【完結】 この街にはヒーローが居ないみたいなので俺が代わりに助ける事にする   作:LEIKUN0227

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第35話 無人チェイサーの働き [無人チェイサーside]

 

 

 

─────

 

第二会場でも同様に怪人が暴れていた、

第二会場では出現した怪人を除いた全ての生物、

物体がノロノロと遅くなる現象が起きており、

その現象を引き起こした怪人の独壇場となっていた。

 

「たーぁすぅーけーぇーてーーぇくぅーれーぇぇ!!」

 

「きゃあーああああああああああああああああああああああああああああああーー!」

 

ゆっくりと聞こえる助けを乞う声

 

ゆっくりと聞こえる叫び声

 

警察官が放った弾丸ですらもこの現象から逃れられず、

ノロノロとした勢いで怪人が既に移動した場所の壁に着弾する。

 

怪人「俺達は新たなる種族!"ロイミュード"である!」

 

「うぐぁあああああああああああああーー!」

 

ゆっくりと叫び声をあげる男性を投げ飛ばす怪人、

ロイミュードコブラ型は他に人々を襲い暴れているスパイダー型、バット型に対し、「もっと暴れろ!」と指示を出していた。

 

「…」

 

「おいアンタ!何ボーッと突っ立ってんだ!早く逃げるぞ!」

 

そんな光景を見ていた1人のバイトの肩を叩き、

逃げるぞと諭す男性がいた。

 

ギリギリ重加速の範囲外に居たようで普通に動けていた、

が、

ロイミュードの内一体、

コブラ型のロイミュードが2人に近付いて来た事により、

重加速を受けてしまう。

 

「まーさぁーーかぁーーまぁーねぇきぃーん??!!」

 

自分が声を掛けたのは従業員ではなくマネキンなのだったのではないかと思う男性、

すぐそこまでロイミュードが迫ってきており、

標的は自分だという‪事も理解してしまうだろう。

 

「おぉおおわぁっっったぁぁぁぁ!!!」

 

コブラ型「死ねィッ!」

 

コブラ型ロイミュードは微動だにしていなかったマネキンを通り過ぎた時

 

《ガッ》

 

コブラ型「?」

 

コブラ型ロイミュードの肩を何者かが叩く、

それは先程まで微動だにしていなかった…

 

従業員「…」

 

一体の従業員であった、

コブラ型はマネキンでは無かった事に少し驚くが、

それでもただの人間、恐れる事等無い…そう考えていた。

 

コブラ型がその従業員に拳を振り上げる、

重加速に対抗出来るのはこの街の元ヒーローだった超デッドヒート ドライブか、シフトカー持ち、

スピードが物凄く早い奴しか居ない為、

警戒していなかったコブラ型は次の瞬間、後悔する事になる。

 

コブラ型「ナァッ!?」

 

従業員「…」

 

《ドゴォッ》

 

コブラ型「うぐっ!?」

 

コブラ型が振り上げた拳を従業員は容易く受け止め、

素っ頓狂な声を上げるコブラ型の腹に目掛け、

従業員が足蹴りをして吹き飛ばした。

 

従業員は先程逃げろと声を掛けてくれた男性がコブラ型から逃げようとして転けそうになっているを見て、

その男性の服を掴み、転けそうになっているのを阻止するだろう。

 

男性「うぉぁーーーああぁっ!?っぶねぇ…ってあれ、動きが…?」

 

「…」

 

男性は従業員が掴んでから重加速…通称どんよりと呼ばれる現象が無くなった事を不思議に思った時、

従業員が自身が深々と被っていたフードと帽子を外し、

素顔を明かした。

 

「…」

 

そう、その正体こそ、

廻音が変わり身として呼び出した無人の魔進チェイサーであったのだ、重加速の中周りで襲われていた人々はゆっくりとした口調になりながらも、チェイサーの登場に驚きの声を上げており、

その中には先程の男性も含まれている。

 

男性「アンタ…チェイサーだったのか…、ありがとう、助けてくれて。」

 

チェイサーは静かに頷くと、

懐から取り出したブレイクガンナーを取り出し、

コブラ型に向け数発放つ、

丁度起き上がった所に射撃した為、

コブラ型は再び地面に伏した、

そこに追撃と言わんばかりに何発も光弾を打ち込むチェイサー、それによりコブラ型は爆発するだろう。

 

「!体が動く!」

 

「今なら逃げれる!」

 

「こっち側から外に出れます!」

 

「皆さん此方側に避難して下さい!」

 

「助けてくれてありがとうチェイス!」

 

「ありがとうおじさん」

 

「良いって事よ!行くぞガキンチョ!!」

 

「母さん!背負うから早く逃げるよ!」

 

「赤次郎…立派になったわね…「い、言ってないで早く行くぞ!」はいはい」

 

「鈴ちゃん足怪我しとるやん!おぶるで!」

 

「ありがとう澪ちゃん!」

 

それぞれのロイミュードの重加速の範囲が狭い為か、

コブラ型がやられた事により、

1部の人達は動けるようになった。

 

避難を促す者や真っ先に逃げ出す者や、

ロイミュードの攻撃を受けた赤の他人や友達、

身内、家族をおぶったりして共に逃げる者達もいた。

 

無人チェイサーはその光景を少し眺めた後、

他の箇所で暴れている残りのロイミュードを倒す為に、

その場から立ち去ろうとする、そこに…

 

男性「チェイサー!」

 

先程の男性がチェイサーに追いつくために走って来たようだ、

なりふり構わずに来た様で、

汗をかいており、息が荒い。

 

チェイサー「…」

 

男性「さっきのロイミュードが落としてたから、使えると思って持ってきたんだ、使ってくれ、チェイサー。」

 

男性の手には、

コブラ型ロイミュードが落としたと思われる

コブラのバイラルコアが握られており、

どうやらそれをチェイサーに届ける為に人混みに揉まれたりして来た様だ、チェイサーはそれを受け取ると、

小さく礼をし、残りのロイミュードを倒す為に駆け出した。

 

手にしたコブラのバイラルコアが白銀のバイラルコアに姿を変えていく事に気付かぬまま。

 

 

 

 




用事が22~25日位投稿無いかもです。

すいません(´・ω・`)

けど良い展開は感想を頂いた事で考えが完全に纏まりましたので1月中に投稿はします

星を付けるとしたらどの位ですか?また、説明を感想に書いて頂ければ、それを踏まえて執筆致しますm(_ _)m

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