モンスターハンターかと思ったらHUNTER×HUNTERだった… 作:レイトントン
第四次試験が終了し、次が最終試験というタイミングで飛行船に響いたのは、ネテロとの面接が行われるという内容。
まず呼ばれたのは、受験番号44のヒソカだった。
ネテロからの質問は、「なぜハンターになりたいのか」。
そして、さらに重要なのは「他の9人の中で一番注目しているのは誰か」「9人の中で一番戦いたくない相手は誰か」という質問だった。
その質問を受けたヒソカは答える。
「最も注目しているのは52番だね♥ くくく……いやぁ、面白いよね、彼♥ 彼に見合う男になるのが今の目標の一つなんだ♠︎ 99番、405番も捨てがたいけどね♣︎」
「彼ら3人とは戦いたくないな♦︎ まだ時期ではないからね……ただ、52番とはまた遊びたいし、一番と言うと405番かな♠︎」
「興味あるヤツ? 言ったろ、405と99だよ」
「そりゃ、できれば誰ともやりたくないけどさ……無理だよねぇ……ならせめて44、99、403、404、405とは……え、わがまますぎ?」
「52番だ。あれだけの弓使いにはお目にかかったことがない」
「44番だな、とてもじゃないが戦闘では敵わないだろう」
「ゴンだね、405番のさ。同い年だし」
「53番は戦ってもつまんなそうだなー」
「52番だな。参戦して一年も経たずに天空闘技場の覇者とは恐れ入る」
「405番と99番だ。子供と戦うなど……」
「44番だな、コイツが一番ヤバそうだ」
「もちろん44番だ」
「99番」
「44番、52番」
「44番が気になってるんだ、色々あって」
「うーん。52、99、403、404は選べないや」
「405番だ」
「理由があれば誰とでも戦うし、なければ誰とも戦うつもりはない」
「405番だな、恩もあるし合格してほしいぜ」
「というわけで405番とは戦いたくねえな」
ハンター試験最高責任者であるネテロは、面談結果と今までの試験結果を元に、トーナメント表を作成した。
最終試験が始まる。
武器OK反則ナシ相手に「まいった」と言わせれば勝ちかぁ。
で、1勝でもすれば合格。楽勝に見えるが、どうなんだろ……
相手は……191番かぁ。誰だっけ……武道家っぽいおっちゃん、ボドロ氏か。
ゴンから試合を始めていく。相手は……ハンゾーね。ゴンはポテンシャル半端ないけど、まだ無理じゃね……?
試合は案の定一方的なものになった。が、ゴンは脳を揺らされ続けても、腕の骨を折られてもまいったとは言わなかった。
遂に足を切り落とされそうになった時。
「それは困る! 脚を切られちゃうのは嫌だ! でも降参するのは嫌だ! だからもっと別のやり方を考えよう!」
「な……テメー自分の立場分かってんのかぁ!!」
ゴンの反撃が始まった。
「あっはっはっは! ゴンおもしれ〜!」
俺やレオリオは爆笑、ヒソカやボドロ氏もツボに入ってしまっていた。
だってワガママすぎるだろコイツ! カワイイ子供だなぁ。
結局、ハンゾーはゴンを気に入ってしまったようで、降参を宣言した。
まあ、その後またワガママを発揮した結果、ゴンはぶっ飛ばされて気絶させられていたが。
「ドンマイドンマイ! あれは俺でも降参するわ〜」
「はっ、慰めはいらねえよ。次で受かるからよ」
そんな調子で試験は進み、クラピカ対ヒソカではクラピカが勝利。俺とボドロというおっちゃんの試合となった。
「よーし、やろうか」
「手合わせ願う」
このおっちゃん武術家だし、俺が武器使うのはフェアじゃないかもなあ。素手で行くか。
「バトルオリンピア優勝者と戦えるとは。光栄だ」
「おっ? ボドロさん俺のこと知ってるんだ?」
「格闘家であるなら知らぬ方がおかしい」
そうなの……?
「じゃあ分かってるかもだけど、俺けっこー強いぜ」
「知っている。だが、はなから負ける気で勝負など挑まぬ」
かっこいいな……
ただ、殺したくはないから悪いがある程度調整はさせてもらうぜ。
ボドロさんの動きを間近で見て感じたのは、天空闘技場で言えば大体100階クラスくらいの実力だろうということ。
それに合わせて攻撃してみる。
しばらく粘ったが、勝ち目はないと諦めたのか、ボドロさんは苦渋の表情で降参した。
なんかヌルっと合格してしまったが、これでハンター資格ゲットだぜ。
しかし、俺が合格した後でも試験は当然続くし、問題が起きた。
試合はポンポン進んで、キルア対ぎ、ギラ……ギタラクル。言い辛い名前のヤツの試合の時だ。
ギタラクルが顔の針を抜くと、キキョウちゃんに似た雰囲気の青年に変形した。もしかしてと思ったら、キルアは「兄貴」と彼を指して言う。
イルミくんかー、でかくなったなあ。変装して受験してたのね。それってありなんだ……
と思っていたら、キルアを根っからの人殺しだ、オレたちがそう作ったと嘯いた。また、ゴンと友達になりたいというキルアに対し、友達になりたいわけじゃない、測り切れないでいるだけ。いつかゴンを殺したくなると口にする。
うーん、他所様のお家事情に口出しするつもりはない。ないんだけど……ちょっと、もやっとするぅ……
その後イルミくんは、合格した後ゴンを殺すと言い出した。それを防ぐには、キルアが勝つしかない。が、キルアはイルミに逆らえない。よほどトラウマがあるのか、いつも強気な彼に似合わず、足を竦ませて動けないでいる。
尋常でないプレッシャー。それが俺には気の毒に見えた。うーん、あんまり人間同士の争いには関わりたくないんだけど……まあ、たまにはいいか。
「キルアー、別に降参してもいいよ? イルミくんは俺が止めっからさー」
ピク、とイルミくんが反応する。
「キルに友達を見捨てる選択をさせたいの? キミが何者かは知らないけど、冷たい人間だね」
「いや、そういうわけじゃないんだけどさ……そんな思い詰めることでもないよ。大丈夫だよキルア。ゴンは殺させない。降参したって、兄弟喧嘩したって、どっちでも別にいいんだ。気楽に決めようぜー」
キルアを安心させるため、防具を取って笑ってみせる。
効果は……多少はあったみたいで、まだ滝のように汗をかいているものの、キルアは少し表情を和らげた。
「お、オレ……降参する。まいった」
「はあ……見損なったよキル。やっぱりおまえに友達を作る権利なんてない。今からゴンの首を持ってくるから、その前で懺悔しろ。友達を作れるなんて思い上がってごめんなさいってね」
ズカズカと出入り口に向かうイルミくん。俺はその進行方向に立ち塞がり妨害する。
「邪魔しないでくれる?」
「わりーね、イルミくん」
「……ん? オレ、名前言ったっけ?」
「俺も聞いたのは随分前だけどさ。シルバくんとキキョウちゃんの子供でしょ?」
「……!?」
イルミくんは目を見開く。
「ユータ……? まさかおまえ……」
ぽん、とイルミくんの肩に手を置き、小声で話す。
「ゴンを狙うのはやめてくんないかなあ。俺もジグの
「……そうだね、ゴンは諦めよう。良かったねキルア、ゴンが生きてて。でも、おまえがゴンを見捨てたことにはなんら変わりがないからね? よく覚えておくことだ」
イルミくんはそんな言葉を吐き捨てると、キルアに向き直る。
「ハンター試験も、時期が来たらオレが指示する。この後も全部降参しろ。そして先に家に帰っているんだ。分かったね?」
「……ああ、分かったよ」
ちょっと安心させてはあげられたけど、兄貴には逆らえないか……よっぽど怖いんだなぁ。
その後はキルアくんが試験の辞退を宣言し、残ったメンバーが不戦勝扱いで合格となった。
キルアくんはレオリオやクラピカの言葉に、「ごめんな」と一言だけ残して会場を立ち去った。
「で、なんでユータは付いてきてんだよ」
「いやー、俺もキルアん
「……そか。ま、好きにすれば? ウチ、地元じゃ観光地だしな」
ネテロには後でハンター
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今作のトーナメント表はユータはボドロの隣で、それ以外は原作通りです。