【完結】 この街にはヒーローが居ないみたいなので俺が代わりに助ける事にする   作:LEIKUN0227

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第九章 戦いには勝ったが失う物が多かった
第47話 ラスト


 

 

 

─────

 

──第三劇場──

 

廻音「これで最後だぁァ!」

 

多分数十分、いや、1時間位は戦ったか?

 

殴り倒した怪人の数は目の前で爆散したドーパントを含めて216体、

ロイミュード全108体の2倍の数ぶっ倒した、

殴りまくったから腕がとても痛い。

 

廻音「ミ…エボルが子供の避難をさせたからこの劇場の死傷者は多分ゼロだな。」

 

危ねぇ、今ミーツコピスはエボルになり切ってるんだった、

何処で聞かれているか分からない以上、

下手に漏らせば不味いからな。

 

廻音「あああぁーー…疲れた。」

 

俺はその場の地面に寝そべって大の字になると、

大きく溜息をつく、

他の会場や劇場もこの位居んのかな、

だとしたら結構な数死んでそうだな。

 

廻音「…あ、いや、ミーツコピスの分裂個体が各劇場と会場で戦ってくれてるみたいだから余程の数じゃない限り大丈夫か?」

 

廻音「アイツはある程度俺の命令を聞いてくれるけど、ごく偶にそれを破っちゃうからなぁ、それは人も同じだけど。」

 

惣一「ヨッ」

 

廻音「あ、エボル、戻ってきたのか」

 

ミーツコピスが擬態しているエボルが戻ってきた、

隣に設置してあった観客席の一つに腰掛けて俺を見下ろしてくる、

まぁ寝転んでる俺と目線合わせようとしてるだけで悪意とか無いんだが。

 

廻音「とりあえずこの会場の怪人は全て倒したぞ。」

 

惣一「途中からダガ、映像としてそれは記録したぞォ、後で鑑賞会しよウ。」

 

廻音「俺が戦ってるだけの映像を見るのか、飽きてきそうだな?」

 

惣一「お前の戦いは、見ていて飽きないカラナ」

 

惣一は何処かから歪な形をしたシフトカー(恐らくタイプスピード)を取り出すと、

その擬態を解いてスマホに擬態させていた、

改めて見てもその擬態能力スゲェよな、中身や構造、

能力とか性質までコピー出来るもんな。

 

惣一「アー、そういえば、さっきメールが来たんだったなぁ」

 

廻音「へぇー、誰から?」

 

惣一「第四会場に居る俺だな、ナンデモ、お前のベルト…量産型マッハドライバーを使ってた餓鬼を"倒して"、奪い返したンダとよ。」

 

廻音「何しとるん?」

 

惣一「どうやら最初は嘘をついて逃げようとしていると思って攻撃に踏み切ルト、お前の名前を挙げたんだと」

 

廻音「俺の名前を知ってる…?」

 

俺はある2人を思い出す、

何故か正体を知っていた謎の白衣を着た女性、

いつかの日に名前を教えた同い歳位の青少年、伏木日風。

 

惣一「ソイツが言うには助けられた際、名前ダケだが教えてもらったんだとよ。」

 

惣一「んで、その教えられた名前ガ、そのドライバーと共に鞄に入ってたノートに書かれていた名前と一致したから、本物トオモッテ使ったんだとヨ」

 

廻音「…それ…まさか」

 

俺の脳裏にあの高校生が過ぎった、

2回も助け、唯一自分が名前を明かしてしまった、

あの高校生が。

 

惣一「まぁ待て、追記文もアル、名前は下だけ分かっているらしい、知人らしき奴が"日風"と呼んでいたんだと、お前を狙う組織の存在だと思ったから先手を打って、とりあえず倒したんだと。」

 

廻音「…ソイツは…俺が過去に助けて名前を教えた奴だ。」

 

惣一「……あーあ、つまり…」

 

廻音「それは嘘なんじゃなく、本物だったって事だ。」

 

俺はいつの間にか立ち上がって、

目の前にいるミーツコピスを睨んでいた。

 

惣一「…分裂体として謝罪する、申し訳無い。」

 

廻音「…頭では、分かってる。」

 

目の前にいる分裂体は関わっていない事も、

俺を守ろうとして頑張ってくれている事も、

だが、それで奴等じゃない人を、

悲しませて欲しくなかった。

 

廻音「…」

 

廻音「今すぐその分裂体に、倒した日風を絶対に死なせずに、回復させる様に連絡しろ。」

 

惣一「…あぁ、直ぐに連絡スル」

 

少し悲しげに、過ちを犯して罪を自覚する人の様なテンションのミーツコピスに、俺は何も言う事が出来なかった。

 

星を付けるとしたらどの位ですか?また、説明を感想に書いて頂ければ、それを踏まえて執筆致しますm(_ _)m

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