といいましたね、嘘です。というわけで11話です
無謀な挑戦
またしてもクラシック三冠レースを逃してしまったロマンストレイトこと俺は自主練に励んでいる。
トレーニングを続けていると不思議と悔しさが情熱に変わり、意欲に繋がる。
あと調教師さんが馬主さんに何か話していたけど気になりはしなかった。トレーニングに夢中になっていたからな。
6月4日
プールで泳ぎながらトレーニング。今日も真面目にトレーニング(語彙力)
6月8日
なんか馬主と調教師、厩務員の方々が俺の体と走りをいつもの7割増し真剣な表情でじっくり見ていたな。なんか俺は遠くない日に大レースにでも行くのか?皐月ダービー負けた俺が。まっさかー
6月14日
やばい、皐月賞や日本ダービーの時よりトレーニング内容が明らかに気合いが入ってる。まぁあの時と比べて体は強くなったからやれるけど。
6月21日
は?宝塚?宝塚記念出走するのか?俺?
獲得賞金やら票は十分あったから登録した?マジで?
……二冠馬メイショウサムソンさんカンパニーさん、アサクサキングスさん、も来る?なんだよ先輩方しかいないじゃん………。
待てよ?宝塚記念?宝塚記念って確か、グランプリだったよな?つまり俺クラシック先輩方シニア……ヤバい。
……………武者震いと寒気で震えてきた。
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これから宝塚記念の出走する方々をまとめていく。
最初にメイショウサムソンさん。2006年の皐月賞日本ダービーの覇者でありながら2007年の天皇賞の春と秋を制した最強クラスの実力馬。
次にアサクサキングスさん。2007年の菊花賞を制覇した方。この方も要注意。
後の方々はあまり話を聞いたことはないがそれでも一年という経験の差は大きい。事実ダービーを制したウオッカ先輩も3歳、つまりクラシックの宝塚記念では大敗している。現状弥生賞・皐月賞・日本ダービーの三レースを惜敗している自分に勝ち目は薄い。
…………そんな弱音吐いてたらドリームジャーニー先輩に喝入れられた。ピエン。
§────§
調教師さんが考えた勝つための作戦は前目について先行してハナ差でもいいから前に出て勝つこと。先行は初めてではないけど、馬群苦手なんだよね。道探す間に負ける可能性やら全方位の馬にぶつからないようにペースを維持しないといけないからな。
なおまた騎手が変わ………ることなく池谷騎手だった。久しぶり(違う)でございます、日本ダービー以来ですね。
………え?また追い切りですか?そうでしたねそんな時期でした。
…………俺は夢でも見てるのかね?
先行してて14馬身くらい離れてた先輩方を
ぶち抜いてしまったし、抜き去る間の記憶がない。
最後に覚えているのは息苦しさを感じながら負けたくない勝ちたいと思ったことくらいだ。
もしかしたら………………もしかするかもしれない。
─────
『ねぇ、ロマン君』『プスカか、どした?』
『君は"もう1頭のダービー馬"』『は?』
何いってんだ?
『あの時僕が負けていたとしたら、1着は君以外あり得ない』
おん
『………ファイト、僕たちのファーストバッター』
『わかったよ』
§▼△▼△▼§
2008年6月29日
【第49回宝塚記念】
芝2200m 右回り 小雨・重
「ダービーでの敗北を糧に池谷ジョッキーと古馬相手に挑みます、15番ロマンストレイト、7番人気です」
…………これがグランプリ。
春の………上半期の最終戦。
ウオッカさんが勝てなかった3歳での宝塚記念。
俺は負けるかもしれない。いや負けるだろうな
でもそれでも
勝ちたい
たとえ、初めて小雨でのレースでも、重馬場でのレースでも。勝てる可能性が低くても。
俺は過去の俺や池谷さん、そしてプスカに応えにいく。
「スタートしました」
俺の今の全力、出しきってやる。
「先行争いに入っていきます、15番ロマンストレイトは5番手あたりについたか」
……まず、先行の場所に着けた……あとは頑張れ俺
「外からエイシンデピュティ」
……こいつ!この先輩は!逃げ切るつもりか!?
脚が重馬場に取られて走りにくいが、特訓の成果はでてる……
まだ問題はない、囲まれないように注意して、脚を溜める。
アドマイヤフジさんやアサクサキングスさん、インティラミさんもいる。そしてメイショウサムソンさん…………
いや、それよりも
エイシンデピュティさん…………あの先輩を
『差し切れば勝てる』と俺の勘が言っている。
半分は過ぎた………ここからだな………!!
後編へ続く
原作:ウマ娘なんだからここらでウマ娘のロマンストレイトの物語を出した方が良い?
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出せ
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出さなくていい(このまま馬生書け)
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ところで『馬の次はウマ娘かぁ』の方は?