【完結】 この街にはヒーローが居ないみたいなので俺が代わりに助ける事にする   作:LEIKUN0227

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第44話 身バレ怖い

 

 

 

─────

 

─第三劇場─

 

廻音「…だぁークソ…頭痛てぇ…」

 

膨大な数の『○○を○号ライダー○○が倒しました』という言葉が何度も、

何度も脳内で機械音声が語り掛けてくる。

 

膨大な数のメッセージが脳内にて流れ続けるから頭殴ったりして消そうとしたが、

方法が違うのか全く止まらなかった、

少ししたら数が減ったが、

かなり気が滅入ったぞ。

 

廻音「ベルトさん放出したの辞めとけば良かった…はぁ…」

 

俺がさっき呼び出した2台目ベルトさん(1台目は俺の脳内にいる)が誰かに渡って使われたからか、

隠しミッション17が達成されて『隠しミッション17 覚悟を決めた3号ライダー を達成しました!新しい能力が解放されます!』ってメッセージが流れたり、

そこから『ヤミーを3号ライダー ドライブが倒しました』ってメッセージが流れ続けていた。

 

数分前からそれが減り始めて、

5秒から最短3秒おきに2回流れていたのが、

7~8秒に1回程度にまで減った、

それでも多いけどな。

 

中央とは別の…第四劇場にいるミーツコピスが戦闘に余裕があるのか、

画像をスマホに送ってきてくれているので

第四劇場に3号ライダー枠のドライブがいる事は把握してる、

変身者は身長と遠目に写ってる大学生等からして、

大学生が変身者だと予想。

 

なおその後に自撮り写真とかすげぇ写真を送ってきてる、

第四劇場は相当余裕そう。

 

ブラカワニ含めた全コンボで腕デカイ怪人倒してるし、

第二会場のミーツコピスは俺の呼び出した無人チェイサーとツーショット撮ってたりしてる。

 

あとは…

 

廻音「第四会場のミーツコピスから送られてきた写真に写ってる2号ライダー枠であろう量産型マッハ…変身者は恐らく高校生だな、無くしたと思ったらコイツが持ってるのか。」

 

スマホにて送られてきたミーツコピスからの写真、

その中に下級、上級のインベスと戦ってる量産型マッハの写真があった、

俺の持ってた鞄を背負ってるから俺ので間違いない。

 

ミーツコピスに電話する時に、

俺は確か、鞄を椅子に置いた後、

そのままその鞄を置いて啓介と連れ2人と一緒に第一会場に行った、

その後回収した記憶も無いから多分そのタイミングで紛失したっぽい。

 

何故高校生らしき存在(体のラインからして男)に鞄が渡ってしまっているのだろう。

 

あの後でなんやかんやでこの写真の高校生に渡ったのか、

それだったら別に構わない。

 

だが…

 

廻音「俺の正体を知ってる奴が使ってる可能性もあるな…」

 

普通なら玩具だと思うであろうベルトを装着している、

様々な考えが頭をよぎっていく、

偶然目の前に見えて藁にもすがる思いで使ったら変身出来た…とか、

俺の名前とか正体を知ってたから本物だと思ったとか…

 

前例として、伏木日風には俺から名前を明かしているし、

少し前、ダダ怪獣と戦うちょっと前に出会った

あの白衣を羽織った謎の女性には超デッドヒートって正体がバレていた。

 

…大まかに2つの可能性がある

偶然手に入れたか、

知ってて使っているのか。

 

これ以外のケースもあるが、

個人的にはこの二つの可能性が高いと思う、

前半なら良い、いや、

良くは無いんだけどな。

(鞄の中に名前書いてるノートとか入れてる筈だから)

 

最悪なのは、俺の事を知ってる奴が、

その力を利用している事、

俺は解剖される可能性がある憑依転生者で、

だから名前も顔もバレたくない、

だが、

憑依転生者である事があの1件でネットに拡散されまくって知り渡ってる、

だからそれを調べあげられでもしたら…

 

…思わず身震いをする、身バレは怖い、

それは前世でも十分に体感した。

 

前世のいつかは忘れたあの日、

登下校中に知らない女性が目の前でぶっ倒れてさ、

見殺しにはしたくなかったから近場からAEDを持ってきたり、

服を脱がせて心臓マッサージをしたりとか救急車を呼んだりとか、

色々やったんだ、

今も昔も、仮面ライダーが大好きだったから、

自分が出来る事をやろうってスマホを向けてるだけの人達に囲まれながらAEDを使った。

 

その結果、

女性は駆け付けた救急隊員に運ばれて救急車に乗って病院に運ばれてった、

多分生きてる…と思う、

安否を確認する前に死んだから分からないけど、

生きてくれてたらいいな。

 

けど、それをやったから、

ネットとかで俺は色々酷い目に合った。

『下着まで脱がして下心があった』

とか

『救急隊が来るまで数分も遅れてた、その間に女性の裸を見ていた高校生』

とか、

スポーツブラだったからAED貼れないから脱がしたし、

その配慮をして死んだらそれこそ駄目だろ?

過ぎた事なのだが今でもあの言葉に苛立ちを覚える。

 

ネットで俺の個人情報が拡散されて、

餌を待ってた雛に餌が来た時の様に、

水を得た魚の様に俺は叩かれた、

ネットでもリアルでもな。

 

…だから身バレはもうしたくない、

怖いから、失いたくないから、

…不安は、なるべく摘みたい。

 

そう思った俺は

第四会場に居るミーツコピスに、

後でその量産型マッハの変身者に変身の経緯を聞いてもらおうとスマホにメッセージ打ち込み、送った。

 

暫く立っていたからか、

頭の中で流れていたメッセージが聞こえなくなった、

他会場に居る2号、3号の戦闘が終わったんだろう、

俺もこれで集中して戦える。

 

《ガシャン》

 

そう立ち上がった時に、

《ガシャン》という音と共に、

サイバロイドZZZが舞台裏に飛んできた、

痺れを切らして来たのかと俺は拳を構えたのだが、

どうやら違ったみたいだ。

 

廻音「ミーツコピスが倒したのか、あ、無機物だからワンチャン?」

 

俺はそう呟きながらそのZZZを…

 

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