【完結】 この街にはヒーローが居ないみたいなので俺が代わりに助ける事にする 作:LEIKUN0227
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─第三劇場─
十数分前、第三劇場でスーアクドライブと廻音が舞台裏に吹き飛ばされた時に時間は戻る。
ピエロ「……ふぅ〜〜…」
スーアクドライブと廻音が舞台裏に吹き飛んで行ったのを見届けたピエロは、深く息を吐いた。
ピエロ「さって……仕切り直すか……」
ピエロ怪人は操っていなかったZZZを操り、倒れたパーテーションを起き上がらせ、元通りとまではいかないが、
それでも先程よりかはマシな状態に直した。
ピエロ「……そして再び始まるのだ、子供を絶望させるヒーローショーが…」
ナレーションの様に呟くピエロ怪人。
ピエロ「…しかし、これはヒーローショーでは無ぁい…ヒーローは先程、舞台にZZZが投げ飛ばしてしまったからね。」
ピエロ「代わりを用意しないとねぇ」
ピエロ怪人は観客席に居る子供達に視線を向けると、
まるで品定めをするかの様な目で子供達を見回すと1人の子供に目をつける。
その子供は、何の偶然か、
先程廻音が姿を隠す為に利用した子供であった。
ピエロ「他よりも身長高いし…うん、あれでも良いか」
その子供は他の子供よりも身長が高かったため、
ピエロ怪人に選ばれてしまった様であった。
ピエロ怪人はZZZを操り、
その子供を掴みあげると、
舞台の上に雑に放り投げた。
「うわぁぁあぁあっ!!?」
舞台上に連れ出された子供が声をあげる。
ピエロ「君には、憧れの仮面ライダーになって場を盛り上げてもらうね」
ピエロ怪人はパーテーションを元に戻す際にスーツを持ってきたのか、
その手に白を基調とした仮面ライダーマッハのスーツが握られていた。
ピエロ怪人の本来の作戦では、
この街のヒーローとして活動していた仮面ライダードライブが敵に殺されるという内容のヒーローショーを開催し、
感受性が高い子供達を絶望させ、
その中で魔力量の多い
本来ならば一度に複数のファントムを生み出すには、
サバトと呼ばれる日食の儀式を行う必要があるのだが、
ピエロ怪人はそれを必要としない、
別の手段があった。
ピエロ怪人─その正体は、
仮面ライダーウィザード系列のオリジナル怪人であり、
その能力は…
ピエロ「もっと広がって…絶望してね♪」
絶望を与える際、
範囲内ならばサバトを行わずともファントムをゲートの数生み出す事が出来、
更に範囲内の人間をゲートから伝染す形でゲートに変えるという能力を持っていたのだ。
本来の作戦に邪魔が入り、
その作戦がほんの少しだけ足止めされて引き伸ばされたものの、
その作戦を止める者が居なくなった事により、
その作戦が再び動き出そうとしていた。
その作戦がある事も、
ピエロ怪人…ピエロファントムの能力も知らなかった廻音は、
まだ戻っては来ない、
だが、もう1人…いや─一体の██が奇跡的にいた事により、
その作戦は未遂に終わる事になる。
ピエロ「?なんだあの警官、今更こっちに向かって来てる?」
重加速がまだ続く中を、
1人の警察官が舞台上に向かって歩いてきているのをファントムは見た。
ファントムは警察官の姿を見た際は
特に気に止めていなかったのだが、
その警察官がこの重加速の中で
通常時の走力と同じ速度で走行し始めたのを確認し、
ファントムはその警察官に警戒心を抱く。
警察官「よっ!」
警察官が一飛びで舞台上に登ると、
舞台上に連れ出された子供を掴み、
舞台から降ろした。
ピエロ「貴様、何故この重加速の中を動ける!」
警察官「何故?それハなぁ…」
警察官は懐から少し歪な形をしたシフトカーを取り出す。
警察官「こういウこった。」
ピエロ「お前もシフトカー持ちか…だが、所詮一般人にすぎ…」
警察官「長話は後だ、かかっテ来い。」
ピエロ「癪に障るッ!!」
ZZZを操作し警察官に攻撃を仕掛けるファントム。
対する警察官は、
そのZZZの攻撃を全て肉弾戦で捌いていく。
ファントム「警察ごときがッ!俺の計画を邪魔するなァアッ!」
警察官「悪いが、その計画とやらに大人しく従う訳にはいかなくてな。」
ファントム「なら、お前もこの子供達の様に絶望させてやるッ!!」
警察官「悪いが……俺は子供じゃないんでなぁ…!」
ZZZの攻撃を捌ききった警察官はZZZを蹴り飛ばすと、くすんだ赤色のドライバーを懐から取り出した。
ピエロ「そ…それは…!!」
警察官「姿を隠す必要も無いから明かスとするかぁ…」
警察官は被っていた帽子を外して素顔を明かす、
その顔は地球の外からやって来た地球外生命体が乗っ取った人物…
ピエロ「石動惣一!!」
石動惣一であった。
警察官「さァ…実験を…」
惣一「始めヨウ…」
『EVOL DRIVER!』
言い終えると同時にエボルドライバーを腰に押し付け、
ベルトを腰に巻き付けていく。
懐からコブラエボルボトルとエボルボトルを取り出すと、
起動させるとドライバーに装填し、
レバーを回していく。
『コブラ!ライダーシステム!エボリューション!』
『Are you ready?』
惣一「…変、身。」
手をクロスさせ、
そう呟く様に言ったその瞬間、
惣一は変身する。
『─コブラァ!コブラァッ!エボルコブラァッ!!』
『フッハハハハハハハッ!!』
惣一「エボル、フェーズ1…!」
惣一は仮面ライダーエボルに変身し終えると、
ファントムに視線を向ける。
惣一「直ぐに終わらせてやル。」
惣一はエボルドライバーのハンドルを回す動作に移る、
速攻で方をつける様であり、
ファントムはそれを理解してZZZを盾として構える─が、
惣一にその程度は微々たる誤差、
やらなかったとしても対して変わらない行動であったのだ。
『Ready Go!』
『エボルテックフィニッシュ!』
『─Ciao〜♪』
惣一はレバーを回し終わると、
右腕にエネルギーを収束させ、
その纏った右腕をZZZに叩き込む。
ZZZのボディが金属音を軋ませ、
全身の装甲の隙間から煙と火花を噴き出させ、
舞台裏に勢い良く吹き飛んで行った。
その光景にファントムは唖然としていたが、
次に自分が襲われるのだと理解したのか、
目の前で必殺技を放った惣一に、
無様にも命乞いを始めた。
「た、頼む!見逃してくれッ!」
惣一「……」
ファントムのその命乞いをエボルは無言で聞いていたが……やがて、口を開いた。
惣一「……無理ダロ」
『Ready Go!』
『エボルテックフィニッシュ!』
『─Ciao〜♪』
惣一が冷たく言い放つ、
その言葉と同時に再びレバーを回し終えていた様で、
今度は足元に星座早見盤を模したフィールドを発生させ、
右足にエネルギーを纏わせて攻撃するエボルテックフィニッシュを放った。
ピエロ「何も出来ずに死ねるかァァァァ!!」
死ぬ間際、
ファントムが最後の抵抗とばかりにリモコンの様な物を取り出し、
それを押した。
ピエロ「グァァァァァァァ!!!!」
直後、ピエロファントムは、
惣一のエボルテックフィニッシュにより、
咆哮とも、悲鳴とも聞き取れる断末魔を上げて舞台上で爆発した。
惣一「何だったんだ?…まァ良い…今は超デッドヒートの安否を…」
惣一は舞台裏に吹き飛ばされた仮面ライダー超デッドヒート(廻音)の元へと向かおうとしたその時、
ファントムの意図に気が付いた様であり、
すぐにその足を止めたのだった。
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星を付けるとしたらどの位ですか?また、説明を感想に書いて頂ければ、それを踏まえて執筆致しますm(_ _)m
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