テイルズオブフォーリナー〜封印されたドラえもん〜   作:騎士誠一郎

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予想打にしないピンチにさっそうと現れたメタナイトは、のび太たちを未熟と一蹴しつつも、戦いのセンスを評価してくれた。
彼は、さらなる強さのために行きつけの武具屋を紹介してくれた。


第6話 鍛冶職人ボンカーズの武具屋

 城下町へと戻ったのび太たちは早速メタナイトに教えてもらった武具屋へと赴いた。

 

「メタナイトさんの行きつけの武具屋さんって、ここかな?」

 

 ダンバからもらった街の案内図を頼りに、店の前に来た。

 

「こんにちは!」

 

 のび太たちが入ると、

 

「おう、メタナイト団長から話は聞いてるぞ。よく来たな」

 

 ゴリラを彷彿とさせ、いかにも鍛冶職人らしいボンカーズの鍛冶職人が出迎えた。

 

「俺はボンカーズのウォール。この街で武具のことなら、俺に任せておきな」

 

 ボンカーズ族のウォールがのび太たちに自己紹介した。

 

「で、お前らの武器を見せてくれ」

 

 ウォールに言われて、のび太たちは武器と素材をウォールに見せた。

 

「駆け出しの装備とは言え、よく戦ったと言っても過言じゃねぇな。団長が推薦してくれたわけだ」

 

 ウォールは武器の破損具合から、のび太たちが死線をくぐり抜けてきたことを見抜いた。

 

「この杖とポイズンボロスの毒袋を組み合わせれば、強力な魔術が使えるが、それには初級魔導書じゃダメだ。マジックビームは基本の杖と詠唱魔法が書かれた魔導書を組み合わせてこそ進化を発揮するんだ。お嬢ちゃんも、同様に治癒術の学士書がないと、さらなる高みへはいけないぜ」

 

 そう、マジックビームとヒールドクターは書物がないと最大限の力を発揮できないのだ。

 

「この木槌とブロッキーの欠片で強化すれば、それなりに強いモンスターと戦える。そして木剣にポイズンボロスの牙を組み合わせれば、相手を毒にさせる性能が付与できそうだ」

 

 あとは、余ったブロッキーの欠片とポイズンボロスの皮を有効活用できないかと、のび太とジャイアンは考えていた。

 

「気にするな。余ったブロッキーとポイズンボロスの素材でお前らの防具も作ってやるぞ」

 

 ウォールは武器と防具を作ってくれることを約束してくれた。

 

「「「「ありがとうございます!」」」」

 

「良いってことよ。出来上がるまで少し時間がかかるから、道具屋で書物やアイテムを買うと良い」

 

 武具が出来るまで少し時間がかかるため、のび太たちはコックカワサキの食堂でお昼を食べることにした。

 

「いやぁ、君たちに大変な思いをして済まなかったね。お詫びに、店の新メニューを無料サービスしておくよ」

 

 コックカワサキが運んできたのは、ジェムリンゴを使ったシャーベット。

 

 この世界では、ジェムリンゴは貨幣としてだけでなく食材としても利用されている。

 

 味はくどくなく、スッキリとした甘さ。

 

 それがシャーベットだと、冷たさと同時に味がはっきりと感じた。

 

「カワサキさん、ありがとうございます」

 

「良いってことだよ」

 

 コックカワサキは店の厨房へ戻っていく。

 

 すると、ワドルディの衛兵たちがカウンター席に座った。

 

「おい、聞いたか? シュガー砂漠でクラッコが凶暴化したらしい」

 

「あの空の精霊が? やはり、マントの男が関わっているかもしれない」

 

 その話を偶然耳にしたのび太は、

 

「その話、詳しく聞きたい」

 

 衛兵たちに情報開示を求めた。




新キャラクター
ウォール 種族 ボンカーズ
プププ王国城下町で一番の鍛冶職人で、武具の破損状況から戦い方を人目で見抜く眼力の持ち主。
メタナイトとは、旧知の仲。

メタナイト プププ王国騎士団団長
のび太たちを未熟と言いつつも実力を評価している。
その判断力の高さは、多くの兵士から信頼を集めている。

コックカワサキ 城下町の食堂「港のさざなみ亭」店主
料理の腕は王国随一で、宮廷料理人を務めた経験もある。
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