【完結】 この街にはヒーローが居ないみたいなので俺が代わりに助ける事にする   作:LEIKUN0227

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第18話 ビーソル復活

 

 

 

─────

 

廻音「よっと!」

 

ハンドル剣を突き立てて、ようやくダダの首元まで登り切る、

ダダは俺に攻撃したくてもタイミング良くベルトさんが邪魔してくれるお陰ですんなりここまで来た、

14~15m辺りという結構な高さに居るからか、

少し足がガタつく、落ちたらひとたまりもないゾ。

 

廻音「さてと、片方収納してからの…ファンキースパイク!」

 

『ヒッサーツ!!』

 

『フルスロットゥルルル!』

 

廻音「切り裂け!ファンキーチェーンソー!」

 

俺はハンドル剣に呼び出したファンキースパイクを装填してダダにその刃を振るった。

 

ハンドル剣の刃にファンキースパイクの様に刺々しい形のエネルギーが出現する、それは小刻みに動いており、

連想されるのはチェーンソーだ。

 

必殺技(また名付けた)を声に出してダダの首に振るう事でその刃がダダの首を切り裂いていく、

ダダはようやっとベルトさんの邪魔を掻い潜って俺に攻撃を繰り出そうと右手を首元にいる俺に伸ばしてくる、

多少の被弾や妨害覚悟で俺を潰そうとしてるな。

 

廻音「持ってくれよハンドル剣!─ハァッ!」

 

俺は最後にブーストイグナイターを5回位連打して加速すると、

俺はハンドル剣から手を離してプロレス技のフライングドロップキックをハンドル剣に繰り出し、

ダダの首元に刺さるハンドル剣を食い込ませる。

 

案外上手くいくものではないし、

受身を取れなければ自身も怪我を負う技だったが一応成功した、

ハンドル剣はダダの首元に深く突き刺さった、

その代わりに俺はダダの肩上から落ちるんだけど。

 

廻音「ベルトさん!こっち来れる!?」

 

ベルトさん『OKだ廻音!』

 

ダダの妨害に徹していたベルトさんの操作するトライドロンに回収され、俺は五体満足で無傷だ。

 

廻音「さぁ〜てどうすっかな」

 

もう一度登るにはシフトカーのスピンミキサーの力と地盤、

足場等が必要、だが、ダダも流石に学んだのか、

作った塊を投げなくなってしまった、

これでは地面が作れない、

他の周りの建物を破壊してっていう手もあるが、

それは流石に…

 

駿平「…ぅぐ…」

 

廻音「お、マッドドクター、暴れる車内でよく治療を続けられたな、ビーソルが起きるまで回復してくれてサンキュ。」

 

《キュイキュイ》と声らしき音で反応を示すマッドドクター、

シートベルト着用させる際に呼び出したシフトカーだ、

この動き回ったりしてる中で治療しているマッドドクターに感謝感謝。

 

駿平「ここは…」

 

廻音「俺のトライドロンの中だ。」

 

駿平「助けてくれたんですね、ありがとうございます…うぐ…」

 

廻音「マッドドクターが治療中だ、あまり動くなよ、傷が開く」

 

駿平「ッ…はい、分かり…ました。」

 

ビーソルは起きて直ぐに体を動かそうとしたからか、

苦悶の声をあげたから制止を呼びかける、

意外と素直に従う仮面ライダーだな。

 

廻音「ダダに攻撃を与えてあともう一歩って所まではいけたんだがなぁ」

 

廻音「首に刺さってるハンドル剣を押し込めば倒せる様にしてるが、生憎あそこまで行く手段が無くてな、何か使えそうなのが無いか思いつかないか?今はちっさい蜘蛛でもいいから手を貸してほしい所なんだ。」

 

俺は今以上の方法が思い浮かばないのでビーソルにダメ元で聞くと、

手段を思い付いたのか、

まだ痛む体を動かしてベルトのホルダーからボトルを取り出した、

 

廻音「それは?」

 

駿平「これは今の自分が出せる全力…シンセシスボトル・プロトタイプです私が持ちうるボトルとボトルの力を2つまで組み合わせる事が出来ます」

 

メテオストームの模様を変えたようなスイッチが付いたボトルだ。

 

色が黒と白、グレーで統一されていて試作品(プロトタイプ)のボトルといった感じだろうか。

 

廻音「なるほど、1つのボトルしか装填出来ない構造だからビルドの…おっとすまん、こっちの話だ。」

 

心の声が漏れ出たな。

 

廻音「それを使えば何とか出来るのか?」

 

駿平「えぇ、ですが、これはプロトタイプ…故に暴走が起きるリスクがあるんです…」

 

なるほど、暴走フォームか、良いな、

俺はボロボロになる代わりに強くなる暴走フォームとかかっこよくて好きだぞ。

 

廻音「リスクは疲労か?それともダメージを負うタイプか?」

 

駿平「両方です…」

 

廻音「両方か、キツそうだな。」

 

廻音「まぁ策があるなら手伝ってくれよ。」

 

駿平「…はい」

 

まだ痛むのか、俯く駿平を一瞥すると、

その暴走フォームについて、

それとダダ退治についての作戦会議を開く事にした…

 

 

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