テイルズオブフォーリナー〜封印されたドラえもん〜   作:騎士誠一郎

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突如として現れた謎のマント男。
ドラえもんを連れ去り、ゲームの中へと吸い込まれた。
のび太たちはその後を追うようにゲームを起動させていく。
それは、ドラえもんと世界を救う命をかけたゲームの始まりであった!


第2話 叙事詩の始まり

 のび太たちは、カプセルに入る。

 

 起動画面が表示され、プププ王国叙事詩(エピックオブプププキングダム)のログイン画面が表示された。

 

 <ようこそ。本ゲームはクリアするまでログアウトできない仕様になっています。凶暴化騒ぎの黒幕を倒し、プププ王国を救ってください>

 

 アナウンスが流れるが、

 

「やってやるさ!」

 

 ジャイアンは意気込んだ。

 

「私たちはどんな困難にも立ち向かってきた!」

 

「僕達はどんなゲームが来てもクリアしてやるさ!」

 

 しずかちゃんとスネ夫も気合十分。

 

「行こう!」

 

 のび太の決意は変わらなかった。

 

 <ではジョブを選択してください。ジョブは全部で4種類あります>

 

 アナウンスに従い、のび太たちは自分たちに最適なジョブを選ぶ。

 

「俺様はハンマー使いで行くぜ!」

 

 ジャイアンはヘビィハンマーを選んだ。

 

 重量級のジョブで、一撃の威力が大きい。

 

「僕ちゃんは剣士かな?」

 

 スネ夫はヒーローソードを選択した。

 

 バランスが取れて、前衛から味方のフォローもこなす万能職。

 

「私は回復役ね!」

 

 しずかちゃんが選んだのはヒールドクター。

 

 回復やバフ系の薬などで味方を支える縁の下の力持ち。

 

「僕はこれだ!」

 

 のび太はマジックビームに決めた。

 

 様々な攻撃魔術で味方を火力支援する。

 

 のび太には最適な職業(ジョブ)といえる。

 

 <では、ゲームを開始します。なお、アバターの体型はそのままで初期装備は開始時に支給されます>

 

 すると画面が眩しく光り、のび太たちは意識を一瞬失った。

 

 そして、気がつくと海辺が見える美しい街並みが印象的な街にたどり着いた。

 

「ここが冒険の拠点」

 

 のび太たちは町並みを歩いていくと、

 

「やぁ、ようこそプププ王国へ!」

 

 のび太たちを出迎えたのは、身体がオレンジ色で顔は肌色の小さな生き物だった。

 

「僕はワドルディのダンバ。旅人たちを案内するのが僕の仕事なんだ!」

 

 ワドルディの若者・ダンバがのび太たちに挨拶した。

 

「僕はのび太」

 

「私はしずかよ」

 

「スネ夫です」

 

「ジャイアンと呼んでくれ!」

 

 のび太たちは自己紹介を済ませる。

 

「よろしく。君たちは駆け出しなんだね」

 

 ダンバに言われてのび太たちは自分にあった装備を確認する。

 

 スネ夫は木剣、ジャイアンは木槌、しずかちゃんは安物のフラスコと学術書、のび太は樫の木で作られた杖と魔導書。

 

 ついでにステータス画面が出ないかと思い、のび太たちはステータスをイメージする。

 

 すると、ステータス画面が表示され、のび太たちはまだレベル1とまずまず。

 

「そういえば、クラッカー海岸でヘルメホーンが暴れているんだ。君たちでなんとか解決して!」

 

 どうやら、モンスターが凶暴化して暴れているらしい。

 

「で、そいつを倒せば、」

 

「ドラえもんを連れ去った男の手がかりがあるかもしれない!」

 のび太たちは、早速クラッカー海岸へと向かった。

 

 その戦いは、この物語の始まりに過ぎなかった。




登場人物紹介
ダンバ 種族 ワドルディ
プププ王国城下町でガイドを務めるNPC。
わからなかったら彼のアドバイスを聞くことをおすすめする。
趣味は自家栽培ジェムリンゴのアップルパイづくり。
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