モンスターハンターかと思ったらHUNTER×HUNTERだった…   作:レイトントン

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第35話

 ヒソカとあわあわしていた俺だったが、ゴンとキルアは無事念を習得し、200階まで戻ってきた。信じてたぞウイングさん……!

 

「二人ともおめでとう」

「あーッ! ユータてめえ! なんで念教えてくんなかったんだよ!」

「ごめんな……ちょっと色々あって教えられなかったんだ……」

「念能力のこと、眼鏡の人から聞いただろう?♠︎ 話せなかったのさ、ユータは♣︎」

「そっか、なら仕方ないよね。……そういえば、ユータはなんでここに?」

 

 あれ? この子ら知らねーの?

 確かハンター試験の最終試験でボドロさんがバトルオリンピア優勝者って……ああ、ゴンは気絶してたし、キルアもフロアマスターの大会がバトルオリンピアって名前なこと知らないのか。

 

「まあ、俺天空闘技場(ココ)のチャンピオンだから」

「ええっ!?」

「マジ!?」

「マジだよ♥ ボクも一度負けたしね♦︎」

 

 ヒソカの補足を聞いて、二人は絶句してしまった。

 

「懐いなー、また闘る? こっちから申し込めばフロアマスター相手なら勝負できるらしいし、ヒソカなら10勝余裕でしょ」

「うーん、彼らもいるし、まだ時期じゃないかな♠︎ 待たせて悪いけど、キミが玉座を降ろされることはないだろうし、気長に待っててよ♥」

「ユータってそんなに強かったんだ……でも、たしかに三次試験で壁壊した時のパワーはすごかったね」

「フロアマスターってのはなんなの?」

「その辺は受付で教えてもらえるよ。行っといで」

「ここに来たのは修業目的だろ? このクラスで1勝でも出来たら、相手になってもいい♥」

 

 ヒソカの言葉に、汗をかきながらもワクワクした表情でゴンが頷く。

 纏を使えるようになったゴンたちは、200階クラスの受付に向かう。ふう、なんとかなってよかった。

 

「くくく……どんどん美味しそうに実っていく……♥」

 

 ヒソカはぺろ、と舌舐めずりをしながら、ゴンたちの背中を目で追っていた。

 ヒソカはゴンとの試合を待つつもりらしい。

 

 俺はどうしようかな……グリードアイランドやるか?

 ジンに独占に対抗する方法は聞けたけど、SSランクカードの入手法がいまいち分かんないんだよな。対策されそうだし、『離脱(リーブ)』戦法はこっちのカードが揃うギリギリに実行したい。まずはカード集めからかな。

 

 

 

 

 

 グリードをプレイし、現実と行き来しながら、数ヶ月が経過。

 俺はカードを集めまくり、残りのカードは『支配者の祝福』『一坪の海岸線』『ブループラネット』『奇運アレキサンドライト』『闇のヒスイ』『浮遊石』『身代わりの鎧』『聖騎士の首飾り』『神隠しの祠』の9種を残すのみ。

 聖騎士の首飾りはすぐ手に入るし、支配者の祝福は99枚のカードを手に入れてからのイベントカードっぽいから、残りは実質7枚か。

 ツェズゲラのおっちゃんと『大天使の息吹』、『一坪の密林』で交換できたのはラッキーだったな。目の前で『複製(クローン)』してもらったやつだから取り扱いには気を付けなきゃだけど。

 

 SSランクカードは全然手に入らないし、情報すら出てこない。どーしたもんかね、と思っていると、目の前に『同行(アカンパニー)』でプレイヤーが飛んでくる。

 女性2人と、男性1人のパーティだ。

 

「突然ごめんなさい、あなたがユータよね?」

「うん、初めまして。あなたは?」

「アタシはアスタ。こっちはアマナ、マンヘイムよ。お願いがあってきたの」

「お願い?」

「ええ。アタシたち、『一坪の海岸線』の情報を掴んだの。この情報、50億で買わない?」

「いや法外すぎない……?」

 

 端的な交渉なのは好感が持てるけどさ、ゲームの情報で50億はないだろ! 払えるけども!

 

「さすがに10%はダメか。なら、15億でどう? 単独で動いているあなたなら500億丸々貰えるんだから、15億くらいならいいでしょ?」

「500億って……ああ、バッテラ氏の懸賞か。いや、俺別にクリアデータ渡す気ないからさ」

「はあ!? ならあんたなんでこのゲームやってんのよ!」

「ゲーマーだからに決まってんじゃん」

 

 俺がそう答えると、アスタたちは絶句した。

 いや、懸賞金のためにやる方がおかしいと思うけどなあ……ゲームの難易度とかから考えると、プロハンターになった方が簡単に稼げないか……?

 

「あっそ……邪魔したわね」

「あ、待った待った。15億でいいなら買うわ」

「え?」

「情報。『一坪の海岸線』は誰も入手方法知らない激レアカードだしさ」

「ま、マジ……? 15億だよ!?」

 

 いやアンタ初め50億吹っかけてきましたやん?

 

「まあ高いとは思うけど、ハンター専用ゲームの最高レアアイテム情報ならそんくらいはするでしょ」

「お……オッケー! 交渉成立!」

 

 ということで、俺はアスタさんから『一坪の海岸線』を手に入れるためのイベントフラグを聞いた。

 

 15人以上で『同行(アカンパニー)』使ってソウフラビに飛ぶ……って条件キツすぎだろ!!!

 ソロクリアめちゃくちゃ厳しいじゃん、どーなってんだよジン!!!

 

「よく発見したなあ」

「いやね、アンタがそろそろクリアしそうだから、って複数のグループで集まって独占するために取りに行ったのよ。そん時に発覚したわけ。ギリギリ15人だから運が良かったわ」

「へぇー。誰で行ったの?」

「あたしら三人とカヅスール組、ハンゼ組、ヤビビ組に、ツェズゲラ組ね。ツェズゲラ組には情報渡したくなかったんだけど、クリア者が出るよりは、とその時は思ってたのよね」

「ツェズゲラさんも知ってんのね。あの人らも幾つかカード独占してっからなー」

 

 で、15人ですることと言えば、『レイザーと14人の悪魔』とのスポーツ対決を制することらしい。

 レイザーって本来ここで出会う人なのか。そりゃジンも驚くわな。

 

「さんきゅ。じゃあゲーム外に出て、教えてもらった口座にそれぞれ5億ずつ入金しとくわ」

「待った! あんたトンズラかます気じゃないでしょうね?」

「そんなことしないよ。でもそうだなー、一応、保険としてなんか渡しとくか」

 

 なんか指定ポケットのカードで良いだろ……あ、『大天使の息吹』は丁度良いじゃん。

 

「じゃ、これ」

「これ……ッ! お、オーケー、分かったわ。あんたと、そうね、アマナがゲーム内に戻ってきたら返す」

 

 アマナさんは確認のため付いてくるわけか。

 二人して『離脱(リーブ)』でゲーム外に出るが、当然戻る場所は違う。俺は事前に教えていたケータイに連絡してもらいつつ、三人の口座に入金を済ませる。

 アマナさんが入金を確認した後、ゲーム内に戻り『大天使の息吹』を返してもらった。まあ、まだ持ってるからそのままあげちゃっても良かったんだけど……

 

 三人は大喜びしていた。確かに、金銭感覚狂っちゃってたけど5億って死ぬほど大金だな!?

 反省しよう……今日の晩飯は卵かけご飯だ。あ、もちろんニトロ米じゃないよ……!




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アマナちゃんとかいうG.I編最かわキャラ(個人の感想です)
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