逆転勝利、その
宝塚記念勝利からクラシック最後の一冠である菊花賞へ行く事になった。スタミナを鍛えることに力を入れているようだ。それもそのはず、菊花賞はすべての3歳馬にとってはじめての3000メートルのレース。それに耐える総合的な強さがなければならないため《最も強い馬が勝つ》とも言われる。父マンハッタンカフェのG1初制覇がこの菊花賞、そして俺にとってはクラシック最後の一冠。…………最後の一冠という点では他の同世代の奴らも同じである。
ブラックシェルやタケミカヅチ、マイネルチャールズにフローテーションなどが主な面々だがプスカがこんなことを言っていた
『強かったよ、おーけん君』
おーけん、オウケン…………オウケンブルースリか。
オウケンブルースリ。2001年ダービー馬"ジャングルポケット"の子供。俺が初めて見た時の感想は、『正面が真ん中の皮を剥いだコッペパン』、俺は人の飯に飢えていたのかね?
神戸新聞杯ではプスカことディープスカイの3着に敗れたようだがその時の2着はブラックシェル。皐月賞・NHKマイルカップ・ダービーで好走した実力者。なるほど上がり馬。キャプテントゥーレやディープスカイは出走しないのは残念だが、そいつらの分もしっかりと好走しますか。
……騎手?乗り変わり?お相手は………まじで?
親父と同じ人だー!!!!!!!!
エルコンドルパサーやドリームジャーニー先輩にも乗ったっていうあの人じゃないか!!
あの蛯江ジョッキー!じゃないか!!!
《ロマンストレイトのやる気が絶好調になった》
───追い切り
追い切りではある1頭の馬が特に目を引いた。
新馬戦のときの馬。
『フゥ、ヒィ………!』
このめっちゃ逃げてバテ果ててるこの馬が件の馬。
"クレイジーオーダー"である。
父にタップダンスシチー。母にキョウエイマーチ。母の父にダンシングブレーヴ…………お気づきだろうか、自分の母父とこいつの母父は同じダンシングブレーヴである。
……負けていられないな。俺も。
§▼△▼△▼§
2008年10月26日
【第69回菊花賞】
京都競馬場 右回り・外
芝3000m 曇・良
「春のグランプリを制した王者は父と同じ菊を求める。13番ロマンストレイト、蛯江ジョッキー。1番人気です」
「新馬戦の雪辱を果たすべく逃亡者は菊の舞台へやってきた。3番クレイジーオーダー。14番人気です」
…………俺の予想では先行が一番最優だろうな……クレイジーオーダーの逃げの程度次第ではこちらが潰れかねないが。
それにオウケンブルースリがどの戦法で来るのかだ……
おそらくは差しか追い込みだろうな……
まぁ、最善を尽くせばいい。蛯江さんも最善を尽くすからな。
───────
「第69回菊花賞」
ゲートが開き、一気に飛び出す!
「スタートしました」
「好スタートを切ったのは3番クレイジーオーダーと一番人気13番ロマンストレイト」
「ハナを進んで行くクレイジーオーダー、その3馬身後ろにロマンストレイト」
「2番人気オウケンブルースリは中団に落ち着いた」
「逃げるクレイジーオーダー」
「1000m通過、タイムは56.7秒のハイペース!!このままこの2頭はもつのか」
「さぁ!超ハイペースの中で最後の直線!最初にあがって来たのはクレイジーオーダー!クレイジーオーダー先頭!後ろからロマンストレイトとオウケンブルースリが追ってくる!差がなくなっていく!!!」
「クレイジーオーダー!ロマンストレイト!ロマンストレイト先頭変わった!2番手にはオウケンブルースリ!」
『俺が勝つ』
オウケンブルースリは返しの言葉を言った
『いいや!!自分が勝つ!!』
それでいい
「オウケンブルースリが追うが!ロマンストレイトがリードを広げる!!3番手はクレイジーオーダーだが後ろは離れている!!ロマンストレイト!新たな変則二冠達成!!!!!」
「宝塚と!菊の舞台を制しました!!!」
「2着にはオウケンブルースリ!3着にはクレイジーオーダー!!」
「レコードです!!3分2秒5!!0.2秒のタイム更新です!」
『………負けたか……くそっ!』
『…………………』
『ロマンストレイト……あんたは強い』
『ならどうする?』
『いつかあんたを打ち負かす!』
『それは楽しみだ』
菊花賞
1着ロマンストレイト R3:02.5
2着オウケンブルースリ 2馬身差
3着クレイジーオーダー クビ差
3着までレコード
原作:ウマ娘なんだからここらでウマ娘のロマンストレイトの物語を出した方が良い?
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出せ
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出さなくていい(このまま馬生書け)
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ところで『馬の次はウマ娘かぁ』の方は?