童貞は単純である。
あとご意見があったため二話をちょっと書き換えました。
主人公の超能力強くなってしもた。
峰理子はとある存在に対して興味を持っていた。
元々はとある筋からの情報でたまたま耳にしたものだが、それは余りにも突拍子もない情報であった。
曰く、その者は入試を免除されている。
曰く、その者は武偵局直々に推薦され、鍛えられた存在である。
曰く、その者はSSR科という他の科に比べてSランク生が圧倒的に少ない科なのみも関わらずSランクである。(これに関してはSSR科自体の特殊性により、そもそもの母体数が少ないという理由もあるのだが)
ここまではそれなりの情報通ならば手に入れることのできるもの、これでも充分凄まじいが理子の気を引いたのはこの続きだ。
曰く、その者のGはたったの半年で8も上昇したということ。
曰く、彼は半年前まではただの一般人であったこと。
曰く、彼はあの服部絶蔵に師事し、たぐいまれなる才を発揮し暗殺技術を教えられたということ。それも半年でだ。
改めて情報を頭の中で反芻させても到底信じがたい。
だが、理子には信じないという選択肢はなかった。
それはひとえに理子がイ・ウーに所属していたからである。
イ・ウーにはそれこそ人外ばかりであった。
それこそこの情報の人物よりもさらにだ。
どいつもこいつも人間ではないようなものばかり、まぁ実際に化物もいたのだが。
だがらこそ理子は神原 悠という少年の情報は間違えではないと考えている。
「まぁそれにしてもチートだよねー♪」
だからこそ、今日の入学式は楽しみである。
アイツに囚われている限り自分には永遠に自由は訪れない。
期待も希望もそこそこにしか持たない。それがうまくいかなかったときの絶望をしっているからだ。
けれども、もしも件の人物がアイツを倒す可能性があるのなら
「利用しない手はないよね~♪ 理子のために頑張ってくれるよね? ゆ・う・く・ん♪」
神原 悠
どうも、神原 悠です。
ようやく名前が判明しました。
俺はとてつもないほど悩んでいた。
それは、俺って完全なキルア劣化版じゃないのかということだ。
超能力にしろ武器にしろ暗殺技術にしろ才能にしろだ。
幸いこの世界にはハンターハンターの漫画がないため、他人に「あれ? アイツキルアじゃね。外見とか全然違うけど」とか思われる心配はない。
だが、俺はもう俺という存在を見失いそうになっていた。
だってキルアだもん。
……中途半端にな
ここまでキルアの要素があるのにも関わらず俺は名前も外見も全然キルアじゃないのだ。
髪の色だって栗色だし、名前もキルア要素がない。
完全に中途半端なのだ。
キルアのエッセンスを詰め込んだ別人。
俺はもう神原 悠でもキルアでもない中途半端な存在なのだと思っていた。
まぁあくまで過去形なんだけれどね!
いいことあったからもうどうでもよくなったよ!
なんかさ、俺、あの理子りんに一目惚れされちゃったみたいなんだ。
今日入学式だったんだけど、たまたま学校の行き道で理子りんに出会ってさ、なんか顔真っ赤にしながら一目惚れしました、付き合ってくださいって言われた。
それがすっごく嬉しくってさ、ヤバイよな!
いきなり原作キャラから惚れられるなんてさ。
理子は原作の中じゃ小悪魔キャラだけど、こういう一面もあったんだな。
嘘っぽい感じもしなかったし、きっとあれ本心からだよな!
まさかまだ入学式も済ませてないのに、彼女できるなんてな。
なんか色々あった悩み(なんで武偵やのに暗殺技術習いまくってるんだよとか)も吹っ切れた!
あれ? 俺ってけっこう単純?