俺、ツインテールになります。 The Another Red Hero   作:IMBEL

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今回は繋ぎの回ですが、以前より視点を多くしてみました。


第19話 それぞれの夜

アルティメギルの秘密基地。地球侵略を目論むこの前線基地では現在、嵐の只中にいるような危機に見舞われていた。

「大変です、タイガギルディ殿が、ツインテイルズに破れました!」

「くっ…やはり、そうか…」

大会議室で沈鬱な表情で部下の報告を受けるエレメリアンがいた。雀のような外見をしながらも、どこか老いを感じる空気を発している戦士・スパロウギルディだ。冷や汗を顔に浮かべながら、亡くなったタイガギルディに敬礼をする。意気揚々と「ドラグギルディ隊長の弔い合戦に行って参ります!」と言いに来ていた彼の姿が脳裏に浮かぶ。

ついこの間まで、ただの側近でしかなかったスパロウギルディは、今は地球侵略を企てる侵略部隊の長に出世していた。…いや、その言い方は少し違うだろう。その出世は自分の実力が評価された出世ではなく、ほとんど押し付けられる形での出世だからだ。自分の実力などこれっぽっちも評価されていないのだ。

…ではそれは何故か? それはつい前日、自分たちをまとめ上げていた屈強な戦士にして、本来の隊長であるドラグギルディが殉職したからだ。

最強の属性力であるツインテール属性をその身に宿していた隊長は、同じツインテール属性を持つ最強の幼女、テイルレッドに破れた。その事実はこの秘密基地にいる全員に大きな衝撃を与えた。

(…それだけでも、やっかいだというのに…!)

それだけでも驚きだったのに、次のニュースでエレメリアンたちは更に驚愕することになった。特に彼をよく知る若き怪人たちは耳を疑わざるを得なかった。

―若きエリート、ワイバーンギルディの殉職である。

それを聞いた時は、誰もが疑った。ワイバーンギルディの実力はここにいる誰もが認めていたからだ。

多少の問題行動を取ることも多いエレメリアンだったが、任務の成功率はほぼ100%。それに伴う驚異的なスピードでの出世。…素行の問題は多少あったが、それ以上に実力があった戦士、ワイバーンギルディ。素質と才能はドラグギルディ隊長をも上回っていたと断言できる程の実力を秘めた翼竜の戦士。そして、それを打ち破った焔色のツインテール戦士、テイルファイヤー。

彼が得意とする格闘戦で、真正面から打ち破り、自決という道まで追い込んだ女、テイルファイヤー。彼女もまた、頭を悩ませる要因であった。

(そして、残る戦士は…)

そして、スパロウギルディはタイガギルディの戦闘映像を再生する。ここに、最後のツインテール戦士の映像が収められているのだ。

『さあテイルレッドよ! 我が腹を大海原だと見立て、元気よく泳いでくれい!!』

『ぎゃあああああああああああ変態だあああああああああああああ!!』

再生された映像には、だらんとお腹を出し、服従のポーズで地面に横たわるタイガギルディと頭を抱えて絶叫するテイルレッドの姿があった。

(そういえばこいつ、スクール水着が好きだったな…)

タイガギルディが持つ属性力は 学校水着(スクールスイム)。テイルレッドが纏うアンダースーツがスクール水着を連想させるような形状であったため、このような凶行へと出てしまったのだろう。画面の中でテイルレッドが怯えながら後ずさりしている。

『落ち着いて、こんなのいつものことじゃない!』

と、ここで現れるはテイルブルー。凶器の槍をクルクルと回しながら、見慣れた光景だと言わんばかりに落ち着いている。

だが、テイルブルーの登場はタイガギルディを苛立たせた。不快感を露わにしたような顔で怒号を上げる。

『失せろ、汚らわしい! そのような布面積が少ない水着など邪道に等しいわ! 尻を拭く紙にすら値しな』

…映像はここで途切れている。

映像が途切れる最後のワンカット、阿修羅の如き恐ろしい顔で槍を振りかぶっているテイルブルーの姿が見えたような気がしたが、気のせいだと思いたい。もう確認したくもない。とても恐ろしくなり、その映像の記憶をスパロウギルディは頭の奥深くに押し込んだ。

「なんと恐ろしいのだ。そして、何と強いのだ…」

最強のツインテール属性を持ち、剣を振りかざす幼女、テイルレッド。

両の拳だけで真正面から敵と戦い、不死身の如く立ち上がる少女、テイルファイヤー。

悪鬼羅刹の如く、情け容赦、手加減を微塵も見せない戦いを繰り広げる少女、テイルブルー。

この3人が戦う映像を見ながら、半分諦観しながら、そう呟く。

戦いを通し、彼女たちは今以上に成長している。戦いを始めてから一月、動きのキレも以前とは見違えるほど良くなっているのが誰の目から見ても分かる。

部下たちは次々と亡くなっていく同胞に「弔い合戦だ!」と士気を上げながら出撃していくが、全て返り討ちに合っている。

このままでは間違いなくこの部隊は壊滅する。ドラグギルディやワイバーンギルディのような戦闘面で優秀な戦士はほとんど残っていなく、どれもこれも貧弱な部下ばかりが残ってしまった。

…ここにきて、部下共の育成をロクにしてこなかったツケが回ってきた。戦闘面に関して、この部隊はあの2人にほとんど丸投げしていたようなものだったのだ。

(…もはや、これまでか?)

長として、スパロウギルディは決断しなければならない。悪戯に犠牲者が増えるこの状況下で、このまま侵略活動を続けるのか。

(…それとも意気込む部下たちをなだめ、この世界から撤退するのか)

そんな考えに支配されそうになった時だった。先ほど報告しにきた部下が再び駆けこんできた。

「ス、スパロウギルディ様! たった今、リヴァイアギルディ様の部隊がこちらに合流するとの報告が…!」

「何…!?」

思わずスパロウギルディは立ち上がった。今聞いた名はスパロウギルディがとてもよく知る人物の名であったからだ。

海竜の戦士、リヴァイアギルディ。ドラグギルディと同期の怪人であり、その実力も彼と匹敵していると湛えられている。事実、ドラグギルディと仲も良好で、スパロウギルディも何回か彼と会ったことがある。

確かに、援軍としてはこれほど心強いものはない。リヴァイアギルディならあるいは、ツインテイルズを倒せるかもしれない…。

微かな希望が見えてきたスパロウギルディだったが、部下の口から更に衝撃の報告が飛び出た。

「そ、それと…もう一つ報告があります…クラーケギルディ様の部隊も我が部隊に合流するとのことです!!」

「何ぃ!? それは確かか!?」

「はっ! 間違いありません!!」

スパロウギルディの声が驚きのあまりに裏返った。

海洋の戦士、クラーケギルディ。長の身でありながらも自らも前線に立ち、戦うことで有名な戦士であり、その影響もあってか、クラーケギルディの部隊はアルティメギルきっての武闘派集団でも有名だった。

だがスパロウギルディはそのことで驚いているのではない。この2つの部隊が合流するというこの事態に驚いているのだ。

リヴァイアギルディとクラーケギルディ。この2人の仲の悪さは有名であり、互いに対抗意識を燃やしていることは誰もが承知の事実であった。

「あの犬猿の仲の2人が…我が部隊に合流するなど…!」

何か一波乱が起きる。間違いなく起きる。…そのような予感がスパロウギルディにはあった。

 

 

 

 

 

 

「ふむ…」

場所は変わって、神堂家。

風呂をすませた慧理那はパジャマ姿で自室のパソコンを使い、色々情報を漁っていた。ツインテイルズの情報収集もそうだが、今度の休日に大型ショッピングモールの下調べも行っていたのだ。

(整理券配布が8時、開店が9時からですから…大体、7時くらいにつけば問題ないですわね。移動ルートはエスカレーターではなく階段を使って、帰りは…)

大のアニメ・特撮好きの慧理那にとってこの手のイベントに賭ける意気込みは半端ではない。どこの諜報員だと言わんばかりに、綿密に時間やルートを細かく計画していく。

「このロボットは単体で変形と合体ができるのですか…しかし、本編での技を再現するには、こちらのアイテムも必要で…」

公式サイトの玩具解説のページや動画サイトのCMで概要を調べ上げ、何を買うかの選別を行っているのだ。

もうすぐゴールデンウィークが間近に迫っている。それは玩具メーカーにとって、聖戦の火ぶたが切られる日といっても過言でもない。

ゴールデンウィーク、夏休み、クリスマス。年に何回かある大型連休のシーズンになると、玩具メーカーは需要を見越して新商品を世に送り出す。

ヒーローのパワーアップアイテムや新型ロボットなどがここぞとばかりに発売され、子供たちやファンの間で熾烈な争奪戦が繰り広げられるのだ。たかが玩具で大げさな、と思うかもしれない。だが最近の特撮玩具は侮れない。サウンド、外見、ギミック。どれもたかがの一言では片付けられないほどのクオリティへと仕上がっているのだ。

慧理那はどれを優先して買うべきか検討していた。いくらお嬢様であろうと財布の中身には限度がある。特に今月は財布の中身の大半をはたいて『完全可動・アクションフィギュア テイルレッド』を購入してしまったので、財布が軽くて仕方ない。四肢の可動から表情の再現、武器、手、ツインテールといった細かな部分まで完全再現したそれは、慧理那の机の上に大切に飾られている。

(…そうですね、今回はこちらの商品は見送りましょうか。単体で遊べる範囲は狭いし、他の玩具との連動が基本になっていますしね。では、購入するのはこちらのロボットと追加アイテムと…)

ある程度、購入すべき玩具の厳選が終わると、慧理那は以前にブックマークしておいたとあるアドレスをクリックする。

「ですが、こちらも捨てがたいですのよね…」

ぐぬぬといった顔で現れたページを見る。そこにはとある玩具の写真が映っていた。焔色の字で『完全可動・アクションフィギュア テイルファイヤー』と書かれている。

テイルレッドのフィギュアに遅れる形で発売することになったこの商品。発売日が丁度、今週の土曜日。奇しくも、特撮玩具の発売日と重なっている。

元々人気のあったテイルファイヤーではあるが、先日のレインボーブリッジでの死闘からその人気は今やテイルレッドをも上回る勢いであった。ここでの投下は正に絶好の機会ともいえるべきタイミング。…だが、そのせいか非常に手に入りづらい商品と化しているのだ。

その証拠に、ネット予約は僅か2分で全滅、店頭販売を残すのみとなっているがそれでも手に入るかどうか…。

「…この、レッドにはない数々の要素が…憎い、ですわ」

慧理那は画面を指でなぞる。そこには詳しい概要が書かれていた。

『完全可動・アクションフィギュア テイルファイヤー』は格闘を主体に戦う彼女らしく、可動範囲が非常に優秀であり、写真では太極拳のポーズで映っている。各関節のパーツが自在に動くので、今までのフィギュアの範疇を超えた動きが可能となっているのだ。片足で立ったり、踵落としをしたり…想像しただけでもヨダレ物の出来だ。

手首のパーツや炎を模したエフェクトパーツも非常に豊富にある。レッドとは違い、武器を持たないからこそ、こういったパーツや動きでレッドとの差別化を図るメーカーの策略は見事にして、大変いじらしいとも言えるであろう。

手首は握りこぶし、手刀、平手と多数あり、エフェクトパーツも迸る炎、逆巻く炎、回転する炎、貫く炎と4種類も付いている。彼女を象徴する武装、『ブレイクシュート』『ファイヤーウォール』の再現パーツ、専用スタンド付属…と、これだけでもお腹いっぱいなのに、更にそれらはレッドのフィギュアに全て流用できるのだ。

テイルレッドにファイヤーの手首を使って様々なポーズをとらせたり、付属する炎のエフェクトパーツを使っての『グランドブレイザー』の完全再現、本来ならありえないレッドでの『ブレイクシュート』や『ファイヤーウォール』も可能となっている。そしてレッドのパーツもファイヤーに使えるので、剣を持ったファイヤーなどといったことも可能となっているのだ。

しかも、早期購入特典ではレッドとファイヤーが互いに握手できる特殊パーツも付いてくる。これだけそろってお値段なんと、19800円(税込)也。

財布の中身を確認すると、ギリギリ買える値段ではあるが…痛い出費だ。少なくとも本気で購入を検討するならば、特撮玩具の方は諦めなければならないだろう。

神堂慧理那に決断の時が迫っていた。特撮を取るか、テイルファイヤーを取るか…。

恐らく、フィギュアの初版分の売り切れは確定しているだろう。メーカー側も再販を行う体制は見えているものの、その再販分も購入を望む者たちの人数に追いつくかどうか。

テイルファイヤーの画像をあれこれ見たりしながらどちらを買うかの決断をする中で、ふと夕刻の出来事を思い出していた。

(丹羽君の、あのベルト…)

今日、ぶつかった1年生が持っていた、一つの玩具。テイルファイヤーのシンボルの一つでもある、あの焔いベルトが無性に頭に浮かんできた。

廊下に転がっていたそれを持った時、慧理那はすぐに違和感を感じた。あの重さといい、色使いといい…まるで本物のような出来であったからだ。少なくとも、市販されているレベルであのようなレベルの商品はコストの問題上、販売することは難しいだろう。

確か、彼は限定版のベルトだと言っていたが…一体、どんなものなのだろうか?

(少し、調べてみましょうか…)

慧理那は検索サイトを立ち上げ、いくつかのキーワードを打ち込む。玩具系のサイトを一つ一つ見て回っていきながら慧理那は、できれば自分もあの限定版のベルトが欲しいなとぼんやり思い始めていた。

 

 

 

 

 

 

時刻は深夜を周り、夜中へと入っていた。子供だけでなく、大人も夜も眠るような遅い時間になっても、トゥアールは起きていた。真っ暗な地下室では、ある一室だけの照明がぽつんと点いており、トゥアールはパソコンに噛り付いていた。

「ね、眠い…」

そう思うたびにトゥアールは栄養ドリンクをラッパ飲みして、無理矢理意識を覚醒させる。胃が焼け付く感覚で思わずむせ、ドリンクが数滴、胸に垂れる。

目の下には隈ができ始めており、まるで締切直前の漫画家みたいなグロッキーな顔で作業に励んでいた。

「と、とりあえず総二様のギアは整備完了…です。後は…」

赤色のテイルギアに繋がれていた無数のコードを外し、今度は青色のギアにそれを装着する。その際に少しだけ名残惜しそうな顔をしたが、すぐに作業に取りかかる。

トゥアールが眠い目を擦りながら励んでいる作業は、テイルギアの整備だ。

元々、テイルギアは高度なデバイスであり、簡単な修理や整備くらいなら自動で行う機能を備えているのだが、トゥアールは一度それをオーバーホールし、細かな部品の一つまでチェックを行っていた。

正直、面倒な作業であったが、やらざるを得ない状況になっているのも事実だ。それは今日の昼休みにまで話は遡る。

今日、トゥアールは総二たちの通う陽月学園へ赴き、彼が作った『ツインテール部』の部室の改造をしていた。部室にいながらも基地へ直行できる転送装置や簡単な整備工房など、今後の戦いに必要な設備の取り付けを行うからだった。

本来、部外者である彼女が校内に入ることはできないのだが、近いうちに陽月学園に転校することになっているトゥアールは「正式に転校する前に一度学園の見学に来た、総二の親戚」という設定で校内へ潜り込んだのだ。…何故か愛香は舌打ちをしていたが。

しかし、ここで一つのトラブルが起こった。そんなトゥアールに挨拶をしようとやって来た陽月学園高等部の生徒会長、新堂慧理那に、総二のテイルギアを見られたのだ。テイルギアには認識攪乱装置が内蔵されており、一般人からは決して見えないはずなのに、慧理那はそれを見破って、ブレスの存在を認識するという一大事が起こってしまったのだ。

幸いにも、慧理那はそれ以上追及してこなかったものの、総二たちは途端に心配になった。認識攪乱装置は正体バレを防ぐための対策の一つであり、重要な機能だ。慧理那に見破られたということは、もしかしたらギアになんらかの異常があるのでは? …そう思ったトゥアールは2人のギアの整備を申し出たのだ。…その際に、愛香のギアの耐久力を意図的に下げ、エロゲ並みの強度にして「脱ぎキャラ路線で今後は売り込みませんか?」と言ってみたが、断固拒否されてしまった。そっちのほうが、今より人気が出ると思うのだが、愛香はお気に召さないようだ。

(ああ、早く総二様の通う学校で青春を送りたい…そして、エロゲ的なイベントやムフフなあれとか…。あの生徒会長さんも私の良い好みでしたからね…あわよくば)

色々残念な思考で整備を続行しようとした時、ふとギアに内蔵されているとあるプログラムが目に止まった。

のろのろとそのプログラムを起動させてみると、懐かしさのあまり、トゥアールの眠気が吹き飛んだ。

「あら、これは…懐かしい…!」

それは以前、トゥアールがこちらの世界に来る前に作ったプログラムだった。プログラムの名前は『同調(シンクロ)システム』。他者の意識を混合し、それぞれの属性力を重ね、強化するプログラム。…もの凄く簡潔に言えば『二人で一人のツインテール戦士』になれるシステムである。

だがとても実戦では使えない扱いずらいシステムであった為、「万が一の為に」とギアに搭載されたはいいものの、日の目を見ることがないまま今に至るという訳だ。

(このプログラムは、色々とありましたからねぇ…)

懐かしい目をしながら、一つ一つを再確認する。その度に、懐かしさのあまり、ため息が出てくる。

このプログラムの開発するきっかけになったのは、レイチェルという一人の少女がきっかけだった。

幼いながらも、自分と肩を並べるほどの頭脳を持った少女。幼い女の子が好みであったトゥアールは彼女に気に入られたいという邪な思いで、あわよくば…という目的で近づいたのが出会いのきっかけだった。まあ、一応、おまわりさんの世話にはなっていない為、未遂に終わってはいるのだが…。

それからはレイチェルとは友として、共に色々なシステムを開発してきた。この同調(シンクロ)システムもその一つだ。戦う技術を持たない人たちでも、これを使えば戦士を支えることができるのではないか…レイチェルがそう言っていたのをトゥアールははっきりと覚えている。

ところがレイチェルはある日を境に、トゥアールの目の前から姿を消してしまった。必死で捜索してみたものの、結局見つけられずに自分たちの世界はアルティメギルに侵略されてしまった。その時にレイチェルも奴らの毒牙にかかってしまったのだと思いながら過ごしてきた…あの映像を見るまでは。

レインボーブリッジの野次馬の中に紛れているレイチェル。その姿を見たとき、どんなに嬉しくて喜んだことか。…でも少しだけ悲しくなってしまった。彼女はこの世界にいるのに、自分に会いに来てくれないのだから。

「…レイチェル、どうしてあなたは私の前から消えてしまったんですか?」

そう言いながら、トゥアールは青色のテイルギアをそっと撫ぜた。青色のギアはまるで悲しんでいるかのように、鈍い光を発していた…。




数年ぶりにスーパーロボット超合金を買ってみましたが、色々弄るのが楽しくなっている作者です。アニメOPの慧理那もこんな気分でテイルレッド人形を弄っているのかしら…?
ちなみに作者が購入した超合金は「ガオファイガー」です。勇者王シリーズのロボで何気にこいつが一番好きだったりします。青色って良いよね!
さて、次回もお楽しみに!

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