凄まじい爆音と共に全てを焼き尽くす紅蓮の炎が緑豊かな大地を覆い尽くす
{大丈夫? 怪我はない?}
今も燃える炎の側にローブを纏う女性が立っている、紅蓮の炎から漂う焦げた臭いを気にする事なく目の前に居る幼い少女に向かい安否を問うと
少女は炎にも負けぬ美しい真っ赤な瞳を輝かしながら口を開く
{どうすれば……}
{ん?}
{どうすれば…お姉さんみたいになれますか?}
{フフ
お嬢ちゃん、お名前は?}
{めぐみんです!}
(懐かしい……)
「めぐみん!」
(久しぶりですね、お姉さんが夢に出て来たのは)
「めぐみん!!」
(お姉さん……出来る事なら夢でなく実際に会いたいです)
「めぐみん!!!!」
「朝からうるさいですね、何ですか ゆんゆん」
「何ですかじゃないわよ!!
起きたと思ったら、ずっと壁の方見つめてボーとしてるんだもん心配してるの!!!」
『キルキル! キルゥァ!』
「グハッ!? キルちゃん!?何で蹴るの!?」
「うるさいって怒ってるんじゃないですか」
『キッルキッル』
そうだと めぐみんに頷き返す
「ご……ゴメンねキルちゃん」
「全くキルちゃんの方がしっかりしてますね、屋敷ならまだしも此処は宿屋なんですよ
騒がしくしたら隣の客に迷惑が掛かるでしょうが」
「うっ……その通りだけど……めぐみんに迷惑って言われるの凄く複雑なんだけど」
「ふん、まぁ特別に教えてあげますよ何故ボーとしていたのか
夢に……あのお姉さんが出て来たんです」
「あのお姉さんって……昔めぐみんを助けてくれた?」
「えぇ……きっと何処かに居るお姉さんも怒ってるのですね、爆裂魔法をバカにされて」
「…………まだ怒ってるの」
「当然
と言いたいですが、一睡したら落ち着きましたよ
流石に……言い過ぎました」
「良かった
じゃあ今からセレナちゃんに謝りに行きましょ、私も一緒に謝ってあげるから」
「子供扱いは止めてください、自分の巻いた種ぐらい自分で苅れますから」
何時もの帽子やマントを被り身支度を始める
「分かった、じゃあ私達は暫くしたら屋敷に行くわね
さあキルちゃん! 友達の私がアクセルの町で一番友達同士で遊ぶのに相応しい場所に連れていってあげるわ♪」
『キッルゥ……』
最早定位置となった肩に渋々だが乗り、2人で出掛ける
「あまり友達、友達と連呼する物じゃないですよ……ってもう居ない!?
全く、ゆんゆんは相変わらずですね
でも
昨夜は私の愚痴を聞いてくれて……ありがとうございます
さて何かお土産でも買って帰りますか
そういえば
あのお姉さんやウィズでないなら、結局一昨日の爆裂魔法騒ぎは誰の仕業なのでしょうかね?」
《カズマの屋敷》
「お早う」
『マッフォク』
「お早うセレナ、マフォクシーも お早う」
『リオリ!リオリッリー! リオリッ』
「美味しそうな朝ごはんね」
「今日のは自信作だ!!リオルも手伝ってくれたんだぞ」
『リオリッ♪』
ダクネスと同じく腰に両手を当てるリオル
「そうなんだ、フフ楽しみ♪
あれ? ダクネス……食器3人分あるわよ」
マフォクシーとリオルの分は別皿にしているので、テーブルに置かれる食器は本来なら2人分しかないはずだが今テーブルには明らかに3人分の食器が置かれていた
「めぐみんの事だ、一晩寝れば落ち着いて朝ごはんには帰って来ると思ってな
なぁセレナ……まだ…怒ってるのか……?」
「うんうん……もう落ち着いた、めぐみんが帰って来たら謝りたいけど……許してくれるかな」
「めぐみんは優しい子だ、きっと直ぐに水に流し自分もスマナかったと謝ってくれるさ」
「うん……そうだね……ありがとうダクネス、昨夜は……その……愚痴に付き合わせちゃって」
「構わない、何時も迷惑を掛けているんだコレぐらいならドンと来いだ」
「ダクネス♪」
「寧ろ毎日言ってくれて構わない……ハァハァ……お前の捲し立てる言い方は中々に癖になるからな…ハァハァ」
「(コレが無かったら便りになるお姉さんなのに……)
あれ? ダクネス、コップ忘れてるわよ」
「あぁしまった、取りに行ってくる」
「良いわ、顔を洗うついでに私が取ってくるから」
リビングから洗面台のある場所に向かうため玄関前を通ろうとした時
ガチャ
「帰ってきま……あっ」
「あっ」
横切ろうとするセレナと、扉を開いた めぐみんの目が合う
「あっ………その…セレナ」
「えっと…………あの…めぐみん」
「おおい~カズマぁ居るかぁ!!」
「「わぁ!?」」
互いに何を言えばかを悩んでいると、赤い顔をした金髪の男性が大慌てでドアを開け めぐみんの後ろで大声を上げ始める
「あれ……ダストさん?」
男性はリーンの所属するパーティーのメンバーで、自称カズマの親友で自称アクセルの支配者を名乗るダストであった
「おおセレナと めぐみんじゃねえか……ヒック」
「臭っ!? この男……アルコールの臭いがプンプンします」
「そりゃそうだろ~オールしたんだからよ!!
所でカズマはぁ~居るかぁ~」
「カズマなら留守ですが」
「マジかよ……ヒック……リーンの機嫌が直るまでぇ~匿ってもら~おおおおと思ったのによ~ヒック!
ちくしょぉぉ!! 何でちょっと~店の奴に会計をまけろぉぉって怒鳴っただけで~叱られなきゃいけねぇんだよ」
「当たり前ですよ」
「うん」
「んな事ねぇだろ~めぐみんの爆裂魔法の方がぁぁウッセェじゃねえか」
「あぁ?」
「それに比べたら~俺が騒ぐぐらい何ともなくなぁぁい~なぁセレナ!!」
「えっ……いや……その」
セレナは正直に言ってダストの事が少し苦手であった、極悪人で無いのはリーンの話を聞いて分かっては居るが素行の悪さからどうしても苦手意識を持ってしまい
ましてや今はベロンベロンに酔っ払っているので余計な騒ぎにならないよう波風立たない返事をしてしまうが
「イラッ」
それが、ある人物にとっては気に触る事であった
「まぁ良いや~別の奴の所に行くわ~じゃぁぁあなぁ~」
「……………」
「あの……めぐみん」
「何ですか……あの酔っ払いに賛同を求められ、否定せずに口ごもる事しか出来なかったチキンハートのナンちゃってアークウィザードさん」
「イラッ
へー
そっちこそ何しに来たの……カズマ達が戻って来るまで帰らないって言ったのにノコノコ帰って来たホームシックのナンちゃってアークウィザードさん」
「イラッ
着替えを取りに来たんですよ長丁場になりますからね
まぁ今だにジャイアントトードを見たら赤ん坊のようにブルブル震える情けないナンちゃってアークウィザードちゃんが謝るなら、特別に許してあげても構いまちぇんでちゅよ」
「イラッ
そうなんだ、何時も同じのしか着てないからお洒落なんて無縁だと思ってたのに着替えなんかあるんだ
なら早く持って行ったら……本当に着替えがアレばだけど
小さな子供みたいなバレバレ嘘しかつけないナンちゃってアークウィザードちゃん」
「ブチッ
あぁそうですか!!!反省する気は無いんですね!!!」
「それは此方の台詞よ!!!」
「どうしたセレナ? 一体何を騒いで……めぐみん?
帰って来たのか、丁度良かった今から朝ごはんだ一緒に食べ「いりません、こんな失礼な人間が居ては折角の朝飯が不味くなります!!」はぁ?」
『リッ?』
「意見があったわね、私も貴女みたいな人間と一緒だと息が詰まるから助かるわ!」
「セレナ……?」
『マフォク……?』
「そうですか!! では遠慮なく立ち去らせて戴きますよ!!!」
「どうぞご勝手に!!!」
「ふん!!!」
バタン!!!!
「おい めぐみん!!」
「私もちょっと出掛けて来るわ、外の空気吸ってくる!!」
「なっ!? セレナ!!」
『マフォク? マフォマフォ!!』
「ほっておいて!!今は1人になりたいの!!!
直ぐに帰って来るから先に食べてて!!!!」
バタン!
「何故だ……先までセレナは謝ると言っていたのに
それに めぐみんも、ソロソロ頭が冷えたと思ったのに、何故……こんな事に」
『マフォク……』
『リッオ?』
いまいち何が起きたか分からず、困惑するダクネスとマフォクシーをリオルが首を傾げ見つめていた。
「もう堪忍袋の尾が切れました!!!!
向こうが謝るまでは絶対に許しませんよ!!!
カズマが帰って来たら話し合いをせねば、謝るまではセレナをパーティーメンバーから……パーティーメンバーから………」
{めぐみん、モンスターボール投げるの上手なのね
ダクネスの作った的に全部命中させるなんて}
{妹と良くボールで遊んで居ましたからね}
{妹が居るんだ……通りで}
{何がですか?}
{めぐみんってモンスターの弱点や対処法を私やサトシに直ぐに教えてくれるでしょ、何だかお姉ちゃんみたいだなって思ってたの}
{フフフ、まぁ私は実際年上ですからね
コレからも分からない事があったら直ぐにこの姉に相談すると良い、特に爆裂魔法の事なら何日だろうが何ヵ月だろうが付き合いますよ}
{流石に爆裂魔法は止めておくわ……でも他の事はお願いします お姉ちゃん♪}
「ちっ!!! あぁぁぁ!!!!ムカつきます!!!!
こんな時はド派手に爆裂魔法でもブッ離しに行くとしますか!!」
「あっ!! めぐみん!!」
「むっ……何だリーンですか」
「ねえ めぐみん、ダスト知らない?
アイツってばまた店で暴れたのよ、しかも絶賛逃走中」
「先までウチに来てましたが直ぐに他所の場所に逃げて行きましたよ」
「情報提供ありがとう、あのバカ今日こそはとっちめってやらないと」
「全く……ダストとアナタのせいで私は大変な苦労を強いられているんですよ、気を付けてくださいね」
「ちょっと待って!?
私めぐみんに何も やらかした覚えないんだけど!?」
「杖ですよ、貴女が杖なんて渡さなければ………私だって……」
「杖?
もしかして昨日セレナに渡した杖の事?」
「そうです、なぜあんな初心者用の杖なんか持って来たんですか」
「他にもいっぱい持ってきたよ、中には上級ウィザード用の杖も合ったから私はソレを渡そうと思ってたの
でもセレナ……いやマフォクシーの方ね、この杖が良いって言ったらセレナもコレにしようって
性能的には下の下よって勿論説明したけど、でも選んだ理由を聞かされたら納得するしかないよ」
「ペアルックのどこが納得する理由ですか」
「違う違うそっちじゃなくて、マフォクシーの杖は仲間から貰った大事な物って話よ」
「………はぁ?」
「あれ? めぐみん知らないの?」
「知りません………どういう事ですか仲間から貰った物って」
「何でも故郷に居た時に、マフォクシーが前に使ってた大事な杖を仲間のモンスターが壊してマフォクシーが落ち込んだ事があったみたいなの
職人さんでも修復出来なくて かなりショック受けたみたいでね、でも壊しちゃったモンスターの子が杖の材料をボロボロになりながら必死に探してくれるの見て新しい杖を受け入れて無事に仲直り出来たんですって
他の人には只の木の枝にしか見えなくてもコレは私達仲間の証、だからそんな杖に似たコレを使えば故郷に残した子達が側に居る気がして安心する……って聞かされたら納得するわよ♪
いや10歳なのにしっかりしてるねセレナは、ダストとキースに爪の垢を煎じて飲ませたいわよ
ねぇめぐ…あれ?
めぐみん?何処行ったの?」
「……何ですか」
{そんな役に立たないタダの木の枝なんかより}
「そんな大事な物を……あんな風に言われたら」
{この杖の事、何にも知らないくせに}
「怒るに………決まってるじゃないですか……」
「はぁ……何やってるの私……マフォクシー達にやつあたりするなんて、折角朝ごはんも作ってくれたのに……マフォクシーやダクネスとリオルに後で謝らないと」
おやおや~この私には謝罪はないのですかぁ~
「イラッ
めぐみんの……バカ……」
「さぁ食べるわよキルちゃん!!」
「ん?」
「この特大ジャンボパフェを溶けるまでに2人で食べきれば永遠の友情が約束されるって噂があるの、大丈夫私達なら絶対食べられるわ!!だって私達は友達だもの!!必ず永遠の友情を手に入れましょう!!!」
『……………』
「朝から凄いの食べるんですね……ゆんゆんさん」
「あっセレナちゃん、凄いでしょ!このお店の名物なの全長1メートルの友情確認パフェ」
『……………』
「先からキルちゃんが放心してるんですけど……」
「きっと嬉しすぎて混乱してるのよ、アイスクリームはキルちゃんの大好物だもの」
「……お腹壊さないよう気を付けてくださいね」
「任せて!! 友情パワーで食べきってみせるわ!!
そうだ!セレナちゃんも めぐみんと一緒にコレ食べて見たらどうかしら」
「すみません、耳にも視界にも入れたくない人の名前を出さないでください」
「えっ…?どうしたの……めぐみん謝りに行ったのよね?」
「そうなんですか、てっきり私にブッカケに来ただけかと思いましたよ……油を」
「何があったの!?」
「とにかく仲直り何かしてませんし、向こうから謝るまでスル気もありませんから
爆裂魔法で騒がしくしてるのも、爆裂魔法がバカにされても仕方ない性能の魔法なのは本当の事なの」
「それは私も同感
でも仕方ないわ、それだけ めぐみんの爆裂魔法への思いは強いから」
「ネタ魔法なのにですか」
「うん、爆裂魔法が師匠に繋がる唯一の繋がりらしいから」
「………師匠?」
「やっぱり めぐみん言ってないんだ、正確に言えば師匠みたいなお姉さんね
めぐみんから聞いた話なんだけど、まだ5歳の時に凶暴なモンスターに殺されそうな所を、そのお姉さんに助けられたみたいなの
爆裂魔法でね」
「命の恩人ですね………もしかして、そのお姉さんが使っていたから爆裂魔法が好きになったとか」
「そう、一目惚れしたんだって
どんな魔法もスキルポイントを使わないと覚えられないのに必死にお姉さんに教えて欲しいって頼み込んだみたいなの、お姉さんに教えて貰ったのは爆裂魔法って魔法がある事と発動呪文しかないし、お姉さんに会ったのもソレ1回だけど、命の恩人で自分の夢を見つける切っ掛けをくれたから師匠だって」
「夢………か」
「何時か成長した自分と爆裂魔法をお姉さんに見て欲しいのも夢の1つみたいよ
爆裂魔法は、そのお姉さんとの唯一の繋がりだから、あれだけムキになっちゃうの……だから……ねえセレナちゃん
めぐみんは 口も悪いし態度も大きいから誤解されやすいけど、本当は仲間思いの優しい子なの
貴女の杖の事を悪く言ったのもアークウィザードの才能がある貴女の事を思って言った事で悪気があったんじゃないの……昨日の事を許してあげて何て言わないわ、めぐみんの言い方が悪かったのは本当だから
でも……めぐみんの事は……嫌いにならないで」
「………………ゆんゆんさん……昨夜止まった宿って何処ですか?
めぐみん、今頃宿に戻ったかもしれないから」
「中央エリアの酒場の隣よ、看板に宝石の絵が書いてある宿だから直ぐに分かるわ」
「ありがとうございます! 私……今度こそ謝ってきます」
「行ってらっしゃい♪」
教えた宿に向かうセレナを見送り席に座る
「ねぇキルちゃん」
『キル?』
「今の私
最高にめぐみんの友達やってたよね!!喧嘩してる友達のフォローするなんて完璧な友達よね!!!ねっ!!!!」
『…………』
その一言が無ければねと感じながら、目の前に立ち塞がる巨大パフェをコレから食わねばならない事に絶望するキルちゃんだった
その為
「おい」
「へい、追いかけやす」
彼女達の側に居た怪しげな男達が、宿屋に向かうセレナの後を追い掛けた事に気付いていなかった。
《カズマの屋敷》
『マフォク……』
『リオリッー? リオリオ、リオリッーリオッリ?』
「セレナの事を心配しているんだ、マフォクシーも今は朝ごはんを食べよう
空腹では考えが纏まらないぞ」
『マッフォ……フォー』
「セレナ!!」
『マッフォ!?』
『リオォォ!?』
「わぁ!? めぐみん!?
あわわ!大丈夫かリオル!?」
リオルと同じくマフォクシーもホットサンドを食べようと口を開けた時、突然リビングに現れた めぐみんに驚き<だいもんじ>を放ってしまいリオルに命中してしまう
「わぁぁスミマセン!!! あの……セレナは?」
「空気を吸いに散歩に行ったが、まさか……また喧嘩しに来たのか?」
「いえ
今度こそ本当に謝りに来ました、マフォクシー!セレナの後は必ず貴女にも謝りますし何ならリオルにも謝ります
今は先ず彼女に謝りたいんです、セレナを探しに行かせて貰いますね!!!失礼します!!」
「あぁ めぐみん!!」
《宿屋前》
「めぐみん戻ってないんだ……もしかして町の外に行ったのかな?」
「そこの嬢ちゃん」
「はい」
宿屋の店主に めぐみんの特徴を伝え彼女が帰って来て居ない事を聞き、どうしようかと模索するセレナに見知らぬ男性グループの冒険者達が声を掛ける
「もしかして誰か探してるのかな、良かったら私達も手伝うよ」
「実は紅魔族の女性を探して居て、アークウィザードの格好をしていて身長は私とそんなに変わらないぐらいの」
「ひょっとして左目に眼帯をしてる子か?」
「その子なら近くのダンジョン前で魔法の練習してたぜ」
「本当ですか! 何処のダンジョンですか?」
「何処だったっけアレ?」
「口じゃ説明しにくい場所だぜアレ、良かったら俺らが連れて行ってあげるよ」
「ありがとうございます♪」
「良いって事よ」
「それじゃ行こうか」
「ささ急ごう」
《アクセルの町中》
「はぁ……はぁ……セレナ……何処に居るんですか……」
「めぐみんちゃん!!」
「八百屋さん?」
「大変だよ!!」
「スミマセンが…はぁ…今はセレナを探しているんで……また後で」
「そのセレナちゃんが、さっき男の冒険者グループと町の外に行ったんだよ!!」
「はぁ? 見間違いじゃないですか、彼女は別にお金に困っても無いし、サトシの事が好きみたいですから売春行為なんかしませんよ」
「いいやアレはセレナちゃんだよ!アタシは常連の顔を見間違う事なんかないね!!
それより連れて行った奴らが問題なのよ、ほら一昨日めぐみんちゃんが喧嘩した荒くれ者の冒険者居たろう?
アイツの仲間なんだよセレナちゃん連れてったの!!!」
「な……何ですって!?」
《アクセルの町の郊外》
「あの…まだですか めぐみんの居るダンジョンって」
「此処だ」
そこまで大きくもない祠の様なダンジョン前に到着する
「此処ですか?
(町を出て真っ直ぐしか進んでないから説明だけでも良かったのに)
案内してくれてありがとうござい「リーダー!!連れて来たぞ!!!」……えっ?」
「ご苦労だったなオメェら!!」
洞窟から筋骨粒々の体にモヒカン頭、そして目や衣服に傷跡まである絵に書いたような荒くれ者が現れ下品な笑みでセレナを見つめる
「ぐっへへ、面と向かって見ると本当綺麗な面してんなぁ
コリャ数年後が楽しみな女だ」
「なんですか…貴方?」
「おっと!」
「逃がさねぇぜ!!」
「大人しくしな!」
「キャッ!?」
後ずさろうとするセレナの両手を、先まで道案内してくれていた男達が取り押さえる
「なに!? 何なの!?」
「安心しなぁ、俺達はお前にパーティーメンバーに入って欲しいだけなんだよ」
「私をパーティーメンバーに!?」
「お前を押さえてんのは俺のパーティーメンバーだが
見ての通り俺含め、全員戦士や盗賊といった近距離型しか居ねぇだろ
だからアークウィザードのオメェをスカウトしようって訳だぜ、まぁ俺らの見た目の男がオメェみたいな女に声掛けたら事案になっちまうから少々まどろっこしい手を使っちまったがな」
「何で……何で私なの……アクセルには他にもアークウィザードが居るでしょ」
「何行ってやがる、パーティーメンバーなら即戦力で強い奴が欲しいに決まってんだろ」
「お前、最近魔王軍の幹部や大物賞金首、果てはあの魔剣の勇者に勝ったカズマってガキのパーティーメンバーだろ?」
「そうだけど……でも私より」
「あの紅魔族のガキはお断りだ」
「私達は他所の街で活動してましてねアナタ方パーティーの事を噂でしか知らないので、暫くはアクセルの町でアナタ方パーティーメンバーの情報収集をしてましたが……聞けば聞くほど出てくる問題行動や迷惑行為に
正直引きました」
「……………」
思い当たる節がありまくるので何も言えないセレナであった
「だがそんな奴らの中に1人だけ良心枠が居た、しかもソイツが一番欲しいアークウィザードだってんだから俺らは運が良いねぇ」
「…………」
「おいおい震えてんのか?
変な事なんかしねぇよ、怖がんな」
「怒ってるの!!!
他の4人はともかくサトシは問題児と違うから!!!!
いいえ、まだダクネスも性癖さえ無ければマトモよりだから他の3人と一緒にしないで!!!」
「……………」
「と……とにかく、私達の仲間になりませんか?
そんな問題児のメンバー何か捨てて」
「お断りよ、サトシやマフォクシー達を置いて別のパーティーに行く訳にはいかないし………それに
例え問題児って言われてても…めぐみん達は……私の仲間だから」
「仲間……ね……ちっ!あの紅魔族のガキと同じ事言いやがるぜ」
「めぐみんと?」
「一昨日カズマってガキに、お前を引き抜きたいって話を持ち掛けたら
隣に居たあのガキ……」
{はぁ? 寝惚けてるんですか?
貴方達みたいな何処の馬の骨とも分からない奴らに、仲間を売るわけないでしょうが!!!}
「って言っていきなりブン殴って来たんだ!!!!」
(そういえば八百屋さんが、めぐみんが荒くれ者の冒険者と喧嘩したって……私の事で怒ってくれたんだ………めぐみん)
「おかげで このお気に入りの服ズタボロになったんだぞ!!!」
(あっ……それダメージ加工じゃないんだ)
「断るなら仕方ありませんね……フフ」
「グヒッヒヒ……体に教えてこんでやるぜぇ」
「よし先ずは俺からだ、テメら そのまま押さえてろよ」
「「「了解」」」
「ヒッ!? 嫌ぁぁぁぁ!!!!」
恐怖から叫び声を上げながら、両手を押さえる男達を振りほどこうとするセレナ
だが抵抗むなしく彼女の身にリーダー各の男が
「「「ぐわぁぁ!?」」」
「なっ!?」
「………あれ?」
迫る事なく両手を押さえていた手下3人を投げ飛ばしていた
「何やってんだテメェら!!ガキ相手に!!」
「それが……リーダー」
「彼女……中々に力があります」
(そっか……私の力のステータス、サトシやダクネスとアクアには負けるけど結構高いんだった)
「見た目に反して怪力女ですぜコイツ!」
「怪力女言わないで!!!」
腰に装着している杖を取り男達に向ける
「マズイ……魔法か!?」
「(流石に直撃させる訳にはいかないから始動点をズラさないと、4人を気絶させて爆風を見た誰かが来てくれる事を信じて)
この芽吹き大地にいま裁きの爆炎舞い降りらん」
「お……おい……これまさか」
「晴々した空 暗黒に染め、穏やかな平和に終焉の時来たり」
「マズイ……爆裂魔法だぁぁ!!!」
「エクスプロージョン!!!!!」
「「ひぃい!?」」
「くぅ!!」
「ぬぅぅぅ!!!」
ボン!!
「ん?」
「おや?」
「あん?」
「ふぇ?」
確かに爆発は起きたが、通常の爆裂魔法と比べればまるで花火の様な軽すぎる爆発が起こり、大爆発に備え身構えた男達全員が間の抜けた声を出してしまう
「あれ?……」
使用者のセレナも同じ様な声を出しながら爆裂魔法のデメリットにより仰向けでブッ倒れていた
「何で……何時もはちゃんと………あっ!?」
{コレ子供や初心者ウィザード用の杖で性能的には下の下だよ}
困惑する彼女の脳裏に昨日のリーンが話してくれた杖の説明と
{そんな杖じゃ爆裂魔法の良さを引き出せないじゃないですか}
めぐみんの言っていた事が過る
(そうか……何時もは めぐみんの杖を使わせて貰って居たから……)
「なんだ? 爆裂魔法にしちゃ全然威力がねえぞ?」
「もしや親分、このガキ魔法の腕前は対した事ねぇんじゃないッスか」
「マジか!?」
「では、どう致しますスカウトの件?」
「白紙だ白紙!
せっかくわざわざアクセルまで来たってのに、とんだくたびれ儲けだぜ」
「(散々な言われようね……でも良かった……コレで穏便に解決………ん?)
な……なに?」
コレでこの男達と余計なトラブルが起きる事なく円満に解決と思いきや、男達が仰向けで倒れる自分を取り囲み初め困惑する
「アークウィザードは他の奴を見つけるとして、お前には別の役割を任せるとしようか」
「べ……別の役割……って」
冷たい汗が流れる
「爆裂魔法を撃てば暫くは術者は身動き出来ません、つまり貴女は無防備の状況……意味分かりますよね」
「ヒヒヒ……男4人に身動き出来ない無防備の女1人だ、その手のイベントが起きねぇ訳ないのは分かるよな」
「い……いや……」
「怖がるこたぁねえぜ~ちゃんと可愛がってやっからよ」
ジリジリと迫る男達にセレナの顔色はどんどん青ざめ、瞳にうっすら涙が
「(私………私のせいだ……めぐみんやリーンの言う通り、ちゃんとした杖にすれば……イライラしてマフォクシー達にやつあたりしたから……バチが……当たったんだ
今度は……私が助けたかったのに……何時も助けてくれたサトシを……今度は私が助けたかったのに……)
サトシ……サトシ……助けて!!!」
「へへ、こんな所に誰も助けなんて来ねぇよ」
「おやおや」
「あぁ?」
「えっ……この声……」
「大の男4人で女の子1人を取り囲むとは、随分と大人げないですね」
「んだと!! ゲッ!? テメェは!?」
リーダー格の男が声のする方を振り返り、その表情を歪ませる
声の主は、そんな男達の様子に鮮やかな赤の瞳を光らせ口角をあげ
「我が名は めぐみん! 最強のアークウィザードとポケモントレーナーになる者にして、爆裂魔法を極めし者!!」
「め……めぐみん……」
「ヤベェ!!頭のおかしい爆裂娘だぁ!!!」
「何で此所に居るんだよ!?」
「綺麗な花火に誘われて来ちゃいました」
「しまった先の!?」
「めぐみん……」
「サトシじゃなくてスミマセンね、取りあえず色々言いたい事がありますが
先ずは、この方達に御礼参りを済ませないとですね」
杖を男達に構える
「マズイ……逃げるぞお前ら!!」
「はぁぁい!!」
「了解しました!!!」
「ひぃぃぃい!?」
「あっ逃げた………良かった」
「黒き炎に覆われし黒炎よ、夜を纏いし爆炎よ」
「めぐみん!?」
男達は凄まじい逃げ足で立ち去り、危機は去ったと肩を下ろすセレナとは裏腹に めぐみんは爆裂魔法の呪文を唱え初める
『……………バケ』
そんな彼女をダンジョンから覗き見する影が
「紅魔の名のもとに原初の崩壊を顕現し、我が同士に不埒を働く愚か者どもに裁きを与えよ!
エクスプロージョン!!!」
ドガァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!
「「「「ギャァァァ!!!!!」」」」
夥しい爆発音と全てを燃やし尽くす炎が男達に襲い掛かり断末魔の叫びをあげ吹き飛ばされる
「………………」
そんな燃え盛る爆炎をセレナはじっと見つめていた
「本当なら直撃させたかったですがソレでは人殺しですからね峰打ちにしてあげましたよ!!!!
ただし!!また来るなら!!!! 次は直接ぶち当ててあげますからね!!!!!
ふぅ……」
吹き飛ぶ男達に聞こえるよう腹の底から叫び声をあげ、セレナの真横で倒れ共に仰向けの状態に
「流石にあの時程ではないですが今の爆裂魔法は100点間違い無しですね、カズマに見せたかったですよ」
「………めぐみん」
「大丈夫でしたかセレナ」
「めぐみん………めぐみん………ごめん……ごめんなさい」
「…………貴女はズルい女ですね、泣きながら謝られたら何も言い返せないじゃないですか
それに…何故貴女が謝るんですか……謝るのは……謝らないといけないのは……私じゃ……ないですか」
自分の帽子で目元を隠しながら震える声で言葉を紡ぐ
「リーンに聞きました……マフォクシーの杖が故郷に居る仲間のポケモンとの大事な思い出の品物だと
私のこの帽子に杖に眼帯も……故郷を出る時に同級生達から貰った大事な物なのです……今でも大切にしたいと願う素敵な物だと思ってます
だから……そんな大事な……仲間の大切な品物を詰ってしまい………ごめんなさい……」
「私も……ゆんゆんさんから聞いたよ……爆裂魔法は命の恩人の師匠から教えて貰った大切な魔法だって事も……その師匠のおかげで夢を見つける事が出来たのも
私ね……サトシと旅をする前は夢なんて持ってなかったの……その日を楽しく生きられればソレで良いって、でもサトシやマフォクシー達と旅をして今は大事な夢を見つけて沢山の楽しい思い出が出来たわ……
だから……めぐみんの……大事な夢と大切な思い出をバカにして………ごめんなさい…」
「…………なら……この喧嘩は引き分けで手打ちにしましょうか」
「……フフ……そうね
ねぇ…めぐみん」
「何ですか」
「ずっと聞きたかったの、どうして私に爆裂魔法を覚えて欲しかったの」
「…………特別に今日はどれだけ怒鳴られても詰られても文句は言わないので好きにしてください
パーティーメンバーに爆裂魔法を使う人間が増えれば……師匠が……あのお姉さんが私の噂を聞き付けて私に会いに来てくれるんじゃないかと……完全な私利私欲な理由ですよ、さぁ好きなだけ詰ってください!」
「…………フフ……ハハハ……そんな理由だったんだ
決めた」
「セレナ?」
「私……爆裂魔法を極めるわ」
「……………はぁ?」
「何で驚くのよ、私に爆裂魔法を使って欲しいんでしょ?」
「そうですが……でも昨日、他の魔法を覚えてサトシの手助けをしたいって」
「そうだったわね……でも気が変わっちゃった
勿論サトシの手助けはするわ、それが私の今の夢だから……でも別に他の魔法を使わなくても出来るわ
だから爆裂魔法を極めたいの、後でリーンに謝って別の杖と交換させて貰わないと」
「だから……何故爆裂魔法なのですか」
「だって私、めぐみんがそんなに憧れてる師匠に会ってみたいもの」
「っ!?」
めぐみんはこの時、セレナが爆裂魔法を極めたいと願う真意を察する
セレナがあのお姉さんに会う、それ即ち自分も
「……勘違いしないでね、助けてくれた恩返しじゃないから
さっき私を助けてくれる為に打ってくれた爆裂魔法………本当に格好良くて綺麗だったから一目惚れしちゃたの♪」
「…………フフ……ハハハ♪
変わった子ですね貴女は」
「止めて、めぐみんに変わった子扱いされるの嫌だから止めて本当に」
「あぁ!?」
「怒鳴られても詰られても文句は言わないんじゃなかったの?」
「サービスタイムは終わったのですよ……良いでしょう分かりました!!
明日からビシバシしごいてあげるんで覚悟して下さいね!!」
「はい師匠!」
「それとその杖は観賞用に持っておいたらどうですか、リーンもいらないと思いますし
何よりマフォクシーとのペアルックなんですから」
「うん……そうするわ
所で めぐみん
私達どうやって帰るの」
「なぁに、あと数時間もすれば立てるようになりますよ、もしくは先の爆裂魔法を見て ゆんゆんかダクネスが駆け付けてくれるかもしれませんし」
「もしその前にモンスターに襲われたら」
「あっ…………………
スミマセン!!!!!!早く誰か助けに来てください!!!!!!!」
「ま……まぁ……そんな都合悪くモンスターなんて現れは」
ガタッ
「「ひぃ!?」」
爆裂魔法で崩れたダンジョンから物音が聞こえ、共に身震いしてしまうアークウィザード達
「貴女が余計なフラグを立てるから!!」
「めぐみんが騒ぐからでしょ!!」
ガタガタガタ!!
物音の原因を作る存在が瓦礫を押し退け2人の前に姿を現す
『バケ……バケ……』
「………カボチャ?」
ニンジンにキャベツが生きているこの世界にカボチャが動いても不思議ではない
だがそれはカボチャの形をしているが、色は通常のカボチャと違い緑ではなくオレンジで、髪の毛の様な茶色の葉っぱを頭から生やし、目と口が葉っぱの部分に浮き出ている生き物
いや
「バケッチャ!?」
「もしやポケモンなのですか?」
『バケ……バケケ』
<カボチャポケモン>バケッチャは、何故か葉っぱで自分の目を隠しユックリとめぐみんに近付く
「な…何ですか…?」
『バケケ………バケチャバ…バケチャ』
パシュン
「「えっ!?」」
めぐみんの腰にあるモンスターボールにタッチしバケチャはボールの中に吸い込まれ
クイッ クイッ クイッ
カチッ
「ゲット………したわね」
「ちょ……何やってるんですか!?
出てきなさい!!私の初めては伝説と幻に捧げるのですよ!!!」
パシュン
『バケケ……バケチャ…バケチャ』
ボールから出されたバケチャはモジモジと体を動かし顔が赤くなっていた
『バケケ…バケチャバケケ』
「????
なんて言ってるんですか」
「…………分からない」
「居たぞ!! めぐみん!! セレナ!!」
『マフォク!!』
「ダクネス!」
「マフォクシー!」
『リオリリ!!』
「2人共 大丈夫!?」
「何だ ゆんゆんも居たんですか」
「何で私だけ辛辣なのよ!?」
「ねぇ めぐみん、昨日から思ってたんだけど ゆんゆんさんに当たりが強すぎない」
「彼女にはコレぐらいの対応で良いのですよ、甘やかすと何をやらかす事やら」
「私は問題児じゃないわよ!!」
「やはり先の爆発は爆裂魔法だったか、何があったかを聞く前に……いや
もう大丈夫そうだな……仲直りの件は」
「えぇ……ダクネスにもご迷惑を掛けましたね……マフォクシー」
『マフォ?』
「貴女の大事な杖を貶して……申し訳ありませんでした」
『マフマフ……マフォクシ、マフォフォ♪』
「気にしてないわよだって
私もゴメンなさいマフォクシー、ダクネスとリオルも……八つ当たりして作ってくれた朝ごはん食べずに飛び出して」
『マフォフォ、マフォクシーオレンジ』
『リオリッ? リオリオリオッ』
「私達も気にしてないぞ、仲直り出来て良かったな2人共♪
所で………」
『バケ…………バケ………』
「あの岩影に隠れているカボチャのモンスターは何なんだ?」
「そうでした!!! マフォクシー!!あのポケモンが何を言ってるか教えてください
伝説と幻のポケモンに捧げる私の初めてを奪った言い分を聞きたいのです!!!!」
『マフォ?
マフォフォ、マフォマフォクシー、マフォク?』
『バケ……バケケ、ケチャチャケ バケバケッチャ……バケケ♪バケチャ!!』
『マフォ!?
マフォク!』
「何て言ってるの?」
『マフォフォ、マフマフマフォ マフォクッフォクシーマフォフォ』
「………………えっと
私も…だいばくはつが大好きです、貴女の使うだいばくはつに惚れちゃいました、是非私の友達になってください……キャッ♪言っちゃった恥ずかしい!
って」
「……はい?」
「だいばくはつ? 爆裂魔法の事か?」
「ポケモンの技に だいばくはつって、体を爆発させるから戦闘不能になるけどポケモンの使う技で一番威力が高い技があるの
多分この子、その技を使えるわ」
ガサガサ
(ん? 何かしらこの音?)
「………何か……凄く聞き覚えのある技ね」
「まさか……一昨日の赤ちゃんを泣かせた爆発騒ぎは、このポケモンのせいなのでは」
「ほうほう……なるほど、つまり貴女は我と同じ身を犠牲にし放つ、あの美しい爆裂魔法が好きという事ですね」
『バケバケ♪』
「良いでしょう!!
貴女を最強のアークウィザードとポケモントレーナーになる我のポケモンに任命してあげましょう!!!」
「良いのか めぐみん?
確か伝説と幻のポケモン以外はゲットしないのではなかったか」
「えぇ、なので決めました」
「何を?」
「私が鍛え、この子を伝説と幻のポケモンにします!!!!」
「「…………はぁ?」」
『……マフォ?』
「既に伝説と幻と称されるポケモンをゲットするよりも、0から作り上げた方が
最高に格好良いじゃないですかぁ!!!
何故なら伝説は自らの手で作る物なのですから!!!」
「………………」
「めぐみん……貴女やっぱり変わってるわ」
「おやおやぁ~未来の伝説と幻のポケモンをゲットした我に妬いてるのですか ゆんゆん」
「妬いてないわよ、それに……確かに伝説と幻だなんて私達 紅魔族の琴線に触れる魅力的なワードだけど
私はキルちゃんと友達になれて大満足だもの
ねぇキルちゃん♪」
ポン
『………うぅ……』
ボールから出てきたキルちゃんは何故か青白い顔で自分の胸を擦っていた
「ゆんゆん、何故キルちゃんは顔色が悪いんだ?」
「さっき一緒に友情確認パフェを食べたんですけど、それかやずっとこんな調子で」
「なぁぁ!? あのクソバカデカイパフェを食べたのですか!?」
「そうよ!! コレで私達は永遠の友情を得たのよ!!」
『………うぅ』
「無理やり食べてこうなった訳か……食べ物責めとは……羨ましい」
『リオッ?』
「ほら……言った通りでしょ、ゆんゆんは調子に乗ると何をしでかすか分からないんですよ
分かりましたかセレナ
セレナ?」
『ン~ゲッコ』
セレナが居る方を振り向くと、其所には地面から出てきたと思われるジャイアントトードが居た
「……………」
見覚えのある靴が装着された足を飲み込みながら
「セレナぁぁ!?今助ける!!」
『マフォク!? マフォフォ『リィィィオッ!!!!』「はぁぁぁ!!」
マフォォォ!!!!』
『リッ!? リオリッー!リオッリオ!!!』
「なぁぁ!?しゅまないマフォクシー!!!!」
助けるべく前と同じく杖をジャイアントトードに向けるマフォクシーの体に、同じくセレナを助けようとするリオルの<メガトンパンチ>とダクネスの攻撃が命中してしまう
「なら私が!! ライトオブ『ぐぇぇぇ!!!』わぁぁぁ!?キルちゃんがエクスプロージョンしちゃったぁぁあ!!!!」
上級魔法で攻撃しようとしたが、遂に限界を迎えたキルちゃんのエクスプロージョンが ゆんゆんに直撃してしまう
「何という事でしょう……いえ……コレは運命(さだめ)なのかもしれません
早速見せ場が来ましたよ、貴女の伝説へのプロローグが今始まったのです!!
ポケモン流の爆裂魔法を見せて貰いますよ」
『バケ! バケバケッチャ!』
「なっ!? 待つんだ めぐみん!!!
皆が密集してるこの場で爆裂魔法の様な技を出すのは」
「エクスプロージョン!!!!」
『バァァァァ!!ケェェェ!!!!!』
ドガァァァァァァン!!!!!
《カズマの屋敷内の風呂場》
「最高です……私はとんでもないポケモンをこの手に治めました!!!」
「めぐみん……ウルサイ」
「風呂場で騒ぐと音が反射するから止めて」
「…………はい」
あの後バケッチャの<だいばくはつ>でジャイアントトードは木っ端微塵となり、セレナ救出に成功したが
爆発したバケッチャは当然として、耐久力が優れている為に無傷で済んだダクネス以外のメンバー全員が立つ事すら困難な程のダメージを受けてしまう事態に
何とか全員をダクネスが屋敷まで運び、疲れとヌルヌルとエクスプロージョンを落とす為、めぐみんとセレナにゆんゆんは風呂に入る事に
「取りあえず、めぐみんがポケモントレーナーになったのは一旦置いといて」
「重要なのに置かないで貰いたいのですが」
「それよりも重要な事があるでしょ、2人が仲直り出来て……良かったって事が」
「あっ………ブクブクブクブク」
「照れ隠しする為に汚い事しない!」
「ゆんゆんさんにも、ご迷惑掛けて……ごめんなさい」
「なんにも迷惑なんか掛かってないわよ、それでセレナちゃん…本当に爆裂魔法を極めるの?」
「えぇ、さっきみたいな事が起きない様に完璧なのを使いたいんです」
「そっか……頑張ってね私は応援するわ♪
カズマさんは辞めてくれって泣くんだろうな」
最後の言葉はセレナに聞こえぬようボソボソと呟く
「明日から楽しみです、ポケモン集めがてらセレナの育成とバルスリンの育成まで出来るのですから」
「セレナちゃんをペット扱いしない………ん?
バルスリン?」
「もう忘れたのですか、ちょむすけと同じく我が使い魔となり共に爆裂魔法を愛する同士であるバルスリンを」
「あの子の名前なの!?
またちょむすけみたいに変な名前付けたの!?」
「失礼ですね変な名前とは、ねえ」
「うん、色んな名前を付けるトレーナーはいっぱい居るしね」
「えっ!? なに!? また私だけ変な子扱い!?」
「実際に変な子でしょ貴女は」
「止めて……めぐみんに変な子扱いなんて言われたくない!」
「あぁ!?」
「それは同感」
「貴女はどっちの味方なんですか!!
全く………フフ」
「フフ♪」
「すっかり仲良しになったね2人共♪」
「まぁ ゆんゆんと違ってパーティーメンバーですからね我々は」
「一々私をディスらないでよ!!」
「でも ゆんゆんさんもめぐみんも仲良いじゃない」
「はぁ!? 何処がですか!?
むしろ真逆ですよ私とゆんゆんの関係性は」
「嘘ね
本当に仲が悪かったら、先までの私達みたいに顔なんて会わしたくもないし、一緒にお風呂に入ろう何て誘わないわ」
「うっ……さぁて、そろそろ体力も回復しましたしノボセて顔が赤くなったので上がりましょうかね」
「めぐみん……私の事やっぱり友達と思ってくれてるのね……嬉しいぃぃ!!!」
「わぁぁ抱きつくな!!わわ!?暑苦しい!!」
「ホラ、やっぱり仲良いのね♪」
「うぅ………
(マズイ……マズイです、ゆんゆんの事だからきっとこの後……ハッ!!)
ニヤリ
そうだセレナ、どうせなら貴女も ゆんゆんとお友達になってはどうですか」
「えっ?
友達って、人からなれって言われてなるものじゃないけど
でも 同じポケモントレーナーでアークウィザードって繋がりもあるし、ゆんゆんさんが良いなら是非」
「良いの!? じゃあ……お友達になってください!!」
「はい喜んで♪」
「あわわわ……こんな短期間にキルちゃんに続いて、また友達が出来ちゃうなんて……生きてて良かったぁぁぁ」
「風呂場で騒ぐなという貴女の言葉をお返ししますよ!」
「ゆんゆんさん……そんな大袈裟な」
「じゃあ友達になった事だし、さん付けはいらないわ」
「良いんですか……じゃあ……よろしくね ゆんゆん♪」
「うん♪ セレナ様♪」
「呼び捨てにして!!」
「じゃあセレナ、今日はもう満腹だから明日私と めぐみんと一緒に行きましょうね」
「行くって何処に………あっ!?」
今朝キルちゃんと彼女が居た場所の事を思いだし、何故急にめぐみんが自分とゆんゆんを友達にしようと言い出したのかを察してしまう
「1.5メートルの3人用の友情確認パフェもあるから、明日食べに行きましょうね!! ねっ!!! ねっ!!!!」
「…………めぐみん……私を道連れにする為に」
「共に困難を乗り越える
それが
友達ですもんね♪」
「……………エクスプロージョン」
バシャン!!
「熱ぅ!?」
浴槽の中で両手を上げて勢い良く湯船に下ろしたセレナから放たれるエクスプロージョンが、笑顔のめぐみんの顔に命中する。
「あぁ~明日が楽しみ♪」
「……私の2割分は貴女が食べてよね」
「ざ……残念ながら私は少食でして」
「何時もお代わり2回以上してるじゃない、ガツガツ噛まないで」
「失礼ですよ、キチンと噛んでます」
喜ぶ ゆんゆんの後ろで彼女に聞こえぬよう明日食べる友情確認パフェという名の巨大兵器対策の作戦会議を行いながら、ダクネス達の居るリビングに向かうと
「あっ! ただいまセレナ」
『ピカカ、ピカピィ!』
「サトシ………お帰りなさい♪
ピカチュウもお帰り♪」
約2日間遠出していたサトシが帰って来て、茶と菓子を相棒と
「よぉ帰って来たぞ」
『…………ナマ』
ボリボリ
ソファーに寝ころぶカズマとナマケロと楽しんでいた
「帰って来て早々茶と菓子を摘まみながらソファーに寝そべるとは、本当にナマケロに近づいてますよ貴方は」
「ウッセェ、こちらとら遠いダンジョンに行って来てお疲れ何だよ
いわば出張帰りのサラリーマンだぞ、もっと敬え」
「サラリー……また訳の分からない事を
まぁ……お疲れ様でした、特別に肩をお揉みしましょう」
「お……おう……何か今日はサービス良いな……あっ、そうか遂にポケモンをゲットしたから喜んでんだな
結構可愛いとこあんだな、お前」
「う…うるさいですよ!!
まぁでも当たってます、そうです!そうなんですよカズマ!!私は未来の伝説と幻のポケモンを手中に納めたのです!!」
「わ…分かったから近い…顔近いぞ(風呂上がりだからシャンプーの匂いが……ヤバい…このまじゃ……た……立つ……またロリコン扱いされる)
お…おいサトシ、先のカボチャみたいなポケモンそんな珍しいポケモンなのか!!」
「うん、伝説と幻のポケモンって訳じゃないけど、結構珍しいポケモンだよバケッチャは」
《バケッチャ カボチャポケモン くさ ゴーストタイプ 大きいサイズ
成仏出来ず、さ迷う魂を体に入れあの世に案内する役割を持つポケモン
サイズによって異なる性質を持つ》
「ほら、4種類のサイズがある珍しいポケモンなんだ」
「へー本当だ、小さいサイズに普通に大きいサイズに……特大デカ!?
めぐみんのゲットしたのは上から2番目か、残念だったな1番デカイ奴じゃなくて」
「フッフフフ、お子ちゃまですねカズマはサイズで優越を決めるとは
バルスリンの素晴らしさは体型にあらずなのです!」
「ロリっ子にお子ちゃま扱いされたくねえよ……バルスリン?
まさか……あいつの名前か!?」
「その通りです」
「………また変な名前を」
「おい、私の同士にケチを付けるのは止めて貰おうか」
「ねえセレナ、もしかしてあの子なの貴女と一緒に旅してる男の子って?」
「うん」
「あっ! カズマから聞きました、お姉さんが ゆんゆんさんですね
俺サトシです、こっちは相棒のピカチュウ」
『ピカ ピカチュウ!』
「ここ…此方こしょ…こそ初めまして!!
ゆんゆんです!」
いきなり自己紹介され緊張して舌を噛んでしまう
「何を普通に名乗っているんですか、全く礼儀知らずですね ゆんゆんは
ほら、やりなさい」
「わ……わ…分かったわよ……
我が名は ゆんゆん! アークウィザードにしてポケモントレーナーになった者、やがては紅魔族の長となる者………です…」
「わぁぁスゲェ!! めぐみんと同じ挨拶だカッケェ♪」
「っ!?
良い子だ……セレナと同じ………この子も良い子!!!
よろしくねサトシ君!!!」
「は……はい…?」
笑みを浮かべながら涙を流しサトシの手を離すまいと握る ゆんゆん
「何も自己紹介したぐらいで泣かなくとも、さあバルスリン貴女も挨拶してあげなさい!
あれ?バルスリンは何処に?」
「バケッチャなら庭だよ、キルリア……キルちゃんって名前だったかな?『ピッカカ!』
キルちゃんに追い掛けられて泣いちゃったから今リオルが慰めてる」
『ビッカピカ』
「キルちゃん!?」
「ぬわぁんですって!?」
『キルゥゥゥ!!!!』
『マフォマフ!!』
「落ち着くんだキルちゃん!!暴力はイカン!!
やるなら私を……じゃなくて!!」
『バケェ………』
『リオリッ!』
庭でサトシの言った通り、涙目でリオルの背に隠れるバケッチャことバルスリンと
マフォクシーとダクネスに宥められているキルちゃんの姿が
「最強のエスパータイプになる私を、良くも黒焦げにしたわね、アンタも黒焦げにしてやるってマジカルフレイム打ちまくったみたいなんだ」
『ピィカピッ』
「キルちゃんダメ!! 暴力反対!!!」
『キルゥゥゥ!!!』
「何やってんですかバルスリン!!ヤられたら倍返しにしてやりなさい!!!」
『バケ……バケェ…』
「めぐみんも暴力反対!!!」
(ゆんゆんのパートナーがキレやすい魔法使い……めぐみんのパートナーが泣き虫の爆発好き………色々ごちゃごちゃだな)
取りあえず2体をボールに収めホトボリが冷めるまで中に入れて置く事に。
「ねえサトシ、そういえばアクアは?」
「また近くの川を潜ってるぜ、遠出先の海や川に池に風呂に沼も全部潜ってたし
本当にポッチャマをゲットしたいんだな」
「そうなんだ………ん?
風呂って!また家に侵入したの!?」
「いや流石にそれは全力で俺らで止めた、まぁ宿泊先の温泉の源泉まで潜って浄化して温泉ダメにしたのは止められなかったけど……また……金が……」
「ご苦労様…………また反省文用意しないと」
「お前もご苦労様」
「あっ カズマの分もあるから書いてね、それと八百屋のオバサンの娘さんに払わせた下着のお金……ちゃんと返すのよ……返すまでご飯抜きだから」
「お……おう……(お前はお母さんか!?)」
「セレナ」
「なにサトシ?」
「ゴメンな、何時もお前に大変な事押し付けて」
「うんうん、そんな事ないから気にしないで」
「でも最近のお前疲れてただろ……だからって俺料理は下手だし、洗濯も下手だから手伝っても足引っ張っちゃってさ」
「まぁ、前に俺の晩飯作る手伝いで調味料掛けて飯イタメルだけの簡単な作業で
食った全員がエクスプロージョンしちまう物に変化させたのはある意味才能だぞ」
「洗濯も洗ったはずの服が洗剤マミレでガチガチに固まるという謎現象を引き起こしてましたね」
『ピカピカ』
「うっ……悪かったな!!」
「2人とも……ハァハァ……言葉責めなら…私にくれ……ハァハァ」
「とにかく!!
何時も頑張ってるセレナに何かしてあげたいって思って、それで今回カズマに頼んで遠征したんだ
沢山経験値をゲットしてレベル上げてスキルポイントをゲットする為に」
「スキルポイントを?」
それが何故私の為にと首を傾げるとサトシは手を前に翳す
「何とか2日でポケモンを2人召喚出来る様になったんだ、それと実験にも成功した」
「実験?」
「俺を信頼してくれるモンスターを召喚出来るなら、別に俺のポケモンじゃなくても召喚出来るんじゃないかなって思ったんだ
そして成功したぜ」
「…………まさか」
『マフォ……』
「いでよ
ヤンチャム ニンフィア」
ポケモンの名前を呼ぶと何時もの様に出現する魔法陣、そこから小さなパンダの様な生き物とピンクの耳と尻尾を生やした生き物が現れセレナとマフォクシーに駆け寄る
『ヤチャ!!!』
『フィア!』
「ヤンチャム………ニンフィア………」
『マフォマ……マフォクゥゥ!!』
『ヤチャチャ……ヤチャァァ……』
『ニンフィ~♪』
故郷に残した<やんちゃポケモン>ヤンチャムが泣き<むすびつきポケモン>ニンフィアは笑いながら、約1週間ぶりの再会に喜ぶマフォクシーに抱えられセレナの顔の側に寄り頬擦りする
『フィア! ニンフィニフィ?』
「うん…私もマフォクシーも元気よ
2人は……ちゃんとご飯食べてる」
『ヤチャチャ!』
「良かった……」
「何時も家事やポケモン集めを手伝ってくれてありがとな、もしまた会いたくなったら何時でも言ってくれよ♪」
「サトシ………ありがとう♪」
「イイハナシダナー
(でもやっぱ、お母さんみたいな対応だな)」
等と余計な感想を抱くカズマだったが、せっかくの空気を壊す真似はせず心の中だけで感じていた
「この子達なのか、前に話していた故郷のポケモン達というのは」
「えぇ!
この子がヤンチャム、此方がニンフィアよ
2人共、このお姉さんはダクネス、サトシのポケモン達から聞いてると思うけど私達の新しい仲間よ」
『ヤチャ! ヤンチャ ヤンチャム!!』
『フィア! ニフィ ニンフィア♪』
「か……可愛い♪」
『リッオ! リオリッーリオル!』
「おっとスマナイなリオル、この子が私のパートナーのリオルだ仲良くしてくれ♪」
「カズマとアクアは最初に召喚した時に教えたから、あっちに居るのが」
「サトシ待って、私が紹介するわ」
2匹をマフォクシーから受け取り、抱きながら めぐみんとゆんゆんの元に近付く
「帽子の子が めぐみんで 此方がゆんゆん
先のダクネスと同じ新しい仲間で
私の友達よ♪」
『ヤチャチャ♪』
『ニンフィ~♪』
「「………………」」
一方は赤い目をコレでもかと輝かせ、片方は帽子を深く被り赤くなっていく顔を隠す反応を見せる。
『フィア、ニンフィーフィア、ニフィアフィ?』
「勿論寂しいし大変よ、2人やママ達に直ぐに会えないし大変な目にも会ってるから……でも大丈夫
サトシやめぐみん達と一緒だから全然辛くないわ♪」
《数日後》
アクセルの町に来た他の町や国の冒険者達は、町を歩くとある2人組の少女達に脅え隠れてヒソヒソと声を出しあう
「おい……アレが噂の」
「あぁ……頭のおかしい爆裂娘と、怪力爆裂ママだ」
「目を合わせんな……食い殺されんぞ」
「………………」
「フッフフフ、僅か数日で他の町の冒険者達にまで異名を付けられるとは流石ですねセレナ
さぁ! 今日もレッツ爆裂♪」
「……………早く元の世界に帰りたい」
めぐみんのパートナーはバケッチャとなりました
一番パートナーポケモンに悩んだのが実はめぐみんでして、ポケモンで魔法使いって言えばマフォクシーですがセレナと被るんで最初は色ちがいのフォッコにして進化してブラストバーンを覚えてソレを爆裂魔法にしようと考えましたが
やはりポケモンで爆裂魔法って言ったらだいばくはつが頭を過ってしまい、だいばくはつ覚えるポケモンを探していたら
パンプジンがレベル1でだいばくはつ覚えるのを此処で初めて知りました(笑)
ハロウィンのカボチャがモチーフなんで魔法使いのめぐみんの雰囲気に合いますし炎技も覚えるんでコレだと閃めいちゃいました
因みにバケッチャの時には覚えないですがサトシのフカマルもりゅうせいぐん覚えたんで特殊個体と思ってください