アイに天才の兄がいたら、上手く行くんじゃね?   作:にゃん໒꒱

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アイがいない間に環境作りしている件について①

「今のうちにアイを追い抜きましょ!」

 

「そうだね」

 

「でも、アイちゃん大丈夫かなー。大きな病気じゃないといいけれど」

 

「アイが病気になるわけ。平気よ!アイだもの!」

 

はー。やるか。

アイがいないからって、休憩室で喋っているってさ。

実際、アイが帰ってくるまでにはどうにかしておかないと、いじめとかに発展しそうだし。

まあ、俺がイラつくからというのもあるけど。

 

というのも、苺プロダクションアイドル部門にはアイだけではなくB小町というアイドルグループがある。

そのメンバーがやばい。

アイに異常に対抗心を露わにしている人と、それに煽られる人。

そして、アイの狂信者。

 

今の所は実害はないが。

アイが段々軌道に乗ってっきた今、そろそろ危険である。

 

それからアイを守るという大義名分がある。

だって、社長はあいつらより、売れているアイの方が大切だから。

だとしたら、俺もクビになる確率は少ないという自信はある。

 

「なあ。事務所の休憩所で同じ事務所の子を言うってさ。常識ねぇの」

 

「何よ!あの子のおかげで人気を得ているからって!

ただの女装好きな変態は黙って!」

 

「好きでしてるんじゃねぇーよ。仕事を得たいのに一丁前にプライドを持ってるの?」

 

「何よ!」

 

「アイを越すなら、悪口を言ってないで表情の練習でもすれば。

仕事を得られるように脳みそを動かしたら?

才能ですら差があるのに、努力すらしないで追いつくつもりか?」

 

「何言ってるの!アイは天才だから、私たちが努力したって無理なのよ!」

 

「天才?確かに、あんたらよりは才能があるだろうけど。

あそこまで伸びてるのは努力のおかげだ。

アイは神様とかじゃねぇーよ。ただ、顔が可愛くて歌がうまくて。

人よりも嘘をついてきただけだ」

 

「何よそれ、やっぱ才能じゃないの!」

 

「踊っている時の表情をつくために鏡とどれぐらい向き合う?

笑顔ってといって、何度の口角がいいかって考えたことある?」

 

正直に言って、何度が可愛いと思うって質問された時は引いたけど。

 

「何よ!私たちが努力していないみたいじゃないの!」

 

「努力はしているかもしれないけど、アイには及ばないだけだ。

それに、アイが人気を集めているのはSNSの効果もあることすら分かってないのか?」

 

「そうかもしれないけど!普通は禁止されているのよ!あんたらが特別に!」

 

「それに抗議せずにそうですかってしているのはどちら様ですか?」

 

「抗議って」

 

「直談判でもして、SNSの許可をとって外への露出を増やして、アイよりも見られる機会を増やせばいい」

 

「そんなことやたって」

 

「行動する気がねぇのに負けて悔しい?

可能性があることをしずに、悔しい?

言ってるなら行動しろよ。ばーか」

 

「何よ!できる可能性なんてないのよ!

出番を増やしたって、変わらない!

誰もがアイに魅了される!」

 

「ふーん。まあ、別にどうでもいいけど。

悪口を言うなら、行動しなよ?

俺としてもお前ら売れてくれないと曲の収入が中々入らないから。

じゃあね」

 

ふー、言いたいことを言えてスッキリしたー!




もう1話分続きます。

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