アイに天才の兄がいたら、上手く行くんじゃね? 作:にゃん໒꒱
「どうもー!
酒を飲んでなんぼ!光林の光と」
「林でーす!
今日は、話題になっている映画『喰らう愛』に出ている3人がゲストです」
「野崎 春を務めさせていただいた、山口 真です。
よろしくお願いしまーす」
「大森 奏を務めさせてもらった、小口 実です」
「大森 凛を務めさせてもらった、曽原 透だ。今回は、呼んでくれてありがとうございます」
「いや〜、こっちこそ。
俺もこの映画をみて、裏話を聞きたかったんですよ。お酒を飲んで話しましょ」
「おお!真も飲むか?」
「先輩を犯罪者にしたら、俺にヘイトが来るじゃないですか。遠慮しときます」
「ヘイトが来なかったら良いのかよ!でも、未成年であの演技って、ほんとにすごいわ」
「えー。それは、役者としては光栄ですよ。
といっても、実は今回の映画もっとやばかったんですよ。ここだけの話」
「おー。いいね、そういう話!」
「実は、もっとグロかったんですよ。それこそ、R18かよっていう物だったよね。
脚本の最初?監督が個人的に書いたものなんですけど、それを『音の雫』の撮影の時に言われて。
その時、17歳でね」
「もっとグロい予定だったの!」
「で、18まで待ってくださいって言うと。
待てないから、オブラートにするって言って。でも、譲れない所があったらしく、結局脚本になったのは、18歳半ばだったんですよ」
「それじゃあ、意味がないじゃん!」
「ね?」
「てか、18ものを見て、引き受けたのか」
「いやー。別に、誤解が生まれたら嫌なんですけど。
昔からリア友に、サイコパス呼ばりされたぐらい、なんかこういうの苦手じゃないですよね。
だから、別に。演じるの難しそうだけど、素にも近いからどうにかなるか?
ってしか思っていませんでしたね」
「そんなこと思ってたの!
好青年なのに・・」
「先輩が酷ーい。別に、思考じゃなくて、グロいのに耐性があっただけですよ?」
「いや、友達に言われる場面ってなんだよ」
「えーと、アイ。あ、俺の妹です。
妹がいじめられていて、庇おうとしたら階段に俺が落とされて。
でも、数段なんですよ。その後、友達に
『人なんてある程度刺しただけじゃ死なないのに、バカだよねー』
って言ったら、『セコムであり、サイコの野郎』っていう異名をもらいました」
「めっちゃやばいやん!」
「確かに、そのあだ名になるわ」
「だから、妙にリアルだったのか」
「先輩まで酷い!
女装好きからサイコになる嫌ですよ!」
「まあ、でもこれはテレビなので放送ですよ?」
「うーん、それは困る」
「困るなら言わないで!ってことで最初からでかい話ですけど。
こっからは質問形式でいきます。お互いの印象はなんですか?」
「真くんは、アイちゃんのこと好きっていうのが印象的かな」
「俺もだな」
「そうですか?」
だって、アイを売らないといけないんだから。
「そんなにか!大人になって家族と仲がいいのは珍しいな」
「それは嬉しいな。
透先輩は、最初でか!って思ったのが強いかも。
今は、没入演技なのによく引っ張られないし、心身が強い頼れる兄貴!って感じです」
「あー、わかる。私はーーー演技だから、あれだけど。
それを言ったら、真君も没入じゃん!」
「うーん、人を食べたいと思ったことないし。
ここまで狂ってると、引っ張られないかな。
でも、透先輩はまだマシだから」
「確かに、普通の役よりは疲れるな」
「普通はあそこまで入って、ちょと重い荷物を持ったな感じゃないんですよ?」
「やっぱ、没入ってあれやろ、役になりきる方が疲れるんか?」
「疲れるのはどっちもだと思いますよ。ただ、没入は自分とキャラの差が曖昧になってくる場合があるとは聞きますね」
「まあ、楽しいキャラを演じると若干テンションが上がるぐらいだけどな」
「あんま、俺は関係ないですね。演じた後は、楽しいか疲れたーしかないし」
「君が一番屈強だろ!」
「えー、心外」
「では、次の質問!
今回の映画で苦労したことは?」
「うーん、結局カニバリズムの理解かな。
どこで愉快に感じて、不愉快に感じるかを前提に、普通がわからない中、どう隠すか。
まあ簡単に言えば、2重演技でキツかったですね。『暗闇のメス』でもそうですけど。
2重演技をするものは、全部きついですね」
「俺は罪悪感の演技がむずかったな。しかも、山場だから完璧じゃないといけないからな」
「あれ、撮影1日伸びましたもんねー。逆に、怯えるシーンが一発OKで監督が驚いてたの印象的かも」
「あー。真もいったが、複雑な物を伝えるのは大変だからな」
「まあ、それが凄い役者なんですけどねー」