副題:沖縄黒杖捜査官二十四時〜お巡りさん、このスケベ部です!〜
先ずは三馬鹿ラスに絡んで最新アニメネタ……まるで頭ミナミィネキでデモニカ扱い出来そうな代物が私の脳味噌にビビットでして(笑)
それと今回はかなり時間軸も展開もガバガバです。ある意味『三馬鹿ラス的アンソロジー時空』ですね……皆さんも是非想像力を活かして読んで下さると幸いです
……前話(ほんへ)で春香や蘭子が『激レア転生者』になったからこれで琉球ニキ達は『(単に気合い入っただけの)凡庸でありふれた転生者』だと真顔で名乗れますね。ほらタイトル回収に成功したよ!(きらきらおめめ)
聖者ニキが阿部寛……そりゃ『聖者ニキの容姿が父親譲り』な非常に近い平行世界のイメージですね。多分破魔ネキ辺りが手近な平行世界で観測してそう
・拙作:母親寄りの女装もハマる修行次第で花形女形にも成り得る長身女顔の美形(『SHUFFLE!の土見稟』)。マクロスシリーズのアルトやがくとっぽいどでも代用イケるかも知れない
・KSJ時空:父親寄りで阿部寛顔の男前。AAを必要とする世界ならこちらの姿になる。AAの影響により風呂・温泉好きという一面が生える
・前世寄りと言うか大概の前世:超人オリオン。一神教系列の気配と外見から『力士サムソン』に間違われる事がある。割と狡猾な聖者ニキなら相手のその間違いを上手く利用するだろう
・女に生まれた世界:アイマスシリーズの白瀬咲耶、若い頃の母親に生き写しらしい。先ず間違いなく一途なノンケ(どの世界でも魂レベルでふたなり忌避が激しいから。但し魂にメスカクエンを飼っているかヤンデレのどちらか、大概両方……『狙う』と判断した男の捕獲率恐怖の100%かつ必ず彼女を受け止められる猛者しか居なかった、但し『寝取り』も魂レベルで忌み嫌うからその辺りは安心安全)。この基本4パターン中では一番残虐度が激しく尚且つ凶悪だが女性である為身体能力は比較的低い
注:どのカオ転世界の『
※:今回は割と『ウホッ』な下ネタ多めです。苦手な貴兄は閲覧注意
※:今回本編だけで二万字超えしました
時は『デモニカ』なる低素質霊能者や未覚醒者の希望……的な甲冑めいたオカルト武装の開発に成功し、それが世に出回った時期。その中でその甲冑の仕組みや絡繰を解した黒札技術者達が自身の理想や欲望赴くままに様々な機構や形状のデモニカを作成する世は正に大デモニカ時代!
その輝かしいデモニカ黎明期の陰で様々な試作デモニカや製品化デモニカが存在し、時には沖縄支部が発表した機種*1の様に鳴かず飛ばずで地元地消で消えた様な様々なマイナーデモニカもかの名高い『G-3スーツ』の下でジャンクの山として静かに朽ち果てている。この話はそんなデモニカの中でも性能やコストといった辺りすら無視して直ちに『永久封印処分』に処せられ……るべきだと一部の俺たちが危惧するガイア連合最大手派閥の自信作にして問題作の話である
ガイア連合山梨第一支部……老若男女玉石混淆様々な転生体こと『黒札』が存在する現在日本の実質中心部の食堂内で彼らはいつも通りに日々の
下忍三下臭い忍者*2、チグハグな甲冑姿の鎧武者、覆面を被る魔法使いというガイア連合ではほぼ知らぬ者無き『三馬鹿ラス*3』と渾名される仮面で素顔を隠した少年達である
彼らの駄弁り……盗み聴くと偶に腹筋が崩壊すると評判の彼らのお喋りの内容は?
「最近、スケベ部*4って言うかミナミィネキ*5が新型デモニカを発表するんだとさ?」
「スケベ部が?てかミナミィネキってメカ系統明るかったか?こないだ聞いたけどドラクエ1の部屋脱出*6すら積んでいたレベルでゲーム音痴だよなあの人?*7」
「一応、同レベルでゲーム音痴の執事ニキだって機械工作からプログラミング、いやミナミィネキの後塵だけどガイ連が資格認定するレベルでシキガミ技師や悪魔合体師すら色々熟せるとは聞いてます……同じくゲームプレイセンスが致命的に死んでるだけでミナミィネキなら多分容易くデモニカの技法習得ぐらい出来そうですけどね?」
最後に、自身のシキガミ作成研究に纏わる魔導書型ノート*8をパラパラ捲って思い付いた新しい理論を書き込み……満足いかずにそれを消してしながら持ち寄ったお菓子を齧る
「あー、確かにミナミィネキって悪魔合体施設自作するぐらい万能の天才だしな。沖縄支部でもミナミィネキから暖簾分けされたって言っていたし。沖縄支部でもデモニカ作成はしていたけど殆ど地元消費でおしまいらしいしな」
「てか確かシキガミ技師ってほぼ世界中のあらゆる学術に精通しないと成れない超高等技術の集大成だよな?それに匹敵するレベルの超高等技術が悪魔合体関連なんだよな?いやミナミィネキならどっちも出来るだろうし、確かデモニカってシキガミ技術の延長線上の技術じゃなかったか?」
「一応、私もデモニカについてはシキガミ技術の延長線上だから少しは知っていますけど……まぁミナミィネキ程の方なら割と容易く出来るとは思いますね」
三人もそれぞれ適当に選んだ飲み物を飲み干してガイアフォンの動画サイトを起こす……そろそろミナミィネキの生動画配信が始まる時間だ
動画の中ではガイア連合にて知らぬ者無き才媛代表(のうち一人かつ首席変態)であるミナミィネキが艶然と微笑んで幾つかのシーツを被せた推定デモニカだと思うものを見せている。今日は何故か寒くもないのにトレンチコート姿である*9
「なぁ……デモニカってあんな小さかったか?俺たちはレベル10到達時辺りに沖縄支部のスカウトでデモニカ試運転バイトやった事ある*10けど、間違ってもデモニカってあんな小さいものじゃ無かったよな?*11あのデモニカはかなりゴツくて嵩張るしな。だから製作者であるガンスミスニキは「総合的にG-3には勝てない」って割と最初から敗北宣言出していたぐらいだし」
「サスケニキが遠距離戦支援用の『紫電』、俺が近接戦支援用の『剛龍』、クロマニキには電子戦仕様の『嵐鳳』って機体だったな……電子戦仕様って辺りは画期的だと思ったけどな?」
「銃火暴風怨嗟域に特化し過ぎた仕組みですからねアレ……いや、まだまだ銃火暴風怨嗟域でも洗い出しポイントばかりでしたね電子戦機能。だから沖縄支部でも殆ど工兵用補助ツールみたいな利用法でしたね
『デザインはシビレるけどゴツすぎる』『整備性は最優クラスだがパーツ規格が沖縄支部独自過ぎる』『ややコストがお高い』『パワーや耐久性、基礎スペックは高いけど単調過ぎる』『せめて電子戦仕様がもう少しどうにかなっていれば』と評判は微妙だった……しかもパーツ規格がG-3シリーズとは少し違う為整備にやや手間取ることもこのスーツの不人気に拍車をかけていた
『沖縄支部の失敗譚』としてこのデモニカはデモニカ開発史の陰に眠る機体の一つとして何時の日にかは泡沫の様に儚く消えゆく代物ではある……が、少なくとも沖縄では健在であり、終末を超えて完璧に沖縄では後方ですら型遅れ判定になるまで勤めを果たし、今度は『再生デモニカ』として民衆が立身出世する為の足掛かりとして活躍中だという。アメリカンなデザインのゴリゴリマッチョなパワードスーツ染みた造詣、そして沖縄支部のトレードマークである髑髏顔のいかつく武骨なデモニカ達が様々な継ぎ接ぎで補修されたりニコイチサンコイチの部品として運用される様はメカ部から何気に好評らしい
暫く沖縄支部……とは言っても沖縄というあの当時は『銃火暴風怨嗟域』の『仮』と言うレベルであれど平定が完了して比較的安定していた小康期に、そして安全な那覇という沖縄支部のお膝元で彼らはちょっとしたバカンスみたいな感覚であのデモニカを装着して問題点の洗い出しに頑張っていた
後……この仕事を受けるに至って沖縄支部の筆頭幹部衆たる沖縄チームからから割と厳しく資料の書き方や報告書の提出方法などの『書類作業の基礎中の基礎』を教わりもした。この技術は後々まで『運営からの塩漬け依頼とその報告書作成』に非常に役立ってくれた。まぁ沖縄支部的には『彼らが何らかの理由で戦えなくなった際に於ける万が一の保険』として空き時間に少し仕込んだだけだったのだが?*12
そんな『黒札マタギ』として運営から密かに、だが激しく期待されているとはつゆ知らぬ三馬鹿ラス、辺りのテーブルでも様々な
そして遂にミナミィネキが謎の『デモニカ?』だと思われる物体を覆うヴェールに手を掛ける
画面内も三馬鹿ラスも食堂周囲の客全てがごくりと唾を飲む音……そしてそんなくだらない事を意にも介さず注文された料理を作るジャンニキが作業する音、そしてミナミィネキの艶やかな嬌声にも似た美声だけが食堂に響き渡る
『それ』はデモニカと言うには余りにも薄いものだった
薄い、面積など無い、むしろ普通の衣服よりも身体を覆うものが無い有り様だ
嘗て存在していたレオタードアーマーなる試作品で終わった霊装の方がまだ遥かに『デモニカ』だと言える
いや、誰が見ても単なる卑猥な水着かボンテージ以外の何物でもない*13
その卑猥な衣類?紐?みたいな?一応は『デモニカ』だと主張している?多分?恐らく?いやちょっと話聞くだけで何某かの覚悟が必要そうなナニカを……トレンチコートの下に既に装着していたミナミィネキ*14の姿が見える
その卑猥な水着だかボンテージだかの姿に三馬鹿ラスは見覚えがあった……彼らも前世で一度見たことがある漫画のパワードスーツ?的な代物なのは間違いない。そしてそのパワードスーツ?には一つ致命的な弱点が存在する
装着者の理性が消し飛び、ほぼ本能で動くケダモノに成り下がる
はっきり言って
リビドークロス
『インゴクダンチ*15』なる卑猥な漫画*16に出てくるトンチキパワードスーツ?である
「なぁ……アレ大丈夫か?俺たちが知っている『アレ』なら真面目に世に出して良いモノじゃないよな?どんなに眼福な光景でもさ?」
「いや眼福なのは確かだけど駄目だろ流石に。原作通りなら運営、女性陣や沖縄支部の俺たち憤死モノだろ、真面目に」
「ドクターネキにはとても見せられませんね。いやゾイド達が隠してくれると信じましょう」
そんな事をヒソヒソ言い合う三馬鹿ラス……しかしその背後に
「三人とも、ミナミィネキの『アレ』が何なのか分かるのか?」
「すまないが教えてくれ。どうにも嫌な予感が止まらないんだ」
「ミナミィネキだから最低限の一線は超えない……とは思うんだけどね?」
「だけど……少なくとも『アレ』の詳細は聞いておくべきだと思ったんだ」
「これからスケベ部に調査に行くから付き合ってくれ」
「お前たちの情報が頼りになる……そんな感じがするんだ」
そう話しかけて来たのは沖縄支部の首脳陣こと沖縄チーム。全員武装状態かつ真剣な眼差しで三馬鹿ラスに語りかけて来た……基本的に彼らは決して三馬鹿ラスを馬鹿にはせず、むしろ常に対等の黒札仲間として誠実かつ真摯に向き合う珍しい存在である。そんな六人の真剣な表情に
「了解っす。あの水着モドキについて俺たちが知っている限りの事をなるべく分かりやすく教えるっス」
「やはり急いだ方が良いでしょうかね?だから移動しながらで」
「私達は戦力としては……でも何かやれる事もあるとは思いますから、いや急ぎましょう」
兎に角『協力しなくては』とは思う。そりゃ普段纏う空気は全く合わない堅物揃い……いやメシア教に対する復讐鬼揃いという何とも剣呑な連中、いや更に正しく言うなれば正に『支部そのものがメシアンスレイヤー』という非常に物騒な沖縄支部だが、時々良い依頼をくれたり暇や都合が合えば偶に彼らが訓練している技術や技法についてレクチャーしてくれたりもする*17
そんな訳でミナミィネキが居るスケベ部に向か……おうとした彼らだったが、流石にミナミィネキもリビドークロスの危険性を理解していた為にちゃんと『汚いガイアメモリ*18』とも揶揄される道具である事から説明し、その安全性をミナミィネキ自身が装着者となって実演しているぐらいである*19
更に、ミナミィネキは二人ほど新しい人物を……全身を外套やフードで殆ど隠して誰かは分からないが、少なくともその体躯から成人男性だという事は分かる
「おい、まさかあの二人のうち一人って?」
「いやいや、モヒカンぐらいガイ連ならまだまだ居るだろ?」
「多分、多分違う筈だ。恐らく、きっと……」
「みんな、今日あの人はスケベ部に呼ばれているよ」
「嗚呼……そうだった」
「三人とも……この放送はこれから阿鼻叫喚の地獄絵図になる。見るなら気を強く持てよ?」
六人の真剣な言葉……恐らくはこれから直ぐに起きる強烈なグロテスク展開*20が起こるだろう。三馬鹿ラスも色々な塩漬け依頼で悲惨な光景ぐらいはそれなりには見て来たし、色々不快な体験もあった。しかしその経験すら『生温い』と断言出来るだろう沖縄支部の長達が真面目に言うレベルの惨劇がもうすぐ発生する
「お前たちはスマホを閉じろ。これから先は俺たちだけで往く」
「手伝ってくれてありがとうな」
「今ならまだ間に合う……せめてお前たちだけでも逃げろ」
「報酬はちひろネキ経由で届ける」
「出来れば近くの人にも動画を見るのを止める様に伝えてくれ」
「急げ、ソドムとゴモラから逃げるロトの様に決して振り返らず動画を見ぬ様に走れよ?」
『覚悟を極めた漢の微笑み』を浮かべて六人はせめて三馬鹿ラスだけでもこの差し迫る窮地から逃がそうとする。その言葉に躊躇する三馬鹿ラス……しかし既に状況は『手遅れ』だった
動画の中でそのヴェールは既に剥がれた
『それ』は、単体で見るならば間違いなく『美しい』と言えるものだろう
まるで細いワイヤーを綺麗に、そして確かな目的を以ってして捻り合わせた様な非常に美しい益荒雄の筋肉という一種の芸術品
そして『リビドークロス』なる代物もミナミィネキみたいな絶世の美女が着熟せばそれは間違いなく卑猥の中に絶対的な芸術ともなり得るポテンシャルが存在する
だが、この世界には『食い合わせ』というものが間違いなく存在する。そしてその食い合わせが致命的にズレた場合……
想像してみるが良い。鍛え上げた鋼と野生の獣が如き美しさを混在させる益荒雄の筋肉と
想像してみるが良い。卑猥と芸術が混在する手弱女の身体の為に生み出された美しくも煽情的な被服を
そして、その二つが無秩序に入り混じる事で起きる地獄絵図が如き悍ましい。まるで合体事故が如き狂気でしか無い視覚兵器の降臨を!!!
……その、ガイア連合山梨第一支部を中心に日本各地様々な支部に激震が
北神奈川支部担当の触手使いにしてカウンセラーである『HKニキ*21』と、沖縄支部担当触手使いにして沖縄穢教滅閃工房職員兼沖縄支部事務員長を兼任する猛者『男狩りニキ*22』の二人が其処には居た
二人とも超一流のボディビルダーの様に美しく鍛え上げた筋肉を持ったガイア連合でも腕利きの一流スケベ部員達であり、それぞれの支部でも一戦級の武力持ちというガイア連合所属黒札の上澄みも上澄み一員である
しかし……彼らの紹介文にある様に彼らは『一線級のスケベ部員』でもある。そして彼ら二人は
「フオオオオオオオオッ!! 気分はエクスタシー!! クロスアウッ!!!」
「フフン、レザーをつけると す ぐ 勃 ち や が る」
露出狂という性癖だけは完璧に一致しているこのコンビがこういう場で自身の性癖を披露しても良い状況になればこうもなろう……その映像を見る者にとっては正に地獄絵図だろうとも
嘗てのガイア連合……それも初期の頃ならそれこそ装備は殆ど女物ばかりであり、例え中年の太ましいおじさんだろうが筋骨隆々のマッチョマンだろうが選択の余地なくなるべくマシな
今ではそういう性癖の俺たちか嘗ての払い下げ女物しか入手出来なかった名家やダークサマナーなどぐらいしかやらない様な……ある意味ガイア連合の黒歴史とでも言うべきものがまざまざと今肌色とワセリン臭漂う悪夢として映像から俺たちを殴りに来ている訳だ
琉球ニキ達の様に新しい俺たちは……単純に、琉球ニキ達の目の前で崩れ落ちた三馬鹿ラスの様にその視覚への理不尽極まりない暴力に斃れ
また、嘗ての忌々しい悪夢に苦しむ旧い世代の俺たちは……その悪夢の再来に自身のトラウマ*23を再想起させられて眩暈を起こす
「「「ぐはぁ!!!?」」」
「おい三人とも気をしっかり保て!その闇に飲まれるな!!」
「くそっ!駄目だ。三人とも白目剥いて泡吹いてるよ……」
「ミナミィネキからの落差にヤられたんだろうな……」
「てか偶に飲兵衛の会で嗅ぎ慣れた嫌な臭いがするぜ」
「そりゃ近隣一帯の誰かだってあんなん見たら吐くぐらいキツいだろうよ」
「目に付いた分ぐらいは浄化しながら行くぞ。」
そんな有り様故にこの呪いの動画を観てしまった者は……その視覚的暴力やトラウマ励起で頭痛、嘔吐、失神、フラッシュバック、SANチェック等々様々な症状を発症してしまう有り様だったらしい*24。また職場で真面目に働き動画なぞ見ていない者達も。まぁサボりや休憩時間で動画を見ていた者以外は無事に済んだとの事だ
この事件は後々に『ミナミィネキの呪いの動画事件』と呼ばれてガイア連合のちょっとした事件としてガイア連合史のマイナー事件の一つとして後世に語られてゆく事となる……ガイア連合重鎮ミナミィネキの幾多あるやらかしの一つとして
「御用改めである!全員両手を上げて身体を臥せろ!」
「お前達には黙秘権は無いが弁護人を立てる権利はある!神妙にしろ!!」
「ミナミィネキ確保!ミナミィネキ確保!!」
「こっちはHKニキを確保。スケベ部員の中でも良識派の貴方が何故こんな視覚テロを……」
「こっちは男狩りニキを確保……何やってんだよ男狩りニキ!!」
「フーテンニキ筆頭に男狩りニキの兄弟姉妹一同から『話がある』ってさ。保釈後にきちんと連行するから……うん」
この惨状の直後に普段は妄りに使わぬ決意を込めて封印している『黒杖捜査官*25』としての紋章を取り出した沖縄チーム一同が即座にちひろネキと連絡を取って既に準備しておいた逮捕状を受領してからスケベ部が押さえたスタジオに殴り込みをかけてミナミィネキ検挙に至った……流石にミナミィネキも『黒杖捜査官』並びにガイア連合として正式な逮捕状を出されては逆らう訳にはいかないだろう
三人……いや、撮影スタッフを含む十数人の容疑者達を連行する最中。この卑猥なデモニカ?だと主張する紐だか何だか分からない物体についてミナミィネキに尋問する
ミナミィネキの主張はだいたい意識を破壊される前の三馬鹿ラスから得た情報……をある程度ちゃんと改善して暴走はしない様にした代物ではあるらしい。その情報の真偽を確認する為に非スケベ部員かつ信頼のおけるサイコメトラーである少佐ニキに連絡を取ってこのリビドークロスや開発者であるミナミィネキを鑑定して貰うことが決まった。少佐ニキは正統派天使部員であり、『天使』に対するあり方やその方向性は真逆も真逆ながらも互いに信用信頼し合える友誼ある人物である
少佐ニキがこちらをどう感じているかはわからないが……少なくとも聖者ニキが作成するマナ*26供給で良く話をする……お互い『天使』に関わる内容は避けているからだいたい世間話にしかならないが。まぁ一応話は出来てはいるから今回協力要請も多分大丈夫だろう
技術部から少佐ニキが来るまでミナミィネキに尋問を続ける……一応、本当にあの『リビドークロス』なる頭おかしい変態衣装は未だ悪夢に魘されている三馬鹿ラス達の証言とは違い、流石に『装着すると理性が蒸発して性犯罪者化する』といった致命的にも程がある仕様?いや欠陥は無いらしい。
飄々としてはいるが、流石にあの変態衣装で騒ぎを起こしたことはちゃんとミナミィネキも理解しているからか?それとも『ちゃんと令状を持参した黒杖捜査官にちゃんと協力する事は真っ当なガイア連合黒札として当然の事』という
一応、少佐ニキとやはりこの珍事に駆けつけてくれたショタおじ(分身体)にミナミィネキのリビドークロス鑑定並びにミナミィネキへの正式な尋問を行って貰う……沖縄チームが良く捕まえたメシアンにやる様な
自分達も常にメシアンや穢教鳥を只惨殺するより凶悪な始末を常に行っているけど……今回のミナミィネキの件みたいに常にそれも単なる迷走なのかも知れない
そして、その思案に魂はこう反論する
ならばもっと効率的に、作業的にシステマティック的に奴等を藁束を刈る様に滅ぼす手段を考えよう。今ある遊びや外連味とか必要か?
否。遊びや外連味は大事、それから穢教滅閃砲や怨嗟鋼を筆頭に技術技法は成長し強化される……だから必須だ
そういう思案や自問自答の坩堝に嵌りそうになりながらショタおじ並びに少佐ニキの穏やかながらも穏やかながらもある意味非常に問答無用な……ミナミィネキの精神を丸裸にする様な尋問は終わった。珍しくやや憔悴した様なミナミィネキという珍しい光景を見ながら琉球ニキ達沖縄チームは思案し、先ずはミナミィネキに一つ質問をする事にした
「ミナミィネキ。俺たちは『インゴクダンチ』なる漫画の詳細は全く知らない……一応サスケニキ達から教わったけど。いやスケベ部好みの造詣かつ『圧倒的なデモニカの軽量化』ってコンセプトだと本当に凄いものっては分かるんだ」
琉球ニキが何を言いたいかが分かったミナミィネキはこう返してきた
「今回は……そうですね。最近
そこでミナミィネキはミスをした時や気まずい時に、「てへっ」と照れ笑いして「ぺろっ」と舌を出すおどけた仕草……要は
「てへぺろ⭐︎」
とやらかして来た……これが野朗なら即座にタコ殴りだが。まぁすこぶる付きの美女というものは何かとお得である
ミナミィネキの冗談はさておき……このリビドークロスの開発大詰めで、高位の超人だろうが捨虫捨身法を修めた術者の極みだろうが『流石にそれは駄目だろう』というレベルで根を詰め過ぎた結果と、最近の穢教鳥街中襲来の懸念が混じってハイになった結果あの変態動画が完成してしまったそうだ。良く見れば動画内に於けるミナミィネキのテンションは何時もよりやけに高い辺りから沖縄チームも少佐ニキもショタおじも「なるほど」と異口同音に呟いた
とりあえずミナミィネキと言うかスケベには今回の件後始末とミナミィネキに幾つかの塩漬け依頼*30を受注する事で禊とする事が決まり以下解散!……となる筈だったのだが
あおおーっ!!!
アッー!!!
ガイア連合山梨第一支部という黒札絶対の安息域に正体不明の野太くも見苦しく悍ましい絶叫が響く。その大きく何処か気色悪く汚いと言う印象しかない絶叫とも嬌声とも悲鳴とも断末魔ともつかぬ騒音にこの場に居た全員が……
「おい何だ今の!?」
「何このキショい絶叫だか嬌声だか断末魔だかわからない悲鳴!?」
「キモ過ぎて鳥肌立ったよオイ」
「てかあのキモい悲鳴はノンデリニキじゃね?」
「そんであのシャウトは……もしかしなくてもくそみそニキ!?」
「てかノンデリニキってノンケだよな?くそみそニキみたいなド変態ではない筈だぞ!?」
「あちゃー」
「解放、されちゃったみたいだな」
「これは……不味いですね」
「……もしかしなくても沖縄チームの感じた通りにアレはノンデリニキとくそみそニキだね。少佐ニキはあの声から何を感じた?」
最後のショタおじからかけられた言葉にハッと我に返った顔面土気色で脂汗をかいた少佐ニキが断言する……
「あ、あぁ。間違いない……あれはノンデリニキとくそみそニキの声だ」
そして、少佐ニキは更分かりきった……だが覚悟が決まっていても衝撃的な言葉を続ける
「皆が聴いた通りだよ……アレは、アレは……」
少佐ニキは意を決して最後の悍ましいフレーズを告げる
「くそみそニキがノンデリニキを襲って彼を『掘った』際の断末魔だよ!!!」
少佐ニキのヤケクソな絶叫にげんなりする沖縄支部……多分、少佐ニキにはノンデリニキが
「あの悲鳴と、私の能力が感知したくそみそニキの意識?によれば……どうやらノンデリニキはくそみそニキに絡んでしまった結果、『お摘み感覚』で喰われたみたいだ。側に彼のシキガミの気配も見える。恐らく無力化されてノンデリニキが喰われる様を見せ付けたんだろうな……そのシキガミの絶望や無念も流れ込んで来たよ」
憔悴した少佐ニキに沖縄チームは
「なるほど……それで一体何故くそみそニキはこんな暴挙に?幾らノンデリニキがウザくても普通こんな変態行為はやらない理性ぐらいあるでしょう?幾らくそみそニキがド変態の無節操野朗でも」
代表として琉球ニキが少佐ニキに問いかける。一応どれだけ酷い変態*31かつド畜生な『汚い阿部さん』ことくそみそニキでも間違いなく理性はある、少なくとも一応集団生活を送れる程度に真っ当な倫理観はある筈だ……むしろ何故今更こんな『男狩り』みたいなホモ性犯罪者みたいな行為、しかも
琉球ニキの尤もな疑問に少佐ニキはこう返す
「恐らくだが……くそみそニキはなんらかの精神系状態異常を患っているみたいだね?くそみそニキの気配や感覚的にそう感じるよ。そしてその原因は多分だけどミナミィネキが知っているとは思うよ?」
先程、あの悲鳴が響いた時にスケベ部の三人が何やら不審な呟きをしていた事は皆察知している。超人級霊能者や高位のESP能力者なら丸聞こえである
少佐の言葉にミナミィネキは……
「はい、間違いありません……アレは、あのくそみそニキは私達が開発した『リビドークロス試作型』の被験者となり、そして理性蒸発した状態のくそみそニキです」
ミナミィネキのコメントに拠れば……このリビドークロスの開発に結構な出資をしてくれているくそみそニキが、まぁなんやかんやあって気に入ったらしい未だ唯一実装された試作型であるB+型リビドークロスである『Pussy cat(寝取り魔)』という何ともヒドいネーミングの白兵戦仕様のリビドークロスに近付いたら取り込まれて暴走したそうだ。やはり未だ安定していない高位機種に迂闊にも近付いた事が失敗だという事だろう
まぁ……この場では言えない描けないなんやかんや*32でくそみそニキを鎮静化してから後で再調査する予定だったが……あの動画が大騒ぎを引き起こした結果今に至ってしまった訳である。これはスケベ部で『怪異:現場猫』が大量発生したのだろうか?
「それでミナミィネキ……どうすんのさこの有り様?」
今度は聖者ニキが重い口を開いて引き攣り笑顔でミナミィネキに問う。少なくとも今のミナミィネキや出来れば視界に入れたくない神話生物も眼を逸らしたくなる様な悍ましい姿のありとあらゆる全てへの冒涜でしかない変態二匹みたいな格好をして一応顔見知りではある……ちょっと?いやかなりウザいオッさんを犯して掘ってやらかしたくそみそニキと最悪捕物沙汰になるかも知れない今後に心底頭痛を覚えながら溜息混じりに
そんな沖縄チームの暗澹たる憂鬱を理解してミナミィネキは答える
「一応、くそみそニキ封印から直ぐに『
ミナミィネキの答えに沖縄チーム並びに少佐ニキは円陣を組んでひそひそ話し合う……ショタおじは既に『連合仲間のじゃれ合い』と判断?いや既に仕事があると?違う、危機察知で逃げた。まぁこの程度の……非常に気色悪い厄介事なら沖縄チームに任せれば大丈夫というショタおじからの信頼もあるだろう。少なくとも『多少の厄介事を押し付けられる』というぐらいには頼られたという実績が証明された訳だ
「一先ず、
「あの三人って確かさっきくそみそニキと『一戦』やらかしていたからか……そりゃ『普段食ってる食い残し』には興味無いって訳か」
「あの変態の餌って意味では俺たち、少佐ニキ……んで俺たちが巻き込んでしまった
「今、あの三人を起こすのはやめた方が良いと思う……これから神話生物もゲロ吐く様な悍ましいクリーチャーが到来する。今逃げても既に手遅れだ。奴に三人を餌に差し出すのと変わらない」
「少佐ニキには三人を観てもらおう。俺たちがあのド変態と交戦状態になったら……直ちにあの三人の意識を回復させるアイテムで目覚めさせてから星祭神社に通報して貰おう」
「あのくそみそニキが相手だからな……KSJ研にゃ悪いがせめてホモコロリ君グレート*33を沖縄支部流に改装したバージョンの波紋法使い版試作型でも完成していれば……
「いや待ってくれ沖縄チーム、私は囮になるぐらいは構わないよ……今の惨状をどうにかする為なら私だって無力なりに戦う覚悟はある。私は弱虫の臆病者だが卑怯者になった覚えは無いよ」
残り僅かな時間でも必死に対策を講じる六人…… 第一目標は『
『せめてうちのデモニカでも装着出来れば』と、一応白兵戦組だけでも……とは思ったが、沖縄支部製デモニカは初期型故に割と装着に手間が掛かる。専用機材がちゃんとある場所でも普通に全身甲冑を着込むぐらいの時間が掛かるし、今みたいな緊急時でも付属工具で装着は出来るが非常に時間が掛かるから現状では先ず使えないだろう
まるで映画のエイリアン*34だかプレデターだか分からないモンスターみたいなガチホモにケツを狙われるとか……そりゃ頭おかしくなりそうなぐらい怖いし気持ち悪いに決まっている!!!。しかしどんな悲惨な汚れ仕事だろうが、眼を覆いたくなる様な惨事だろうが。自身のケツを狙うガチホモに襲撃されようが俺は、俺たちは沖縄支部の長でありガイア連合黒杖捜査官だ。しかも護るべき民間黒札を背に抱えているなら一切の逃亡は赦されない
だから今出来る
やらないか
ふと、銀剣ニキが微かな異臭を嗅ぎ取った。銀剣ニキも健全な嫁持ちの若い男故にその臭いには
やらないか
その、何処か栗の花だか烏賊だか分からないがあまり嗅ぎたくない系統の異臭、そしてそれに加えて……
やらないか
生きている人間どころか、命ある存在ならば誰しも必ず毎日嗅ぐ悪臭……それは糞便の臭いも一緒に漂っているのが分かる
や ら な い か
間違い無い……『奴』はもう既に近くに来ている!
や ら な い か
銀剣ニキは仲間達に向かって叫んだ
「野朗ども!奴は既に近くに居る!!総員戦闘態勢に入れっ!!!」
や ら な い か
銀剣ニキの叫びと同時に聴こえた深いバリトン……彼らの長い友人である『綺麗な阿部さん』ことアッーニキ*36とは似た様な感じでやや違う*37あの声が非常に不快かつおどろおどろしく背後から聞こえてきた
即座に専用シキガミにして愛剣である『魔剣:シルバーソード』を振るいその銀閃にて悍ましい気配を祓う。一応は祓えはしたが……その邪念が本当にあの程度で祓えるか?と聞かれたら銀剣ニキ自身がはっきり「無理だ」と断言出来るだろう
だが、今すぐ迫る貞操の危機は回避出来た……今は少佐ニキと三馬鹿ラス達に執事ニキのシキガミ『影法師』を纏わせて身を潜ませてはいるから暫くの間。まぁ少なくとも他の黒杖捜査官や星祭修羅達という援軍が来るまでなら間違いなく護り切れる。最悪でも彼らの支援する仲魔が最後の護衛として身を挺してでも
その斬撃と飛び退く気配を察した五人は、やはりそれぞれ両手に手挟んだ十数本の管の中身……という名のソドムを灼く破滅の熱線並びにゴモラを呪う呪詛の瘴気や、何処からともなく呼び寄せた丁度『閂』に使う様な神々しくも禍々しいやたら重厚かつゴツい木材、更には沖縄支部御用達の旧軍用銃『三八式歩兵銃』やその銃剣、ビーム砲の領域にまで収束した電撃や途方もない密度に濃縮された岩石の錐や斧頭など様々な攻撃が乱れ飛ぶ
普通の悪魔やメシアン畜生、穢教鳥などなら即座に挽肉どころか存在まで消滅する様な高位も高位の超人達による苛烈を極めた激しい猛攻……しかし、相手もまた高位も高位かつ彼らより実績も技量も豊富な古兵だ
『おいおい、いきなりご挨拶じゃないか沖縄チーム』
強烈な猛攻から吹き上がる非常に濃い煙……その中から『奴』の声が響く。しかしその場所に『奴』が存在するとは殆ど前提には於けない、間違いなく『他の場所から気配を弄っている』、いやそう思い込ませてあの煙の中から襲撃という恐れもある
いや、最悪だと既に『奴』の得意とする卜占を活用して少佐ニキや三馬鹿ラス達を匿った場所に目星を付けて彼らを拉致して襲う(♂)可能性だってあり得る
激戦区沖縄を纏める若き猛者六人、並びにスケベ部の首領と猛者合わせて三人……ガイア連合でも間違いなく『手練』だとされる九人で保護対象の匿い場所を悟られぬ様にそれとなく、互いの目線や意識を読み取りながら巧みに連携を取る
処で、話は変わるが沖縄支部の黒札達は基本的に大規模連携戦を得意とした比較的珍しい黒札集団だと言える……大概の黒札達は数人程度までで連携を組む事はあるが、大人数での連携は苦手な。要は『スタンドプレーが重なった結果、以外と巧みな連携になった』という手合いが多い。これは黒札という存在が『基本的に一人でも一騎当千』という能力やその非常に強い我に起因する黒札としての特徴である
しかし、沖縄支部はその特異な性質や起源・歴史などの様々な背景により比較的黒札に準ずる優れた霊格を持った現地民が多く、また黒札のワンマンプレー程度では焼石に水の様な過酷かつ人類史上でも有数に広大な異界を攻略する性質上、並びにこの地を治めるリーダー黒札達の気質故に沖縄黒札達は連携・連帯性が非常に強くこと『チームワーク』という概念に於いてはガイア連合でも最上位クラスの技量と練度を誇る
故に『徒党を組んだ沖縄支部員』は悪魔も過激派メシアンも激しく警戒し恐れると言われている……だから『単独で居る者を狙って襲う』という策もそもそも個々の技量や練度だって非常に高い沖縄支部員故に大概は返り討ち、仮にその策が成功しても即座に他の仲間達に察知されてその悪魔やメシアンは辺り一帯の拠点や関わりのある存在ごと跡地にはペンペン草すら生えぬ様な破滅を迎える事となる
故に大概の悪魔やメシアンにとって沖縄支部とは『完全に潰す算段や手段を徹底的に構築して初めて挑む……いや、なるべく触れてはならない悪鬼羅刹の巣穴』みたいなもの扱いらしい。それでも『ガイア連合の
その連携を以て暴走したくそみそニキを警戒する……沖縄チームより遥かに多くの場数を踏んだ歴戦の猛者が相手だと深く激しく警戒心を漲らせながらその動向を観察する
『中々に熱く激しく手荒い歓迎じゃないか……あまりに激しくて一度ガチで
白煙が収まり、その中にいた存在の姿が月明かりに照らされてその悍ましい姿を現す。いや現してしまった
その姿は……基本的には先程の冒涜的な変態野朗二匹とだいたい同じだ
この変態の場合なら、言うなればかの有名なセクシー衣装『デンジャラスビースト』を更に際どく卑猥な造詣にした代物だ
『それだけ』ならばまだ気色悪いだけで済むだろう……何気に逞しい身体にそんな卑猥なデザインの水着を無理矢理着込んだマッチョというだけでも普通に悍ましいのだが
しかし、この
それは『(発禁)』と『糞便』、そして『し尿』であった
恐らくは
沖縄支部一同も常に自身の流した血を敵の返り血などで洗うのはほぼ日常的にやっている事ではある。常に亡者や神話生物、穢教鳥を相手に日々地獄の様な戦いに身を置く境遇故に様々な穢れを被るのは日常茶飯事である
だが、これはない、無いからこそ……
「汚れなき威光」*38
『ア゛オ゛ォ゛ゥ゛オ゛ッ!!!?』
今回の場合……くそみそニキにも聖者ニキの霊格の高さからある程度は有効打になるぐらいにはこの魔法も効いただろう。だが一番この魔法が効果を発揮したのはくそみそニキの身体にこびり付いた様々な穢れを祓った事だろう
さて……流石のくそみそニキも今までは雰囲気と
故に……
「うぉらァ!!くそみそニキ確保ォ!!!」
「今すぐその変態衣装を脱げやゴルァ!!!」
「くそっ!!近付くのすらキツいなこのくそみそ野朗!!!」
「おい誰か毛布持ってこい!!!」
「こっちは良いからスケベ部の野朗どもは早くノンデリニキの保護に急げ!!!」
「誰かに見られて無いならまだ『ノンデリニキが見た変な悪夢』で済むかも知れん!!急げ、スキャンダル処置は運営としても殺人的に面倒なんだから!!!」
スケベ部の野朗二人のケツを蹴り飛ばしてノンデリニキの保護……それと願わくば証拠隠滅に向かわせ、取り押さえたくそみそニキの処置を
……その後の結論から言えば、くそみそニキの状態異常である『理性蒸発』はミナミィネキがリビドークロスのコアである『共振石』を破壊してその変態衣装を脱がせたら即座にその異常は収まった。そして今回の事件に於ける最大の被害者であるノンデリニキだが
一応、くそみそニキにナニカサレた後の惨状*39から即座にミナミィネキが集めたスケベ部員達に保護され、またその余りにも悲惨な災難については自身で記憶を消去するという自己防衛本能が発生してどうにか正気を保っていたそうな……只、事と次第に拠ってはその忌まわしい記憶が蘇る可能性もあり、何らかの理由を付けては口裏を無理矢理合わせさせた彼のシキガミと共にミナミィネキが彼のメンタルセラピーとしてその不始末を付ける事となった*40
三馬鹿ラスも……事件の全てが終わってから彼らはまたちひろネキからの塩漬け依頼受領という何時もの日常に戻っていった。この件をきっかけに沖縄チームは三馬鹿ラスに彼らが新しく開発した武技である『波紋法・穢教滅』を彼らに教え込む事にした。少なくともこのガイア連合だってある意味では外と同じく危険な場所であり、沖縄チームから見た彼らの素養査定からも間違いなく防御や逃走といった護身目的ならば巧みに使いこなす才覚があると判断したからである
今回、余りにも大規模にやらかしたスケベ部は様々な制裁措置……今回の事件の発端となったリビドークロスは技術部の監修と運営並びに沖縄支部という倫理方面からの観察が同時に入ることとなった。ミナミィネキやくそみそニキという一番やらかした二人には結構なペナルティ塩漬け依頼*41を無償受領して貰うという事と、もし万が一にでもノンデリニキがあの忌まわしく冒涜的な記憶を取り戻した際には二人が身命を賭して償う誓約書をショタおじに提出して彼のシキガミに溜飲を下げて貰っている
そして沖縄支部だが……今日は全員家に帰って非番の嫁に甘えて精神の洗濯に入りたかったが、やはり何時も通りにクトゥルフの魔手と穢教鳥の大規模襲来が沖縄に来たので着付け代わりに愛飲する『人誅酒造製ブランデー:苦笑』をエナドリ宜しく瓶ごと一息に喇叭呑みしてまた戦場に蜻蛉返りである
「HaHaHa、やっぱりかクソッタレっ!!!」
「またか畜生がッ!!!」
「俺たちゃ貧乏暇無し……クソが」
「F(以下放送禁止用語連発につき削除)」
「やっぱりクトゥルフも四文字もどっちも単なる邪神だぜ……」
「皆、愚痴る前に早よ全部ブッ殺そうぜ。日が暮れちまうよ」
荒んだ目付きで愚痴る沖縄支部の、沖縄チームの職務は終わらない。少なくとも終末が来るまで沖縄という地に『平穏』という文字は無いのである
いや、今度はその職務が終われば次は沢山のメシア教被害者達が沖縄支部で運営する『対メシア教被害者救済用病院:ヒュパティエ医院』に新しい患者達が緊急搬送されて来るという話やら、様々な彼ら支部長クラスでなくてはならない厄介な依頼のエベレスト、そして毎日毎日欠かせぬ書類仕事のオリンポス山が彼らを待っている。沖縄支部、いや特に支部長達責任者は眠れない……そろそろ真面目に捨食捨虫の術*42を習得する事を検討しなくてはならないかも知れない?と暗澹と考えてしまう沖縄チームであった
おわり
また、れべっか様の【カオ転三次】マイナー地方神と契約した男の話 より彼らが『沖縄にて沖縄の食堂に結構ある味噌汁定食を食べた事』を言及していたのでそちらを拾ってみました
それこそ沖縄支部がきちんと教えていなかったら今より遥かに酷い、それこそ『報告書とは呼べないナニカ』みたいな代物になっていただろう……間違いなく
そして沖縄支部すらその辺りは遂に匙をぶん投げた
また、『メシア教』という吐き気を催す邪悪に常に関わる沖縄支部、特に沖縄チーム的にも三馬鹿ラスに関わる事は癒しであり、心の洗濯の一つである。要は『トムとジェリー』見て心を癒されているぐらい常に心が疲れた状態だと思えば合っている筈だ
『偶にゃー羽伸ばそーよ』と三馬鹿ラスも思ってくれてはいるが、沖縄チームにとって彼らに関わる事それそのものが『羽を伸ばした状態』だという辺りから見ても沖縄支部に塩漬け依頼の大半を頼る運営的に三馬鹿ラスの存在はありがたいのである
リビドークロスの場合は……倫理観の欠落は共通だが、主に性欲の異常な暴走を引き起こす、またその性質上非常に高い変態としての素質を持った人妻にしか使えない代物だとか?
沖縄支部制式デモニカ初期ロット
『AAS(アーマード・アサルト・スーツ)』という開発ネームで呼ばれる沖縄支部独自仕様のデモニカ。開発者である『ガンスミスニキ』こと南雲創がメインで作成した
基本的コンセプトは『技術関係が苦手な沖縄名家があらゆる意味で扱い易い安全性&操作性&良整備性を持った継戦能力特化型デモニカ』であり、最初に支給された『所属黒札の数だけ供給されたデモニカ』を参考に『ガイア連合でも比較的枯れた、だが信頼性の高い技術』で本来専門家ではないガンスミスニキなりにブラッシュアップしている
元ネタは『グループSNEのデモンパラサイト』という仮面ライダーアギトめいた変身ダークヒーローもののTRPG中に存在する警察用装備的なキャラクタークラスから。但しガンスミスニキはそんな知識は一切無く彼自身が割と適当に命名やデザイン構築したので様々な意味でほぼ名前だけの別物。デザインは旧OVA版銀河英雄伝説の装甲服かつ頭部意匠が髑髏になった様な、それを更にアメリカンマッシブ仕様にした様なデザイン
基本的に挙げた問題点として『基本的に技術力が低く装備に頼る発想の薄い沖縄名家だと様々なオプションを無駄に搭載してもあまり使いこなせない』という問題と、『やはり複雑過ぎる仕組みだと整備が厳しい』という観点からガンスミスニキはある程度はパーツ毎に分解同一パーツを差し替えられるブロック機構を搭載し、沖縄支部製デモニカは『接近戦仕様:剛龍』『遠距離戦仕様:紫電』『工作・電子戦仕様:嵐鳳』の三つの仕様に簡略かつ特化する様に開発した
沖縄支部制式採用機シリーズは必ず『銃火暴風怨嗟域』に対抗する為の各種耐性に食いしばりスキルが搭載されている為、メモリスロットや容量が常に乏しいという欠点が存在する。だがその仕様こそが『装着者の生存性最優先』という沖縄支部のコンセプトだから仕方ない
このデモニカは最悪装着者とコアさえ無事なら新しい代替パーツを揃えられればわりと直ぐに修復して再出撃可能という沖縄支部の仕様に則した代物になっている。それに最悪でも装着者がバックルに搭載されたコアを持って逃げる事でデモニカ鹵獲は防止出来る仕様にはなっている。最悪装着者がコアを破壊するという最終手段もある。激戦時には三種のデモニカをキメラ融合と言うか共食い整備した様な急造機種?で出撃する沖縄支部員も居たらしい。後々開発された『波紋法・穢教殺』を組み合わせる事で装着者の生還率も非常に向上している。少なくとも魂を擬似的に保護する機能もあるので装着者の完全死亡が無いのがこのデモニカのセールスポイントである(なおコストと扱いにくさ)
機能のなるべく分かり易い単純化と基本的な信頼性向上、沖縄支部の非常に荒い使い方に適した強度確保、やはり荒い使い方に適した素早く簡易的に可能な修復メゾットなどを実現する為に沖縄支部が開発したのがこのデモニカ『AASシリーズ』である
しかし、基本的に沖縄支部に即した造り過ぎて他の支部では『普通に自衛官用デモニカ並に重い』『基本的パワーが強すぎて初心者お断り仕様』『しかも基本仕様が単純過ぎる』『修理パーツの規格が独特過ぎるから割とお高く嵩張る』『電子戦機能がややショボい』など様々な低評価を受ける
沖縄支部の基本的コンセプトである『装着者の人命最優先』『沖縄支部の規格に合わせた造り』『沖縄の過酷な環境に耐えられる特に頑丈なデモニカ』によりこうなった。特に耐久性はかの名高い名機G-3シリーズすら上回る代物であり、耐久試験ではG-3以上の成果を叩き出した……普通の装着者ならG-3が壊れる前に死ぬレベルではあるが
沖縄支部製デモニカは基本的に重機として活用出来る様な追加機能が選択的に搭載可能であり、現場作業やスクラップ運搬など工業的な使い方がし易いデザインになっている。また沖縄支部の常として『穢教滅閃爆撃管制アプリ』が必ずどの機種にも搭載されている
このデモニカが型落ちする時期には無事なものは(必ず非メシアン、出来れば反メシアンの)民間に払い下げられてキャラバンの護衛や民兵の装備として永らく完全に壊れるまで扱われる。後世では『頑丈、兎に角頑丈』とある意味『知る人ぞ知る隠れた名重機』みたいな扱いだったそうな
それと、この機種のコアは他デモニカよりも頑丈である為かジャンク品漁りでこの機種のガワが無事なコアが出たら『当たり』だと喜ばれるそうな(但しその時期になると正規パーツはほぼ生産終了しているのでほぼ間違いなくキメラ仕様再生デモニカになるが)
ちなみに、この機種の発展型とでも言うべき機体も沖縄支部では開発されている……この機種の運用コンセプトである『近接、遠距離、電子戦』の要素を持った代物となる
・近接戦仕様機:剛龍
三機の中でも一番基本的なパワーと剛性を強化した沖縄支部制式採用機一号。耐久性は沖縄支部きっての肉弾戦マスターである聖者ニキ並びに銀剣ニキの荒試しでもちゃんと稼働出来るレベルで頑丈かつ耐性多数であるが拡張性は三機の中で一番低い。ヨロイニキがテスト装着者を行ったのがこれ
・遠距離戦仕様機:紫電
三機の中でも魔法や狙撃などを行使する際の支援プログラムが一番豊富に搭載された仕様の沖縄支部式デモニカ制式採用機二号。沖縄支部きっての銃使いや魔術師である執事ニキ、八男ニキの荒試しでも大丈夫という……いや通常の魔術師や遠距離戦担当でもこれぐらい頑丈さ必要か?とはテスト装着者になったサスケニキも一度そう思ったが、少なくとも沖縄という戦場では必要だった
・電子戦仕様機:嵐鳳
沖縄支部の必然的命題である『銃火暴風怨嗟域』で必須の『方言札対策』に開発された沖縄支部制式採用三号機。回収された方言札を長い時間掛けて調査した結果、一応は電子的にもあの特殊効果に対抗は出来る事が分かった……分かったが非常にその電子機器操作が煩雑過ぎて普通の使い手では大概ギブアップする素人どころか玄人ですら適性次第で振り落とすデモニカ史上有数のじゃじゃ馬がこの嵐鳳
他二機や他所のデモニカとは違う最大の特徴は背面に搭載された専用のレドームであり、その姿は『ジム強行偵察型』に近い。琉球ニキ並びにガンスミスニキが荒試ししたが、本体は兎も角電子戦仕様としての要であるレドームは割と壊れやすいので不満や改善点はやたら多い
そもそもこのレドームを『銃火暴風怨嗟域』で操作するのは殆ど『常にズレ続けるテレビのアンテナを手動操作し続けてテレビ中継を視聴する』ぐらい不便かつ面倒くさい手順が必要なのではっきり言って殆ど実用性が無い上にそこまで通信能力は高くないから始末が悪い
一応、レドームを抜いて普通の通信が可能になった一般指揮官機バージョンもあり、その辺りならば工作、作業等々には優れた機体故にクロマニキもちゃんと扱えている。クロマニキも『レドーム付き』を更に頑張れば扱える才覚はあったが時間の都合でそれは叶わなかった。そもそもそれを極めるとか黒札の才覚でもそれこそ単なる『無駄』の一言で終わるだろう
あの三馬鹿ラスが試乗していたテスト機は……今ではその次代コンセプト機の試作機に改装されて三馬鹿ラスにもう一度搭乗される日を待っている(らしい)
リビドークロス
スケベ部の長であるミナミィネキが開発したデモニカスーツ?性能は折り紙付きだが仕様がスケベ部過ぎて人を選び過ぎるピーキー極まりない代物……『変態人妻専用パワードスーツ』というフレーズの地点で「あっ(察し)」となるのも無理は無い
非常に際どい水着だか下着だかボンテージだかわからない様な極薄の布地に、どの機種にも必ず付いている首元のクリスタル型コア(ほぼ剥き出し)という防御性能?72それ?美味しいの?な非常に潔いデザインの代物であり、デモニカと言うには非常に低スペックではある……何しろほぼ極地戦仕様能力や防御性能を削ぎ落として身体強化と悪魔を視る機能、そして『リビドークロスとしての機能』だけに特化した正にオワタ式だからして
コンセプトは『日常時でも服の下から着られるデモニカ』であり、また昨今の街中で起きる穢教鳥襲撃に一般黒札が対抗する為の手札を増やす為に……というメインコンセプトに、ついでとして『スケベ部勧誘活動』を兼ねたものになっている
作成時は基本的に初期ロット四機種である『Kidnapper(誘拐魔)』『Scatter(ばら撒き魔)』『Slimy(粘液魔)』『Roly-poly(引き篭もり魔)』のBランク仕様のみであり、ミナミィネキもこの四種以上の代物を鋭意作成中だとか?
ちなみにこの『ガイア連合版リビドークロス』は……流石に原作の様な『汚いガイアメモリ』みたいな有害性は無い(ミナミィネキの主張が正しいなら)が、別の意味で悍ましい事に『変態人妻以外、それこそ男でも装着可能』であり……スケベ部の一部の変態(モデルかつ試供された北神奈川支部のHKニキや沖縄支部の男狩りニキみたいな)にも半ば私服の内から愛用されているとかいないとか?
ちなみにこのデモニカは服を内側から着込んで限定的に発動も可能ではある……一部着込む事を阻害する様な追加装備のある機種も存在するが、しかしこのデモニカが真の性能を発揮するには『装備を殆どこのデモニカだけにする』必要がある。ミナミィネキが独自開発したデモニカコアの性質上『このデモニカを着た姿を晒す羞恥心ないし性的興奮』がこのデモニカの本領発揮に繋がるからである。その性質上このデモニカシリーズには必ず『生き恥は掻き捨て』が搭載されている。ある意味このスキルで『スケベ部としての美学(敗北時の服ビリ)』とユーザーへの出来るだけの安全保証が担保されている
このスーツの元ネタを三馬鹿ラスから教わった沖縄チームはミナミィネキとこのスーツの動向を監視する事を決意した……黒杖捜査官?いや『NTR絶許派』としてである
しかしこのデモニカ?はこれ潜入調査などといった一部の密偵系からは以外な人気が出ている。またこの装備の秘匿性も密偵からは高評価らしい
・『Kidnapper(誘拐魔)』
最初のリビドークロス。手錠型アンカーを搭載し、それを使って対象を捕獲したりする正に『誘拐犯』の名に相応しい拘束、捕獲用デモニカ
一応は原作の様なニッパー程度で切断出来る様な弱いワイヤーではなく、低レベル異能者を拘束出来たり、ちょっとした重機代わりに運用出来る程度には強化された代物にはなっている。いやむしろ沖縄支部製デモニカに選択搭載された作業用ワイヤーアンカーを流用したのがこの手錠型アンカー。ちなみにサスケニキが愛用する『自称:ドウグ社製アンカー』も沖縄支部製アンカー用ワイヤーを沖縄支部がサスケニキに格安で卸して作成部が作り上げた代物
このデモニカのワイヤー操作技術はスケベ部の『触手操作術』の訓練にも役立つ為開発後のスケベ部触手使い志願者達はだいたい一度はこのデモニカを使って触手使いとして鍛錬を積む。そして稀にこのデモニカを気に入ってデザインなり何なりを変えて愛用する。男狩りニキが装着者になっているのがこれ
・『Scatter(ばら撒き魔)』
原作中リビドークロス二号。強力な粘着性のある紙をまるでマシンガンの様に射出するシューターを手首に装着している妨害工作用デモニカ
普段は装着者の卑猥な写真を射出するが……設定次第で様々な記事を射出出来るので対メシア教プロパガンダなどにも転用は出来る。そのままでも顔面に貼り付け続ければ標的の窒息死を狙えるし、また『紙を沢山貼り付ける』という点を利用してそのまま燃やすという攻撃手段もあり得る。このデモニカにはトレンチコートがセットになっているので多少の防護力は見込める(その程度では屁のつっぱり程度も無いが)。ミナミィネキが装着しているのがこれ
・『Slimy(粘液魔)』
背中にローションを詰め込んだタンクと水鉄砲をメイン装備にしたスケベ部製リビドークロス型デモニカ三号。射出するローションは弱中強と粘度を変えて撃てる様になっていてローションを使って滑る移動方法や妨害工作などなどこれも正に妨害工作特化型デモニカと言える
一応、原作の様に他人に水鉄砲を奪われたりは出来ない様にデモニカ装着者以外には扱えない様にロックが掛かっている仕様にはなっている。このデモニカは今回はHKニキが着用していた。一応変態仮面もローション?石鹸?を使った変態殺法(昇天ボディウォッシャーだったか?)があるし
・『Roly-poly(引き篭もり魔)』
背部のダンゴムシめいた装甲が特徴的なリビドークロス型デモニカ四号。身体を丸める事で防御形態を取ったり、そのまま高速で転がって移動なり突撃なりが可能な攻防一体型?本質的には防御特化型デモニカ?。その仕様上小柄な人物が装着者として適しているだろう
その最大の機能は防御形態……いや『監禁形態』にあり、人一人ぐらいなら監禁なり保護なり出来るし、快適性は一切無いが転がる事で救助者ごと安全地帯に逃避する事も可能。伊達に『一番マシなリビドークロス』という評価は与えられていないという訳だ
本来リビドークロス型は『防御?何それ?美味しいの?』な隠密特化仕様の極み(非常にオブラートに包んだ表現)みたいなデザインばかり故かこの機種は殆ど迷走作としてミナミィネキもプレゼンの場では出さなかった……いや、本来なら脳缶ニキを中心に豆柴ニキや手羽先ニキみたいな小柄かつ可憐な男の娘に着て欲しかったらしい。ガンスミスニキは下手すれば黒杖捜査官として動き出す可能性があるし、無理矢理着せたら暴れ出す恐れが非常に激しい為最初から候補にすら上げてない。ちなみに先に挙げた三人は全員都合が付かなかった(脳缶ニキはそうだが、残り二人は危険を察知して逃げられた)。多分地味子ネキ辺りを見たらミナミィネキから直々にスカウトされたかも知れない。特に彼女が彼氏を得た日以降からなら
基本的にこの『スケベ部製リビドークロス制式採用型』が暴走を引き起こす事は無いが……『生態:メスカクエン』なシキガミや俺たちがこのリビドークロスに託けて暴走(笑)する事は流石のミナミィネキにも責任は持てない。被害はまぁ旦那が枯れるだけで済むから大して問題にはならないだろう(旦那陣の抗議?『嫁のしつけを怠ったお前らが悪い』で)
一つだけ、実はB+クラスのリビドークロスは一種だけ試作品が完成していてくそみそニキが保有して居たりする。しかもそのリビドークロスの銘は『Pussy cat(寝取り魔)』というある意味最低最悪最狂の取り合わせである。しかも装備したら暴走状態らしいので暫く封印中……だった
・『Pussy cat(寝取り魔)』
猫科の獣をモチーフとし両手にやたらゴツい鉤爪を生やした強襲白兵戦仕様のリビドークロス。白兵戦をこのコンセプトで行う為に多少でもデモニカとしての馬力が上がるB+機種からとなった。基本的にBランク機種は付属装備を活用した妨害や撤退、嫌がらせ向けの仕様故に
しかし、B+機種用に共振石をチューンナップしたのは良いが……製作陣の失敗によりこのデモニカが正にモチーフ同然の暴走をしてしまうという不始末が発生。幸いその被害は殆ど居合わせた黒杖捜査官達の活躍でかなり未然に防がれはしたが……
原作このリビドークロスは『曰く付き』として封印措置が検討中である
『怪異:現場猫』
ガイア連合内部で実しやかに語られる謎の怪異?作業メットを被り二足歩行する何処か間抜けな表情をしたとら猫みたいな悪魔?
基本的に迂闊な仕事を杜撰にやって大事故を引き起こさせ、その様を酒を飲みながら愉悦に浸る……という習性を持つらしいが、この怪異が本当に存在するかはガイア連合ですら判明出来ていないらしい
ガイア連合では大概徹夜続きの技術部やスケベ部辺りでちょくちょく見られる……と言われているが、恐らくこの世で一番多く見かけられそうな場所は『過激派メシアンの拠点』だろう。沖縄支部の推定では過激派メシアンの拠点はそれらが鮨詰めになっている様な杜撰さだとか?
個人的には『この世界の四文字の脳味噌を構築する物体』が現場猫の正体だと思っている……この世界の四文字は間違いなく『頭現場猫』故に