【完結】 この街にはヒーローが居ないみたいなので俺が代わりに助ける事にする   作:LEIKUN0227

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第51話 もう戻れない運命 [日風side]

 

 

 

─────

 

日風「だっ…誰!?」

 

?(あっ…起きてたンだ…日風君。)

 

まるでテレパシーの様に、

脳内で誰かが語りかけてくる、

その声の人は落ち着いていて、

男性なのか、女性なのか分からない声質だ。

 

日風「なぁっ!?なんで僕の名前を知ってるの?!」

 

どうやら僕の名前を知っているみたい、

正直に言って…"全てを知っていそうで"とても怖い。

 

?(トリアエズ、まずは深呼吸して落ち着いて、全て説明するから…)

 

謎の声が冷静になる様に諭してくる、

ラノベとかでしか起き得ない展開が自分に起こってるのに、

冷静になるのは難しいと思う。

 

?(確かにそれで落ち着けッテのは難しいかも…ごめん、"また体を弄る"ネ。)

 

日風「体を弄る?!えっ!?何言ってるんですか。」

 

謎の声が再び語りかけてくる、

体を弄るって、もしかして体内に居るの?

 

?(扁桃体と呼ばれる部分…感情を処理したりする部分を少しだけ弄らせてモラッたよ、直ぐに戻すけど。)

 

日風「勝手に大事そうな部分を弄らないで下さい、って、あれ?」

 

さっきまで脳内で語りかけてくる声に対して、

恐怖を感じていた筈だった、

指先も恐怖からか震えていた。

 

だけど気が付けばそれが消えていた、

脳内で語りかけてくる声が扁桃体と呼ぶ所を弄ったと言った辺りから、

震えが止まって、

謎の声に対しての恐怖が失われたような気がする。

 

?(落ち着ける様になったみたいダカラ、まずは名乗らせてもらうネ、"ボク"はあの時一緒に戦った"魔蛇"、アーマードライダー魔蛇、それに姿を変えていた"ミーツコピス"っていう…怪物ダヨ、因みに君の体内に居る形で、ボクは存在している。)

 

日風「怪物?何で僕の中?に貴方が居るんですか?」

 

魔蛇(…それは…"日風君を生き返らせる"為に、生命維持装置…"代わりの心臓"として動く事にシタから…なんだ。)

 

?…一体、何を言ってるんだろう、

僕はこうして生きている、

心臓も動いて、呼吸もしている、

死んでるなんてありえない。

 

ありえない…筈だ。

 

日風「生き返らせる為?一体何を言って…」

 

魔蛇(その時の記憶が相当ショッキングだったみたいで、その時の記憶が思い出せナイみたい、脳が思い出す事を拒否してる。)

 

続け様に魔蛇が語りかけてくる。

 

魔蛇(本来ならありえないと、嘘ダト思いたいと脳が無意識的に、魂が忘れようとしている、だけど、これだけは事実ナンダ、日風君、ボクが君を殺してしまった事は。)

 

日風「…あ。」

 

思い出した、あの後起きた事の全てを、

思い出したくない、出来れば夢だと思いたい、

そんな出来事を。

 

僕は確かに死んだんだ、あの時確かに。

 

日風「…ぃって」

 

日風「出ていってよ、僕の体から」

 

日風「出ていってよ、僕の体から…」

 

日風「出ていってよ、僕の…体から…!」

 

僕は気付けばそんな言葉を口に出していた、

何度も何度も語気を強めて、

声を荒らげるくらいに。

 

恐怖を感じた訳じゃない、

現実を受け止めきれなくて、

1人になりたいと願い、

"悲しくなって"、

それで僕の体の中にいる魔蛇を追い出そうとしていた。

 

魔蛇(…………ワカッタ…君がそう…願うなら)

 

暫くの沈黙の後、魔蛇がそう言った、

直後、僕の心臓部分から、

ドロドロとした赤黒い肉塊が膿の様に出ていく、

きっとこれが魔蛇…ミーツコピス何だろうなって理解出来た。

 

日風「……ぁ?」

 

次に見た光景は床だった、

どうやら僕は本当に馬鹿みたい。

 

心臓の代わりとして動いてるミーツコピスを追い出したら、

自分は再び"死ぬ"なんて直ぐに分かりそうな事なのに、

言われてたのに、すっぽりと抜け落ちていた。

 

倒れる際に、咄嗟に手を床に向けていたみたいで、

胸辺りに手が当たってたから、自分の心臓が、

ミーツコピスが抜け出たと同時に、

もう動いていない事が分かった。

 

自分はもう死んでるんだと、

そしてもう一度死ぬんだと

改めて頭で理解した、

その頭も血液がめぐらなくなってうごかなくなってきてるけど。

 

ああ、意識がとぉくなっていく、まともな、しこうが

 

…まとまらないや

 

せっかく廻音くんにたすけてもらったのに

むだになっちゃうんだな

 

廻音くんにまたあいたいな まだ、つかちゃった ベルト

かえせてないから かえさない と

 

ああ

 

もっと生きたかったな

 

─────

 

──あれ。

 

日風「僕…今」

 

ミーツコピス(目を覚ました、日風君。)

 

日風「…僕、もう一度死んだ筈じゃ…」

 

心臓が止まって、意識が朦朧として、

まともな思考すらできなくなって、

意識を失った筈だ。

 

ミーツコピス(ボクは日風君が願うなら可能な限り頑張るつもりダッタ、だから、君が願った体から出ていくという願い、それと…"もっと生きたかった"という願いを叶えさせてモラッタんだ、幸い、ボクの意識の一部が日風君の中に残っていたから、その願いが聞こえてネ)

 

日風「そっか…」

 

偶然僕が願ったそれがミーツコピスに届いて、

それで僕は息を吹き返したみたいだった。

 

ミーツコピス(許してもらいたい訳じゃナイ、けど、何があったのか、何でボクが、日風君…君を殺してしまったのか、その理由も、その後のコトも、全て話したい。君を殺してしまった責任として、どうか…)

 

ミーツコピス(君を殺した責任ヲ…取らせて欲しい。)

 

 

 




ちょっと遅れました、大まかに展開は思いついていたのですが、具体的に書くとなるとちょっと苦労しましたね。

コメントをお待ちしております(*_ _)

星を付けるとしたらどの位ですか?また、説明を感想に書いて頂ければ、それを踏まえて執筆致しますm(_ _)m

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