アイに天才の兄がいたら、上手く行くんじゃね?   作:にゃん໒꒱

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あるバラエティー番組を意識して書いてます
本編には関係ないので、見たくないかたはあとがきに要約を見てください


とある番組に出たせいで、酷い目に遭った件について①

『彼氏彼女の設定でかっこよさを競う!一対誰が一番、女子をときめかせるか!』

 

そう書かれた

企画書を見てため息をこぼす。

 

「はー」

 

「そんなに憂鬱ですか?

アイさんと一緒に暮らしているのに」

 

「あれは別だろ。

家族に興奮を抱くようなヤバいやつじゃないですよ」

 

「でも、生き生きとR18Gの映画を撮りに行っているのに普通ですか?」

 

「別に、R18Gだからじゃないよ。主演は久しぶりだからだよ」

 

「次も控えているのにですか?」

 

「あれ、確定じゃないでしょ」

 

「まあ、俺としては全年齢でヒットしてくれたらなんでも良いですよ。

新人アカデミー賞期待、していますよ?」

 

「だから大袈裟だって」

 

「大袈裟じゃないですよ」

 

 

 

 

ーーーーー

 

意外と綺麗だな、控室も。

 

今回は廃墟となったホテル。もちろん、控え室も元客室。

もう少し汚れていると思ってたから、驚いた。

にしても、なんでロケ地がここっていう感じだが。

まあ、夜中の番組にお金なんてないと言われればそんなもんだが。

 

撮影の時に落としたら困るということで、スマホをマネに渡したので暇である。

その時。

 

ガチャン

 

急に今回彼女役の人が入ってきた。

 

 

「お。追われていて」

 

「えー、とりあえず座ってください」

 

どういうこと?

そういや、メイク直しの時に元彼がって言ってたけど。

そんなことある?

 

てか、この人元アイドルだよね。

こんな追われているのに未対応っていうことは、最近。

はー。どんだけ、アイドル業界は黒いのか。

 

いや黒いのは芸能界か。

俺が知ってるだけでB小町とアイ。演技の方も何股とかがチラホラ。

 

 

「水を飲んで、落ち着け」

 

「は。はい」

 

 

 

「で。どうしたんですか?」

 

「実は付き合っていた人が、ここ地元で」

 

 

 

 

「つまり、別れた彼氏が手下を連れて来たっていう訳ですね?」

 

「はい」

 

いや、明らかに嘘だね。

カメラどこだろ。でも、これからのことを考えればバレずに良い感じに演じるべきか?

いや、そうだろう。

 

「まあ、とりあえずここにいと」

 

「おい!こっちじゃないのか?」

 

「はー。さっさと見つけねぇとこっちが怒られる」

 

明らかに下手な演技。棒読みとは言わないけど。

そして、そばにいるアイドルも怯えた演技。

 

「ど。どうしよ」

 

「取り敢えず、この冷蔵庫の後ろに隠れてください」

 

「え?」

 

冷蔵庫をずらして後ろに隠れてもらう。

で、カメラはどこだろ。少し不安そうにキョロキョロキョロすることを意識してカメラを探る。

 

ゴンゴン

 

これはどういう筋書きが正しいんだ?

 

やり過ごすか、戦うか。

 

戦うは、まあ危ないから息を潜めるかな?

 

 

ソファーに座って、目線を扉の方にする。

 

ガチャン

 

開けてきた。これは、戦うが正解だったか?

難しいな。

 

「どちら様ですか?」

 

「おい!佐々木さんの場所を言え」

 

ドラマとかで出てくるチンピラだ。俺も演じたことあるから、少し懐かしい。

 

「何故?」

 

「そんなのどうでも良いだろ」

 

「どうでも良くないんですよ。部外者にはお教えできないので」

 

「はぁ?それは、お前が隠しているからだろ!」

 

とりあえず、殺気とかはない。

力づくはないと。

まあ、演技が下手すぎて分からないだけかもしれないけど。

 

「じゃあ、探します?」

 

ここで取れるのは追い出すか、倒すか

 

先ほどのセリフから追い出すのは、筋書きと違う。

倒すのも先ほどと同じ理由でアウト。

 

「探すぞ!」

 

「あなた達、なんで彼女に会いたいんですか?

殺意も包丁もないのに、闇バイトですか?」

 

「はぁ?」

 

ただ。筋書き通りだとだめ。

少し仕掛けるか。

 

「そんなわけないだろ!」

 

「あら、自分の意思ですかー。

なら、なんでそんな適当なんですか?

まあ、どうせ俺とかに殺されてもどうでもいい駒ですかねー」

 

「そんなわけない!話を聞くなぼーとせず、動け」

 

なんとか発した感ありすぎ。

流石に、いじめすぎたかな?

 

「どうですか?いないと思いますけど」

 

「チッ!帰るぞ」

 

ガチャン

 

丁寧にドアを閉めろよ。

ここ廃墟だからって怖いて言い訳ではないと思うけど。

 

「大丈夫ですよ」

 

「あ。ありがとうございます。あの、これスタッフさんに話すべきですよね」

 

あー。それで、外に連れ出すのが筋書きね。

 

「やめといた方がいいですよ。

あんな殺す気もないような、雑魚を送り出せるぐらいには人数がいるようですし」

 

「いや、でも。また、来るかもしれませんし。

また、隠れ切れるなんて」

 

 

「そうですか。じゃあ、一緒に行きますか?」

 

「え。良いんですか?」

 

どうせ、行かないと。流石に、履き違えすぎる。

その後、スタッフが次の撮影の準備をしている、地下に向かう。

 

その時、また敵がいた。

スマホを見てこっちをみてない。

 

流石に攻撃するべきか?

これで静かにというのは、あまりにも出来すぎている。

でも、これはドッキリ番組だろう。そう動くべきか?

 

「少し待ってくださいね」

 

気配をけすのを意識しながら後ろまで行き、足を男子の急所を目掛けて振り上げる。

 

「な。なんだ!」

 

スマホを取り上げて、全力でぶん投げる。

 

彼女のところまで戻って、手を出す。

 

「これで見張りは大丈夫ですし、先に急ぎましょ」

 

「え。ええ」

 

おい、引くなよ。

普通に考えて、リアルはこっちだろ。

流石に、奇襲すらできないほどか弱く見えるか?

そりゃあ、筋肉なんてないけど、役者としてちゃんと鍛えてるんだけど。




要約

ドッキリ番組で廃墟にきた。
休憩で控え室に行くと、一緒に撮影をしている元アイドルが来た。
事情によると追われているようだ。
追手が控え室まで来たので追いやり、スタッフさんを呼びに移動。
その途中に見張りがいて、攻撃をした。
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