【完結】 この街にはヒーローが居ないみたいなので俺が代わりに助ける事にする   作:LEIKUN0227

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第10章 訪れる平穏
番外第1話 事後 [警察side]


 

 

 

 

─────

 

某日、楓街にてダダ怪獣の討伐を記念して行われたイベントが開催された会場、

通称楓館の全フロアにて多数の怪人、怪物が出現し、

楓街過去最大規模の死傷者数を出した事件が起きた。

 

死傷者数合計2108人、

その内警察官数名が死亡しするという大変痛ましい事件だった。

 

警戒体制は万全であり、

いつ出現するか分からない怪人、怪物に対応出来るよう

各会場に二人事に配置し、

全員が研究部門が量産した【量産型携帯型光弾銃】、

通称【量産型ドア銃】を携帯していた。

 

量産型ドア銃、

そのスペックは従来のヤミーやドーパントといった下級の怪人を倒す事が出来る程の性能があったものの、

今回の事件で現れた怪人、怪物が半分以上が下級の怪人、怪物でなかった為力が及ばず、

第一劇場、第二劇場、第三会場、中央会場以外の配置された警察官は全員殉職し、

その内の第三会場、中央会場では2人の内片方が殉職してしまった。

 

同期の死亡に耐えかねて自ら自主退職する者や、

自殺してしまう者まで現れた、

それ程にまで凄惨で、心が痛む事件であった。

 

そんな凄惨なる今回の事件、

その事件に参加した警察官総勢18名の小型カメラに録画された映像を、

科学警察研究所に勤務しているこの私、

詩島轟(シジマ トドロキ)が所属する【工学発明部門】の同僚達と共に、

工学発明部門が開発し、

量産した量産型ドア銃についてのデータを纏める事にした。

 

ショッキングだった部分…死亡した警察官の映像の最後の部分は、死亡解析班…こことは別の担当が「どうせ工学発明部門が見るだろう」との事で予め最後の映像だけが削除されているのでショッキングな映像は無い筈だ、多分。

 

「全く、せっかく量産に成功したこの銃が半分位壊されちゃうとわね。」

 

隣に居る同僚がぶつくさと不貞腐れた様な表情で、

塗装が剥がれてフロントガラス部分が砕けた量産型ドア銃を握っている。

 

彼女はこの工学開発部門にて唯一の女性の研究者であり、

名前は美空美香(ミソラ ミカ)

何とも可愛らしい名前だが、

中身は全く可愛くは無い。

 

見た目はストレスが溜まったりしているのか白髪が1部に生えている灰色で、雑に切ったボサボサとしている髪、

目は黒色、頭にはブラウンカラーのゴーグルを、

首元には緑色のスカーフを巻いている。

 

前腕部と上腕部の間に捲った半袖の白衣を着ていて、

科学薬品等で汚さない為にエプロンを下に付けていて服装は白で統一されている。

 

靴は厚底の灰色の長靴を履いてるから完全な真っ白とは言えないがね。

 

轟「まぁその分データは取れていると思われる、必要な犠牲だったと、私は思うが。」

 

美香「ふーむ…まぁそうだな、仕方あるまい…」

 

と渋々と言った感じで手にしていた量産型ドア銃の残骸を置き、

美香は私がひとまず纏めた量産型ドア銃のデータ資料を手に取る。

 

美香「入手先は超デッドヒート、ドア銃のシフトカー、シグナルバイクの認識機能を省き、量産する事に成功した本家ドア銃の下位互換品…言ってくれるじゃあないか。」

 

轟「実際下位互換な事は確かだろう。」

 

美香「私達が培った技術で作った…赤ちゃんの様なものだぞ?多少なりともこう…褒める所は無かったのか?」

 

轟「褒める所か…工学発明部門が作る事が出来た、スペックダウンした代わりに量産する事が出来た…位しか褒める所は無いな、それ以外は下位互換も良い所だろう。」

 

美香「全く…実際事実だから反論出来ないのが腹立たしい…」

 

美香は何も言い返せないようだ、

だが下位互換と書き綴られていた事が気に入らなかったようで、

俺の事を睨んでいる。

 

轟「さて、話はここまでとして。」

 

轟「ススギ警察官…いや、再び昇格して警部補になったんだったか?まぁどうでも良いが、ススギ警部補のドア銃の扱い方はとても手馴れているな、おかげで改善点が明確に分かりやすい。」

 

美香「そうだね、5発しか撃てない、撃ったらドア部分を開けてリロードしなければいけない、この本来のドア銃の弱点であるリロード方法が完全に頭に入っている、基本6発装填の拳銃だから仕様の違いで第一会場とかの警察官の様に死亡すると思ったのだがね、優秀だね。」

 

ススギ警部補…本名進気進太(ススギ シンタ)、アカイ警察官(本名は赤井蓮(アカイ レン))を部下に持っている奴、

人の命が掛かっている場合には即座に人の命を優先する男で、

元は同僚だった奴だ。

 

仮面ライダーとスーパー戦隊についての研究を行っていた元同僚、

私としては死ぬ事が多い現場に向かう警部補よりも此方の部門に戻ってきて欲しいものであるが…それはかなり難しいだろう。

 

警察の中では7番目の強さで、

現場では戦力として求められているからな、

ススギは今回の事件で支給された量産型ドア銃を壊すまで酷使した代わりに死傷者を百十数名に抑えた。

 

比べちゃあ悪いが、

他の会場の警察官よりも死傷者を抑えた事と

死ななかった事、

そして全ての会場、劇場に駆け付けた警察も知らないし、

ネットにも乗っていない未知の仮面ライダーが駆け付けるまでの間、

怪人を同じ劇場に飛ばされていたアカイ共に怪人を倒していた事が何よりも大きい。

 

本人は死者を出した事に気が滅入っているようだが、

あの場を生存できた事が何よりなのだからもう少し気を持つべきだと思う。

 

轟「さ、資料を纏めるとするか。」

 

─────

 

第一会場

警察官(殉職)、警察官(殉職)

 

第一劇場

警察官、警察官

 

第ニ会場

警察官(殉職)、警察官(殉職)

 

第ニ劇場

赤井警察官、進気元警察官

 

第三会場

鈴木巡査、警察官(殉職)

 

第三劇場

警察官(消息不明)

 

第四会場

警察官(殉職)、警察官(殉職)

 

第四劇場

警察官(殉職)、警察官(殉職)

 

中央会場

警察官、警察官(殉職)、警察官(殉職)

 

 

星を付けるとしたらどの位ですか?また、説明を感想に書いて頂ければ、それを踏まえて執筆致しますm(_ _)m

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