アイに天才の兄がいたら、上手く行くんじゃね?   作:にゃん໒꒱

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妹が拗ねている件について

「なんで、なんで。私より可愛いのー!!!!」

 

「アイ、うるせぇ。車の中で叫ぶな」

 

勉強にと思ったが、映画を見なかったほうが良かったかも。

撮影中はアイのためっていうのがあったけど、実際自分が女装しているのを見ると。

 

自分で言うのはあれだが、きもい。

違和感がないせいで、余計きもい。

 

そりゃあ、演じるのは得意だけど。

女性なんて演じたこと初めてだし。

アイに聞いてみたり、あの人を参考にしたりしたけど。

 

「マジかよ」

 

「二人してショックを受けているんですか」

 

「ミヤコさんなら分かるよね!だって、私より可愛かったんだよ?」

 

「まあ、あれで男性はずるいとは思いますよ。

それに、どちらかといえば儚いと思いましたけど」

 

「ミヤコさんも十分綺麗ですけど」

 

「いや、儚かったけど!

儚いいえば、死ぬ瞬間がやばかった!雪が溶ける感じ?」

 

「まあ、あそこが見せ場だからな。

といっても、死の演技を褒められてもなー」

 

「えー。上手かったのに!

でも、これで真の方が人気になるじゃんー」

 

「拗ねるな。俺が人気になればバーターとかもできるようになるかもしれないしな」

 

「うーん。そうなんだけどさー。

あの時の真、ほんと嘘上手いしさー」

 

「負けたのが悔しいのかよ」

 

意外。

仕事も、愛という目的でやってると思ってたから、こういうので嫉妬するのは意外だ。

最初の、可愛いーとかで嫉妬ならわかるが。

 

「言われるよ余計ムカつく」

 

「そんなことを言われてもな」

 

「コツとかあるでしょ!」

 

アイと俺の差だろ?

で、特に今回。

 

ある意味性別も違う完全に違うものをそう捉えさせる演技。

アイは完璧のアイドルをファンに捉えさせるもの。

 

やることは同じ。

今回、俺が演じる時に思ったのは。

 

ー真、姉ちゃんに任せてー

 

「俺は演じる時経験したことある出来事から気持ちとかを出すが。

アイの場合は嘘の愛で演じてるから、リアルさがアレなんじゃないか?」

 

俺は一から感情を作るほど器用じゃねぇし、これぐらいなんだよな。

 

「えー。じゃあ、無理じゃん」

 

「探すんだろ」

 

「そうだけどー。まあねー」

 

「大好きは分かるんだろ?」

 

「うん」

 

「それを誇張するぐらいだろ」

 

「してるよ!」

 

「もっとするぐらいしかないだろ」

 

「ふえー」

 

「ふえーってなんだよ」

 

「先は遠いなーって。真はこれで有名になるかもなのに」

 

「そんなならねぇよ。

多少、注目されるぐらいだろ。出演時間2時間20分の映画で30分。

そこそこ有名な人は出るけど、観客数が平均よりはないだろうな」

 

確かに、先輩が言うように俺たちのような人からしたら凄い人だろう。

でも、それは世間からしたら名前を覚えてる人が少しいるぐらいだ。




そして、読者様にお詫びです
予約の設定を間違い、昨日は2本を上げるという凡ミス。
感想での報告ありがとうございます!


アンケートは27日一杯で締め切りますねー

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