今回も拙作の用語集から出します。滅茶苦茶クソ長くなりました
『秘神:ニライ=カナイ』
琉球諸島に伝わる理想郷にして死後の世界。沖縄から見て東の方角に存在するとされる海中若しくは地下に存在するとされる異界。沖縄の死者が正しく向かう臨終の世界にして沖縄神話の神界そのものとも言える……一説ではニライ=カナイ信仰に於けるニライ=カナイの在処は辺野古辺りという説もあるとか何とか?
ニライ=カナイに辿り着いた魂は死後七代後辺りに親族や血族の守護者となる……これが沖縄に於ける祖先崇拝の基本的なシステムである
しかしこのニライ=カナイは穏やかなだけの存在ではなく……海底や地下という場所から来る『
沖縄に於ける『善良なる死者達の魂の集合体』でもあり尽きる事なき光と底なしの闇……それら表裏一体の概念を同時に内在させる神格こそが沖縄のニライ=カナイである……ただ、今のニライ=カナイは殆ど『光の面』だけを出して沖縄の災いを食い止めて破滅する手前の状態に在るが?ならば残りの『闇の面』は一体何処に消えたのか?それは今は誰にもわからない
悪魔としては……基本的に戦闘ではあまり役に立たない『幸運の置物』という扱いになるタイプのバフ要員かつ存在するだけで発生する効果で支援してくれる支援特化タイプの極みみたいな存在。もしも俺たちの中に純粋な『本霊:ニライ=カナイ』が存在するなら間違いなく純粋な生産、技術特化系か冥府神系統のビルド化の両極端か両立な編成となるだろう
実は『ニライ=カナイの肉体』に該当する【銃火暴風怨嗟域】が発生してから常に深刻なダメージを受けながらも最後の力を振り絞って沖縄の土地、並びに『八重山海底遺跡の封印』を護り続ける事には成功した……が、そろそろ限界が間近に見えてきたのが作中開始の時期である、そして『ガイア連合による琉球ニキとその仲間達の発掘』によりギリギリニライ=カナイにも生存の目処が立った
現状では魂そのものの中核である『魂の勾玉』を琉球ニキに託し殆ど深い眠りにつきながら最後に残った生命を燃やして様々な封印を守っている……その期間はもうそんなに残ってはいない*2
勾玉
身体が【銃火暴風怨嗟域】に変異して侵されていたニライ=カナイが魂にその穢れが侵食されない様に分解して物体化させた『ニライ=カナイの魂そのもの』、本来ならば十種類存在するが最後の一つは詳細不明となっている*3。むしろ魂を分割したショックでかニライ=カナイすら記憶から失っている有り様の様だ
この九つ……正確には十の勾玉は全て『手のひらにすっぽり収まる様な、穴の無いまるで磨いた白い陶器で出来た様な、しかし勾玉にある紐を通す為の穴は無くて、でも虹の様な彩りの線が通し穴の代わりに円を描いている。そして触るとそれは非常に暖かく感じる』、そんな見た目と感覚らしい。ちなみにその勾玉達はデザイン自体は同一だがそれぞれ微妙にサイズや重さ、重心などが違う為琉球ニキにはその勾玉が何の勾玉かは一発で分かるらしい
『魂』:極限まで弱ったニライ=カナイの魂と交信する為に必要であり、他の勾玉の大雑把な感知や勾玉を魂に保管する能力、並びに【銃火暴風怨嗟域】の内部にあるギミックの緩和や一部のマスターキー的な内部管理権限を所有者に与える
『海』:敵の湧きが減少する、海を浄化し後々の『予言の敵』の侵攻を遅らせる
『太陽』:異界の回復制限解除、沖縄に蔓延る闇を祓う因果律が高まる
『境界』:爆風や弾幕の雨が消える、沖縄の島を護る結界となる
『輪廻』:敵の常時バフが消える、沖縄にまとわりつく悪縁絶ち
『芸能』:蔓延する瘴気を祓う、沖縄内部の厄払い
『富』:ドロップ劣化や出現率低下解除、沖縄の海中資源や既に採掘され尽くした陸上鉱山資源に加護を齎す
『生命』:安全地帯が発生する、沖縄の異界発生率低下
『食』:飢餓状態の解除、沖縄に豊作豊漁を齎す
『??』:詳細不明
作中と言うか執筆本史では現状『魂』、『富』、『食』が解放済みであり『海』と『生命』の所在地が判明している状態となる……しかし『謎となった最後の一つ』については『その存在そのものすら判明していない』という有り様である
作中ならば次の目標は『生命』……後述するメシアン関係の楔破壊は最優先事項なので間違いなく大仕事になるだろう
サングァー
沖縄に於ける民間伝承による簡易護符の一種。すすきの葉などの長い葉っぱを使うのが本式だがそれこそ割り箸の袋からでも代用して容易く作成できるある種の折り紙にも似た厄除け
基本的には悪霊やマジムン*4避け、食物を腐敗やマジムンなどの悪戯から護るちょっとしたお守り。一応旅先などに鞄の中に放り込んでおく者も偶にいる
作り方は非常に簡単で
①ススキの葉や紙、 その他代用品を用意する
②交差させ、 輪っかを作る
③手前にある方を折り曲げ、輪っかに通す
④輪っかに通した方をしっかり結ぶと完成
作中では沖縄に暮らす者、若しくは沖縄諸島に足を踏み入れた者に有効な代物であり。『ちゃんと効く』と認識する事が絶対条件だが未覚醒者が作ったものでも効能はごく弱い魔蟲やレベルさえ無い低級悪霊祓いに使える*5が、非常に強い悪霊怪異に遭遇したら自動的に燃えたりする*6……沖縄名家では【銃火暴風怨嗟域】に持ち込める食糧保護や清めた塩を併用した簡易結界作成、それに高位霊能者が作ったものなら『強い怪異に接触したら許容オーバーにより燃える』という特性を逆に利用した原始的なエネミーソナーの代用品になるなど色々ある。作中でもその辺りは描写があるだろう
特に終末後は『沖縄は暑い』という認知が働き常に真夏の様な状態が恒常化する上に電気や冷蔵庫が貴重品と化す環境故に食事には必ずサングァーを添えて防腐に備えるのが沖縄に於ける『生活の基礎知識』となってゆく
石敢當
沖縄の道によくある石碑や石標。中国貿易から伝わったとされる……本土的に例えるなら道祖神や地蔵みたいなものだろうか?少なくとも沖縄の道を歩いていてこの石敢當を見ないという事は先ずあり得ないと言えるぐらい沖縄では生活に根付いた代物の一つ
この世界的に言えば……霊的に致命的にボロボロの有り様である沖縄の安全を紙一重とはいえ民間人が悪魔に襲われたりしない様にする必須の結界装置、若しくは沖縄の生命維持装置そのもの。これや後述するヒヌカンが無ければ沖縄は既に【銃火暴風怨嗟域】に沈んでいただろう
沖縄支部でもこの地に特化した術式である石敢當結界は半終末も終末も改良はされても徹底的に使い込まれてゆく事となる……少なくとも沖縄で使うならやはり結界は石敢當式に限る*7。他の宗派員でも『ちゃんとしたガイア連合沖縄支部員』なら全員必ずこの件には絶対に賛同するぐらい実績のある代物故に
ちなみに終末後の沖縄で石敢當を傷付ける行為は……下手をしたら即死刑判決になるぐらいには重罪となる。人類居住区間の重要インフラ故にそれは仕方あるまい
実は日本にはだいたい二十九辺りの都道府県に石敢當が僅かにだが存在し、その石敢當の近くならば沖縄固有術式が僅かに使えたりする*8
『秘神:ヒヌカン』
本土の言葉に直せば『火の神』となる。または『三宝荒神』とも呼ばれる竈神の一形態、沖縄の寺でも崇めらているが民間信仰とは別物の様だ。但しあちらは魔神でこの沖縄固有のヒヌカンは秘神に分類が変化する様だが
沖縄固有のヒヌカン信仰は起源では三つの石を使ったものであるが……現代では香炉、花生け、塩皿、水用湯呑み、酒用杯、米用杯三杯(米杯は省略される場合もある)を以って旧暦一日と十五日に行う数分で出来る祭礼が基本的だろう。沖縄の祭事は正月以外は基本的に旧暦基準で行うものが多い*9
この世界では……この民間信仰がこの地を支えるニライ=カナイの栄養補給となり、琉球ニキ達が来るまでを辛うじて持ち堪える要因となった。同じ沖縄で信仰されるヒヌカンもニライ=カナイが沈めば運命共同体故にヒヌカンもニライ=カナイに必死で協力してくれていた
石敢當が沖縄の外を護る結界ならヒヌカンは生活居住区域内部の生命維持装置みたいなもので【銃火暴風怨嗟域】から漏れ出す瘴気を祓い防ぐ重要な生活インフラでもある……が、やはりメシア教がやらかすのでヒヌカンの負担も間違いなく深刻なものとなるだろう
ちなみに最近沖縄に帰って来たとある黒札がヒヌカンと合一出来る『三宝荒神が本霊』な俺たちが存在するので彼がヒヌカンの祭主となって沖縄支部の最重要インフラとして活躍する予定となる
基本的に拝火教の概念に纏わる神故に火炎、破魔、結界、治癒系統の魔法適性がありこの神を本霊に持つ、若しくは合一した者は基本的非常に運が良く特に食事関係に纏わる幸運に恵まれ易くなる傾向にある様だ
黒札マタギ
マタギとは『又鬼』と書く東北、北海道などの過酷な寒冷地に於ける専門家たる狩人集団、要は様々なバリエーションのある過酷な任務に従事出来るタフガイ達の集まりという意味と『黒札も跨いで通る劣悪依頼』をかけた掛け言葉。通常の地方遠征黒札達の手に余る様な劣悪案件を処理する運営の切り札達
沖縄支部の設立自体が『ガイア連合でも最低最悪の黒札またぎ案件』をどうにか出来る可能性を持ったあの六人に託した事がそもそもの始まりであり、他にもスポンサーたる富豪・政界俺たちの悩みの種である厄介事たる『塩漬け案件』を解決する為に動いたのが『黒札マタギ最大手団体:沖縄支部』の始まりである……そもそも初期の頃は【銃火暴風怨嗟域】の入場時間制限で余る時間を塩漬け案件解決に流用していた事がきっかけで始まった業務である
……また、この黒札マタギ案件や運営から持ちこまれて来る塩漬け案件の中には多数のメシアン案件が混じっている為その依頼を経由して沖縄支部の裏の貌であるメシアンスレイヤー業務や『黒の章』作成資料に役立てたりもしている
拙作の沖縄支部はその黒札マタギ達の中でも性質や規模から見ても間違いなく最大手に分類される黒札マタギチームであるだろう……準黒札級現地民を大規模に抱える上にその性質上練度を求める修羅勢ばかり故に上である沖縄チームのカラーが『運営やスポンサーに出来る協力を』だから一時期は結構な数の塩漬け案件が解決した*10
黒の章
沖縄支部、いや沖縄名家のごく一部が『メシア教が太平洋戦争終結直後から融和策を持ち出した時期』からその様を不審に思ったとある沖縄名家の男……今は亡き琉球ニキの祖父が「つい何となく」でメシア教の不審な点を記載していたノートが始まりである沖縄支部の一大プロジェクト
沖縄名家が掴んだメシア教のスキャンダルや悪事の様々な証拠……を基点に日本や世界各地で行われた様々な詐欺、強盗、暴行、誘拐、殺人、強姦、児童虐待、人体実験、人間牧場、母子合体魔人などなど様々な吐き気を催す邪悪な所業が呆れ返るを通り越して最早乾いた嗤いしか出ない有り様になるほど記載された『メシア教悪業ミュージアム』と化した代物
基本的には『ジュネス小禄内の裏ジュネス沖縄』の最深部に保管された資料館レベルの資料庫があり、その中は常に拡張されて日々メシア教の救い様の無い悪事が積み重なってゆく環境となっている
元々は沖縄名家達がめいめいに持っていた様々かつ乱雑に積み上がった資料束をガイア連合沖縄支部創設者の一人である銀剣ニキという報道関係志望だった男が中心になって綺麗に整頓して今の『黒の章計画』が正式に立ち上がった……という経緯がある
ちなみにこの『黒の章』というネーミングはその話を聞いた当時から沖縄支部と親交深い岡山支部支部長である樽ニキで……自身の元ネタに関わる名前を『富豪俺たちとしての自律と自戒』を込めて命名したのが名前の由来だが、この全てを始めた男とその孫の家名を以って『比嘉文書』とも呼ばれることもある
基本的には『メシア教の足を徹底的に引っ張り、社会的信頼を破壊する』、『ガイア連合内部でメシア教の悪辣邪悪さを徹底的に啓発する』、『一般メシア教徒にメシア教の真実を見せて自分から棄教する意思を持たせる』といった使い方をされるが……その真の目的は『真・女神転生4F形式でY.H.V.Hを悪魔に貶めて滅ぼす為の認知の力を蓄える手段構築』にある。少なくとも数世紀は掛かる大計画になるだろうが最低限『糞鳩の不労所得供給源破壊』には繋がるとは思う
穢教滅閃砲(初期)
『初代葛葉狂死』が操る陰陽道由来たる無銘の絶技を改修して作られた初音郷の固有悪魔召喚術である『穢教滅閃』を悪魔召喚術が使えない者にも使用出来る様にと沖縄支部の幹部衆の一人であるガンスミスニキがその名の通りに開発した単発銃
鉄パイプ散弾銃やリベレイター、といった簡易銃の構造やカンプ・ピストルや信号弾拳銃といった代物のデザインを模倣して様々な術式を構築して練り込んだ代物であり本質的には銃器と言うよりむしろ非常に簡素かつ原始的な悪魔召喚機の類に該当するだろう
最初の試作機は……まだ良いオカルト素材を使っていなかったとはいえ低級天使を使う弾頭ですら暴発の可能性があるぐらい不安定かつ脆弱な代物であり、悪魔召喚術や降霊術に関わる事では非常に厳しいショタおじからも盛大なダメ出しの嵐を叩き込まれていた。しかしその発想には光るものがあるとも絶賛される
そしてこの穢教滅閃砲の転機は……ガンスミスニキの正妻である『白崎香織』が発見した『呵責鋼』や『怨嗟鋼』の製法により実用化に大きな進展が見られる様になった。この禍々しい鋼の呪力によりある程度の穢教滅閃弾頭の制御が効く様になり初期量産試作機でもプリンシバリティーを使用した弾頭までならちゃんと制御出来る程度には強化されている。また怨嗟鋼や呵責鋼を使用する事でメシアンや穢教鳥に対する忌避効果もあるのでメシアンや穢教鳥である程この穢教滅閃砲は使えないし近付くだけでダメージになる様な仕様になった事は嬉しい副産物である
一応は通常通りに『狙いを定めて直線上に発射する機構』と穢教滅閃としての本分である『穢教鳥やメシアンを討滅する為の機構』として『穢教殺』というつまみがあり、それを起動すれば『周囲で一番強い*11メシアンか穢教鳥に向かって直撃する』という仕様にシフトチェンジ出来る様に作成されている……本式の穢教滅閃ならば放つ光弾を思念操作出来るが、悪魔召喚術を習得していない者にも扱える様に色々術式を簡略化した結果の苦肉の策でこの機能が出来た
基本的にこの穢教滅閃砲は『悪魔召喚術を使えない者にも穢教滅閃を扱える様に』と開発された技術であり、開発最初期故に技術が未熟な状態である事もあり……信号拳銃やハンドグレネード形態で取り扱うのはだいたいアークエンジェルクラスが普通であり、それ以上は銃身の強度の問題でプリンシバリティークラスは非推奨となる。このクラスを使うと暴発の恐れが高い為である
また、先程も言及したがこの時期の穢教滅閃砲は未だ試作機段階である為一発撃つごとに冷却期間が必須である……無理に連射しようとすれば良くて灼けた銃身で火傷、悪ければ機構の故障、最悪暴発の恐れがある為指定された冷却期間は遵守するべきだろう
一応、砲身を厚くしたり発射機構を巨大化させて穢教滅閃砲の強化を施せば中位中級レベルであるヴァーチャー辺りまでなら理論上は発射可能ではある……が、そこまでいくと最早戦車砲どころか列車砲レベルのデカブツ化する上に一発撃つごとに最低数時間レベルの冷却と冷却完了後即整備が必要となり実質的に撃てて一日一発程度である為殆ど実用性の無いロマン砲となる*12。戦車砲レベルまでならパワーかプリンシバリティークラスを弾頭とした仕様が一番だろう、手持ちならアークエンジェル程度に抑えておくべきである*13
発怨筒
メシアンや穢教鳥が跳梁跋扈する沖縄の地でガイア連合沖縄支部に所属する少女達の護身武装として開発された使い捨て装備かつ穢教滅閃砲の極限までの縮小化を目指した試作品の一つ
穢教滅閃砲というある意味非常に原始的なCOMPと発煙筒を元にガンスミスニキがちょいちょい穢教管を弄って作った代物であり、携行性や扱い易さを重視して作った現状なら初期試作品。一応そろそろ試し撃ちから問題の洗い出しに入る時期
下級天使であるエンジェルを素材にしているので『穢教殲滅・ゴモラ怨嗟式』の一式程度しか撃てず一発一発撃つごとに魔術的な契約措置が必要、しかも射線が安定しないので取り扱いに難がある
それでも穢教鳥被害の大きい沖縄では有益な武装なので完成品は沖縄支部に所属する女性霊能者達の護身具として永らく愛用される一品ではある
ピーコック・スマッシャー
初期の穢教滅閃砲に於ける様々な弱点を洗い出して現行の技術力でカバーを考慮した結果生まれた一種のゲテモノ武器
穢教滅閃砲の欠点の中には『一発撃てば結構長い冷却期間が必要』だの『そもそも単発銃なので連射には非常に不向き』といったものがある……その欠点を廃棄品の管を流用する事である程度解決させた代物がこれになる
冷却期間が必要ならば管を使い捨てに、単発が嫌なら廃棄物の管を多数接合して一気に射出する……要はマスケット銃の時代に於ける迷走から生まれた『
一発使えば耐久性の問題でおしまいな失敗作の管を使い捨て前提でまるでボウガンの様に纏めて一気に発射し、熱の籠ったもう使用不能な管兼砲身を破棄する事で早く新しい穢教滅閃が撃てる仕組みを作ったのがこれ。ちなみに命名は沖縄支部と共同戦線を張った破魔ネキによるもの
基本的に失敗作の管を使うというコンセプトの為一般販売は殆どされておらず沖縄支部そのものか沖縄支部の幹部衆と仲の良い黒札以外は話には聞いていても入手は殆ど不可能という半分幻の商品扱いとなっている。そもそもこのピーコック・スマッシャーの存在が知られる頃には穢教滅閃砲も品質が向上して冷却問題も大概解決している為沖縄支部もこんな徒花的なものを商品として売る事は無かった……が、一部のマニアな黒札達の熱狂的な支持により高額ながらも要注文生産は行われる様になった
しかしこのピーコック・スマッシャーは穢教滅閃砲の更なる応用……ゴーレムへの搭載、戦車砲改装からガトリング砲の開発、果ては『量産型超機人:防人』への大規模搭載など沖縄支部に関わるオカルト兵装への搭載といった兵器化に貢献した『幻の珍銃にして名銃』としてガイア連合史に残る逸物となった
『魔獣:猪笹王』
非常に複雑な由来を持つ一本だたらという妖怪や零落した天目一箇神なる天津神、それに重なる獣や山神、鬼神若しくは荒神としての『鍛治神』以外の様々な側面を示す妖怪にして荒ぶる山神
大和国(奈良県)吉野郡・川上村の伯母峰峠に現れたといわれる妖怪で元は熊笹がつく程の旧い大猪だったが猟師にうち殺されてしまう。処に拠っては猪ではなく猫だという説もある
火縄銃と犬を嫌い、それに纏わるトラブルで大暴れしていたが丹誠上人なる高僧に封印される……が、『果ての二十日(十二月二十日)』だけは封印が破れて山中に存在する全ての人間を襲う為その周辺の者達は決してこの人だけは山には入らないそうだ
ちなみにこの『果ての二十日』は近畿地方全域の忌み日であり、『山神が荒ぶる日』とも『罪人の処刑日』ともされている。この日にこの魔物が出る迷宮に入って痛い目を見る冒険者も稀にいるらしい
作中ではガンスミスニキの恋人である白崎香織に憑いてデビルシフター能力を与えた存在であり、また沖縄支部に怨鉄の再利用方法を伝授した存在でもある……その目的は善行を積んで元の天目一箇神に再起する事である
その逸話から『荒ぶる人喰いの怪物』ともされる獣であり、別の悪質な個体はまた他の黒札に討伐された記録も残っているが……少なくともこの沖縄に流れ着いた個体は『きちんと徳を積んで本来の霊格に再起する』という発想が出来るぐらいには和魂の性質である為沖縄支部でも本体である香織共々ちゃんと受け入れられている。またこの猪笹王の活躍は沖縄では非常に肩身の狭い天津神系統の神々的にありがたい代物だったそうな*14
猪笹王は基本的に怪力、巨大化、火炎等々の力を持ったパワータイプの魔獣であり、それに悪魔化出来る白崎香織も悪魔形態*15になれば人外の怪力や火炎魔法を使いこなし、また巨大化を使えば人間数人ぐらいは容易く乗せられる巨大猪の化生に化けることも出来る……最近では黒死ネキなる黒札の話を聞いて新しい変身形態を編み出す修行を行なっていたりもする様だ
しかしこの猪笹王の真価は戦闘力よりも金属加工や冶金能力であり、【銃火暴風怨嗟域】にて無限湧きする呪われた屑鉄こと怨鉄を一般的にもオカルト的にも使える様に浄化し加工する能力で沖縄の抱える負債を沖縄の名産物に変換した実績は非常に大きいだろう……放置すればそれこそ最悪怨鉄は【銃火暴風怨嗟域】を飛び越えて沖縄にまで溢れ出す可能性すらあったのだから
ちなみに……元は『荒ぶる人喰いの怪物』ではあるが、白崎香織も猪笹王を受け入れられる対価として一応精気という名のマグネタイトが生きる為に必要な体質となり、その精気は『恋人であるガンスミスニキの精(意味浅)』が生命維持に必要な体質に変化しているらしい。他の男の精はアレルギーレベルで身体や霊質レベルで拒絶する特異体質でもある様で間違いなく生涯彼女はガンスミスニキから離れられないだろう
『怪異:現場猫』
ガイア連合内部で実しやかに語られる謎の怪異?作業メットを被り二足歩行する何処か間抜けな表情をしたとら猫みたいな悪魔?
基本的に迂闊な仕事を杜撰にやって大事故を引き起こさせ、その様を安酒を飲みながら愉悦に浸る……という習性を持つらしいが、この怪異が本当に存在するかはガイア連合ですら判明出来ていないらしい
ガイア連合では大概徹夜続きの技術部やスケベ部辺りでちょくちょく見られる……と言われているが、恐らくこの世で一番多く見かけられそうな場所は『過激派メシアンの拠点』だろう。沖縄支部の推定では過激派メシアンの拠点はそれらが鮨詰めになっている様な杜撰さだとか?沖縄支部がざっと見ただけでヒヤリハット、事故一歩手前案件がそれこそ『完徹一週間超えの技術部が理想的な安全基準を満たした現場に見えるレベル』でゴロゴロ出る有り様だったと供述している
個人的には『この世界の四文字の脳味噌を構築する物体』が現場猫の正体だと思っている……この世界の四文字または害鳥は間違いなく『脳味噌現場猫』故に
白紙転生者
嘗ての平行世界からこの世界に送られた者達……そのほぼ全てが『高位悪魔の魂を宿した存在』であるが、非常に稀にではあるが『悪魔による霊的起源無き、純粋に人間のままで非常に高い素養』を宿した魂もまた存在する。殆どあらゆる悪魔の色に染まっていない非常に純粋かつ透明な色彩の魂として悪魔からしても非常に珍しい代物だろう。また嘗ての世界に於ける四文字のやらかした措置*16によりこの体質を抱えている者はマグネタイト不足で大概が幼児期以内に亡くなるケースが多い様だ
一応は元の世界の四文字とこの世界の四文字と日本神話の神々の影響は僅かに存在するもほぼ純粋な性質の魂なのでその歩んだ人生次第でその魂の霊的な成長傾向は決まる
今回の乃木坂春香の場合は……前世では産まれて直ぐにマグネタイト欠乏により亡くなり、今生では幸せに暮らしていた影響からどちらかと言えば治癒や情報処理的な方向性に霊的適性が高い存在だったりする
また、自我が未確立な幼児期や赤子の地点で前世を閉じ、今生では非常に大切に育てられ、あまりストレスを感じない環境下に置くとその魂には『聖母の素質』を開花させる様だ。勿論乃木坂春香も同じ白紙転生者であり同じ様な前世を持つ鹿島蘭子と同じくそれが由来の『聖母の素養』が存在する……但しそのケースは非常にレアケースもレアケースであるこの二人以外には現状存在しない
ショタおじは『前世は赤子な俺たち』には興味を持たないという意見が掲示板にあるけど……個人的には奇跡的にショタおじが見つけたならちゃんと拾って黒札として扱うとは思う。赤子俺たちはショタおじに見つけて貰うのが最初にして最大の課題かつ試練だと真面目に思うんだ。流石に『記憶すら売り飛ばすクズ転生者』や『最悪クラスのやらかしから追放処分を食らった元俺たち』とは前提が違うと思う
聖母の素質
基本的に『白紙転生者』かつ『赤子か幼児からの転生者』若しくは『純粋な人間として非常に高い素質持ちの現地民』がその人格的適性が全て噛み合った上で純潔をちゃんと守っている若い少女……という非常に限られた存在に目覚める素質、または『救世主の卵』。恐らくは悪魔としての性質や紐付きが一切無い『ほぼ無原罪の存在』故に起きる事象だとショタおじは推測している*17
この特性を全て保有している少女に四文字が『その気になってガブリエルを使ってやらかし』という一神教に於いて正式な儀式を行えば……『立川の自称ジョニー・デップに正式な弟が産まれてしまう』という非常に危険な代物(現地民適合者は予備扱いだろうが)。またメシア教式メシア誕生メゾット(性犯罪や人体実験)でも間違いなく0.03%の確率(現地民だと0.003%)で『自称ジョニー・デップの比較的マシな劣化コピー』を生み出せる可能性が出てくる正に危険物*18である、更に悪い情報だがメシア教式だと純潔は関係ない
ちなみにこの特性の持ち主は高位の聖人系や預言者系の前世持ち(俺たち、現地民問わず)レベル並に一神教系列の霊的素養が非常に高く、一神教系列の術式適性や天使使役適性は正に神懸かりなレベルに至る……また穢教鳥からすれば正に『最高のご馳走』である。妖怪が三蔵法師を見た時を連想すればわかりやすいかも知れない
ガイア連合沖縄支部に現在三人存在する適格者のうち二人(黒札:乃木坂春香 現地民:エリーゼ・ホーエンハイム)は既に恋人持ちかつ己の自由意志にて純潔を失っている状態故に『元・適格者』であり、もう一人の黒札である鹿島蘭子は未だ数え12の幼い少女。どちらもメシア教にその秘密がバレれば非常に大変な事になるのでガイア連合でもこの特性は特秘中の特秘として扱われる
苦笑
沖縄支部の支部長達ととある富豪俺たちの酒宴の与太話と新規酒造場『人誅』が作成したガイア連合でも一番人気のある酒こと『喜劇』を蒸留して作成したブランデー……本式のブランデーは白ワインだがまぁ赤ワインでも再現は不可能ではないだろう
基本的な能力は『喜劇』と大差無いが、それでもワインより度数の強い酒を好む層からは需要はある。また沖縄支部と人誅ニキの絆の象徴でもあり、人誅酒造との協力によって行われる泡盛やビール以外の沖縄支部に於ける新しい酒造の礎でもある代物
ちなみに、初期版は試作かつ赤ワインを使ったせいか雑味がやや強く何処か野卑た味わいだと酒の味にうるさい俺たちから評価された。その最初期ロットは今も沖縄支部や人誅のワイナリーに保管されていて、お互いの祝い事などに供されている
ちゃんとした製品版は『流石は喜劇の系譜』と酒飲み達から絶賛されるガイア連合の優れた霊酒の一つとして好評だったりする……が、何故か熟成された試作苦笑に凄まじいプレミアが付いてだいたい沖縄チームそれぞれの長子が独り立ちしたり嫁入りしたりする頃には『幻の銘酒』扱いされているそうな
座備秀
沖縄固有のスーパーマーケットを中心に建築や製鉄を生業とする企業グループ。ガイア連合沖縄支部の隠れ蓑である『琉球ガイア建築』の前身であり現在ではガイア連合傘下企業の一つ
嘗ての困窮期からずっと沖縄名家の命綱として沖縄名家の経済を支え続けて来た沖縄名家の中でも特に発言力の高い……しかし霊脈の枯渇著しい座備家が経営者一族の一族経営店舗
現在の主な経営者は座備家三男である『座備
一応表社会では琉球ニキ達琉球ガイア建築社員の上司と言うか雇い主である……が、実情ではむしろ土通流が琉球ニキの部下の一人という奇妙な関係になっている。言わば土通流が琉球ニキの『表の貌』になっているとも言えるだろう
スーパーマーケットとしての座備秀は……沖縄経済の健全性維持の為に表向きはジュネスのライバル企業として暖簾はそのままにしてバチバチにやり合っている(要はプロレス状態)。ちなみに琉球ニキの父は現在座備秀マーケットの部長職として働いている、再起不能状態だがまだ比較的日常生活を送れる沖縄戦士達の受け皿としても機能するセーフティーネットでもあった、琉球ニキの父はそこでもそうなった戦士達の纏め役であった(現在全員戦線復帰済み)
故に琉球ニキと座備家は昔から非常に付き合いが長く深いという良好な関係だそうな
株式会社琉球ガイア建築
表向きは座備秀グループの関連企業だが実態はガイア連合肝入りの黒札達が活動する為に座備秀のネームバリューを利用した擬態用ダミー企業。一応は土通流社長が経営者だが実際には琉球ニキ達沖縄支部の幹部衆の居城となっている
表向きだけはこの琉球ガイア建築の見習い工員という扱いで沖縄支部にやって来た学生*19異能者達は沖縄を津々浦々に動き回ってデビルバスター業務や【銃火暴風怨嗟域】のゲート封印等々様々な沖縄平定に動いている
ちなみにこの事実は沖縄県警や役人達も上層部や関係者は全員周知済みであり、また通常の『事情を知らない一般警官や役人達』も聡い者は何となく程度ではあるが琉球ガイア建築やその周辺のキナ臭さに気付き始めている頃合いだろう*20
テルミット式除霊術
沖縄支部の幹部衆こと沖縄チームが受けた超大規模な初仕事の際に件の事件の被害者達の魂を救済する為に行使した大規模儀式『地蔵和讃鎮魂術式』を彼ら六人でも発動出来る様に工夫した代物
地蔵和讃に加えて煩悩を灼く不動明王の術式や梵字を記した呪符を加えたちゃんぽん術式に……鉄粉とアルミ粉、ガソリンと石鹸を化合させたジェル等々を混ぜ合わせて作るテルミット式高火力護摩壇擬きをでっち上げて行う簡易儀式の一つ。ちなみに燃やす際に出る灰はジェルで包んで飛び散らない様にするという工夫がされている
沖縄チームはこれで俗に『
この除霊術の元ネタはニコニコ動画の怖い話ネタの一つである『ギコ・ウプヌシーシリーズのシコンセン』というコトリバコのバリエーションから来ている……が、感想欄を見るに知っている人が居なかった事が少し悲しかった思い出
閇心術
悪魔召喚術、その中でも悪魔交渉を行う為にショタおじより『必須技能』と断じられた一種の瞑想法かつ精神コントロール技術。基本的に未覚醒だろうと訓練次第できちんと身につく純粋な技術であり、真に優秀な交渉人なら間違いなく身に付けている技術だと言える
基本的には『心を閉ざして内心を測らせない様にする』、唯それだけだが悪魔交渉に於いてはそれが死命を分ける重要事項になる事が多い……そもそも悪魔は『心を読む能力』を持った輩が非常に多い(管属で『外法』とされる悪魔なら特に)が、この技術に熟練した悪魔交渉人なら逆にそういう人間を舐めた悪魔を思う様に操り返す事すら可能だろう
勿論、『心を読ませない、誤認させる技術』というものは戦闘にも応用が効く、割とフェイントの緩急を悟らせずに相手のペースを崩す技法にもなり得るだろう
メシア教被害者の会
この世界に沢山存在するメシア教被害者達への救済機関たる非実利団体。ガイア連合の中でもメシア教ヘイトと同じくメシア教被害者救済の意思を兼ね備えた沖縄支部が主導し、琉球ニキ達沖縄支部幹部衆が初仕事で得た資金の一部を元本に構築した代物
黒札現地民を問わず保護したメシア教被害者達の被害ケアや社会復帰支援、はたまたメシア教二世の更生や社会復帰支援といった『メシア教徒としてしか生きる道の無かった者達への再起手段の提起』といったメシア教の非や動きを防ぐ活動に従事するのが活動方針
基本的に『メシアンスレイヤー』にはなれない気質の、しかしメシア教の存在を赦せない被害者達の活動であり、沖縄支部や初音郷支部といった『非常に過激かつ強烈なメシアンスレイヤー団体』は基本的に財政支援や保護した被害者を送り込むといった行動以外ではなるべく不干渉という体制を見せる*21
ちなみに沖縄支部がメシア教被害者の会に供給する資金は大概過激派ややらかした穏健派襲撃の際に掠奪した現金や換金可能な動産不動産などをロンダリングして作成したもの。他にも『黒の章』の中でも沖縄に関わる沖縄平和活動関係のスキャンダルを重点的に記載した序章レベルの証拠資料で眼を醒ました芸術家や教育者、まともな部類のマスコミなどからの沖縄平和活動に供給されていた資金をそのままメシア教被害者基金に回して表向きの活動に寄与していたりもする……良心か打算かは人それぞれだが、彼らもまたメシア教に騙された被害者故に
ヒュパティエ病院
正式名称は『対メシア教被害者救済用病院:ヒュパティエ医院』。相次ぐメシア教被害者達の中には通常医療を通り越して最早現行のオカルト医療でさえどうにも出来ない被害者達が多数存在していた……『深刻な性犯罪被害』や『全財産を奪われた』、『社会的に死亡状態』ならはっきり言って『メシア教被害では軽傷』という有り様であり、現行オカルト医療でどうにかなる範囲ならばまだマシ、最悪ガイア連合の最先端医療でさえ救えぬ被害者の安楽死が常態化している現状を打破する為に沖縄支部が建造した秘密病院がこの『対メシア教被害者救済用病院:ヒュパティエ医院』である
基本的にはメシア教が編み出し無責任に粗製濫造する『天使人間』という女神転生に於ける禁忌の一つである『人間と悪魔の合体』を無理矢理行う最悪の邪法を発見してほぼ無目的に行った実験体達の可能である限りの保護と治療……そして叶うならば『融合された天使の可能な限りの駆除研究』を主題に穢教滅閃工房から来る研究データと併せて天使人間にされた犠牲者達のケアや最終目的である天使部位の完全排除を目指す
基本的に木材やモルタル造りの威圧感の無い旧い病院みたいな造りになっている。一応病院と言うよりは療養施設という方が近く敷地内には患者の体質に合わせた作物を育てる農場ととある黒札にしてメシア教被害者から購入した桜が常に咲いている一種の理想郷みたいな場所になっている
この医院に入院出来た不完全な天使人間達は……色々な異常を身体や精神に抱えており、ある者は無理矢理合体させられた穢教鳥の思念でノイローゼを起こし、またある者は身体に生えた歪んだ羽根などで障害を抱えたり、はたまたある者はメシア教に行われた虐待や凌辱で精神を壊していたり、または無理矢理穢教鳥と合体させられたせいで霊質的に不安定な状態となり正に不安定な爆弾みたいな状態になったという者も存在する
天使人間にされた者を筆頭に様々な重篤な障害を負った様々な被害者達の中に実は結構数存在するのが『アレルギー体質』。穢教鳥との強制的な合体で身体の霊質的に『
このアレルギー的霊質異常は食品からアトピーみたいな皮膚感覚、空気感覚まで様々な症状があり、飲食なら聖者ニキの生成出来る『
特に空間は……メシア教内部の様な『腐臭』みたいな甘ったるい、まるで悪質な麻薬の様に腐敗し歪んで爛れた気配を無理矢理『
この空間は一神教系列の本霊持ちである聖者ニキ……だけでなくオカルト建築の第一認者である脳缶ニキや土方ニキ、八男ニキなど様々なオカルト建築技師達や天使部やスケベ部、医療部の有識者達に更にはショタおじの総力を結集して作成したガイア連合の後世から見ても非常に凄まじい正にオーパーツ扱いの空間になっている
終末後はほぼ重症患者用の医療施設となり、施設が老朽化しようともそれこそ数十世紀は大切に大切に扱われていたそうな*23。正に『終末後の重要文化財』である……しかしこの病院の
ちなみにヒュパティエというのは『基督教の創設期辺りに基督教がやらかした悍ましい悪事とその被害者女性の名前』であり、基本的に『メシア教とは絶対に相容れない』という沖縄支部の性質を如実に現す姿勢そのものからの命名となる
この病院の責任者は沖縄支部幹部衆のうち一人である聖者ニキ……であるが、その通常業務の過酷さ代替えの効かなさから代行として八男ニキの正妻である『エリーゼ=バウマイスター夫人』が実質的な責任者としてこの病院を切り盛りしているのが現状である
聖者ニキや穢教滅閃工房の責任者に落ち着いたペスト医師ニキ、沖縄に於けるオカルト医療の支柱であった老医師ハリ・アドラ氏や分身を出向させてくれた救護ネキといった様々な医療系黒札や優秀な現地民達が詰めるこの病院だが……基本的にメシア教被害者というものは日常的に矢継ぎ早に現れるものなので常に医療スタッフは急募状態が続いている
所在地は……沖縄支部に於ける重要機密の一つであり、様々な方法でその場所秘されている。一説では『沖縄本島北部の山中地下』が一番有力視されているがそれは間違いであり実際には『何らかの手段』にて沖縄の深海を常に移動する特殊な拠点にあるのでメシア教が躍起になって探してはいるがその詳しい詳細も所在も不明という訳である
沖縄支部所属黒札か職員用パスを保有している者、退院出来た天使人間や通院患者などが専用の機密ゲートを通過して入れる専用転移ゲートを通過して入るのが普通の通行方法だが……幹部衆権限パスや院長権限パス、高位医療関係者権限パスといった高位パスがあればどのゲートからでも自在に転移が可能となる。ちなみにこの高位パスはショタおじ、ちひろネキといったガイア連合の首魁や高位幹部、医療部の中でも高位スタッフや沖縄支部の幹部衆といったごく一部かつほぼ黒札専用権限だが唯一この病院の院長代理である『エリーゼ=バウマイスター夫人』だけは金札ながらもこの資格を保有している*24
穢教滅閃工房
初音郷というとある異界集落にして対メシア教シェルター内部にて編み出された非常に凶悪かつ悪辣な悪魔召喚術の邪法にして絶技である『穢教滅閃』を作成する専用工房にして穢教鳥やメシアンの処刑場。主な工房は本家にして元祖である初音郷と沖縄に存在する……が、山梨にもそこそこの規模の工房が存在し、アンチメシアンの気分が強い場所では大概隠された小規模工房が存在するだろう
特に初音郷、沖縄工房は最早工房と言うよりむしろ『工場』とでも言う方が正しいぐらい大規模な代物になっている*25
穢教滅閃という魔術の性質上この工房には『メシア教や穢教鳥に深い怨み憎しみを持つ者達』が集い常に穢教滅閃の材料となる捕獲した穢教鳥への苛烈かつ極悪な拷問凌遅刑が二十四時間年中無休三交代制で熱烈な研究研磨込みで執行されており常に血腥い環境に有る
この工房の花形業務である『穢教鳥への拷問凌遅刑執行担当』や穢教鳥の構造研究、それらの補助職員、その肉片や血を集めて清掃したりパーツごとに纏めて仕分けする見習いから事務員まで様々な業務が存在している*26
徹底的に苦痛と恐怖と絶望を染み込ませた穢教鳥のパーツは他にもメシア教や穢教鳥に対する深い怨み憎しみを抱く様々な『顧客*27』や需要がそれこそ常に予約待ち状態であり沖縄支部も初音郷支部もそれこそ常にその怨嗟復讐心から常に忙しい状態にある
対メシア教並びに穢教鳥滅殺兵器の代名詞である穢教滅閃……今では悪魔召喚術が使えなくとも行使可能とする穢教滅閃砲というブレイクスルーや、穢教鳥の余ったパーツを余す処なく使える対メシア教穢教鳥用武具の定番怨嗟鋼武具、穢教鳥の頭の皮を剥ぎ取って作るエンゼルヘアーや最後に余ったパーツで作るマッスルドリンコ穢教鳥の苦悶味といったメシア教ヘイトにとっては素敵なアイテム達の作成を行う際に重要となるのがこの穢教滅閃工房である
最初は沖縄工房は北部山中の秘密基地に作成され……てはいたが、沖縄支部の活動を秘密裏に行う為にその秘密基地はカバーストーリー用のデコイとして再利用され、今ではヒュパティエ病院と同じ型ではあるが全く別の方法で運営されている。ヒュパティエ病院と同じく、しかし別ルートで沖縄の深海に存在している
沖縄支部の工房は最初は沖縄支部の主治医として沖縄支部に加入した『ペスト医師ニキ』が徐々に本分を医師からメシアンスレイヤーに移行した結果そうなった。一応ちゃんと後釜は用意した……いや、むしろ『魔法医療の適性ゼロ』という事を気にして新しい医療関係の後釜を用意したかったのが本音らしい
半終末のある時期に『天使が穢教滅閃工房を自力で構築したり、あまつさえ沖縄支部に職員として就職希望に来た』という沖縄支部も初音郷支部も宇宙猫になる様な珍事が勃発した。そしてその天使があまつさえ沖縄支部の見習い工員として真面目に頑張っている姿を見て更なる宇宙猫になるというオカルトだけとは言えない世の不思議を穢教滅閃工房職員を筆頭に沖縄支部や初音郷支部の住民達は体感したそうな
ヒュパティエ・リベンジ
嘗て古代に一神教がやらかした悪行の一つに『集団ヒステリーで一人の女性学徒を拷問で惨殺した』という所業がある……『アレクサンドリア大図書館のヒュパティエ』の話である
その拷問というものが『牡蠣殻をナイフにそのヒュパティエの身体を抉り切り刻んでの惨殺』……その怨みを後世のメシア教に叩き付ける初音郷にて伝統的に扱われる対メシアン穢教鳥用武器の一種として扱う術式があった。そのままエッジを削りギザギザのナイフにした牡蠣殻を使う事で『ヒュパティエの復讐』という型を作る術式を構築して扱うといった代物であり初音郷の創設期はこのナイフを基に槍や鏃など様々な対メシア教武具が構築されていた
切る、抉る、擦り下ろす、殴ると用途用途様々に使い分けも出来るからか。穢教滅閃工房の熟練した古参勢ならばその牡蠣殻一つで穢教鳥を一体ぐらいなら徹底的に捌き切る事が出来る……が、やはり沖縄支部が開発した怨嗟鋼武具の方が使い勝手が良いと好評ではある
穢教滅閃が構築されてからはその穢教滅閃を作成する為の工具兼拷問器具としての使い道が主流となる……使い続けて壊れた牡蠣殻は呪殺魔法石の材料や怨嗟鋼の材料など様々な使い道がある上にメシア教嫌いの神々や悪魔から『良い装飾になる』と希望されて作った工芸品なども初音郷や沖縄の土産物になっているとかならないとか?
初音郷
太平洋戦争終戦より幾らか前に『この戦争はもうどうしようも無い愚かかつ自業自得な末路を辿る』と先が見えていた男がいた……その男の名は『朝倉純一』。国家に見切りを付けて当時の基準で言うところの『ダークサマナー』と呼ばれる様な存在である*28
そのダークサマナーたる男には一つ秘密があり……これから数十年後に産まれ生きて比較的若くして死んだある男の記憶がある事。要は『戦前産まれの俺たち』でありこの戦争に盛大にオカルトをぶち込むというオカルト界隈の最悪の禁忌にして暴挙を冒した大日本帝国を見限り助け出せる友人知人関わった他国の者含めて自身が契約している『龍王:蜃』に様々な儀式を以て内部に展開した異界に他者を保護してこの戦争の破滅的な終焉をどうにか回避し、そしてメシア教に目を付けられての逃避行が始まった*29
巨大な蛤の口内に存在する、だいたい五十海里程の海と沖縄本島の三分の二程度の土地面積があり風光明媚で何故か常に桜の花が満開に咲き誇る不可思議な島と海を持つ大規模異界にして小規模な世界そのもの……これが『対メシア教シェルター異界:初音郷』の開闢である
それからだいたい数十年後の九十年代に日本にガイア連合が設立し発展する最中に初代にして今ではこの郷の氏神と化した朝倉純一の子孫にして当の純一の前世の両親である『朝倉大輝』と当時は結婚前の『旧姓:白河姫子』の郷長並びに郷の有力者カップルが主体となりガイア連合に接触し初音郷がかき集めた技術や魔導書などなどを手土産にガイア連合入りを果たして今に至る
初音郷の技法であるアガシオンやスパルトイの製法や穢教滅閃などの様々な技法がガイア連合でブレイクスルーを引き起こしながら天使部の存在さえ本質的に拒絶するレベルのアンチメシアンかつそれがアクティブな黒札達*30の受け入れ先兼修行場となる事でガイア連合での立ち位置を得られる様になった。ちなみに初音郷の住民達の戸籍は元々は偽造戸籍だが後々には葛葉キョウジ氏の協力で普通の戸籍を得る事が出来た……故に初音郷も根願寺への態度はキョウジ氏が関わる限り軟化してゆく事となる
特に沖縄の様な直接メシアンや穢教鳥に復讐したいメシアンスレイヤーの最前線に行く力は無いがメシアン融和派は勿論、天使部や天使系デビルシフターに対してすらも魂レベルでの拒絶を抱く、しかし最低限の理性を持った比較的倫理ある黒札達の安住の地として初音郷は機能している
ちなみにこの初音郷は終戦手前の文化状態から独自の発展を遂げた……通常の科学技術よりも受け入れた他国の魔術師が齎したゴーレム技術を採用してオカルト方向で島を豊かにして来た。だいたいは家電や自動車、列車に漁に使う船から深海探索まで様々な使い道を開拓して来た。しかし島以外ではゴーレム使役能力である『マシン・オペレーター』という能力を保有する者は少ないので互換性が少ない事が難点となりゴーレム技術はあまり面に出せない様だ
また、あの戦争で『鉤十字に狂って第三帝国』と成り果てた国を見限り逃げて来た者達も存在し……その縁で八男ニキは恋人のエリーゼと共にこの隠れ里異界に避難した経緯がある。その一件が『八男ニキのメシア教への生涯続く嫌悪』の起源となった。そして初仕事によりその嫌悪は殺意や憎悪へと強化され彼は『メシアンスレイヤー』となった
『龍王:蜃』
同じ漢字かつ読みの『龍王:ミズチ』とは同起源なれど別種の存在。ミズチの方は『蛇龍』の様にも見えるがこちらは超巨大サイズの蛤であり『蜃気楼を吐き出す蛤』がモチーフとなるバージョンがこちらになる
天地の霊気を数千年の歳月蓄えた蛤は何れ龍に成るとされる伝承由来でありその体内に異界を構築出来る能力を保有する非常に珍しい悪魔……だが、そもそも海やその近くに暮らす者でもなければ殆ど使役しても意味は無い存在ではある*31
『対メシア教異界シェルター:初音郷』を拓いた悪魔召喚士『朝倉純一』が協力者な神格……石長比売、木花開耶媛、月読尊といった封印される前の比較的現実を直視出来る理性ある神々らのささやかな協力を得て作った人類が異界に居住可能となる結界を起点に数十年の開拓生活を始めることとなる
初音郷の蜃は大型タンカークラスの超巨大サイズであり、通常の蜃はだいたい大型トラックレベルの代物ばかりである。通常の蜃ならば沖縄に最も近い離島の一つである伊江島ほどの土地を中心に五海里ほどの海がある結構広い異界が構築出来るだろう
またこの蜃なる悪魔は基本的運・耐が高く技能は基本的に隠密、水中行動、幻術・転移とほぼ逃走に纏わるものばかり。通常戦闘能力はレベルに反してかなり低いが内部の『護衛』は非常に強力であり水中にてこの蜃に挑むのは間違いなく無謀……そもそも発見するだけも間違いなく無理難題の範疇。長年そのオリジナルである『初音郷の蜃』がメシア教の魔手から逃れられている辺りでその辺りは察せられるだろう。ちなみに通常の蜃は初音郷の蜃の仔となる
初音郷を創成し、長年メシア教の魔の手から逃げ切って住民を護りきった『龍神:初音蜃』として昇華した初音郷の蜃は霊力を使い過ぎて寿命を迎え死後氏神と化した初代から今代となる『朝倉大輝』こと『連理ニキ』に契約が継承され今では連理ニキの仲魔として初音郷を今も体内に宿してだいたい瀬戸内海を彷徨っている
その『初音蜃の仔』達はそう遠くない未来に沖縄支部に所属する悪魔召喚士資格持ち達*32が初音郷にて契約儀式を行う事でそれぞれが専用異界を持つ仲魔を獲得する事となる……他の支部所属黒札にも供給はされるが要古式悪魔召喚術資格かつ初音郷固有の試験に合格して最後に蜃達の誰かから気に入られる必要があるのでその難易度は非常に高い
アガシオン・テラコッタ
沖縄支部が編み出したアガシオンのバリエーション。アガシオンの身体の一部とでも言うべき『壺』の部位を本体と考えてその『壺』のデザインを変えて様々な型や姿を与える白兵戦用アガシオンの新形態
スパルトイモデルの様な骸骨標本みたいな形状だとあまり連れ歩くには向かないが……少なくとも事件性にある髑髏よりはまだ近くにあっても違和感はマシなものに出来るだろうか?という配慮は出来るかも知れない?
ある意味ではスパルトイから通常アガシオンへの原点回帰に近い構造であり、スパルトイモデルとは違い装備の取捨選択という特性を破棄して通常アガシオンに近いスキルの方の拡張性を重視して作成されたのがこれ
その名の通り
様々なオカルト素材を練り込んだ粘土を焼き上げて作成したから陶器にありがちな打撃への弱さは改善されている上に基本的に物理耐性はデフォルトで付いている。また白兵戦仕様故に弱点は基本的に無いように作られてはいるが、現地民向け廉価版またはモンキーモデルにはだいたい一つは弱点が存在する
基本的には物理系スキルを中心に遠距離戦用の魔法が一つはスキルカード搭載されているので多少の遠距離戦には対応可能……しかし物理特化のステータス編成なので攻撃魔法の威力や精度はお察し下さい*33
陶器の彫像などに擬態が出来るのがデフォルトであり、それを活用して拠点防衛などに使う事も出来る。また損壊したならその素材に合わせた粘土を用意しておく事で『コアは無事である』なら後は自動的に修繕出来る辺りも良コスパだと言える……その代わりコア部位のメンテナンスが非常に重要なので対応出来る修理場に車検程度には持ち込んでおくべきだろう
テラコッタタイプは沖縄伝来のシーサー型がデフォルトだが、本土の神社勢力などの要望で狛犬型、一神教調和派の要望でガーゴイル型、他にも珍しい処で
基本的に製法は黒札界隈でなら結構広まってはいるが……『ちゃんとした陶器像を作れる技術やセンス』を持っている黒札は何気に少ないので実質このテラコッタタイプはほぼ陶芸家ネキの独占市場化しているのが現状である。そもそも陶芸家ネキが自作したカニスモデルは非常に精巧な造りの柴犬やコーギー犬を模った代物故に
軍服
【銃火暴風怨嗟域】にて発掘される古着同然の軍服。沖縄の地をどうにかする為に魂を削って戦う沖縄名家達の為に『秘神ニライ=カナイ』がギリギリ残った僅かな力をこの異界内部に存在する軍服という辛うじて防具になりそうなものに加護を込めたものがこれ
メシア教のやらかしが加速する事に発掘率は低下に低下を重ね……沖縄名家がガイア連合に加入する頃にはそれこそ上着かズボン一つですら年に一度出れば上出来というぐらいだった。これはもう既にニライ=カナイの生命が尽きるのも間近だという意味でもあった
この軍服は元から着心地は非常に悪く、しかも古着である為色々劣悪な代物、しかも軍服という代物は基本的に洗濯し辛い代物故に服系防具の中でも整備性も劣悪と色々酷い代物ではある……が、防具としての性能はガイア連合製防具の基準からしても中々のものがあり、ランダムで銃弾、火炎、衝撃耐性と必ず呪殺耐性を着用者に与える効果が備わっていたりする
沖縄名家ではその元から酷い状態の軍服を破れても継ぎ接ぎを重ねてどうにかこうにか使い続けていた……それこそガイア連合と合流する頃には浮浪者の襤褸着も同然の有り様だったとは初めて顔合わせを行った霊視ニキの言葉である
尤も、沖縄名家と合流する頃にはガイア連合でも着心地も整備性も通常衣服並みに良好かつ基礎性能も付与する耐性も優れた装備が出回っているからこの軍服はもうあまり使われなくなってゆく事となる……しかし、日本名家からすればこの軍服だって非常に有用である為様々な日本名家にガイア連合産装備よりも格安ではあるが結構売れたという実績がある
また、沖縄チームの活躍により幾つかの勾玉が集まった頃には結構な数の軍服が発掘され……日本名家に売った分を含めてもまだ倉庫に山積みになるぐらい軍服は存在していた。その軍服は半終末期で世界中にほぼ無償で提供されて世界中に生き残っている霊能者達の命綱となっていた
作業帽型ドルフィンヘルム
ガイア連合の傑作防具……にして被る事自体が罰ゲーム扱いのクソダサトンチキ兜*35を更に黄色い作業用安全帽子に跳ねるイルカを継ぎ足した量産前提版がこの作業帽型ドルフィンヘルムである
通常のドルフィンヘルムは呪殺、精神に対する強烈な耐性を装着者に与えてくれる*36神防具であり、それを簡略化する事で量産出来る様に構築されたのがこの詐欺帽型ドルフィンヘルム……であるのだが、その見た目の酷さは一切改善されていない為『まだマシな見た目かつ高性能な正式版ドルフィンヘルムの方がマシ』だと倉庫の肥やしになっていた曰く付きの代物であった。製作者サイドのミスで過剰に生産してしまい、しかもそれに気付いたのは結構後になってからだった
発注ミスによる過剰生産による塩漬け状態だったこの安全帽の転機は沖縄支部の設立であり。沖縄支部が擁する沢山存在する優秀な現地民勢力の装備補強、挑む【銃火暴風怨嗟域】の性質、それに何よりそれら全ての条件に奇跡的に合致した倉庫の肥やしだった作業帽型ドルフィンヘルムが改めて倉庫の中から引っ張り出されて沖縄支部に提供される事が決定した*37
沖縄支部では基本的にその見た目の酷さと非常に邪魔なイルカの頭飾り以外では間違いなく神防具であり、しかも非常に沢山存在するこの安全帽を【銃火暴風怨嗟域】の攻略では体質的に殆ど使えないデビルシフターやアウトサイダー、後々のデモニカ装着者以外はそれこそ支部長や幹部衆含めて皆着用が義務化されており沖縄が終末を迎える時期まで沖縄支部の皆を護る立派な兜としてその使命を真っ当した
沖縄聖堂墜堕落事件
元ネタは『頓西南北様、ファッション無惨様のごちゃサマライフ』の『終末が約束されてるとか知らんけどスローライフする05 ガイア連合と学ぶ沖縄のオカルト戦後史』より
メシア教が【銃火暴風怨嗟域】の弱体化に致命的かつ破滅的失敗を繰り返した際の負の遺産が一つ。沖縄に巣食う最新にして最低最悪の大異界である件のあの異界を弱体化する……と言いつつ沖縄の霊脈をズタズタに破壊しただけの『無駄かつ有害な建築』の極地とも後世に謳われる戦後日本オカルト史に残るメシア教関係大惨事の一つとも言う
例えるならば、様々な宗派や神格が混在と眠る沖縄の地に『腐敗し果てて最早別物』にまで腐り歪んだ一神教?むしろ新しい淫祠邪教の欲得ずくの穢れ果てた儀式?むしろ『鎮魂』という言葉への果てしない窮極的な冒涜行為の果てに起きた大惨事が『沖縄聖堂墜堕落事件』である
事の顛末はメシア教のやらかし連鎖によって世に生まれてしまった【銃火暴風怨嗟域】の発展過程であり、メシア教がその弱体化並びに鎮静の為にやった比較的後期のいらん対処法である
沖縄の比較的主要な霊脈各地に『メシア教式聖堂』を十数ヶ所。沖縄の地盤を支える『ニライ=カナイ』の身体に打ち込む様に建設し、トドメに国頭郡は米軍基地の一部である『北部訓練所』に建てた
その末路は【銃火暴風怨嗟域】に広がりに広がり切った荒れ狂う怨嗟と太いパスが繋がってしまった事でそのパスを通じて【銃火暴風怨嗟域】側から莫大な呪詛が逆流、むしろカテドラルを中心とする各教会施設が急速に侵食を受け位相反転、異界化した空間構造ごと取り込まれて【銃火暴風怨嗟域】へと次々に落下する最悪の事態に陥った。ニライ=カナイの残った僅かな耐久もこれがほぼ致命傷レベルまで低下したが……それでも半世紀弱は耐え切った
勿論、最終的な生存者はゼロでありその際にこの異界に墜ちて堕ちたメシアンは全て後述する『メシアンゾンビ』になった様である……しかしこの場に居たのは大概が実行犯であり事を起こした上層部は大概アメリカに居たそうな
また、そのオカルト事件の隠蔽やら何やらと【銃火暴風怨嗟域】を生み出してしまった様々な致命的やらかしを『日本ひいては沖縄に責任転嫁する』という目的から『沖縄の日本返還』が決まったという事が後々沖縄支部が確保した証拠資料として『黒の章』に保存されている
沖縄カテドラル
『沖縄聖堂墜堕落事件』以降【銃火暴風怨嗟域】内部に発生した最早別種の異界内異界とでも言うべき非常に悪質なギミック
件の事件以降【銃火暴風怨嗟域】内部に発生した十数ヶ所の聖堂……の残骸跡地であり、その内部には嘗てメシア教が計四回大規模にやらかした『沖縄十字軍』の際に発生した『メシアンゾンビ』やこの事件?むしろ自滅で発生したメシアンゾンビどもが犇く【銃火暴風怨嗟域】でも特殊な場所となっている
この『聖堂』やその元締めである『沖縄カテドラル』内部と周辺には本来なら【銃火暴風怨嗟域】とは非常に相性の悪いメシアンゾンビどもにとって比較的都合の良い環境になるらしく、この異界内部に発生したメシアンゾンビはほぼ本能で必ずこの場所を目指して動き出す
この『沖縄カテドラル』は……言ってしまえば『ニライ=カナイの病巣』かつ『傷口に潜り込んだ異物』である為、『これら全ての除去』が『ニライ=カナイ解放の絶対必須ギミック』ともなっている
沖縄に於ける行方不明者の一部はこの『沖縄カテドラル』に囚われた犠牲者であり、全ての聖堂にはその犠牲者の骨……メシアンゾンビに喰われた犠牲者の成れの果てが散乱しているだろう
ちなみにこの聖堂やカテドラル内部は【銃火暴風怨嗟域】に比べればまだ幾らか未覚醒者でも生存可能な空間であり、その墜ちた被害者次第だが平均して其処に留まれば一日ぐらいなら辛うじて生存出来るだろう。その前に水も食糧も一切無い常に飢え渇く環境かつ『強姦魔かつ人喰いの怪物が犇く場所』である事を除けば。だが
どうやらこの『沖縄カテドラル』の頂上に『ニライ=カナイの生命の勾玉』がある様で……沖縄支部はこの勾玉を奪取する為に今このメシアン施設を攻略準備をしている状態である
この『沖縄カテドラル』を攻略するには……【銃火暴風怨嗟域】の各地にある下位の聖堂を全て破壊して瓦礫を殆ど撤去する必要がある。またその全てを果たして今度は『沖縄カテドラル』そのものを攻略後に完全破壊からの瓦礫撤去が必要というクソ条件が必須だが沖縄支部には『収納・転移のスペシャリスト』が沢山存在するから比較的楽な条件だった様だ(苦笑)
『屍鬼:メシアンゾンビ』
【銃火暴風怨嗟域】の特定の場所に発生する特殊なゾンビ。件の異界内部を蝕む『楔』である十数ヶ所の『メシア教式聖堂』や国頭郡に存在……していた『沖縄カテドラル』の残骸に存在している
色々な意味で『太平洋戦争の犠牲者への深刻な冒涜行為』の果てに件の異界に墜ちて堕ちたメシアンどもの成れの果てであり、普通の屍鬼と違い破魔耐性がある代わりに呪殺無効が耐性まで落ちているという性質がある。要は破魔弱点が抜けて呪殺耐性にシフトしたという訳である
勿論、破魔が殆ど使えず呪殺属性に溢れたこの【銃火暴風怨嗟域】では単なる弱体化以外の何物でもない特性である為このメシアンゾンビどもは聖堂やカテドラル内部に大概引き籠るしかない残念な習性がある
基本的なゾンビの特徴である『見つけた生きている人間を殺して喰うか仲間に引き入れる』という性質は変わらない……が、見つけた人間が『若い女や見目の良い少年』である場合は殺す前に凌辱、輪姦して弄ぶ習性がある。恐らくは『メシアン』という淫祠邪教の祭司だから来る性質だとこれらを発見した沖縄名家は推測している。実際その推測はそれほど間違ってはいなかった
正確には『若い女や、比較的若い女に似た存在から生命力を奪って元の人間や天使に戻ろうとする代償的行動』である……勿論、こんな事をやっても元の人間や天使に戻れる訳もなく生前の獣欲と蹂躙欲を満たすだけの愚行でしか無いがそもそも生きていた地点で理性も良識も無いメシアンや穢教鳥故にゾンビになろうが変わらなかっただけである
メシア教がやらかしたオカルト的大惨事の調査の為に生息地である聖堂の中で沖縄名家が見かけたのは……まだ辛うじて生き残っていたメシアンシスター達が本来なら『同胞』である筈のゾンビと化した穢教鳥やメシアンどもに輪姦されて犯されながら生きたまま手足をじわじわ貪り食われる光景だった。その資料を纏めたのはその調査部隊の隊長であった琉球ニキの祖父だった
・ゾンビネオファイト
『新参者』……いやむしろ『狂信者』という意味を持つ雑兵メシアンがゾンビ化したもの。基本的につい先程挙げた特徴通りに破魔弱点ではあるがやや効きが悪く、呪殺が耐性レベルまで低下している辺りが特徴。人として非常に品性が下劣な米兵、旧日本軍*38のゾンビもだいたいこれに堕ちている
基本的に通常ゾンビよりそこそこ強く、数を頼りに毒引っ掻きや麻痺噛みつきで獲物を集団で襲い犯す習性がある。しかし辺りに(メシアンとしての)上位ゾンビや穢教鳥ゾンビが存在するなら獲物を『献上』するという真性社会生物みたいな習性もある、兵隊だった個体など一部が銃器などを持ってはいるので遠距離攻撃には注意が必要
・ゾンビプリースト
一般的なメシアン僧侶のゾンビ、女ならゾンビシスターとなる。基本的に魔法が最大の武器……だったが、その得意魔法が治癒系や破魔系なのでゾンビに堕ちた今では殆ど使えない。そもそも【銃火暴風怨嗟域】は治癒・破魔系統の魔法が殆ど使えない異界なので仮に使える優秀な個体が存在してもその効果で使用不可である
一応、ネオファイトよりは高位……ではあるが生前の長所である魔法は殆ど使い物にならない為むしろ戦闘力はネオファイト未満だと言える。いやむしろそもそももう使えない魔法を使おうとする習性で更に弱体化しているとさえ言えるだろう
・ゾンビテンプルナイト
『メシア教のエリート戦闘員』であるテンプルナイトがゾンビ化したもの。ネオファイトやプリーストの群れを割と効率的に使役する最前線の強敵
少なくともプリーストと違って魔法に固執する個体は比較的少なく、一応生前でも白兵戦訓練は積んでいた為比較的見かけるメシアンゾンビの中では手強い分類だろう。偶にゾンビエンジェルやゾンビアークエンジェルを使役出来る個体も居るので注意
ごく稀に『量産型魔戒騎士甲冑:ハガネ』の残骸を纏う個体も見られる様だ
・ゾンビビショップ
メシアン司祭のゾンビ。生前なら比較的目にするメシアンゾンビの中でも高位の扱いをされるゾンビプリーストの上位互換版……だが、やはりゾンビプリーストと同じく魔法に固執する上に大概生前から貧弱な鶏ガラか鈍重な肥満体型故に戦闘能力はむしろプリースト以下という非常に残念なゾンビに見える
しかし、このビショップタイプには稀に【銃火暴風怨嗟域】のほぼ一方通行の入り口をこじ開けて犠牲者を内部に引き摺り込んだり、未だ比較的原型を保っている沖縄固有の墓である『亀甲墓』をメシアンゾンビの簡易拠点にする能力……要は結界魔法の変異みたいな能力を保有している
故に『嘗てメシア教が建てた聖堂やカテドラルの跡地』では謎の行方不明者が発生する事がある。またこの性質により新しい聖堂をでっち上げられる可能性もある為このビショップタイプは即時殲滅対象として沖縄名家時代から注意喚起されている
『屍鬼:穢教鳥ゾンビ』
【銃火暴風怨嗟域】の破滅的瘴気は穢教鳥が死んでもその冒涜行為を赦さなかった……その冒涜行為の数々の報復とでも言わんばかりにこの異界内部で死んだ穢教鳥どももやはりゾンビ化は避けられずにこの地上に顕現してしまった地獄でほぼ永遠に苦しみ彷徨う末路を迎えることとなった
そのありとあらゆるものへの自慰行為でしかない他所の神やあの戦争犠牲者、そしてその土地そのものへの果てしない冒涜行為の果てに自身が穢した地獄の瘴気と怨嗟によりメシア教の冥界に還ることすら出来ぬ穢れを浴びて天使から屍鬼に堕ちたのがこの穢教鳥ゾンビである
基本的にこの【銃火暴風怨嗟域】の性質上回復や破魔といった魔法はほぼ使用不可能な有り様につき……大概の穢教鳥ゾンビは『元が悪魔故に結構頑丈かつ偶に飛行する個体も存在するゾンビ』程度に考えておけば良いだろう
屍鬼に堕ちたからかより本性が剥き出しになっており……人間を見れば食欲や性欲の赴くままに男は食い殺し、若い女や見目の良い若い男は使い物にならなくなるまで犯して食い殺す習性に囚われている。そして常に『柔らかく甘い赤子の肉』を求めて聖堂やカテドラルを徘徊したり聖堂の中心部辺りでふんぞり返っているだろう
基本的にアークエンジェルやパワーといった物理系以外は嘗ての天使だった頃より弱体化しているが……今挙げたタイプの物理系穢教鳥はゾンビとしての耐久力も加算されるので努努油断はしない方が良いだろう
ちなみに……この穢教鳥ゾンビでも大元が穢教鳥であるからか穢教滅閃の材料にはなる、なるが呪殺属性である『穢教殲滅・ゴモラ怨嗟式』にしか出来ないという制約があると実験で判明した。理由は浄化などの穢教鳥としての能力を喪失した悪影響の結果だと沖縄支部は結果付けた、他の穢教鳥素材オカルトアイテム化については
・脂を絞って石鹸にする事も出来ないと判断される。そもそも腐敗した脂なぞ石鹸には使えない
・パーツを使った怨嗟鋼も……素材の性質が穢れ過ぎたせいか悪質な妖刀化が発生する為製造禁止かつ試作品も完全に破壊済み
・マッスルドリンコ化は余程コアかつ穢れ好きな悪魔でも無い限り悪魔でさえ腹を壊す様な劇薬となる始末となる。腐った肉でクスリを作ればそれも当然だろう……しかし更に激しい穢教鳥の苦痛や苦悶を愉しみたい悪魔からすれば正に『カース・マルツゥ*39』みたいな悪魔基準でさえゲテモノ枠扱いながらも需要は間違いなく存在するキワモノとなる
・エンゼルヘアーも穢れが激し過ぎてまともな用途には使えないオカルト汚染物質として処分が妥当扱いとなる
・一応、その腐った血肉で呪殺属性の魔法石を造る事は出来るが……それほど効率が宜しくないので沖縄支部の魔法石作成技術者達の自主練や習作素材に回される事はある
・ザックームみたいな穢教鳥ゾンビを肥料にして育つ地獄の植物を育成する養分としてなら余す処無く使えるので沖縄支部では地獄由来の植物育成用肥料として切り刻んだ穢教鳥ゾンビやメシアンゾンビなどを【銃火暴風怨嗟域】に作った肥溜めにぶち込んで発酵させてから使用している
アビャゲイルの投下場に於ける九重の静さん(AAたくみん)を見た時の素直な気持ち(激しくメタ時空になります)
沖縄夫人会A「……いや静さん。流石にそれは盛りすぎでしたよ、田舎ニキさん達もヒいてましたよ」(B92ばいん)
沖縄夫人会B「いくら何でも流石にあのPADの量は……」(B86ぷるん)
沖縄夫人会C「私達の亭主らも『お、おぉ…』って軽くヒいてましたよ?」(B90たゆん)
沖縄夫人会D「胸あっても腐れメシアンや穢教鳥にガン見されるのは真面目に生理的嫌悪凄いんですよアレ?」(B95どたぷん)
沖縄夫人会E「主人に観られて魅入られるのは大歓迎ですけど……うん」(B86たぷん)
沖縄夫人会F「むしろ貴女はそのスレンダーさが魅力だと私達は思いますよ?真面目に」(B81ふるん)
静「……貴女達には絶対にわからないでしょうね」(B72から76のぺたん)
……静さんみたいに『シキガミ移植豊胸手術』を半ばガチで考えるぐらいにはぺたんな人(個人的イメージ:如月千早か最上静香辺り)がPADで必死に盛ってバレた際の羞恥に染まる顔にある栄養素は間違いなく存在する。しかも沖縄夫人会みたいにたわわな人達の前でバレる際の羞恥は最強の威力がある(断言)
※注:この沖縄夫人会のデータは彼女達がまだ15、6の時期のデータです。終末期だとどう成長しているかは不明です……シキガミな人以外は