モンスターハンターかと思ったらHUNTER×HUNTERだった… 作:レイトントン
俺は計画をゴンたちに話してみた。
「ジンを会長に!?」
「ああ。さすがに会長に選ばれたら、ジンもすっぽかせないだろ。挨拶の時を狙って会いに行くって寸法よ」
「どうかな……それでもジンさんはサボったりしそうだが……」
「え、マジ……?」
そんなん大顰蹙じゃん……
でもまあ、会長引き受けてくんないならその時はその時。パリストンにでも会長を押し付ければ良いだろう。
「選挙のルールは無記名制、95パーセント以上の投票率でないと無効。得票数が過半数を超えない場合は上位16名で再選挙。もし次も再選挙ならそこから半分ずつ減っていく、かあ」
ハンターは全662名。
その投票率95%以上で過半数って言うと、えーと……少なくとも315票は得ないと会長にはなれないわけか。
少なくとも、一発で会長にするのは無理だな。
俺、シャル、ゴン、キルア、カイト、クラピー、レオリオでひとまず7票か。先は長いなー。
「皆、友達でハンター証持ってる人とかいる? 協力してもらおうぜ」
「ビスケがいるじゃん。オレ聞いてみるよ」
「ウチの使用人にも居たな。オレが言えば投票してくれると思う」
「私の仕事仲間もハンターだが……どうかな、聞くだけ聞いてみよう」
そんな感じで、各人がそれぞれ票集めのために奔走してくれることとなった。オレも友達に聞いてみよう。
「おーいヒソカー」
投票に現れたヒソカに声をかけてみる。
「やあ、ユータ♥ ニュース見たよ、外来種の蟻と戦ったんだって?」
「ああ、すんげー強かったぜ。人型の蟻とかもいてさぁ」
「ヘェ……人型か♠︎
「俺が全滅させちゃったから無理だ、わりーな」
「ククク……その様子だと随分楽しんだみたいだね♣︎ キミを満足させるほどの戦闘力か……観てみたかった♠︎」
ヒソカは少し残念そうにしながらカードを弄んでいる。
「そんでさー、話は変わるんだけど。ヒソカって誰か投票したい人いんの?」
「んー、ユータかな♥」
「だからなんでだよ! シャルといいお前といいよぉ!」
ジンへの投票をお願いすると、ヒソカは快くオーケーしてくれた。よーしよしよし。
「ヒソカはプロハンターで知り合いとかいる? 頼んどいてくんねーかな、ジンへの投票」
「それはちょっと面倒だな……♦︎ キミがさっき話してた帽子の男が戦ってくれるなら構わないけど♥」
「ちぇー。分かったよ、自分で探すよ」
ヒソカは「残念♥」と全然残念そうじゃない顔で笑う。カイトもつえーからな……
ヒソカと別れ、今度はサトツさんたち287期の試験官組に話に行く。メンチ(今回話すまで名前知らんかった)とブハラは別に投票したい相手がいるらしく断念。サトツさんは元々ジンを遺跡ハンターとして尊敬しているようで、投票する気だったとのこと。良かったな、ジン!
続いて、ノヴとモラウに会いに行く。
「あの蟻の王を倒すとは……見事と言う他ありません」
「アンタが会長でいいんじゃねーか?
「俺は会長になる気はないよ。後ろの三人は、ノヴとモラウのお弟子さんかな?」
こってこてのヤンキーのようなコワモテくん、眉毛全剃りの疑り深そうな長髪くん、黒髪長髪でちょっと顔色が悪い女の子の三人組だ。
「おう。ナックルとシュートがオレの弟子、パームがノヴの弟子だ」
「そうなんだ、俺はユータ。よろしく、三人とも」
「お、オッス! よろしく頼んますユータさんッ」
ナックルが代表して答え、二人とも頭を下げた。なんか腰低くねぇ……?
「三人とも、ユータの戦いぶりをほんの僅かだが見たんだ」
「え? どうやって?」
「それは秘密だ」
ああ、誰かの念能力か。
「あの蟻の王の手刀を片手で止めるなんて、尊敬っス。ありゃ普通の人間にどうにか出来るオーラじゃなかった」
「オレたちは遠目で見させてもらったが、それを真正面からぶっ倒したアンタは人類最強だよ。バトルオリンピア連覇も頷けるってもんさ」
そ、そんな褒められると照れるな。
俺は皆にジンへの投票をお願いしてみる。が、モラウは難色を示した。
「アンタのことは尊敬するが、アンタが投票してほしい相手をオレたちが尊敬できるかは別の話だ」
「そりゃそうだな」
「だから、俺たちの票が欲しいなら一つ頼まれちゃくれねーか?」
頼み事かぁ……俺にできる範囲のことにしてほしい。
「ナックルはビーストハンター、シュートはUMAハンターだ。モンスターハンターのアンタとは仕事内容が重なる部分もあるだろう。一度一緒に仕事をしてみちゃくれねぇか?」
「なるほど、そういうことなら構わないぜ。俺も久々に狩猟に出たいと思ってたし」
という訳で、ナックル、シュート、パームの変化球三人組と一緒にモンスターの狩猟をすることになった。
パームはサポート役で、俺とナックル、シュートが実際に狩りをする。
獲物は既にパームの能力のターゲットとなっているらしく、彼女の血を滴らせた水晶に、モンスターの姿が映し出された。
おお……
「パームちゃんの能力すっげぇな!」
「そ、そんなことないですよ……ワタシなんてNGLへの同行をノヴ先生に断られてしまった程度でしか……」
「いやいや。ノヴもパームが大事だから安全なとこにいて欲しかったんじゃん?」
この能力って完全にサポート向きだしな。
てか系統はなんだコレ? 特質系能力か?
血は多分制約だろうけど……
ともかく、水晶には対象モンスターであるレイギエナの姿が映っている。街の中なのに、かなり離れた位置のモンスターの姿も捉えられている。
射程距離もかなり長いな……とんでもねー能力なのでは……?
「っし、じゃあ行くか」
こうして俺たちはレイギエナを狩ることにした。
ナックルとシュートは非常に優秀だ。
ナックルの能力は今回使い道がないということで披露されなかったが、体術はシュートにも引けを取らない。さすがに手数は負けるが、無尽蔵とも言えるスタミナを持っている。囮の役割をこなしてくれた。
常時強走薬みたいなヤツだな。コイツも有望だ。
で、特にシュートがやべえ。敵に一定のダメージを与えると、そのダメージ量に応じただけの部位を収容できる『
ダメージさえ与えれば好きな部位を奪えるんだからな。シュートは、目を奪うエゲツない使い方を良くしているらしい。
視界をいきなり奪われたら困惑するよな……
しかも左手が三本あって宙に浮いている。それを操作するわけだが、俺は試しにシュートに双剣と片手剣を持たせてみた。
結果、三つの刃が宙を舞い、四方八方から斬り付けるという無法な強さを得た。もうコイツ一人で良いんじゃないかな……
しかもダメージが入ったら『
「シュート、お前めちゃくちゃ強いな! お前なら最強のモンスターハンターになれるぜ」
「お、オレが……!?」
「その双剣と片手剣貸してやるからさー、さっきのやり方極めてみなよ。あと、本体のフィジカル強化すればどんなモンスターだって狩れるぜ」
武器2種類持てるとかズルも良いとこだぜ。
めちゃくちゃ有望な後輩を見つけた俺たちはあっさりレイギエナを倒した。
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掲示板回いる派が多かったので試しにちょっと書いてみたけどムズい……
アンカー機能がなんかすっげえ離れたところに表示されるし……