我はありませんか?』

 

<きへいポケモン>シュバルゴは動きが止まった主を放り投げ、いまだに寝ている猫ポケモンを拾い上げ氷の女王様の元に

 

『え……えぇ助かりましたわ、褒めて差し上げます』

 

『それは良かった、しかしポケモンにやっと会えた……最後に見たのは気を失った時以来

 

しかも久しぶりに会うポケモンが、貴女<キジョ>の様な品格あるユキメノコとは私は運が良いようだ』

 

『あら見る目がありますわねアナタ、そうよ何を隠そうワタクシは世界一美しい氷の女王なのですわ』

 

『女王………失礼ながら、確かに貴女から品格を感じるが

 

女王というよりも姫が正しいかと』

 

 

『…………はぁ?

 

 

ちょっとお待ちなさい、姫だったら女王より位が下じゃないですの!!』

 

『いえ………私は今では影も形も失くなったが、とある王国の騎士長を勤める人間のポケモンでした

 

なので数多くの王族達を見て来た目や本能が言っています、アナタは女王ではなく姫……しかもまだ幼い』

 

『幼いって、ワタクシかなり生きて来ましたわよ…………あっ!?

 

まさかアレですの、コドオバだなんて言わないわよね!!!

 

まさかキルちゃんさんやカズマさん以外にも、その様な無礼な事を抜かす人が居るなんて

 

 

ワタクシはババアじゃありませんわよ!!!!!』

 

『落ち着かれよ、私は決してその様な目論見が合って言ったのではない!』

 

氷の女王様を宥めるシュバルゴ

 

そこに

 

「あっ!! 居たわ!!!」

 

「猫ちゃん!!!!」

 

セレナとリーン、その後に続きサトシ達とダストもやって来る

 

 

「ユキメノコ………そうかお前も探しに行ってくれてたんだな、ありがとう」

 

『ピィカァ』

 

『メノ?』

 

 

「カズマ、リーンのポケモン無事に見つけたよ」

 

スマホで別行動中のカズマに連絡を入れる

 

<おぉそうか、結構早く見付かったな>

 

「そうだね、良かったよ食べられてなくて………そうそう

 

ユキメノコが最初に見付けてくれてたんだ」

 

 

<氷の女王様(笑)が?

 

 

そういやアイツ、いつの間にか屋敷から居なくなってたな>

 

 

『メノォォ!?』

 

自分が抜け出した事に全く気付かれてない事を知りショックを受ける

 

 

 

「良かったよ無事でぇ!!!」

 

『ンニャァ~♪ンニャァ~♪』

 

今も寝ている猫ポケモン

 

「良かったわねリーン♪」

 

 

『フォクマフォ♪

 

 

 

マフォ? マフォク』

 

「どうしたの?

 

あっ! サトシ!! アソコにシュバルゴが居るわ」

 

 

「本当だ」

 

『ピカチュピ!!』

 

 

『シュババ?』

 

 

「何だ、あの鎧の奴もポケモンって奴か?」

 

「えぇ、HEYロトム……ってロトムはダクネスと一緒だ」

 

「私の図鑑でやるわね」

 

 

<シュバルゴ きへいポケモン むし はがねタイプ

 

 

鋼鉄の鎧で全身を守り、2本の槍で戦うポケモン

 

どれほど追い込まれても、決して折れず敵に挑む騎士道精神を持つ>

 

 

「へぇ……人間でもないのに騎士道ね」

 

 

 

 

『メノメンノ、メノメッノメーノ』

 

『フォクシ、マフォク

 

マフォマフォ、フォクシマフォ』

 

「そうなんだ、リーン!

 

この子がジャイアントトードに食べられそうになったのを、シュバルゴが助けてくれたんですって」

 

「そうなの?

 

ありがとう!!この子を助けてくれて」

 

 

『シュバ、シュババシュ』

 

ドン

 

礼を言うリーンに対し、槍が付いた左手を自信の胸に当て会釈で返す

 

 

 

 

 

「確かに立派な騎士だな、立ち振る舞いが絵になってやがる」

 

「ソレだけで分かるんですか?」

『ピィカァピ?』

 

 

「あっ!?

 

いや分かんねぇよ!!俺騎士じゃねえんだし!!!」

 

 

 

 

「ねぇシュバルゴ、もう気付いてるかもしれないけど此処はアナタが元々暮らしていた場所とは違うの

 

でも安心して私達はその場所に帰る方法を知ってるの、その為にはアナタをボールの中に入れたいんだけど……ゲットしても良いかしら?」

 

 

『シュバシュ?

 

シュババシュ』

 

 

『フォクマフォ』

 

「ありがとう♪

 

それじゃあ」

 

『シュバッ』

 

「ん?」

 

『バシュバシュッ、シュババッ』

 

『フォクマフォ、マフォクシッ』

 

「最後の頼み?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<その頃、サトシ達が居た場所の反対側のエリア>

 

『ティアラティ』

 

 

二手に別れリーンのポケモンを探していたカズマ達は、先程の通話で聞いたサトシ達が居る場所にティアラで向かっていた

 

 

 

「良かったですわ、リーンさんのポケモンがご無事で何よりで」

 

「だな、流石にあんな子猫がジャイアントトードに食われてたら……結構心に来る」

 

「子猫のポケモン………早く見てみたいかも」

 

「フフ♪

 

サニーも猫が好きですね……ん?

 

なんですかめぐみんさん?」

 

「近付き過ぎです」

 

ティアラの背に乗り移動している道中、カズマの背中にベッタリのアイリスの間にめぐみんが無理矢理割り込む

 

 

「移動中の席の変更は危険ですよ」

 

「そちらが勝手に席の場所を決めて発車させたんでしょ、とにかく………この席は………私の特等席なんです」

 

カズマの背中を掴み、恥ずかしそうな表情をアイリスに見せる

 

「…………………お兄様、もしやめぐみんさんと」

 

 

「いやいや違うから!!!!!

 

何時も爆裂魔法プッパして倒れるコイツを俺が運んでるから、ソレで背中が特等席って意味だよ!!!!」

 

「ムゥ」

 

「痛い痛い痛い!!!!爪立てんな!!!!!!」

 

【フフ……春ね♪】

 

 

『ティア? ティアラティア!!』

 

「おぉ着いたか、早いぞティアラ…………あん?」

 

ティアラが地上に降り、カズマ達も地に足を付ける

 

 

「あぁカズマ」

 

「……………何やってんだコレ?」

 

 

 

『…………………………』

 

「……………………………」

 

サトシとセレナとリーン達から離れた場所にて、鎧を着込んだ生き物とダストが互いに距離を取り各々槍を握り、にらみ合う光景が広がる

 

 

 

 

 

「えっとシュバルゴ……あの鎧のポケモンに、ゲットされる前に勝負がしたいって頼まれてさ」

 

 

「勝負って、ポケモンバトルではないんですか?」

 

 

「バトルじゃなくて決闘で戦いたいんですって」

 

「何かこの国に来てから凄腕の剣士や騎士達999人に勝って来たから、最後にキリの良い1000人目と戦ってから帰りたいんだって」

 

「「999人!?」」

 

『ティアラ♪』

 

 

「…………弁慶かよ」

 

 

「………………あの……まさかと思いますが、あのポケモンもダークライみたいに負かした者に何かやらかしたりとかは」

 

「大丈夫シュバルゴは何もやってないよ、あぁでも……勝利の証として鎧に刻まれた刻印部分を剥ぎ取らせて貰ってるみたいだけど

 

ほら」

 

『ピッ』

 

ピカチュウがシュバルゴから預かった皮の袋を開くと、大量の刻印や模様が描かれた鎧の欠片が

 

「勝った相手の武器を奪うね、マジで弁慶みてぇな奴だな」

 

「えっ!?

 

そ……ソレってラグニア家の紋章じゃないですか!!!」

 

すると、とある1つの欠片を見たリーンが驚き指を指す

 

「本当だわ……ではラグニア卿が負けたという事」

 

「そんなに凄い貴族なんッスか?」

 

「ベルゼルグ王国随一の槍の名手の一族で、その中でも現当主は歴代最強の実力者なんです

 

 

(だから大展示会に来なかったんですね、ラグニア卿プライド高い人ですから負けたのがショックで寝込んでたのかも)」

 

 

「よしダスト!!骨は拾ってやるからな!!!

 

 

あれ? アイツ何時も使ってる剣どうした?」

 

「最初は長剣で戦おうとしたら、あの子がソレは貴殿の魂ではないって止めて左手の槍を外してダストに渡したの」

 

「……………何だそりゃ?」

 

「しかし記念すべき1000人目の相手に、何故よりによってあのチンピラが?

 

サトシがやったら良いじゃないですか」

 

 

「俺は剣や槍で戦った事ないし、それにシュバルゴがダストさんが良いって」

 

「いやいや武器で戦った事がないハンデが合っても、あのチンピラよりかはアナタの方が戦いがいがあるでしょ」

 

「だよね……ダストってばメインの長剣も扱えてないのに、初めて扱う槍なんかじゃマトモに戦えないよ」

 

「いえ………あの方、かなりの腕前ですわ」

 

「えっ?」

 

「はい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『……………………………』

 

 

(…………コイツ…………全然隙がねぇ)

 

 

 

 

 

 

 

 

「初めて扱うというのに槍を持つ構えに無駄がありませんし、先程から全く動かないのも相手の隙を探っている証拠ですわ」

 

 

 

「………………ただ腰を抜かしてるんじゃないですかね」

 

「………………うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

(はぁ………めんどくさいから、さっさと負けて終わらせようと思ったのに

 

別物だがこうやって槍を握って、サシで相手と向かい合いいつ向こうが動くかを待つこのピリピリした緊張感………懐かしいぜ

 

 

出来る事なら、前の俺の時に会いたかったよ)

 

 

『シュバァ!!!!!』

 

(しまっ)

 

カキィィィン!!!!!

 

ゲゴオォ!!!

 

隙を付かれてしまい一瞬で間を取られ槍を弾かれる

 

 

 

 

「あぁ、負けちゃったか」

 

「まぁダストだしな」

『ピカピカ』

 

「2人とも……ダストさんに失礼だよ」

 

 

 

「フフ…………アレがかなりの腕前に見えたのなら、アナタはまだまだ冒険者としては甘いですね」

 

「むっ……………」

 

 

 

 

 

「いやぁ~見事に負けちまったぜ」

 

「仕方ないわよ、何かその子アクセル随一の槍の名手に勝つぐらい強いみたいだし」

 

「そりゃ勝てっこねぇわ、おいお前ら!!コイツ捕まえんだろ、ならさっさとやりな

 

そんじゃリーン、その猫見付かったんなら俺は帰って寝るぞ

 

今夜はどうしても外せない戦いがあるんだ」

 

「ダメよ何時も何時も負けて借金が増えてるでしょ、ギャンブルは暫く禁止!!」

 

「今日は勝てんだ!間違いねぇ!!」

 

『シュバァ!!』

 

「あん? なんだよ?」

 

帰ろうとするダストを、彼に貸し自らが弾いた槍を着け終えたシュバルゴが止める

 

 

『シュバァ、バァッシュ?』

 

 

『ピィ?

 

ピカチュピ、ピィカァチュピカ』

 

「何故手を抜いたって言ってます」

 

「はぁ?

 

手なんか抜いてねぇし寧ろお前が抜けよな、いくら俺様がアクセルNo.1とはいえ

 

そりゃ人間の中だけで、お前みたいなモンスターだかポケモンには勝てねえよ」

 

 

『シュバァ! シュババシュッバァ』

 

 

『ピィカピカチュ、ピカピィカァピィチュ』

 

 

「アレだけの集中力を、最後に何故途切れさせたのかって」

 

「………………そりゃお前疲れたからに決まってんだろ、ずっと睨めっこしてたら体力も集中力も減っちまうじゃねえか」

 

『………………………シュバ?』

 

するとダストの腰に目を止め

 

 

『シュバァ!!』

 

パシュン

 

「はい?」

 

「あっ……」

 

槍でダストの腰に付けられたボールを触り、シュバルゴはボールの中に入り

 

コクン コクン コクン

 

チン!!

 

捕獲に成功する

 

 

「ゲットした………いや……したってより、アレは」

 

「バルスリンと同じく自分から入りましたね」

 

 

 

 

「おめでとうございますダストさん♪」

 

「いやいや待て待て!!!おいお前なんのつもりだ!!」

 

パァン

 

『シュバ、シュッバァシュバァ

 

シュバシュゥバ』

 

『ピカァ!?

 

ピカピィカァチュピカ、ピかピカチュウ』

 

 

「本気の貴殿と戦い勝たねば真の勝利ではない、本気で戦うまで貴殿のポケモンとして側に居させて貰う……みたいです」

 

 

「はぁ!? ふざんなよ俺の意思ガン無視かよ!?

 

(リーンの猫みたいな可愛い奴ゲットして、貴族や金持ちに売ろうと思ったのによ!!!)」

 

 

「良いじゃない、その子強いんだし私達と一緒に高額クエストで戦ってくれるじゃない」

 

「……………よーし今夜は重要な戦いがあるから、明日から頼むぜシュバルゴ

 

ん?

 

っておい!? 何処連れてくんだ!?」

 

ダストを脇に抱えながら何処かに向かう

 

 

『シュバァシュバ、シュバァシュ』

 

 

『ピィカァピ、ピかピィカァチュチュピ』

 

 

「騎士たるもの戦いの前に休む事なかれ、大事な戦いがあるなら私と共に鍛えよう

 

一緒にトレーニングしようって誘ってます」

 

 

「待て待て!?

 

重要な戦いってのは隠語だ!!!ギャンブルの事だから鍛えようがねぇ!!」

 

 

『シュバ?』

 

 

「良いわよシュバルゴ連れて行っても、何なら明日まで鍛えてあげてちょうだい」

 

「ふざけんなぁ!!!今夜のレートは高いんだぞ!!!」

 

 

『シュバ、シュバシュバァ』

 

ドン

 

左手を自信の胸に添えリーンに対し会釈で返し、シュバルゴは森に

 

 

向かう前に

 

 

 

『なにかしら?』

 

ユキメノコの前に

 

 

『先程の件の謝罪に』

 

『先程の………あぁコドオバの事ですわね』

 

『私は決してその様なつもりで言ったのではない

 

だが理由はどうあれ、貴女にとって何やら気になされていた事の様だ

 

心より深く御詫び申し上げる』

 

『………良いですわ許してあげます、その代わりワタクシの事は氷の女王と呼ぶのですわよ』

 

『感謝します氷の女王、では私はコレで』

 

 

 

「待てぇぇ!!!

 

カズマァァァ!!!助けてくれぇぇ!!!!」

 

 

「朝帰りすんじゃねえぞ!!!!」

 

 

「どういう流れで朝帰りすんじゃボケぇぇ!!!!!!!」

 

こうしてダストの叫び声は段々と森の奥へと消えていった

 

 

 

 

「行っちゃいましたね……」

 

 

「いやー助かったよ、あのまま今夜のギャンブルに行かせないように捕まえてて欲しいな

 

 

ねっ」

 

『ニャァ♪』

 

いつの間にか起きていた猫がリーンの頭の上に座る

 

 

「か……か…可愛い♪」

 

「その子がリーンさんのポケモンですか、確かに可愛い猫ですね♪」

 

「でしょでしょ、良かったね褒めて貰えて……あっ

 

そう言えば、この子の名前ロトムに来くの忘れてた!!!」

 

 

「でもホゲータやクワッスもロトム知らなかったし、この子も知らないんじゃないかな」

 

『…………バッケチャ』

「どうしました?」

 

『バッケチャ……バケチャバ』

 

「おぉ!!またしても知ってましたか、偉いですよバルスリン!!

 

最強のポケモンの称号だけでなく、天才の称号も得ようとするとは」

 

 

『……………………カンニングだけどね』

 

 

「へっ?」

 

 

「何て名前なんだ?」

 

 

「ニャオハだそうです、我がバルスリンと同じ草タイプだそうですよ」

 

 

「ニャオハか………良い名前だね、じゃあ改めてよろしくねニャオハ♪」

 

『ニャァ♪』

 

「よーし名前も分かったし、私も早速ポケモンバトルってのをやろうかな」

 

「じゃあ俺達が相手に」

 

 

「いきなり上級者がぶつかってどうするんですか」

 

「えぇ……やりたいよ」

 

「お預けです、此処は先輩の私達が胸を貸してあげましょう」

 

「あぁゴメンねめぐみん、私がトレーナーになったらバトルしましょうってセレナから誘われてるの」

 

 

「はぁ?

 

 

いや...…仕方ありませんね認めましょう、何しろ私達はアナタやマフォクシーより強いですから………あれ?

 

 

マフォクシー、セレナはどうしました?」

 

 

『マフォ?

 

フォク……フォク……』

 

 

「変ですね、さっきまでソコに居らしたのに」

 

『ンゲェ~コ』

 

「ん?」

『ティア?』

 

いつの間にか自分達の側に、先程氷の女王様が氷人形にしたジャイアントトードが立っていた

 

 

 

 

皆が見覚えのある靴や衣装を、どんどんと口の中に引きずりながら

 

 

『マフォクゥゥゥゥゥゥ!?』

 

「セレナァァァァァァァ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<カズマの屋敷>

 

『スヤァ……スヤァ………ハッ!?

 

宇宙一可愛いティアラがネチャネチャの液体に手を突っ込んでいる様な気配が!!!!』

 

『ふわぁ~』

 

 

『スヤァ……スヤァ……』

 

 

「スヤァ……ハッ!?

 

 

アイリス様のお顔に熱い白い液体が付着した気配が」

 

『ふわぁ~』

 

 

「スヤァ………スヤァ………」

 

 

『はぁ………俺も一緒にアイリスと出掛けたかったってのに』

 

 

『ハッ!!!!

 

ティアラァァァァァァァ!!!』

 

「ふわぁ~」

 

 

『スヤァ……』

 

『コイツら全然熟睡しねぇな!!!!!!!』

 

「ぐぅ……ぐぅ……ぐぅ」

 

『このチビみたいに寝てくれよ………あぁ…アイリスと出掛けたかったな』

 

 





next story この素晴らしい王女の側近達にポケモンを


ダストがゲットしたのはシュバルゴとなります、何故シュバルゴかというと

コレは原作の番外編のネタバレになるのでボカしますが、小説内にも書きましたがダストって実は槍使いの騎士でして
ソレで槍を持ったシュバルゴをゲットさせました

リーンにニャオハは、彼女の体に尻尾が付いてるので尻尾のあるポケモンにしようってのとマスカーニャがマジシャン(魔法使い)だからと此方はシンプルな理由です
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