・バエルとマリアが存在している世界線
・バエルの好感度が一定以上
・バエルのヨスガポイントが一定以上かつ高すぎない数値
・マリアがバエルと遭遇して、実力への自信と(原作準拠の)傲慢さをへし折られながら生き残る
・そのタイミングでシンが通りかかる
12/4 「暇なときの過ごし方」のオマケに文章追加しました。
この世界に転生して、初めてモンスターを倒した時に知ったんだが、どうやらモンスターから手に入るコスモストーン*1の一部が変質して金のようになっていて、それが現在通貨として流通している*2ようだ。
「イルカまんを買いにグラバー邸に行くついでに、貴方から頼まれた物も一緒に買ってくるから、
一度ここで別れて、ナガサキタウンで合流落ち合いましょう?」
「わかった。代金はこれで足りるはずだけど、もし足りなかったら言ってくれ。」
「こんな大金、持ち運ぶのは正直怖いけれど……わかったわ。
それじゃあ、ナガサキタウンでまた会いましょう。」
ミャアタウンとネオコウベを通り過ぎ、エイリアンの攻撃を受けたのか警備がいなくなっていたカンモン大橋を渡って、ナガサキタウンを目視出来る辺りで、マリアに金を渡して一旦別行動を取ることになった。
……え、大金を渡して魔が差したマリアに持ち逃げされないかとか心配じゃないのかだって?万が一にも持ち逃げされたり、他者から強奪されたとしても、どうせ元々モンスターから手に入れた物だし、今のナガサキタウンのように、エイリアンの支配下にあるような町じゃないと入れないので、どのみち使い道が無いから問題ない。
そんなこんなで、予め決めておいた合流場所の近くで、雨合羽を着て街なかにいるファティマ教徒を避けつつ、転生者スレを覗いたりして時間を潰していると、用事を済ませてナガサキタウンまで来たマリアを見つけたので、声をかけてから近づく。
「思ったよりも早かったな。」
「目的のものを買ってくるだけでしたので。とりあえず、一旦ホテルに入りましょう?」
俺が頼んでいたものが濡れるのを避けるためか、単に濡れるのを嫌がったのかはわからないが、そう提案してきたので、その提案通りにホテルの建物に入る。
幸い、全身をローブで覆ったファティマ教徒が街なかをうろついているおかげか、俺が雨具を脱いでもパーカーのフードを被りっぱなしな事はそこまで注目されていないようだ。
「まずは頼まれていた物を渡すわね。はい、お釣りも一緒に渡しておくわ。」
「ああ、ありがとう。だけどいいのか?
それと釣り銭を受け取って、そのまま逃げるかも知れないぞ?」
「短い付き合いだけど、貴方はそういう事をしなさそうだし、
何よりこんな短時間で安全にここまでこれただけでも、すごく助かったもの。」
そう言って渡されたのは、俺が交換条件として頼んでいた、その名もズバリ「珍しいくつ」だ。PS版でのみグラバー邸で売られているアイテムだから、存在しているかどうかは不明だったが売っててよかった。
「その靴、11000Gもしたのだけど、そんなにいいものなの?」
「俺が知った話によると、履いた者の運動神経を良くする効果がある靴、だそうだ。
……うん、本当に効果はあるみたいだな。」
早速履いてみると、転生者補正かRPGのご都合主義か、あるいは知のチャクラの恩恵によるものなのかは不明だが、これが俺が頼んだ通りの品だとわかる。
序盤に買えるアイテムにも関わらずゲーム後半の装備品並に高額だが、防御力は中盤の店売り足防具と同程度なものの、回避率の上昇値が全シューズ系防具の中で最高の+20%という、原作でも最終装備候補になるくらい強力な装備品だ。
マガタマが
その後、イルカに乗ってリュウキュウのシュリ城に乗り込んだ俺達だったが、結果から言うと、マリアの妹は無事だった。俺達が到着したのは、先に乗り込んでいた
「姉さん!?どうしてここに……」
「ミナ!無事で良かった……」
マリアとその妹が感動の再会をしているわけだが……お前、
いやまあ、思えばミナと同じ金髪のサイコ能力者だったり、妹の居場所がファティマ教の本拠地であるシュリ城だったりと、そういう要素はあったけど!
「それで、そこのお前は何が狙いだ?」
そして、今俺の目の前には、俺に対して警戒心むき出しどころか、思いっきりこちらに銃をむけているヒースと、ヒースほどでは無いがそれでもこちらを警戒した様子のゲンがいる。
「正直にそこにいるマリアから、妹を助けてほしいという依頼を受けた、と言っても信じるか?
最も、依頼を果たす前に、お前達に助け出されていたが。」
「エイリアンの言うことなんか、信じられるか!」
なら聞くなよと思わなくもないが、
「止めておけ、人間。そんな物は俺には効かない。」
「てめぇ!」
正確にはレベル差が有りすぎるから効かないだけだが、序盤の銃で攻撃されても、正直痛くない事は事実だし、嘘はついていないな。うん。
幸い、パーカーはイルカに乗る時にストックに格納済みなので、こうして銃で撃たれたり火属性のサイコで攻撃されたところで、ほぼノーダメージだ。
……だからマリア、そんなにヒースを睨まなくていいから。むしろブレス隊員としては割と当然な反応されてるだけだから。ほら、妹さんも貴女の心を読んで困っちゃってるだろ。
「……はぁ。少し落ち着け。」
ダメージは無いが、攻撃され続けるというのも気分は良くないので、敵対する気はないという意思表示の為に、リクアル*4でファティマリアから受けたダメージの残っているゲンとヒースを回復してやる。
「なんのつもりだ!」
「言っただろう。俺はマリアから、妹を助けてほしいという依頼を受けただけだと。
俺は、お前達と争おうとは思わん。」
流石に、回復まですればこちらに戦意が無いことが伝わったのか、ゲンは警戒をとき、ヒースも警戒心は残っているが、武器を下げてひとまず話を聞く気にはなったようだ。
「俺の名前はシン。エイリアンから離反した、はぐれエイリアンと言ったところだ。」
「チッ、オレはネオコウベブレス所属のヒースだ。」
「ぼくは間薙ゲン。回復してくれて、ありがとう。」
「わたくしはミナの姉のマリアです。」
「私はミナです。」
全員で名前を名乗る。というか、ゲンの名字にも微妙にメガテンの要素が混じっているのか……これは、トウキョウ跡地の調査を、もっと本腰を入れて行うべきかもしれない。
いや、今はバエルと遭遇する可能性が高そうだし、ここは南米まで行って、エルドラドの里*5探しをしたほうが、戦力増強にはいいのか?
「それで、シンはなんでマリアの依頼を受けたの?」
「コレが欲しかったからだな。
おっと、勘違いするなよ?あくまで買ってきてもらっただけで、代金は俺が出した。」
ゲンの質問に対して、今履いている珍しいくつをアピールする仕草をする。そんな俺に、ヒースが警戒心よりも呆れの方が勝ったような表情をしている。失礼な。
「いや、なんでエイリアンが買い物したがるんだよ。
他のエイリアン共みたいに襲撃したりとかするんじゃないのか?」
「俺はそもそも、そんな他のエイリアン達とソリが合わなかったから、離反したんだよ。
だからといって、人間達の側につく気も無い。理由はお前なら理解出来るんじゃないか?」
この10年間の戦争で、いや、最初から人間とエイリアンの間には、埋めがたい溝があったのだ。今更、そんなエイリアンの一人が人間の側に付きたいと言っても、信用されないだろう。これより後の、アメリカでの偽りの和平の事を考えれば、なおさらだ。
「オレからも質問だ。エイリアン共は何故地球に襲撃してきた?」
「奴らの主張としては、元々地球に暮らしていたのは自分達であり、
人間達は大洪水から避難している間に現れて、我が物顔で地球を汚染する害獣、だそうだ。
だから、奴ら自身はネイティブアースを自称している。」
本来はゲーム終盤で明らかになる事実なのだが、知ったところで何かが変わるわけじゃ無い情報なので、質問に答える。その場にいる連中の反応は、驚きが半分に、信じられないという思いが半分と言ったところか。
「この話が事実であっても、俺が産まれる一万年以上前に地球を支配していたとか言われて、
そんな大昔の話を今更になってから持ち出して、何の意味がある。としか俺は思えないがな。」
「なるほど、貴方がエイリアンから離反したというのは、そういう理由だったのね。
ところで、どうしてあんな所にいたのかしら?」
今度は、ついでとばかりにマリアからの質問が飛んでくる。まあこれも正直に答えてしまって問題ない内容だな。
「元々俺は、ジオトウキョウ跡地辺りをうろついている事が多かったんだが、
少し厄介な奴に目をつけられてな。依頼を受けたのは離れるついででもあったわけだ。」
「彼女が少し……?」
「あいつはアレで、俺のキョウダイ達の中では、大分まともで話が通じる部類なんだよ。
ただ、その、ちょっと拗らせているだけで。」
「それは、貴方が相手だったからでは?」
「ともかく、今は出来ればジオトウキョウ跡地の辺りには行かないほうがいい。
どうしても行くなら、異形の右腕を持った女エイリアンには気をつけろ。」
これ以上あれこれ言うのは、かえって逆効果になりそうなので、このくらいに留めておく。まあ、マリアも妹と再会したことで、妹と一緒にゲン達に同行するだろうし。
「ああ、そうだ。ゲン、お前にはこれをやる。」
話をしていて思い出したので、ジオトウキョウ跡地で発見した刀をゲンに渡す。剣を持っている事から、原作同様にダン・キチ*6から剣を教わっているだろうし、己の拳が武器の俺よりも、ゲンに渡した方が、有効活用できるだろう。
「この刀は……?」
「ジオトウキョウ跡地を調査中に発見した。ゴトウ長官という男の愛刀、銘刀虎徹だそうだ。」
そう、真・女神転生に登場するゴトウ一佐が、ジオトウキョウの長官として存在していたのだ。ジオトウキョウで見つけた情報によると、この世界線では真・女神転生と違ってクーデターを起こしたりせず、最期はエイリアンとの戦いで戦死したらしい。
「俺には不要な物だ。どう扱うかは好きにしろ。」
「わかったよ、ありがとう。」
「あ……あのっ!」
これで質問とかは終わりかなと思ったら、今度はミナに声をかけられた。おかしいな、一人につき一問一答するとかそういうルールかな?
「エイリアンに襲われていた姉さんを助けていただき、ありがとうございました。」
「いや、マリアにも言ったが、偶然そういう結果になっただけだ。」
どうやら、マリアの心を読み取って俺と出会った時のことを知ったようで、礼が言いたかっただけらしく、頭を下げられた。
「話は終わりだな。じゃあな、縁があればまた会うこともあるだろう。」
「まって!」
シュリ城を出て、仲魔であるミケ–29*7のシラギク(名前は俺がつけたわけじゃなく、元々そういう個体名だったらしい)を呼び出し、その背に乗ろうとした時に、駆け寄ってきたマリアに声をかけられた。
「わたくしも貴方の旅に加えてくれないかしら?」
……何故に?
「せっかく妹と再会出来たのに、いいのか?」
「わたくしはバエルに目をつけられた可能性がある以上、一緒に行くわけにもいかないわ。
ミナは彼らの旅に加わる事にしたみたいだから、下手な所にいるよりも安全でしょうし。」
あー、確かにその可能性は否定できない。その興味が、正の感情によるものでも負の感情によるものでも、マリアの身にせまる危険は、一気に跳ね上がるだろう。
「それに、貴方に出会った時に聞いた話もあって、一人で行動するのは恐ろしくて……
それでもう、貴方しか頼れる相手がいないのです。」
そうか、あの時の話がここで響いて来るのか……だが、ここまでで多少は仲良くなれたマリアとここで別れて、後になってから殺されたとか、エイリアンに捕まって母体にされたとか、母体にされた後にゲンかミナの手で介錯されたとか知ったら、流石に目覚めが悪いどころの話じゃない。
だが、マリアを仲間に加えた場合、仲魔に関して女神転生と同じ仕様らしく、同一種族を複数体仲魔に出来ないので、ニホン海インセキに乗り込んで、そこにいるフェニキア*8を仲魔にして、マリアの分の足を確保する必要が……
「にゃー」
ん?どうしたシラギク、いきなりテレパシーなんて送って来て。え、俺とマリアの二人を載せて飛ぶくらいなら大丈夫?だから気にするなって?
どうやら、シラギクにも気を使わせてしまったようだ。それなら、答えは決まっているか。
「わかった。好きにしろ。」
「ええ、よろしくお願いするわ。」
なんだかんだと言い訳しても、どうやら俺は人との交流に飢えていたらしい。転生者スレで家族や友人と一緒にいる他のコテハン達を羨んだ事がまったくないと言ったら、嘘になる。
「その代わり、行き先は俺が決めさせて貰うぞ。」
「ええ、かまわないわ。」
いつまでも俺が一緒にいられるわけじゃなく、別に明確な目的地のある旅でも無いので、自衛力を身に着けさせるためにも、ゲン達の後追いをするような形で、世界各地の神の石*9を触れさせていく旅にした方がいいだろう。
「それじゃあ、改めて自己紹介させてもらうわね。
わたくしはマリア・クリステル、沖縄出身の23歳。職業シスター、乙女座のA型。
マカロニサラダが大好きな、リュウキュウ空手を嗜むレディです。」
「俺は、はぐれエイリアンのシン。コンゴトモヨロシク……」
【キャラ名】
マリア・クリステル
【概要】
メーカーがイマジニア&出身地が沖縄な繋がりで、G・O・Dの世界にミナの姉として産まれた、制服伝説プリティ・ファイターXのラスボス。
装備はトンファー、リボン、ワンピース、パンプス、ロザリオ。原作に存在しない装備である、トンファーとロザリオの性能は、ミナの初期装備である教祖のナイフと水晶玉と同一。
セットしているチャクラは力(LV2)で、武器がトンファーで琉球空手の使い手なのは、世界観と出身地に合わせた(原作にトンファーは出てこないが)今作におけるオリジナル設定。
13歳の時にエイリアンが襲来して来たため、今作では世界征服を目論んでおらず、新興宗教の教祖にもなっておらず、ただの妹想いなサイコ能力者のシスターのはずである。
能力的にも世界観に合わせた結果、原作の技は殆ど使用しない(例外は回復)が、今後ヤンデレ化した場合、髪を操って拘束してきたりする様になるかもしれない。
本編とは関係ないが、彼女は原作でチャイナドレスや水着にウェディングドレスを着たイラストが登場し、また、G・O・DのPS版であるG・O・D pureでは、女性用防具として
【キャラ名】
シラギク
【概要】
シンの仲魔であるミケ–29。名前の由来はデビルサマナー葛葉ライドウ対コドクノマレビトに登場するネコマタの白菊と、第二次世界大戦時代の日本海軍の機上作業練習機「白菊」。
たっぷりと経験値を与えられた結果、