アイに天才の兄がいたら、上手く行くんじゃね? 作:にゃん໒꒱
「えーと、なんでこんなところで、こんな空気が起きてるわけ?」
「真!助けなさいよ!このや。ゴホン。この子がひっついて離れないの!」
目の前には知り合いの子役有馬かなと。
アクアによって作られて放置するのは勿体無いと稼働した子役部門に入った、黒川あかね。
「あかねちゃんって、そんなキャラだっけ?」
「この子私の場合だけキャラ崩壊するのよ!」
「確かに。なんか。かなちゃんのサインを貰ったって大喜びしてたけど」
「山口さん!」
「いや、俺が責められても」
「おお。今度は幼女か」
「曽原先輩。その冗談はやめて下さいよ」
「いやー。尊敬の意味だぞ?
これくらいの子に懐かれるのは難しいからな。
お。俺は曽原 透だ。十斗役だ」
「清水 杏役の有馬かなよ!よろしく」
「小林 叶役の黒川あかねです。よろしくお願いします」
「俺の後輩だから。変なことをするなよ」
「マジで狙ってる?」
「ねーよ。流石に、後輩が傷つくのはね?」
あんた昔、俺をほっといて帰ったくせに!
「そんなことを言って!
お前、噂になってるんだぞ」
小声で耳元で言われる。
「そんなデタラメの情報やめてくださいよ」
噂というのは。
俺がそっち系のプロデューサとやりバーター権を取ったというもの。
まあ、色々語弊があるが合ってるちゃあってる。
復讐のためにどーしてもバーター権が欲しかっただけだ。
しかも、プロデューサじゃなくて有名な女優だし。
俺、ノンけだし!
別に、性別は二つだーっていう叫ぶ人じゃなねぇけど。
女装の次にこれは嫌だ!
「まあ。噂だし信じてはないさ」
「揶揄わないでくださいよ」
「いやさー、雰囲気が変わったから」
「そんなに変わりました?
髪の毛染めましたけど」
「変わったでしょ!
異国ぽい!」
普通に話したことにより、かなちゃんが会話に入ってくる。
今回の役は銀なので、雰囲気は変わると思うけど。
にしても、アイと全く同じ反応するな。
「まあ、褒め言葉として受けとっく」
「褒め言葉でしょ!」
「ヘイトスピーチっていうのもあるし、そうとは限らないじゃないのかな?」
「へー、賢いんだ」
「そう思うよな。
かなちゃんの真逆だよ、色々。
結構、面白い」
「真が言うなら楽しみだな」
「そ。そんな。大袈裟ですよ!まだ、私なんて」
「確かに、まだ2番手とはいかねぇけど」
来年にはなれるよ。多分」
「そりゃあ、大物だな。こいつ、周りを伸ばすことには長けてるからな」
「偶然ですよ」
「まあ、才能がある人のみだから。
やばいせい」
「子供の前で下品なこと言うな。きっしょ」
「先輩に対して超生意気だし」
「んん。先輩ったらひどーい」
女声に切り替えてぶりっこぶってみると。
「最初は嫌がってたのに、恥どこに行ったんだよ」
「流石に何度女性役演じてきたと思っているんですか。
あかねちゃん、最初俺にあった時なんて言ったと思う?
『暗闇のメスの!』だよ」
「おお」
そんなたわいもない雑談を、顔合わせまでしていた。