テイルズオブフォーリナー〜封印されたドラえもん〜 作:騎士誠一郎
のび太たちは衛兵の話を聞いた。
それによれば、天候を操る雲の精霊・クラッコが突如凶暴化して暴れまわっているという。
確かな情報を手にしたのび太たちは、直ぐに出発の準備に取り掛かった。
街の万屋で、のび太としずかちゃんは王宮魔導書・基礎編と治癒の学士書第2巻、回復薬と干し肉を購入した。
ジャイアンたちと合流し、ウォールの店に立ち寄った。
「おう、ちょうどよかった。お前らの装備の強化とかができたから、早速装備してくれ」
まずジャイアンが手に取ったのは、ブロッキーを模った大型メイス、そして、ブロッキーの欠片を木の板に貼り付けた胸当て。
「そのブロッキーメイスとストーンブレストは並大抵の攻撃ではびくともしないし、ヘルメホーンなんざ一撃で粉砕できるぞ!」
ジャイアンは早速装備してみた。
思いの外にあっていて、
「こいつは良いぜ!」
気に入った。
「僕ちゃんの剣もパワーアップしてる!」
スネ夫は愛用していた剣がカトラスへと進化していることに喜んだ。
「ボロスカトラスは、切りつけた相手を猛毒にすることが出来るんだ。そして、この石の盾を組み合わせれば、バランスが取れていいぞ」
そういいながら、ウォールは木の板にブロッキーの欠片を貼り付けた四角い盾をスネ夫に渡す。
のび太は、自分の杖に何かがはめ込まれていることに気づく。
「これは?」
「あぁ、それはジェムリンゴの力で結晶化したポイズンボロスの毒袋だ。アサシンロッドは、術者の魔力をその結晶化した毒袋を通して石突から毒液を飛ばすんだ」
ウォールの説明に納得するのび太だが、よく見るとポイズンボロスの牙を石突に使っている。
「そんでもって、ポイズンボロスの皮で作ったボロスローブを作っておいた。早速装備するか?」
のび太としずかちゃんは、ポイズンボロスの皮で作ったローブを着込んだ。
色合いは悪いが、防御面は問題なさそうだ。
「ありがとうございます!」
「良いってことだよ。シュガー砂漠には、星の欠片が採掘出来るらしいからな」
ウォールが、シュガー砂漠の意外な情報を口にした。
「「「「星の欠片?」」」」
四人は、首をかしげる。
数時間後、のび太たちはシュガー砂漠に向けてレベリングを行っていた。
シュガー砂漠では、予想できない流砂が多発し、モンスターの凶暴性も、クラッカー海岸とは桁違いである。
「くらえっ! 瞬迅槍!」
のび太がアサシンロッドの石突をヘルメホーンの腹に突き立てる。
魔力を変化した毒液が注入され、ヘルメホーンは力尽きた。
「ナイスだのび太!」
「ここでのレベリングは一段落だね!」
スネ夫たちも、自分たちのレベリングを終えていた。
ちょうどよいタイミングで、
「みんなおつかれ!」
しずかちゃんとバルトがサンドイッチが入ったバスケットを持ってきた。
「あ、もうお昼だね!」
とりあえずレベリングを切り上げ、お昼ごはんにした。
「シュガー砂漠に向かうなら、ウィリー盗賊団に気を付けて法が良いよ」
昼食を食べながらバルトは、のび太たちにある注意を促す情報を持ち出してきた。