聖者ニキの真のペルソナ解禁です!……但しまだ真の力は開花していないし制約だらけの正に『切り札』だけど
……ある意味最強の対メシアン・穢教鳥能力ですねこれ
……アビャゲイル先生からの新説である『穢教鳥やメシアン畜生が石鹸人間』か、だから蠱毒皿アレルギーって訳ね(沖縄支部からKSJ研に蠱毒皿、蠱毒皿ピッチャー注文爆増)
うちでは石鹸だろうが消毒液だろうがメシアン畜生だの穢教鳥だのとヤるのは『黒の章』に記載されたソドムとゴモラのご乱業より無理ですね……身体が綺麗になっても精神や魂がどうしようもなく穢れる悪質な漂白剤だしむしろ
初音郷や沖縄支部だと穢教鳥の解体・破壊・構造研究は盛んだから割りとその知識はありそうだし何なら自力で突き止めかねない……だけどこの辺りの知識は特級クラスの機(忌)密だろうなきっと。アビャゲイル様の作中通りの理由で
……そしてそれを転用すれば『天使やメシアン、そして天使人間の治療研究』にも繋がるから天使人間にされてしまった被害者達の身体ケアなどにも強くなるわけではあるな沖縄や初音郷は。沖縄や初音郷に『天使人間化した被害者の療養施設』という属性を与えられそう(メシア教被害者にはだいたい優しいのが沖縄や初音郷だし)。『熾天使ネキの世界線』辺りでは沖縄で療養しているかも知れない、私はあの世界線を決して描けないけど。盟友である破魔ネキがあんな理不尽な目に遭う世界線は無理だ(友情的にもメシアンキラー的にも)
※:追加タグ『ハーレム』入ります
教師「どうして遅刻したんだ?」
生徒「道でロザリオをなくして困っているメシアンがいたんです」
教師「探すのを手伝ってあげていたので遅刻したってことかい? 駄目だろメシアン何かに関わっちゃ!」
生徒「いいえ、奴さんのロザリオCOMPの上に立ってたんでそれ踏んで完全にぶっ壊すまで動くわけにいかなかったんです」
沖縄支部が破魔ネキと一緒に莫大な
だいたい昼の十時ぐらいに沖縄チームが全員招集され、沖縄支部の面子を密輸課の皆様に任せてから山梨に向かう。今は未だ半ば寝惚けている状態の破魔ネキは山梨で彼女のシキガミである赤兎馬?ケンタウロス?のセキトが抱えて帰ってゆくのを見送り……昨日の事件の説明並びに聖者ニキ達の身に起きたことをショタおじから説明される事になった
「……あー、みんな昨日はすまないな」
少々気まずそうな聖者ニキ、そしてその彼女で今回は特別に山梨第一支部に迎えられた聖者ニキの恋人である『間宮 莉子』と聖者ニキの前世と死因に大きく関わる
「「「「「はっ?」」」」」
非常に理解不能な急展開に宇宙猫と化す沖縄チーム(聖者ニキ除く)。そんな家庭板だか甘酸っぱい青春だかわからない謎展開でいきなり強くなるとかさっぱりわからない。彼らにとって強さとは過酷な修行や鍛錬で得るものであり……それ以外で唐突に得るとか頭が宇宙猫する様な摩訶不思議アドベンチャーな事態である
穢教滅閃の製造工程実体験なら序の口、精子の一つからやり直し体験、黒死ネキの疫病体験から星祭の猛者達相手の無謀な乱取り稽古、どれだけ床や己の血や肉片を舐めたか忘れるぐらいの敗北を繰り返して相手に頭を下げてぶちのめされただろうか……その程度なら普通で一番辛かった悪魔召喚士資格試験講座の体験よりはマシだろうが
『己のミス』で未来永劫悪魔や穢教鳥の玩具にされ穢され壊された家族、友人、恋人の姿を何度も何度も人生分直視させられたあの試練よりは遥かにマシだ……あの数日前に恋人を抱いていなかったら間違いなく心が完膚なきまでに折れ砕けていただろう
その絶望を踏破し、その後遺症の一つである悪夢に今も苦しみ悶えながらも彼らは今まで決して歩みを止めなかった……彼らが得た力は大概は苦痛と逆境、そして絶望の果てに自力で掴んだ力が大半である
その自負と誇り……それが驕りにならない様に常に山梨第一支部では星祭や他の修羅達に挑み伸びそうになる鼻っ柱をセルフで叩き折ることを繰り返していた。驕りなど不用、常に敵だらけの外界で己の手のひらに乗せられる『たいせつなもの』を取りこぼさない様に戦い続ける日々を過ごしてきた
そんな苦行僧、いや悟りを拓く前の仏陀の様な苦難の道を敢えて踏み抜く六人からすれば聖者ニキの幸せな覚醒は……我が事の様な歓びであった
同じ艱難辛苦と幸せを分かち合う前世含めて生涯最高の友の幸せと祝福だ……妬みなぞ最初っから無く前世の善因が追い付いたことと素敵な良縁に恵まれたこと、そしてその良縁で聖者ニキの未だ眠っていた力が覚醒したという余録を得て強くなれた。最高の慶事である
「やったな稟、おめでとう!」
「どんな力かは兎も角、そっちのお嬢さんも大切にな!」
「勿論、後でどんなエピソードがあったか聞かせてくれるよね?」
「お祝い代わりに俺秘蔵の飲兵衛の会おすすめ出すからよ!」
「なら俺はようやく出来た肉野菜ジャーキー*2出すぜ!」
普通に祝福している……こいつら一夫多妻は大丈夫なのか?というツッコミが来るとは思うが彼らは最早通常の法で縛れる存在ではない。最早神代の英雄や多神教の有力神の一柱ぐらいの力量を備えたほぼ現人神の類いである*3
故に運営などからも『一夫多妻は普通に有り』だと真面目に講習はされている……少なくとも現地民関係や結婚関係でショタおじは何の参考にもならない。スケベ部とは性倫理観や貞操観念の致命的なズレでその辺りの話は殆ど合わない
ガンスミスニキや執事ニキの場合は……彼女以外にも実は結構自身を想ってくれる女性が存在することは知っている。この夏休みから正式に彼女と付き合い出して今の現状に至った
故に未だ他にも存在する自身を想ってくれる女性には答えを出していなかった為に宙ぶらりんの状態であり、同じこの世界の闇を見てその宿業に捕らわれた彼女達にも責任を取らなくてはならないのである
嘗て起きたメシア教の説明会襲撃……それを『ショタおじやガイア連合の失態』と言ったのは洒落でも誇張でもない事実である。これで琉球ニキ達沖縄チームは『沖縄支部運営』という非常に大きな使命を背負うこととなったのだから
琉球ニキ以外の沖縄チームが沖縄支部運営を拝命した最大の理由は『沖縄に身内一同が安全に暮らせる安全圏を作る』という目的の為だ……故に彼らは『己を慕い、大切にしてくれた人々に対する責任』を果たす為に死地を練り歩く
暫くは普通に恋人といちゃつきはした……それで幻滅してくれるならそれはそれできっちり責任を取るつもりである。しかしこの状況に至っても彼女達の想いは変わらず、最初に想定していた型で責任を取る必要がある訳である
……今回は別ケースであるが、明日からの琉球ニキと同じ様に
琉球ニキの場合は両親や故郷の立ち回りの総精算であり、沢山の縁談から最低でも二人決まった許嫁を娶り、また出来れば後一人二人は……という背景がある。勿論残り五人の幹部達も嫁を娶ってくれるなら大歓迎である*4
……実際に見える縁だらけのガンスミスニキや執事ニキだけでなく、実は未だ色々『フラグ』というものが未だ沢山地雷の様に埋没しまくっている聖者ニキや八男ニキだっている。一応は未だ『安全圏』に居る*5銀剣ニキと様々な様相が沖縄チームにも見られるが、多分琉球ニキと同じ様にお見合い攻勢に晒されるだろうがまぁ今暫くは普通のカップルライフを楽しめるかも知れない
しかし……今の問題は『聖者ニキ達の身に何が起きたか?』である。いきなり覚醒者がペルソナ能力に覚醒するなぞ普通にありえない話である。それこそ『無意識のあん畜生ども*6』に繋がってしまう非常に危険な『ペルソナ様遊び*7』でもやらかさない限りそうあり得ない話である
……間違っても悪魔召喚士資格を獲得出来るぐらい悪魔への警戒心の強い聖者ニキがやる行いではない。ペルソナ様遊びという非常に危険な降霊術についてはそれなりの知識あるメガテニストや、そうでなくてもこの世界の危険性を真面目に勉強した腕っこきのデビルバスターである黒札ならそれこそ余程の事情が無い限りはやらない行いだ*8
……幸いな事に彼女達のペルソナは聖者ニキと同じ様に『反逆型*9』であるから少なくとも無意識の世界からの干渉ではないらしい。しかし色々と腑に落ちない点がある
基本的に『反逆型』というタイプのペルソナ能力に目覚めるものは基本的に『非常に強い負の感情』を撃鉄に目覚めるものである……ペルソナ5という作品の作中でも怒りや憎しみといった迫る理不尽への激しい激情から目覚めるものが『反逆型ペルソナ』である
聖者ニキと同じ沖縄支部のペルソナ使いである乃木坂春香の場合は『克己型*10』という己の中の闇を直視してそれに正しく応えた者がその闇を受け入れた時に至る能力である。どちらかと言えば彼女達もこっち方面ならまだペルソナ適性がありそうだと一同で認識している。莉子ならペルソナに目覚めるなら間違いなくこっちの方になると推測出来る
また、基本的な自然発現型の最後の一つに『臨死型*11』もあるが……これはそのまま『死を間近に感じた危機的意識』から芽生えるペルソナ適性である為今回のケースには関わらない。このタイプのペルソナ使いは『擬似的な自殺』をトリガーにペルソナを発動させるから莉子にはそぐわない代物だが、多分前世の深く魂に焼き付いた記憶を想起してしまった時雨なら案外当てはまるかも知れない
だが彼女達が目覚めたペルソナは反逆型である……しかも何処か『正しく彼女達のペルソナではない』という微妙な違和感を感じる代物らしい。まるで『聖者ニキのペルソナの添え物』であるかの様に
そういう報告から先ずは事情をガイア連合きってのペルソナの専門家であるショタおじに聞いてみるべきだろう……聖者ニキ以外の五人は皆ペルソナ適性も先天的影時間適性も無いから聖者ニキにわからないならもうお手上げだ
山梨第一支部の面接室の一つ……
「……その娘、莉子ちゃん。だったか、間違いなくペルソナ使いになっているけど。いや、出来れば一度時雨ちゃんと一緒にペルソナを降魔してくれないか?」
「ショタおじ、それはちゃんと修練場でお願いします……仮にペルソナが暴走したらショタおじに全て修繕して貰いますよ?」
ちひろネキの間髪入れぬ即座のツッコミにたじろくショタおじ……如何に我らが頭目であろうと史上最強の生物だろうとも
そんな『ガイア連合内部で一番逆らってはならない人』の要望通りに修練場……殆ど土を固めて作った空き地*14で一人の美男子を中心に二人の美少女が向かい合う様に立つ。そしてショタおじからの要請を今果たす
「来て、ミリアム!」
「おいでセフォラ!」
二人の顔に現れ張り付いた聖者ニキのものにも似たドミノマスクを引き剥がして吹き出す蒼い硝子が砕け散る様な激しい燐光と共に現れたのは……何処か聖者ニキの無銘聖者に似たような、まるで修道女の様な意匠ではあるのだが、何処となく簡略化した様な?いやいや率直に安っぽい造形の、一番近い例えで言うなれば『量産型』とでも言うべき女性型ロボットの様な怪人の姿だった
莉子が降魔した『ミリアム』なるペルソナは強いて特徴を持って挙げるならば小太鼓を持っているところだけだろう。時雨の『セフォラ』は古ユダヤ時代辺りの剃刀みたいな小刀を持っているだけだ
『反逆型』を降魔する者はまるで怪盗か何かの様に衣装が変化する……良く見れば聖者ニキの『怪傑ゾロ』みたいな装束を女性用に仕立て直したかの様な衣装に変化している*15
「なぁ、あの二人のペルソナって……」
「やはりか、やはりお前も俺と同じ事考えてないか?」
「基本的にペルソナって『唯一無二の自分自身』だよね?何かおかしくないあのペルソナ?」
「稟や春香のものレベルは確かに稀少だけど……いややる夫ニキの仲間達みたいなケースもあるから?何だろ?」
「……まさか、いやこの名前と持ち物は。ならば稟のペルソナが目覚めた力ってまさか、いやそんな……」
二人のペルソナに不審感を抱く四人と違い。最近は聖者ニキと一緒に暇が有れば自身の由来ある神格などの調査捜索を行っていた銀剣ニキがそのペルソナの
「知っているのか陽介!?」
「稟や莉子、時雨さんに何が有った!?」
「稟の劣化コピーみたいなペルソナってまさかお前はあのペルソナ?について何か知っているのか!?」
「確か稟のペルソナって……前にショタおじが言っていた様に脱皮か何かに成功したか!?」
呟きに気付いて即座に問いかけて来る仲間達の言葉に銀剣ニキは……
「……あ、ああ。小太鼓を持ったミリアムってのは恐らく『推定、稟のペルソナの姉』を模し、多分、割礼*16用の小刀を持ったセフォラは『推定、稟のペルソナの妻』を模した存在だ。多分だが稟の本当のペルソナの長い旅路、
その言葉にショタおじは返す
「なるほど……銀剣ニキはその辺り非常にしっかり勉強しているみたいだね。後はその『兄』と『青銅の蛇』だけど。そうだね、この話が終わったら聖者ニキは必ず自身のシキガミに人化のカードを挿す事をおすすめするよ?」
その言葉に頷く聖者ニキ、そして彼がペルソナを降魔する時が来た。聖者ニキの顔にも蒼白い燐光を放つドミノマスクが現れる
「よし来い、無銘聖者!」
そして顔の皮を無理矢理引き剥がす様な勢いでその仮面を剥ぐ、すると蒼い硝子の様な……だが莉子や時雨のものとは桁違いの力と圧を持った激しい燐光と共に現れたのは何時もの?いや、様々な他宗教的要素がちぐはぐに絡み合った何時もの無銘聖者の姿ではない
確かに造形はカソックを纏う神父の様な造形だが、様々な余分な装飾が剥がれて非常にシンプルな姿になっている。いや、良く見ればカソックは様々な鎖で封印されているし、両腕がまるで雪の様に白いスマートな手甲に覆われているのが差異だろう
「……ッ!、やはりその無銘聖者の手から見て稟のペルソナは。間違いないな」
その無銘聖者の変化を見て銀剣ニキは聖者ニキの霊的な根源が何かをいち早く悟った。仲間達がその事を問う前にショタおじは告げる
「今ならその二人が居るから『抑え』が効く筈だよ聖者ニキ。だから少しだけ『封印解除』を許可するよ……俺からも補填するからお願い⭐︎」
「……了解だ、だけど皆。割りと強烈なのが来るかもヒくなよ?」
そう言うと聖者ニキは自身のペルソナである無銘聖者に命じる
「無銘聖者。その封を解け、承認は降りた。我等が前にその真の姿を現せ!」
聖者ニキの言葉が放たれた時。無銘聖者の身体中を拘束する鎖が弾け飛び、装甲でもあり拘束衣でもあるカソック型の装甲が弾け飛ぶ。更に強く激しい蒼い燐光をほど走らせながら無銘聖者は全く別の姿に変じてゆく
まるでロボットアニメの変身バンクか何かの様にその真の姿を解放する無銘聖者……いや、最早これは別の何かだ
変形した無銘聖者……だったものは、やはり無銘聖者と同じ人間型ペルソナだがその両腕の雪の様に白い手甲以外はもう全くの別物だった
その姿はまるで古き時代の預言者の装いである
その白い手には蛇杖と石版を持つ
その者はエジプトよりユダヤの民を紅海を割りて救う者
その者は神と人との契約の締結者
故にその者は預言者である
「お、おいまさか聖者ニキの本当のペルソナって……」
「マジでヒくぐらいの大物じゃねーか」
「……アレだよね?あの石版やっぱアレだよね!?」
「まさか稟が『聖櫃』だってか?オイ」
聖者ニキのペルソナの正体を察した仲間達の言葉に、聖者ニキと一緒に自身の起源を調べていた銀剣ニキは
「やはりか……もしかしたらヤコブの方かもとは思っていたけど、やはり稟が初期から持ってた逃走加速が伏線だったかもな?」
そう呟いて事の経過を見守る
そしてその蒼い燐光ははっきりとした型になってゆく。聖者ニキの姿も今までの怪傑ゾロの様な衣装からキッチリとした、だが決して十字架の無いカソック姿に変じていた
『良かろう我が半身よ、我が相棒よ。汝の覚悟に於いて我は馳せ参じよう』
『我と汝が歩む艱難辛苦の果てに我は汝を約束の地へと誘おう』
『我は汝。汝は我』
『我が誇り高き契約者よ、天にも神にも弑逆を為さんとする強き反逆者よ』
『汝の魂の真なる姿ある我、モーセが汝と共に天にも神にも再び反逆を成そうぞ』
聖者ニキのペルソナが語る言葉……どうやら聖者ニキのペルソナは色々な意味で危険な代物らしい。唖然とする四人と、既に全てを察して覚悟を決めた銀剣ニキ、そしてその変異したペルソナの前で必死に祷る二人の少女
「……ショタおじ、もしかして聖者ニキのペルソナの正体に気付いていましたか?」
ちひろネキの質問とも糾弾ともつかぬ問いかけにショタおじは……
「いや、だいたいは銀剣ニキが呟いていた程度しか知らないかな……でも昨日も見たけどやはり今の聖者ニキには非常にキツい代物だねコレは。最低限レベル70迄は彼女たちが居ても危険過ぎるねやっぱり」
『暫くは無銘聖者に封印しないと』と呟いたのであった
聖者ニキのペルソナ……厄過ぎますねコレ。ちなみに聖者ニキのペルソナは『地蔵菩薩』、『サラディン』、『モーセ』の3つが候補だったけどサラディンは一番厄過ぎて封印。一番安全なのが地蔵菩薩で……結果がこれでした
ちなみに莉子&時雨のペルソナはある意味『スライムニキのパーティー』に近いです……けど一番近いのは『メガテン3の威霊:アルビオンとその分霊』ですかね?