【完結】 この街にはヒーローが居ないみたいなので俺が代わりに助ける事にする   作:LEIKUN0227

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第3話 少しの日数が経過し…

 

 

 

─────

 

「キャー!」

 

「デッドヒートだ!」

 

「握手して下さい!」

 

「ベルト下さい!仮面ライダーになりたいです!」

 

廻音「だぁぁ!!ったく!今日は全くついてない!」

 

今日も今日とて怪人退治をしていたが、

路地裏から人前に逃げた怪人のせいで、

ただ今迷惑な追っかけをされてる真っ最中だ。

 

しかも追っかけの中には俺のベルト目当ての奴もいるもよう。

 

「ベルト寄越せぇっ!!」

 

廻音「誰が寄越すかってんだ!」

 

ってギャングかよ、

見た目含めて暴走族みたいな格好をした男を軽々飛び越して着地すると、目の前を封鎖していた人混みを更に飛び越える、

飛び越えは出来たが、流石にキツイ、

走り回ってるからそろそろ止まりたいが、

止まったら面倒臭い事になる。

 

廻音「追い掛けるのを辞めろってーーーっ!!!」

 

前から迫ってきた人を飛び越してブーストイグナイターを再度連打、再び加速する。

ここは逃げ場である路地裏への道が

ゴミ箱やゴミ袋とか網で封鎖されてる所が殆どな為(俺対策)、

こうして走り回って封鎖されていないエリアまで走っている。

 

全く…助けているのは俺が助けないとって思ってやってあげてる訳で、追われたくてやってる訳じゃねぇっつうの!

 

?「こっちです!」

 

ベルトさん『廻音!あっちで手招きしている青年の方に向かえ!』

 

廻音「!オッケーベルトさん!ひとっ走りで振り切るぜッ!」

 

更にブーストイグナイターを連打して視線の先にいる青年に駆けていく。

 

青年「路地裏に走って!」

 

廻音「助かった!」

 

「超デッドヒートさぁーん!!」

 

「待ってぇーー!!」

 

「通すなっ!!」

 

割と狭めの路地裏に青年が入り込んだのを見て

俺も後に続いて入ると、青年が建物の角で手招きしているのが見え、即座にその青年の元に駆け寄った。

 

青年「よっ…っと!」

 

俺が青年の元に駆け寄ると青年の足元にあったゴミ袋を引きずって、入ってきた所に置くと、ついでにと言わんばかりに、

俺の足元にあったゴミ袋2つを掴み、

入ってきた所に縦に積み上げ、

簡易的な壁を作った、袋の中は流体が入っているのか、

隙間も完全に埋めてしまい、

カモフラージュだと分からなければ、

奥にもぎっしり詰まってるゴミの山だと錯覚を起こすだろう。

 

青年「しっ…」

 

青年が口に人差し指を当て、

喋るなとジェスチャーをしたのを見て、

静かに口を閉ざした、直後、

遅れて路地裏に入った追っかけが来た。

 

だが直ぐに解散していく音が聞こえてきたので、

やっと見失ったなと理解出来る。

 

青年「…」

 

廻音「…」

 

暫くの沈黙の後、

完全に追っかけが去ったと分かった俺達はホッと一息をつく。

 

青年「…ふぅ、去りましたね…」

 

廻音「あぁ、助かった、ありがとう。」

 

青年「いえいえ、少しでも恩返しがしたくて…」

 

と恥ずかしそうに頬を掻く青年、

そう言えばこの青年に何処かで会ったような気がする。

 

廻音「恩返し?なんかしたっけ?最近怪人退治で忙しくてよく覚えてないんだよね。」

 

青年「あれだけの量を相手にしたりしてましたし…覚えてないのも無理は無いでしょうね…あ、私と一緒に運んだ人プレスにされた皆さんは全員無事でしたよ。」

 

廻音「人プレス?…あー!あの時の瀕死だった人か!」

 

青年「思い出してくれましたか!あの時は助けてくれて本当にありがとうございます!」

 

ベルトさん『何か策がある様に感じたからね、指示を出して向かわせて正解だったよ。』

 

驚いた、あの時の出血多量の高校生だ、

あの時は人命救助優先で動いていたから顔をろくに確認してなかったから分からなかった。

 

廻音「怪我はもう大丈夫なのか?」

 

青年「はい!無事でした、こうして動き回る事が出来る位回復しましたよ!」

 

廻音「それは良かった、それじゃ、俺はそろそろ…」

 

青年「えっ…もう行くんですか…?」

 

青年の声色が途端に低くなる、

悲しげな目を向けてくる、

片方の目は髪の毛で隠れていて見えはしないが、

もう片方の目を見て分かった、

離れて欲しくないといった顔を青年はしていた。

 

俺にはそういった趣味はないが、

見ていて少し辛い表情だ。

 

廻音「あぁ、同じ場所にいると、熱狂的なファンが追っかけてくるからな、ここでお別れだ。」

 

青年「…そう、ですか。」

 

廻音「まぁそんな暗い表情すんな、また何時か出会えるからよ」

 

青年「そんなの…何時になるか…お願いします、何か、連絡先でも交換しませんか?!」

 

廻音「うーん…それはやっても構わない…と思ったんだが、お前から派生してバレる可能性があるからなぁ…」

 

青年「そんなぁ…」

 

青年の表情が明るくなって、

そしてまた悲壮感のある表情に変わる、

上げて落としてすまん。

 

廻音「俺は下手したら解剖される可能性がある転生者だしなぁ…すまん、まぁこの街が仮面ライダーとか雇わない限り、俺はこの街にいる、また何処かで会おうぜ。」

 

青年「じゃ…じゃあ!せ…せめてお名前だけでも…」

 

廻音「それぐらいならまぁ…俺は和 廻音、お前は?」

 

青年「!僕は…!伏木日風(フシキ ヒカゼ)!」

 

廻音「覚えたぜ日風、んじゃ、また会おうぜ。」

 

俺はすっかり冷めた状態からブーストイグナイターを連打して限界稼働になると、壁を驚異的なスピードで登りあがって、

その場を立ち去った。

 

ベルトさん『名前で特定というのも有り得るが…大丈夫かい廻音?』

 

廻音「うーん…名前から特定されそうでちょっと怖いけど、あんな表情されたらちょっと可哀想に思っちゃってな…」

 

あんな悲しげな表情されたら俺の良心が歪むわ、

と、思いながら、俺は建物を飛び越して帰路についた。

 

─────

 

日風「ネオン君…かぁ…かっこよかった…」

 

超デッドヒートこと廻音が去った後、

日風と名乗った青年は悲しげに呟いた。

 

日風「友達になりなかった…また、会えるよね…ネオン君。」

 

赤く痛々しい火傷跡を撫で、

廻音の去った方角の空を見て呟く日風、

その表情は恍惚に満ちていたという...

 

─────

 

和廻音(ヤマト ネオン)

転生者であり仮面ライダー、

この街唯一の仮面ライダーであり、

ある組織は支援を、

ある組織は解剖して力を得ようと、

廻音を探している。

 

スペック

年齢16歳 握力両方共に38kg

身長165cm 体重66.5kg(超デッドヒート変身時86.5kg)

 

転生特典

仮面ライダードライブLv1

 

所有している変身アイテム

ドライブドライバー(通称ベルトさん)

マッハドライバー炎

シフトカー(複数)

シグナルバイク(複数)

トライドロンキー

 

容姿

童顔

黒目

焦げ茶色のウルフカット

 

服装

首元までを隠すノースリーブのジャージ(ダークブラウンカラー)

長い袖付き密着タイプのインナー(汗吸収タイプ・ダークカラー)

ホットパンツ(ダークブラウンカラー)

靴下(ダークカラー)

長い革靴(ヨレヨレ・膝丈まである)

 

 

伏木日風(フシキヒカゼ)

仮面ライダーに助けられた高校生、

この街唯一の仮面ライダーに助けられ、

その後ろ姿に見惚れている。

 

スペック

年齢16歳 握力両方不明

身長160cm 体重不明

 

容姿

童顔

薄青目

黄土色の左目隠れヘアー

 

服装

カーディガン(一回り大きいサイズ・薄緑色)

長袖Yシャツ(白色)

長ズボン(灰色)

靴下(黒色)

少し底が厚いブーツ(+2cm)

 

星を付けるとしたらどの位ですか?また、説明を感想に書いて頂ければ、それを踏まえて執筆致しますm(_ _)m

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