このショウセツをミテくれるミナサン……コンカイはショウセツをミルマエに
このオモチ…タベテね
( ゚∀゚)つ○
<エルロード王国 首都前>
ピシュン
「魔王軍の襲撃が行われてるにしては………静かですね」
ウィズの冒険者時代の仲間達が助けを求めていた事、そして捕らえた魔王軍の堕天使デュークにより明らかになったエルロード王国の宰相ラグクラフトが魔王軍の関係者だと判明した為
正体がバレたラグクラフトが魔王軍を呼び寄せ、エルロード王国を攻撃しているのではとめぐみんが口走り慌てた一同はレインのテレポートにより首都の入口前にやって来たが
魔王軍の怒号もエルロード王国の民の悲鳴も建物が燃える煙も何一つとして無い静かな夜であった
「魔王軍が攻めに来るんじゃなかったのか?」
「お………おかしいですね、あの流れなら
フン!!正体がバレてしまったのなら仕方あるまい!!
こうなったら実力でこの国を我の支配下にしてくれるわ!!!
行け者共!!全てを焼き払ってしまえ!!!!
というのがお約束だというのに」
「それはお前らの一族か少年漫画でのお約束だ!!」
「しょうねんまんがというのは分からんが、魔王軍が攻め込んで居ないならウィズの仲間が助けを求めていたのはなんなんだ?」
「きっと財布でも落としたのよ」
「いえいえ、そんな事で出す声ではなかったです
ロザリーはとても勇敢な女性で、そんな彼女がまるで誰かから逃げているように助けを求めて来る何てただ事ではないです」
「なら店主さんの仲間、此処じゃなくて別の場所に居るんじゃねのえか」
「いいえ、このスマホって機械にはGPSという場所を探知出来る機能があるんですが
ウィズさんのスマホは間違いなく此処にあります」
「じゃあ何でこんな静かなんだよ?」
「そ……それは分からないです」
「うむ……」
『カポポ?』
「どうしたのクレア?」
「いえ……いくら夜とはいえ、まだ寝るような時間ではないのに些か静か過ぎではないかと」
「そうですね、この時間でもカジノや飲み屋は営業しているのに全く人の声がしないなんて」
「ハッ!!
もしや、既にこの国は魔王軍に全滅させられたのでは!!」
「コイツがゲロってウィズの仲間から連絡来て俺ら直ぐに来たんだぞ、流石に早すぎだろ」
「そうですね、幾らエルロードの兵力が弱い……オホン
そこまで強くないとはいえ、そんな数分で全滅する訳はないかと」
「はぁ………もうバレてしまったから隠しはせんが、ドッペルゲンガーの奴は戦争などしないと思うぞ」
『ドッペルゲンガー?』
「擬態能力があるモンスターよ、ラグクラフト様の正体はドッペルゲンガーだったのね」
「ソレで、何故戦争をしないと何故言いきれる」
「奴の仕事はあくまで魔王軍の資金確保、正体がバレたのなら別人に成り済ましイチからやり直せば良いだけ
バカな王族達や役立たずの兵の御守りをするのは大変だが、ゴールデンアイで無限に金を得られる金づるのエルロード王国を滅ぼすメリットがないだろ」
「…………確かに」
「それに奴はアイリス王女の事を異様に警戒していた、近隣に彼女が居るにも関わらず正体がバレた腹いせに戦争など引き起こす度胸なんかありはしない」
「ほらほら、やっぱりウィズの仲間は財布か何か落として助けを求めてるだけよ」
「そ……そんな事」
「ちっ……つまらないですね、先ほどは全然活躍出来なかった鬱憤を迫り来る魔王軍の奴らにぶつけたかったというのに」
『バケチャバケ!!!』
「こめっこみたいな小さい子が居るのに、そんな物騒な事を考えないでよ」
「えぇ~魔王軍居ないの、あたしが消し炭にしたかったのに」
「……………………やっぱり姉妹ね」
「とにかく中に行きましょう、戦争が行われていなくともラグクラフト様が魔王軍の関係者のドッペルゲンガーなら一刻も早く捕まえなければ
早くしないと他の方に擬態しているやもしれませんし」
『それならば任せろ、あの老人の気配は覚えている
仮に擬態していようとも見抜いてみせよう』
「お願いね」
『カンボォォ!!』
「あぁポッケちゃん!?
警備の人に攻撃しちゃダメだからね!!!!」
悪人を捕まえる為、ポッケが先陣を切り走って行く
「まさか警備の人間が誰1人居ないなんて……」
『普通なら何か会ったのではと感じる所だが、この国の兵ならばカジノに遊びに行ってる可能性もある』
『シュバ………シュババ』
かつてシュバルゴはとある王国に使えていた為か、あまりにもお粗末なエルロードの兵達に呆れてしまう
『シュバァ、シュゥバシュババ!!』
「おぉそうだな根性叩き直してやれ!!
(その間に俺はタップリ羽を伸ばすとするか)」
『カンボッ!!!カンボォォ!!!』
「待ってポッケちゃん!!足を引っ張らないで!!!!ゴフッ!?」
早く王宮に行こうと、レインの足を引っ張りながらポッケがせがむ
「ソレにしても街の人達も普通にしてるし、やっぱり魔王軍は来てないわね……良かった」
「やはりアクアの言う通り、ウィズの仲間は財布か何かでも落としたのか」
「そんな雰囲気じゃなかったんですけどね………」
入口から王宮に向かう道中、沢山の人間達が街中を歩いているという日常的な風景に安堵するリーンであったが
『ンニャ?
ンニャァァ!?』
何かの気配を感じニャオハが後ろを振り返ると
「……………………ニヤァ」
「………………………ニヤァ」
「……………………ニヤァ」
通り過ぎた際に一言も声を出さず歩いているか立ち止まっていた街の人間全員が、ニヤリとした不気味な笑みを浮かばせ此方を見ており悲鳴を上げる
「どうしたのニャオハ?」
『ニャニャ!!ニャァ………ニャ!?』
リーンの顔を見ながら後ろを振り返る様に言うニャオハだったが、彼女が再び振り返ると街の人間達は先程と同じく普通に過ごしていた
「街の人達がどうかしたの?」
『ンニャァニャ!!ニャァァニャァ!!』
「どうした?」
「皆が不気味に笑いながら一斉に私達を見てたって」
「まぁそりゃ見るだろうな、あんな妙な格好したクルセイダーが居るんだから」
「ララティナーちゃんに聞こえたら可哀想だから言わないであげて……でもまぁ確かに視線は集まっちゃうかもね、皆が見たのはソレが理由じゃないかな」
『ニャァ……
(そ……そうだと良いけど)』
「ポッケちゃんストップ!!転ぶ!!コレ以上引っ張られたら転んじゃう!!!」
ドン!!
『カボォォ!?』
「グハッ!?
す……スミマセンぶつかってしまいまし………あれ?」
曲がり角の先の誰かとポッケがぶつかってしまい、その人物に謝罪しようとするレインの口が止まる
「…………………」
『………………』
「アナタは……確かダークライの時にいらっしゃった」
「あら?
クリスにメロエッタじゃないの」
(はぁ?
エリス様達なんで居るんだ?地上に降りる何て一言もなかったのに
あっ!もしかして、ともっこ達と戦う加勢に来てくれたのか?)
「どうしたんだクリス?
まさかと思うが………何か仕事か」
(あぁそっちか………)
ゴールデンアイは神器でなかったが、他の神器がエルロードで見付かり盗みに来たのではと
銀髪盗賊団の活動を良く思って居ないダクネスが探りを入れる目で見つめる後ろで、カズマが考える
「ちょっとヤボヨウでね、トコロでミンナおなかスイテナイ?」
『トッテモうまいモチがある、タベテ』
「餅?」
紫色の1口サイズの餅を複数取り出す
「随分変わった色の餅だな?」
「初めて見るな……エルロード王国の食べ物か?」
「いえ……こんな色のお餅、エルロードに無かったです」
「さぁドウゾ……タベテ」
『ドウゾドウゾ』
[何かしら………エリスもメロエッタちゃんも何だか様子が]
「わーい♪」
『『『チュ~チュ♪』』』
『バケチャァ♪』
パクパクムシャムシャ
「あっ!? ズルいですよアナタ達だけ!!!
私も!!」
パクパクムシャムシャ
「ちょっとアナタ達!!
お餅をそんなにガッツいて食べちゃ危ないわよ!!!」
「おぉぉ!?何ですかこのお餅……凄く美味しいです!!!」
パクパクムシャムシャ
「ホッペが落ちる!!!」
パクパクムシャムシャ
『バケチャバケバケ♪』
パクパクムシャムシャ
『『チュチュゥチュ♪』』
パクパクムシャムシャ
『チュ………』
出遅れてしまい、子供達と妻が美味しそうに食べているのをヨダレを滴しながら眺めるステーキであったが
『チュチュ、チュ~♪』
『チュゥ!?
チュ~
チュチュ♪』
妻がアーンと餅を口に入れてくれ幸せそうに噛み締める
「めぐみんさん………そ……そんなに美味しいんですか?」
「えぇ最高です、こんな美味しい物今まで食べた事がありません!!」
パクパクムシャムシャ
「………ゴクリ」
『………ジュルリ』
「あっ………おいお前ら、アイリスとティアラも食べたそうにしてるから分けてやれよ」
パクパクムシャムシャ
「おい聞けよ!!」
ぐぅ~
「……………」
『ナマナ、ナマンケ?』
「ば……晩飯食ってねえから仕方ねえだろ!!」
「ねぇカズマ」
「あん? 何だよ?」
「クリス、何だか様子が変じゃない」
「そうか?
ただ美味い餅を俺らに恵んでくれてるだけじゃねえか」
「だってダクネスのあの姿を見て、何も反応がないのよ」
下半身部分の前後に岩で作られたり派手で大きな仮面を付けている友人を前にしても、クリスは何も反応を見せない
「俺らと会う前からの付き合いなんだし、アイツの奇行に馴れてるだけじゃねえか」
「…………そ……そう………かな?」
口では否定するも有り得るなと思ってしまう
「まぁもし何か合ったとしても、俺の敵探知スキルに反応が有る
今のところ全く反応はねえよ」
「はいダクネスもタベテ」
「あ……ありがとう………所でクリス、何だか何時もより覇気がないが……どうかしたか?」
「そんなコトないよ、さあタベテタベテ
オイシイからハヤク……オモチ……タベテ」
「わ……分かった、あ~ん『それ食べちゃダメニャ!!!』ガリッ!!
ウォォォ!?」
『リオリオ!?』
手に持っていた餅が消え自らの指を噛んでしまう
『危機一髪ニャ』
『マンネマネ!!』
「ニャースにマネネ!?」
『ピッカピカ!?』
「という事は!?」
バタン
すると近くの家の扉が開く
「という事はと聞かれたら」
「答えてあげるが……と言いたいが以下省略!!」
『ソォォナンス』
「マラサダ屋さん!?」
「お前達はいつぞやの盗人!?」
「何の用なのロケット団!!」
『マフォマフォ!!』
「なによ、折角隠れてた所を助けに来てやったのにその態度!?」
「助けに?」
「えぇ!?
ムサシさんとコジロウさんが、何故ロザリーとブラッドの家から!?」
「説明は後にするんで店主さん早くこの中に!!
お前らもだ!!」
「うわぁ……アタシ達を不法侵入の仲間にするつもりね!!」
「良いから早くしろ!!」
「モグモグ………モグ…………」
「ムシャムシャ……ムシャ…………」
「あれ?
めぐみん、こめっこちゃん……どうしたの?」
『『『『『……………』』』』』
『バルスリンとイッカネズミファミリーも止まったロト』
勢い良く食べていた皆の手と口が止まる
「まさか餅が喉に詰まったのでは!?」
「えぇ!?」
「アクアさん、イブ
早くお水を出して下さい!!」
「はいはい任せて、ほらアナタ達口を開けてちょうだい
アタシも早くこのお餅食べたいんだから」
「だからその餅食べちゃダメって言ってんでしょ!!!」
「「…………………キビ?」」
『アゥアゥ、オシャマァ』
「ほら早く口を「「キビキビィィ!!!!!」『バケバケェェ!!!!!』
『『『『チュチュゥゥゥ!!!!!!』』』』わぁぁ!?」
パクッ
『オシャァァ!?』
パクッ
突如めぐみん達が奇声を上げアクアとイブが転んでしまい、その弾みで手に持っていた餅が口の中に入ってしまう
{背景BGM キビキビダンス}
「「キビィ♪キビィ♪キビィ♪」」
『バケェ♪バケェ♪バケェ♪』
『『『『チュチュ♪チュチュ♪チュチュ♪』』』』
「………………何やってんだお前ら?」
『ナマナンマァ………』
奇声を上げたと思いきや、めぐみん達はニヤリと笑いながら両膝を曲げて胸の前に付きだし上下に動かしながら腰や体全体を激しく揺らし始める
「め……めぐみんさん?」
「キビキビ♪ キビィ♪」
「ね……ねぇ……めぐみんとこめっこちゃんの目、紫色になってない?」
紅魔族の身体的特徴である深紅の目が紫色に変色していた
『ピィカピカァ!!!ピィカァチチュ!!!』
『フォクシマフォ!?』
『ニャァ!?ニャニするニャア!?』
ピカチュウとマフォクシーがニャースの胸ぐらを掴む
「今度は何をしたのロケット団!?」
『ニャア達はニャニもしてニャイニャア!!』
『ソォォォナンスゥ!!!』
「もうレッドガール達は手遅れだ、お前ら早く此方に来い連中が来るぞ!!!」
「連中?」
『ンニャァァァァ!?ニャニャァァ!!!』
「また後ろを見て………ガクガクブルブル」
再びニャオハに後ろを見るよう言われ、振り返ったリーンの顔色が真っ青に変わる
「「「「「「「キビキビキビィ♪キビキビキビィ♪」」」」」」」
街の人間達、そして何時のまにか集まった大勢の兵達がめぐみん達と同じポーズをしながら此方にゆっくりと迫って来る
「ど………どうやらお言葉に甘えた方が良いみたいだな」
「そ………そうね」
「フゥ……フゥ……フゥ……」
『リオリオルカァ?』
「あぁ大丈夫だ……だがやはり自傷は全然満足しないな」
「ダクネス………」
「あぁクリス、すまない折角の餅だが取られてしま「ハヤク……オモチ……タベテタベテタベテ、イッショにナロウよ」ど……どうした?」
「き……き………キビキビキビィィィ♪」
「本当にどうした!?」
『キビキビ……オマエたちもハヤク、オモチタベテタベテ
キビキビキビィ♪』
クリスとメロエッタも同じポーズをしながらゆっくりと迫って来る
「ボサッとしてはいで早く来なさい!!!」
「ぐぉぉ!?」
『ルカァァ!?』
バタン!!!
ダクネスとルカリオをムサシが引っ張りドアを閉め鍵を掛ける
ドンドン ドンドン ドンドン
「キビキビキビィ♪キビキビキビィ♪キビキビキビィ♪」
『キビィィィ♪』
そのドアをクリスとメロエッタが勢い良く叩きまくる
「よーし……先ずは深呼吸だ
ヒー ヒー フー
ヒー ヒー フー
ふぅ………………何なんだよアレは!!!!!!!!!!」
次から次へと訳の分からぬ事が起き、深呼吸で落ち着きを取り戻したカズマがロケット団に叫びを上げる
「アレは毒でおかしくなった奴らだ」
「毒!?」
「ハッ!?
もしやあの紫色のお餅ですか!?」
「そうよ」
『ニャアが餅を分析した所、あの餅のニャかに神経に影響をもたらす猛毒がタンマリ入ってるニャ』
「そしてその毒の餅を食べて様子がおかしくなった奴らが、他の奴にも次々と餅を食べさせて行った結果が今の状況って訳さ」
「バイオ○ザードじゃねえか!!!
誰だよそんなTウイルスみたいな毒バラ撒いたのはよ!?」
「言っておくが俺達魔王軍ではないからな、そんな毒など今は亡きハンスですら産み出せん」
「じゃあ誰が!?」
「ちょちょ……ちょっと待てください!?
た……確かアクア様やイブ様……先程あの餅を食べてませんでしたか!?」
「あぁそういえば口の中に入ったから食べたわね」
『オシャマ』
「2人とも早く吐き出して!!!」
『マフォクッ!!』
「平気よ、セイクリッド・ハイネスヒール!!
毒なんてアタシに効く訳ないわ」
『アシマリマ、アゥアゥ♪』
「ふふぅん♪」
流石アクア様と太鼓判をイブに押されドヤ顔を浮かばせ胸を張る
「まぁ本当に解毒に関してだけ!!!は優秀だもんなお前」
「あぁやはり地上に下りてもソコは変わっていないのか、水の女神アクアは回復魔法に関してだけ!!!はどの神々よりも優れていたからな」
「ちょっとちょっとカズマさんも下痢もベタ褒めしないでよ♪」
「下痢は言うな!!!」
「あ……あの……」
恐る恐るセナが手を上げる
「先程から聞こうと思って居たのですか、この方達はサトウさん達のお知り合いなのでしょうか?
クレア様が盗人と言ってた気がしますが」
「……………まぁ知り合いになるか」
「知り合いとして認識はしたくないけどね……」
「あらあら折角助けてやったのに口が悪いわねジャリガール、こういうゾンビ物で場の空気悪くする奴が真っ先にヤラレるって知らないのかしら!!!」
「どういう状況か完全に分からないのに、アナタ達に素直に感謝したくないわよ!!」
『ピカピカ!!』
『フォクフォク!!』
強く頷く
「まぁまぁ無事な者同士、今は争わないで置こうぜ」
「あのコジロウさん、この家ロザリーとブラッドの家なのですが
何故皆さんが此方に?」
「実はロザリーさん達が、外の連中から逃げる俺らを中に避難させてくれたんですよ」
「そうだったんですか、ソレで2人は?」
「今ルナさんと一緒に、リビングで穴を掘ってます」
「穴?」
「この街から脱出する為よ、アタシら最初はブロロロロロームに乗って『ブロロームロト』脱出しようとしたけど、様子がおかしくなった住人達が立ち塞がって来て
連中を引いてでも行こうとしたら、アタシらと一緒に居たクソ生意気なジャリボーイがソレだけは止めてくれてウルサイから断念したって訳」
「まぁブローム『ブロロームロト』に引かれたら痛いじゃ済まねえもんな」
バンバン バンバン バンバン
「「キビィィィ♪キビキビキビィ♪」」
「わぁぁ!?
めぐみんや街の人達もドアを叩き始めてるわ!!!」
『このままでは直にドアが破壊され侵入されてしまうぞ!!』
「おいお前ら、俺らも穴掘るの手伝うから連れてってくれ!!」
「いえ待ってください
アクアさん、外の方々の毒も解毒してくれませんか?」
「そうか!!毒でおかしくなってるなら解毒すれば良いだけ!!
頼むぞアクア」
「……………………」
「アクア?」
「……ニンズウがニンズウだからスグにはムズカシイわね、それにアタシがゲドクするアイダはオトナシクしてモラワナイとダメだから」
「「「「「「「キビキビィキビィ♪」」」」」」」
「あんなにハゲシクうごかれたらゲドクできナイワ」
「なら貴様のバインドやナマケロのあくびで連中の動きを止めろ」
『ナマケナ、ナンマァ』
「人数を考えろよ!!!無理に決まってんだろ!!!」
「ならめぐみんさん達には申し訳ありませんが、ユキメノコさん」
パァン
『メ……メンノォ』
「もう気分は大丈夫ですか?」
『メンノォメノ』
「良かった……ではユキメノコさん、外に居る皆さんを凍らせておとなしくするのを手伝ってください」
『メノォ!』
分かったと頷く
「では早速」
「まってウィズ……」
ピタッ
「何ですかアクア様ぁぁぁぁ!?」
『メノメノォ!?』
ドアを開けようとするウィズの肩をアクアが掴むと、彼女を浄化しようと力を入れる
「ハラヒレ……ハラホレ……」
「「ウィズさん!?」」
「お前ウソだろ……こんな時に味方潰す真似するか普通!?」
「だってだってあたりまえジャナイ……アタシはミズのめがみナノよ……ジャアクなソンザイは………キビキビ……ケサナイと……キビキビ……キビキビ」
『オシャオシャ……おしゃまぁ……オシャオシャ』
「キビキビィキビィ♪キビキビキビィィィ♪」
『オシャオシャオシャ♪オシャァァァ♪』
アクアとイブも紫色の瞳を輝かせ例のポーズを行い始める
「ま……まさか……解毒出来なかったのか!?」
「そんなバカな!?
回復能力だけは本当に優秀なのだぞこの女は!?」
「……………バインド!!」
「キビ?」
『オシャ?』
ガラガラ
『ナマァァァ!!!!』
「キビィィィ」
『オシャァァァァ』
バタン
カズマがバインドでアクアとイブをグルグル巻きにし窓を開け、ナマケロがグルグル巻きの2人を外に放り投げ直ぐに窓を閉める
「…………………今すぐ穴掘って街から脱出するぞ!!!!!」
アクアですら解毒出来ないと知り、気を失ったウィズを連れ急いで街からの脱出の為にリビングに向かう
<リビング>
リビングの床が捲れ穴が空いており、周りが土で溢れ返る
一同はその穴の中へと入り走って奥に向かうと
「お願いねブロローム」
『ブゥゥン!!』
ブロロームの車体に掘った土を乗せ運ばせるルナの姿が
「どうですかルナさん?」
「あぁコジロウさん、だいぶ掘り進めて起きましたよ……って!?
何でサトウさん達が!?」
「エルロードに居る理由は色々あって、此処に居る理由ならコイツらに助けられて穴掘りに加勢しに来たって訳です」
「あの………まさかとは思いますが、この騒ぎはサトウさん達は関係ないですよね?」
「………お姉さんは俺らを何だと思ってんッスか」
「厄介事を引き寄せる天才だと思っています」
「少しはオブラートに包めよ!!!」
「おいお前達、一体何の騒ぎ………げっ!?」
「あっ!?」
『ピッ!?』
「レヴィ王子!?」
『ティ!?』
奥から全身が土や泥だらけのレヴィ王子が現れ、露骨なまでティアラの顔が嫌悪感で歪む
「お……お前達も無事だったのか」
「そういう王子様こそ、部下達が変になってたんでテッキリ王子様も毒の餌食になったかと思ったッスよ」
「ふん!!王子の俺があんな変な餅如きの餌食になるもんか」
「良く言うわよ、ニャースが止めなかったらアンタ食いそうだったじゃないの!!」
「余計なこと言うな!!!というかお前も食いそうだったろうが!!!!」
「どうやらロケット団が言っていたクソ生意気なジャリボーイってレヴィ王子の事だったのね」
『フォクフォク』
「ねぇセレナ………今皆あの男の子の事を王子様って言ってたけど………本当?」
「うん、この国の王子様のレヴィ王子よ」
「ガクガクブルブル」
「どうしたのリーン!?」
「おいリーン、どうしたそんな震えて……あぁ!?
テメェあん時のクソガキ!!!」
「そういうお前は詐欺師!?」
「詐欺師?」
「ダストとキースが騙した子供って………あの子なの」
「えっ!?」
「このヤロウ良くもサツに通報しやがったな!!
おかげでキースとテイラーが捕まったんだぞ!!」
「騙したんだから当たり前だろうが!!何故騙した側がキレる!?
というか何故お前が此処に居る、刑務所に居る筈だろ!!!」
「おあいにくさま、コチとらサツを撒くなんて慣れっこでね」
「無実の仲間に罪被せて逃げたんだよ」
「言うな!!」
「……………お前最低だな」
「うるせぇ!!!自覚してるわ!!!!」
「いや開き直るなよ」
「「ウィズ!?」」
するとユキメノコが支える黒焦げとなったウィズの元に、レヴィ王子と同じく穴の奥から2人の男女が駆け寄る
「大丈夫かウィズ!?」
「そんな……嘘よね……ウィズ!!!
良くもウィズを!!!この腐れ堕天使!!!」
「待て待て!?今回は俺は何もやってない!?」
後ろに居るデュークの首根っこを掴み上げる
「この2人か、ウィズの冒険者時代の仲間というのは?」
「えぇ、私達を匿ってくれたばかりか脱出の為とはいえ家の中を掘らせてくれるのを許可してくれたお優しい方々でして
あら?
アリスさん達もご一緒だったんですね」
「えぇ、皆さんがエルロードに来たのはワタクシの用ですので
お二人ともご心配いりません、ウィズさんは少し気を失われているだけですから」
「そ……そうか……気を失ってるだけなら良かった」
「ホッ
教えてくれてありがとうねお嬢ちゃん……って!?
アイリス王女様!?」
「…………………王女様?」
「申し訳ございませんルナさん、今まで騙す様な真似をしていまして」
何故名を偽っていたかを簡単に説明する
「すみませんでしたぁぁ!!!
冒険者や冒険者カードについて生意気な態度で説明してしまって大変申し訳ございません!!!!」
「いいえ、とても親身に教えて頂き嬉しかったですよ♪」
「にしてもアイリス王女様とレヴィ王子様が結婚しそうになってたなんてな」
「中止になって良かったですね」
「おい……ベルゼルグから我が国に移住するのを許してやったのに何だその言い種は」
「あぁ失礼しました!!
(移住するのに許可なんて貰ってないんだけど……)」
「ソレで、例の毒が入った紫色の餅を産み出したのは誰は分からないのか?」
「スミマセン俺達も分からなくて、ウィズとユキメノコが皆さんと出掛けて暫くした後に俺とロザリーで買い物に出掛けた時には
既に街中は様子がおかしくなった奴らで溢れていまして」
「でもおおよその検討は付くわ、あんな妙ちくりんな動きをさせる毒を使って来るなんて魔王軍に決まってる
そこに丁度魔王軍のストーカーが居るし、大方ウィズへのリベンジの為に街の人達を巻き込んだんでしょ!!」
「だから今の魔王軍にハンス以上の毒を使える奴なんて居ないんだ!!!」
「じゃあ誰がやったのよ
そこの猫君が調べたけど、人間が産み出せる様な毒じゃないみたいだし
言っとくけどエルロードに生息してるモンスターに、そんな毒を使う奴は居ないわよ!!」
「俺が知っている訳がないだろうが!!」
『ピィカァピカピカチュ』
『えっと……そこのバカネコが適当な事をほざいてるだけかもしれないよ、だってロト』
『こんニャ切羽詰まった状況で適当ニャ事言う訳ニャース!!!!』
「やはりラグクラフト様が関わっているのでは」
「はぁ? おいレイン、何でラグクラフトの名前が出て来るんだ?」
「あっ!? えっと……その……」
「隠さなくて良い、どうせ捕らえた時に判明するんだ
レヴィ王子、実はこの国の金品を魔王軍に横流ししている者がおりまして
ソレがラグクラフト殿………魔か王軍のドッペルゲンガーです」
「………………………………はぁ?」
「本当ですかソレ!?」
「あぁ、お前達も知っている其処のストーカー堕天使が吐いた
ウソ発見器に反応が合ったので先ず間違いはない」
「そんな……まさかラグクラフト様が魔王軍だなんて」
「じゃあやっぱりこの騒ぎは魔王軍で決まりだわ!!」
「だから我々ではない!!!」
「とにかく犯人探しは後回しだ!!!
いつドアをぶち破って、毒でおかしくなった奴らが押し寄せて来るかも分かんないだぞ!!」
「ダストの言う通り、今は街からの脱出が最優先だ!!!」
「ですがサトウさん、良いんですか?」
「何が?」
「アナタの仲間のアークプリーストの方ですら、例の毒を解毒出来なかったのですよ
毒の使用者の目的は分かりませんが、もし魔王軍のラグクラフト様が黒幕ならこのまま放置するのは危険では」
「確かに……今はこの首都だけだが、このまま放っておけばエルロードだけでなく世界中が大変な事になってしまう」
「んなこと俺らが知るか!!!
こういうパンデミックの時はな、逃げるが勝ちなんだよ!!!」
「おいジャージボーイ、ゾンビ物で協調性の無い台詞言う奴はロクな目に合わないから自重しとけよ」
「ムグッ!!!」
「そんなのは他の優秀な冒険者が何とかしてくれるだろうし、俺達は俺達のヤれる事をやろうぜ」
「おぉそうだな、ミツルギみたいな凄腕の冒険者にはこういう時にこそ働いて貰わないとよ」
「なら犯人を見つけて止めさせましょう、ソレが私達のヤるべき事だもの」
「おいおいママ、お前のヤるべき事はポケモンゲットだろうが
先ずは捕まえたともっこ達をエリス様に渡そうぜ…………
(って!?
そのエリス様も毒で変になってんだったぁ!!!!
アレ……マズくねえか今の状況!?
女神2人がゾンビみたいな状態になってるとか………世界崩壊の危機じゃねえかぁぁぁぁ!!!!!)」
「どうしたの?」
「あぁいや何でもねぇ……とにかく先も言ったが、そういう厄介な案件はミツルギみたいな凄腕に任せて
俺らはパンデミックが収まるまで遠くに避難しようぜ
(バイ○でも騒動は主人公だけしか解決出来ないんだ……頼むぞ転生者のチート持ち連中!!お前らは今日から主人公だ!!!)」
「カズマに大賛成!!
ほらさっさと穴掘って街の外に逃げるぞ」
「貴様らという奴は!!
めぐみん殿やこめっこやアクア殿、ダークライの時に共に戦った銀髪の少女にあの様なアラレもない動きをさせる不届き者を成敗し
自らの手で元に戻してみせるという考えが湧かんのか!!!
見ろ!!小さなフェンサーすら戦おうとしているんだぞ!!!」
『カポカァポッ!!』
「じゃあお前らがヤレ!!」
「そうだそうだ俺らだけでも逃げる……なぁ相棒、お前さっきイイネイヌと戦って疲れたよな?」
『ナマ?』
「アクアさんに回復して貰ってなかったっけ?」
「リーン今は余計なこと言うんじゃねえ!!」
「き……傷は癒えても、戦いの疲れはあるよな相棒」
『…………………チラッ』
チラリと心配そうに此方を見るアイリスの方に目線をやる
『ナママ、ナンマケェ』
「犯人をブッ倒す!?
おいおい相棒良く考えてくれ、今はアクアが居ないんだぞ………しかもエリス様もだ
もし死んだらどうすんだよ!?」
エリスの下りはナマケロにしか聞こえぬ小声で話す
『…………ナマナンマァ、ナマケナァ』
「その時はその時の風が吹くだぁ!?
成り行きに任せんのかよ!?」
「アイリス様、お願い致します」
『ティアラ、今回は特別だ……もう1人のお兄ちゃんに前に話していたヤってあげたい事をやって来なさい』
『ティアラァ♪』
兄に言われティアラは人間の幼い姿に変わる
「お兄様、一緒に犯人を捕まえめぐみんさん達を元に戻しましょう♪」
ギュゥゥ
『♪♪♪♪』
ギュゥゥ
「………………しょうがねぇな!!!」
「そんな初歩的なハニトラに引っ掛かんな!!!!」
「どこがハニトラだ、ただの可愛い妹達からのお願いじゃねえか」
「王女と幼女に抱き付かれて頼まれ事されんのは立派なハニトラだぁぁ!!!!」
「ぐだぐだ文句言ってないで、アナタも手伝うのよダスト」
『シュババ、シュウバァ』
「ほら! シュバルゴは手伝ってくれるわよ」
「手伝えって………そもそも犯人捕まえるって言っても、何処に居んだよ犯人?」
「ラグクラフトさんが黒幕ならひとまず王宮に向かいましょう、ソレにサトシも心配ですし」
「そうだな、兵達も毒でおかしくなっている以上、王宮の牢屋に居るサトシも危険だ」
「えっ!?
ちょっとジャリボーイの奴なにしでかしたのよ!?
牢屋に入れられるとか」
「王子とイザコザが合ったんだよ、だよな王子様」
「そ………………そんな……そんな……」
「あん?
アイツどうしたんだ?」
「ラグクラフト様の事がショックなのですよ、レヴィ王子は幼い頃にお母様の王妃様が亡くなられお父様のエルロード王は多忙ですのでラグクラフト様が親代わりだと聞いた事があります」
「ふぅん………まぁお気の毒だな」
『ソレで結局何処に向かうのニャ?』
「セレナの言った通り王宮に行く、サトシの様子も気になるし
あの爺さんが犯人かは分からないが、わざわざこんなパンデミックを引き起こしたんだ絶対犯人には何か目的がある」
「まぁ目的も無しに、こんな騒ぎは起こさないよな」
「だろ、アソコには数え切れない程の金やゴールデンアイを初めとした宝が沢山あるんだ
もしかしたら金目当ての犯行かもしれねぇ、なら犯人の奴が居る可能性が高い!!!」
「先まで逃げるぞと腰を抜かしていたクセに、随分な張り切り様だな………だが気持ちは分かる」
『あぁ………』
「行ってみましょうお兄様!!」
ギュゥゥ
『♪♪♪』
ギュゥゥ
「しやぁぁぁ!!やってやんぜ!!!!」
((プリティサンド………羨ましいぃぃぃ!!!!))
「あのレイン様……あの茶髪の男の子をアイリス様お兄様って言ってますけど、ジャティス王子様じゃないですよね彼?」
「そういうプレイをさせてる人なんです」
「王女に!?」
「そう言えばウィズが言ってたわね、アクセルでお世話になってるサトウカズマさんという冒険者の男の子はロリコンでショタコンでケモナーの多種多様な性癖を持ってるって
あの時は話盛り過ぎって思ったけど………本当だったんだ」
王女やモンスターの姿から幼女に変わった子供に挟まれる形で抱かれ、テンションがハイになっているカズマに対しウィズの仲間達はヤバい奴認定を与えていた
<数分後>
リビングの穴をクリス達に見付つからない様に家具で隠した一同は、ガイドブックの地図を便りに王宮に向けて穴を掘り進め
「コレでロザリーさん達の家から南東1キロは掘り進めた、間違いない王宮はこの上だ」
「凄いですねマラサダ屋さん、1キロ進んだって感覚だけで分かるんですか?」
「まぁ穴掘り作業は何百回もやって来たんで」
ズキュン!!
(あぁ~汗水を流して土木作業するコジロウさんも素敵ぃぃぃ♪)
「…………本当アナタ達って穴を掘るの得意ね、無茶苦茶スムーズに進んだわ」
『マフォク……』
『ニャア達の生活の一部だからニャ』
『ソォォナンスゥ!!』
「ルカリオ、上に人の気配はあるか?」
『…………リィオリ!!』
「此処から300メートル先に数人居るそうだ、地上に出たら急いで隠れよう」
「えぇ!」
「よーし、上に向かって掘るわよアンタ達」
『マンネェマネ!!』
「了解ッス!アネさん!」
「アネさんは止めて!!!」
「頑張ってくださいお兄様!!」
『ティアティア!ティアラァ♪』
アイリスとティアラも土木作業を手伝おうとしたが、全力で2人の兄とロリコン騎士に止められたので皆の応援をする事に
「なぁ…………アイリスにさせないなら、俺もヤらなくて良くないか」
「王子様は地元の人間なので頑張ってくださいませ!!!
はいはい手を動かして動かして」
バァ!!
「グパッ!?」
「その通りですレヴィ王子、さぁ地上はもうすぐです」
バァ!!
「グパッ!?
お前らワザと顔に土ブン投げただろ!?」
「投げた先に偶然王子様が立ってただけッスよ、なぁクレア?」
「えぇ」
「反対側に投げてんじゃねえか!!!」
「アンタら騒いでないで作業に集中しなさい!!!!」
「すんませんアネさん!!」
「だからアネさんは止めて!!!」
「後もう少しね……てぇい!」
「グパッ!?
おい人間!!お前も先から何回も何回も土を顔に投げるな!!!!」
「手錠してるせいで作業してない怠け者のストーカーなんだから文句言わないでちょうだい、てぇい!!」
「グパッ!?」
そんな、とやかく言いながらの土木作業を
『…………コレクレ』
小さな生き物が隠れて見ていた事を知らない一同は、土壁を掘り進めて行き
<王宮 庭>
地上に上がると、直ぐにルカリオに探知して貰った人の気配が無い場所に移動する
「そんで王宮に来たけど、此処からどうすんだ?
片っ端から犯人探すのか」
『その必要はない』
「何でだ?」
『ルカリィ、ルカルカァ』
『あぁカズマの言っている事は間違いではなかった、王宮の屋上から人間ではない者の気を感じる』
「ならやはり魔王軍……ラグクラフトが関わっていたか」
「お前、ウィズへのストーカー行為に俺達の誘拐だけでなく国家転覆も企んでいたのか!」
「しかも散々違うって言ってたから偽証罪も追加ね」
「だから我々にそんな毒を使える奴は居ない」
「お前が知らないだけで、魔王軍にはハンス以上の毒の使い手が居るんじゃねえのか?」
「俺は幹部候補だ、どんな部下達が居るか魔王様からキチンと知らされている!!」
「ソレはどうかしら」
「なに?」
「幹部候補だからボスに期待されてるってアンタが思ってるだけで、案外ボスからアンタ忘れられてるかもしんないわよ」
「………そ……そんな事あるわけが、俺は魔王軍に入隊し直ぐに幹部候補となったエリートなんだぞ忘れられる訳が」
『ニャア達もエリートだったのに何時のまにかボスに忘れられ、知らない間にクビにニャってたのニャ………アレはショックだったニャア』
「合ったわね………自分じゃ期待されてるって思っても、ボスからすればタダの団員の1人に過ぎないもの
もしかしたらその毒を使える優秀な奴を見付けたから、アンタのボスってばソイツにお熱になってたりして」
「なぁ!?」
『そしてソイツがオミャーが居たら此処で働きたくニャイってボスに言って、オミャーを自主的に辞めさせる為に干してるかもしれニャイニャア』
「確かに……ギルドの上層部も明らかに仕事が出来ないのに見た目が良い秘書を可愛がって、優秀だけど協調性が無い人には早く辞めて欲しいって隠れて愚痴ってたわ」
「あぁ分かります、検察でも自分の事をエリートだと自称してる人は干されてましたし!!」
「でしょ、何処の社会も第一に優先されるのは居ても面白くないエリートよりトップのオキニだもの」
「「ですよね」」
「あのムサシ……ルナさん、それとお姉さんもストップ……コレ以上は止めてあげてください」
「…………………」
段々とデュークは涙目になっていく
『ピィカァピカ、ピッカァチュ』
『ナマケナン!』
「おいアンタら、社会の厳しさ教えてるところ悪いけど早く屋上に行くぞ」
<屋上>
ルカリオやオーティスに探知して貰い、一同は無事に屋上へとやって来た
「何処だ……毒をバラ撒いた奴は」
『マダかな~マダかな~』
「ん?」
『カポッ!?
カポポ、カンポ!!』
クレアにアソコだと、ポッケが空に向かい指を指す
ソコには紫色の球体がプカプカと浮かびエルロードの街を見下ろしていた
『ママたちマダかな~』
「「「「「「「ゴールデンアイ!?」」」」」」」
(あ……あ………アレは)
{これママのぉぉぉ!!!}
(ワタクシの前世の記憶に居た…………)
『んん?
なんだオマエら?』
「しかも喋ってる!?」
「ゴールデンアイは喋るのですか!?」
「い……いや……そんなの聞いた事ない!!!
というか何故ゴールデンアイがこんな所にあるんだ、誰だ宝物庫から出したのは!?」
「何よゴールデンアイって?」
「このエルロード王国の国宝よ」
「噂でしか聞いていなかったが、ま……まさか動けるだけでなく言葉を話せるとは」
『オマエらオモチたべてないな、ちょうどいいやカズふやしたかったし
それぇぇ!!』
『ナマァ!?ナママ!!!』
「ンゲッ!?あの紫色の餅!?」
ゴールデンアイの体が割れると色の目や口といった顔らしき物が現れ、その左右に浮かぶ紫色に輝く場所から大量の紫色の餅が発射され
「「「ムグッ!?」」」
その中の一部がセナやロザリーとブラッドの口に勢い良く入り
ゴクリ
飲み込んでしまう
『メンノメェ!?』
「セナ殿!?」
「ロザリーさん!?ブラッドさん!?」
「おいマズいぞ、あの餅食っちまったら!!」
「「「………………キビキビィィ♪キビキビ♪キビキビ♪」」」
瞳が紫色に輝き例のポーズを行い始める
「そ……そんな……」
『ティアティア……』
「お……お餅を出したって事は、どうやら犯人はゴールデンアイみたいね」
「………………」
「カズマ?」
「………………」
(こんな真剣な表情のカズマ久しぶりかも……何か作戦を考えてるのかしら)
『ピカカ』
「なにピカチュウ?」
『ピィカァ……ピカカピィカァ』
「ん?」
何故か呆れた顔をするピカチュウに、カズマの視線の先を見ろと言われセレナがソチラを見てみると
彼は様子がおかしくなったセナとロザリーを見ていた
「「キビキビ♪キビキビ♪キビキビ♪」」
ブルン ブルン ブルン
「…………………ふぅ」
紅魔姉妹やクリスには無く、そしてその様な対象から外しているアクア以外の女性のふくよかなアレが激しく揺れる光景は思春期には堪らなかったかドンドンとカズマのカズマは伸び
「…………………最低」
一方セレナからの評価は下にドンドンと伸びていた
「おのれ……ゴールデンアイ!! 貴様の目的は何なんだ!!!」
『カンボォォォ!!カボカボォ!!』
『ゴールデンアイ?
ナンだそのヘンテコなナマエは、ボクにはモモワロウってカッコいいナマエがアルンだぞ』
「モモワロウ………聞いた事が無い名前です」
「おいお前、アイツ魔王軍のモンスターか……って聞いても無駄か
お前干されてんだし」
「ほほ……干されてなんか……な……ない…………はず」
「レヴィ王子、確かゴールデンアイがエルロードに現れたのは1000年前でしたよね」
「あ……あぁ」
「それ程大昔のモンスターならば、名前が知れ渡って居ないだけかもしれないわ」
「なるほど...…モモワロウとやら、貴様の目的は何だ!!
何故人々に毒入りの餅を食わせ操るようなマネをした!!」
「そ………そうだ!!
俺の国の民達に変な毒を食わせやがって、なに考えてんだゴールデンアイ!!!」
『ボクのママとナカマをサガサセてるダケだよ』
「ママと仲間だぁ?」
『ボクのクサリモチたべたらミンナァ~ボクのイイナリにナルノ、だからケライたちにママたちサガサセてるンダヨ』
『ナマァ?』
ゴールデンアイ……モモワロウが口に出した餅の名に、ナマケロが反応する
「人探しの為だけに、こんな騒ぎを起こしたの!?」
『マネマンネェ!?』
『だってだってママたちにアイタイもん!!!
まだミツカラナイから、オマエたちやホカのヤツラもケライにしてやる!!!』
『アイツ小さい子供みたいだニャ』
『あぁ……喋り方からして、かなり幼い』
「ちょっとアンタ!!人探しの為だけに、そんな物騒な物食わせんじゃないわよ!!!
というか自分で探しなさいよ!!!!」
『ソォォナンスゥ!!!』
『ウルサイな、ママじゃないのにボクにメイレイす………あぁ!?』
「何だ?」
突然モモワロウがダクネスの方を睨み付ける
『オ……オマエ………アイツのナカマだなぁ!!!!』
「はぁ!?」
「ダクネスさん、あの小さいモンスターとお知り合いなんですか?」
「いやいや初対面だ!!!」
『よくもよくも………ママのオネガイのジャマしたなぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!』
ジャリン ジャリン ジャリン ジャリン ジャリン
『鎖ロト!?』
餅を出した体から今度は大量の紫色の鎖が現れ、街中や王宮内に勢い良く向かって行き
ジャリン ジャリン ジャリン ジャリン ジャリン
直ぐに戻って来る
「キビキビ♪」
「キビキビィ♪」
『キビキビィ♪キビキビィ♪』
「キビキビキビィィィ♪」
『バケバケバケ♪』
『『『『チュゥチュゥチュュュ♪』』』』
「め……めぐみん達!?」
「毒食わせた連中連れて来やがったのか!?」
毒を食べさせた者達を鎖に絡ませ屋上に引き上げる
「キビキビィィィ♪」
『オシャオシャ♪』
「アクアさん達も居ます!!!」
「チクショー!!アイツらバインド解いてやがる!!!」
「なっ!?
あ……アレは!!」
「キビキビ♪キビキビィ♪」
「父上!?」
「エルロード王が何故此処に!?」
『オマエら、あのカメンをツケテルやつタオセ!!!』
「キビィィィィ♪」
「仮面?」
『リオッ!?
リオリオ!ルカァ!!』
「コレの事か!?」
ダクネスの下半身を隠しているオーガポンの仮面をルカリオが指差す
「キビキビキビィィィィ♪」
『ンニャァァァ!?』
「ひぃぃ!?いっぱい来た!?」
めぐみん達や兵に街の人間達が、一斉にポーズを行いながら此方に向かって来る
「お前ら!!
コイツら無視してゴールデンアイ……じゃなくて!!
モモワロウって奴を倒すぞ、アイツが原因ならアイツを倒せば何とかなるかもしんねえ!!」
「なるかもって勘かよ!?」
「ですがそうするしかありません、操られている方々の中には小さな子供やご老人も居て攻撃する訳には……オーティス、ワタクシを背に
ティアラも行くわよ」
『任せろ!!』
『ティアティア!!』
「そうですね!!
行くぞフェンサー!!」
『カンポッ!!』
「せっかくの旅行台無しにしてくれちゃって!!
こうなったらやってやろうじゃない、コジロウ誰か呼んで!!」
「あいよ!!
ルナさんは危ないから下がっててください!!」
「はい!!」
『ブゥン~ブゥン~』
「ありがとうブロローム!!」
『じゃあニャアもルニャさんと一緒にブロロームの中に』
ガシッ
『ピィカァピカカ!!!』
『ニャァァァ!?
オミャーまたニャアをピッピ人形にするつもりニャア!!!』
『シュバァ!!シュババ、シュウバァ!』
「………はぁ………この状況ならもうヤるしかねえだろうが、ヤるよヤリャ良いんだろ!!!」
「よ……よーし……私達も行きましょニャオハ」
『ニャァ!?
(嫌だし!嫌だし!!
ウチあんなオッカナイ奴と戦いたくないし!!)』
「ダクネス、操られてる連中はお前が狙いだ
囮は頼んだぞ!!!」
「任せろ!!!」
『リオリオ、ルカァリィ!!』
「あぁ!!共に出迎えるぞ!!」
『リオリィ!!』
「ユキメノコ、ロトム!
お前らはウィズ連れて離れてろよ」
『メ………メンノ』
『了解ロト!!』
「行くわよポッケちゃん!!
地獄の業火よ焼き払え! インフェ「待て!!!」わぁぁ!?」
『カボォ!?』
火炎を放とうとするレイン達を何故かレヴィ王子が止めに入る
「お前達も攻撃するな!!!」
「あぁん!?」
「何故ですか!?」
「アレはゴールデンアイなんだろ!!!
もしアイツに攻撃して何か合ったらエルロード王国はどうなるんだよ!?
我が国はゴールデンアイが産んでくれる黄金で何とかしてるんだぞ!!!」
「知るか!!
アイツを放置してたらもっと大変な事になるだろうが!!!」
「えぇ、全世界の為ですので申し訳ないですがエルロード王国には犠牲になって貰います」
「さらっと恐ろしい事言うな!!!」
「つうか倒すなって、じゃあ聞くがよクソガキ
倒さないならアイツどうすんだ?
このままじゃ俺らもお前も他の奴等も、全員毒食わされてアイツの家来にされんだぞ!!!」
「そ……それは………は……話し合いで」
「はいはい退きなさい生意気ボーイ!!」
「グハッ!?」
「ちょっアンタ!?」
「おいおいムサシ、王子様を蹴るなよ!!!」
「邪魔なんだから仕方ないでしょ、さぁ行くわよコロモリ!!」
『コッロコロ!!!』
「レイン!!ポッケ!!
邪魔者は居なくなった、ヤレ!!」
「誰が邪魔者だ!?」
「は…はい!
地獄の業火よ焼き払え
インフェルノォォ!!!」
『カァァァボォォォ!!!!!』
「ま……待ってくれ!?」
レインとポッケの業火が合わさりモモワロウに向かって行く
が
『フン!!』
スパン!!!
「なっ!?」
『カボォ!?』
「鎖でインフェルノと火球を斬っただと!?」
『カポポッ……』
「ちっ!!
だったら全員で一斉に攻撃するまでだ!!
シュバルゴ、流石にこの状況だ全員で袋叩きするの嫌がんなよ!!」
『シュバ……シュウバァ、シュババシュ』
「ま……マジか、アイツそんなに強いのか」
『シュバ! シュウバァ』
本来なら1人を相手に複数で挑むのを嫌がるシュバルゴだが、モモワロウから発せられるオーラから只ならぬ者であると感じた為か自分も加勢すると槍を構える
「よーしなら槍貸してくれ!!」
『シュバッ!!』
「しゃぁ!!行くぞぉぉオラァ!!」
『シュバァァ!!!』
槍使いの2人が突撃し
「相棒!マッドショットだ!!
SSP! お前はとびきりの電撃だ
頼むぞ!!」
『ナマナマァ!!!』
『ピカァァァァ………チュゥゥゥゥ!!!』
「俺もヤってやんよ……ンソゲキィ!!!!」
ナマケロの<マッドショット>ピカチュウの<10まんボルト>に続き、狙撃スキルの矢が放たれ
「コロモリ!!エアスラッシュ!!!」
「マスキッパ!!タネマシンガン!!!」
『コロォォォ!!!』
『キパパパパパパ!!!!!!!!!!』
<こうもりポケモン>コロモリの<エアスラッシュ>に
<むしとりポケモン>マスキッパの<タネマシンガン>
「マフォクシー!!ブラストバーン!!!」
『マァァァァフォォォ!!!!!!!』
凄まじい爆音と共にマフォクシーが<ブラストバーン>を放ち
「お願いねニャオハ」
『ニャ……』
「大丈夫、私がサポートするから任せて
ハロウィンの時みたいにアナタの強い所を見せてね!!」
『ニャ……ンニャァ!!』
「エナジーボール!!」
『ニャァァァァァ!!!』
「ウィンドブレスゥゥ!!!!!」
ニャオハの草のエネルギーが込められた<エナジーボール>がリーンの風魔法により勢いが増し
「行くぞフェンサー、はぁぁぁぁ!!」
『カポォォォ!!!!!』
2人の剣士が突撃し
「もう一度行きましょう!!
インフェルノォォ!!!」
『カァァァボォォォ!!!!!!!!!!』
先程よりも威力の増した火炎
「オーティス! ティアラ!
ラスターパージ!! ミストボール!!」
『ハァァァァ!!!!』
『ティィィア!!!!』
「ワタクシも!!!
出でよ聖剣!!
エクステリオン!!!!!」
ドラゴン兄妹と聖剣による王女の一撃
『行くニャァァァァァ!!!!』
『ソォォォナンスウ!!!!』
ソレらが全てモモワロウに向かう
『フン!!』
スパン スパン スパン スパン スパン スパン スパン スパン
「「なっ!?」」
『シュバッ!?』
『カポッ!?』
「う………嘘だろ………」
武器や攻撃、ソレら全てがモモワロウが生み出す複数の鎖で切断されてしまう
「な……なんて硬度の鎖なの……」
『いや……鎖の硬度だけではない、奴は我々の放った攻撃の最も威力の弱い部分や武器の脆い部位を一瞬で見抜きその場所に鎖で攻撃を加え切断した……恐ろしい観察眼の持ち主だ』
『オマエらヨワムシ!!
ボクつよい!!!』
「ゴ……ゴールデンアイって………こんなに強いのか?」
「なら今度は私の爆裂魔法も」
『フォクシ!!
マフォ!? フォクシマ!!!』
「後ろ?」
ガシッ
「キャッ!?」
「キビキビィ♪キビキビィ♪」
「セナさん!?
えぇちょっと!?ど……どこ触って……あぁ……あぁぁ!?」
『フォクシィ!!』
操られているセナが後ろからセレナに抱き付き彼女の下半身をマサグリ始め、マフォクシーが止めに入ろうとするが<ブラストバーン>の反動で動けない
「キビキビィィィィィ♪」
「あっ!? ソレはともっこ達のボール!?
キャッ!!」
『フォク!?』
ともっこ達が入るボールを奪い取ると、セレナから離れたセナは彼女をマフォクシーに投げ
「キビキビィィィ♪キビキビィ♪」
モモワロウに向かい3つのボールを投げ
『んん? ナァニィ?』
ポン ポン ポン
『『『……………………』』』
気を失い床に寝そべる ともっこ達が出て来る
『イイネイヌ!? キチギギス!? マシマシラ!?』
「はぁ?
な……何でアイツらの名前知ってんだ?」
『ナマ……ナマッ!?』
「どうした?」
『ナママ、ナマケナンナァ
ナマナマァナマ』
「なんだって!?」
『オマエらドウシタ!?』
『『『……………』』』
『エェイ!!コレくえ!!!』
ゴクン ゴクン ゴクン
ともっこ達の口にモモワロウは餅を入れ飲み込ませる
すると
『ワァァァオォォォン!!!!!!!』
『キィィィィィィィ!!!!!!!!』
『ズラァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!』
「な………なな……」
「何だ何だ……犬と鳥と猿が大きくなった!?」
『巨大化しただけじゃないロト!!
皆と戦った際のダメージも回復してるロト!!』
『メノ……』
ともっこ達が目覚め雄叫びを上げると同時に、3体の体から紫色のオーラが吹き荒れ体が倍近く巨大化する
『なんだコリャァ!?
筋肉が満ち溢れて来やがる!!』
『な……何かしら……何処と無く懐かしい気分になるわぁん』
『あぁ……ごの感じ……前に何処がで』
『オマエらダイジョウブか!?』
『なっ!?』
『その声ぇん!?』
『まざが!?』
一斉にともっこ達は声のする方を振り返り
『『『坊っちゃん!?』』』』
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キビキビィ♪キビキビィ♪キビィィィィ♪(モモワロウのCVは関俊彦さんで再生お願いします)
へ( ゚∀゚)へ