アイに天才の兄がいたら、上手く行くんじゃね? 作:にゃん໒꒱
「で。あんな物語を?」
「そうですよ」
「はっは。
ほんと、面白い」
芸能人がよく密談の時に使うお店。
その、個室で監督の笑い声がこだます。
「そうですか?」
「だって、誰よりも常識ずらして、誰にも好まれる山口 真がこうだと!
サイコパスだとは思ってたけど、俺好みだ。
ほんと、お前に出会えたことが俺の一番の幸運だ!
全部の条件を飲む代わり二つ飲んでもらう。
1つ。この先もこき使うぞ。引退なんてない。
2つ。賞を取ってからだ」
「バレました?」
あの後、物語を書く上でいろいろ考えた。
俺は俺だ。だけど、山口 、、でもある。
久しぶりにしっかりと思い出したお姉ちゃん。
今の俺と良く似ている。
忘れたくなくて、必死に模範してたのが身にしみていた。
だからこそ。俺とお姉ちゃんが混じった、山口 真を傷つけたくない。
何かしてしまい、この業界から総叩きにあえば、お姉ちゃんまで一緒にたたかれるみたいだ。
勿論、こんな思考おかしいのは分かってる。
でも、そう感じる。
だからこそ、早く終わらせたかった。
16年。
ルビーが20歳になる。大人になる。
アイに言われた、遺言になりかけたことも守れる。
流石に、大人以降は自分でやれって言っても良いはずだ。
「お前が消えるのは酷い損害だ」
「それぐらい評価してくれるなんて嬉しいですね」
「当たり前だ。その実力がある」
「でも、止める権利ないですよね?
それに、俺はどのみち辞めますよ。
なら、最高の俺の最期にある、
「はー。気が変わることを願うよ」
「ないですね。賞に関しては頑張りますよ」
「おかえりー!」
復帰しだしたけど、念のためにとまだ仕事量が少ないアイが迎えに来た。
「ただいま」
「ねー。真、何か良いことをあったの?」
「まあな」
お前にとっては、良くないことだと思うけど。
そんなことは嘘で包んで隠す。
「そっか。
新しい役?」
「まあ。そんなもん。
だいぶ先だけど、自分で映画作ろうと思って」
「え!」
「驚きすぎだろ」
「驚くよ!
いつ!?」
「だいぶ先」
「えー、教えてよ!」
「秘密」
俺とアイの会話で増えた言葉。
『秘密』
互いに言わなくなることはないだろう。
「なら、しょうがないか。
あ!そういえば、明日ってか今日の撮影楽しみだね!」
「料理番組だっけ?」
「そうそう!楽しみ!」
「俺は怖いよ」
ましになったとはいえ。
けど、久しぶりのアイとの共演が楽しみなのは、そう。
「ひどい!
ちゃんと、真の言う通りにするよ!」
「それ言って、本当にできた試しがないんだよな」
「そ。それはそうだけど、、、。
次こそ守るよ!」
「それを願うよ」
ただ。穏やかで何か落ちつく空間で、ゆったりと話し合う。
生産性もないけど、これが15年間続けば良いなと、柄じゃないけど思う。
映画が出来そうで、少しだけ浮かれているのかもしれない。
登場人物(更新)
山口真 (24)
この話の主人公
基本的には冷めているし、家族であるアイ以外を信頼していない
中性的な顔で、男子女子関係なくモテまくる
でも、身長が低く160cm。服装によっちゃ、美女に見える
作詞作曲、演技に関しての天才
運動神経は普通だけど、運動は好きな方
良くも悪くも逃げ道を潰されてしまった
星野 アイ (20)
退院をして、活動を再開した
真のことを救いたいけど、わからない
ルビー
表では斉藤家の子供として生活している。
たまに、アイをお母さんと言いそうになっている
真にオリ曲を作ってもらってまんぞく
アクア
表では斉藤家の子供として生活している。
家でも外でもアイ呼びで統一している。
闇堕ち仕掛けている
黒川あかね
子役のトップに向けて走り続けている
有馬かな
真のおかげで、苺プロ所属の未来ができた
歌は原作より苦手意識がない