凡庸でありふれた転生者達の小話   作:血涙鬼・彼岸

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久しぶりに激しいスランプでした……結構描写とかでつっかえたりしましたね。大規模に遅れてすみませんでした(五体投地)


第二十話 エキセントリック聖人暴威

 

「なるほど……確かにあの三馬鹿ラス達は非常に巧い例えでメシア教を表現したな。まさか自慰行為で現すとはな?」

「だが……彼らも実践的にメシア教とは関わっていないから流石に深い知識は無い様だ」

「いやいや……正確なメシア教知識何てクトゥルフ神話技能並みに正気を破壊する知識を一般俺たちが知ったら発狂待ったなしだろ。常識的に考えて」

「自慰行為なら自分の部屋でやる分にはむしろ健全だろう……だがメシア教のは違うんだ」

「奴らの自慰行為は……公衆の面前で公開オ◯ニーだしな、しかも周囲に撒き散らし前提で」

「いや、むしろ◯ナニーって言うより公開拉致監禁レイ◯だろあいつらの所業は?」

 

(三馬鹿ラスのメシア教談義を聞いた沖縄チームの感想)

 

 

ぷつんっ

 

そんなブラウン管のテレビを消す様な音を立てて顕現していたモーセは呆気なく消えた。聖者ニキの力が限界を迎えてしまったからだ…そもそも昨日のドタバタで一応はこのペルソナのスペック調査など色々やっていたから既に最後の力で降魔していただけだ。本来なら今の聖者ニキですらこのペルソナはオーバースペックもオーバースペックな代物故に

 

 

「って、ちょっと稟大丈夫!?真面目に無茶し過ぎよ!!?」

「お兄ちゃん!?いや本当に大丈夫!!?」

「……ははっ、なぁに気にすんな。ショタおじの修行よりは楽なもんさ。臨死手前まで気力消費ぐらいなら易し過ぎるってもんだ……ショタおじのハード修行なら死ぬまで気力消費は基本中の基本だがな。いや易しいぐらいだわ」

 

 

実際に顔を青ざめさせながら脂汗をだらだら流して二人の美少女に介護される聖者ニキ……体幹や足取りは確りとしてはいるが明らかに大丈夫ではないので二人が介添人となり側のベンチに運ばれてゆく姿を五人とちひろネキは見送っていた。ショタおじは慌てて弁明混じりに説明を追加する

 

 

「沖縄チームの皆、聖者ニキには無茶させたけどアレはちゃんと理解しないといけない代物だとは見ただけでわかってくれたとは思う。はっきり言ってアレ(モーセ)は俺が使うレベルの代物だとは分かったよね?……俺の好みでは決して無い代物だけど」

 

 

ベンチで寝転がり即座に爆睡する聖者ニキを眺めながらショタおじの言葉に頷く五人……嘗ての無銘聖者も聖者ニキの手に余る代物だったが今回の特級厄物(モーセ)は真面目にその比ではない。有り体に言えば普通の車に宇宙船用のエンジンを搭載する様な暴挙である

 

……普通ならペルソナに自我を乗っ取られかねないぐらいだがそれでも精神を汚染させずにこの余りにも強力過ぎるペルソナをまるで己の手足の様に使いこなす*1聖者ニキは色々な意味で凄まじい話である。ガイア連合の黒札では非常に珍しい『古式悪魔召喚術』の使用認可持ちという肩書きは伊達ではないという事だ*2

 

今なら無銘聖者も聖者ニキの本来の力量より間違いなく強い範疇ではあるが、ほぼ完全にこの非常に強力なペルソナを使い熟しているのだ。普通ならモーセをガンガン使って習熟具合を高めるべきだろう

 

しかし……世の中そう甘くはない。このモーセは余りにも強大かつ知名度の高い存在故に今の聖者ニキでは使う度に重い代償が必要になってしまう。さてその代償というものについてである

 

無銘聖者の時なら非常に疲れる程度で済んだがモーセの場合には更に厄介な代償が追加で来るから厄介なのである。ある意味その代償は寿命を削るより厄介かも知れない

 

 

宿命*3

 

 

TRPG版、それも覚醒編といった旧版を知る貴兄方ならご存知かも知れないこの宿命なるもの……このモーセを使えば使うほどその重い対価としてモーセそのものや一神教の世界に己の運命や宿命、要は聖者ニキの存在や未来そのものを削り割り振る率が増加して濫用すれば最悪聖者ニキ自身がモーセそのものと化したり、一神教、それもユダヤ教の信徒になったりと様々な不都合が生じて最悪本来の聖者ニキの人格すら壊してしまう結末に至る。それだけ強力過ぎるペルソナやデビルシフターの変身先は人間の精神に影響を与えるものだ*4

 

故に聖者ニキはこの力を使う際には強く警戒し、なるべくはモーセの力に頼らず使わずを徹底しなくてはならない。一応このモーセを封印する拘束衣である無銘聖者を使う分には全く問題は無いので聖者ニキは普通にペルソナ使いとして今後ともやって行けるだろう

 

……モーセの行使についてはショタおじが直々に『段階的な封印』を掛けておくこととなったが

 

 

・今から少なくともレベル70になるまで:少なくとも『聖者ニキの影響でペルソナ能力を得た者二人が近くに存在する』という条件下で封印解除が出来る。また一度解除したら必ずショタおじに面会して再封印して貰う事

根本的に『どうしようもない強敵・状況』以外では使用厳禁。支払う宿命もえげつない範囲だが幾らかの救済策はある、濫用しても数ヶ月に一度に抑えないと大変な事になる

・レベル70を超えたら:基本的に自分の意思でコントロールは出来るが次のレベル90ぐらいまでは封印状態である事が望ましい

支払う宿命もかなり抑えられるが濫用厳禁

文字通りの『切り札』にはなる

・レベル90到達:だいたい比較的初期の無銘聖者の取り扱いと同じにしても構わない段階。宿命も支払う必要な無い段階となる

・超越者に到達:『モーセへの封印』である無銘聖者は最早必要無くなり彼のペルソナはモーセだけになる

 

 

こんな感じで段階的にモーセを封印……多分、彼らの環境的にも完全な封印はやらない方が良いだろうし、そもそもこのモーセは聖者ニキと異常なぐらい相性最高のペルソナなので完全な封印はショタおじを以てすら聖者ニキに深刻な悪影響を及す可能性が高い為その案は却下となった

 

その為聖者ニキは今ショタおじが占った結果その覚醒の余波でペルソナを得た後一人……聖者ニキの幼馴染である悪友の呼び出しに密輸課の精鋭に頼んでその該当者を迎えに行って貰っている。後の話は件の該当者が来てからになる

 

十分も経たないうちに件の該当者が来た……それは聖者ニキの幼馴染の一人で悪友の『緑葉 樹』という女好きのナンパ野朗である。聖者ニキに近いレベルの長身かつ美男子ではあるがまぁ割と嘗ての学園での問題児筆頭で担任教師であった聖者ニキの母『土見 撫子』の頭痛の種でもあった*5

 

しかし……間違いなく非常に優秀な奴ではある。あの運命の日*6の前に悪魔の事やガイア連合、そして単なる一介の学生の身でありながらメシア教の危険性を断片的とはいえ自力のみで識る事が出来ているぐらいに情報収集・分析能力に長けた逸材だと言えば彼の優秀さは理解して頂けるだろう

 

 

「いや、まさか私如きがあのガイア連合の盟主様にお呼ばれするとは……ガイア連合は基本的に『黒札の素養持ち』以外は殆どどうでも良い組織だと思っていましたが?」

 

 

基本的に根性曲がりで傲岸不遜な奴ではあるが……聖者ニキがブレイン系相棒と認める実力と知性、そして本質的な善性を持つ逸材ではある。僅かな付き合いだけで『ガイア連合の性格』をかなり的確に見抜いている、普段なら『俺様』という第一人称であるが流石にショタおじの底知れぬ存在感に圧倒されたか敬語で会話している。むしろ脚が僅かに震えているのが琉球ニキ達には見えた

 

 

「……へぇ、あんな短い時間で良くそれを見抜いたね君?俺にしては結構君たちには注意を払った気ではあったんだけどね?」

 

 

曖昧な笑顔(アルカイックスマイル)を浮かべながらも切り出して来たど目の前の多少は出来る範囲のまぁ使えそうな羽虫(マシな現地民)に対して軽く『圧』を掛ける

 

 

「っくうッ!?」

 

 

呻きながらもその軽い圧に耐えながらショタおじを真っ直ぐに見据える樹、これ以上圧を掛けても彼を徒に破壊するだけなので圧を解きあっけらかんと話を続ける

 

 

「ふむ……流石は聖者ニキが『親友』と認めただけの存在ではある訳か。いや大人気なく君を試して悪かったね?まぁそろそろ本題に入ろうか?」

 

 

ショタおじの背後に何時の間にか存在する何人かの黒札やシキガミらしき者達……ショタおじがお話し(休憩時間)を終えたら即座に仕事に戻す為に待機しているまるで人気漫画家の担当編集者チームみたいな者達の気配に今更気付いて驚く樹。まぁこんなショタおじの一面を直視出来た上にその意味を理解出来た彼は間違いなく非常に稀少かつ優れた現地民だろう

 

まるでショタおじを仕事場(地獄)に引き摺り込む事を今か今かと手薬煉引いて待つ冥府の獄卒達にしか見えない者達は皆見なかった事にして……背後の圧を今はスルーしながらショタおじは樹に告げる

 

 

「時間も押しているから単刀直入に言うけど……多分君は今聖者ニキのペルソナ進化の影響でペルソナに目覚めている筈だ。まぁ君や他のメンバーも聖者ニキがあんな特殊なペルソナに目醒めなければ本来ならまず間違いなく発現しない素質だったんだけどね?」

 

 

ショタおじの言葉によれば……どうやら聖者ニキの覚醒したペルソナ(モーセ)は非常に強大過ぎて聖者ニキ自身が超越者だか神人に至るまで鍛え抜いても完全な型では発現出来ない代物であり、その余剰部分が四人分ほど溢れ出して比較的縁深くペルソナ適性のある者達に流れ込んだ様である

 

先に挙げた莉子や時雨みたいにモーセに縁あるペルソナが仮に宛てがわれている謂わば『仮免ペルソナ使い』みたいな状況らしい……後一人*7は聖者ニキ当人の血肉数人分を素材に産まれた存在なので昨日の進化覚醒で漏れ出した一番大きな聖者ニキのペルソナの欠片を受け止め切れた様だ

 

樹も集まった事で言及するが……その『最後の一人』とは聖者ニキのシキガミである『楓』である。今は製作チームが仮に用意した『後藤◯子モチーフの合成音声』で会話する書物型シキガミだが、これから挿す人化のカードで彼女が希望する姿型や声になる予定になっている

 

この最中に件の『楓の音声などを仮登録した製作チームの一部』がやって来て「土見稟には芙蓉楓だろ!!!」などと割と原作原理主義な事を宣うていたが楓当人の『空鍋は嫌、それ以前に製作者様方は私にマスターに危害を五年以上加え続けろと?*8』のコメントで魂レベルで砕けていたがそれは大した問題ではない……割と筆者と同じ様に原作の(土見稟)に魂を焼かれた御同輩かも知れない。この騒ぎで仮眠状態だった聖者ニキもまた眼を醒ます羽目に陥った

 

こういう風にちゃんと人格がしっかり出来て主から『なりたい姿になる権利』を与えられたシキガミ達なら割とあり得る話だろう……聖者ニキも最初はこのスタッフ達に芙蓉楓の造形を聖者ニキ自身がドン引きするレベルでぐいぐい推されて来たけどそもそも彼女持ちなのでそれを拒否して支援仕様の書物型にしたという顛末がある

 

それなり以上に確たる自我を得た楓は『製作者の一部が意図した姿』に成る事に忌避感を抱いた……ストーリーとしては感動でもシキガミとしてそんなキャラクターには決して成りたくは無いと思うのも仕方ない造形のキャラクター故に仕方ない話だろう。『主に絶対服従して尽くす』というスタイルは悪くないが、その過程から自我を得てからならその姿や存在になる事を嫌がるシキガミも間違いなく一定数は存在するという訳だ

 

 

「……聖者ニキ、楓、本当に申し訳なかった」

「楓の言葉で自分達の身勝手さに気付いたよ。すまなかった」

「楓を……改めて宜しくお願いします」

 

 

即座に反省し謝罪して帰ってゆく製作者チーム。そんな訳で……シキガミスレなどで『楓』と名の付くキャラクターに付いて調べてみたのだが以外としっくり来るキャラクターは居ない。一応『防振りのメイプル』は多少『盛る』前提ならしっくり来たが先約有り*9なので今一番しっくり来たが主よりやや歳が離れたキャラクターではあるが非常に良いキャラクターが居たからそのキャラクターの姿をやはり多少は盛ってから頂く事にした『彼女』は主達並みの飲兵衛だし

 

その為のカードが届くまで暫く掛かるので莉子、時雨、樹の三人のペルソナ性能試験を行う事になった……しかしその試験は非常に早く終わった

 

莉子のミリアム、時雨のセフォラ、そして樹のアロン……このアロンとはモーセの兄であり四十年の彷徨う旅路に於ける指導協力者であるが、モーセが十戒の石版を得る最中に黄金の仔牛像を礼拝して最初の石版をぶち壊すというやらかしをやってしまった存在である

 

そしてそれぞれの保有ペルソナは基本的に身体、魔法能力や耐性ブーストぐらいしか出来ず、アクティブな攻撃手段はペルソナを使う前の手段に頼る必要があるという有り様らしい……要は『新しい強化バフの獲得兼認知異界通行パスを得た』というだけの話である。試しにショタおじの手でペルソナにスキルカードを差し込もうともしたが聖者ニキと同じくスキルカード容量が無くて弾き返される始末であった

 

一応は成長次第で新しいスキルを会得できる見込みはある……が、この三つのペルソナの真価は『聖者ニキのモーセによる消耗をセーブしたり支援する能力』にある。あの三つのペルソナはそれぞれが聖者ニキが万が一にモーセを発現させた時にその真価を発揮出来る様になる代物という訳である

 

莉子の『女教皇:ミリアム』には歌舞音曲でモーセの旅路を支えたことから『共に発現させるだけでモーセの一番厄介な発現コストである宿命の増加を抑える』という効能がある。能力名は名付けるならば『小太鼓の誘い』だろうか?

 

時雨の『女帝:セフォラ』にはモーセと四文字の諍いで四文字が癇癪を起こしてモーセを殺そうとした事があり、セフォラの取りなし(モーセの息子達への割礼)で事は収まったという事から『聖者ニキの抱えるモーセ発現の宿命を分割して持てる』という能力が存在する。能力名は言うなれば『割礼の取りなし』だろうか?

 

聖者ニキに似た、しかし非常にハロウィンのコスプレ臭い簡素な怪盗形態に変化した樹の『皇帝:アロン』には二つ能力があり、一つは『早くて一年ぐらいのスパンは掛かるが、聖者ニキや時雨のモーセ発現により増えた宿命を全て踏み倒す能力』と『対象を指定すれば、モーセ発現時の聖者ニキの攻撃を全て絶対に命中・有効化させる能力』が一つの能力として存在する。やはりこの能力は『黄金の仔牛』であろう*10

 

今までの聖者ニキは基本的にこのシステムの制約があるからショタおじも幾つか秘蔵のアイテムや技法で今回試験で増加した宿命は全て無効化はしてくれていた……どんな理屈かアイテムかは殆ど理解不能ではあるが*11

 

そして聖者ニキのモーセだが……彼のペルソナは非常に強烈な代物であり、今のレベル40其処らの彼には短時間の降魔顕現、一回の権能級技能行使だけで疲労困憊になり力尽きて倒れるぐらい強烈過ぎる代物である*12

 

そして良い話を……聖者ニキのペルソナであるモーセははっきり言ってショタおじが扱うレベルのとんでもない代物であるとは言ったが、それこそその基礎スペックだけで今まで聖者ニキが手も足も出ないレベルの修羅勢達にかなり肉薄出来るスペックを与えてくれるぐらい凄いパワーを与えてくれている*13

 

他にもパッシブ系効果だけでも二つの無法極まりない効果の特技が存在し、うち一つは『無銘聖者の地点で開花していたスキル』だったりもする。その二つについて言及しよう……あれは今日の夜明け前の聖者ニキがペルソナ進化を果たした際の性能実験での話だった

 

一つ目は無銘聖者の状態でも使用可能な『極・ヤコブ神拳*14』。武道の素養という武技で戦う時に限り加護を齎すスキルに【天使(堕天使だけでなく一神教全てに関わる概念含む)、神性、混沌勢力全てに特攻】という効果を追加するのが『通常のヤコブ神拳』だが……

 

この『極・ヤコブ神拳』は更に『貫通(反射を耐性レベルまで半減出来る仕様込み)』『物理プロレマ』、『物理ギガプロレマ』、『ダークエナジー*15』を内包しているという仕様になっている。しかもこの権能を得るエピソード的に『天界に直接殴り込みをかける』事やそのエピソードの追加としておまけで『閂投げ*16』まで素の無銘聖者で行使可能になっていたりする……しかもこの覚醒前からチャージどころか貫く闘気も習得済みという無法、いや最早この『極・ヤコブ神拳』も貫く闘気も『聖者ニキ自身が身体で習得済み』という更なる恐ろしい事実込みで

 

更にもう一つのパッシブだが……こちらも聖者ニキのレベルが幾らか上がればその『枷』も外れて無銘聖者の状態でも行使可能になるだろう、そしてそのスキル名は『十戒の破片』。その名の通り『十戒』に纏わるスキルでありモーセを降魔した状態である聖者ニキの周囲では『十戒に反した行いは不可能になる』という制約*17が自動的に発生するという非常に強烈な空間が発生する様になる

 

ただ……『嘗て一度十戒の石版は壊れた』という逸話と『聖者ニキ自身の一神教不信*18』からその効果は()()()使()()()()()()()()()()()()()()()()()という制約があり、形式的にでも一神教信仰をしている存在にしか効果がない代物になっている

 

そしてその効果を詳しく書くならば……対象が十戒を破る行為を繰り返す程に様々な悪い効果を齎し、逆に十戒を守る存在には強力なバフを掛ける効果がある事が判明した。試しに天使部の少佐ニキや神裂ネキ、牧師ニキといった天使部の中でも敬遠なクリスチャン達に実験協力をして貰ったら全員に様々なバフが掛かったり彼らの天使達にもそれが掛かったりもした*19

 

天使アンチ最右翼勢の一角と天使部という正に『水と油』の関係であるお互いの事情を考慮して実験終了で早々に退散した天使部を見送る……多分非常に高位のサイコメトラーである少佐ニキは聖者ニキの内心に封じたドス黒い天使という概念全てへの深刻かつ根深い嫌悪、そして『今の聖者ニキに発生した微妙な重なり合う奇妙な歪み』を察知しているだろう。いや、神裂ネキも牧師ニキも彼ら沖縄支部の内心をきちんと理解して供の天使達を試験以外では封魔管から決して出さずに、試験終了時には黙って帰ってゆく*20

 

ちなみに封魔管を未だ使えない少佐ニキの仲魔である天使と大天使達も何か聖者ニキに言いたげではあったが沖縄・初音郷の天使アンチの総本山と最悪起こり得る諍いを起こす訳にはいかないので黙って帰る*21尤もそれは『そういう配慮が出来る方』である天使の方が大天使を抱えながら猿轡を咬ませて退出しただけだが、もしもこの場で世間ずれした大天使を放っておくと最悪どんな惨劇が起きるかわからないからという理屈による*22

 

逆に穢教滅閃の素材用穢教鳥を出してみるとたちまち良くてランクダウンか堕天使堕ち、大概はスライムに零落するという結末に至った。この権能は穢教鳥潰しに最適過ぎる事が分かった……現状の真価を殆ど発揮出来ない中途半端な状況ですらこれだった

 

この中で辛うじてエンジェルの姿を保てた羽根も手足も無くした穢教鳥を見てとある発想に至り……ショタおじの認可を受けてその穢教鳥の頭からの目潰しからのアイアンクローで当の穢教鳥を引き摺り廻してこの修練場までやって来た。要は穢教鳥の眼窩をボーリング球の穴に見立てての所業である。寝不足と天使部の天使に関わるストレスからの八つ当たり(暴走)だと顔だけ嗤って眼は禍々しく爛々と禍ツ気の燐光に輝く聖者ニキ当人が断言するだろう

 

如何に穢教鳥が相手とはいえ悪鬼羅刹もかくやという蛮行と溢れ出す禍々しい禍ツ気を放出する聖者ニキの姿に驚愕し恐怖する一般黒札達、一部存在する聖者ニキの為人を知る者の強い疑問*23を尻目に、少なくとも今すぐには殺さない程度に手加減してはいるが哭き叫び喚く非常に鬱陶しく見苦しい穢教鳥の下顎を握り潰し引き裂いて黙らせながら見届け人のショタおじに語りかける

 

 

「ショタおじ、俺って穢教滅閃の適性ないのは知ってますよね?」

 

 

穢教鳥の眼窩や下顎から吹き出す血飛沫を浴びながら正に悪魔の如きグロテスクな所業を行いつつ何時もの軽い口調で朗らかに問うスプラッター映画の殺人鬼(聖者ニキ)の言葉にそれ以上の根源的かつ宇宙的恐怖(ショタおじ)

 

 

「そうだね。多分君の中のモーセの存在が連中を浄化して成仏させてしまうんだろうね……八男ニキや執事ニキの彼女さん達も非常に高い聖女としての適性があるからそれで穢教滅閃の管に触れて浄化してしまうんだろうね?」

 

「だからこそ……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

実は『穢教滅閃』が使えない体質である事がちょっとだけコンプレックスだった聖者ニキの言葉に、目の前の蛮行を和かに眺めていたショタおじは

 

 

「それは面白そうな試みだ、やってみる価値はあるよ。それに何より面白い話だしね!」

 

 

『you、やっちゃいなよ⭐︎』とノリノリで土嚢を指差すショタおじの言葉に頷いてその日本人には珍しいすらりと長い脚をI字に上げての投球フォームを取る聖者ニキ、それと同時に手にある穢教鳥を支配掌握しながらその頭を握り潰して殺す一歩手前まで握り締めて全力でぶん投げる!

 

 

「よし許可が出たから……オラさっさと爆ぜろやこの害鳥がぁ!!!」

 

『Eli, Eli, Lema Sabachthan!!!?』

 

 

下顎が無いから思念波で断末魔の叫びを上げて積まれた土嚢に投げ飛ばされる穢教鳥、強烈な爆裂音。吹っ飛ぶ土嚢……その土嚢の飛び具合から通常の穢教滅閃よりは弱体化してはいるがまがりなりにも『聖者ニキにも穢教滅閃が使えた』という事は証明された

 

 

聖者ニキのオリジナルヤコブ神拳技法、『ヤコブ神拳投業極意:穢教滅閃・聖者撃ち』の誕生である*24

 

 

聖者ニキが割と気に病んでいた『穢教滅閃が使えない』事を限定的ながらも解決出来た事はさておき……他のアクティブ系専用スキルはほぼ全て封印状態にあった。これは『聖者ニキの魂に眠るモーセ自身の意思』らしい。少なくとも『モーセの意思』は聖者ニキの身体を乗っ取る気はないらしい

 

その件についての付記だが……聖者ニキはペルソナが進化した際に僅かな時間モーセと対話出来ていた。その内容をかいつまんで説明すると

 

 

・モーセはバチクソにブチ切れ状態だった。天使やメシア教、それに何よりY.H.V.Hに対して*25

・何故かもう一人の自分である聖者ニキには割と申し訳なさそうだった。色々その言葉が掠れて聖者ニキには殆ど聞き取れなかったが*26

・一応、聖者ニキには色々配慮して莉子や時雨、樹に楓達に能力を分けて割り振って色々なアクティブ固有スキルを封印したりもしてくれた。自身の能力に振り回されない様にと

・最後に……『モーセとしての知識』を聖者ニキに託していた*27

 

 

その中で、唯一無銘聖者の状態でも使える固有スキルである『天よりの聖餅』……モーセが四十年荒野を流離う旅路で安息日以外全ての日に起こした奇跡の再現が出来るものである。要は『マナ』と呼ばれる不可思議な白く甘い煎餅の様な、1日一回食べれば普通に満足出来る効能を持った食べ物を対軍レベルで生産出来る凄まじい権能である

 

唯……通常の発動手段が『(クソ四文字)に祈る』なので間違ってもその方法では使いたくないからモーセの知識由来で覚えた『聖者ニキの気合いと精神力だけで作る方式』でまぁ頑張らなくても一病院の患者に行き渡らせる程度には作れる様にはなったし、ある程度味や造詣のアレンジだって出来る。聖者ニキは酒のつまみに割と合う『沖縄の塩せんべい味』が気に入っているそうだ*28

 

後、これはおまけだが……モーセの影響でペルソナを得た者達は皆『ユダヤ教の律法者(ラビ)の資格*29』を与えられ、その余録でカバラ魔術の知識を幾らかペルソナ経由でインストールされ、更には『ゴーレム使い』として『マシン・オペレーター』としての能力を獲得出来たという余談がある。その辺りもモーセが教えてくれた

 

これからは初音郷のゴーレムを幾つか追加で貰って彼らもガンスミスニキに協力して沖縄支部独自のゴーレム作成や運用研究に参加が決定した。これが後に『沖縄支部ゴーレム運営部』と呼ばれる沖縄支部の独自コンテンツに成長することとなる……その前に素人でも才能ロバでも構わないから人員を集めて育成する必要に迫られているけど

 

かくして聖者ニキは真のペルソナを獲得した。未だ封印された力があったり行使には重い対価が必要だったりと色々問題はあるが、それでも非常に強力な。それこそ『沖縄支部の最終兵器』と呼べる力を獲得した

 

そして最後に……楓についてだが、先に触れた楓の製作者達が彼女の為の『人化のカード』を持って到着し、楓が待ち望んだ『人間としての姿』を得る時が来た

 

 

『マスター、私の不躾な沢山の願い事を全てちゃんと叶えて下さって本当にありがとうございます……これから本当になりたい私の姿になります。ですからどうかその様を見届けて下さい』

 

 

楓のその言葉にまるで魔導書()をお包みに包んだ赤子の様に優しく抱き抱えた聖者ニキはこう返す

 

 

「俺はお前の主だ、なら俺に尽くすお前の願い事ならちゃんと出来る範囲で叶えるのは俺がお前にやるべき事さ……それに俺には主としてお前の未来や人生をより良く幸せなものにする権利(義務)があるしな。それはショタおじにも冒せぬ俺だけの特権だ」

 

 

そんな顔以上に魂イケメンな台詞で微笑む聖者ニキにその為に必要なカードを差し出す楓の製作者達。そしてこう一人と一冊に語りかける

 

 

「俺たちにとって楓は処女作で娘も同然なんだ」

「俺たち……『聖者ニキの原作』が大好きだったんだ」

「だから楓には深く思い入れがあったんだ……けど子供は親の予想通りには育たないものなんだ。予想を越えた最高に佳い娘に育ったけどな」

「それと……さっき迷惑をかけたお詫びも兼ねて俺たちからこれを送らせて欲しい。大事な()への贈り物だと思ってくれ」

 

 

彼らが差し出したのは人化のカードではなく『変化のカード』。しかも聖者ニキもこれまで何度も何度も叩きのめされ殺されて来た『黒死ネキ製の特賞級ガチャ景品仕様』である

 

『黒死ネキの特注品』そのものには一歩劣るが……いきなりそんな高級品をポンと渡されて驚く聖者ニキに彼らは自分の唇に人差し指を当ててそれを制する。そして代表者が告げる

 

 

「だから言っただろう聖者ニキ。これは御礼でありお詫びなんだ……楓の事だけでなくて、いや。その……」

 

 

「「「「「あのスレで聖者ニキに『絶稟ニキ』のコテハン最初に提案したのは俺たちなんだ!!本当に申し訳ない!!!」」」」」

 

 

言うが早いか総員土下座で聖者ニキに詫びを入れる製作者チーム。ぼかんと呆気に取られる聖者ニキ……この後の事は『後々の笑い話』になったとだけ言っておこう

 

*1
但し精神力が保つ短い時間に限る

*2
いや、こんな滅茶苦茶なペルソナに目覚めるだけの要因が聖者ニキにはあるというだけの話だろう

*3
その人物の『運命の許容値』。ある一定以上にこの数値が跳ね上がるとその人物はその運命に『完全に取り込まれた』事になる。ゲームシステム的に言うなら『そうなったプレイヤーはそのキャラクターをマスターに没収される』という結末を迎える。要は『そのキャラクターの死』にも近い事象である

*4
バハムートネキの様な事例もあるがあれは最早『そういう身体に改造された結果』だと言えるだろう。あちらはレベルも激しく上がってしまっているし

*5
ちなみに嘗ての学園では『稟と樹の薄い本』が学園のアングラ界隈

で非常に高額闇取り引きされていた……『原作』にも存在した出来事であり、更にその本はガイア連合のお腐れ界隈でもプレミアが付いて居るとかいないとか?

*6
説明会とあの大事件

*7
いやむしろ『一冊』?

*8
更に追加で『スリザリン超えてアズカバン判定って感じで嫌過ぎます、流石に』とものたもうた

*9
オラシオニキのシキガミ

*10
樹の霊的才能が一番低かったことが逆にこの能力の容量を受け止める一助になったのだろうか?若しくはアロンと樹の霊質が近いという可能性もあるだろう。モーセが十戒の石版をぶん投げてぶち砕いた黄金の仔牛像のエピソードが由来

*11
要は『GM特権』か『ストーリーチュートリアル』である。ショタおじという名の無法があるからこそ赦される展開だろう

*12
普通ならこのレベルでは発現すら不可能であり、もし発現させるならそれこそ自らの魂を対価に発現させるのがせいぜいだろう……普通ならば

*13
注:聖者ニキぐらい真面目に鍛えているから短時間とはいえこのオーバー過ぎるパワーを十全に使えるという事実は忘れてはならない

*14
元は名無しのレイ様の作中に存在する対天使用格闘技。これは『大天使を叩きのめした』というモーセの逸話と天使狩りのスペシャリストである聖者ニキの修練の結実により開花したスキルとなる

*15
次回の物理攻撃威力を三倍にする。恐ろしい事にチャージや貫く闘気と併用可能

*16
女神転生4でウリエルが使った大威力最大15連攻撃が可能な壊れオブ壊れスキル

*17
という名の権能

*18
完全にメシア教嫌悪から来る

*19
聖者ニキは内心の『天使への内心に抱える非常に強い忌避、嫌悪感』を抑えるのが大変だった……『ガイア連合有数のアンチ天使・メシア教最右翼派』は伊達でも酔狂でもないという事だ

*20
お互い『良識ある基本的に相容れぬ関係』故に配慮を以て干渉を最低限に抑えただけの話である

*21
真っ当な天使である彼女達は聖者ニキの中に眠るモーセの存在に気付いたのだろう……ペルソナ以前に彼の本霊だと

*22
少なくとも真っ当な大天使である事は間違いないから聖者ニキに関わろうとしだすだろう。彼女らにとって彼は『少佐ニキに次いで侍え支えるべき預言者の輪廻の果ての姿』だし

*23
『聖者ニキがこんな迷惑な公開残虐行為を嬉々としてやるか?』という疑問

*24
聖者ニキぐらい高い、それこそ『聖人・預言者級の神代レベルな天使使役才能』があり、それ以上に『真性の天使絶滅主義者』だからこそ出来る荒業?いやむしろ出鱈目である……要は『無駄に洗練された無駄の無い無駄な絶技』である。普通なら『天使を使役する』方が早い

*25
先程の蛮行や聖者ニキの天使部にも感じた激しい苛立ちは『本霊:モーセ』に覚醒してのささやかな暴走である……本来の聖者ニキは非常に理性的な性格だが内心のブチギレ具合はモーセと同じだから割とガチで意気投合していた

*26
恐らくは『四文字の情報規制』だと思われる、あと起こり得る暴走を予見して、預言者だけに

*27
『閂投げ』を筆頭にヤコブ神拳の奥義やカバラ魔術……しかも秘伝たる『口伝のカバラ』を正確に継承したりもしている

*28
保護した『天使人間にされたメシア教被害者』達の療養食として後々非常に高い需要を得た……ついでに天使部、特に少佐ニキからも常に注文が殺到していたりする。稀に一神教の天使達に提供したら一神教派の中でえぐいプレミア化した。勿論メシア教からの注文は全て拒絶、メシア教に売るぐらいなら豚の餌にするだけだ

*29
という名の霊的才能、要は『覚醒編の魔道』と『20XXのマシン・オペレーター』の中間点的才能





『間宮 莉子』

基本的には『SHUFFLE!のリコリス』というある意味隠しヒロインをモチーフに血涙鬼・彼岸が原型を留めないぐらい魔改造に魔改造を重ねた聖者ニキこと『土見 稟』の為のヒロイン(正妻枠)

長い紫がかった長く腰まであるストレートな髪に紫水晶の様な瞳をしたT154.B90.W56.H86と小柄だがド迫力のダイナマイトバディの美少女。両親は聖者ニキの両親の旧くからの親友……実際には嘗てデビルバスターだった頃からの戦友同士で産まれた時からの幼馴染同士

性格は一見すればお淑やかな深窓の令嬢に見えるが、非常に活発でテンションが高いタイプ。本当にお淑やかな春香やエリーゼをぐいぐい引っ張れる元気娘

快活な元気娘だが運動神経は壊滅的でスキーをやれば雪だるま、泳げば溺れ、走れば常にビリだが代わりに歌唱力は凄まじくその抜群の歌唱力と容姿から日常的にアイドルスカウトが来る日常を送っていた。『イメージCV:水樹奈々』と言えばその歌唱力も御理解頂けるだろう

実は他にももう一人幼馴染が居て、彼女は両親の都合で転校しているが聖者ニキ共々密に連絡は取り合っている……最近沖縄にやはり両親の都合で引っ越す予定らしい。勿論莉子に匹敵するレベルの美少女で聖者ニキを狙うハンターの一員である

また、何気に器用で家事万能。学校(結構な進学校)でも学年ベストテン常連の一員であり『学園のアイドル』として君臨していたが当人は幼馴染の聖者ニキ以外には全く興味が無い

両親は現在人気レストランのオーナーシェフとワインソムリエであり、彼女の魔法の素質は両親譲り。ついでに料理の腕前はシェフである父親譲りで容姿は母親似。才能限界70代の沖縄基準SSR枠

戦闘スタイルは炎系の魔法を中心に様々な攻撃魔法を使いこなす事が出来る。また覚醒の影響で運動神経が向上していて最近ではトップアスリート並みに動ける様になってご機嫌らしい。現在レベル21

最近の悩みは……聖者ニキの精力が真面目に絶倫過ぎて毎度グロッキーになる事。他の嫁さん達と同じ悩みで割と真面目に『ハーレムってあり?』な思考になっている(高位過ぎる霊能者亭主を持つ嫁さんあるある)


『麻宮 時雨』

『SHUFFLE!の時雨亜沙』……に見せかけて『艦隊これくしょんの時雨』な聖者ニキに縁深い俺たちの一員。基本的には『時雨改三型』がモチーフな聖者ニキの三人目のヒロイン(二人目は勿論シキガミちゃん)

聖者ニキの前世の死因に深く関わる存在であり、聖者ニキの前世は当時小学生未満の女児だった彼女を庇って命を落としてしまい……それが彼女の前世・今生の魂を焼いた

前世は小学四年生ぐらいで事故死、今生の両親も『俺たち』であり家族全員が転生者というある意味非常に珍しい経歴の持ち主。両親との仲は良好……ではあるがそれぞれの前世の記憶が偶に足を引っ張る事があるが間違いなく良い家族だと言える家族運に恵まれたその辺りもやはり珍しい俺たちの一員

高校一年の頃に車に轢かれそうになった時に前世の記憶がフラッシュバックから覚醒に至り記憶を取り戻す。その際に既にガイア連合に所属していた両親の勧めでガイア連合に加入する

その際に『もしかしたら前世で命懸けで護ってくれたお兄さんに再会出来るかも知れない』と淡い期待と前世からの初恋を拗らせた思考から彼女なりに真面目に修行に取り組み今ではレベル19のそこそこの実力者となる。専用シキガミはシキガミ製造班に勧められた『艦娘の換装型』、その縁で『岩手の支部長コンビ』と縁がある(実は支部に勧誘予定だった)

訓練で魔法や体術はそれなり以上に熟せ、事務員としての資格や幾つかの資格も保有している努力の才媛であり、山梨にある学校でも文武両道品行方正才色兼備な優等生。但し料理はやや苦手気味

T.153.B.84.W.54.H80と中々のプロポーションの持ち主である蒼い瞳に肩甲骨まである黒髪を三つ編みにした可憐な美少女。実は高校二年生で今生では聖者ニキより一年年上だったりする

聖者ニキとの前世ぶりの奇跡の再会で聖者ニキが更なる覚醒を果たした余波で仮とはいえペルソナ能力を獲得して激戦区沖縄に所属を希望する事となる


『緑葉 樹』

稟や莉子の悪友兼幼馴染、幼稚園からの付き合い。性格は割と悪く皮肉屋の女好きなナンパ野朗だが友情には篤い『懐に入れれば信用も信頼も出来るタイプ』。ナンパした様々な女と火遊びを楽しむのが趣味だが不思議とちゃんと後腐れなく別れられるコミュ力とナンパ師としてのプライドとポリシーのある好色漢だが沖縄ではナンパ戦歴連戦連敗中

『ナンパは無理なく』と無理強いなどは唾棄するほど嫌いで、そういう意味では女性と関わってもその彼氏から割と信頼されるタイプでもある。ちなみに学園時代は色々やらかして担任である聖者ニキの母親から『手のかかる問題児筆頭』として扱われるがその本質的人間性は信頼されてはいる

そこそこの魔法の素質と錬金術への非常に高い才能があるタイプだが体術や武術にも適した万能型。今回の件でペルソナ能力を仮にとはいえ得られたので更に霊的な成長性を得られた。更にショタおじとの問答で『悪魔召喚士』としての素質を見出されたのでその辺りも含めて要修練……基本的に才能限界30ぐらい。普通ならそれでも特筆戦力判定だが沖縄戦線ではSR判定(但し人権枠扱い)

非常に頭の回転が速く、世間の一般的な噂などから悪魔の存在やメシア教の危険性、東京以外の地方の危うさやガイア連合の存在などについての知識を断片的に掴んでいるぐらいの情報収集・分析能力を持っている……この情報と証拠があったからあの説明会に参加した民間人達はこのとんでもない真実を信用出来た一助を担っている

昔は更に捻くれた女嫌いだったが、聖者ニキや莉子との縁で女好きの社交的な性格になった……偶に聖者ニキや莉子は樹がそうなった事を後悔しつつも『あの時よりは人として良くなった』と最終的には納得している

聖者ニキ共々学園時代は彼らをモチーフにした『薄いやをい本』が裏で盛大に出回っていた事が悩みの種だったが……最近ではそれがガイア連合のお腐れ界隈にも出回っている事を知るまで後幾許か?
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