アイに天才の兄がいたら、上手く行くんじゃね? 作:にゃん໒꒱
「ねえー、やっぱ手伝うよ!」
「手伝っただけ、仕事を増やすようなやつが言うな」
「アイさん、今日もライブの宣伝を頑張ったんですし、休憩しといてください」
「ムー」
今、俺たちが言い合ってるのは家事についてだ。
そりゃあ、引き取られたからといい図々しく過ごすのは、アレなので。
家事をするとなったが。
2ヶ月ここで過ごして、アイの家事能力が致命的にダメなことが判明した.
「ミヤコさん、気を使わなくていいですよ。こんなやつに。
お前ほんと、アイドル以外の能力、全然無いよな」
「そんなこと」
「洗濯すると洗剤の量を間違えて。
皿洗いをすると皿をわり。
切ろうとしたら、指を切りかけてたじゃねぇか」
「洗濯物を畳んだりしている!
お風呂洗いだって!」
「それぐらい幼児でもできる
料理の前に洗濯をできるようになれ」
「それはそうかもしれないけど!どうするの!いつか、お料理番組に呼ばれて恥をかいたら!
真はこーんなに可愛い妹が恥をかいていいの?
アイは完璧じゃないんだーって言われていいの?」
「それこそ幼児が駄々ゴネているようにしか見えねぇ」
「こういうのファンに喜ばれるぽいよ?宣伝の時は喜んでくれたし!」
「ここは現実だ。
それに、今怪我でもしてみろ。明後日、初ライブなんだぞ?」
「それは任せて、完璧なアイドルだもん⭐︎」
「怪我したらバレるだろ」
「それはそうだけどー。うー。
あ、そういえば、いつになったら、真の曲歌えるのー?ミヤコさん?」
「今の次ですよ」
へー。そうなんだ。
俺も初めて知った。
元々、アイの誕生日のプレゼントとしてあげた曲なんで、いつもでも大丈夫だったけど。
そんな、早くするんだ。
「おー!楽しみ!」
「ちゃんと歌えよ」
「もちろん!
このアイに任せて⭐︎」
「でも、ライブ中とか、バラエティで言うなよ」
先日の件もあり、改めてアイのファンに俺の存在があると邪魔だと実感したからな。
「えー。社長説得するもん!」
「どんだけ言いたいんだよ?」
「言いたいし!」
そんな風に騒いでいるが、最初の方は絶対ないだろう。
ただ、こいつ大丈夫と思うとすぐ思うままに破壊しだすからな。
「俺がお前の仕事ごとにハラハラしたくないからな。継続しろよ」
「はーい。分かったよ。継続、継続でしょ?」
「そうやって三日坊主になったり、パズル破壊して年下を泣かしたのだーれだ」
「そんな過去の話なんて卑怯だよ!」
「へーへ。アイ、もうすぐ出来るから手洗っておいで」
「う。ご飯に罪はないもんね!」
漫画とかだとプンプンって周りに描かれそうな歩き方で消えてった。
どうせ、ご飯食べたら機嫌は直るだろ。
なんだって、今日はあいつの好きなアイスがデザートだからな。