今までの作中でぼかしていた『とある淫祠邪教』についての説明回ですね
それと主人公の名前解禁です!
ある男が死に、天国から天使が迎えに着た
パターンA
男「天国ってどんな所ですか?」
天使「神の教えを守る、敬虔なメシア教徒が沢山いらっしゃいますよ」
男「おれは天国の事を聞いてるんだが?」
パターンB
男「天国ってどんな所ですか?」
天使「神の教えを守る、敬虔なメシア教徒が沢山いらっしゃいますよ」
男「すみません、メシアンという時点で神の教えガン無視してない?矛盾し過ぎてないそれ?」
(ガイア連合式メシアンジョーク集の一節より)
やるべき事への思案に疲れていつの間にか眠りに付いていた……そして眼が醒めると枕元に一枚の手紙が置いてあった
差出人はショタおじだった
手紙の内容を確認すると……今日の昼二時から開催される座学講座の一つに必ず参加する様にとのお達しだった
ショタおじにしては珍しい話ではあるが、午前中は制作班のバイトに参加して魔法石作りに精を出す……心なしか霊力が高まっている様な気がする。そのせいかレベルが上がった影響か*1早いうちから魔法石が三つに一つは規格品に到達し、残りは大概規格外品判定になって来た
もう少し頑張れば魔法石製作基礎を正式に習得出来るかも知れない、この技能の習得が出来ればやり様によっては魔術道具作成系統にも目覚める可能性もあるがその前に兎に角レベル上げからである。進路を考えるなら話はそれからだ
二十魔貨ぐらいのお賃金を貰う事に成功し、意気揚々と何時もの飽きないガイアカレーで霊力を回復させながら講座の時間迄の休憩を楽しむ……やはり甘口のガイアチャイもやはり美味しくて幸せな気分になれる
午前中のアルバイトで消耗した霊力もある程度は回復した、時間もそろそろなので筆記用具とノート、魔法瓶にチャイを淹れて貰ったらそれらを持って講座に向かう
講座を行う部屋は昔の寺子屋みたいな造りになっていた。そして何人かの聴講生らが既に居た。彼もまた適当に空いた場所に座って講座が始まるのを待つ
新しく来る聴講生らを眺めながら暫くぼんやり待っていると時間通りに講師がやって来た……霊視ニキとは違うタイプの筋骨隆々な大男だった。見た目は二十歳には届かないだろうか?恐らくオーダーメイドのスーツ姿で短く綺麗に刈った髪の清潔さと爽やかさを感じる何処か知的な印象の男だった
「よし、じゃあこれから授業を開始するから皆席についてくれ」
男性にしてはやや高い声だが間違いなく美声だと言える声でそう告げられた。この神社には様々な声優に成れそうな美声持ちが沢山存在するから耳に非常に良い環境だ
講師が今日学ぶ事を言っていた
『メシア教について』
基本的に、このガイア連合に所属した者は必ず一度はこの講座を受けることが義務化されている必聴講座である。今世界中で跳梁跋扈する極悪カルト宗教、若しくは淫祠邪教について学んでこの世界に存在する危機を正しく理解する為に必ず行われているものだ
先ず……メシア教というものは基督*2教プロテスタント派の異端派であり、『神を崇拝する』のではなく『天使*3を崇拝する』のがメシア教である
勿論、カトリックプロテスタントどころか基督教回*4教猶太*5教……一神教の全てに於いて破滅的に異端信仰である事は理解頂けるだろう。しかし、この女神転生の世界では非常に残念ながら
メシア教の起源は諸説様々あるが、昔の基督教がやらかした事が起因だという説が強い。例えば魔女狩りの悪質な異端審問官や、過激なエクソシスト、後は十字軍の遠征での暴虐の快楽を忘れられない兵士や騎士に大航海時代の海賊や奴隷商人などの『基督教の恥や汚物』が一部の発足したばかりのプロテスタント派に潜り込んで……という結末から生まれた邪教集団だというのが個人的には推している説だ
連中の目的は『新しい救世主の誕生』、そもそも『メシア』という言葉はヘブライ語で『油を注がれる者』であり『統治者』という意味でも使われる言葉だ。そして『イエス=キリスト』を意味する。俺たちならペルソナ3……だったか?すまないが俺はそれ以前の人間だからよくはわからないがその作中の主人公用ペルソナのメサイヤとかいうのも同じ意味だ
まぁ……それを待ち望むだけなら何ら罪は無いが、連中の前身が前身なだけにその本性は紛れもなく暴力至上主義の略奪者でしかない、そして真性の他罰思考のレイシスト*6だ
特にその本性を隠そうともしない『過激派』と、ある程度ならその本性を隠して綺麗事を吐ける『穏健派』に別れていて一応敵対関係……らしいが、所詮穏健派もメシアンだから決して信用も信頼もしてはいけない。関わると餃子ルート待ったなしだからな?
過激派は基本的に『新しい救世主』や『自分達の為のY.H.V.H』を自作するといった目的で様々な悪逆外道を行うオカルトテロリスト集団だと思えばわかりやすい。皆も女神転生の設定を知っているなら分かるとは思うけど『今の天使は、神の言葉が聴こえない』から起きた暴走だというのが通説だな。一応ソースはある。『ガイア連合天使部*7』の連中が飼っている天使どもの証言ではあるが真1、2でもそう言われているから信憑性は天使の発言にしては珍しくある筈だ。ちなみに余談だが元過激派の連中は天使の癖に聖書の内容処かモーセの十戒すら理解していなかったらしい
あと、どんなに天使が憎いからと言っても流石に天使部が飼ってる天使や穏健派の天使に一方的に攻撃はするなよ?天使部の連中はあんな危険生物を飼うだけあって大概実力派揃いのショタおじ公認サマナー能力持ちばかり*8だから喧嘩はオススメしないぞ?基本的に彼らは『
過激派は基本的に他宗教……メシア教以外の全てに対して非常に敵対的かつ差別的、要は頭中世暗黒時代な基督教、いや宗教の悪い面の煮凝りみたいなものだ。連中は他所に略奪を仕掛けたり他宗教の破壊行為や他の神や信徒の殺害、拉致、監禁、洗脳などなどやりたい放題やるのが奴らだ
霊能の素養がある女を『マリア候補』だと攫って孕み袋にしたり、赤子を捕まえたら脳味噌だけにしてMAGを搾り取ったり、その地域のお偉いさんとかを洗脳したり、拉致した霊能者とかで人体実験したりと本当に様々な悪事を行うぞこいつら。二次創作でも悪名高い『人間牧場』もやっていたよ
ちなみに過激派はステロタイプなイメージである狂信的かつヒステリックなメシアンだけじゃなくて私利私欲で様々なものを貪る外道とかも居たりする、後は『天使の羽根』と呼ばれる物資を脳に埋め込まれて洗脳された犠牲者とかと……メシア教が崇める天使の存在がメインだな。四大天使のうちガブリエル以外が過激派筆頭で今現在地上に存在する天使はだいたい過激派だと思えば良いだろう
天使という存在は最上位の四文字ハゲを頂点に階級制度で動く蟻や蜂みたいな真性社会生物みたいな生態をした悪魔だ。ガブリエル以外の残り三体の大天使の命令でこの地上に来た侵略生物だと認識すれば間違いないだろう。ちなみに過激派天使は大概『女や見目麗しい少年を犯す快楽に目覚めている*9』けど何故か堕天していないのが不思議なんだよな。偶に強力な霊能者の女を母胎にネフィリム*10を産ませたりとやりたい放題やっているぞ……グリゴリの堕天使達ですら少なくとも『利害の一致』で一応和◯なのに何故だ?
一方の穏健派だが……こいつらは一見すると善良に見えなくもないけどよく見れば分かる過激派と変わらない『Y.H.V.Hの為』、『天使様のお告げ』という枕詞を付ければ何をしても赦されるという妄想と独善と傲慢さや視野狭窄ぶりと『我田引水』という言葉の見本品だと言っても差し支えが無いぐらいの図々しさが鼻につく連中だ。基本的に数は過激派より圧倒的に多いが戦闘員は過激派に負けている上に連中が崇める天使は大概過激派だから戦力としてもあまり宛にはならない、それと穏健派には過激派のスパイが多数存在するからその辺りから見ても信用も信頼も出来ない、ついでに勧誘の為ならハニトラなり身内囲い込みなり何でもやらかすから社会的にも不愉快な連中だから注意する様に
基本的に味方面してくるけど実質は敵で不愉快極まりないだろう。殴りたい、殺したい衝動を感じても一応連中にも人権はあるし感情に任せてしまうと奴らの思う壺だから我慢しろ。殺るなら最低限ちゃんと悪事や過激派スパイの証拠を掴んでからだ、俺やショタおじとの約束だ
そして次は日本においてのメシア教の歴史だが……それは1945年、太平洋戦争の敗戦から始まる。GHQの進駐にその一員として紛れ込んできたメシア教が色々やらかして日本の霊的基盤を滅茶苦茶にした事が始まりだな
降伏条件として当時存命だったかの有名な『十四代目葛葉ライドウ』の自害、日本を代表する霊的国防組織ヤタガラスやクズノハの解体処分を出して……やらなかったら皇居に核を落とすといった実質脅迫から先は敗戦後の日本に侵入しての優秀な異能者狩り、遺物や秘宝、秘術の掠奪に破壊や日本神封印などの悪逆暴挙のフルコースで今の日本の現状が出来た訳だ
このガイア連合が出来る前の日本の状況はそれはそれは酷いものだったらしい。わざと生き残らせた霊能組織の連中は才能無し*11ばかりであり、最低限帝都*12防衛が出来る結界とその最低限の維持の為に残された『根願寺』という霊的防衛組織すら含めて殆どが襤褸雑巾の有り様であり、ガイア連合が成立するまでの間巻き起こる怪異や異界(スライム一体しか居ないレベル)にすらまともに対処出来ずに右往左往するか、僅かな素質と辛うじて守れた秘術の断片、秘宝の残骸に賭けて命を投げ捨てる覚悟の修行を重ねたり、その異界や悪魔を一時的にでも封じる為に生け贄を捧げる羽目に陥ったりといった無数の悲劇を築いてゆく暗黒時代を迎える事になる
その間メシア教が何をしていたかと言えば……その結果力尽きた霊能組織や名家の土地や財産などの乗っ取りである。それを『ボランティア』だと嘯きながらいけしゃあしゃあと言ってやがったな連中は
そのせいで日本の霊地はメシア教に汚染された地域が多数存在し、それの進行を阻止する目的もあって今は『地方遠征*13』などの対処療法でメシア教の侵攻や悪魔被害を食い止めるのがせいぜいである
その為、最早メシア教の御用聞きに成り下がって肝心な時や普段でも全く当てにならない根願寺に既に見切りを付けていた地方組織や名家はこぞってガイア連合の保護下入りを要望し始めている状況であり、そろそろその要請が更に激しくなるだろうとは現場転生者達のコメントだ
最近では地元防衛の為に此処で学んで帰るのが目的な者もこの中には居るだろう。もしもそうで予約したシキガミが嫁シキガミじゃない、その上彼女とか居ないならハニトラ対策に最古参俺たちの一員であるミナミィネキ*14に筆下ろしでもして貰え。それと地元名家なら当たり外れはあるが少なくともメシア教よりはマシだろうからいっそその辺りから良さげな嫁を見繕うのもアリかもな?でも妥協も同情も憐憫も無しだ、ちゃんと相手との相性とか考えろ。もしも脅迫とかして来たなら即連絡しろ、その名家は即日暇な俺たちが潰しに行くから
それと、今のお前たち程度の実力では多分ホーリーゴースト*15一体ですらおぼつかないだろうから兎に角修行して強くなれ、最低限天使エンジェルぐらいは軽く倒せる程度にはならないと容易くメシア教どもの餌食にされかねないから常に警戒しとけ。暇があるならショタおじの呪殺魔法講座に一度は顔をだしておけ、素質が無いなら最低限蠱毒皿かムドストーンは常備必須だ
偶に地方依頼で過激派メシアンや天使を目撃する場合がある、その場合は直ちにガイア連合に連絡して撤退しろ。やはり偶にその依頼した名家がメシア教に俺らを『売った』パターンもあるから地方依頼は常に注意して行えよ?
……さて、とりあえず今日は此処までだ。この講座で俺たちの当面の敵がどういうものか分かってくれたら嬉しい、皆も努努メシア教には警戒するんだぞ?
一時間ぐらいの講義が終わり、講師は……何名かの聴講生に声をかけて彼らを呼ぶ。そして次に声をかけたのは
「『比嘉 翔太』君だね、今から試作アガシオンについて製作者として話を聞きたいから来てくれないかな?」
どうやら、またアルバイト続行とはいかない様である
比嘉 翔太 男・16歳 転生者・覚醒済 Lv3
ステータスタイプ:【魔】、【運】中心の魔術師タイプ
耐性:破魔無効 電撃、精神異常耐性、呪殺、魅了耐性(アイテムによる付与)
スキル:ジオ、一分の魔脈、簡易悪魔召喚(契約シキガミ、スパルトイ限定)、魔法石作成基礎(仮)
装備:アセイミイナイフ、アメジストの魔除け、大和手甲、ガイア連合製ライダーファッションシリーズ、封魔管2本、グラディウス(必要筋力不足につき予備扱いかつ荷物行き)、ガイア連合製マチェット(予備扱いで荷物行き)
アガシオン・スパルトイモデル Lv3
ステータスタイプ:殆ど【力】、【耐】、【速】のみが向上する純戦士タイプ
耐性:物理、精神異常耐性
スキル:突撃
装備:ショートパイク、グラディウス、ガイア連合製簡易重装歩兵シリーズ、ポプロン(重装歩兵用の円盾)
ようやく本名解禁
身長170㎝ぐらいの中肉中背のモブ顔一般人、それこそ見た目だけなら人混みに紛れたら直ぐに見分けがつかなくなるぐらいのモブキャラ……だけどカオス転生初出の沖縄県民というある意味非常に強烈な運命を背負わされた男(ある意味運命愛され勢入りしたかも知れない?)
堅実思考ではあるがショタおじのハードモード修行を受けて頭のネジが何本か抜けた様である(順調な修羅勢の卵に進化しただけか?)