アイに天才の兄がいたら、上手く行くんじゃね? 作:にゃん໒꒱
「で」
「メールでもお願いしたけど。
歌の歌い方を教えてほしいの!」
急にかなちゃんからメールが来た。
突発的に演技の相談とかあったけど、最近は少なくなってきたから驚いた。
事務所は違うとはいえ、大事な役者仲間だから適当なスタジオを借りて答えることにした。
「急にどうしたんだよ」
「歌うの下手だから。
だって、アイさんの曲のデモは真、自身が歌ってるんでしょ!」
曲の仕事とかか。
確かに、干されるならそろそろか。
「あーね。
それぐらい、事務所で」
「これ以上、迷惑をかけれない」
「はー。
まあ、今は改善されたとはいえ。最初がなー。
まあ、干されたら何もされずほっとけよ。
社長に言って、こっちに入れられるし」
「え。なんで、分かったの?」
「それぐらいの年ごろだと、良くあること
子役から芸能界入りして、売れ続けることは少ない。
演技じゃなくて、歌の仕事とったってことはそう言うことだろ?」
「もう。期待されてない。
私が落ちる一方、あかねは上に上がり通づけてる!」
歌、教える前にこれはメンケアかな。
こんな才能がこんなことで、潰れるのは嫌だからいいけど。
「見る目がねぇーんだよ。
そもそも、演じ方が違うんだから比較されてもだろ。
俺たちはあくまで、キャラクターじゃない」
あかねちゃんは憑依演技。
俺たちは、強い共感を元にする演技。
全然違う。
「でも、世間は許さないじゃない」
「まあな」
「この世界で大事なのは」
「人脈でしょ。だいぶ、学んだわよ」
「そして、運。
この世界は、才能があって努力があって運がある人を一流と呼ぶ。
子役の頃低迷しても、機会を待てばいいだろ」
「そんなこと、簡単に」
「じゃ、やめるの?演技」
「そんなの嫌よ!」
「じゃあ覚悟を持って、居続けろ」
「生き残って見せるわよ!」
「そのいき。じゃ、とりあえず歌を特訓するんだろ。
声出しからするぞ」
「あ。そうだった」
「人を呼んどいて用件を忘れるな」
「ごめんって。じゃあ、教えて!」
「とりあえず、何か歌って」
「アカペラ?」
「苺プロの曲ならいくつかあるけど」
「なら、thanks rainとか」
「了解」
持ってきたパソコンからファイルをクリックする。
「3、2、1」
「まあ。普通より少し下手な人が歌ったっていう感じだな。
発声とかそこら辺は良いけど、音程だな」
「そう」
「速い音ほど、息の吐く量を少なくスピードを速くする。
息を吐く量を一定にして、短く言葉を切る。母音を言ってみろ」
「あ!い!う!え!お!」
「えからズレてる。わかる?」
「うーん?言われ得てみれば?」
「もう一回」
「あ!い!う!え!お!」
「まあ、許容範囲。違いがわかる?」
「うーん。なんとなく」
「これを100%できるようになるのと。次に、1音ずつあげる。
人によったら、胸筋と腹筋を使って調整するらしい」
「ふーん。けど、これじゃあ音がわかる人がいないとダメじゃない」
「まあ。今からやれば、相対音感ぐらいはつくだろ。
それに、俺らの演技ってどうしても芯は変わらないだろ?」
「そうね」
「だけど、演じるものは違うから。そのキャラの出す音域を決めてやると、意外と印象が変わるぞ」
「それって真が音域ばか広いからじゃないの」
「意外と2音ぐらいで変わるぞ。あくまで、演技に少しのスパイスを加える程度だがな」
「ふーん。まあ、参考にするわ」
「まあ。それも、演技をもっと磨いてからだけどな」
「すぐ追いつくわよ!」
「その粋だよ」
さしぶりに番外編書こうなーって思うので。アンケート。
アイと真で料理番組に出演
お姉ちゃんの墓参り
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