アイに天才の兄がいたら、上手く行くんじゃね? 作:にゃん໒꒱
「聞く!聞くの!」
はー。めんどくせぇ。うるさい。
双子はスクスクと育ち、喋り出した。
そうすると、ルビーが俺の仕事を見たいと喚き出した。
調べてみると、ギフテットに値するらしい。
でも、ギフテットだとしても1歳にもなる前にオタ芸をするとか。
それこそ、産まれたての頃からライブで機嫌がいいとか。
リアルか疑うことが多い。でも、これは現実世界。
「良いでしょ!見せて!」
どうしたものか。前、無視したら泣き叫ぶや、扉を叩くやで大変だった。
集中して脚本を読みたいのだが。
「うるさい。アクア、本を読む前に妹どうにかしろ」
なんで俺がっていう顔をするアクアから、本を没収する。
「おい!
読んでるだろ!」
「早く読みたいなら、ルビーをどうにかしてからにしろ」
本をアクアでも届く位置に置いて、自室に戻る。
「ただいまー⭐︎」
アイが帰ってきたということは、夕飯をそろそろ作らねぇと。
「おかえり」
「真いたんだね!」
「そりゃあ、ミヤコさんがお前の仕事についている状況で、俺がいなきゃ双子はどうするんだよ」
「そっかー。いつも、ありがとうね」
「真、ばか!」
はー。幼児が一丁前にチクろうとするなと思いつつ、冷蔵庫を開ける。
「1時間後ぐらいに出来るから。
お風呂にでも入れとけ」
「はーい。アクアは頼める?」
「ん」
双子が来てからといっても、基本の生活は変わらない。
本腰を入れて曲を作る時と、演技のレッスン以外は家にいて。
家事は大体俺担当。双子に関して言えば、ルビーのお風呂は基本的にアイの仕事。
俺の方が稼いでるのに、家での仕事も俺の方が多いのはアレだが。
アイにやらせると、その分仕事が増えそうだから嫌だ。
「ねー。ルビーに仕事を見せてあげられないの?」
マジで告げ口してるのかよ。
「喚いたら集中しづらい。
脚本を覚えるのを見せて何になるんだよ」
「真は集中力があるし大丈夫だと思うんだけどなー」
「そういう問題じゃねぇよ
そもそも、仕事に興味を持つ歳じゃねぇだろ。2歳って」
「でも、子役とかいるよ?」
「ああいうのは、普通じゃねぇし。
基本、親だよ。親のエゴ。幼稚園児とかにまともな意思があるわけねぇだろ」
「でも、興味がありそうだし、良いじゃん!」
「良くねぇよ」
「良いじゃん!ね?」
「そんな顔して許されると思うな」
「けちー」
「はい、はい。高級アイス、許してるだけ感謝しろ。
低収入」
「えー。真が貰いすぎなんだよ!
これでも、着々増えているのに」
「もっと増やせ。
演技の仕事、もうそろ入ると思うし。
フェスと」
「わーお。
ほら力の差があるから、給料もしょうがないよね?」
「はー。
もっと稼げ。仕事が増えるんだから」
「はーい!
頑張るよ!
このアイ様に任せなさい⭐︎」