ブルアカ監禁SS   作:名無し

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※少し時は遡り、最後にミネが部屋を訪ねる前あたり



救護騎士団に閉じ込められたい IF 2

 

「…私の睡眠薬だけ、どうして…?」


そのことがずっと頭から離れなかった
セリナを問い詰めても、何の意味もなかった、私は、私には、何ができたのだろうか?


あそこで止まらなければ…止まらな、ければ…?


(……セリナは、既に…)


「……」


ずるい、だって、セリナは既にやった後で、私には、それはできてなくて…


ずるい、羨ましい、なんで私だけ


まるで子供のような感情を制御できない
…

わかってる、こんな事をしたら、先生は私を2度とあの目では見てくれない


 

他の子達を見るような優しい目は、2度と向けてもらえない
……


(それでも…)


私は、先生が欲しかった
だから、これは、私には、抗えない欲望で…








ノックと共に病室の扉が開く


「失礼します」


“ミネ、食事の時間にはまだ…?”


「……」


“…ミネ?”


「ごめんなさい、先生」


何かを反応する時間もなく、私はベッドに押し倒された


いくら柔らかいベッドとはいえ、背中を強く打つ衝撃で意識が明滅する


呼吸もままならない、何が起きたのか理解した時には、既に視界が狭まり始めていて


首にかけられたミネの両手を私には外せなくて…


「ごめんなさい…ごめんなさい…」


目が、開かなくて、もう、意識が途切れる…

 

 



“……っ…う…?”


「目が覚めましたか?先生」


“…ミネ…!?”


つい飛び上がる、あの瞬間の恐怖が蘇る…


“(いや、あれは、夢…?でも…)”


首に触れる、僅かに熱を感じる、そう、間違いなく…


ここを締め付けられたという強烈な感覚がある


「…すみません、それについては、夢ではありません」


“……どうして?”


(…先生、やはり、私には…もうあの目を向けては…)


ミネを警戒しながら辺りを見渡す、本やセリナの持ってきたタブレットのような物
がある

病室ではあるようだが、ここは一体…


「ここは、救護騎士団の部活棟です」


“じゃあ、あんまり移動してない…?”


「はい」


“……ねえ、ミネ…なんでこんな事を…”


「…先生は、セリナとだけ結ばれました、私にはそれが我慢なりません」


“…え?”


ミネがこちらに近づいてくる


逃げようと後退りを始めても、すぐに背中が壁に当たってしまった


近づくミネを少しでも遠退けようと押し出した両手は掴まれて、背を壁に押し当てられる


「先生…私がなぜこんな事をするのか、それはひとえに…あなたが好きだからです」


“…だとしたら、間違ってるよ…!”


「知っています」


“っ…!?”


ミネの唇が私の唇に触れる


「…口を開けてください、舌を差し出してください」


“い、いや…んむっ!?”


ガリッと、イヤな感触、そして鉄の味わいが口に広がる


なのに、ミネは唇を決して離さない、それどころか流れ出る血液を注ぎ込もうとしているかのようだった


呼吸もままならないまま、2人の匂いが、味が、溶け合っていく


 

“ん……むっ…んんっ…”


「……っ…はぁ……先生、いかがですか、私の味は」


息が苦しい、体が熱くなっていく


言葉が、上手く出てこない…否定したいのに、ミネの顔も見られない…


「先生…お願いします、私の愛を…感じてください…知って欲しいんです」

「私を、先生の記憶の中に居させてください…」

私は、ただひたすらにミネに許しを乞うしかなかった


 

その場を、誰も邪魔する事はなかった…
どれほど経ったのだろうか

もう何日かすぎた頃か

ぼんやりと一人で部屋に居たとき、ふとタブレットが目についた…

SNSのアプリを開き、
今入ってるアカウントからログアウトし、自身のアカウントにログインする
…

できてしまう、送れる、
SOSと、助けてと、それを送れば、きっと…



ミネはこの先普通には生きていけない
……
…

違う筈だ、そんな事を考えるのは、違う筈なのに


「先生」


冷たい声に驚いて、タブレットを落とす


「……先生、先生は……私を、1人にするのですか」


“……”


「……」


タブレットを拾って、元の場所に戻し、両腕を開いてミネを受け止める


…もう遅いのだ、きっと


私には、もう…



 

IF END2

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