勝利の女神:NIKKE 〜最終兵器は何時かの空に己を知るか〜   作:JUDGEMENTReaper

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はい、ということで8作目デス。

この作品に関しては結構前から考えていた作品で、こういう設定のファイナルウェポンをNIKKEの世界にぶち込もうと考えていました。

後悔も反省もしていない。

終末世界×最終兵器、良い…良くない?

勿論私も指揮官デス

私は特にレッドフードとマリニア(マリアン+モダニア)、エレグ推しデス。

姉御肌イィ…守りたい感イィ…目隠れイィ…

ただ、キャラや考察等で勘違いを引き起こしている部分がある可能性もあるのでそういった時はご指摘頂けると幸いデス

と、いう事でそれでは第一話どうぞ!



第一話 最終兵器と真紅の頭巾

ガション…ガション…

 

生きとし生けるものが眠りにつき闇に生きる者が動き始める夜、静かな草原の丘、空には星々と月が輝き、一陣の風がこの場所とは不揃いなまでに無機質な一機のボディを撫でる。

 

ガション…ガション…

 

その機体は一目見るだけでその機体の在り方を雄弁と物語るが如くその機体が戦闘用、しかも殲滅用であると分かる。

 

四つの腕の根幹にある関節部には攻撃的な一本の棘、収納されてはいるものの当たれば致命傷は免れないと分かるまでに大きな矢を二本装填された大型クロスボウ二丁、少し気怠げそうに半開きな黄色のモノアイ、その上にある赤い紋様は途方も無い迄の力強い威容を感じさせる。

 

かの機体、その名はファイナルウェポン、その名の如く魔王をも凌ぐとされる真に恐るべきまでの実力を兼ね備えた戦闘兵器である。

 

ガション…

 

ただ一つ、他のファイナルウェポンと違う所は

 

「…ここでこの夜景を観るのは何時振りだったか」

 

彼は流暢な言葉を発し、感情と意志を持ち自由なままに世界を旅する、己の存在意義を失ったファイナルウェポンであるという事だ。

 

「やはり、奴と見た夜景とは何かが違う…未だにこの感覚を知るのは難しいか…」

 

彼の思考回路の中では何時かの彼女が思い浮かぶ、腐れ縁、面倒な奴、友、忘れる事のできない存在、そして裏切り者にして己にとって決してかけがえのない者

 

「…己を知る旅は未だ長い…か」

 

ふと、言葉を発するがそれに答える者はいなかった。

 

「奴がいたらなんと言ったか…ふん、まぁいい、今日はここで夜を明けるか…」

 

そう言うと彼は、モノアイを黒くさせスリープモードへと移行した。

 

 

 

その日、とある草原の丘にて突然として強力な閃光が発生した。

 

翌日調査されたものの原因と見られる物体は発見できずその原因は不明である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

sistem/online

 

sleep mode/off

 

condition/perfect

 

codename final weapon/activate I

 

 

「…?ここは…」

 

スリープモードを解除しモノアイを起動し視界を見渡す、眠りについた場所である筈の澄み渡る程の空に青々とした自然あふれる草原の丘から目を覚ました今の光景は全くもって比べものにはならない、土気色のような汚れた空に自身の足元に転がる瓦礫の山からなる瓦礫の丘に彼は立っていた。

 

キュイーン…

 

「ふむ…地形、周囲環境共に昨日の位置とは違う、現在地不明…また別次元へと迷い込んだか?」

 

呆れたような口調で言葉を発する、しかし

 

「と言いたいが…この雰囲気…タイムスリップや時空の裂け目への移動とも違う、となるとここは一体…」

 

そう言い、改めて周囲を調べる、足元の瓦礫の山以外に少し遠くを見ると立ち並ぶボロボロなビル群に所々崩壊してはいるが遥か遠方まで建つ橋、そして…

 

「む…これは…いや、人型の機体に…人間の脳髄か」

 

自身のすぐそばに倒れていた人間と思しき存在に近づき生きているのか身体スキャンを行う、しかし彼に映ったのは肉体や内臓ではなく脳髄以外の全てが人工物部品へと置き換えられた謎のサイボーグらしき機体だった。

 

「死んでいる…か、ゆっくり眠るといい…だが、そうとするならばここにいても何ともなるまい、少し動くか」

 

その遺体と所持していた武器を抱え共に壁へと寄りかからせてから、彼はその場を離れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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_先程までの位置から彼は暫く動き探索する、しかし彼の視界には一向に見えるのは瓦礫と廃屋の荒廃した土地

 

 

そして

 

 

ウィーン!

 

「…索敵がてら捕捉したが、どうやら友好的では無いらしいな」

 

突如として現れた謎の機械群、それらは彼を取り囲み獣の咆哮の如く異質な音をあげる。

 

「ふむ…四足歩行型、二足歩行型、飛行型、シールド展開型…バリエーションは豊富だな、だが私の知る個体は一つも無しか……ん」

 

バシュ!バシュ!バシュ!

 

バババッ!

 

彼は冷静に周囲を取り囲む機械兵を分析する、しかしそれを悠長に待つほど機械兵達も優しくはなく、周囲を取り囲む機械兵は各々の攻撃手段を持って彼を攻撃する

 

 

…が

 

 

「遅いな」

 

ガシャババババババババババババババババババババババババババ!!!!!

 

ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!

 

 

 

ウィー…イィ……

 

ガシャァ……

 

 

シン…

 

 

「…ふん、随分と鈍い弾だ、数でどうにかなると想定していたのか、そのようなことも考えず動物の如く野生的な頭脳を持っているのか、それとも機械的なままに任務に従順なだけか…どちらにせよもはや意味のない事か」

 

轟音鳴り響いたその中心に立つ彼はそう言い捨てる、その周囲には襲いかかった機械兵の全てに大型の矢が突き刺さり、その悉くが物言わぬ残骸と成り果てた。

 

「…妙だな、どの部品も私の見た事の無い未知の物質か…だが少なくともこれで少しははっきりとしたか」

 

残骸となった機械兵を調べ、彼は一つの結論に至った、この世界は己が旅を続けてきた世界の何処でも、過去や未来の世界でも、ましてや時空の裂け目でもない完全なる別世界、異世界であるようだ、と。

 

「全く、今までの事態よりも殊更に面倒なことになったものだ…」

 

呆れたような、面倒そうな声を発し展開したクロスボウを収納する。

 

「…で、いつまでそこで隠れているつもりだ?」

 

一丁のクロスボウは残し、その一丁を人一人隠れられる壁のもとへ向けながら

 

「私は基本、常時半径5メートルの索敵用センサーを展開している、その為その範囲内で今、何処に何がいるのかは手に取るようにわかる、5秒だ、5秒数えん内に出てこなければ先ほどの矢がその隠れ蓑を砕き尽くす」

 

警告を告げた。

 

「5……4………3……2………1…」

 

「…っ、わーかった、わーかったから数数えんのやめてくれよ!」

 

カウントダウンを数え0へと差し掛かった直前で声の返答が返り、隠したその姿を表す、真紅の長髪、耳のようなヘッドパーツ、赤いマフラー、赤いコート、赤をベースカラーとした少々露出の激しい衣類に狼の様な風貌を感じさせる女性…のボディをした先程のサイボーグと同様の、しかし先程の機体よりも性能の高そうなボディをしたサイボーグが姿を表した。

 

「何者だ?」

 

「それはこっちのセリフだっての、お前こそ何者だよ、ラプチャーの新型かと思って隠れて見てたら逆にラプチャー共を全部ぶっ倒してるしよ」

 

「ラプチャー?…なるほど、それがこれらの名か、だとすればこれらを見る通り残念だが私はこのラプチャーとやらの仲間ではない、全くの別種であり私には何も関係ない赤の他機だ」

 

「んじゃあお前は…」

 

「それを答える前に私からの質問に答えてもらおうか、私は既に一つお前の質問を答えた、ならばお前も一つ答えてもらう」

 

「む…わかったよ、何を答えればいいんだ?」

 

「先ほども言っただろう、何者だ」

 

「…あたしの名前は、レッドフード、ゴッデス部隊…元ゴッデス部隊所属のニケだ」

 

「ニケ?聞いた事のない種族名だな」

 

「は?今時ニケを知らない奴なんていないぞ?」

 

「生憎、此処とは別の遠い地から来てしまったものでね」

 

「そうだとしても知らないなんておかしいぞ、今世界じゃあラプチャー共が侵略しているってのに…お前何処から来たんだ?」

 

「何?むぅ…面倒どころの騒ぎでは無いな…」

 

彼は困った様に言葉を発する

 

「なぁ!、こっちも質問に答えたんだから、そっちも答えてくれよ、お前は一体何処から来たんだ?」

 

そうレッドフードから尋ねられ、彼は少し考え言葉を発した。

 

「…言った所で理解出来るとは思えんが、…まぁいい、製造元は魔界、スライムの丘にて野宿を行い眠りについた際にどういう訳かこの世界に迷い込んだ」

 

「はぁ?、お前何言ってんだ?機械がゲームのやり過ぎか?」

 

「だから理解できるとは思えんがと言っただろう、理解される必要も無いがな、この世界と私の住まう世界は違う、どういう手順、方法でこの世界へ来たのかは不明だがこの世界へ迷い込んだ、それが此処に来た理由だ」

 

「…堂々と嘘を言ってるって感じじゃないな、…わかった、その言い分を信じてやるよ」

 

「いいのか?」

 

「信じられないってのが、今のところだけどな、かといって嘘を言ってる様な感じでもねぇし、とりあえずって感じでな、嘘じゃ無いんだろ?」

 

「ああ、感謝する」

 

「…で、そういえば私は名乗ったけど、お前はまだ名乗って無かったよな?、お前、名前は?」

 

「ああ、相手が名乗ったら、私が名乗るのも通りだな…私の名前はファイナルウェポンだ」

 

「ファイナルウェポン?大層な名前だな、でもそれ個体名みたいな感じで本名じゃないだろ、ニックネームみたいなのはないのか?」

 

「…一応この名も本名なのだがな、しかしそういうお前も本名ではあるまい?」

 

「あたしはいいんだよ、あんまりあたしの名前は言いたく無いんだ」

 

「…わかった、まぁいいだろう」

 

 

「では、改めて名乗ろう、私の名はファイナルウェポンのガーディア、魔界最高の科学者の最終作である最高傑作にして欠陥作、だがある一人の人間の科学者により存在意義を抹消され生きる意味を探す為に旅をする万物殲滅用兵器だ」

 

 

続く

 

 





はい、いかがだったでしょうか。

今回は第一話ということで少し短めにしました。

念の為いっておきますが、ガーディアが此処に来た理由は実はゲートキーパー由来ではありません。

主人公であるガーディアという名前、いかにしてそのような名がついたのか、なぜこの世界に来てしまったのか、そして彼の過去に何があったのか乞うご期待デス。

因みに現在彼の武装には代名詞である二刀の大剣を装備していませんが、所持してはいます。

これについてはまた次回に…

そして第一話から早速レッドフードが登場デス!

というか此処じゃないと、出すのに途方もないほど苦労します…

現在の時間軸について指揮官の皆様に分かるようにいうならば、normalとhardの中間時間軸です。

なので現在、彼女少しばかり無茶してます。

それでは次回もまた見にきてね!
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