アイに天才の兄がいたら、上手く行くんじゃね? 作:にゃん໒꒱
「じゃあ、行ってくるね!」
「ん。いってら」
「しばらく帰らないんだから、もっと悲しんでよ!」
「はー。ねだって、1日に1回は連絡しろ!って。
メンヘラ彼女みたいなことを言ってたくせに」
「だってー、絶対に暇じゃん?」
「じゃあ、勉強でもしとけ。バラエティー用に」
「えー。勉強嫌いー」
「暇ならしろよ」
「えー。せっかく、真の演技を全部見ようかなーって思っていたのに」
こいつ、何?
「はー。とりあえず、無事に戻ってこいよ」
「はーい!可愛い子達連れて帰ってくるよー」
ガチャ
「はー。仕事しねぇと」
下に降りて、いつもの作業部屋に行く。
にしても、ほんとここ最近忙しすぎ。
俺にも責任があるということで、事件のデータがネットにないかの確認をしばらく手伝わされ。
アイの最初の検診で双子が判明し。
また、そこで一護さんと一悶着があり。
産むとなると、仕事は休止。そのためにも、できる限り詰めるということで、曲の締切が早まり。
そして、俺は、少しでもアイが戻ってきた後に休めるように受けた曲を再速で終わらせないといけない。ただ、質が落ちるとダメなのでそこは注意しないといけない。
という、無茶ぶりが2本。
本当に、アイに振り回されてばかり。
といっても、アイに振り回されていない時などあったかと言われるとそうなんだが。
「思いつかねぇー」
俺は確かに好きなことだが。
そんな短いスパンでポンポン作れるわけじゃない。
どっか行くか。
作業部屋を出ると。
「あ、真君じゃん!」
「中田先輩、どうしました?」
また、変な仕事じゃねぇだろうなと思いながら、問えば。
「アイちゃんが活動休止って本当?」
「あー。そうですね」
「大丈夫なの?」
「体調悪くて、かかりつけ医とかに聞いてもよく分からなくて。
精密検査をすることになったんですよ。どのみち、体調不良改善をしてから活動しようっていうことに」
一護さんと話していた設定を話す。
「何か大きな病気ぽいんだ。真君は大丈夫?」
「大丈夫ですよ。社長とかも異変がないので感染症ではない思いますよ」
「そうじゃなくて!大事な妹なんでしょ?
何かあったら相談に乗るよ!この有名女優に任せなさい!」
「やっと、B級の主役を勝ち取っただけですよ?
まあ、ご心配ありがとうございます。別に大丈夫ですよ」
「ひどい!」
「だって、そのバータに女装提案されたんですから」
「いいと思ったのにー!なかなかいないよ?
こんなに色々な演技できるの」
「そうですけど。流石に、演じる性別1対1は嫌です」
「うー。せっかく、良いものになると思ったのに」
「あの映画見ましたけど、十分凄かったですよ。相手さんも。
それに、あんなぶりっ子上手く演じられる気しないんで」
「えー、似合うと思うのに。
美少女がぶりっ子需要しかないよ?」
「変態は黙ってください」
「はーい、そういえば、どっか外に行くぽいけどどうしたの?」
「曲のインスピレーションになれば思って」
「私も行ってもいい?」
「炎上は嫌なのでお断りします」
「冗談じゃん!良い案が浮かべばいいね」
先輩はこれで話は終わりっという感じで、事務所に戻って行った。