アイに天才の兄がいたら、上手く行くんじゃね?   作:にゃん໒꒱

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妹がやばいことをしている件について

「じゃあ、出かけてくるね!」

 

「ん」

 

やっぱ、おかしい。

アイがおかしい。

 

急に服に気を使い出すわ、謎のおでかけがこれで2回目。

 

そして、一番は。

アイドルに固執しなくなった。

いや、正確にはアイドルを手段として見ているのが減ったか。

 

でも、何故?

アイドルとして嘘をつくことで本当を知ろうとしたが、それを諦めた。

いや。あいつは諦めない。

明確に無理というのが分からない限り食いつく。

 

女が見た目に気を使い出す

それは、思春期とか。

でも、今更。

なら。

 

「マジかよ」

 

いや、おかしいことではない。

機会はある。

しかも、アイは"アイドル"に対しては固執していない。

 

愛を知ることに固執してるだけで。アイドルだからというプライドなんてクソも何もない。

そして、あいつは嘘しか取り柄のないやつ。

 

手を出すべきか?

あいつが、まともな人間関係を作れるわけがない。

そして、無意識に嘘で振り回す。

 

普通は絶対そっとしておくべきことだけど。

ほっとけばやばいことになりそうだからだ。

帰ったら問い詰めよう。

 

ーーーーーー

夜ご飯後

 

「アイ。こっち」

 

「んー?何ー?」

 

一護さんに聞かれたら、少しかわいそうなので部屋で問い詰めることにする。

 

「アイ、何があった?」

 

「んー。何もないよ?どうしたの?」

 

「今日は何をしたんだ?出かけてただろ?」

 

「秘密!」

 

「言えないこと?」

 

「普通に買い物しただけだよー?

でも、急にどうしたの?

もしかして、一緒に行きたかった!?」

 

「なあ訳ねぇよ。

誰と?」

 

「一人だよ」

 

あー。わかんねぇ。

 

「本当?彼氏じゃなくて?」

 

「な訳ないじゃん!私アイドルだよ?」

 

少し、瞳が揺れたか?

でも、自信がない。

 

「アイドル自体に固執0のやつの言葉信じられるか」

 

「ひどーい」

 

「愛を知るためだが知らないが、危険な橋を渡るな」

 

「そんなー。大丈夫だよ。

いやー。だって、恋愛って愛なんでしょ?」

 

まあ、アイは絶対嘘じゃないことはわかりやすいかありがたいが。

それが本音か。

 

「知るか。それ、相手大丈夫なのかよ」

 

「同意はあるよ。

それに似てるんだよねー。

だからこそ、何かわかるかもしれないって」

 

「お前は自分自身がどんだけ厄介か分かってないのかよ」

 

「モンスターみたいに言わないでよ」

 

「そんなもんだろ。無自覚に人を振り回すだろ。

せめて、健全なおつきあいにしとけよ」

 

え。ちょっと待って。

今、アイの目スーって。

 

「え?その反応って」

 

「ちゃんと避妊したから大丈夫!」

 

お前に言ったとしても無駄だろうし。

アイがどうしても知りたいというのを邪魔する権利なんて持っていない。

だとしても。これは、言っとかないと。

 

「アイ、お前の人生だから。

行為するのも含めて、誰かが止める権利はない。

だが、それで分からないからって、子供って思考はするな。

 

理由は、どうあれ親になってくれた斉藤さんたちに迷惑をかけることだけは絶対するな。

お前は、人に迷惑なんてちゃんと理解してないだろうし、産んだとしても隠し切れると思ってるだろ。

確かに、お前の自覚なら。アイならある程度は隠せるだろうな。

だとしても、それによって迷惑をかけることを忘れるな」

 

「うん」

 

「ならいい。戻れ」

 

「う。うん。真、ごめんね?」

 

「謝るなよ。

謝るなら守れよ。

おい!抱きつくな!」

 

「えー。ありがとう、お兄ちゃん!

じゃあ、私お風呂入ってくるねー」

 

「はー、何も起きませんように」

 

これで事件は本当に終わってくれ。

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