俺、ツインテールになります。 The Another Red Hero   作:IMBEL

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今回はほのぼの回です。


第23話 休日とツインテール

ついに大型連休、ゴールデンウィークが訪れた。世間はこの長い休みを利用して、遠出や旅行などに出かける人が後を絶たない。テレビではレジャー施設の1日の入場者数を今までより大きく更新したとか、テイルレッドとファイヤーが市場に与えた経済効果はいくらかとかそんな話題ばかりをやっている。

「ふあああああ…」

俺はテレビを見ながら、ベッドの上で大きくあくびをした。そんな俺をレイチェルは注意する。

「ちょっと光太郎。あんまり気を緩めないでよ、あいつらいつ来るか分かんないんだから」

「そんなこと言ってもさぁ、暇じゃん」

「…まあ、それは確かにね」

この大型連休の間を狙い、アルティメギルの魔の手が世間に迫るのかと思いきや、そんなことはなかった。

意外にも奴らは連休中の間、一度も人間を襲撃しないでいるのだ。…何かあったのだろうか? 前回のワイバーンギルディの時みたいに充電期間にでも入っているのだろうか? もしくはアルティメギル一行も連休に入って、休暇を楽しんでいるのか? 少なくとも、敵が現れないこの連休を世間の皆様は満喫していた。

それは俺も同じだ。怪人が現れないので、休暇中に出された課題を悠々自適に行ったり、積んでいたゲームの進行などをやっていたのだが…僅か2日で飽きてしまった。

(何なんだろうなぁ…いざやっていいよってなるとやる気が起きないこの感覚)

正直、暇だった。連休はまだ3日も残っているし、やるべき課題はもう終わってしまった。これ以上何をどうして過ごせばいいんだろう? そしてそれは、この部屋の同居人も感じているらしかった。

「ねえ光太郎、どっか遊びに行かない?」

レイチェルも暇で暇で仕方ないといった顔で敷いてあった布団を畳み、俺を見る。

一応、レイチェルも敵が現れないときにやるべきことはあった。普段使うプログラムのチェックや整備。今まで手に入れた属性玉の性能の解析と俺の『テイルドライバー』の定期検診とアップデート。特に『テイルドライバー』の整備は重要な仕事だった。

今までの戦闘データから得た情報を元に、アップデートしておく点がいくつかあったらしい。これであんたも少しは戦いやすくなるわよ、と笑顔で言っていた。

…だがそれらを手際よく片付けてしまうと、もう何もすべきことが残っていなかった。流石の天才幼女も敵が現れずにここまで暇になってしまうとは想定の範囲外だったらしい。

「遊びに行くっていってもなぁ…大体何したいんだよ?」

「時間さえ潰せればどこでもいいわよ。何かお勧めの場所知らない?」

「って言われてもなぁ…」

残念ながら俺はついこの間この町に来たばかりであまり周辺の地理に詳しくなかった。せいぜい学校周辺と家との通学路近くの地理程度しか知らなかった。

「とりあえずさ、ここを出ない? 何だか息が詰まりそう…。暇を潰せるならこの際なんだっていいわ」

「…それは同感だな」

テレビのスイッチを消し、寝間着から着替えるために立ち上がる。

するとレイチェルは何をするのか察したのか、無言で洗面所まで移動してくれた。

「悪いな」

「いちいち言わなくてもいいわよ、毎日やっていることでしょ?」

そう、レイチェルが俺と出会い、同居するようになってから早一月が過ぎた。最初はぎこちなかったレイチェルとの同居生活も、ようやく慣れてきた。…あいつもようやく、少しくらいの家事なら手伝ってくれるようになったし。

(早く、着替えないとな…)

漫画やアニメなんかではこういった脱衣シーンとかは可愛い女の子に見られたり、逆があったりするのがお約束なんだろうけど、悪いが我が家ではそういったことは起こらない。

女の子と一つ屋根の下で生活し、更にその同居人が幼女というだけでもの凄くこっちは気を遣うからだ。特に風呂の時や寝る時なんかがそれに当てはまる。一歩間違えれば、俺はおまわりさんのご厄介になりかねない。だから、きちんと一線を引くところはきちんと引いて、同居生活を行っている。

共に戦うからこそ、日常生活でのそういった線引きは大事だとあいつも言っている。変に身体の関係を持ったりとか、知りたがったり、親しすぎたりするのは時に毒になったりするかららしい。

まあ、俺にロリコン趣味はないから身体云々はおおげさのような気がするんだけれどね。

(まあ、それでも、な)

そういった線引きの事以外はなるべくだけど、叶えて上げたい。例えばあいつの好きな物をなるべく献立にのせてあげたりとか、外食のリクエストくらいは叶えたっていいだろ?

俺はレイチェルが泣いたあの夜のことを思い出していた。あいつだって本当はランドセルを背負って学校へ通っているくらい幼いのに、戦いという危ない世界に踏み込んでいる。

そしてあの時見せた涙。どんなに賢い頭脳を持っていたって、やはりレイチェルも子供なのだ。だから、そういった線引き以外の事ではなるべくは気を遣わないように俺も配慮していた。

「おーい、着替え終わったぞー」

そう言うと、ガラガラとレイチェルは脱衣所から出てくる。

「何ていうのかパッとしないわねぇ、男の時のあんたは…」

「うるせえよ」

出てきて早々、悪口を言われた。生意気だ、まあ相変わらずと言えば相変わらずだ。

「いっその事、ファイヤーの恰好で出かけない?」

「絶対嫌だ!」

鍵を閉めて、階段を下りながらも、レイチェルは面白そうに話しかけてくる。

「ねえ、光太郎、あんた女体化とかに興味は…」

「ねぇよ!!」

そんな会話をしながら、俺たちは街へと歩き出した。

 

 

 

 

 

 

ゴールデンウィークの半ばということもあってか、街は人ごみでごった返していた。レイチェルは疲れたような顔をして、歩を進める。

「人、多いわねぇこの町。やっぱり都会って感じだわ」

「というかあれのせいもあるんじゃねえかな…」

俺は疲れたような顔をして、数メートル先の奇妙な集団を指さす。

その集団はテイルレッドとファイヤーの顔写真が印刷されているTシャツを全員が着用しながらカメラやビデオを持ってあちこちウロウロしていた。さながらその集団は何かの宗教団体か、俺が日夜戦っているアルティメギルと非常に似て見えた。

「ここがファイヤーが戦った場所!」

「そして幼女と握手を交わした場所だぜ!」

「俺もしてえなぁ、ファイヤーさんと握手…」

「幼女ともしたいって言わないのか?」

「僕は贅肉だらけのこの腹の肉を削いで欲しいな」

「ああ、テイルファイヤーさんのドリルで僕の中に熱いあれを注ぎ込んで天元突破させてくださいって叫びたいぜ」

「だがそれは禁句だぜ、兄弟? セクハラになっちまうからな」

「分かっているさ、僕も最低限のTPOは弁えるさ」

「ああ、一ファンとして当然の義務だよな」

全然弁えられてねーよてめえら。世迷言が俺にまで丸聞こえだよこの野郎。

というか、辺りを見ればTシャツ集団のようにカメラを持ったり、ツインテイルズ関連の商品を身に着けている人があちこちいた。

「なるほど、聖地巡礼って奴ね」

聖地巡礼。俺も聞き覚えがある言葉だ。

本当は宗教において、重要な意味を持つ聖地に赴く宗教的な行為を示す用語なのだが、日本ではアニメや漫画などの舞台やモデルとなった場所などを訪問する行為を示す意味が一般的だろう。多分レイチェルも後者の意味合いで話しているに違いない。

確かにこの町ではアルティメギルと多くの死闘を繰り広げた。駐車場で、小学校の校庭で、ハイキングコースで、ショッピングモールで…。

「じゃあ何だ、俺たちが戦った場所にはあいつらと同じような奴らがうようよと…」

「その可能性は大いにあり得るわ」

その中には海外で戦ったケースもいくつかあるので、そこも聖地としてカウントすると考えると、世界中にあいつらみたいな奴らがいるということになる。何だかゲンナリしてきた。もうやだ、この星。

「ねえねえこれ見て。面白い記事があるわ」

レイチェルはパソコンを片手で操作しながら、俺の裾を引っ張った。そこにはとあるニュースサイトの記事を見せてきた。

『お宝誕生か!?』という題名の記事だった。

そこにはレインボーブリッジでの戦いで俺が瓦礫に埋もれて気絶しかけた際、俺の身体に乗っかっていた瓦礫の欠片が美術家の間で高値で取引されたという話題だった。そのニュースサイトでは過去にベルリンの壁の欠片が高値でオークションで取引されたケースがある為、これもその延長線ではないかと書かれていた。

「凄いわね、あんた。この瓦礫は歴史的価値のある物だってさ。近々美術館に飾られるかもしれないって」

「ああ、聞きたくなかった、そんな話」

ベルリンの壁の欠片≒俺の身体に乗っかっていたコンクリートという嫌な公式が頭に浮かんだ。どんなバグが起きればそんな公式が成立するんだ。

「ま、こんな話題が上るってことはそれだけ世界は平和だってことね」

「まあ、確かにな」

その言葉に思わず頷いてしまう。自分の世界が侵略されたレイチェルのそのセリフは非常に説得力がある。

世界が平和じゃなかったらあんな風に聖地巡礼する人も、取引だの何だのの話題は出ないだろう。

「ま、私たちはその平和を噛みしめながら、休日を楽しみましょうか? 正義の味方の特権って奴よ」

「ん、そうする…か?」

ふと顔を下げると、俺はあることに気がついた。

さっきからレイチェルのその目線は俺を向いておらず、近くにあるソフトクリームの売店へと向けられているのだ。ジーと脇目も振らないで機械からうねうねと出るソフトクリームを見ている。

…なるほどな、あれを食べたいのかコイツは。

「…分かったよ、今日はゆっくりと休もう。その前にお前が食べたいソフトクリームを買おうぜ」

「!?」

何で分かったんだ!? と言いたげな顔をしてレイチェルは顔を赤くし、俺へと視線の矛先を変えた。

そりゃあ、あれだけジッと見つめていたら誰だって分かるわ。こいつ頭は賢くてませているのに、変な所は年相応っていうのがな。

「わ、私はソフトクリームなんて子供っぽいお菓子なんて別に…!」

顔をプイッと背けるレイチェル。俺は少しばかり面白くなって、反撃しておくことにした。

「あっそ。だったら俺だけ買ってくるよ」

わざとらしく尻ポケットから財布を取りだして、ゆっくりと歩く。

「~!」

レイチェルは耐えきれなくなったのか、小走りで駆け寄ってきて、俺のズボンを掴んだ。

「ん? どうしたんだ?」

ニヤニヤしながらレイチェルを見る俺。そんなレイチェルは顔を真っ赤にしながら俯き、ぼそぼそと答える。

「…しい」

「ん? なんだって?」

そしてレイチェルはそんな俺のわざとらしい言動に腹が立ったのかローキックで俺の脛を蹴り、叫んだ。

「わ、私もソフトクリームが食べたいって言ってるのよ!」

それだけを言うと「あうう」と小動物みたいに縮こまった。

「欲しいのなら最初っからそう言えよな」

「…悪かったわね、変な気遣わせちゃって」

レイチェルはまたプイと顔を背けた。俺は何を言っているんだかと笑った。

「いいよ、それくらい。ソフトクリームだろうがアイスだろうが何だって買ってやるからよ」

「…じゃあ、じゃあ私…あのいちごの奴が食べたい」

「はいはい。じゃあ俺は…」

レイチェルはぶら下がっているメニューを指さした。

まるで親戚の子供の付添いのようだなと感じながら、俺は財布から小銭を取り出した。

 

 

 

 

 

 

「トゥアール様、お茶です」

「ああ、ありがとうございます愛香さん」

「わざわざ貴重な時間を割いて、私の為にブレスの制作に取りかかってくれて、誠にありがとうございます」

「いえいえ、この世界の、しいては正義のためですから」

同時刻、地下基地では愛香が顔を引き攣らせながらの笑顔で、憎き仇のトゥアールに紅茶を出していた。…しかしトゥアールは一口だけ紅茶を飲むと、すぐにカップをトレイに戻した。

「ああそうだ愛香さん。この紅茶に何か盛られているかもしれません。毒見をお願いできますか?」

大変意地が悪い顔でトゥアールは愛香に笑いかける。以前愛香から同じようなことをやられた経験があるのでその仕返しのつもりなのだろう。一瞬、愛香の顔はグッと強張る。

普段の愛香ならここで一発殴るか、「うるせえ飲め!」と無理矢理口に紅茶をねじ込むか、持ってきたトレイで顔面を叩くかのどれかを行うであろうが―愛香はにこやかに笑った。

「分かりました、トゥアール様」

そしてグイッと紅茶を飲んだ。トゥアールの口をつけた紅茶をまるで美味しそうにガブガブと飲んだ。

「ああそうだ、私なんだか肩がこっちゃったなー、巨乳はやっぱり肩がこりますねー」

「すぐに肩をおもみします」

「わぁ、ありがとうございます愛香さん」

「やっぱり巨乳は大変なんですね」

棒読みのトゥアールに愛香は何もやり返さず何も言い返さず、従順に肩を揉む。そんな愛香の顔は菩薩のような表情を浮かべていた。顔で微笑み、身体の中に怒りを溜めている、そんな危険な状態だ。

だが、そんな愛香をトゥアールは楽しむように煽っていく。機嫌一つで巨乳になれるテイルブレスの開発中止もあり得ない話ではない今、愛香はトゥアールに逆らえないのだ。このことをトゥアールはとことん楽しんでいた。

「愛香さん、知っていますか? 最近、ツインテイルズの食玩が発売されたんですよ」

「へえそうなんですか」

「全9種類ありまして、テイルレッドが4種類、テイルファイヤーが4種類。シークレットのテイルブルーが1種類なんですって」

「へえそうなんですか」

「不思議ですよねー、どうしてなんでしょうねー」

更に煽るトゥアール。

「さあ、私には分かりかねません」

「私が思うには、コスト削減の為だと思うんですよねー、テイルブルーは胴体がただの直方体だから、原型作りも楽そうですしねー、ねー」

「ええ、そうですね」

感情ゼロのような、能面のような顔を浮かべて答える愛香。

…トゥアールは気づいていないのだろうか。トゥアールが何らかのいやがらせをするたびに、愛香はしっかりとそれらをカウントしていることを。今までやられたいやがらせをしっかりと全て覚えていることを。

もし、もしもだ。これほどまでに愛香がプライドを捨てて、耐えているのにも関わらず、巨乳になれなかった。そんな事態になった場合、トゥアールはいったいどれほどまでのしっぺ返しをくらう羽目になるのか。

…考えただけで恐ろしいことになりそうだった。

 

 

 

 

「そうですか…ありがとうございます」

同時刻、神堂慧理那は行きつけの玩具店から出てきた。入り口近くに控えていた尊は慧理那へと駆け寄ってくる。

「どうでしたか、お嬢様?」

「駄目、でしたわ」

「…そうでしたか」

残念そうな顔をする尊を尻目に、慧理那はメモ帳にバツ印をつけながら、ため息をつく。近場の玩具店を全て見て回ったが、最後に訪れたこの店にも取り扱ってないとなるともう諦めるしかないのだろうか。

(やはり、どこにも売ってはいませんのね…)

慧理那の頭の中にあるのは、あの一年生、丹羽光太郎が持っていたテイルファイヤーのベルトだった。

つい先日に購入した『完全可動・アクションフィギュア テイルファイヤー』は慧理那の予想をはるかに上回る出来であった。慧理那の机の上にはテイルレッドとテイルファイヤーが仲良く手を繋いでいるポーズで大切に飾られている。…そのことが慧理那の中にあるツインテイルズ好きの魂に火をつけた。

あの1年生が持っていたベルト、限定品のテイルファイヤーのベルトが猛烈に欲しくなったのだ。丁度、月初めに差し掛かったことで母親からおこづかいが貰えたので、慧理那は購入を視野に入れ、玩具系のサイトを見てみたのだが…驚くことにテイルファイヤーのベルトの情報を見つけることができなかった。

どういうことだ? と慧理那は思った。確かにテイルファイヤーのアクセサリやベルトを模した玩具などは見つけることはできたが、あの時光太郎が持っていたような『限定品のベルト』の情報だけは最後まで見つけることができなかった。

限定品で数が少ないから、情報も少ないのだろうか? そう思うや否や、町中の玩具店を回り、聞いてみたが、結果は全て全滅。終いには「そんな商品本当にあるんですか?」と店員から言われてしまったほどだ。

「どういうことなのでしょうか…?」

慧理那は色々と考える。光太郎が何故、あんなベルトを持っていたのか? という疑問だ。限定品と言っておきながら、何故ネットで情報が見つからないのだろうか?

まず考えられるのはあのベルトは光太郎自身、自分の手で作ったということだ。自作のベルトとなると、売っていないのも当然。…でもそうなると、どうしてあの時自分に嘘をついたのか? という疑問が新たに生まれる。嘘をついてまで何か隠したいことでもあったのだろうか?

(丹羽君はモデラーでも目指しているのでしょうか?)

それから色々な推理をしてみる。身分を隠したモデラー、玩具メーカーからの刺客、熱狂的なツインテイルズ好きの一般人。そして…。

(丹羽君自身が、テイルファイヤーなのでは…)

一瞬、ほんの一瞬、思ったことだ。あのベルトはもしかしたら本物で、あの一年生、丹羽光太郎はテイルファイヤーの変身者なのでは、と。あまりにも大穴すぎる考えではあるが…。

「…ふふ」

そして直ぐにその愚かな考えを取り消した。あまりにもありえない話すぎて、慧理那自身笑ってしまった。

丹羽光太郎は男で、テイルファイヤーは女だ。そもそもの話、両者の性別は違うではないか。仮に光太郎に女装癖があったとしても、男性と女性では骨格からラインなど何もかもが一致しない。スイッチのオンオフみたいに人の性別が簡単に変わる訳がないし、仮にそんな技術があるのなら自分のこの小さな身体を大きくして欲しいものだ。

(それに…あんなに美しい女性が、男性な訳がないではありませんか)

テレビの見過ぎだと自分自身でも思いながら、慧理那は次に光太郎に会ったら、どこであのベルトを手に入れたのかを聞こうと決心し、帰路に就くのだった。




レイチェルと光太郎の休日の光景をトゥアールが見たら発狂するか、光太郎に殴りかかるかのどちらかを取ると思うのですが…皆さんはどう思いますか?
次回もお楽しみに!

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