本霊判明者二号……実際には彼が最初でした
あと本家様でヘパイストスの話があったのでこっちの設定上ガンスミスニキに密接に関わるネタ故にお話致します(真顔)
今回はガンスミスニキに纏わるお話ですね。タイトルの◯は読めばわかります
……下ネタ多いです
Q:トールマンは今までの同胞のやらかしを真摯に悔いて謝罪している。そして周囲は怒りを押し隠しながらも真面目にその話を聞いている。それは何故か?
A:まだトールマンは核弾頭の発射スイッチを握っているから
(ガイア連合式メシアンジョーク集の一節より)
さて……聖者ニキが天使部に対して義理を果たしているその頃、沖縄チームは一部の女性メンバー達と日本各地に暮らす
九州、四国、山陰、関西、関東、東北、時には北海道と様々な土地に暮らす娘さんとその身内達を保護……普通なら鞄一つ身一つというぐらいしても世界規模で世に災いを撒き散らす
あのショッカー、いやアレは一緒にしたらショッカーにすら真面目に怒られても文句の言えない、そんな最低最悪最狂の邪教集団を相手に逃げ切れる日本の名家や霊能者はそうそう居ない。大概が拉致されて良くて羽根を脳にぶち込まれての操り人形兼性奴隷、普通に人体実験の材料か孕み袋、最悪脳缶にされておしまいだ
しかし、その大規模極まりない淫祠邪教に対抗出来るガイア連合の加護ならば希望は見える。しかも移動・隠密・探知に長けた沖縄支部の幹部衆ならば大概のメシアン畜生の追跡を撒いて対象を安全地帯に護送出来る
先ず今は所用で動けない聖者ニキ以外はそれぞれ指定された地方に転移魔法で移動し、今回の要救助者達が引き篭もる屋内へと移動していた。今回はそれこそ彼らの師である悪魔召喚士の先達である比翼ネキ連理ニキの師匠夫妻も協力体制の大車輪である
メシア教のしつこく醜悪な勧誘や拉致監禁に対処するためではあるが……実際既に彼女達は身内共々最低限の手荷物と財貨だけを選んで準備は完了していた
しかし、沖縄チームは実は『引っ越しを通り越して夜逃げ支援のプロ集団』としての適性もある。シキガミを含めた全員が密輸課に所属出来るレベルの転移魔法の使い手であり、しかも比翼連理夫妻から学んだ絶技の一つである『収納魔法*1』という引っ越しや物資運搬には最高の魔法を習得しているという徹底ぶりだ
しかし……彼らは『ガイア連合が認定した正式な悪魔召喚士』である。悪魔というものを従えるには強さだけでなく『アメリカンジョークの弁護士*2』すら務まる強かさと抜け目無さ、時に凶悪な悪辣さを要するガイア連合有数の超高難易度資格の保有者達である
今の彼らは全員ほぼ同じ悪魔を使役し、それらを巧く道具として使い熟して対メシアン・【銃火暴風怨嗟域】戦線を攻略している……そしてその中に一体引っ越しには神クラスに便利な悪魔が皆それぞれの手持ちに存在する
力自慢のチェルノボーグ?いや普通放射線の擬人化みたいな破壊神を表向きに出せるものか?
こういう細かい作業向きのコボルト?いいや小間使いとしては優秀だけど連中ではない。地面に潜る能力は凄いけどこれは違う
可愛いジャックフロスト?精神的に疲弊した女の子達のメンタルケアには最適だけどそれは脱出後だ
……まぁ答えは簡単だ。ソロモン72の悪霊のうち序列70位の『
そう、お引越しの手伝いである
転移魔法に収納魔法と引っ越しには非常に便利な魔法を使い熟せる沖縄チームだがこと引っ越し……それも『夜逃げ』レベルに高度な技量を要する引っ越しには流石に従僕であるセエレの言葉は無視出来ない
実際引っ越しの段取りや処置、今回特に重要な『メシア教の監視網を掻い潜る鑑定眼』については間違いなく彼らに頼るのが一番だろう……世の中には『餅は餅屋』という言葉もあるが相手は悪魔。故に頼り過ぎや信じ過ぎは厳禁だ
『マスター、その食器類はこう梱包する事をおすすめ致しますが?』
『皆様、その箪笥はこうやって……はい、収納出来ます』
『避難先の間取りではこれらは厳しいかと……成程、ではこれらは置いて行くという事で宜しいですね?』
本当に三面六臂の活躍で一箇所の夜逃げ所要時間が三十分すら掛からずに沖縄まで彼女達を運び込めた……悪魔召喚術を真に使い熟せる技量があるから出来た奇跡がこれだ
今回はセエレも『メシア教への嫌がらせが出来る』と非常にノリノリで今回の件に協力してくれた。セエレはソロモン72の悪霊の中でも比較的親切な性質ではあるが……メシア教への嫌がらせにはいい笑顔で嬉々として行う辺りは間違いなく彼らは悪魔の一柱だと理解出来る
これはソロモンの悪魔を使役するガイア連合一のエキスパートである『脳缶ニキ*3』からの伝手で得た悪魔だ……メシア教狩りの際に結構やらかして盟主ショタおじからお仕置きされている掲示板でも名だたる問題児の一人ではあるが、そのペナルティの一環で沖縄チームに『ソロモンの72の悪霊の一部の使役術』を教える、という処分だが同じメシアンスレイヤーである沖縄チームに技術継承出来るのは行幸だったとか?
彼らが希望した『対メシア教狩り用悪魔』としてのアンドロマリウスなる序列72位の『邪悪を暴き罰する』権能で地の果てまで過激派メシアンを追い詰め、穏健派メシアンの悪事を暴き私刑に処す処刑屋稼業に使う。本来ならこの悪魔だけと契約予定だったが……
これは『契約の都合上の抱き合わせ』だが、セエレはその闇稼業に於いても表向きのガイア連合員としての仕事にも使える悪魔だから追加で契約した悪魔の一体である……後、沖縄チームはおまけでそれぞれ一体づつ『自分でセレクトした悪魔』と契約しており、それを使いこなしても来るだろう
例えばガンスミスニキなら序列8位のバルバトス……つい本能的にこれを選んだが実はこれがガンスミスニキの本霊に非常に近い代物らしく適合率が凄かった。何故『非常に近い』かと言うと、どうやら彼の血筋の何処かに別の神霊の霊基が混ざり込んでバルバトスにザミエル*4の権能*5や銃器弾薬・兵器作成に特化した物造りの才能を得ている様だ
恐らくはバルバトスに僅かだが『物造りに適した神霊の霊基』が混じっているのだろう……この件はこの前メシア教から押収した聖書納品に行った際に逢ったベルフェゴール*6からのちょっとしたサービスから彼女の権能にて調べられたが結果は『何故かヘパイストスの霊基が一割混じった状態』らしい
ヘパイストス……ギリシャ神話における『もの作り』を担う神だがその境遇は『悲惨』の一言に尽きる。何せ母親は嫉妬と八つ当たりを統べる『理不尽の権化たるヒステリー女』の代名詞である悪名高きヘラであり、自身で産んだ子供なのに『醜いから』という理不尽の極みみたいなクソ過ぎる理由で天から投げ捨てられて不具になった神である*7
この神が霊基だと判明している女性俺たちが居る……容姿を相当霊的に矯正して容姿端麗にはなれたらしいが。まぁ『醜い容姿』がそれこそ逸話レベルで浸透しているヘパイストスが本霊だけあって見た目幼女かつ体臭だのを筆頭にデリケートな部分*8にその皺寄せが来ているとの事だ
確か最近では香水系統などの研究を始めていると風の便りで聞いた。こういう『本霊の悪影響』に悩む俺たちは結構多いらしい……件の彼女の様に体臭などならまだマシで悪ければ食人や殺人衝動。本当に最悪のケースなら『本霊があのN』というケースだって実在するのだ
この沖縄支部の場合ならそれこそ一部では『頭グランド・セフト・オート扱い』される旧約聖書から来た血の気の多さではトップクラスのモーセを本霊に持つ聖者ニキの様に常にメシア教や穢教鳥に殺意の波動を漲らせて日々カチコミや穢教滅閃の素材回収に勤しみ常にメシアンや穢教鳥の血の雨を降らせ……いやそれは単なる沖縄支部の日常か
ガンスミスニキが身長147㎝の非常に小柄かつ愛らしい男の娘な容姿も『僅かなヘパイストス要素』が悪影響した結果らしい……先のヘパイストスの転生体である由美琉さんとは真逆で、髪や睫毛以外の体毛には殆ど無縁*9かつ体臭からはほぼ美少女扱いされる様な甘いミルクの様な代物。唯一彼が『男性』だと理解できる部分はあの六人中でも一番小さいという有り様ではある*10
この事実はナマモノネキ*11のナマモノ同人や山梨第一支部の温泉での目撃例によって判明している……おかげで全員一部の『ノンケでも構わない系』なそっち系統の兄貴やスケベ部に目を付けられてしまった。筆頭はミナミィネキだと言われている*12
ガンスミスニキの場合は恐らくだが『ヘパイストスの霊基片が一般的な男性の理想像から外れた姿……要は男の娘に容姿を過剰矯正した結果』であの姿になった。というのがガンスミスニキを診たベルフェゴールのコメントである
ちょくちょく女*13への幻滅と憎悪が深刻化してロリコンや男の娘趣味に走るヘパイストスは見かけるが……ガンスミスニキのヘパイストスもその要素があるかも知れない。『醜悪な容姿』は無いが代わりに『ヘパイストスの性癖若しくは変身願望』が容姿に如実に反映されたのが今のガンスミスニキの様だ
しかし……ヘパイストスの霊基があると容姿は醜悪な方に持ち込まれる因果がある。それをどう踏み倒したのかが気になる処ではあるが?。故にその為にガンスミスニキを詳しく精査する為にショタおじまで来ての精密検査だったが、その結果を見てショタおじとベルフェゴールが
「『……うわぁ。』」
何やら心底ドン引きした様な、呆れた様なそんな響きで呻いていた。気になって理由を尋ねてみたら
「そうだね?良い情報と頭が痛くなる様な情報がそれぞれあるけどどっちから聴きたい?」
ショタおじのその言葉にガンスミスニキは先ずは『頭が痛くなる情報』から聴く事にした……
実は、この一割のヘパイストスこそがガンスミスニキの本霊だったのだが霊基の殆どを今生の両親の血脈に眠るバルバトスにほぼ全てを譲渡した結果が今だとガンスミスニキの魂に眠るバルバトス、ヘパイストスの残存意識、そしてガンスミスニキが召喚したバルバトス並びに事情を聞いたベルフェゴールとショタおじ全員が証言してくれた
……それで転生体の主導権を他の悪魔にほぼ完全に持って行かせている辺り『何やってんだこいつ?』とベルフェゴールもショタおじも呆れ顔だが、ベルフェゴール的にその想いは分からなくも無い
『まぁ、私も今まで伝承に語られていた事を変えたくて此処まで頑張っているんだ……
ベルフェゴールがこう言うのも理由がある……何とこのヘパイストス、自身の主導権をバルバトスに譲渡してまで自身の姿をまともにしようとしていたらしい。悪魔としては呆れて物も言えぬが其処にはもう一つ非常に深刻な理由も存在していた
ガンスミスニキの前世……病弱でだいたい今のガンスミスニキの年齢ぐらいが享年だった彼女*14にその『醜悪』が悪い方向に働いて体機能をぐちゃぐちゃにしてしまっていたらしく、それが原因で彼女は短い生涯を閉じた
そしてまた下手をすれば前世の焼き直しの様に今生の彼をもう一度殺してしまう事となるかも知れない……幸いにも両親の中に幾らかのバルバトスの霊基が有ったからそれをメインにする為に魂の内部で自身の技術者や発明家としての権能をフル活用しての自己改造が始まった
もう一つの『良い情報』だが、それはほぼ全ての自身の霊基や権能を対価に彼の霊基をほぼバルバトスに書き換え、最早彼は『
このバルバトスという悪魔、歴史が変わるたびにそれまで所有している武器が
『歴史毎に武器を成長させる』という特性を利用してバルバトスになれたヘパイストスは、最後に自身の変身願望のままに最後の力を駆使して……それこそ自身の権能全てを以てして神造美女であるかのパンドラを創った時よりも真剣に、その全てのノウハウも含めて自身の権能や存在を素材に本体の未来を『最高に可愛くて可憐な男の娘』にして様々な愛され要素を付け足したパーフェクト男の娘としてしまったのである
ガンスミスニキは、要するに『最高峰の鍛治神が己の全てを対価に生み出した最高の芸術品』という訳である……一応、股間にだけヘパイストスが残ってはいるが*17
「……少なくとも前世と違って、僕は健康だし色々幸せに成れたから文句は無いな。『彼』は色々頑張ってくれたんだしさ」
ガンスミスニキはガンスミスニキで元より『前世と真逆で非常に健康的』なこの容姿を嫌ってはおらず、まさか此処まで自身の為にヘパイストスが覚悟を極めてくれたとは思っても見なかった……背丈だけは少し物言いたかったがヘパイストスも限界を突破してまでやってくれた事なのでもう何も言えない
ただ……後々遭遇するギリシャ神話系統の
……話は逸れたが、すぐに合流した聖者ニキも含めて沖縄支部は基本的に引っ越しの手伝いを着々と熟してゆく。今度はちゃんと鉛のシジルを用意してセエレを誘導して沖縄に用意したそれぞれの新生活用の住居に荷物や当人らを運んでゆく
その過程が終われば今度は……ちひろネキに依頼した調書を片手に彼女達にしつこく付きまとうメシアンどもの情報を精査する。全て始末して『セエレ運輸魔界は地獄遺棄』出来れば楽だがちゃんと精査はしなくてはならない
「これはちひろネキからの承認が降りたから今夜始末しに行くぞ?」
「こっちは保留……後日始末する承認が降りてからか」
「そいつは『羽根入り*18』だからガイアカレーを無理矢理飲ませて救助だ」
「……うわ、もうこいつ真っ黒じゃないか。ちひろさんからも『最優先』って但し書き付きだよこいつ」
「間一髪だったな、俺たちの動きが遅かったらこいつの区域は手遅れになったかも知れん」
「精査終了後直ちに動くぞ?俺たちや聖者以外は連戦だけど大丈夫か?」
「私はお見合い会場セッティングがあるから動けないけど……琉球ニキはお見合い前に直ちにスケベ部に出頭してレベル差のあるカップル用精気制御装置を購入、そしてちゃんと生体マグネタイトデータに合わせたフィッティングをする必要が有るでしょう?」
「……だから明日の夜明けまで山梨第一支部から帰れないわな。こないだの聖者ニキの気持ちが良くわかるよ……ふふふ、スケベ部に一人きりで行って夜明けまでとかマジで怖い。ルカヘルプミー」
「「「「「「「……ドンマイ」」」」」」」
そんな会話をしながら彼ら八人はお引越しの後始末として彼女達を狙うメシアン畜生どものデータをチェックしながら会議を行なっていた。即時処分対象から放置、『宣教の羽根』による被害者救助など様々な対象を仕分けして夜っぴいてその始末に駆り出される訳である……要は『必殺仕事人』やって来る訳だ
その中で琉球ニキだけは山梨第一支部に行って嘗て他五人がやって来た『精気制御装置』の装着に必要なデータ算出からのフィッティングの為に今からスケベ部に一人で赴いてある意味検査入院状態となる*19……間違いなく娶る二人はレベル15(前後の才気溢れる才媛ではあるがレベル40超えという超人の世界に足を踏み入れた琉球ニキに嫁ぐとなると下手をすれば彼女達が初夜で琉球ニキにヤり殺されてしまいかねないからである
運良く初夜で生き残れても……もしも琉球ニキが『下手くそ』だったら彼女達は『女性として再起不能』になる可能性だってある*20し、普通に上手くいってもいざ妊娠すれば胎内の琉球ニキの超人としての血を継いだ赤子に栄養を全て搾り取られて衰弱死だってあり得る話だ
故に一般人の伴侶が存在する高位の霊能者は房中術……本来は単なる養生法だがことオカルトの世界ではこれが非常に重要なスキルだったりする。これを用いて外気に微量ながらも存在する生体マグネタイトを取り込んで外気から力を借りたり、養生法の延長としての体質改善、そして昇仙を目指すなら必須など様々な使い道があるガイア連合の霊能者には必須とも言える技術の一つである。仙道に纏わるなら絶対必須技能だがそれ以外でも間違いなく『覚えて絶対損はない技能』の代名詞扱いされる代物だ
一応、琉球ニキ達沖縄支部も真面目に勉強はしているがこの技術の本場とも言えるスケベ部とはやや相性が悪い為習得速度は遅めである……一応ちゃんと『夫婦和合*21方式』ならば初音郷のスタンダードスタイル故に比翼ネキや連理ニキから教導して貰っている
少なくとも高レベルな俺たちが現地民*22や俺たち同士でもレベルに開きがある場合には必須とされるのがこの制御装置である
これの調節やフィッティングに時間が掛かり、今日の琉球ニキはスケベ部の医療施設で缶詰という訳だ……ガンスミスニキに纏わる話の中でも言及したが、偶にスケベ部ではこの六人の『純天然モノ馬並み級』を狙っている者達が男女問わず存在する。痴女もガチホモ兄貴も結構な数だ
その恐怖から一度スケベ部製魔道具『俺は掘られるのが好きなんじゃねえんだ…。掘るのが好きなんだよォォッ!!』なる尻と言うか『お菊さん』を護る酷い名前の指輪*23の購入を検討したが……間違いなく連中はケツも狙ってはいるだろうけど『つまり掘る側なら良いという事か』と間違いなく開き直って襲撃されかねない
故に沖縄チーム的にはスケベ部の本拠地である悪魔しょうかんとは……正に死地でありガイア連合施設の中でのアウェーゾーンの中のアウェーゾーンである。例えるなら気分は天使部の面子が穢教滅閃工房に近寄る様なものだろう
まぁ……そのスケベ部の首魁である『痴女を超えた痴女』であるミナミィネキが眼を光らせているからそいつらも琉球ニキ達エロに関わりたくない顧客に無理強いは出来ない。筈だ*24
「ふふふ、お久しぶりですね琉球ニキ?今日の予定は把握していますか?何なら私が簡単な手練手管でも『教導』しましょうか?」
「hahaha、マジノーサンキューで」
「眼が全く笑ってませんね。てか声に霊力漏れるぐらいの拒絶は流石の私でもちょっと傷付きますよ?……まぁフラれたなら仕方ないからちゃんとフィッティングはしましょうね?」
「その辺りは貴女を全力で信頼するよ……貴女は俺たちや師匠からしても大先達だしな。ショタおじは除いてな」
「ふふふ、ショタおじに準ずるとか本当に凄い褒め言葉ですね?その辺りは本気で信頼して下さる辺り貴方もプロとしてやって行けそうですよ」
「そいつは嬉しいね先輩。だからお早めに頼みますよ……明日が明日なだけにね?」
巨大でヘンテコな南瓜……ジャック・オ・ランタンの造形で出来たトンチキな建造物、誰が呼んだか『シキガミ達の忌み地』こと悪魔しょうかんの内部、その中でも病院内部の個室病棟みたいな場所で複雑な機器をセットしているミナミィネキと入院着に着替えた琉球ニキが雑談している姿が有った
多くの男や一部の駄目な淑女的には夢の楽園。しかし琉球ニキにとっては危険地帯だと言えるこの場所で何故相方の嫁シキガミであるルカすら連れずに居るかと言えば、当のルカ本人は今両親と共に沖縄支部の長老達……の嫁達から『一夫多妻の際における本妻に必要な知識と心構え』を、他五人の彼女達と一緒に教わっていたからだ。沖縄支部の場合はそれこそ『残すべき血筋』が多いから一夫多妻はそれこそ大歓迎だし、今から沢山の『他所から来た優秀な血』が来るからその辺りは真面目に受け止める準備は欠かせない。琉球ニキとルカが別れて行動しているのはこれが理由である
沖縄支部は夜遅くまでこの講座を開催し、六人の娘さん達は付け焼き刃でもこの界隈の大変さを改めて知ることとなった……それを知ってか知らぬか東京にある
『一夫多妻の本妻が持つべき知識と心構え』とは一口に言っても基本的にはケースバイケースであり、大概は昔々と同じく上からの指示や命尽きた戦友が遺した妻を引き取ったりする際などに必要な事柄であり、今回の様な『ちゃんとした恋愛婚相手に追加の嫁が来る』というケースは流石に少し珍しいので沖縄名家達もその辺りは困惑していた
故に……沖縄名家の一夫多妻家系の本妻や妾達が六人に『一夫多妻の所感』などを様々に討論、議論し合い?いやこれはもう『朝まで生討論』めいた喧騒の程を見せて来た
「うちの旦那は確かに長年最前線張って来た叩き上げだけど……流石に風俗通いは許したらいかんと私は思うわよ!?」
「いやうちの旦那絶倫だからもう一人か二人ちゃんとした嫁が増えてくれないと困るのよね。子育てとかもあるし覚醒した子達に付ける修行だってあるし!」
「うちの旦那淡白だから……うん、嫁数はうちは増やすの厳しいわね。うちの旦那辺りの子供達の修行も見てくれてはいるしね?」
「風俗あがり枠からのそっち方面知識は重要よ?うちでもその知識は重要だってよくわかる事例多かったらから」
「まぁ風俗って言えば……最近
「いやちょっと待って!?そんなもんうちの稟が許可!!?あのスケベ部やミナミィネキさんへの苦手意識の塊な稟達が!!?いや真面目にあり得ないッ!!!?」
「あの陽介がスケベ部とそんな契約するとは思えません!それは間違いなく何らかの間違いですよ!!」
「莉子さんや咲さんに同意します!!あのスケベ部が苦手なヴェンデリン様がそんな不品行に好き好んで手出しするとは思えません!!!?」
「創くんがそれやるならその前に私が身命を賭して創くん干涸びるまで搾り取ります!!!」
「あわわ、それは悠人さんと前にやったろーしょん?じゅにゅうてこ◯?……この前あの本で見た
「春香さんその話詳しく、私もそっち方面もマスターに仕掛けて見ますので」
奥様がたの旦那の風俗問題から出た爆弾発言から驚愕して叫んでしまう沖縄チームの彼女達一同、恋人である彼らが酒を比較的多く飲んだ時や寝物語にごく稀に出る愚痴の断片にミナミィネキやスケベ部への話がある……それこそ悪魔しょうかんにすら必要な用事が無い限り間違いなく跨いで通るぐらいにはそれらが苦手な彼らがわざわざ悪魔娼館なんぞ好き好んで作る訳がない。とあるナビ役とシキガミ娘の不穏な呟きはまぁ無視するとして*26
お互い話を慎重に擦り合わせてみると……話は結構違う造詣を見せる様になる。最初はミナミィネキ達が沖縄名家の力強くタフガイ揃いの現地民精気を求めて悪魔娼館を建造しようとしたのだが、今は沖縄名家もちゃんと結婚して次世代をなるべく沢山産んで欲しい状況なのは変わらない、だから悪魔娼館建造計画は少なくとも沖縄支部のある程度の問題解決までは控えて貰っている*27
そして……本当は何を建造しようというのか?だが、それはミナミィネキと比翼連理夫妻総監修の『悪魔召喚施設沖縄支部』である。これから沖縄チームが全員時間をかけて『悪魔召喚・合体について』を更に真剣に学んでこの施設の運営・維持も六人の持ち回り?いや一応はスケベ部の正式な悪魔召喚士兼合体士が運営はしてくれるだろう。後々は六人が正式な悪魔合体系統技能・資格を得てから権利委託されるだろうが
件の『しょうかん』は、やはり紛らわしい事にその響きで『召喚』と『娼館』を間違えただけだという事だ……まぁちょくちょく『しょうかん』と掛け言葉の様に紛らわしく言うから起きた事柄というだけだ
基本的に悪魔召喚士はミナミィネキを筆頭にスケベ部が大半を占めている……様な気がする。故に『悪魔召喚士=スケベ部員』という風潮と認識が一部の黒札達にもあるらしい*28
しかし、悪魔召喚士資格持ちはスケベ部の気風やノリ、貞操感念に馴染めない……主に『純愛派*29』とも『常識派』とも呼ばれるタイプの俺たちも間違いなく存在する。比翼連理夫妻と沖縄チームが正にそれだ
『初音郷』にも悪魔召喚・合体施設はある……召喚は兎も角合体はミナミィネキの山梨本舗よりやや事故率は高いがショタおじ公認ではあるからシキガミのミナミィネキ嫌いが非常に深刻な者達が初音郷にシキガミメンテや強化に良く来るらしい。しかしそれでもショタおじは勿論だがミナミィネキ以上ともいかないので基本的にはセカンドオピニオン候補扱いだろう
しかし……技術というものは継承してゆかねば必ず途絶えるものであるから、こうやって接木の様に広めてゆく必要がある。悪魔召喚士は確かに稀少技能でありガイア連合でも資格保有者は薄っぺらい名簿が出来るぐらいの数しか存在しないがそれでも後続の為にも多様化は必須である
それと『スケベ部との棲み分け』も兼ねて初音郷・沖縄支部連名で悪魔召喚・合体施設とその技法を持つ稀少技能持ちの育成も行う、という見地もあり、今も幾人か現地民相手ではあるが悪魔召喚術の
そんなこんなで沖縄支部に悪魔召喚・合体施設……要は『邪教の館』が建造される事が決定し、今はミナミィネキの弟子とも言える黒札が館主代行として赴任予定となった。場所は沖縄支部における本部扱いの古謝にあるジュネス那覇の内部にある裏ジュネスの一区画。沖縄支部は『悪魔召喚士の為の支部』という一面を得ることがこれで決まった。今の現地民徒弟達が正式な悪魔召喚士になれるかは今後の話になるだろう
尤も、今大事な事は明日のお見合いの詳細や顛末だろう。その話はまた次回
正解は
ちなみに『創(17)〈翔太〈悠人〈陽介〈ヴェンデリン〈稟(24)』の順です……ナニとは言わないけど
それはナニというにはあまりにも大きすぎた
大きく
分厚く
美しくも禍々しく
そして
それはまさに御立派様だった
〜ガイア連合第一支部の温泉で彼らに遭遇した黒札達が洩らしたコメントより〜
『ガンスミスニキ』
本名は『南雲 創』。元ネタは『ありふれた職業で世界最強』の主人公(変異前)……だったが最早原型を止めないぐらい改変された存在
この作品における『六人の主人公』のうち一人
身長147㎝の非常に小柄で華奢な少年……と言うか最早『男の娘』と呼ばれる様な人物。外見は最早『性別が実は男かつ髪を染めてないアマテ・ユズリハ(ガンダムGQuuuuuuX主人公)』そのもので故に声のイメージは『黒沢ともよ』。銃使いにして悪魔召喚士にして銃器職人兼様々な魔道具技師(見習い)。要は戦士にして技師だが魔術の造詣も深い万能(器用貧乏)タイプ
性格は一見すると『奈落に落ちる前の南雲ハジメ』だが戦闘時には『奈落ハジメ』より苛烈で情け容赦無いガチっぷりを示す……一度『敵』だと認識すれば悪魔だろうが人間だろうが関係無しに全て叩きのめす様な喧嘩っ早く非常に荒い気性の持ち主だが表向き攻撃出来ない存在や強敵相手なら策を練り手段を構築して必ず社会的にだろうが物理的にだろうが撃破する狡猾さと執念深さ、そして凶悪さも同時に備えている
基本的には温厚篤実で良識的ではあるが、これまでの経歴から大のメシア教嫌いかつ天使嫌い。一応民間人な一般メシア教徒まで攻撃するほど見境なしではないが常に『メシア教=この世の絶対悪』だと社会的な啓蒙活動は常にこっそりやっているらしい
他五人の仲間達と運命的な出会いから様々な激戦に足を踏み入れて沖縄支部という激戦区で日々精進中。大概のガイア連合三次主人公の一員らしく『ガイア男子は色あり恋あり情けあり』を存在で実践中でもある
基本的には銃使いであり、嘗てはガイア銃やM16を使っていたがその辺りはあまり性に合わず今は沖縄名家が密かに保有している三八式歩兵銃や盟友であるキノネキから譲られたガバメントM1911と件のキノネキが行ったオークションで落札したワルサーP38、それと信頼性を求めて良いリボルバーを探している……が、最近は第二シキガミ候補かむしろ自作を考えている
三八式歩兵銃やその装着銃剣で近接戦から銃撃戦に狙撃まで様々に銃を使い熟し、ガチ狙撃をやる際には彼女である『白崎 香織』やシキガミの白兎『シア』にスポッターを任せることもある。勿論銃だけでなくナイフや格闘技、爆弾から魔法に悪魔召喚術など様々な技能や隠密、様々な工作技術を使いこなせる沖縄チームの斥候役兼工兵
実はTS転生者であり、女だった前世では難病で齢15迄しか生きられなかったが、今生では性別は変化すれど元気になれたのもあって男として楽しく生きている……前世でもいわゆる『心におち◯ちん』が生えているタイプの気性の持ち主だったのもあるだろう。物理的にもその体格なら正に『御立派様』が生えているのもある
……最近『18㎝を持つ天使』がシキガミ化したのを知って僅かとはいえ『お粗末』の代名詞である天使(鳥天ニキのふぉあぐらさん)に負けた事に実は軽くショックを受けている
『自身が転生者である事』すらちゃんと理解して受け止めてくれたLR級両親や幼馴染にして彼女である『白崎 香織』や他二人の幼馴染(勿論どちらもハイレベル美少女)に囲まれて幸せな生活を送っていたがある日幼馴染の一人である『八重樫 雫』がメシア教に目をつけられた事(彼女に付き纏う『親衛隊』を自称する少女達の中にメシア教徒が居た事が元凶)により両親や八重樫家の伝手で『陸八魔 アル』というガイア連合員に助けられてガイア連合に加入したという経歴がある
父は有名なゲーム会社経営者で母は日本有数の少女漫画家にして根っからのガンマニア(バルバトスの血筋の影響もあるが大体は素)。家族三人で最低年に一度は海外の射撃場で射撃三昧に明け暮れたりサバイバルゲームに参加するのが楽しみ
前世の影響でインドア系オタク趣味は一通り嗜んでいる上に今生でもそれを楽しみながら両親の仕事を嬉々として手伝う筋金入りのエリートオタクでもある……サバイバルゲーム好きでもあるから割と身体を動かすことも好きであり男幼馴染であるとある筋肉マンにトレーニングの相談をしていたりもするが一向に腕力や身長は伸びない
性癖は……健康的で抱き心地の良さそうな長い黒髪美女・美少女が好み。前世では難病のせいで髪は殆ど喪って鬘で誤魔化し、身体は異常に痩せていた為の反動から
学校成績は非常に優秀であり、普通に学生生活していれば『日本の最高学府』に余裕で入学出来るぐらいには地頭が良い……基本的にオタク趣味や家業を継ぐ為の勉強が最優先ではあるが。その体躯からわかる通りに腕力は非力なこと以外はだいたい万能超人扱い、ついでに家事全般も普通の高校生の上澄みレベルで全てこなせる
本霊は非常に高位の『ヘパイストス』だったが……その逸話から来る悪影響を避ける為に本霊としての霊格や権能を両親の血から流れて来た『バルバトス』に託してヘパイストス自身は創の身体や魂の質を『自身にとって最高に素晴らしい存在』に胎児の状態から造り変えていた。故に彼は『神造美女パンドラ』の妹弟と言うある種の『神造乙女益荒雄』であり、ヘパイストスの最高傑作の一つとも言える存在である
その容姿は正に『神造』だけあって最高クラスの美少女(APP18族)であり高いカリスマ性や(女性的)セックスアピールを魅せられるが実際には気性の(雄的な)激しさでその異常な魅力は封印されている。その解放条件は『女性らしい行動を意識して実行する事』である。このヘパイストスが付けてくれた配慮により割と普通に
故に本霊は殆どバルバトスである為、バルバトスの権能は自身の由来を自覚した地点で大概使用可能であり、更にかなり失われたヘパイストスの権能とバルバトスの持つ『歴史的に武器をアップデートし続けて来た』という珍しい特徴が悪魔合体した結果生えてきた『兵器作成・発明の権能』ととある銃器に纏わる悪魔ザミエルの権能である『魔弾の射手』なる新能力にも目覚めた模様(只今実験検証中)。それと創の身体を再設計する際に盛大に流用活用したパンドラ作成のノウハウとヘパイストス自身を素材に
それと『本霊覚醒』によりヘパイストスの物作り知識もかなりインストールされたが……基本的に少しで良いから『兵器や武器に転用出来る代物』以外は作れないらしい(大概は使い方次第で武器になるが)、勿論創自身の今の技量に見合わない代物も無理である
言うなれば『パンドラの肉体にバルバトスの霊基九割、ヘパイストスの霊基一割を持った天然の神造人間』という色々な意味で矛盾した出鱈目な存在だがそれが彼だから仕方ない
最近の功績は【銃火暴風怨嗟域】のスクラップの再利用方法確立と『穢教滅閃砲』の作成だがこれは彼女である白崎香織の活躍もあっての事でもある
幼年期は母親の趣味も有ったが当時はまだ意識は女性寄りだった為大概女装で暮らしていた……中学時代の学園祭で久しぶりに女装したら結構な数の男子や観客を男の娘趣味のホモに変えた前科がある(原作で悪縁深い檜山達チンピラーズもその中に存在する)。その報いに残りの中学時代は様々な野朗にケツを狙われたり不躾な視線に晒されることとなった、故にホモは苦手
選んだシキガミは兎型の『シア』、雌の白兎で大概創の頭に乗っかっている……それと偶にぬいぐるみ的にデフォルメされた瓜坊を抱えていたり、覚醒済みでないと見れないやたら胴体が長い狐を首に巻いていたりする事がある。その容姿と相まって非常に目立っているが当人は『癒しには換えられない』とその注目をあえて無視するスタンス
最近その可愛い兎さんが美少女化した
『白崎 香織』
ガンスミスニキの幼馴染兼正妻、『ありふれた職業で世界最強』のある意味非常に不憫かつカッ飛んだヒロインの代表格……だけどこの世界では比較的普通の正統派ヒロイン(但し中身は肉食獣)
基本的なところは原作準拠。覚醒の影響か薄く翠がかっただいたい腰まである肌理細かい黒髪とT164.B86.W57.H86と中々のプロポーション持ちの美少女……だが隣にそれ以上の美少女(ガンスミスニキ)が存在する為割と目立たない立ち位置になった不憫枠。彼女の本来持つ『不憫枠』という命運はそっち方面に移行している様だ
一見するとお淑やかであり実際女子力の高い良妻賢母の素質持ちな完璧美少女……だが一部では『猪娘』扱いさえされる猪突猛進爆裂娘であり、覚醒から最初に目覚めた異能である『デビルシフター/猪笹王』からも見てわかるぐらい
猪笹王としての力を発揮すれば強力な猪の化生としての剛力と耐久力、敏捷性を駆使して大暴れが出来、しかもガンスミスニキを乗せて爆走しながらガンスミスニキと組んで辺り一面を蹂躙し尽くす暴走特急と化す事が出来る
それ以外にも素で治癒魔法を中心とした魔法の素質持ちであり、燃費が非常に悪いデビルシフターとしての活動以外では『僧侶枠』として同期のエリーゼの助手として医療部隊で活躍する、故にエリーゼとはちょくちょく医療知識や治癒魔法概論で議論している姿が見られる
他にも『猪笹王』としての能力や知識で鍛治技術に高い適性を持っているが、猪笹王としての欠点として『犬と銃撃』に弱いのが難点だろう
香織の魂に棲まう猪笹王は和魂に非常に近しい性質であり、この猪笹王の目標である『天目一箇神』への回帰の為に基本的に不品行は御法度ではある為荒ぶる妖怪としての食人などの凶暴な衝動は全くないが……代わりにガンスミスニキとの初体験でガンスミスニキの『精気』が最大の好物と化してしまっている 特に『自身の純潔の証とガンスミスニキの精気が混じった桃色の霊気』は生涯唯一にして究極の美味だったとか
デビルシフターとしての省エネモードである『ぬいぐるみサイズの瓜坊』としての姿でガンスミスニキに抱き抱えられるのがお気に入りだが、逆に身長差と素の身体能力を駆使して非常に小柄なガンスミスニキを抱き抱えるのも大好きだとか?
『ヘパイストス』
ガンスミスニキの嘗ての本霊、前世では彼の抱える『醜悪化』が悪い方向に傾いてガンスミスニキの前世である『彼女』を早死にさせてしまった事を気に病んでいた事もあるが……自身の生まれつきの醜悪な容姿と毒母や汚嫁への今なお煮えくりかえる憎悪と嫌悪感から来世では『最高の男の娘』になる事を考える
丁度良く最高に都合の良い高位悪魔の霊基(バルバトス)を獲得してそれを本霊に作り替えて自身の都合の良い様にガンスミスニキを『神造』のレベルで造り替えた
その結果はショタおじやベルフェゴールも呆れたあの顛末だがヘパイストスには一片の悔いも無いらしい。最近では『意識と無意識の深淵』で揺蕩う状態らしいが……事と次第に拠っては?