アイに天才の兄がいたら、上手く行くんじゃね? 作:にゃん໒꒱
「新アイドルグループ、レザル」
次の舞台の脚本を読み込んでいると、目の前に企画書を出された。
「はい。一様、ドラマの撮影はしばらく無く、稽古がメインです」
「まだ、半年だけど。オリ曲?」
オーディションをしたって、新グループはもう少し先だと思っていた。
「練習を早くするためらしいです」
まあ。
B小町とはいえアリーナツアーぐらいならちゃんと埋められる。
ドームだって夢じゃない。
アイほど爆発的な人気があるわけじゃないけど、コツコツファンを増やしてきた。
その後を継ぐ形になる。
最初のオリ曲ぐらい完成度を高めておきたいのだ。
「了解。いつ、どこメンバーと会える?
勿論、練習中に突撃で」
「調節出来次第、連絡します」
「お願い」
「失礼します」
この調子なら、B小町の曲を作るのもほんと僅かなんだろうな。
最後の曲は誰なんだろうか?
アイの我儘もあり、俺が出来る限りほぼ俺が担当している。
B小町は忙しくない時期なら担当していた。
思い入れなどないし情が移ったわけじゃないが、最後ぐらいやりたいな。
まあ。俺の目的に作曲はいらないから、演技優先だけど。
よし。
ここで、合ってるな。
少し扉を開けて盗み見る。
資料にある情報的に今は体力作りらしい。
まあ。一生懸命だな。そして、嘘のない笑顔。
役者だとしても体力は必要。
アイドル部門でも役者部門も同じく体力というか体感などの体を動かす基礎の先生は同じ。
この人の授業くそきついのにな。
感心しながらドアを一回閉めて、ノックする。
「来たのね。入っていいわよ!」
「ん。えーと、皆はオーディションぶりだよな?
役者部門も山口 真だ」
「「「「え。ええええ!!」」」」
すげえ息合ってるな。
「え。えーと。なんで?」
「失礼でしょ!け。敬語じゃないと!」
「別にタメでいいいよ。気にしてねぇーし。
要件は。君たちのオリジナル曲作りのためのデータ収集」
「お。オリ曲ですか!」
「しかも、B小町とアイさんたちの曲を作っている!」
「山口さんに!」
凄い綺麗に別れるな。
共通点は似たような雰囲気と歳だけ。
それで半年でこのレベル。
社長ってやっぱ見聞き凄いんだな。
「そこまで言ってくれるなら光栄だよ」
そこから軽く質問などをしてメモをする。
先生に言われて、適当に激励をして作業部屋に戻る。
にしても、凄いな。メンバーが。
なんとも芸能界、特にアイドルなんて向かないような人ばかりだ。
嘘なんかじゃ無くて、本気で皆を愛そうとしている。愛したいと思っている。
あれなら、少し嘘が達者な奴よりも見込みがある。