モンスターハンターかと思ったらHUNTER×HUNTERだった…   作:レイトントン

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第27話

 第四次試験が終了し、次が最終試験というタイミングで飛行船に響いたのは、ネテロとの面接が行われるという内容。

 まず呼ばれたのは、受験番号44のヒソカだった。

 ネテロからの質問は、「なぜハンターになりたいのか」。

 そして、さらに重要なのは「他の9人の中で一番注目しているのは誰か」「9人の中で一番戦いたくない相手は誰か」という質問だった。

 

 その質問を受けたヒソカは答える。

 

「最も注目しているのは52番だね♥ くくく……いやぁ、面白いよね、彼♥ 彼に見合う男になるのが今の目標の一つなんだ♠︎ 99番、405番も捨てがたいけどね♣︎」

「彼ら3人とは戦いたくないな♦︎ まだ時期ではないからね……ただ、52番とはまた遊びたいし、一番と言うと405番かな♠︎」

 

 

「興味あるヤツ? 言ったろ、405と99だよ」

「そりゃ、できれば誰ともやりたくないけどさ……無理だよねぇ……ならせめて44、99、403、404、405とは……え、わがまますぎ?」

 

「52番だ。あれだけの弓使いにはお目にかかったことがない」

「44番だな、とてもじゃないが戦闘では敵わないだろう」

 

「ゴンだね、405番のさ。同い年だし」

「53番は戦ってもつまんなそうだなー」

 

「52番だな。参戦して一年も経たずに天空闘技場の覇者とは恐れ入る」

「405番と99番だ。子供と戦うなど……」

 

「44番だな、コイツが一番ヤバそうだ」

「もちろん44番だ」

 

「99番」

「44番、52番」

 

「44番が気になってるんだ、色々あって」

「うーん。52、99、403、404は選べないや」

 

「405番だ」

「理由があれば誰とでも戦うし、なければ誰とも戦うつもりはない」

 

「405番だな、恩もあるし合格してほしいぜ」

「というわけで405番とは戦いたくねえな」

 

 

 ハンター試験最高責任者であるネテロは、面談結果と今までの試験結果を元に、トーナメント表を作成した。

 最終試験が始まる。

 

 

 

 武器OK反則ナシ相手に「まいった」と言わせれば勝ちかぁ。

 で、1勝でもすれば合格。楽勝に見えるが、どうなんだろ……

 

 相手は……191番かぁ。誰だっけ……武道家っぽいおっちゃん、ボドロ氏か。

 

 ゴンから試合を始めていく。相手は……ハンゾーね。ゴンはポテンシャル半端ないけど、まだ無理じゃね……?

 

 試合は案の定一方的なものになった。が、ゴンは脳を揺らされ続けても、腕の骨を折られてもまいったとは言わなかった。

 遂に足を切り落とされそうになった時。

 

「それは困る! 脚を切られちゃうのは嫌だ! でも降参するのは嫌だ! だからもっと別のやり方を考えよう!」

「な……テメー自分の立場分かってんのかぁ!!」

 

 ゴンの反撃が始まった。

 

「あっはっはっは! ゴンおもしれ〜!」

 

 俺やレオリオは爆笑、ヒソカやボドロ氏もツボに入ってしまっていた。

 だってワガママすぎるだろコイツ! カワイイ子供だなぁ。

 

 結局、ハンゾーはゴンを気に入ってしまったようで、降参を宣言した。

 まあ、その後またワガママを発揮した結果、ゴンはぶっ飛ばされて気絶させられていたが。

 

「ドンマイドンマイ! あれは俺でも降参するわ〜」

「はっ、慰めはいらねえよ。次で受かるからよ」

 

 そんな調子で試験は進み、クラピカ対ヒソカではクラピカが勝利。俺とボドロというおっちゃんの試合となった。

 

「よーし、やろうか」

「手合わせ願う」

 

 このおっちゃん武術家だし、俺が武器使うのはフェアじゃないかもなあ。素手で行くか。

 

「バトルオリンピア優勝者と戦えるとは。光栄だ」

「おっ? ボドロさん俺のこと知ってるんだ?」

「格闘家であるなら知らぬ方がおかしい」

 

 そうなの……?

 

「じゃあ分かってるかもだけど、俺けっこー強いぜ」

「知っている。だが、はなから負ける気で勝負など挑まぬ」

 

 かっこいいな……

 ただ、殺したくはないから悪いがある程度調整はさせてもらうぜ。

 ボドロさんの動きを間近で見て感じたのは、天空闘技場で言えば大体100階クラスくらいの実力だろうということ。

 

 それに合わせて攻撃してみる。

 しばらく粘ったが、勝ち目はないと諦めたのか、ボドロさんは苦渋の表情で降参した。

 なんかヌルっと合格してしまったが、これでハンター資格ゲットだぜ。

 

 しかし、俺が合格した後でも試験は当然続くし、問題が起きた。

 

 試合はポンポン進んで、キルア対ぎ、ギラ……ギタラクル。言い辛い名前のヤツの試合の時だ。

 ギタラクルが顔の針を抜くと、キキョウちゃんに似た雰囲気の青年に変形した。もしかしてと思ったら、キルアは「兄貴」と彼を指して言う。

 イルミくんかー、でかくなったなあ。変装して受験してたのね。それってありなんだ……

 

 と思っていたら、キルアを根っからの人殺しだ、オレたちがそう作ったと嘯いた。また、ゴンと友達になりたいというキルアに対し、友達になりたいわけじゃない、測り切れないでいるだけ。いつかゴンを殺したくなると口にする。

 うーん、他所様のお家事情に口出しするつもりはない。ないんだけど……ちょっと、もやっとするぅ……

 

 その後イルミくんは、合格した後ゴンを殺すと言い出した。それを防ぐには、キルアが勝つしかない。が、キルアはイルミに逆らえない。よほどトラウマがあるのか、いつも強気な彼に似合わず、足を竦ませて動けないでいる。

 尋常でないプレッシャー。それが俺には気の毒に見えた。うーん、あんまり人間同士の争いには関わりたくないんだけど……まあ、たまにはいいか。

 

「キルアー、別に降参してもいいよ? イルミくんは俺が止めっからさー」

 

 ピク、とイルミくんが反応する。

 

「キルに友達を見捨てる選択をさせたいの? キミが何者かは知らないけど、冷たい人間だね」

「いや、そういうわけじゃないんだけどさ……そんな思い詰めることでもないよ。大丈夫だよキルア。ゴンは殺させない。降参したって、兄弟喧嘩したって、どっちでも別にいいんだ。気楽に決めようぜー」

 

 キルアを安心させるため、防具を取って笑ってみせる。

 効果は……多少はあったみたいで、まだ滝のように汗をかいているものの、キルアは少し表情を和らげた。

 

「お、オレ……降参する。まいった」

「はあ……見損なったよキル。やっぱりおまえに友達を作る権利なんてない。今からゴンの首を持ってくるから、その前で懺悔しろ。友達を作れるなんて思い上がってごめんなさいってね」

 

 ズカズカと出入り口に向かうイルミくん。俺はその進行方向に立ち塞がり妨害する。

 

「邪魔しないでくれる?」

「わりーね、イルミくん」

「……ん? オレ、名前言ったっけ?」

「俺も聞いたのは随分前だけどさ。シルバくんとキキョウちゃんの子供でしょ?」

「……!?」

 

 イルミくんは目を見開く。

 

「ユータ……? まさかおまえ……」

 

 ぽん、とイルミくんの肩に手を置き、小声で話す。

 

「ゴンを狙うのはやめてくんないかなあ。俺もジグの玄孫(やしゃご)と揉めたくないしさ……」

「……そうだね、ゴンは諦めよう。良かったねキルア、ゴンが生きてて。でも、おまえがゴンを見捨てたことにはなんら変わりがないからね? よく覚えておくことだ」

 

 イルミくんはそんな言葉を吐き捨てると、キルアに向き直る。

 

「ハンター試験も、時期が来たらオレが指示する。この後も全部降参しろ。そして先に家に帰っているんだ。分かったね?」

「……ああ、分かったよ」

 

 ちょっと安心させてはあげられたけど、兄貴には逆らえないか……よっぽど怖いんだなぁ。

 

 その後はキルアくんが試験の辞退を宣言し、残ったメンバーが不戦勝扱いで合格となった。

 キルアくんはレオリオやクラピカの言葉に、「ごめんな」と一言だけ残して会場を立ち去った。

 

 

 

 

 

 

「で、なんでユータは付いてきてんだよ」

「いやー、俺もキルアん()に行ってみたくてさ。ダメ?」

「……そか。ま、好きにすれば? ウチ、地元じゃ観光地だしな」

 

 ネテロには後でハンター(ライセンス)郵送してもらおう……




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今作のトーナメント表はユータはボドロの隣で、それ以外は原作通りです。
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